JP2006194575A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2006194575A
JP2006194575A JP2005358739A JP2005358739A JP2006194575A JP 2006194575 A JP2006194575 A JP 2006194575A JP 2005358739 A JP2005358739 A JP 2005358739A JP 2005358739 A JP2005358739 A JP 2005358739A JP 2006194575 A JP2006194575 A JP 2006194575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
refrigerator
caster
box
heat insulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005358739A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Yamaguchi
太郎 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005358739A priority Critical patent/JP2006194575A/ja
Publication of JP2006194575A publication Critical patent/JP2006194575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

【課題】断熱箱体天面に圧縮機を配設した冷蔵庫の転倒防止を図ることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】断熱箱体1の天面部に備えられた圧縮機16は、複数の脚16aを介して天面部に備えられて、断熱箱体1の下面に備えられたキャスターのうち断熱箱体の最も背面側に備えられた後輪キャスター35は、断熱箱体1の背面断熱壁もしくは側面断熱壁の少なくとも一方の最も後方側に備えられた固定部材42に取り付けられた位置することにより、断熱箱体1の天面に圧縮機16を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は圧縮機を天面部に積載した冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むと共に、その使い勝手や収納性の向上が求められている。
従来のこの種の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の底面部に冷蔵庫の運搬用と冷蔵庫本体の重量を支える為のキャスターが取り付けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
図10は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の要部斜視図である。図11は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の要部上面図である。
図に示すように、冷蔵庫本体である断熱箱体21の背面下部には凹み部20が設けられ、冷蔵庫本体の重量を支えるためのキャスター4部品(前輪2ヶ所、後輪2ヶ所)の内、後輪キャスター23(2ヶ所)は断熱箱体21を左右方向に支える補助板23に取り付けられ、その補助板23を冷蔵庫底面に取り付ける構成となっている。
特開平8−210755号公報
しかしながら、上記従来の構成では、冷蔵庫の上部後方側に冷蔵庫の構成部品の中で比較的重量の重い物である圧縮機や凝縮器や冷媒配管や制御基板を収納し、冷蔵庫の重心位置が高くなった場合、冷蔵庫が傾きやすくなり、場合によっては転倒する可能性もあるといった問題があった。
床に対して通常4点支持されている冷蔵庫は、各支持点から重力方向に伸ばした4本の垂線の外側に重心が位置すれば転倒の可能性が生じる。このように、重心位置が高くなればなるほど冷蔵庫の設置傾きや外力による冷蔵庫傾斜に対して、少ない傾斜角度で転倒する可能性がある。
こういった場合、転倒までは至らない場合であっても、冷蔵庫が傾くことによって、特に圧縮機が配置されている背面側において冷蔵庫本体の重量を支えるための後輪キャスターに荷重が集中し、後輪キャスターやその取り付け部が変形することにより冷蔵庫が不安定な支持状態になり、より転倒の可能性が増すといった懸念があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、断熱箱体天面に圧縮機を設けた場合でも冷蔵庫本体の重量の不安定性を軽減し、さらなる転倒防止を図る冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、断熱箱体と、前記断熱箱体の天面部の後方側に設けた凹み部と、前記凹み部内に備えられた圧縮機と、前記断熱箱体の下部に備えられ前記断熱箱体の重量を支えるとともに前記断熱箱体を設置面に対して水平方向に移動可能とする複数のキャスターとを有し、前記複数のキャスターのうち前記断熱箱体の最も後方側に備えられたキャスターは、前記断熱箱体の背面断熱壁もしくは側面断熱壁の少なくとも一方の最も後方側に備えられた固定部材に取り付けられたものである。
これによって、後方に設置したキャスターが断熱壁に備えられた固定部材で強固に軸支される為、冷蔵庫本体の後方への傾きに抗して支える配置構成となり、断熱箱体の天面に圧縮機を配設したことによって冷蔵庫本体の重心が高くなる場合でも、冷蔵庫の転倒に対する不安定性を軽減することができる。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の重心が高くなった冷蔵庫においても、転倒に対する不安定性を軽減することで、さらなる転倒防止を図ることができる。
請求項1に記載の発明は、断熱箱体と、前記断熱箱体の天面部の後方側に設けた凹み部と、前記凹み部内に備えられた圧縮機と、前記断熱箱体の下部に備えられ前記断熱箱体の重量を支えるとともに前記断熱箱体を設置面に対して水平方向に移動可能とする複数のキャスターとを有し、前記複数のキャスターのうち前記断熱箱体の最も後方側に備えられたキャスターは、前記断熱箱体の背面断熱壁もしくは側面断熱壁の少なくとも一方の最も後方側に備えられた固定部材に取り付けられたものである。
これによって、圧縮機を断熱箱体上部後方の庫内側に凹ませた凹み部に配置して、冷蔵庫本体の全高を抑えながら特に下部貯蔵室の収納性や使い勝手の向上を図ろうとする冷蔵庫において、後方に設置したキャスターが断熱壁に備えられた固定部材で強固に軸支される為、冷蔵庫本体の後方への傾きに抗して支える配置構成となり、断熱箱体の天面に圧縮機を配設したことによって冷蔵庫本体の重心が高くなる場合でも、冷蔵庫の転倒に対する不安定性を軽減することができ、冷蔵庫本体の重心が高くなった冷蔵庫においても、転倒に対する不安定性を軽減することで、さらなる転倒防止を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記断熱箱体は少なくとも二つ以上の断熱区画を設けてあり、最下部の断熱区画が引き出し式の最下段貯蔵室であるものである。
これによって、冷蔵庫の下段に引出し式の貯蔵室を有する場合、扉を開けると貯蔵室構造部品である引出し扉、収納ケース、引出しレール及び収納物が断熱箱体外部に飛び出す構成となり、冷蔵庫の重心は前方に移動すると共に冷蔵庫本体側の重量が軽くなるために、前方に転倒しやすい条件となるが、冷蔵庫の下段に引出し式の貯蔵室を備えた場合でも、圧縮機を天面の後方に備えることで冷蔵庫の前後方向の重心を背面側に位置させた上で、後輪キャスターの配置によって断熱箱体の背面側の転倒安定性を向上させたことで、本体の重心が高い冷蔵庫の転倒に対する背面側の不安定性を軽減することに加えて、冷蔵庫の転倒に対する前面側の不安定性も軽減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、断熱箱体の最も後方側に備えられたキャスターを軸支する固定部材が前記断熱箱体の背面断熱壁の鉛直面に取り付けられたことにより、キャスターをより後方側に位置させることが可能となり、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の後方側への不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、キャスターを軸支する固定部材が断熱箱体の側面断熱壁の最も後方側の前記側面断熱壁から背面断熱壁に渡って一体として形成されたことにより、キャスターをより側面側に位置させることが可能となり、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の側面側の不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記キャスターを軸支する固定部材が前記断熱箱体の背面断熱壁と側面断熱壁が交差するコーナー部の鉛直面に渡って取り付けられたことにより、キャスターをより背面側でかつより側面側に位置させることが可能となり、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の背面側および側面側の不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、前記キャスターを取り付ける補強部材を前記断熱箱体の中に取り付け、断熱材と一体発泡することにより、前記断熱箱体の構造強度を向上させると同時に、前記キャスターを取り付ける土台の役割を果たすことで冷蔵庫の不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記キャスターを取り付ける補強部材を前記断熱箱体の外側に取り付けることにより、前記断熱箱体の構造強度を向上させると同時に、前記キャスターを取り付ける土台の役割を果たすことで冷蔵庫の不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明において、前記キャスターは前輪キャスターおよび後輪キャスターの対を一体に軸支する固定部材で前記断熱箱体に取り付けたことで、前記断熱箱体の構造強度を向上させると同時に、前記キャスターを取り付ける土台の役割を果たすことで冷蔵庫の不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の発明において、キャスターのうち、後方側に備えられた後輪キャスターの対を一体に軸支する補強部材を有し、前記補強部材は、断熱箱体の側面断熱壁の最も後方側の前記側面断熱壁内に備えられた固定部材に固定されるものである。
これによって、後方に設置したキャスターが断熱壁に備えられた固定部材に加えて、さらに後輪キャスターの対を一体に軸支することでより強固に軸支される為、冷蔵庫本体の後方への傾きに抗して支える配置構成となり、断熱箱体の天面に圧縮機を配設したことによって冷蔵庫本体の重心が高くなる場合でも、冷蔵庫の転倒に対する不安定性を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成について同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略断面図を示すものであり、図2は傾斜時の冷蔵庫概略断面図を示すものであり、図3,図4,図5,図6,図7,図8の(a)は同実施の形態における冷蔵庫の斜視図、(b)は同実施の形態におけるキャスター取り付け部の詳細図であり、図9の(a)は同実施の形態における冷蔵庫の要部断面図、(b)は同実施の形態におけるキャスター取り付け部の平面図である。なお、背景技術と同一構成については同一符号を付す。
図1において、断熱箱体1はABSなどの樹脂体を真空成型した内箱24とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱25とで構成された空間に発泡断熱体26を注入してなる断熱壁を備えている。
断熱箱体1は複数の断熱区画に区分されており上部を回転扉式、下部を引出し式とする構成をとってある。上から冷蔵室2、並べて設けた引出し式の切替室27および製氷室28と、引出し式の野菜室4と引出し式の冷凍室3となっている。上から冷蔵室回転扉5、切替室引出し扉29、製氷室引出し扉30、野菜室引出し扉7、冷凍室引出し扉6である。冷蔵室回転扉5には扉ポケット31が収納スペースとして設けられており、庫内には複数の収納棚8が設けられてある。また冷蔵室2の最下部には貯蔵ケース32が設けてある。断熱箱体1は天面部に天面後方部を窪ませた凹み部10を設け、その中に圧縮機16は、圧縮機16に固着された脚16aに備えられた弾性部材61を介して配置し、凹部カバー15にて覆われている。また、弾性部材61の中心部には貫通孔が設けられており、圧縮機16に固着された脚16aと凹み部10とはこの貫通孔を通したボルト等を用いて固設されている。
底面33は冷蔵庫の設置支持点となる前輪キャスター34が2点、後輪キャスター35が2点設けられており、前輪キャスター34および後輪キャスター35は、冷蔵庫の転倒に対する安定性を向上させるために最大限キャスター間寸法を拡大している。
また、後輪キャスター35の設置面である床面60との接点35aが圧縮機16と凹み部10とを固定する複数の支持点のうち最も背面側に位置する背面支持点16bの鉛直方向に下ろした垂線が床面60と交わる交点16cを含んで、この交点16cよりも断熱箱体1の背面側に位置している。
この時、後輪キャスター35の床面60との接点35aは略円形状の後輪キャスター35の場合は、後輪キャスター35の回転中心軸から鉛直方向に下ろした垂線35bの後輪キャスター下端部との接点である。
また、圧縮機16と凹み部10とを固定する複数の支持点とは、圧縮機16に固着された脚16aと凹み部10とをボルト等によって固着されているので、その固着部を指す。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
断熱箱体1の天面後方部の凹み部10に、冷蔵庫の構成部品の中で比較的重量物である圧縮機16を配置した場合、冷蔵庫は重心位置が高くなり転倒しやすくなる。
図2に示すように、床に対してキャスター36などで通常4点支持されている冷蔵庫は、各支持点から重力方向に伸ばした4本の垂線37の外側に重心が位置すれば転倒の可能性が生じる。また、重心位置が高くなればなるほど冷蔵庫の設置傾きや外力による冷蔵庫傾斜に対して、少ない傾斜角度38で転倒する可能性がある。
冷蔵庫の重心位置は庫内に収納物を入れて使用するため、収納状況によって異なるが、使い勝手の面から上段を回転扉式、下段を引出し式の貯蔵室とすると、上段貯蔵室である冷蔵室2の下端面39はおおよそ700〜1200mmの範囲にあり、これ以上高いと引出し式貯蔵室が非常に使いにくくなってしまう。また引出し式貯蔵室の間口寸法の取り合いから約1000mmとしていることも多い。
さらにまた、冷蔵庫奥行き寸法はおおむね600〜700mmであり、冷蔵庫奥行き寸法の1/2の中心線40と冷蔵室2の下端面との交点41を定め、この交点を冷蔵庫傾斜に対してより安定化させることで転倒に対して安定性の向上を図ることができる。
キャスター36の位置を冷蔵庫外郭から50mm内側とし中心線40との距離を250mmとすると、最も高い冷蔵室2下端面39の位置1200mmに対して床の傾斜角度38が約12°で、支持点から伸ばした重力方向の垂線37の外側に交点41が位置することになる。
よって図3に示すように、後輪キャスターの固定部材42を断熱箱体背面壁43の鉛直下に取り付ける構造をとることにより、後輪キャスター35自体を断熱箱体背面壁43の鉛直下に取り付けることができるため、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の前後左右方向の転倒に対して不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
また、本発明では後輪キャスター35の床面60との接点35aが圧縮機16と凹み部10とを固定する複数の支持点のうち最も背面側に位置する背面支持点16bの鉛直方向に下ろした垂線が床面60と交わる交点16cを含んで、この交点16cよりも断熱箱体1の背面側に位置しているので、圧縮機16の断熱箱体1を固定する複数の支持点のすべてが後輪キャスターと床との接点の上下方向の垂線35bよりも冷蔵庫の前面側に位置することとなり、断熱箱体1の天面に圧縮機16を配設した本体の重心が高い冷蔵庫において、背面側の転倒に対する不安定性を軽減することができる。
これによって、圧縮機16を断熱箱体1の上部後方の庫内側に凹ませた凹み部10に配置して、冷蔵庫本体の全高を抑えながら特に下部貯蔵室である冷凍室3の収納性や使い勝手の向上を図ろうとする冷蔵庫において、圧縮機16の上部後方配置による重心移動で後方への転倒が懸念されることに対して後輪キャスター35が冷蔵庫本体の後方への傾きに抗する支えとなり、本体の重心が高い冷蔵庫の後方への転倒に対する不安定性を軽減することができるものである。
なお、本実施の形態においては、後輪キャスター35の床面60との接点35aが、少なくとも圧縮機16を支持する最も背面側の背面支持点16bの鉛直方向に下ろした垂線が床面60と交わる交点16cを含んで、この交点16cよりも断熱箱体1の背面側となるように構成したが、後輪キャスター35の前後方向の位置が、圧縮機16自体の前後方向の位置よりも後方になるように設定することにより、断熱箱体1の後方への転倒不安定性に対して一層の安心感を与える構造となり得る。
このような構造は、凹み部10内に収容する圧縮機16の後方スペースに多少の余裕がないと構成しにくいものであるが、図3に示すような後輪キャスターの固定部材42を断熱箱体の底面断熱壁から背面断熱壁43の二面に渡って取り付け、また、背面断熱壁43の最も後方側の鉛直下に直接(補強板等は含めても)取り付ける構造をとることにより可能となり、また、圧縮機16を例えば奥行き方向の小型化が可能な回転式圧縮機等を採用することによって、圧縮機16の後方スペースをこの目的のために一部引き当てることも可能である。
また図4に示すように、キャスターの固定部材44を断熱箱体側面壁45の鉛直下に取り付ける構造をとることにより、後輪キャスター35自体を断熱箱体側面壁45の鉛直下に取り付けることができるため、これによって、後方に設置したキャスターが断熱壁に備えられた固定部材で強固に軸支される為、冷蔵庫本体の後方への傾きに抗して支えることができ、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の前後左右方向の転倒に対して不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
また図5に示すように、キャスターの固定部材46を断熱箱体背面壁43と側面壁45のコーナー部47に取り付けることにより、断熱箱体背面壁43と側面壁45との二面に渡って備えることができ、後輪キャスター35を断熱箱体コーナー部47に取り付けることができるため、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の前後左右方向の転倒に対して不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
また、図4、図5のように固定部材を断熱箱体の壁面に備え、それにキャスターを固定することができるので、断熱体26で一体発泡されている為に強度の大きい断熱箱体備えられた固定部材42,44にキャスターを固定することができ、よりキャスターを強固に軸支することにより冷蔵庫本体の後方への傾きに抗して支えることができる。
また図6に示すように、後輪キャスター35を取り付ける補強部材48を断熱箱体1の中に取り付け、断熱体26と一体発泡することにより、前記断熱箱体1の構造強度を向上させると同時に、後輪キャスター固定部材49を前記補強部材48に取り付ける構造が取れ、後輪キャスター35自体を断熱箱体背面壁43と断熱箱体側面壁45の固定部材の鉛直下に直接取り付けることができるため、最も荷重のかかりやすい後輪キャスター35を断熱壁内部に備えられた固定部材49で強固に軸支される為、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の前後左右方向の転倒に対して不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
また図7に示すように、後輪キャスター35を取り付ける補強部材50を断熱箱体1の外側に取り付けることにより、前記断熱箱体1の構造強度を向上させると同時に、後輪キャスター固定部材49を前記補強部材50に取り付ける構造が取れ、後輪キャスター35自体を断熱箱体背面壁43と断熱箱体側面壁45の鉛直下に取り付けることができるため、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の前後左右方向の転倒に対して不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
また図8に示すように、前輪キャスター34および後輪キャスター35の対を一体に固定する補強部材51を断熱箱体1の外側に取り付けることにより、前記断熱箱体1の構造強度を向上させると同時に、後輪キャスター固定部材49を前記補強部材51に取り付ける構造が取れ、後輪キャスター35自体を断熱箱体背面壁43と断熱箱体側面壁45の鉛直下に取り付けることができるため、断熱箱体の天面に圧縮機を配設した、本体の重心が高い冷蔵庫の前後左右方向の転倒に対して不安定性を軽減し、転倒防止を図ることができる。
また、図9(a)に示すように後輪キャスター35は断熱箱体側面壁45の最も後方側備えられた固定部材52に取り付けられているので、後方に設置した後輪キャスター35が断熱壁内に備えられた固定部材52で強固に軸支される為、冷蔵庫本体の後方への傾きに抗して支える配置構成となり、断熱箱体の天面に圧縮機を配設したことによって冷蔵庫本体の重心が高くなる場合でも、冷蔵庫の転倒に対する不安定性を軽減することができる。
また、図9(b)に示すように後輪キャスター35は断熱箱体側面壁45の最も後方側に備えられた固定部材52に取り付ける際に、後輪キャスター35同士をつなぐ強度の高い鋼板からなる補強部材53が備えられており、後輪キャスター35はこの補強部材53に取り付けられた上で、さらに断熱壁内に備えられた固定部材52へ固定される為、断熱箱体が左右方向にねじれが発生した場合でも、後輪キャスター35同士をつなぐ強度の高い鋼板からなる補強部材53によって左右方向における強度を向上させることで、後輪キャスター35同士のねじれ等によって特定のキャスターに荷重が集中するのを防ぎ、さらにこの補強部材53を断熱壁内に備えられた固定部材52に固定することで、後輪キャスター35が強固に軸支される為、冷蔵庫本体の後方への傾きに抗して支える配置構成となり、断熱箱体の天面に圧縮機を配設したことによって冷蔵庫本体の重心が高くなる場合でも、冷蔵庫の転倒に対する不安定性を軽減することができる。
なお、上述の実施の形態ではキャスターを前後に備えた所謂4輪キャスターを備えた冷蔵庫について述べたが、冷蔵庫の容量がそれほど大きくない場合は、キャスターは少なくとも後輪の2輪があれば冷蔵庫の移動には支障がないため、前方の2輪は単なる固定脚であってもよい。
また、冷蔵庫の下部に引出し式の貯蔵室を有する場合、扉を開けると貯蔵室構造部品である引出し扉、収納ケース、引出しレール及び収納物が断熱箱体1外部に飛び出す構成となり、冷蔵庫の重心は前方に移動すると共に冷蔵庫本体側の重量が軽くなるために、前方に転倒しやすい条件となる。このように、重心位置が高ければ軽度の傾斜状態でも転倒しやすくなることが問題である。さらに引出し式貯蔵室が引き出された状態では、通常上から収納物の出し入れすることが多く、構成上引出し扉に力をかけられることがあるので、さらに転倒安定性向上が望まれる。またさらに引出し式の貯蔵室は通常取外し可能に設計されているので、下部にある引出し式貯蔵室が取外された場合に断熱箱体下部の重量が減少し、転倒しやすくなる。このように大幅な重量変化のある下部引出し貯蔵室を安定化させることは転倒防止に対して重要である。
よって本実施の形態では、下部に引出し式の貯蔵室である切替室27および野菜室4および冷凍室3を備えているので、断熱箱体1の天面部の後方側に凹み部10を設けるとともにこの凹み部10に圧縮機を配設することで、冷蔵庫の前後方向の重心を背面側に位置させた上で、後輪キャスター35の配置によって断熱箱体1の背面側の転倒安定性を向上させ、本体の重心が高い冷蔵庫の転倒に対する背面側の不安定性を軽減することに加えて、冷蔵庫の転倒に対する前面側の不安定性も軽減することができる。
本発明の冷蔵庫は、本体の重心が高い箱体の転倒防止を図ることができるので、業務用の大型冷蔵庫および冷凍庫やショーケースといった冷凍機器にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略断面図 同実施の形態を説明する傾斜時の冷蔵庫概略断面図 (a)同実施の形態における冷蔵庫の斜視図(b)同実施の形態におけるキャスター取り付け部の詳細図 (a)同実施の形態における冷蔵庫の斜視図(b)同実施の形態におけるキャスター取り付け部の詳細図 (a)同実施の形態における冷蔵庫の斜視図(b)同実施の形態におけるキャスター取り付け部の詳細図 (a)同実施の形態における冷蔵庫の斜視図(b)同実施の形態におけるキャスター取り付け部の詳細図 (a)同実施の形態における冷蔵庫の斜視図(b)同実施の形態におけるキャスター取り付け部の詳細図 (a)同実施の形態における冷蔵庫の斜視図(b)同実施の形態におけるキャスター取り付け部の詳細図 (a)同実施の形態における冷蔵庫の要部断面図(b)同実施の形態におけるキャスター取り付け部の平面図 従来の冷蔵庫の要部斜視図 従来の冷蔵庫の要部上面図
符号の説明
1 断熱箱体
2 冷蔵室(上段貯蔵室)
3 冷凍室(最下段貯蔵室)
4 野菜室(下段貯蔵室)
10 凹み部
16 圧縮機
16a 脚
16b 圧縮機の支持点のうち最も後方側に位置する支持点
16c,41 交点
34 前輪キャスター
35 後輪キャスター
35a 後輪キャスターと床面との接点
36 キャスター
42,44,46,49,52 後輪キャスター固定部材(固定部材)
44 後輪キャスター固定部材
47 コーナー部
48,50,51,53 補強部材
60 床面(設置面)

Claims (9)

  1. 断熱箱体と、前記断熱箱体の天面部の後方側に設けた凹み部と、前記凹み部内に備えられた圧縮機と、前記断熱箱体の下部に備えられ前記断熱箱体の重量を支えるとともに前記断熱箱体を設置面に対して水平方向に移動可能とする複数のキャスターとを有し、前記複数のキャスターのうち前記断熱箱体の最も後方側に備えられたキャスターは、前記断熱箱体の背面断熱壁もしくは側面断熱壁の少なくとも一方の最も後方側に備えられた固定部材に取り付けられた冷蔵庫。
  2. 断熱箱体は少なくとも二つ以上の断熱区画を設けてあり、最下部の断熱区画が引き出し式の最下段貯蔵室である請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 断熱箱体の最も後方側に備えられたキャスターを軸支する固定部材が前記断熱箱体の背面断熱壁内の鉛直面に取り付けられた請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. キャスターを軸支する固定部材が断熱箱体の側面断熱壁の最も後方側の前記側面断熱壁から背面断熱壁に渡って一体として形成された請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. キャスターを軸支する固定部材が前記断熱箱体の背面断熱壁と側面断熱壁が交差するコーナー部の鉛直面に渡って取り付けられた請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. キャスターを取り付ける補強部材を前記断熱箱体の中に取り付け、断熱材と一体発泡した請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. キャスターを取り付ける補強部材を前記断熱箱体の外側に取り付けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. キャスターは前輪キャスターもしくは後輪キャスターの対を一体に軸支する固定部材で前記断熱箱体に取り付けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  9. キャスターのうち、後方側に備えられた後輪キャスターの対を一体に軸支する補強部材を有し、前記補強部材は、断熱箱体の側面断熱壁の最も後方側の前記側面断熱壁内に備えられた固定部材に固定されるものである請求項1から8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
JP2005358739A 2004-12-16 2005-12-13 冷蔵庫 Pending JP2006194575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005358739A JP2006194575A (ja) 2004-12-16 2005-12-13 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004363883 2004-12-16
JP2005358739A JP2006194575A (ja) 2004-12-16 2005-12-13 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006194575A true JP2006194575A (ja) 2006-07-27

Family

ID=36800796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005358739A Pending JP2006194575A (ja) 2004-12-16 2005-12-13 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006194575A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008075938A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2017015343A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP2018025353A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
JP2018084344A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
CN108968432A (zh) * 2018-10-13 2018-12-11 王鸳 一种具有稳定结构的多层床头柜

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008075938A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2017015343A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP2018025353A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
JP2018084344A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
CN108968432A (zh) * 2018-10-13 2018-12-11 王鸳 一种具有稳定结构的多层床头柜
CN108968432B (zh) * 2018-10-13 2020-06-05 安徽九洲华隆实木家俬有限公司 一种具有稳定结构的多层床头柜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2602574B1 (en) Refrigerator
JP4911141B2 (ja) 冷蔵庫
WO2012117732A1 (ja) 冷蔵庫
JP2006194575A (ja) 冷蔵庫
JP2009228948A (ja) 冷蔵庫
WO2013084685A1 (ja) 断熱キャビネット
EP2397801A1 (en) Refrigerator
WO2006101512A3 (en) Evaporator fan/motor assembly support bracket
JP2011153787A (ja) 冷蔵庫
WO2009084181A1 (ja) 冷蔵庫
JP2010203735A (ja) 冷蔵庫
CN100507413C (zh) 具有底座机组的嵌入式制冷装置
JP2007139256A (ja) 冷蔵庫
JP5246315B2 (ja) 冷蔵庫
JP3969434B2 (ja) 冷蔵庫
JP3722151B1 (ja) 冷蔵庫
WO2017163295A1 (ja) 冷蔵庫
JP5246294B2 (ja) 冷蔵庫
JP2011185470A (ja) 冷蔵庫
JP2013057472A (ja) 冷蔵庫
WO2018189808A1 (ja) 冷蔵庫
WO2005121669A1 (ja) 冷蔵庫
JP2006308281A (ja) 冷蔵庫
JP2007071498A (ja) 冷蔵庫
JP2018084344A (ja) 冷蔵庫