JP2007070585A - シーリング材用プライマー組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】靭性、密着性が優れるプライマー層となりうるシーリング材用プライマー組成物の提供。
【解決手段】エポキシ樹脂と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物(A)と、溶媒とを含有するシーリング材用プライマー組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、シーリング材用プライマー組成物に関する。
従来、建築分野において、建築用部材とシーリング材との間の接着性をよくするためプライマーが用いられている。プライマー組成物は、通常、建築用部材に対する接着成分とシーリング材に対する接着成分とを含有するものである。
しかしながら、発明者は、建築用部材に従来のプライマー組成物を下塗りしシーリング材を後打ちして硬化させた後、これに外部から力を加えると、プライマーが破壊され、あるいは建築用部材またはシーリング材からはく離してしまうことを見出した。これは、(1)従来のプライマーは硬くその靭性が低いこと、(2)建築用部材またはシーリング材に対するプライマーの密着性(接着性)が低いこと、によるものと発明者は推察した。
従って、本発明は、靭性、密着性が優れるプライマー層となりうるシーリング材用プライマー組成物の提供を目的とする。
本発明者は、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、エポキシ樹脂と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物と、溶媒とを含むシーリング材用プライマー組成物が、靭性、密着性が優れるプライマー層となりうることを知見し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下の(1)〜(6)を提供する。
(1)エポキシ樹脂と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物(A)と、溶媒とを含有するシーリング材用プライマー組成物。
(2)前記エポキシ樹脂中の全エポキシ基に対する前記第二級アミンの付加率が、10〜100モル%である上記(1)に記載のシーリング材用プライマー組成物。
(3)さらに、ポリイソシアネート化合物と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物(B)を含有する上記(1)または(2)に記載のシーリング材用プライマー組成物。
(4)さらに、樹脂を含有する上記(1)〜(3)のいずれかに記載のシーリング材用プライマー組成物。
(5)さらに、シランカップリング剤を含有する上記(1)〜(4)のいずれかに記載のシーリング材用プライマー組成物。
(6)さらに、触媒を含有する上記(1)〜(5)のいずれかに記載のシーリング材用プライマー組成物。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、靭性、密着性が優れるプライマー層となりうる。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、
エポキシ樹脂と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物(A)と、溶媒とを含有するシーリング材用プライマー組成物である。
反応生成物(A)について以下に説明する。
反応生成物(A)は、エポキシ樹脂と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物である。
エポキシ樹脂は、エポキシ基を2個以上有するものであれば、特に限定されない。例えば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、臭素化ビスフェノールA型、水添ビスフェノールA型、ビスフェノールS型、ビスフェノールAF型、ビフェニル型のようなビスフェニル基を有するエポキシ化合物、ポリアルキレングリコール型、アルキレングリコール型のエポキシ化合物、ナフタレン環を有するエポキシ化樹脂、フルオレン基を有するエポキシ化合物のような2官能型のグリシジルエーテル型エポキシ樹脂が挙げられる。
また、3官能以上のエポキシ樹脂としては、例えば、フェノールノボラック型、オルソクレゾールノボラック型、トリスヒドロキシフェニルメタン型、テトラフェニロールエタン型のようなグリシジルエーテル型エポキシ樹脂;ダイマー酸のような合成脂肪酸のグリシジルエステル型エポキシ樹脂;N,N,N′,N′−テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン(TGDDM)、トリグリシジルイソシアヌレート、テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン、トリグリシジル−p−アミノフェノールのようなグリシジルアミノ型エポキシ樹脂が挙げられる。さらに、エポキシ官能基を導入したエポキシ変性シリコーンやエポキシ変性アクリル、エポキシ変性ポリブタジエンのようなエポキシ変性樹脂が挙げられる。
中でも、プライマー層の靭性、密着性の観点から、ビスフェノールF型、ビスフェノールA型が好ましい。また、エポキシ樹脂は、液状であるのが取り扱いの観点から好ましい。エポキシ樹脂は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
第二級アミンについて以下に説明する。
本発明に用いられる第二級アミンは、加水分解性シリル基を有する。
加水分解性シリル基は、加水分解性基を少なくとも1個有するシリル基であれば、特に限定されない。例えば、アルコキシシリル基が挙げられる。アルコキシシリル基中のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基が挙げられる。アルコキシシリル基は、硬化物の物性に優れる点から、アルコキシ基を2つ以上有するのが好ましい。
アルコキシシリル基において、アルコキシ基以外の基は、特に限定されず、例えば、水素原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基のような炭素数が20以下のアルキル基;ビニル基、アリル基、プロペニル基のような炭素数が20以下のアルケニル基;ベンジル基、フェネチル基のような炭素数が20以下のアラルキル基が挙げられる。
アルコキシシリル基としては、例えば、メチルジメトキシシリル基、ジメチルメトキシシリル基、トリメトキシシリル基、エチルジエトキシシリル基、ジエチルエトキシシリル基、トリエトキシシリル基、トリス(2−メトキシエトキシ)シリル基、エチルジメトキシシリル基、メチルジエトキシシリル基が挙げられる。中でも、硬化性、接着性の点で、メチルジメトキシシリル基、トリメトキシシリル基、エチルジエトキシシリル基、トリエトキシシリル基、トリス(2−メトキシエトキシ)シリル基が好ましい。
第二級アミンとしては、例えば、下記式(1)で表される化合物、式(2)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2007070585
Figure 2007070585
式(1)で表される化合物について以下に説明する。
式(1)中、R1は炭素数1〜12の分岐していてもよいアルキレン基であり、R2およびR3はそれぞれ独立に炭素数1〜8の分岐していてもよいアルキル基であり、nは0〜2の整数である。
炭素数1〜12の分岐していてもよいアルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、2−メチル−1,3−トリメチレン基(イソブチレン基)、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、デカメチレン基、ドデカメチレン基、3,3−ジメチルブチレン基が挙げられる。入手が容易で密着性が優れる点から、トリメチレン基、2−メチル−1,3−トリメチレン基、3,3−ジメチルブチレン基(3,3−ジメチル−1,4−ブチレン基)が好ましい。
炭素数1〜8の分岐していてもよいアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基が挙げられる。これらの基は二重結合または三重結合を含むことができる。中でも、メチル基、エチル基が好ましい。なお、R2およびR3は同一であっても異なっていてもよい。
nは、0または1であるのが好ましい。
式(1)で表される化合物としては、例えば、N,N−ビス[(3−トリメトキシシリル)プロピル]アミン、N,N−ビス[(3−トリエトキシシリル)プロピル]アミン、N,N−ビス[(3−トリプロポキシシリル)プロピル]アミン(以上、東レ・ダウコーニング社製)が挙げられる。
式(2)で表される化合物について以下に説明する。
式(2)中、R2およびR3は、式(1)のR2およびR3と同義であり、R4は式(1)のR1と同義であり、R5は炭素数1〜8の分岐していてもよいアルキル基または芳香族炭化水素基であり、nは0〜2の整数である。
4は、中でも、メチレン基、トリメチレン基、3,3−ジメチルブチレン基(3,3−ジメチル−1,4−ブチレン基)のような炭素数1〜6の分岐していてもよいアルキレン基が好ましい。
5において、炭素数1〜8の分岐していてもよいアルキル基は式(1)のR2と同義である。芳香族炭化水素基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基、ベンジル基、スチリル基、トリル基、キシリル基、ヒドロキシフェニル基が挙げられる。中でも、フェニル基、炭素数2〜4の分岐していてもよいアルキル基(エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基)が好ましい。
nは、0または1であるのが好ましい。
式(2)で表される化合物としては、例えば、N−メチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−メチル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−エチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−エチル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−エチルアミノイソブチルトリメトキシシラン、N−(n−ブチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(n−ブチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−シクロヘキシルアミノメチルトリエトキシシラン、N−シクロヘキシルアミノメチルジエトキシメチルシラン、N−フェニルアミノメチルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノメチルジメトキシメチルシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシランが挙げられる。
第二級アミンは、これらのうちでも、N−エチルアミノイソブチルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシランが好ましい。
また、第二級アミンとして、市販品を使用することができる。市販品としては、例えば、東レ・ダウコーニング社製のA−Link15、Y−9669、Al170;旭化成ワッカーシリコーン社製のXL−924、XL−926、XL−972、XL−973が挙げられる。
第二級アミンは、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
エポキシ樹脂と第二級アミンとの付加反応は、特に制限されない。例えば、従来公知の方法に従って行うことができる。具体的には、例えば、エポキシ樹脂と第二級アミンとを好ましくは後述する付加率となる量比で混合し、60〜100℃(通常80℃前後)に加熱して付加反応させる方法が挙げられる。
付加反応において、エポキシ樹脂中の全エポキシ基に対する第二級アミンの付加率が、10〜100モル%であるのが靭性、密着性の観点から好ましい。このような効果がさらに優れることから、付加率が50〜100モル%であるのがより好ましい。
エポキシ樹脂のエポキシ基に第二級アミンが付加することにより得られうる反応生成物(A)は、主として、加水分解性シリル基とヒドロキシ基とを有する第三級アミンである。
溶媒について、以下に説明する。
溶媒は、シーリング材用プライマー組成物の成分に対して不活性であり、シーリング材用プライマー組成物の成分を溶解および/または分散させうるものであれば、特に制限されない。例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンのような脂環式炭化水素;n−ヘキサンのような鎖状の脂肪族炭化水素;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素が挙げられる。溶媒は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
中でも、成分に対する溶解性、分散性、乾燥性の観点から、溶媒は、酢酸エチル、トルエン、酢酸ブチル、および、これらの混合物であるのが好ましい。
反応生成物(A)の量は、溶媒100質量部に対して、0.1〜20質量部であるのが好ましく、1〜10質量部であるのがより好ましい。このような範囲の場合、溶媒は反応生成物(A)を溶解または分散させることができ、組成物の溶液安定性、塗布性に優れる。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、さらに、ポリイソシアネート化合物と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物(B)を含有するのが好ましい態様の一つとして挙げられる。
使用される加水分解性シリル基を有する第二級アミンは、上記の第二級アミンと同様である。
ポリイソシアネート化合物について、以下に説明する。
ポリイソシアネート化合物は、1分子中にイソシアネート基を2個以上有するものである。
ポリイソシアネート化合物としては、例えば、低分子量のポリイソシアネート化合物、ウレタンプレポリマーが挙げられる。
低分子量のポリイソシアネート化合物としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4′−MDI)、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4′−MDI)、1,4−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)のような芳香族炭化水素基含有ポリイソシアネート;キシリレンジイソシアネートのようなアラルキル基含有ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)のような脂肪族炭化水素基含有ポリイソシアネートが挙げられる。また、脂肪族炭化水素基含有ポリイソシアネートとしては、例えば、4,4′−MDIを水素添加することにより得られうるジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソシアネート(水添MDI)のような芳香族炭化水素基含有ポリイソシアネートの水素添加物、アラルキル基含有ポリイソシアネートの水素添加物が挙げられる。
ウレタンプレポリマーとしては、例えば、上記の低分子量のポリイソシアネート化合物とポリオール化合物との反応物が挙げられる。ポリオール化合物は、特に限定されず、例えば、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレントリオールのようなポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリカーボネートポリオール、その他のポリオール、および、これらの混合ポリオールが挙げられる。
ウレタンプレポリマーに用いられるポリオール化合物とポリイソシアネート化合物との組み合わせは、特に限定されず、例えば、ポリオール化合物のそれぞれと、上記の低分子量のポリイソシアネート化合物のそれぞれとを任意の組み合わせで用いることができる。具体的には、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、および、ポリオキシプロピレントリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種と、HDI、および、MDIの水素添加物からなる群から選ばれる少なくとも1種とから得られるウレタンプレポリマーが、シーリング材用プライマー組成物から得られうるプライマー層が黄色に変色するのを防止しうる点、コスト、入手の容易さの点から好ましい。
ウレタンプレポリマーに用いられるポリオール化合物とポリイソシアネート化合物との混合比は、ポリオール化合物中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート化合物中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)が1.3〜2.5であるのが好ましく、1.5〜2.0であるのがより好ましい。このような範囲である場合、ウレタンプレポリマーの粘度が適度であり、硬化物の伸びが優れている。
ウレタンプレポリマーを製造する際のポリオール化合物とポリイソシアネート化合物との反応は、特に制限されない。例えば、上述の量比のポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを、50〜160℃で加熱しかくはんして製造する方法が挙げられる。必要に応じて、例えば、有機錫化合物、有機ビスマス、アミンのようなウレタン化触媒を用いることができる。
ウレタンプレポリマーは、取り扱いの観点から室温で液状であるのが好ましい。また、ウレタンプレポリマーは、イソシアネート基のほかに、例えば、ヒドロキシ基、酸無水物基、アミノ基、潜在性アミノ基、メルカプト基、カルボキシ基のような基を分子内に有することができる。これらのようなイソシアネート基と反応し架橋できる基を有する場合、得られうる硬化物の架橋密度が向上し、物性に優れる。
ポリイソシアネート化合物は、シーリング材用プライマー組成物から得られうるプライマー層が黄色に変色するのを防ぐ観点から、脂肪族炭化水素基含有ポリイソシアネートであるのが好ましい態様の一つである。脂肪族炭化水素基含有ポリイソシアネートは、低分子量のもの、ウレタンプレポリマーであるものが挙げられる。例えば、上記と同様のものを例示することができる。中でも、HDI、IPDI、水添MDI、NBDIが好ましい。
ポリイソシアネート化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
ポリイソシアネート化合物と第二級アミンとの付加反応は、特に制限されない。例えば、従来公知の方法に従って行うことができる。具体的には、例えば、ポリイソシアネート化合物と第二級アミンとを好ましくは後述する付加率となる量比で混合し、室温(通常20℃前後)でかくはんして付加反応させる方法が挙げられる。
付加反応において、ポリイソシアネート化合物中の全イソシアネート基に対する第二級アミンの付加率が、10〜100モル%であるのが、プライマー層の靭性、密着性の観点から好ましい。このような効果がさらに優れることから、付加率が50〜100モル%であるのがより好ましい。
ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基に第二級アミンが付加することにより得られうる反応生成物(B)は、主として、加水分解性シリル基と第三級窒素原子を含むウレア結合(−NH−CO−N1<、N1は第二級アミン由来の第三級窒素原子を表す。)とを有するウレタン化合物である。
反応生成物(B)の量は、溶媒100質量部に対して、0.1〜20質量部であるのが好ましく、3〜9質量部であるのがより好ましい。このような範囲の場合、溶媒は反応生成物(B)を溶解または分散させることができ、組成物の溶液安定性、塗布性に優れる。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、さらに、樹脂を含有するのが好ましい態様の1つとして挙げられる。これにより、プライマー層が柔軟になりうるのでより靭性がより優れたものとなる。またプライマー層が膜となりやすく密着性が安定化されうる。
樹脂としては、例えば、ポリエステル、塩素化ポリマー、ポリシロキサン、アクリル、スチレンアクリルが挙げられる。中でも、プライマー層の靭性、密着性、溶解性、分散性の観点から、塩素化ポリマーが好ましい。
塩素化ポリマーとしては、例えば、塩素化ゴム、これに類似の化合物が挙げられる。具体的には、例えば、イソプレン系合成ゴムの塩素化物、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩素化されたエチレン・プロピレン共重合体、塩素化ポリブタジエン、塩素化ポリスチレン、塩素化されたスチレン・ブタジエン共重合体、クロロスルホン化ポリエチレン、クロロスルホン化されたエチレン・酢酸ビニル共重合体が挙げられる。
塩素化ポリマーの塩素化率は、密着性の観点から、5〜70%であるのが好ましく、10〜70%であるのがより好ましい。また、密着性、作業性の観点から、塩素化ポリマーの塩素化率は、40〜70%であるのが好ましい。
塩素化ポリマーの分子量は特に制限されず、数平均分子量として1万〜100万程度であるのが好ましい。適度な強度と安定性を有し、密着性が安定するという観点から、2万〜50万であるのが好ましい。
樹脂は、それぞれ単独で、または、2種以上を組み合わせて使用することができる。
樹脂の量は、密着性の観点から、溶媒100質量部に対して、0.1〜30質量部であるのが好ましく、1〜20質量部であるのがより好ましい。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、さらに、シランカップリング剤を含有するのが好ましい態様の1つとして挙げられる。これにより、被着体との密着性をより優れたものとすることができる。
シランカップリング剤は、特に制限されない。例えば、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランのような(メタ)アクリロイルオキシ基含有シランカップリング剤;ポリメトシキシロキサン、ポリエトシキシロキサンのようなシリケート;N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−(トリメトキシシリル)−1−プロパンアミン、N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−(トリエトキシシリル)−1−プロパンアミンのようなケチミンシラン;1,3,5−N−トリス(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレートのようなイソシアヌレートシラン;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランのようなエポキシ基含有シランカップリング剤;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、ビニルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシランが挙げられる。
中でも、密着性の観点から、ポリメトキシシロキサン、1,3,5−N−トリス(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレートが好ましい。シランカップリング剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
シランカップリング剤の量は、溶媒100質量部に対して、0.1〜40質量部であるのが好ましく、5〜25質量部であるのがより好ましい。このような範囲の場合、プライマー層の密着性がより優れる。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、さらに、触媒を含有するのが好ましい態様の1つとして挙げられる。これにより、シーリング材用プライマー組成物の硬化を促進させることができる。
触媒としては、例えば、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレンジアミン、トリエチレンジアミンのような第三級アミン化合物;錫、亜鉛、ビスマス、ジルコニウム、コバルト、カルシウム、セリウムのような金属のカルボン酸塩;チタン、ジルコニウムのような金属のアルキレート;チタン、アルミニウム、ジルコニウム、鉄、コバルトのような金属のキレートが挙げられる。中でも、硬化性、接着性、造膜性の観点から、チタネート(チタンのアルキレート)が好ましい。チタネートとしては、例えば、テトラプロポキシチタン、テトラブトキシチタン、および、これらの縮合物が挙げられる。触媒は、それぞれ単独で、または、2種以上を組み合わせて使用することができる。
触媒の量は、硬化性の観点から、溶媒100質量部に対して、0.01〜20質量部であるのが好ましく、0.5〜8質量部であるのがより好ましい。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、反応生成物(A)と溶媒と、必要に応じて使用できる、反応生成物(B)、樹脂、シランカップリング剤、触媒以外に、発明の目的を損わない範囲で、配合剤を含有することができる。配合剤としては、例えば、接着付与剤、粘着付与剤、防錆剤、充填剤、可塑剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、無機顔料、有機顔料、難燃剤、脱水剤、チクソトロピー付与剤、帯電防止剤が挙げられる。配合剤の量は、特に制限されず、プライマー組成物において一般的に使用されうる量を配合することができる。
接着付与剤としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリイソシアネート化合物、フェノール樹脂、アクリル系重合体が挙げられる。エポキシ樹脂、ポリイソシアネート化合物としては、例えば、上記と同様のものが挙げられる。
粘着付与剤としては、例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、クマロンインデン樹脂、石油樹脂、これらの芳香族炭化水素による変性樹脂が挙げられる。
防錆剤としては、例えば、ジンクフォスフェート、タンニン酸誘導体、リン酸エステル、塩基性スルホン酸塩が挙げられる。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、その製造について、特に限定されない。例えば、反応生成物(A)と、溶媒と、必要に応じて使用できる成分とを、反応容器に入れ、ボールミルのような混合装置を用いて十分に混合することにより得ることができる。各成分はよく乾燥させてから調製するのが好ましい態様の1つである。得られたシーリング材用プライマー組成物は、容器内を窒素ガスで置換し、密閉して保存するのが好ましい。
本発明のシーリング材用プライマー組成物に対して用いられうる被着体としては、例えば、ガラス;アルミニウム、陽極酸化アルミニウム、鉄、亜鉛鋼板、銅、ステンレスのような各種金属;モルタルや石材のような多孔質部材;フッ素電着、アクリル電着やフッ素塗装、ウレタン塗装、アクリルウレタン塗装された部材;シリコーン系、変成シリコーン系、ウレタン系、ポリサルファイド系、ポリイソブチレン系のようなシーリング材の硬化物;塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂;NBR、EPDMのようなゴム類が挙げられる。
本発明のシーリング材用プライマー組成物に対して用いられうるシーリング材としては、例えば、シリコーン系、変成シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレタン系、アクリルウレタン系、アクリル系、SBR系、ブチルゴム系、ポリイソブチレン系が挙げられる。
本発明のシーリング材用プライマー組成物は、優れた密着性を有するので、被着体とシーリング材との組み合わせは特に制限されない。幅広い組み合せに対して使用することができる。
上記のとおり、本発明のシーリング材用プライマー組成物に含有される反応生成物(A)は、エポキシ樹脂と第二級アミンとの付加反応により得られうる。第二級アミンは、エポキシ樹脂のエポキシ基と付加反応し、これにより得られうる反応生成物(A)は主として加水分解性シリル基とヒドロキシ基とを有する第三級アミンとなる。第三級アミンは活性水素を有さないのでさらなる付加反応は起こさず、したがって組成物が増粘することはない。これに対して、第一級アミンとエポキシ樹脂とを付加反応させる場合、第一級アミンは活性水素を2個有するため、第一級アミンの活性水素の1個だけをエポキシ樹脂のエポキシ基と選択的に反応させることが困難であることを本発明者は見出した。
また、反応生成物(A)は、これ自身で造膜することが可能で、かつ、被着体およびシーリング材と接着しうる。したがって、反応生成物(A)は造膜成分およびシランカップリング剤の機能を兼ね備えるものといえる。
また、反応生成物(A)は窒素原子上で架橋しにくいので、プライマー層は柔軟で強靭なものとなり、かつ、プライマー組成物の硬化物の分子量が大きくなりすぎない。また、柔軟で強靭なプライマー層は外部からの力を分散、吸収させることが可能となるので、被着体および/またはシーリング材からはがれにくくなりうる。
このように、本発明のシーリング材用プライマー組成物は、靭性、密着性が優れるプライマー層となりうる。
また、本発明のシーリング材用プライマー組成物が、さらに、反応生成物(B)を含有する場合、これまでプライマレまたは被着体との接着が不安定なため使用が困難であるとされてきたシーリング材に対して、優れた密着性を有することができる。
なお、上記のようなメカニズムはあくまでも本発明者の推定であり、仮に、メカニズムが別であっても本発明の範囲内である。
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
1.付加物Al〜A4の調製
第1表に示す各成分を第1表に示す量で(単位は質量部)で混合し、80℃に加熱して24時間反応させ、付加物Al〜A4をそれぞれ調製した。得られた付加物Al〜A4について、エポキシ樹脂中の全エポキシ基に対する第二級アミンの付加率(第1表の付加物Aのシラン化率、単位:モル%)を第1表に示す。
Figure 2007070585
第1表の各成分の詳細は以下のとおりである。
・ビスF型エポキシ:YDF−170、東都化成工業社製
・N−エチルアミノイソブチルトリメトキシシラン:A−Link15、東レ・ダウコーニング社製
・N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン:Y9669、東レ・ダウコーニング社製
2.付加物Bl〜B2の調製
第2表に示す各成分を第2表に示す量で(単位は質量部)で混合し、20℃でかくはんしながら24時間反応させ、付加物Bl〜B2をそれぞれ調製した。付加物Bl〜B2について、ポリイソシアネート中の全イソシアネート基に対する第二級アミンの付加率(第2表の付加物Bのシラン化率、単位:モル%)を第2表に示す。
Figure 2007070585
第2表の各成分の詳細は以下のとおりである。
・HDI:デスモジュールH、住化バイエルウレタン社製
・水添MDI:デスモジュールW、住化バイエルウレタン社製
・N−エチルアミノイソブチルトリメトキシシラン:第1表と同様
3.異なる被着体に対するシーリング材用プライマー組成物のはく離試験
(1)シーリング材用プライマー組成物の調製
第3表に示す各成分を第3表に示す量(単位は質量部)で混合し、各シーリング材用プライマー組成物を調製した。
(2)試験体の作製
被着体として、縦50cm×横50cmのガラス板を1枚用意した。このガラス板の片面全体に得られたシーリング材用プライマー組成物を均一に塗布し、これを60分間風乾させ、次に、プライマー層の上にポリイソブチレン系シーリング材(MILEX−Z、横浜ゴム社製)を接着面積10mm×50mm、塗布厚5mmとなるように塗布し、これを20℃で7日間養生させた後、50℃で7日間養生させて、試験体を作製した。
また、被着体として、縦50cm×横50cmの2成分形シリコーン系シーリング材の硬化物(シリコーン70、横浜ゴム社製)を1枚用意し、上記と同様にして試験体を作製した。
(3)試験体の評価
得られた各試験体について、90°はく離試験を行い、破壊状況を評価した。結果を第3表に示す。CFは凝集破壊、TCFは薄層破壊(プライマーが被着体との界面で部分的に界面破壊している状態)、AFはプライマーと被着体との間での界面破壊であることを示す。
Figure 2007070585
Figure 2007070585
第3表の各成分の詳細は以下のとおりである。
・溶媒:酢酸エチル
・脱水剤:ゼオラムA3、東ソー社製
・樹脂:塩素化ポリエチレン(Z200、ダイソー社製)
・ビスF型エポキシ:YDF−170、東都化成工業社製
・付加物Al〜A4、付加物Bl〜B2:上記のとおり調製した付加物
・ポリイソシアネート:デスモジュールHL、住化バイエルウレタン社製
・シランカップリング剤A:3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(KBM503、信越化学工業社製)
・シランカップリング剤B:ポリメトキシシロキサン(MS51、三菱化学社製)
・シランカップリング剤C:N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−(トリエトキシシリル)−1−プロパンアミン(S340、チッソ社製)
・シランカップリング剤D:1,3,5−N−トリス(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート(Yl1597、東レ・ダウコーニング社製)
・シランカップリング剤E:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(A187、東レ・ダウコーニング社製)
・触媒:テトラ−n−ブトキシチタン(B−1、日本曹達社製)
第3表に示す結果から明らかなように、付加物Al〜A4を含む実施例1〜4は、比較例1〜2に比べて、ガラスに対する密着性が優れる。また、比較例1〜2のプライマー組成物は2成分形シリコーン系シーリング材の硬化物に対する接着が不安定で、界面破壊してしまうのに対して、付加物Alまたは付加物A3と付加物Blまたは付加物B2とを含む実施例5〜8は、2成分形シリコーン系シーリング材の硬化物に対する密着性が優れる。
4.異なるシーリング材に対するシーリング材用プライマー組成物のはく離試験
(1)シーリング材用プライマー組成物の調製
第4表に示す各成分を第4表に示す量(単位は質量部)で混合し、各シーリング材用プライマー組成物を調製した。第4表の各成分は第3表のものと同様である。
(2)試験体の作製
被着体として、縦50cm×横50cmのガラス板を1枚用意した。このガラス板の片面全体に得られたシーリング材用プライマー組成物を均一に塗布し、これを60分間風乾させた。次に、プライマー層の上に3種類のシーリング材をそれぞれ接着面積10mm×50mm、塗布厚5mmとなるように塗布し、これを20℃で7日間養生させた後、50℃で7日間養生させて、試験体を作製した。
(3)試験体の評価
得られた各試験体について、90°はく離試験を行い、破壊状況を評価した。結果を第4表に示す。CFは凝集破壊、TCFは薄層破壊(プライマーがシーリング材との界面で部分的に界面破壊している状態)であることを示す。
Figure 2007070585
第4表のシーリング材用組成物に使用されている成分は、第3表のものと同様である。
第4表の各シーリング材の詳細は以下のとおりである。
・ウレタン系シーリング材:UH−01 NB、横浜ゴム社製
・変成シリコーン系シーリング材:スーパーII、横浜ゴム社製
・ポリサルファイド系シーリング材:SC−M500、横浜ゴム社製
第4表に示す結果から明らかなように、実施例9〜14は変成シリコーン系シーリング材に対し優れた密着性を示す。また、付加物Alまたは付加物A3と付加物Blまたは付加物B2とを含む実施例11〜14は、ウレタン系シーリング材およびポリサルファイド系シーリング材に対する密着性が優れる。

Claims (6)

  1. エポキシ樹脂と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物(A)と、溶媒とを含有するシーリング材用プライマー組成物。
  2. 前記エポキシ樹脂中の全エポキシ基に対する前記第二級アミンの付加率が、10〜100モル%である請求項1に記載のシーリング材用プライマー組成物。
  3. さらに、ポリイソシアネート化合物と加水分解性シリル基を有する第二級アミンとを付加反応させることにより得られうる反応生成物(B)を含有する請求項1または2に記載のシーリング材用プライマー組成物。
  4. さらに、樹脂を含有する請求項1〜3のいずれかに記載のシーリング材用プライマー組成物。
  5. さらに、シランカップリング剤を含有する請求項1〜4のいずれかに記載のシーリング材用プライマー組成物。
  6. さらに、触媒を含有する請求項1〜5のいずれかに記載のシーリング材用プライマー組成物。
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