JP2007070226A - 化粧用シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】化粧用シートは、基材1の一方の面に、水溶性高分子、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、及び、無機充填剤を含有する湿潤粘着性組成物を用いて成る皮膚貼付層2を有し、無機充填剤がシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタンブラック及び薬用炭からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、この皮膚貼付層には、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが皮膚貼付層の基材積層面とは反対側の表面に滲み出している。
【選択図】図1
Description
ここで、前記保湿成分は、グリセリン及び/又は多価アルコールであることができる。
また、基材の厚みは、10μm〜200μmであることが好ましい。
水溶性高分子として重量平均分子量が120万のポリビニルピロリドンを56重量%、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしてソルビタンオレイン酸モノエステル(エチレンオキサイド20モル付加物、HLB 15.0)を6重量%、シリカ34重量%、チタンブラック1重量%、及び、薬用炭3重量%を用い、これらを適量の精製水を用いて攪拌、混合して塗布液を作製した。この塗布液を、片面にシリコーン剥離処理が施されているポリエチレンフィルム(厚み50μm)の剥離処理面に、塗布量が110g/m2で均一な厚さとなるように塗布して皮膚貼付層を形成し、この皮膚粘着層の上に、ポリエステル繊維からなるスパンレース不織布(坪量:40g/m2)を重ね、105℃で3分間乾燥させて、3層構造の化粧用シートを作製した。得られた化粧用シートの含水率は、15〜20重量%であった。ただし含水率は、温度30℃、湿度90%の環境下で約15分間調湿した後の重量変化より算出した。なお、得られた化粧用シートは、シート中の水分の揮散を防止するために、アルミニウムとポリエステルフィルムが積層された保存袋に密閉保存された。
水溶性高分子として重量平均分子量が120万のポリビニルピロリドンを57重量%、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしてソルビタンオレイン酸モノエステル(エチレンオキサイド20モル付加物、HLB 15.0)を6重量%、シリカ34重量%、四三酸化鉄3重量%を用い、これらを適量の精製水を用いて攪拌、混合して塗布液を作製した。この塗布液を、片面にシリコーン剥離処理が施されているポリエチレンフィルム(厚み50μm)の剥離処理面に、塗布量が110g/m2で均一な厚さとなるように塗布して皮膚貼付層を形成し、この皮膚粘着層の上に、ポリエステル繊維からなるスパンレース不織布(坪量:40g/m2)を重ね、105℃で3分間乾燥させて、3層構造の化粧用シートを作製した。得られた化粧用シートの含水率は、15〜20重量%であった。ただし含水率は、温度30℃、湿度90%の環境下で約15分間調湿した後の重量変化より算出した。なお、得られた化粧用シートは、シート中の水分の揮散を防止するために、アルミニウムとポリエステルフィルムが積層された保存袋に密閉保存された。
試験用サンプルとして、化粧用シートから適当な大きさ(1.0cm×7.0cm)に切り出して試験片を作製した。得られた試験片を、(株)島津製作所製のフーリエ変換赤外分光光度計のセレン化亜鉛よりなる専用セルに貼付し、1分間保持してから剥離した。この専用セルをフーリエ変換赤外分光光度計により、波長400〜400cm−1の範囲内で測定して、ソルビタンオレイン酸モノエステルのピークが存在するか否かの確認を行った。
試験用サンプルとして、化粧シートから適当な大きさ(2.5cm×3.0cm)に切り出して化粧用シート試験片を作製した。この化粧用シート試験片を、健常な成人ボランティア60名の鼻部の片方に水を適量塗布した後、貼付した。このように貼付した状態で約10分間放置し、化粧用シートが乾燥した後、剥離した。各ボランティアごとに剥離した化粧用シートの皮膚貼付層に付着した角栓の数を数えた。
なお、試験は、小鼻の片方半分に実施例1の化粧用シート試験片を、他方の半分に比較例1の化粧用シート試験片を貼付して行った。
各ボランティアごとに、実施例1の化粧用シートを用いて除去された角栓数と、比較例1の化粧用シートを用いて除去された角栓数とを用い、下記判断基準に基づいて評価を行った。その結果を図2に示す。
実施例1の角栓数/比較例1の角栓数≧1.2の場合には、実施例1が優れている
実施例1の角栓数/比較例1の角栓数≦0.8の場合には、比較例1が優れている
0.8<実施例1の角栓数/比較例1の角栓数<1.2の場合には、同等
2 皮膚貼付層
3 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの滲み出し部分
Claims (8)
- 基材の一方の面に、水溶性高分子、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、及び、無機充填剤を含有する湿潤粘着性組成物を用いて成る皮膚貼付層を有し、該無機充填剤がシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタンブラック及び薬用炭からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、該ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが前記皮膚貼付層の前記基材積層面とは反対側の表面に滲み出していることを特徴とする化粧用シート。
- 前記無機充填剤が、0.01μm以上、50μm以下の平均粒径を有することを特徴とする請求項1記載の化粧用シート。
- 前記水溶性高分子が、ポリビニルピロリドン及びビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧用シート。
- 前記水溶性高分子が、重量平均分子量が70万未満の水溶性高分子と重量平均分子量が70万以上の水溶性高分子とを含有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の化粧用シート。
- 前記ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを形成する脂肪酸が、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、及び、オレイン酸からなる群から選ばれる1つであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の化粧用シート。
- 前記ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルのHLBが12以上であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の化粧用シート。
- 前記湿潤粘着性組成物が、更に、保湿成分を含有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の化粧用シート。
- 前記保湿成分が、グリセリン及び/又は多価アルコールであることを特徴とする請求項7記載の化粧用シート。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103126965A (zh) * | 2013-03-01 | 2013-06-05 | 珠海海狮龙生物科技有限公司 | 一种新型水晶贴膜及其制备方法 |
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JPH0340121A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-20 | Fujitsu Ltd | ディスク二重化方式 |
JPH11199435A (ja) * | 1998-01-12 | 1999-07-27 | Jo Cosmetics Kk | パック化粧料 |
JP2002020257A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-23 | Lion Corp | 皮脂除去用シート状パック剤 |
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2005
- 2005-09-02 JP JP2005255270A patent/JP2007070226A/ja active Pending
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