JP2007070044A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】開閉カバーが開かれた際に,手差しトレイ上の用紙が脱落しないようにする。
【解決手段】ジャム処理等で,手差しトレイ100を有する開閉カバー102が開けられる際,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけて手差しトレイ100上の用紙先端部分を押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持し,開閉カバー102が開かれた際に,手差しトレイ上の用紙が脱落しないようにする。押しつけ板92と給紙ローラ90による用紙の挟持は,ジャム発生センサ,手差しトレイ上の用紙の有無センサ,開閉カバー102の操作部センサに連動させることができる。
【選択図】図7
【解決手段】ジャム処理等で,手差しトレイ100を有する開閉カバー102が開けられる際,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけて手差しトレイ100上の用紙先端部分を押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持し,開閉カバー102が開かれた際に,手差しトレイ上の用紙が脱落しないようにする。押しつけ板92と給紙ローラ90による用紙の挟持は,ジャム発生センサ,手差しトレイ上の用紙の有無センサ,開閉カバー102の操作部センサに連動させることができる。
【選択図】図7
Description
本発明は,プリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関する。特に、その給紙装置に関するものである。
従来,ユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,この手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラとを備えた画像形成装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また,一般に,給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板を備えた給紙装置も知られている。
このような給紙装置によると,否給紙動作時には押しつけ板による給紙ローラに対する用紙の押しつけが解除されているから,否給紙動作時に,自由に用紙をセットすることができる。
特開平9−185309号公報
また,一般に,給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板を備えた給紙装置も知られている。
このような給紙装置によると,否給紙動作時には押しつけ板による給紙ローラに対する用紙の押しつけが解除されているから,否給紙動作時に,自由に用紙をセットすることができる。
ユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,この手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板を備えた画像形成装置において,例えば紙詰まりの処理のために上記開閉カバーが下方に開かれた際,手差しトレイ上に用紙がセットされていると,その用紙が脱落して飛散するという問題があった。
紙詰まりを処理すべく開閉カバーが開けられる際には,給紙動作は行われておらず,したがって,押しつけ板による給紙ローラに対する用紙の押しつけは解除されているから,手差しトレイが開閉カバーとともに下方に回動すると,手差しトレイ上の用紙が脱落して飛散してしまうのである。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,開閉カバーが開かれた際に,手差しトレイ上の用紙が脱落しない画像形成装置を提供することにある。
紙詰まりを処理すべく開閉カバーが開けられる際には,給紙動作は行われておらず,したがって,押しつけ板による給紙ローラに対する用紙の押しつけは解除されているから,手差しトレイが開閉カバーとともに下方に回動すると,手差しトレイ上の用紙が脱落して飛散してしまうのである。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,開閉カバーが開かれた際に,手差しトレイ上の用紙が脱落しない画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は,
装置内で紙詰まりが生じたことを検出する紙詰まり検出手段と,
この紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたときにユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されて,ユーザーにより開閉カバーが下方に開かれる際,押しつけ板作動手段により,押しつけ板が給紙ローラに向けて押しつけられて手差しトレイ上の用紙先端部分が押しつけ板と給紙ローラとで挟持されるから,手差しトレイ上の用紙の脱落飛散が防止される。
装置内で紙詰まりが生じたことを検出する紙詰まり検出手段と,
この紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたときにユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されて,ユーザーにより開閉カバーが下方に開かれる際,押しつけ板作動手段により,押しつけ板が給紙ローラに向けて押しつけられて手差しトレイ上の用紙先端部分が押しつけ板と給紙ローラとで挟持されるから,手差しトレイ上の用紙の脱落飛散が防止される。
あるいは上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は,
装置内で紙詰まりが生じたことを検出する紙詰まり検出手段と,
この紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたときにユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上に用紙がセットされていることを検出するセット検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出され,かつ,前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されて,ユーザーにより開閉カバーが下方に開かれる際,前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されているときには,押しつけ板作動手段により,押しつけ板が給紙ローラに向けて押しつけられて手差しトレイ上の用紙先端部分が押しつけ板と給紙ローラとで挟持されるから,手差しトレイ上の用紙の脱落飛散が防止される。
しかも,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されても,手差しトレイ上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されていなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけないから,無駄な作動を省略できるし,その後,開閉カバーが閉じられた際には,手差しトレイ上に自由に用紙をセットすることができる。
装置内で紙詰まりが生じたことを検出する紙詰まり検出手段と,
この紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたときにユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上に用紙がセットされていることを検出するセット検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出され,かつ,前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されて,ユーザーにより開閉カバーが下方に開かれる際,前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されているときには,押しつけ板作動手段により,押しつけ板が給紙ローラに向けて押しつけられて手差しトレイ上の用紙先端部分が押しつけ板と給紙ローラとで挟持されるから,手差しトレイ上の用紙の脱落飛散が防止される。
しかも,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されても,手差しトレイ上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されていなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけないから,無駄な作動を省略できるし,その後,開閉カバーが閉じられた際には,手差しトレイ上に自由に用紙をセットすることができる。
あるいは上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は,
ユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上に用紙がセットされていることを検出するセット検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
少なくともこの給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつける押しつけ板と,
前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されたとき,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させ,前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されないとき,前記押しつけ板による給紙ローラに対する押しつけを解除させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,手差しトレイ上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されているときには,押しつけ板が給紙ローラに向けて押しつけられて手差しトレイ上の用紙先端部分が押しつけ板と給紙ローラとで挟持されているので,ユーザーにより開閉カバーが下方に開かれても,手差しトレイ上の用紙の脱落飛散が防止される。
しかも,手差しトレイ上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されていなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけないから,手差しトレイ上に自由に用紙をセットすることができる。
ユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上に用紙がセットされていることを検出するセット検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
少なくともこの給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつける押しつけ板と,
前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されたとき,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させ,前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されないとき,前記押しつけ板による給紙ローラに対する押しつけを解除させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,手差しトレイ上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されているときには,押しつけ板が給紙ローラに向けて押しつけられて手差しトレイ上の用紙先端部分が押しつけ板と給紙ローラとで挟持されているので,ユーザーにより開閉カバーが下方に開かれても,手差しトレイ上の用紙の脱落飛散が防止される。
しかも,手差しトレイ上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されていなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけないから,手差しトレイ上に自由に用紙をセットすることができる。
あるいは上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は,
ユーザーにより操作部が操作されることで上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
前記操作部が操作されたことを検出する操作部検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記操作部検出手段で操作部が操作されたことが検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,ユーザーが開閉カバーを開くべく,そのための操作部の操作がなされると,当該操作が操作部検出手段で検出され,押しつけ板作動手段により,押しつけ板が給紙ローラに向けて押しつけられて手差しトレイ上の用紙先端部分が押しつけ板と給紙ローラとで挟持されるから,開閉カバーが開かれても,手差しトレイ上の用紙の脱落飛散が防止される。
しかも,操作部検出手段で操作部が操作されたことが検出されなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけないから,手差しトレイ上に自由に用紙をセットすることができる。
ユーザーにより操作部が操作されることで上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
前記操作部が操作されたことを検出する操作部検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記操作部検出手段で操作部が操作されたことが検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,ユーザーが開閉カバーを開くべく,そのための操作部の操作がなされると,当該操作が操作部検出手段で検出され,押しつけ板作動手段により,押しつけ板が給紙ローラに向けて押しつけられて手差しトレイ上の用紙先端部分が押しつけ板と給紙ローラとで挟持されるから,開閉カバーが開かれても,手差しトレイ上の用紙の脱落飛散が防止される。
しかも,操作部検出手段で操作部が操作されたことが検出されなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけないから,手差しトレイ上に自由に用紙をセットすることができる。
以下,本発明に係る画像形成装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は,本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す概略正面図である。
この画像形成装置は,用紙の両面にフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース10と,このケース10内に収容された,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40と,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着器)60とを備えている。
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
図1は,本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す概略正面図である。
この画像形成装置は,用紙の両面にフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース10と,このケース10内に収容された,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40と,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着器)60とを備えている。
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
像担持体ユニット20は,外周面に感光層を有する感光体21と,この感光体21の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ帯電器(スコロトロン帯電器)22とを有しており,このコロナ帯電器22により一様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット30からのレーザー光Lで選択的に露光して静電潜像を形成し,この静電潜像に現像器40で現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とし,このトナー像を中間転写体ユニット50の中間転写ベルト51に一次転写部T1で一次転写し,さらに,二次転写部T2で,転写対象である用紙に二次転写させるようになっている。
ケース10内には,上記二次転写部T2により片面に画像が形成された用紙をケース10上面の用紙排出部(排紙トレイ部)15に向けて搬送する搬送路16と,この搬送路16により用紙排出部15に向けて搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路17とが設けられている。
ケース10の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が2段設けられており,その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19がそれぞれ設けられている。
ケース10の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が2段設けられており,その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19がそれぞれ設けられている。
画像形成装置の右側面には,軸103で開閉可能に設けられた側面カバー(開閉カバー)102が設けられており(図7参照),この側面カバー102に本発明に係る給紙装置80が組み込まれている。
側面カバー102には,これを開くときに操作される操作部としてのスライド摘み102sが設けられており,このスライド摘み102sを図1の紙面と直交する方向にスライドさせることで図示しないロック機構のロックを解除して側面カバー102を開くことができる。
給紙装置80は,手差しトレイであるマルチパーパーストレイ100を有しており,このマルチパーパーストレイ100にセットされた用紙を一枚ずつ給送する給紙ローラ90が側面カバー102のフレーム10f(給紙装置80のフレームでもある)に設けられている。
この給紙装置80については,後に詳しく説明する。
側面カバー102には,これを開くときに操作される操作部としてのスライド摘み102sが設けられており,このスライド摘み102sを図1の紙面と直交する方向にスライドさせることで図示しないロック機構のロックを解除して側面カバー102を開くことができる。
給紙装置80は,手差しトレイであるマルチパーパーストレイ100を有しており,このマルチパーパーストレイ100にセットされた用紙を一枚ずつ給送する給紙ローラ90が側面カバー102のフレーム10f(給紙装置80のフレームでもある)に設けられている。
この給紙装置80については,後に詳しく説明する。
現像器40はロータリ現像器(ロータリ現像装置)であり,回転体本体41に対して,それぞれトナーが収容された複数の現像器カートリッジ(図示せず)が着脱可能に装着されている。回転体本体41が矢印R方向に90度ピッチで回転することによって,各現像器カートリッジが備えている現像ローラ(図示せず)を感光体21に選択的に当接させ,感光体21の表面を選択的に現像することが可能となっている。
露光ユニット30は,上記レーザー光Lを感光体21に向けて照射する。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
したがって,カラー画像を形成する際には,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51から離間している状態で中間転写ベルト51上において複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が形成され,その後,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し,その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって中間転写ベルト51上から用紙上にカラー画像(トナー像)が転写(二次転写)されることとなる。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
画像形成部への用紙の給送は,上述した2段の給紙カセット18,マルチパーパーストレイ100のうちの1つから選択的になされる。
通常,給紙カセット18には,普通紙等が定常的にセットされるが,マルチパーパーストレイ100には,必要に応じて,種々の用紙がセットされる。すなわち,マルチパーパーストレイ100には,ユーザーの必要に応じて,普通紙,厚紙,葉書,封筒,OHPシート,その他の記録材が適宜セットされる。用紙Sがセットされた状態を図2に示す。
給紙カセット18またはマルチパーパーストレイ100から給送された用紙は,搬送ローラ10h等により上記二次転写部T2へ向けて搬送される。搬送ローラ10h等は,図示しない駆動モータによって駆動される。
通常,給紙カセット18には,普通紙等が定常的にセットされるが,マルチパーパーストレイ100には,必要に応じて,種々の用紙がセットされる。すなわち,マルチパーパーストレイ100には,ユーザーの必要に応じて,普通紙,厚紙,葉書,封筒,OHPシート,その他の記録材が適宜セットされる。用紙Sがセットされた状態を図2に示す。
給紙カセット18またはマルチパーパーストレイ100から給送された用紙は,搬送ローラ10h等により上記二次転写部T2へ向けて搬送される。搬送ローラ10h等は,図示しない駆動モータによって駆動される。
図2において,10s・・・はそれぞれ紙センサであり,用紙の先端が通過するとONし,後端が通過するとOFFする。
10cはこの装置全体の制御を行う制御部であり,上記センサ10sのいずれかがONした後,所定時間経過してもOFFしないとき,紙詰まりが生じたと判断して,後述する各部材を後述するように作動させる。
したがって,この実施の形態では,紙センサ10sと制御部10cとで,装置内で紙詰まりが生じたことを検出する紙詰まり検出手段が構成されている。
10cはこの装置全体の制御を行う制御部であり,上記センサ10sのいずれかがONした後,所定時間経過してもOFFしないとき,紙詰まりが生じたと判断して,後述する各部材を後述するように作動させる。
したがって,この実施の形態では,紙センサ10sと制御部10cとで,装置内で紙詰まりが生じたことを検出する紙詰まり検出手段が構成されている。
図1および図2において,98はマルチパーパーストレイ100上に用紙がセットされていることを検出するセットセンサであり,図2に示すようにマルチパーパーストレイ100上に用紙SのがセットされるとONし,マルチパーパーストレイ100上の用紙が無くなるとOFFする。
このON,OFF信号は上記制御部10cに送信され,この信号に基づいて,制御部10cは後述する各部材を後述するように作動させる。
したがって,この実施の形態では,セットセンサ98と制御部10cとで,手差しトレイ(マルチパーパーストレイ100)上に用紙がセットされていることを検出するセット検出手段が構成されている。
このON,OFF信号は上記制御部10cに送信され,この信号に基づいて,制御部10cは後述する各部材を後述するように作動させる。
したがって,この実施の形態では,セットセンサ98と制御部10cとで,手差しトレイ(マルチパーパーストレイ100)上に用紙がセットされていることを検出するセット検出手段が構成されている。
図3は給紙装置80の要部を示す図で(a)は平面図,(b)は正面図(図1の部分拡大図)である。また,図4(a)は背面図,(b)は部分省略背面図,図5(a)(b)はそれぞれ正面側から角度を変えて見た斜視図,(c)は背面側から見た斜視図,図6(a)〜(c)は作動説明図である。
これらの図(主として図5)に示すように,給紙装置80は,給紙ローラ90が設けられた給紙ローラ軸91と,給紙ローラ90により給紙されるべき用紙S(図2参照)を給紙ローラ90に対して押しつけまたは押しつけ解除する押しつけ板92と,駆動モータ10m(図3参照)と給紙ローラ軸91との間に設けられていて,駆動モータ10mからの動力を給紙ローラ軸91に伝達しまたは遮断する電磁クラッチ93と,給紙ローラ軸91の動力を入力とし,所定の負荷トルクが生じるまで被駆動部材94aを回転させるトルクリミッタ94と,このトルクリミッタ94の被駆動部材94aの所定位置以上への回転を規制する規制部材としての前述したフレーム10fと,被駆動部材94aと押しつけ板92との間に作動部材95を介して間接的に設けられていて,被駆動部材94aが前記所定位置まで回転したとき,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつける弾性部材96とを備えている。
これらの図(主として図5)に示すように,給紙装置80は,給紙ローラ90が設けられた給紙ローラ軸91と,給紙ローラ90により給紙されるべき用紙S(図2参照)を給紙ローラ90に対して押しつけまたは押しつけ解除する押しつけ板92と,駆動モータ10m(図3参照)と給紙ローラ軸91との間に設けられていて,駆動モータ10mからの動力を給紙ローラ軸91に伝達しまたは遮断する電磁クラッチ93と,給紙ローラ軸91の動力を入力とし,所定の負荷トルクが生じるまで被駆動部材94aを回転させるトルクリミッタ94と,このトルクリミッタ94の被駆動部材94aの所定位置以上への回転を規制する規制部材としての前述したフレーム10fと,被駆動部材94aと押しつけ板92との間に作動部材95を介して間接的に設けられていて,被駆動部材94aが前記所定位置まで回転したとき,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつける弾性部材96とを備えている。
給紙ローラ90には,当該給紙ローラ90に当接して用紙を一枚ずつ分離給紙するための分離手段としてのリタードローラ130が設けられているとともに,給紙ローラ軸91と給紙ローラ90との間には,給紙ローラ軸91の給紙方向への回転は給紙ローラ90に伝達するが,給紙ローラ軸91の逆方向への回転は給紙ローラ90に伝達しないワンウェイクラッチ97が設けられている。
なお,図3〜図5において,10gは駆動モータ10mの動力を電磁クラッチ93の入力ギア93aに伝達するためのギア列である。
なお,図3〜図5において,10gは駆動モータ10mの動力を電磁クラッチ93の入力ギア93aに伝達するためのギア列である。
給紙ローラ90は,給紙ローラ軸91に対して上記ワンウェイクラッチ97を介して取り付けられている。
給紙ローラ軸91はフレーム10fによって回転可能に支持されている。
ワンウェイクラッチ97は,上述したように,給紙ローラ軸91が給紙方向(図3(b)において時計方向)に回転するときは,その動力を給紙ローラ90に伝達するが,給紙ローラ軸91が逆方向(図3(b)において反時計方向)に回転するときは,その動力を給紙ローラ90に伝達しない。別言すれば,給紙ローラ90は,給紙ローラ軸91の逆方向への回転を拘束しない。
したがって,給紙ローラ90にリタードローラ130が当接していても,給紙ローラ軸91は,他にその逆転を拘束する部材がない限り,自由に逆転し得る。
給紙ローラ軸91はフレーム10fによって回転可能に支持されている。
ワンウェイクラッチ97は,上述したように,給紙ローラ軸91が給紙方向(図3(b)において時計方向)に回転するときは,その動力を給紙ローラ90に伝達するが,給紙ローラ軸91が逆方向(図3(b)において反時計方向)に回転するときは,その動力を給紙ローラ90に伝達しない。別言すれば,給紙ローラ90は,給紙ローラ軸91の逆方向への回転を拘束しない。
したがって,給紙ローラ90にリタードローラ130が当接していても,給紙ローラ軸91は,他にその逆転を拘束する部材がない限り,自由に逆転し得る。
電磁クラッチ93は,給紙ローラ軸91上に設けられており,ONすると,上記ギア列10gおよび入力ギア93aを介して駆動モータ10mの動力を給紙ローラ軸91に伝達し,給紙ローラ軸91を給紙方向へ回転させ,OFFすると,入力ギア93aと給紙ローラ軸91との動力伝達を遮断する。
したがって,電磁クラッチ93がOFFすると,給紙ローラ軸91は自由に回転し得る状態となる。
したがって,電磁クラッチ93がOFFすると,給紙ローラ軸91は自由に回転し得る状態となる。
トルクリミッタ94は,給紙ローラ軸91上に設けられており,給紙ローラ軸91の動力(トルク)を所定範囲内で被駆動部材94aに伝達する。
被駆動部材94aは給紙ローラ軸91上に回転可能に設けられている。この被駆動部材94aには,アーム94bが一体に設けられている。
一方,フレーム10fには,その背面側に向けて折り曲げ形成された突片10f1が設けられており,この突片10f1は上記アーム94bの回動軌道中に位置している。
したがって,電磁クラッチ93がONして給紙ローラ軸91が給紙方向へ回転するとき,被駆動部材94aも給紙ローラ軸91と同方向へ回転するが,そのアーム94bが上記突片10f1に当接すると,被駆動部材94aはその回転が規制されて停止し(この停止位置が前述した所定位置である),給紙ローラ軸91(したがって給紙ローラ90)のみが電磁クラッチ93がONしている間回転し続けることとなる。
被駆動部材94aは給紙ローラ軸91上に回転可能に設けられている。この被駆動部材94aには,アーム94bが一体に設けられている。
一方,フレーム10fには,その背面側に向けて折り曲げ形成された突片10f1が設けられており,この突片10f1は上記アーム94bの回動軌道中に位置している。
したがって,電磁クラッチ93がONして給紙ローラ軸91が給紙方向へ回転するとき,被駆動部材94aも給紙ローラ軸91と同方向へ回転するが,そのアーム94bが上記突片10f1に当接すると,被駆動部材94aはその回転が規制されて停止し(この停止位置が前述した所定位置である),給紙ローラ軸91(したがって給紙ローラ90)のみが電磁クラッチ93がONしている間回転し続けることとなる。
押しつけ板92は,軸92aによって,マルチパーパーストレイ100上に回動可能に取り付けられている(図1参照)。
作動部材95は,基部95aと,短アーム95bと,長アーム95cとを有する平面視略コ字型の板状部材であり,基部95aに設けられた軸穴95dを中心として,上記側面カバー102(図7参照)に設けられた紙ガイド部材102gに回動可能に取り付けられている。
短アーム95bは,上記弾性部材96をなす引っ張りバネで被駆動部材94aの前述したアーム94bに連結されており,長アーム95cは,その先端が湾曲状になっていて押しつけ板92の下方に入り込み,押しつけ板92の下面と当接している。
作動部材95は,基部95aと,短アーム95bと,長アーム95cとを有する平面視略コ字型の板状部材であり,基部95aに設けられた軸穴95dを中心として,上記側面カバー102(図7参照)に設けられた紙ガイド部材102gに回動可能に取り付けられている。
短アーム95bは,上記弾性部材96をなす引っ張りバネで被駆動部材94aの前述したアーム94bに連結されており,長アーム95cは,その先端が湾曲状になっていて押しつけ板92の下方に入り込み,押しつけ板92の下面と当接している。
したがって,上述したようにして被駆動部材94aが図3(b)において時計方向へ回転すると,作動部材95が弾性部材96を介して引き上げられるようにして同図において反時計方向へ回動し,長アーム95cが押しつけ板92を押し上げるようにして押しつけ板92を同図において時計方向へ回動させ,これによって,マルチパーパーストレイ100上の用紙S(したがって押しつけ板92上の用紙S)が,上述したようにして回転している給紙ローラ90へ押しつけられて(図2および図6(a)参照),当該用紙が給送され上記二次転写部T2へ向けて搬送ローラ10h等により搬送されることとなる。
この際,押しつけ板92による用紙Sの給紙ローラ90への押しつけ力は,弾性部材96の弾性力(この場合引っ張り力)によって得られる。
この際,押しつけ板92による用紙Sの給紙ローラ90への押しつけ力は,弾性部材96の弾性力(この場合引っ張り力)によって得られる。
リタードローラ130は,給紙ローラ90に当接する,トルクリミッタ付きのリタードローラであり,このリタードローラ130によってマルチパーパーストレイ100上にセットされている用紙が複数枚の場合には,その最上位の用紙と次位の用紙とが分離されて給送される。
リタードローラ130は図示しない支持部材(ホルダ)に取り付けられた固定軸131にトルクリミッタ132を介して回転可能に取り付けられており,トルクリミッタ132に内装されているスプリングによって,常時給紙ローラ90の給紙方向(図3(b)において時計方向)へ付勢されている。
したがって,給紙ローラ90によって,最上位の用紙が送られようとするとき,これとともに次位以下の用紙が送られようとすると,トルクリミッタ132による負荷トルクでリタードローラ130の回転が阻害されて次位の用紙の給送が阻害され,最上位の用紙のみが給紙ローラ90とリタードローラ130の間に挟圧されて上記トルクリミッタ132の上限トルクを上回ると,リタードローラ130が給紙ローラ90に最上位の用紙を介して従動し,これによって最上位の用紙のみが給送されることとなる。
リタードローラ130は図示しない支持部材(ホルダ)に取り付けられた固定軸131にトルクリミッタ132を介して回転可能に取り付けられており,トルクリミッタ132に内装されているスプリングによって,常時給紙ローラ90の給紙方向(図3(b)において時計方向)へ付勢されている。
したがって,給紙ローラ90によって,最上位の用紙が送られようとするとき,これとともに次位以下の用紙が送られようとすると,トルクリミッタ132による負荷トルクでリタードローラ130の回転が阻害されて次位の用紙の給送が阻害され,最上位の用紙のみが給紙ローラ90とリタードローラ130の間に挟圧されて上記トルクリミッタ132の上限トルクを上回ると,リタードローラ130が給紙ローラ90に最上位の用紙を介して従動し,これによって最上位の用紙のみが給送されることとなる。
なお,この実施の形態では,被駆動部材94aと押しつけ板92とを作動部材95を介して間接的に弾性部材96で連結したが,被駆動部材94aと押しつけ板92とを作動部材95を介することなく直接弾性部材96で連結してもよい。
また,以上の説明から分かるように,トルクリミッタ94は,給紙ローラ軸91の動力(トルク)を,上記被駆動部材94aが作動部材95を作動させて押しつけ板92で用紙を給紙ローラ90に押しつけるに足り,かつ,被駆動部材94aのアーム94bが突片10f1に当接して破損せず,また給紙ローラ軸91自身の給紙動作に必要な回転が阻害されない範囲(上記所定範囲)内で被駆動部材94aに伝達する。
また,以上の説明から分かるように,トルクリミッタ94は,給紙ローラ軸91の動力(トルク)を,上記被駆動部材94aが作動部材95を作動させて押しつけ板92で用紙を給紙ローラ90に押しつけるに足り,かつ,被駆動部材94aのアーム94bが突片10f1に当接して破損せず,また給紙ローラ軸91自身の給紙動作に必要な回転が阻害されない範囲(上記所定範囲)内で被駆動部材94aに伝達する。
上述した給紙動作が終了して電磁クラッチ93がOFFすると,図6(b)に示すように弾性部材96の引っ張り力で被駆動部材94aが反時計方向へ回動するとともに,用紙S,押しつけ板92,作動部材95,および弾性部材96の自重で,これらの部材は図6(c)に示すように原位置へ復帰する。
例えば,以上のような画像形成装置においては,搬送路16あるいは返送路17で紙詰まりが生じると,上記制御部10cによって図示しない表示パネルに紙詰まりが生じた旨の表示がなされ,その処理のためにユーザーによって上記開閉カバー102が図7に示すように下方に開かれる。
したがって,仮に何らの方策も講じないとすると,開閉カバー102が図7に示すように下方に開かれた際,手差しトレイ100上に用紙Sがセットされていると,その用紙Sが脱落して飛散するという問題が生ずる。紙詰まりを処理すべく開閉カバー100が開けられる際には,給紙動作は行われておらず,したがって,押しつけ板92による給紙ローラ90に対する用紙の押しつけは解除されているから,手差しトレイ100が開閉カバー102とともに下方に回動すると,手差しトレイ100上の用紙が脱落して飛散してしまうのである。
したがって,仮に何らの方策も講じないとすると,開閉カバー102が図7に示すように下方に開かれた際,手差しトレイ100上に用紙Sがセットされていると,その用紙Sが脱落して飛散するという問題が生ずる。紙詰まりを処理すべく開閉カバー100が開けられる際には,給紙動作は行われておらず,したがって,押しつけ板92による給紙ローラ90に対する用紙の押しつけは解除されているから,手差しトレイ100が開閉カバー102とともに下方に回動すると,手差しトレイ100上の用紙が脱落して飛散してしまうのである。
そこで,この実施の形態では,前記紙詰まり検出手段(紙センサ10sおよび制御部10c)で紙詰まりが検出されたとき,給紙ローラ90による否給紙動作時であっても,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけて,図7に示すように,手差しトレイ100上の用紙先端部分を押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持させる。
具体的には,紙詰まり検出手段(紙センサ10sおよび制御部10c)で紙詰まりが検出されたとき,制御部10cが,電磁クラッチ93をONするとともに,駆動モータ10mを作動させて上記被駆動部材94aのアーム94bが突片10f1に当接するまで給紙ローラ軸91を回転させ(図6(a)参照),アーム94bが突片10f1に当接した時点で駆動モータ10mの作動を停止させると同時に,電磁クラッチ93をONの状態のままにロックする構成とする(この実施の形態では,押しつけ板作動手段は,制御部10cと駆動モータ10m等からなる上述した作動部材95の駆動系で構成される)。
具体的には,紙詰まり検出手段(紙センサ10sおよび制御部10c)で紙詰まりが検出されたとき,制御部10cが,電磁クラッチ93をONするとともに,駆動モータ10mを作動させて上記被駆動部材94aのアーム94bが突片10f1に当接するまで給紙ローラ軸91を回転させ(図6(a)参照),アーム94bが突片10f1に当接した時点で駆動モータ10mの作動を停止させると同時に,電磁クラッチ93をONの状態のままにロックする構成とする(この実施の形態では,押しつけ板作動手段は,制御部10cと駆動モータ10m等からなる上述した作動部材95の駆動系で構成される)。
このような構成によれば,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されて,ユーザーにより開閉カバー102が下方に開かれる際,押しつけ板作動手段により,図7に示すように,押しつけ板92が給紙ローラ90に向けて押しつけられて手差しトレイ100上の用紙先端部分が押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持されるから,手差しトレイ100上の用紙Sの脱落飛散が防止される。
なお,この実施の形態では,用紙Sが普通紙の場合,50枚程度まではその脱落を防止することができた。
なお,この実施の形態では,用紙Sが普通紙の場合,50枚程度まではその脱落を防止することができた。
あるいは,前記紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出され,かつ,前記手差しトレイ100上に用S紙がセットされていることが前記セット検出手段(セットセンサ98と制御部10c)で検出されたとき,給紙ローラ90による否給紙動作時であっても,上述したと同様の構成により,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけて手差しトレイ100上の用紙先端部分を押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持させる。
このような構成によれば,上記と同様手差しトレイ100上の用紙の脱落飛散が防止されるとともに,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されても,手差しトレイ上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されていなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけないから,無駄な作動を省略できるし,その後,開閉カバー100が閉じられた際には,手差しトレイ100上に自由に用紙をセットすることができるようになる。
このような構成によれば,上記と同様手差しトレイ100上の用紙の脱落飛散が防止されるとともに,紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されても,手差しトレイ上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されていなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけないから,無駄な作動を省略できるし,その後,開閉カバー100が閉じられた際には,手差しトレイ100上に自由に用紙をセットすることができるようになる。
あるいは,手差しトレイ100上に用紙Sがセットされていることが前記セット検出手段(セットセンサ98と制御部10c)で検出されたとき,上述したと同様の構成により,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけて手差しトレイ100上の用紙先端部分を押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持させ,手差しトレイ100上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されないとき,押しつけ板92による給紙ローラ90に対する押しつけを解除させる構成とする。
手差しトレイ100上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されないとき,押しつけ板92による給紙ローラ90に対する押しつけを解除させる構成は,制御部10cを,手差しトレイ100上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されないとき,電磁クラッチ93をOFF状態とするように構成すればよい。
このような構成によれば,手差しトレイ100上に用紙Sがセットされていることがセット検出手段で検出されているときには,押しつけ板92が給紙ローラ90に向けて押しつけられて手差しトレイ100上の用紙先端部分が押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持されているので,ユーザーにより開閉カバー102が下方に開かれても,手差しトレイ100上の用紙の脱落飛散が防止される。
しかも,手差しトレイ100上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されていなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけないから,手差しトレイ100上に自由に用紙をセットすることができる。
手差しトレイ100上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されないとき,押しつけ板92による給紙ローラ90に対する押しつけを解除させる構成は,制御部10cを,手差しトレイ100上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されないとき,電磁クラッチ93をOFF状態とするように構成すればよい。
このような構成によれば,手差しトレイ100上に用紙Sがセットされていることがセット検出手段で検出されているときには,押しつけ板92が給紙ローラ90に向けて押しつけられて手差しトレイ100上の用紙先端部分が押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持されているので,ユーザーにより開閉カバー102が下方に開かれても,手差しトレイ100上の用紙の脱落飛散が防止される。
しかも,手差しトレイ100上に用紙がセットされていることがセット検出手段で検出されていなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけないから,手差しトレイ100上に自由に用紙をセットすることができる。
あるいは,図1,図2,および図7に示すように,開閉カバー102の上記操作部102sが操作されたことを検出する操作部検出手段(符号10s1参照)を構成し,操作部検出手段で操作部102sが操作されたことが検出されたとき,給紙ローラ90による否給紙動作時であっても,上記と同様の構成により押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけて手差しトレイ100上の用紙先端部分を押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持させる。
操作部検出手段は,開閉カバー102の操作部102sが操作されたことを検出するセンサ10s1と制御部10cとで構成することができる。
このような構成によれば,ユーザーが開閉カバー102を開くべく,そのための操作部102sの操作がなされると,当該操作が操作部検出手段で検出され,押しつけ板作動手段により,押しつけ板92が給紙ローラ90に向けて押しつけられて手差しトレイ100上の用紙先端部分が押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持されるから,開閉カバー102が開かれても,手差しトレイ100上の用紙Sの脱落飛散が防止される。
しかも,操作部検出手段で操作部102sが操作されたことが検出されなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけないから,手差しトレイ100上に自由に用紙Sをセットすることができる。
操作部検出手段は,開閉カバー102の操作部102sが操作されたことを検出するセンサ10s1と制御部10cとで構成することができる。
このような構成によれば,ユーザーが開閉カバー102を開くべく,そのための操作部102sの操作がなされると,当該操作が操作部検出手段で検出され,押しつけ板作動手段により,押しつけ板92が給紙ローラ90に向けて押しつけられて手差しトレイ100上の用紙先端部分が押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持されるから,開閉カバー102が開かれても,手差しトレイ100上の用紙Sの脱落飛散が防止される。
しかも,操作部検出手段で操作部102sが操作されたことが検出されなければ,押しつけ板作動手段は押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけないから,手差しトレイ100上に自由に用紙Sをセットすることができる。
さらにこの画像形成装置によれば次のような作用効果も得られる。
上記のようにして給紙ローラ90(したがって給紙ローラ軸91)を回転させると,トルクリミッタ94の作動によりその被駆動部材94aが上記所定位置(10f1)まで回転する。被駆動部材94aが上記所定位置(10f1)まで回転することにより,押しつけ板92が弾性部材96を介して給紙ローラ90に向けて押しつけられ,これによって押しつけ板92上の用紙が給紙ローラ90に押しつけられて当該用紙が給紙されることとなる(図6(a)参照)。
したがって,押しつけ板作動用の専用モータが不要になり,押しつけ板作動用の専用クラッチも不要になる。
上記のようにして給紙ローラ90(したがって給紙ローラ軸91)を回転させると,トルクリミッタ94の作動によりその被駆動部材94aが上記所定位置(10f1)まで回転する。被駆動部材94aが上記所定位置(10f1)まで回転することにより,押しつけ板92が弾性部材96を介して給紙ローラ90に向けて押しつけられ,これによって押しつけ板92上の用紙が給紙ローラ90に押しつけられて当該用紙が給紙されることとなる(図6(a)参照)。
したがって,押しつけ板作動用の専用モータが不要になり,押しつけ板作動用の専用クラッチも不要になる。
さらに,上記のように押しつけ板92の作動は,被駆動部材94aと押しつけ板92との間に直接または間接的に設けられた弾性部材96を介してなされるから,この弾性部材96が押しつけ板92の作動に対して緩衝材としての役割も果たす。
したがって,専用の緩衝材も不要になる。
しかも,押しつけ板92による給紙ローラ90に対する用紙Sの押しつけは,弾性部材96の弾性力によってなされるから,押しつけ板92上の用紙枚数によって給紙ローラ90への押しつけ力が大きく変動するということもなくなる。
したがって,専用の緩衝材も不要になる。
しかも,押しつけ板92による給紙ローラ90に対する用紙Sの押しつけは,弾性部材96の弾性力によってなされるから,押しつけ板92上の用紙枚数によって給紙ローラ90への押しつけ力が大きく変動するということもなくなる。
また,給紙ローラ90に対し,当該給紙ローラ90に当接して用紙を一枚ずつ分離給紙するための分離手段130が設けられており,給紙ローラ軸91と給紙ローラ90との間に,給紙ローラ軸91の給紙方向への回転は給紙ローラ90に伝達するが,給紙ローラ軸91の逆方向への回転は給紙ローラ90に伝達しないワンウェイクラッチ97が設けられているので,給紙ローラ90に対する押しつけ板92の押しつけが解除される(したがって被駆動部材94aおよび給紙ローラ軸91が逆方向に回転する(図6(b)(c)参照))際,給紙ローラ90に対して分離手段130が負荷となっても,給紙ローラ軸91が給紙ローラ90に対して相対的に自由に回転する。
したがって,給紙ローラ90に対する押しつけ板92の押しつけ解除が確実になされることとなる。
したがって,給紙ローラ90に対する押しつけ板92の押しつけ解除が確実になされることとなる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば,上記の実施の形態では,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけて,手差しトレイ100上の用紙先端部分を押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持させる押しつけ板作動手段の駆動源として,給紙ローラ90を回転駆動する駆動モータ10mを用いたが,押しつけ板92を作動させる駆動源として,駆動モータ10mとは別の専用のモータ設け,この専用のモータで押しつけ板92を作動させるように構成してもよい。
例えば,上記の実施の形態では,押しつけ板92を給紙ローラ90に向けて押しつけて,手差しトレイ100上の用紙先端部分を押しつけ板92と給紙ローラ90とで挟持させる押しつけ板作動手段の駆動源として,給紙ローラ90を回転駆動する駆動モータ10mを用いたが,押しつけ板92を作動させる駆動源として,駆動モータ10mとは別の専用のモータ設け,この専用のモータで押しつけ板92を作動させるように構成してもよい。
S:用紙,10c:制御部(紙詰まり検出手段,押しつけ板作動手段等),10s:紙センサ(紙詰まり検出手段),10s1:操作部検出手段,10m:駆動モータ,10f:規制部材,80:給紙装置,90:給紙ローラ,91:給紙ローラ軸,92:押しつけ板,93:電磁クラッチ,94:トルクリミッタ,94a:被駆動部材,95:作動部材,96:弾性部材,97:ワンウェイクラッチ,98:セットセンサ(セット検出手段),100:手差しトレイ,102:開閉カバー,102s:操作部。
Claims (4)
- 装置内で紙詰まりが生じたことを検出する紙詰まり検出手段と,
この紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたときにユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 装置内で紙詰まりが生じたことを検出する紙詰まり検出手段と,
この紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出されたときにユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上に用紙がセットされていることを検出するセット検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記紙詰まり検出手段で紙詰まりが検出され,かつ,前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - ユーザーにより上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
この手差しトレイ上に用紙がセットされていることを検出するセット検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
少なくともこの給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつける押しつけ板と,
前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されたとき,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させ,前記手差しトレイ上に用紙がセットされていることが前記セット検出手段で検出されないとき,前記押しつけ板による給紙ローラに対する押しつけを解除させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - ユーザーにより操作部が操作されることで上下方向に開閉される開閉カバーと,
この開閉カバーに設けられていて,給送されるべき用紙が複数枚積層状態でセットされ,かつ前記開閉カバーとともに回動する手差しトレイと,
前記操作部が操作されたことを検出する操作部検出手段と,
前記手差しトレイ上にセットされている用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラによる給紙動作時に当該給紙ローラに前記用紙を押しつけ,また給紙ローラによる否給紙動作時に当該給紙ローラに対する用紙の押しつけを解除する押しつけ板と,
前記操作部検出手段で操作部が操作されたことが検出されたとき,前記給紙ローラによる否給紙動作時であっても,前記押しつけ板を給紙ローラに向けて押しつけて前記手差しトレイ上の用紙先端部分を押しつけ板と給紙ローラとで挟持させる押しつけ板作動手段と,
を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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-
2005
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