JP2007139256A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵庫における貯蔵室を最大限に利用するため、引出し式貯蔵室の収納容器を奥まで引き出せるレール機構を備えたり、断熱箱体の天面部後方を凹ませて圧縮機を収容する機械室を設けたりしたために重心が不安定となった冷蔵庫において、転倒しにくく、安定した冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫の断熱箱体1下部に複数本の調節脚2が設けられた冷蔵庫において、高さ調節機能を持つ調節部27と転倒防止機能を持つ支え部28を回動自在に係合することにより調節脚2を構成することにより、冷蔵庫を設置容易に、また、不安定な冷蔵庫でも転倒しにくく安定して設置可能にすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は冷蔵庫等における転倒防止機能付き調節脚に関するものである。
従来、設置された冷蔵庫等の転倒を防止するために、冷蔵庫等の調節脚に転倒防止金具を固定したものがある(例えば、特許文献1参照)。
図9は、業務用冷蔵庫に従来の転倒防止金具を取り付けた状態を示す図である。図10は、従来の転倒防止金具の取付図である。図10(イ)は、後側の調節脚に転倒防止金具を取り付ける場合を示し、図10(ロ)は、前側の調節脚に転倒防止金具を取り付ける場合を示している。
図9において、断熱箱体201の上部には機械室221が設けられており、冷凍サイクルの構成機器である圧縮機222と凝縮器223が収まるように配設されている。また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器225は冷却ファン226と共に断熱箱体201内上方に収まるよう配設置されている。断熱箱体201の下部には業務用冷蔵庫の設置面に対する高さ調節用の調節脚202が設けられており、その調節部227には従来の転倒防止金具228が取り付けてある。
次に、従来の転倒防止金具228について図10を用いて説明する。
従来の転倒防止金具228は、支え部235、切込部236、取付部237、締付部238から成っており、取付部237および締付部238には、それぞれボルト孔239,240が設けられている。この転倒防止金具228を業務用冷蔵庫に取り付ける際は、あらかじめ業務用冷蔵庫下部の調節脚202に回動可能に設けられた調節部227を調節する事により業務用冷蔵庫のすわりを良くした後、調節部227に支え部235と締付部238を挟んで配設、ボルト孔239,240にボルトを通し、ナット241をねじ込むことにより締め付け固定する。この時、冷蔵庫が転倒しやすい方向に支え部235が伸びるようにして固定する。取り付けられる転倒防止金具228の取付部237および締付部238の高さは調節された調節脚202の調節部227の高さに合わせて選定される。
このように、冷凍サイクルが上方に配設された冷蔵庫は業務用冷蔵庫に関わらず、冷蔵庫の重心が高くなり転倒しやすくなり、また、重心が高いほど冷蔵庫の傾きや外力による冷蔵庫の傾斜に対して少ない傾斜角度で転倒する可能性が大きくなる。特に、扉を開けたりした状態では冷蔵庫の重心は前方へ移動することになり冷蔵庫は転倒しやすくなるので、冷蔵庫の転倒を防止するために従来の転倒防止金具228が使用されている。
特開平11−137359号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫は、調節脚によって冷蔵庫の設置面に対する高さ調節を行うことにより冷蔵庫のすわりを良くした後に転倒防止金具を取付けなければならない上、転倒防止金具の取付部や締付部の高さを冷蔵庫の調節脚の調節部の高さにあわせて選定する必要があるなど手間がかかるという問題があった。また、支え部の金具、締付部の金具、ボルト、ナットなど、従来の転倒防止金具を取付ける際に必要となる部品点数が多いという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷蔵庫の調節脚に転倒防止用の支え部を一体に設けたことにより、部品点数が少なく、手間がかからず容易に設置できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、貯蔵室を形成した断熱箱体の下部に設置面に対する高さ調節用の複数本の調節脚に転倒防止用の支え部を一体に設けたことを特徴としたものである。
これによって、冷蔵庫の高さを調節する機能と転倒防止の機能の両方を冷蔵庫の調節脚に備えることができ、設置が容易で転倒することが無く、非常に安定した冷蔵庫を得ることができる。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫を設置する際に冷蔵庫の調節脚に転倒防止用の平板を取り付ける必要が無く、手間がかからず、非常に安定した冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、貯蔵室を形成した断熱箱体の下部に設置面に対する高さ調節用の複数本の調節脚が設けられた冷蔵庫において、前記調節脚に前記断熱箱体の転倒防止用の支え部を一体に設けることにより、冷蔵庫の設置面に対する高さ調節脚に、高さ調節機能と転倒防止機能の両方を備えることとなり、冷蔵庫を設置する際に転倒防止用の道具を新たに取り付ける必要性を無くすことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の冷蔵庫の断熱箱体下部に設けた複数本の調節脚のうち、少なくとも扉側の調節脚に転倒防止用の支え部を設けることにより、少なくとも冷蔵庫の扉を開けたことにより重心が前方へ移動した場合の転倒の可能性を防止することとなり、冷蔵庫の前方への転倒に対する安定性を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の冷蔵庫の調節脚を転倒防止用の支え部と高さ調節用の調節部が同軸心で回動するもので、調節脚を回転することにより、支え部を断熱箱体が転倒し易い方向に延出し、調節部を上下するようにすることにより、調節脚の支え部および調節部のどちらも、調節脚を回転することにより調節を行うことができることとなり、冷蔵庫における転倒防止機能および高さ調節機能の調節および冷蔵庫の設置を大変容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の冷蔵庫の調節脚の上部に高さ調節用の調節部を、下部に転倒防止用の支え部を設けることにより、冷蔵庫の設置面と調節脚の転倒防止用の支え部が接することとなり、冷蔵庫の転倒に対する安定性を向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の発明の冷蔵庫の調節脚を転倒防止機能を持つ支え部と高さ調節機能を持つ調節部を独立して操作することができるようにすることにより、調節脚の支え部と調節部の調節を細かく行えることとなり、冷蔵庫の転倒に対する安定性をより向上することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明の冷蔵庫を収納容器が庫外に引き出される引出し式の貯蔵室とすることにより、貯蔵室を引き出した時に冷蔵庫の重心が前方に移動するため、冷蔵庫は転倒し易くなるが、冷蔵庫の調節脚に転倒防止用の支え部を設けてあるので冷蔵庫が転倒するのを防止することができることとなり、貯蔵室の開閉による重心の移動による冷蔵庫の転倒の可能性を気にすること無く、安心して冷蔵庫を使用することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明の冷蔵庫を引出し式の貯蔵室の収納容器の全体が庫外に引き出されるレール機構を備えたものとすることにより、貯蔵室全体を引き出す事で冷蔵庫の重心が前方に大きく移動するため、冷蔵庫は大変転倒し易くなるが、冷蔵庫の調節脚に転倒防止用の支え部を設けてあるので冷蔵庫が転倒するのを防止することができることとなり、貯蔵室全体を引き出したことによる重心の移動による冷蔵庫の転倒の可能性を気にすること無く、安心して冷蔵庫を使用することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明の冷蔵庫を断熱箱体の上部に冷凍サイクルの圧縮機を収容する機械室を設けたものとすることにより、冷蔵庫の重心が高くなるため、冷蔵庫は転倒し易くなり、また、重心が高いほど冷蔵庫の傾きや外力による冷蔵庫の傾斜に対して少ない傾斜角度で冷蔵庫が転倒する可能性が高くなるが、冷蔵庫の調節脚に転倒防止用の支え部を設けてあるので冷蔵庫が転倒するのを防止することができることとなり、冷蔵庫の重心の高さを気にすること無く安心して冷蔵庫を使用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略縦断面図、図2は同実施の形態における冷蔵庫のレール部材の分解図、図3は同実施の形態における冷蔵庫のレール部材の断面図、図4は同実施の形態における冷蔵庫の調節脚の斜視図、図5は同実施の形態における冷蔵庫の調節脚の縦断面図である。
図1から図5において、断熱箱体1は下部に設けられた複数本の調節脚2によって支えられている。断熱箱体1は内箱3と外箱4との間に発泡断熱材5を充填したものであり、仕切壁により複数の断熱区画に区分されており、冷蔵室6、切替室7、野菜室8、冷凍室9などの貯蔵室を構成している。各断熱区画にはそれぞれ断熱扉が設けられており、上から回転扉式開閉扉10、引出し式開閉扉11,12,13となっている。回転式開閉扉10には扉ポケット14が収納として設けられており、庫内には複数の収納棚15,16,17が取り外し自在に設けられている。
断熱箱体1の断熱面には真空断熱材が配設してある。
野菜室8と冷凍室9は上下に隣接しており、それぞれ前面を引出し式開閉扉12,13にて閉塞され、更に引出し式開閉扉12,13とそれぞれレール部材18にて連結されることにより、前後方向に引き出し摺動可能な引出し式貯蔵室となっている。レール部材18は、固定レール18aと、移動レール18bと、固定レール18aと移動レール18bの間に備えられた中間走行レール18cと固定レール18aおよび移動レール18bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング18dとからなり、固定レール18aと移動レール18bと中間走行レール18cとベアリング18dとを予め組み込んだ状態で固定レール18aを断熱箱体1の内箱3の両側壁面に固定し、移動レール18bを上下に隣接し、引出し式開閉扉に連結固定されている。各貯蔵室の収納容器19,20は、レール部材18を内箱3に固定後にレール部材18の移動レール18bに支持し、引出し式開閉扉12,13を前後方向に引き出すのと同期して移動レール18bと共に前後に移動し、更に各引出し式開閉扉12,13を少なくとも全開した時に収納容器19,20は上方向に着脱自在となっている。
断熱箱体1の外部には背面下部方向に向かって機械室21が設けられている。この機械室21には、冷凍サイクルの構成機器である圧縮機22と凝縮機(図示せず)が空気を通風する送風機(図示せず)と共に配置されている。また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器25は貯蔵室の後背部に冷却ファン(図示せず)と共に配設されている。
次に冷蔵庫の調節脚2の詳細について説明する。調節脚2は調節部27と支え部28から構成されており、調節部27はネジ部29と回転部30を、支え部28は係合部31と平板部32から成る。調節部27の回転部30下部には係止溝33が設けられており、支え部28の係合部31には爪34が設けられている。この係止溝33と爪34とにより、調節脚2の調節部27と支え部28は同軸心で回転自在に係合している。
以上のような構成の冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
庫内の設定温度に応じて制御基板(図示せず)からの信号により冷凍サイクルが動作して冷却運転が行われる。圧縮機22の動作により吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器(図示せず)にて放熱されて液化し、その後、熱交換しながら減圧されて低温低圧の液冷媒となって蒸発器25にいたる。冷却ファン(図示せず)により庫内の空気と熱交換され、蒸発器25内の冷媒は蒸発気化する。その際発生する低温の冷気をダンパ(図示せず)などで分配し、各室の冷却を行う。蒸発器25を出た冷媒は圧縮機22へと吸い込まれる。このような運転を繰り返すことにより、圧縮機22や凝縮器(図示せず)は高温となり、庫内各貯蔵室は低温となる。
この時の温度の低下は、断熱箱体1の断熱性能により決まる。一般的に冷蔵庫で使用されている硬質ウレタンフォームと比べ、真空断熱材は断熱性能が5倍から10倍に向上するので、壁厚を増加させることなく、温度の侵入を防止することができる。
さらに、真空断熱材は薄く、平板状であり、平面度が高いため、薄壁断熱壁を有する断熱箱体への適用が容易となり、冷蔵庫の内容積の拡大に対して有利となっている。
冷蔵庫のレール部材18は、各貯蔵室のドアを手前に引き出すことにより両側部に備えられたレール部材18の移動レール18bと中間走行レール18cとがベアリング18dが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。それに伴い、レール部材18に支持された収納容器19,20も手前に引き出され、収納容器19,20内に収納された被冷却物の取り出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
また、レール部材18は中間走行レール18cを備えることにより、移動レール18bの引出し代を大きくすることができるので、収納容器19,20の奥部まで引き出す事ができ、収納容器19,20の奥部まで見渡す事が可能となる。これにより、収納容器19,20内の被冷却物の使い忘れを防止したり、収納容器19,20をレール部材18に着脱することが容易となるので使い勝手の向上を図ることができる。
以上のように、冷蔵庫の各貯蔵室にレール部材18を備えることにより、各貯蔵室の引き出し代が大きくなり、食品の出し入れや貯蔵している食品の視認性に優れた冷蔵庫となるが、食品の入った貯蔵室を手前に大きく引き出す事により、冷蔵庫の重心が前方に移動することとなり、冷蔵庫が転倒し易く、使用者にとって大変危険となってしまう。従って、冷蔵庫が転倒しないようにする技術が必要となる。
そこで、本実施の形態1における冷蔵庫は、調節脚2に、一般的な調節脚の機能である高さ調節用の調節部27と、冷蔵庫の転倒を防止する機能をもつ支え部28を同軸心で回動するように一体に設けた。それにより、設置するのが容易で安定した冷蔵庫を得ることができる。
冷蔵庫の設置方法について具体的に説明する。冷蔵庫を設置する際、冷蔵庫が転倒し易い方向に平板部32が冷蔵庫本体よりも延在するように、冷蔵庫の調節脚2の支え部28の平板部32を回転させる。平板部32を回転させ、冷蔵庫の転倒し易い方向に延在することにより、冷蔵庫が傾いた場合でも支え部28の平板部32が床面にあたって冷蔵庫本体を支持することとなり、冷蔵庫は転倒しにくくなる。調節部27と支え部28は同軸心で回動でき、またそれぞれ独立して操作することが可能なため、調節脚2の支え部28を調節した後、調節脚2の調節部27の回転部30を左右に回転することにより、冷蔵庫がより安定するよう、調節脚2を上下に調節することができ、冷蔵庫のすわりがより安定することとなる。
冷蔵庫の調節脚2における調節部27と支え部28は回転自在であるため、冷蔵庫を運搬する際には平板部32が邪魔にならないよう支え部28を回転し、冷蔵庫の下部内側方向に平板部32を向けておくことができ、冷蔵庫を設置する際に平板部32を冷蔵庫が転倒し易い方向へ向けることができる。また、平板部32の向きは自在に変更可能なため、冷蔵庫の設置場所にあわせて平板部32の方向を調節することができる。従って、冷蔵庫を運搬する際に邪魔にならず、転倒防止機能の調節が簡単な冷蔵庫が得られることとなる。
つまり、本実施の形態1における冷蔵庫は、貯蔵室にレール部材18を備えたことにより、開閉がなめらかで、貯蔵室の引き出し代が大きく、奥部まで見やすい貯蔵室を実現したため、冷蔵庫本体の重心が前方に移動する、大変不安定な構成となってしまっているが、冷蔵庫の調節脚2に調節部27および支え部28を同軸心で回動し、それぞれ独立して操作可能に設けたことにより、使用者にとって使い勝手が良く、更に、設置が容易で転倒しにくい冷蔵庫となっている。
また、本実施の形態1では、冷蔵庫の調節脚2のうち、転倒防止機能つきの調節脚2を扉側の2本としたが、これは引出し式貯蔵室に収納容器の全体が庫外に引き出されるレール部材18を用いたために引出し式貯蔵室を開けた際、冷蔵庫の重心が前に移動するため、冷蔵庫が前方に転倒する可能性が高くなるためである。しかしながら、調節脚すべてに転倒防止機能がついた場合、いっそう安定した冷蔵庫が得られることとなることは言うまでもない。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の概略縦断面図、図7は同実施の形態における冷蔵庫の調節脚の斜視図、図8は同実施の形態における冷蔵庫の調節脚の縦断面図である。
以下、図6に基づき本実施の形態について説明する。図6において、断熱箱体101は下部に設けられた複数本の調節脚102によって支えられている。断熱箱体101は内箱103と外箱104との間に発泡断熱材105を充填したものであり、仕切壁により複数の断熱区画に区分されており、冷蔵室106、野菜室108、冷凍室109などの貯蔵室を構成している。各断熱区画にはそれぞれ断熱扉が設けられており、上から観音開き式開閉扉110、引き出し式開閉扉112,113となっている。観音開き式開閉扉110には扉ポケット114が収納として設けられており、庫内には複数の収納棚115,116,117が取り外し自在に設けられている。
断熱箱体101の外側天部には背面後方に向かって凹部が機械室121として設けられている。凹部の庫内に相当する位置は凸部となっている。この機械室121には冷凍サイクルの構成機器である圧縮機122と凝縮器(図示せず)が空気を通風する送風機(図示せず)と共に配置され、カバー部材124によって覆われている。
また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器125は野菜室108の後背部に冷却ファン126と共に配設されている。これにより、冷凍室109の内容積を大きく、深い設計とすることが可能である。なお、野菜室108および冷凍室109を逆の構成にすることも可能である。また、蒸発器125および冷却ファン126を野菜室108から冷凍室109の後背部にかけて設けることにより、両方の引き出しの容積と奥行きを大きくすることも可能である。
断熱箱体101の断熱面には真空断熱材が配設してある。
次に冷蔵庫の調節脚102の詳細について説明する。調節脚102は調節部127と支え部128から構成されており、調節部127はネジ部129と回転部130を、支え部128は係合部131と平板部132から成る。調節部127の回転部130下部には係止溝133が設けられており、支え部128の係合部131には爪134が設けられている。この係止溝133と爪134とにより、調節脚102の調節部127と支え部128は同軸心で回転自在に係合している。
以上のような構成の冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
庫内の設定温度に応じて制御基板(図示せず)からの信号により冷凍サイクルが動作して冷却運転が行われる。圧縮機122の動作により吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器(図示せず)にて放熱されて液化し、その後、熱交換しながら減圧されて低温低圧の液冷媒となって蒸発器125にいたる。冷却ファン126により庫内の空気と熱交換され、蒸発器125の冷媒は蒸発気化する。その際発生する低温の冷気をダンパ(図示せず)などで分配し、各室の冷却を行う。蒸発器125を出た冷媒は圧縮機122へと吸い込まれる。このような運転を繰り返すことにより、圧縮機122や凝縮器(図示せず)は高温となり、庫内各貯蔵室は低温となる。
この時の温度の低下は、断熱箱体101の断熱性能により決まる。一般的に冷蔵庫で使用されている硬質ウレタンフォームと比べ、真空断熱材は断熱性能が5倍から10倍に向上するので、壁厚を増加させることなく、温度の侵入を防止することができる。
さらに、真空断熱材は薄く、平板状であり、平面度が高いため、薄壁断熱壁を有する断熱箱体への適用が容易となり、冷蔵庫の内容積の拡大に対して有利となっている。
冷蔵庫の機械室121は、断熱箱体101の外側天部に背面後方に向かって凹んで設けたことにより、冷蔵庫内部の冷蔵室106内部上方の奥部が凸部となる。従って、使用者にとって見えにくく、使い勝手の悪い収納棚115の上方奥の部分を無くすことができる。また、機械室121を冷蔵庫の下部でなく、上部へ設置したことにより、冷蔵庫の最下部の貯蔵室の内容積を大きく、深くできるため、使用者にとって非常に使いやすい冷蔵庫を提供することができる。
以上のような冷蔵庫において、冷蔵庫の天部後方に機械室121を設けたことにより、使用者にとって非常に使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができるが、重い圧縮機を冷蔵庫の天部後方に収容することにより、冷蔵庫の重心が天部後方となり、冷蔵庫が転倒し易く、使用者にとって大変危険となってしまう。従って、冷蔵庫が転倒しないようにする技術が必要となる。
そこで、本実施の形態2における冷蔵庫は、調節脚102に、一般的な調節脚102の機能である高さ調節用の調節部127と、冷蔵庫の転倒を防止する機能をもつ支え部128を一体に設けた。それにより、設置するのが容易で、安定した冷蔵庫を得ることができる。
冷蔵庫の設置方法について具体的に説明する。冷蔵庫を設置する際、冷蔵庫が転倒し易い方向に平板部132が冷蔵庫本体よりも延在するように、冷蔵庫の調節脚102の支え部128の平板部132を回転させる。平板部132を回転させ、冷蔵庫の転倒し易い方向に延在することにより、冷蔵庫が傾いた場合でも支え部128の平板部132が床面にあたって冷蔵庫本体を支持することとなり、冷蔵庫は転倒しにくくなる。調節部127と支え部128は同軸心で回動でき、またそれぞれ独立して操作することが可能なため、調節脚202の支え部128を調節した後、調節脚102の調節部127の回転部130を左右に回転することにより、冷蔵庫がより安定するよう、調節脚102を上下に調節することができ、冷蔵庫のすわりがより安定することとなる。
冷蔵庫の調節脚102における調節部127と支え部128は回転自在であるため、冷蔵庫を運搬する際には平板部132が邪魔にならないよう支え部128を回転し、冷蔵庫の下部内側方向に平板部132を向けておくことができ、冷蔵庫を設置する際に平板部132を冷蔵庫が転倒し易い方向へ向けることができる。また、平板部132の向きは自在に変更可能なため、冷蔵庫の設置場所にあわせて平板部132の方向を調節することができる。従って、冷蔵庫を運搬する際に邪魔にならず、転倒防止機能の調節が簡単な冷蔵庫が得られることとなる。
つまり、本実施の形態2における冷蔵庫は、圧縮機122などを収容する機械室121を冷蔵庫の天部後方に設けたことにより、使い勝手のよい冷蔵室、および、内容積が大きく、深い貯蔵室を実現したが、冷蔵庫本体の重心が天部後方となり、大変不安定な構成となってしまっているが、冷蔵庫の調節脚102に調節部127および支え部128を同軸心で回動し、それぞれ独立して操作可能に設けたことにより、使用者にとって使い勝手が良く、更に、設置が容易で転倒しにくい冷蔵庫となっている。
また、本実施の形態2では、冷蔵庫の最上段の貯蔵室の扉を観音開き式開閉扉としたが、これは冷蔵庫の扉を開閉する際に冷蔵庫が受ける衝撃が少なく、転倒する恐れが少ないからである。しかしながら、本発明の冷蔵庫は調節脚に転倒防止機能がついており、安定した冷蔵庫が得られるため、片開きの回転式開閉扉を使用した冷蔵庫であっても、転倒しにくい冷蔵庫を得ることとなる。
以上のように、本発明の冷蔵庫は、使用者にとって使い勝手が良い冷蔵庫を提供するために不安定な冷蔵庫となってしまっても、調節脚に調節機能および転倒防止機能の両方を備えているため、設置が容易で非常に安定した冷蔵庫を提供することができるので、業務用の大型冷蔵庫および冷凍庫やショーケースといった冷凍機器にも適用することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略縦断面図 同実施の形態における冷蔵庫のレール部材の分解図 同実施の形態における冷蔵庫のレール部材の断面図 同実施の形態における冷蔵庫の調節脚の斜視図 同実施の形態における冷蔵庫の調節脚の縦断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の概略縦断面図 同実施の形態における冷蔵庫の調節脚の斜視図 同実施の形態における冷蔵庫の調節脚の縦断面図 従来の転倒防止金具を取り付けた状態を示す図 (イ)従来の転倒防止金具を後側の調節脚に取り付けた状態を示す図(ロ)従来の転倒防止金具を前側の調節脚に取り付けた状態を示す図
符号の説明
1,101 断熱箱体
2,102 調節脚
18 レール部材
19,20 収納容器
21,121 機械室
22,122 圧縮機
27,127 調節部
28,128 支え部

Claims (8)

  1. 貯蔵室を形成した断熱箱体と、前記断熱箱体の下部に設置面に対する高さ調節用の複数本の調節脚が設けられた冷蔵庫において、前記調節脚に前記断熱箱体の転倒防止用の支え部を一体に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 断熱箱体下部に設けた複数本の調節脚のうち、少なくとも扉側の調節脚に転倒防止用の支え部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 転倒防止用の支え部と高さ調節用の調節部は同軸心で回動するものであり、調節脚を回転することにより、支え部を断熱箱体が転倒し易い方向に延出し、調節部を上下するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 調節脚の上部に高さ調節用の調節部を、下部に転倒防止用の支え部を設けた事を特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 調節脚は、転倒防止機能を持つ支え部と高さ調節機能を持つ調節部を独立して操作することができることを特徴とする請求項3または4に記載の冷蔵庫。
  6. 収納容器が庫外に引き出される引出し式貯蔵室を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  7. 引出し式貯蔵室に収納容器の全体が庫外に引き出されるレール部材を備えたことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 断熱箱体の上部に冷凍サイクルの圧縮機を収容する機械室を設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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