JP2007070008A - リールテープ巻取装置及び巻取方法 - Google Patents

リールテープ巻取装置及び巻取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1本目の繰出用リールからテープを巻き取った後に、引き続き2本目の繰出用リールからテープを巻き取る場合であっても、安定してテープを巻き取る。
【解決手段】1本目の繰出用リール12に巻かれたテープ14の初期長さと、エンコーダ40から得られるテープの進行量とに基づいて、この繰出用リールに残っているテープの長さを演算し、演算したテープの長さに対応する予め定めた回転量で回転するよう駆動モータ18に指令を出力する。この繰出用リールからのテープの繰り出しを完了し、2本目の繰出用リールからテープを繰り出す場合には、直前の回転量で駆動モータ18の回転を開始させる。弛み検出センサ26によってテープの弛みが検出された場合には、回転量が低くなるように、張り検出センサ28によってテープの張りが検出された場合には、回転量が高くなるように駆動モータ18を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に、リールに巻かれたテープ巻き取る装置及び方法に関し、特に、リールに巻かれたテープを、径の異なるリールに巻き取る場合であっても、安定して巻き取ることに適したリールテープ巻取装置及び巻取方法に関するものである。
リールに巻かれたシートやテープを、別のリールに巻き替える巻取技術は、例えば特許文献1及び特許文献2でも開示されているように、広く用いられている。
この技術は、エレクトロニクスの分野にも応用されている。例えば、工場において製造されたLSIチップは、テープ上に配置された状態で製造され、リールに巻き取られる。そして、ユーザへ出荷する際には、出荷用リールに巻き替えられ、しかる後に、この出荷用リールが出荷されている。
このようなテープの巻き取りにおいては、巻き弛みが発生したり、逆に巻き締まりが強くならないように、安定して巻き取ることが重要である。巻き取りの途中において一旦巻き弛みが生じてしまうと、図5(a)に示すようにリール60の中心軸Gに対して、巻き取られたテープ62の中心がズレて行く。このズレの程度は、図5(b)に示すように、巻き取りの進行とともに段々ひどくなってゆき、所定量のテープ62を最後まで巻くことが出来なくなったり、あるいは、リール60に偏った力が働き、リール60を変形させてしまう恐れもある。一方、巻き締まりが強くなりすぎると、テープ62上に配置されているLSIチップを破壊する恐れもある。
上述したように、テープの巻き取りにおいては、安定して巻き取ることが重要であるが、一般に、あるリール(繰出用リール)に巻かれたテープを、別のリール(巻取用リール)に巻き替える場合、巻き取り開始時には、繰出用リールに巻かれているテープの量が多く、繰出用リールに巻かれているテープの径も大きいために、繰出用リールの単位時間あたりの回転量がさほど大きくなくてもある程度の巻取速度で巻き取ることができる。しかしながら、巻き取りが進むにつれて、繰出用リールに巻かれているテープは徐々に少なくなっていくことから、繰出用リールに巻かれているテープの径も小さくなり、繰出用リールの単位時間あたりの回転量を上げないと安定した巻取を実現できなくなってしまう。
このように、巻き始めから巻き終わりまで安定して巻き取るためには、繰出用リールの回転量を、巻き取りの進行に従って連続的に上げてゆく必要がある。このためには、繰出用リールに巻かれているテープの径に対応させて、繰出用リールの回転量も連続的に制御することが必要となる。このような連続制御は、1本の繰出用リールを、1本の巻取用リールに巻き替えるような1:1の単純な巻き取りの場合には、繰出用リールに巻かれたテープの長さのみを把握しておくことにより容易に制御することができ、さほど困難ではない。
特開平11−165922号公報 特開2003−63742号公報
上述したように、エレクトロニクスの分野では、工場で製造されたLSIチップは、出荷用の巻取用リールに巻き替えられ、しかる後に、この巻取用リールが出荷されている。
ところが、出荷効率の向上を図るためには、できるだけ大径の巻取用リールに巻いた状態で出荷することが望ましいこと、また、ユーザ側としても、多くの小径の巻取用リールに巻かれた状態でLISチップを受け取るよりも、少ない大径の巻取用リールを受け取った方が、受取頻度も少なく望ましい。
したがって最近では、製造ラインで使用されている所定の径の繰出用リールに巻かれた状態でLSIチップが製造されると、出荷のためにそれをより大きな径の巻取用リールに巻き替える作業が行われている。
大径の巻取用リールは、当然のことながら、複数の小径の繰出用リールに巻かれたテープを巻き取ることができる。このため、1本目の繰出用リールに巻かれたテープの巻き取りを終えると、そのテープの終端に、2本目の繰出用リールに巻かれたテープの先端を貼り合わせることによって、2本目の繰出用リールに巻かれたテープも、1本目の繰出用リールに巻かれたテープに連続して、すなわちシーケンシャルに巻き取られる。
このように、途中でテープの貼り合わせが行われると、上述したようなテープ長さによる制御だけでは、安定して巻き取るための回転量の連続制御ができなくなる。
このため、1本目の繰出用リールに巻かれたテープを巻き取った後に、そのテープの終端に、2本目の繰出用リールのテープの先端を貼り合わせ、引き続き2本目のリールからテープの巻き取りを行う場合には、安定して巻き取るような制御ができず、手動によって巻き取りをせざるを得ないのが現状である。これは、作業者に対して多大な負担を要するのみならず、時間もかかるために、作業効率が悪いという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、繰出用リールに巻かれたテープを巻き取った後に、そのテープの終端に、別の繰出用リールに巻かれたテープの先端を貼り合わせ、引き続きこの繰出用リールからテープを巻き取る場合であっても、安定してテープを巻き取ることが可能なリールテープ巻取装置及び巻取方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、複数の繰出用リールに巻かれたテープをシーケンシャルに1つの巻取用リールに巻き取るリールテープ巻取装置であって、第1の駆動手段と、弛み検出手段と、第1の張り検出手段と、測長手段と、制御手段とを備えている。
第1の駆動手段は、1本目の繰出用リールに巻かれたテープの初期長さに基づいて予め定めた初期回転量で繰出用リールを回転させることによって、テープを巻取用リール側に繰り出し、弛み検出手段は、繰り出されたテープの弛みを検出し、第1の張り検出手段は、繰り出されたテープの張りを検出し、測長手段は、第1の駆動手段によって繰り出されたテープの長さを測定する。また、制御手段は、1本目の繰出用リールに残っているテープの長さに応じて、繰り出されたテープの進行速度がほぼ一定になるような繰出用リールの回転量の関係を予め把握しておき、初期長さと、測長手段によって測定されたテープの長さとに基づいて、1本目の繰出用リールに残っているテープの長さを演算し、演算したテープの長さに対応する回転量を関係から把握し、把握した回転量で繰出用リールを回転させるように第1の駆動手段を制御するとともに、1本目の繰出用リールからのテープの繰り出しを完了し、2本目以降の繰出用リールからテープを繰り出す場合には、直前に繰り出しを行っていた回転量で第1の駆動手段によって2本目以降の繰出用リールの回転を開始させ、弛み検出手段によって検出された弛みが予め定めた弛み閾値よりも大きい場合には、回転量が所定割合低くなるように、第1の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、回転量が所定割合高くなるように第1の駆動手段を制御する。
従って、請求項1の発明のリールテープ巻取装置においては、以上のような手段を講じることにより、繰出用リールに巻かれたテープを巻き取った後に、そのテープの終端に、別の繰出用リールに巻かれたテープの先端を貼り合わせ、引き続きこの繰出用リールからテープを巻き取る場合であっても、テープの弛みや、張りを緩和しながら、テープの巻取用リールへの安定した巻き取りを実現することが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のリールテープ巻取装置において、繰り出されたテープを巻き取るように巻取用リールを回転させる第2の駆動手段を更に備え、制御手段は、回転量が所定割合低くなるように第1の駆動手段を予め定めた回数制御しても、第1の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、第2の駆動手段を停止させる。
従って、請求項2の発明のリールテープ巻取装置においては、以上のような手段を講じることにより、繰り出されたテープの張りがあまりにも大きい場合であっても、第2の駆動手段を停止させることによって、繰り出されたテープの張りを緩和し、もって、繰出用リールから巻取用リールへの安定した巻き取りを行うことが可能となる。
請求項3の発明は、テープはその上面をテープ状の第1のセパレータで覆われて繰出用リールに巻かれており、第1の駆動手段が繰出用リールを回転させることによって、テープのみならず第1のセパレータをも繰り出し、繰り出された第1のセパレータをセパレータ巻取リールに巻き取るようにした請求項2に記載のリールテープ巻取装置である。この装置は、セパレータ巻取リールを回転させることによって、繰り出された第1のセパレータをセパレータ巻取リールに巻き取らせる第3の駆動手段と、繰り出された第1のセパレータの張りを検出する第2の張り検出手段とを更に備える。そして、制御手段は、第2の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、第3の駆動手段による回転量を低くする。
従って、請求項3の発明のリールテープ巻取装置においては、以上のような手段を講じることにより、セパレータによって上面が覆われたテープが繰出用リールに巻かれている場合、テープを巻取用リールに安定して巻き取りながら、セパレータもテープから分離してセパレータ巻取リールに安定して巻き取ることができる。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載のリールテープ巻取装置において、巻取用リールに巻き取られたテープの上面を覆うためのテープ状の第2のセパレータが巻かれたセパレータ繰出リールを回転させることによって、第2のセパレータをセパレータ繰出リールから巻取用リール側に繰り出す第4の駆動手段と、繰り出された第2のセパレータの張りを検出する第3の張り検出手段とを更に備える。そして、第2の駆動手段は、第4の駆動手段によって繰り出された第2のセパレータが、第1の駆動手段によって繰り出されたテープの上面を覆うように、第2のセパレータとテープとをともに巻き取るように巻取用リールを回転させ、制御手段は、第3の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、第4の駆動手段による回転量を高くする。
従って、請求項4の発明のリールテープ巻取装置においては、以上のような手段を講じることにより、繰り出されたテープの上面にセパレータを配置しながら巻取用リールに安定して巻き取ることができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のリールテープ巻取装置において、テープの進行方向に直交する方向である幅方向を、巻取用リールを形成する一対のフランジ間の幅方向に対して傾け、テープが、フランジ間の幅方向に対して傾いた状態で、巻取用リールに導かれるようにする傾斜手段を更に備える。
従って、請求項5の発明のリールテープ巻取装置においては、以上のような手段を講じることにより、テープの両端部がフランジに接触することなく、テープをスムーズに巻取用リールに巻き取ることができる。テープの両端部がフランジに接触すると、ゴミが発生し、テープに付着する恐れがあるが、本発明によってテープの両端部がフランジに接触することなく巻取用リールに巻き取ることができるため、ゴミの発生を阻止し、もって、テープ14の品質を維持することが可能となる。
請求項6の発明は、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のリールテープ巻取装置において、テープの進行方向に直交する方向である幅方向を湾曲させ、テープの幅方向が湾曲した状態で巻取用リールに導かれるようにする湾曲手段を更に備える。
従って、請求項6の発明のリールテープ巻取装置においては、以上のような手段を講じることにより、テープの両端部がフランジに接触することなく、テープをスムーズに巻取用リールに巻き取ることができる。テープの両端部がフランジに接触すると、ゴミが発生し、テープに付着する恐れがあるが、本発明によってテープの両端部がフランジに接触することなく巻取用リールに巻き取ることができるため、ゴミの発生を阻止し、もって、テープ14の品質を維持することが可能となる。
請求項7の発明は、複数の繰出用リールに巻かれたテープをシーケンシャルに1つの巻取用リールに巻き取るリールテープ巻取方法であって、1本目の繰出用リールに巻かれたテープの初期長さに基づいて予め定めた初期回転量で繰出用リールを第1の駆動手段によって回転させ、テープを巻取用リール側に繰り出すことと、繰り出されたテープの弛みを弛み検出手段によって検出することと、繰り出されたテープの張りを第1の張り検出手段によって検出することと、第1の駆動手段によって繰り出されたテープの長さを測定することとを備える。更に、1本目の繰出用リールに残っているテープの長さに応じて、繰り出されたテープの進行速度がほぼ一定になるような繰出用リールの回転量の関係を予め把握しておき、初期長さと、測定されたテープの長さとに基づいて、1本目の繰出用リールに残っているテープの長さを演算し、演算したテープの長さに対応する回転量を関係から把握し、把握した回転量で繰出用リールを回転させるように第1の駆動手段を制御するとともに、1本目の繰出用リールからのテープの繰り出しを完了し、2本目以降の繰出用リールからテープを繰り出す場合には、直前に繰り出しを行っていた繰出用リールの回転量で第1の駆動手段によって2本目以降の繰出用リールの回転を開始させ、弛み検出手段によって検出された弛みが予め定めた弛み閾値よりも大きい場合には、回転量が所定割合低くなるように、第1の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、回転量が所定割合高くなるように第1の駆動手段を制御する。
従って、請求項7の発明のリールテープ巻取方法においては、以上のような手段を講じることにより、繰出用リールに巻かれたテープを巻き取った後に、そのテープの終端に、別の繰出用リールに巻かれたテープの先端を貼り合わせ、引き続きこの繰出用リールからテープを巻き取る場合であっても、テープの弛みや、張りを緩和しながら、テープの巻取用リールへの安定した巻き取りを実現することが可能となる。
請求項8の発明は、請求項7に記載のリールテープ巻取方法において、繰り出されたテープを巻き取るように第2の駆動手段によって巻取用リールを回転させることを更に備え、回転量が所定割合低くなるように第1の駆動手段を予め定めた回数制御しても、第1の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、第2の駆動手段を停止させる。
従って、請求項8の発明のリールテープ巻取方法においては、以上のような手段を講じることにより、繰り出されたテープの張りがあまりにも大きい場合であっても、第2の駆動手段を停止させることによって、繰り出されたテープの張りを緩和し、もって、繰出用リールから巻取用リールへの安定した巻き取りを行うことが可能となる。
請求項9の発明は、テープはその上面をテープ状の第1のセパレータで覆われて繰出用リールに巻かれており、第1の駆動手段が繰出用リールを回転させることによって、テープのみならず第1のセパレータをも繰り出し、繰り出された第1のセパレータをセパレータ巻取リールに巻き取るようにした請求項8に記載のリールテープ巻取方法である。この方法は、セパレータ巻取リールを第3の駆動手段によって回転させることによって、繰り出された第1のセパレータをセパレータ巻取リールに巻き取らせることと、繰り出された第1のセパレータの張りを第2の張り検出手段によって検出することとを更に備え、第2の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、第3の駆動手段による回転量を低くする。
従って、請求項9の発明のリールテープ巻取方法においては、以上のような手段を講じることにより、セパレータによって上面が覆われたテープが繰出用リールに巻かれている場合、テープを巻取用リールに安定して巻き取りながら、セパレータもテープから分離して安定して巻き取ることができる。
請求項10の発明は、請求項8又は請求項9に記載のリールテープ巻取方法において、巻取用リールに巻き取られたテープの上面を覆うためのテープ状の第2のセパレータが巻かれたセパレータ繰出リールを第4の駆動手段によって回転させ、第2のセパレータをセパレータ繰出リールから巻取用リール側に繰り出すことと、繰り出された第2のセパレータの張りを第3の張り検出手段によって検出することとを更に備えている。そして、第2の駆動手段は、第4の駆動手段によって繰り出された第2のセパレータが、第1の駆動手段によって繰り出されたテープの上面を覆うように、第2のセパレータとテープとをともに巻き取るように巻取用リールを回転させ、第3の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、第4の駆動手段による回転量を高くする。
従って、請求項10の発明のリールテープ巻取方法においては、以上のような手段を講じることにより、繰り出されたテープの上面にセパレータを配置しながら巻取用リールに安定して巻き取ることができる。
請求項11の発明は、請求項7乃至10のうち何れか1項に記載のリールテープ巻取方法において、テープの進行方向に直交する方向である幅方向を、巻取用リールを形成する一対のフランジ間の幅方向に対して傾け、テープが、フランジ間の幅方向に対して傾いた状態で、巻取用リールに導かれるようにする。
従って、請求項11の発明のリールテープ巻取方法においては、以上のような手段を講じることにより、テープの両端部がフランジに接触することなく、テープをスムーズに巻取用リールに巻き取ることができる。テープの両端部がフランジに接触すると、ゴミが発生し、テープに付着する恐れがあるが、本発明によってテープの両端部がフランジに接触することなく巻取用リールに巻き取ることができるため、ゴミの発生を阻止し、もって、テープ14の品質を維持することが可能となる。
請求項12の発明は、請求項7乃至10のうち何れか1項に記載のリールテープ巻取方法において、テープの進行方向に直交する方向である幅方向を湾曲させ、テープの幅方向が湾曲した状態で巻取用リールに導かれるようにする。
従って、請求項12の発明のリールテープ巻取方法においては、以上のような手段を講じることにより、テープの両端部がフランジに接触することなく、テープをスムーズに巻取用リールに巻き取ることができる。テープの両端部がフランジに接触すると、ゴミが発生し、テープに付着する恐れがあるが、本発明によってテープの両端部がフランジに接触することなく巻取用リールに巻き取ることができるため、ゴミの発生を阻止し、もって、テープ14の品質を維持することが可能となる。
本発明のリールテープ巻取装置及び巻取方法によれば、繰出用リールに巻かれたテープを巻き取った後に、そのテープの終端に、別の繰出用リールに巻かれたテープの先端を貼り合わせ、引き続きこの繰出用リールからテープを巻き取る場合であっても、安定してテープを巻き取ることが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るリールテープ巻取方法を適用したリールテープ巻取装置の一例を示す構成概念図である。
すなわち、本実施の形態に係るリールテープ巻取方法を適用したリールテープ巻取装置10は、複数の繰出用リール12に巻かれたテープ14を、シーケンシャルに1つの巻取用リール16に巻き取る装置であって、駆動モータ18,20,22,24と、弛み検出センサ26と、張り検出センサ28,30,32と、テープ検出センサ34と、リール検出センサ36,38と、エンコーダ40と、傾斜機構42と、イオナイザ50,52と、全体を制御するコントローラ48とを備えている。
駆動モータ18は、コントローラ48から指令される回転量で、繰出用リール12を図中矢印方向に回転させる。これによって、繰出用リール12からテープ14が繰り出されるようにしている。なお、テープ14が、その上面をテープ状の工程用セパレータ15で覆われて繰出用リール12に巻かれている場合には、テープ14が、その上面を覆う工程用セパレータ15とともに繰り出されるようにしている。
駆動モータ20は、このようにして繰出用リール12から繰り出された工程用セパレータ15をセパレータ巻取リール44に巻き取るために、コントローラ48から指令される回転量で、セパレータ巻取リール44を回転させる。なお、テープ14の上面が工程用セパレータ15で覆われていない場合には、駆動モータ20及びセパレータ巻取リール44ともに不要となる。
駆動モータ22は、コントローラ48から指令される回転量で、セパレータ繰出リール46を回転させる。これによって、セパレータ繰出リール46に巻かれている出荷用セパレータ17が、セパレータ繰出リール46から繰り出されるようにしている。なお、出荷用セパレータ17を使用しない場合には、駆動モータ22及びセパレータ繰出リール46ともに不要となる。
駆動モータ24は、繰出用リール12から繰り出されたテープ14を巻取用リール16に巻き取るために、コントローラ48から指令される回転量で、巻取用リール16を回転させる。なお、テープ14の上面を出荷用セパレータ17で覆いながら巻取用リール16に巻き取る場合には、巻取用リール16を回転させることによって、巻取用リール16が、繰出用リール12から繰り出されたテープ14の上に、セパレータ繰出リール46から繰り出された出荷用セパレータ17を配置しながら、テープ14と出荷用セパレータ17とをともに巻き取ることができるようにしている。
弛み検出センサ26は、繰出用リール12から繰り出されたテープ14の弛みを検出し、テープ14の弛みを検出した場合には、検出信号をコントローラ48に出力する。張り検出センサ28は、繰出用リール12から繰り出されたテープ14の張りを検出し、テープ14の張りを検出した場合には、検出信号をコントローラ48に出力する。
弛み検出センサ26及び張り検出センサ28による弛み及び張りの検出方法は以下の通りである。すなわち、図1に示すように、弛み検出センサ26を、繰出用リール12から繰り出されたテープ14を巻取用リール16側に導く可動ローラ19の図中左側(巻取用リール16と逆側)に、張り検出センサ28を、可動ローラ19の図中右側(巻取用リール16側)にそれぞれ配置する。図中左側はテープ14の進行方向の上流側、図中右側はテープ14の進行方向の下流側に相当する。この可動ローラ19は、水平方向F、すなわち進行方向又はその進行逆方向に可動に設けられ、テープ14に弛みが生じた場合には進行逆方向、すなわち図中左方向に移動し、テープ14に張りが生じた場合には進行方向、すなわち図中右方向に移動するようにしている。弛み検出センサ26及び張り検出センサ28は、光を発するなどして、自身と可動ローラ19との間の距離を測定する。そして、弛み検出センサ26と可動ローラ19との距離が、予め定めた閾値よりも近づくと、弛み検出センサ26は、テープ14に弛みが生じたものと判定し、検出信号をコントローラ48に出力する。また、張り検出センサ28と可動ローラ19との距離が、予め定めた閾値よりも近づくと、張り検出センサ28は、テープ14に張りが生じたものと判定し、検出信号をコントローラ48に出力する。
張り検出センサ30は、繰出用リール12から繰り出された工程用セパレータ15の張りを検出し、工程用セパレータ15の張りを検出した場合には、検出信号をコントローラ48に出力する。
張り検出センサ32は、セパレータ繰出リール46から繰り出された出荷用セパレータ17の張りを検出し、出荷用セパレータ17の張りを検出した場合には、検出信号をコントローラ48に出力する。
張り検出センサ30,32が、張りを検出する原理は、張り検出センサ28が張りを検出する原理と同じであり、張り検出センサ30は、工程用セパレータ15に張りが生じた場合には、図中垂直方向Vに可動な可動ローラ21が、可動ローラ21の図中上側に設けられた張り検出センサ30に予め定めた閾値よりも近づいた場合、張り検出センサ32は、出荷用セパレータ17に張りが生じた場合には、図中水平方向Fに可動な可動ローラ23が、可動ローラ23の図中左側に設けられた張り検出センサ32に予め定めた閾値よりも近づいた場合、それぞれ検出信号をコントローラ48に出力する。
テープ検出センサ34は、例えば発光部34aと受光部34bとからなる光センサであり、テープ14が存在しない場合に対して、テープ14が存在すると、受光部34bが受光する光の強度に変化が生じることから、テープ14が存在しているか否かを判定し、テープ14が存在していると判定した場合には、検出信号をコントローラ48に出力する。
リール検出センサ36は、例えば受光部と発光部とが一体化した光センサであり、繰出用リール12がセットされている場合には、発光部から発せされた光が繰出用リール12で反射して、受光部が検知するようにしている。これによって、受光部がこの反射光を検知した場合には、繰出用リール12がセットされているものと判定し、検出信号をコントローラ48に出力する。
リール検出センサ38もまた、例えば受光部と発光部とが一体化した光センサであり、巻取用リール16がセットされている場合には、発光部から発せされた光が巻取用リール16で反射して、受光部が検知するようにしている。これによって、受光部がこの反射光を検知した場合には、巻取用リール16がセットされているものと判定し、判定信号をコントローラ48に出力する。
エンコーダ40は、図2(a)のテープ14の平面図に示すように、テープ14の両端に備えられているスプロケットホール14aの数を、カウントする機構を備えている。この機構は、図2(b)に示すようなスプロケットホール14aを側面側から見た図に示すように、スプロケットホール14aと噛み合い、テープ14の進行とともに中心軸Gを中心に回転する一対の歯車40aによって実現する。スプロケットホール14aのピッチは予め定められているので、エンコーダ40は、歯車40aの回転量を、テープ14の進行量に換算し、この値をコントローラ48に出力する。この進行量は、繰出用リール12から繰り出されたテープ14の長さに相当する。
図3(a)に示すように傾斜機構42は、巻取用リール16の手前に配置され、図3(c)に示すように、巻取用リール16に巻き取られるテープ14の幅Wの方向を、巻取用リール16を形成する一対のフランジ16a,16b間の幅Bの方向に対して30°程度傾け、テープ14が、フランジ16a,16b間の幅Bの方向に対して傾いた状態で、巻取用リール16に供給されるようにする。
あるいは、図3(d)に示すように、傾斜機構42は、巻取用リール16に巻き取られるテープ14の幅Wの方向を、フランジ16a,16b間の幅Bの方向に対して湾曲させ、テープ14が、フランジ16a,16b間の幅Bの方向に対して湾曲した状態で、巻取用リール16に供給されるようにする。
本来、テープ14は、巻取用リール16に丁度巻き取られるように、図3(b)に示すように、テープ14の幅Wと、一対のフランジ16a,16b間の幅Bとはほぼ等しいが、図3(c)に示すように傾けたり、図3(d)に示すように湾曲させることによって、テープ14の両端部がフランジ16a、16bに接触することなく、テープ14をスムーズに巻取用リール16に巻き取るようにしている。
イオナイザ50,52は、それぞれ繰出用リール12に巻かれているテープ14、及び巻取用リール16に巻かれるテープ14に対してマイナスイオンをかけることによって除電する。これによって、テープ14の静電気を除去し、テープ14へのゴミや埃の付着を防ぎ、テープ14の品質を維持するようにしている。
コントローラ48は、弛み検出センサ26、張り検出センサ28,30,32、テープ検出センサ34、リール検出センサ36,38、及びエンコーダ40から出力される情報に基づいて、駆動モータ18,20,22,24の回転量を決定し、決定した回転量を各駆動モータ18,20,22,24に指令する。各駆動モータ18,20,22,24はそれぞれ、指令された回転量に従って繰出用リール12、セパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16を回転させる。
本実施の形態に係るリールテープ巻取装置10は、1本目の繰出用リール12に巻かれたテープ14(又はそれに加えて工程用セパレータ15)を巻き取った後に、繰出用リール12を2本目のものに交換し、1本目の繰出用リール12から繰り出されたテープ14の終端に、2本目の繰出用リール12に巻かれたテープ14の先端を貼り合わせ、引き続き2本目の繰出用リール12からテープ14(又はそれに加えて出荷用セパレータ17)を巻き取る場合であっても、巻取用リール16に安定してテープ14を巻き取ることができるようにしている。このように、複数の繰出用リール12に巻かれたテープ14をシーケンシャルに1つの巻取用リール16に巻き取ることができるようにしている。これを実現するために、コントローラ48では、以下のような制御を行っている。
まず1本目の繰出用リール12に巻かれているテープ14を、巻取用リール16に巻き替える場合には、オペレータがコントローラ48に、1本目の繰出用リール12の径、およびこの繰出用リール12に巻かれたテープ14の長さを入力する。また、オペレータは、セパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16の径もコントローラ48に入力する。
コントローラ48には、繰出用リール12の径、及びそれに巻かれたテープ14の長さに対応する繰出用リール12の単位時間あたりの回転量の関係が予め格納されている。この回転量は、繰出用リール12から繰り出されるテープ14の進行速度をほぼ一定に保つことができる回転量である。上記関係は、理論計算によって計算しても、あるいは、過去の運転経験から求めたものであっても良い。また、繰出用リール12の回転量に応じたセパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16の回転量もまた、それぞれのリール径に応じて定められ、その情報も予め格納されている。
したがって、コントローラ48は、オペレータから入力された1本目の繰出用リール12の径、およびこの繰出用リール12に巻かれたテープ14の初期長さから、繰出用リール12の回転量を決定し、決定した回転量で繰出用リール12を回転させるように駆動モータ18に指令する。また、コントローラ48は、オペレータから入力されたセパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16の径から、セパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16の回転量を決定し、決定した回転量でセパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16を回転させるように駆動モータ20,22,24を制御する。
この制御に従って各駆動モータ18,20,22,24が駆動することによって、繰出用リール12からテープ14及び工程用セパレータ15がともに繰り出され、工程用セパレータ15はセパレータ巻取リール44に巻き取られる一方、テープ14は巻取用リール16に巻き取られるようになる。また、セパレータ繰出リール46からは出荷用セパレータ17が繰り出され、テープ14の上面を覆いながら巻取用リール16に巻き取られるようになる。すなわち、巻取用リール16には、テープ14と出荷用セパレータ17とが交互に巻き取られるようになる。
上述したように、エンコーダ40はコントローラ48にテープ14の進行量の情報を出力する。コントローラ48は、繰出用リール12に巻かれたテープ14の初期長さから進行量を減じることによって、繰出用リール12に残っているテープ14の長さを演算する。そして、上述した繰出用リール12の径、及びそれに巻かれたテープ14の長さに対応する繰出用リール12の単位時間あたりの回転量の関係から、このときのテープ14の長さに対応する繰出用リール12の回転量を決定し、決定した回転量で繰出用リール12を回転させるように駆動モータ18に指令する。
この指令に従って駆動モータ18が回転量を変えることによって、繰出用リール12からテープ14をほぼ一定の進行速度で繰り出す。
また、コントローラ48は、弛み検出センサ26から検出信号が出力された場合には、図4の左側に示す制御フロー(S12〜S21)に従って、駆動モータ18の回転速度を20%、30%、40%というように一定割合ずつ段階的に低くする。すなわち、弛み検出センサ26をオンとし(S10)、弛み検出センサ26から検出信号が出力される(S11:弛み)と、まず、駆動モータ18の回転速度を20%低い値に下げる(S12)。これによって、弛み検出センサ26から検出信号が出力されなくなれば(S13、S14:OFF)元の速度に戻す(S32)一方、弛み検出センサ26からの検出信号が引き続き出力されれば(S13、S14:ON)、駆動モータ18の回転速度を30%低い値に下げる(S15)。これによって、弛み検出センサ26から検出信号が出力されなくなれば(S16、S17:OFF)元の速度に戻す(S32)一方、弛み検出センサ26からの検出信号が引き続き出力されれば(S16、S17:ON)、駆動モータ18の回転速度を40%低い値に下げる(S18)。これによって、弛み検出センサ26から検出信号が出力されなくなれば(S19、S20:OFF)元の速度に戻す(S32)一方、弛み検出センサ26からの検出信号が引き続き出力されれば(S19、S20:ON)、駆動モータ18を停止させ(S21)、弛みを取り除いた後に駆動モータ18を再駆動する。
また、コントローラ48は、張り検出センサ28から検出信号が出力された場合には、図4の右側に示す制御フロー(S22〜S31)に従って、駆動モータ18の回転速度を20%、30%、40%というように一定割合ずつ段階的に高くする。すなわち、張り検出センサ28をオンとし(S10)、張り検出センサ28から検出信号が出力される(S11:張り)と、まず、駆動モータ18の回転速度を20%高い値に上げる(S22)。これによって、張り検出センサ28から検出信号が出力されなくなれば(S23、S24:OFF)元の速度に戻す(S32)一方、張り検出センサ28からの検出信号が引き続き出力されれば(S23、S24:ON)、駆動モータ18の回転速度を30%高い値に上げる(S25)。これによって、張り検出センサ28から検出信号が出力されなくなれば(S26、S27:OFF)元の速度に戻す(S32)一方、張り検出センサ28からの検出信号が引き続き出力されれば(S26、S27:ON)、駆動モータ18の回転速度を40%高い値に上げる(S28)。これによって、張り検出センサ28から検出信号が出力されなくなれば(S29、S30:OFF)元の速度に戻す(S32)一方、張り検出センサ28からの検出信号が引き続き出力されれば(S29、S30:ON)、駆動モータ24を停止させ(S31)、弛みを取り除いた後に駆動モータ24を再駆動する。
また、コントローラ48は、張り検出センサ30から検出信号を受けると、図4の左側の制御フロー(S12〜S21)に示すような制御を行うことによって、工程用セパレータ15の張りをなくすように駆動モータ20の回転速度を調整する。また、コントローラ48は、張り検出センサ32によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、図4の右側の制御フロー(S22〜S31)に示すような制御を行うことによって、出荷用セパレータ17の張りをなくすように駆動モータ22の回転速度を調整する。
コントローラ48は、このように、繰出用リール12に残っているテープ14の長さに応じて、繰出用リール12からテープ14が安定して繰り出されるように繰出用リール12の回転量を制御している。また、工程用セパレータ15の巻き取り、及び出荷用セパレータ17の繰り出しにおいても張りがない状態で巻き取り、及び繰り出しを行うようにしている。
このように1本目の繰出用リール12から巻取用リール16へとほぼ一定の進行速度で安定してテープ14が巻き取られると、駆動モータ18,20,22,24を全て停止させ、空になった1本目の繰出用リール12を取り外して、テープ14(又はそれに加えて工程用セパレータ15)が巻かれた2本目の繰出用リール12(又はそれに加えてセパレータ巻取リール44)をセットする。このとき、コントローラ48は、停止時における各駆動モータ18,20,22,24の回転量を記憶する。
そして、1本目の繰出用リール12から繰り出されたテープ14の終端に、2本目の繰出用リール12に巻かれたテープ14の先端を貼り合わせ、しかる後に、駆動モータ18,20,22,24を再駆動させる。このとき、コントローラ48は、各駆動モータ18,20,22,24の停止時に記憶していた各駆動モータ18,20,22,24の各回転量を各駆動モータ18,20,22,24に与える。これによって、各駆動モータ18,20,22,24は、1本目の繰出用リール12を巻き取り終わったときの回転量で繰出用リール12、セパレータ巻取リール44、巻取用リール16、セパレータ繰出リール46をそれぞれ回転させる。
その後は、コントローラ48が、弛み検出センサ26から検出信号を受けると、図4の左側の制御フロー(S12〜S21)に示すような制御を行うことによって、テープ14の弛みをなくすように駆動モータ18の回転速度を調整し、張り検出センサ28から検出信号を受けると、図4の右側の制御フロー(S22〜S31)に示すような制御を行うことによって、テープ14の張りをなくすように駆動モータ18の回転速度を調整しながらテープ14を巻き取る。これによって、1本目の繰出用リール12に引き続いて2本目の繰出用リール12からテープ14を巻き取る場合であっても、巻取用リール16に安定してテープ14を巻き取ることができるようにしている。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るリールテープ巻取方法を適用したリールテープ巻取装置の作用について説明する。
すなわち、本実施の形態に係るリールテープ巻取装置10は、1本目の繰出用リール12に巻かれたテープ14(又はそれに加えて工程用セパレータ15)を巻き取った後に、繰出用リール12を2本目のものに交換し、1本目の繰出用リール12から繰り出されたテープ14の終端に、2本目の繰出用リール12に巻かれたテープ14の先端を貼り合わせ、引き続き2本目の繰出用リール12からテープ14を巻き取る場合であっても、巻取用リール16に安定してテープ14を巻き取るためのものである。
まず1本目の繰出用リール12に巻かれているテープ14を、巻取用リール16に巻き取る場合には、オペレータがコントローラ48に、1本目の繰出用リール12の径、およびこの繰出用リール12に巻かれたテープ14の長さを入力する。また、オペレータは、セパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16の径もコントローラ48に入力する。
コントローラ48には、繰出用リール12の径、及びそれに巻かれたテープ14の長さに対応する繰出用リール12の単位時間あたりの回転量の関係が予め格納されている。この回転量は、繰出用リール12から繰り出されるテープ14の進行速度をほぼ一定に保つことができる回転量である。また、繰出用リール12の回転量に応じたセパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16の回転量もまた、それぞれのリール径に応じて定められ、その情報も予め格納されている。
したがって、コントローラ48では、入力された1本目の繰出用リール12の径、およびこの繰出用リール12に巻かれたテープ14の初期長さから、繰出用リール12の回転量が決定される。そして、この回転量は、駆動モータ18に指令として出力される。
また、コントローラ48では、オペレータから入力されたセパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16の径から、セパレータ巻取リール44、セパレータ繰出リール46、巻取用リール16の回転量が決定される。そして、決定された各回転量は、各駆動モータ20,22,24にそれぞれ指令として出力される。
この指令に従って各駆動モータ18,20,22,24が駆動することによって、繰出用リール12からテープ14及び工程用セパレータ15が繰り出され、工程用セパレータ15はセパレータ巻取リール44に巻き取られる一方、テープ14は巻取用リール16に巻き取られる。このとき、回転している繰出用リール12及び巻取用リール16に対しては、それぞれイオナイザ50,52からマイナスイオンがかけられることによって、テープ14が除電され、静電気が除去される。また、セパレータ繰出リール46からは出荷用セパレータ17が繰り出され、テープ14の上面を覆いながら巻取用リール16に巻き取られるようになる。すなわち、巻取用リール16には、テープ14と出荷用セパレータ17とが交互に巻き取られる。
このように繰出用リール12から巻取用リール16へのテープ14の繰り出しが開始されると、テープ14の両端のスプロケットホール14aと噛み合っている一対の歯車40aが回転することによって、エンコーダ40によってテープ14の進行量が把握され、この把握された進行量の情報がコントローラ48に出力される。
すると、コントローラ48では、繰出用リール12に巻かれたテープ14の初期長さから、この進行量を減じることによって、繰出用リール12に残っているテープ14の長さが演算される。そして、上述した繰出用リール12の径、及びそれに巻かれたテープ14の長さに対応する繰出用リール12の回転量の関係から、このときのテープ14の長さに対応する繰出用リール12の回転量が決定され、決定された回転量が繰出用リール12へ指令として出力される。
この指令に従って駆動モータ18が回転量を変えることによって、繰出用リール12からテープ14がほぼ一定の進行速度で繰り出される。
また、繰出用リール12から繰り出されたテープ14に有意な弛みが発生した場合には、弛み検出センサ26からコントローラ48へ検出信号が出力される。この場合、コントローラ48によって、図4の左側に示す制御(S12〜S21)が行われ、駆動モータ18の回転速度が調整されることによって有意な弛みが取り除かれる。
また、繰出用リール12から繰り出されたテープ14に有意な張りが発生した場合には、張り検出センサ28からコントローラ48へと検出信号が出力される。この場合、コントローラ48によって、図4の右側に示す制御(S22〜S31)が行われ、駆動モータ18の回転速度が調整されることによって有意な張りが取り除かれる。
また、繰出用リール12から繰り出された工程用セパレータ15に有意な張りが発生した場合には、張り検出センサ30からコントローラ48へと検出信号が出力される。この場合、コントローラ48によって、図4の左側に示す制御(S12〜S21)が行われ、駆動モータ22の回転速度が調整されることによって有意な張りが取り除かれる。
また、セパレータ繰出リール46から繰り出された出荷用セパレータ17に有意な張りが発生した場合には、張り検出センサ32からコントローラ48へと検出信号が出力される。この場合、コントローラ48によって、図4の右側に示す制御(S22〜S31)が行われ、駆動モータ22の回転速度が調整されることによって有意な張りが取り除かれる。
このように、コントローラ48によって、繰出用リール12に残っているテープ14の長さに応じて繰出用リール12の回転量が制御されることによって、繰出用リール12からテープ14が安定して繰り出される。また、工程用セパレータ15の巻き取り、及び出荷用セパレータ17の繰り出しにおいても張りがない状態で巻き取り、及び繰り出しが行われる。
巻取用リール16の手前には、傾斜機構42が設けられている。巻取用リール16に巻き取られるテープ14は、この傾斜機構42によって、図3(c)に示すように、巻取用リール16に巻き取られるテープ14の幅Wの方向が、巻取用リール16を形成する一対のフランジ16a,16b間の幅Bの方向に対して30°程度傾けられる。又は、図3(d)に示すように、テープ14の幅Wの方向が湾曲した状態で巻取用リール16に導かれる。これによって、テープ14の両端部が、フランジ16a、16b間に接触することなくスムーズに巻取用リール16に巻き取られる。
このように1本目の繰出用リール12から巻取用リール16へとほぼ一定の進行速度で安定してテープ14が巻き取られると、駆動モータ18,20,22,24が一旦全て停止される。このとき、コントローラ48によって、停止時における各駆動モータ18,20,22,24の回転量が記憶される。
そして、空になった1本目の繰出用リール12を取り外し、テープ14(又はそれに加えて工程用セパレータ15)が巻かれた2本目の繰出用リール12セットが完了すると、1本目の繰出用リール12から繰り出されたテープ14の終端に、2本目の繰出用リール12に巻かれたテープ14の先端を貼り合わせ、しかる後に、駆動モータ18,20,22,24を再駆動させる。このとき、コントローラ48に記憶されている各駆動モータ18,20,22,24の停止時の回転量が、各駆動モータ18,20,22,24に対してそれぞれ指令として出力される。これによって、繰出用リール12、セパレータ巻取リール44、巻取用リール16、セパレータ繰出リール46はそれぞれ駆動モータ18,20,22,24によって、1本目の繰出用リール12を巻き取り終わったときの回転量で回転される。
その後は、繰出用リール12から繰り出されたテープ14に有意な弛みが発生した場合には、弛み検出センサ26からコントローラ48へ検出信号が出力され、コントローラ48によって、図4の左側に示す制御(S12〜S21)が行われ、駆動モータ18の回転速度が調整されることによって有意な弛みが取り除かれながらテープ14が巻取用リール16に巻き取られる。
また、繰出用リール12から繰り出されたテープ14に有意な張りが発生した場合には、張り検出センサ28からコントローラ48へと検出信号が出力され、コントローラ48によって、図4の右側に示す制御(S22〜S31)が行われ、駆動モータ18の回転速度が調整されることによって有意な張りが取り除かれながらテープ14が巻取用リール16に巻き取られる。
また、繰出用リール12から繰り出された工程用セパレータ15に有意な張りが発生した場合には、張り検出センサ30からコントローラ48へと検出信号が出力され、コントローラ48によって、図4の左側に示す制御(S12〜S21)が行われ、駆動モータ22の回転速度が調整されることによって有意な張りが取り除かれながら工程用セパレータ15がセパレータ巻取リール44に巻き取られる。
また、セパレータ繰出リール46から繰り出された出荷用セパレータ17に有意な張りが発生した場合には、張り検出センサ32からコントローラ48へと検出信号が出力され、コントローラ48によって、図4の右側に示す制御(S22〜S31)が行われ、駆動モータ22の回転速度が調整されることによって有意な張りが取り除かれながら出荷用セパレータ17が巻取用リール16に巻き取られる。
このようにして、1本目の繰出用リール12に引き続いて2本目の繰出用リール12からテープ14を巻き取る場合であっても、テープ14は、巻取用リール16に安定して巻き取られる。
上述したように、本実施の形態に係るリールテープ巻取方法を適用したリールテープ巻取装置10においては、上記のような作用により、1本目の繰出用リール12に巻かれたテープ14を巻取用リール16で巻き取った後に、1本目の繰出用リール12から巻き取られえたテープ14の終端に、2本目の繰出用リール12に巻かれているテープ14の先端を貼り合わせ、引き続き2本目の繰出用リール12から同一の巻取用リール16へテープ14の巻き取りを行うような場合であっても、安定してテープ14を巻き取ることが可能となる。
また、テープ14の両端部がフランジ16a、16bに接触することなく、テープ14をスムーズに巻取用リール16に巻き取ることができる。テープ14の両端部がフランジ16a,16bに接触すると、ゴミが発生し、テープ14に付着する恐れがあるが、本実施の形態では、このように、テープ14の両端部がフランジ16a,16bに接触することなく巻取用リール16に巻き取ることができるため、ゴミの発生を阻止し、もって、テープ14の品質を維持することも可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の実施の形態に係るリールテープ巻取方法を適用したリールテープ巻取装置の一例を示す構成概念図。 テープの平面図及び側面図。 傾斜機構の構成例を示す外観図と、フランジ間の幅の方向に対するテープの位置関係を示す図。 テープの張力に応じて巻取速度を段階的に制御する制御方法を示すフローチャート。 テープがリールの軸心に対してズレた状態で巻き取られて行く状態を示す概念図。
符号の説明
F…水平方向、G…中心軸、V…垂直方向、10…リールテープ巻取装置、12…繰出用リール、14…テープ、14a…スプロケットホール、15…工程用セパレータ、16…巻取用リール、16a,16b…フランジ、17…出荷用セパレータ、18,20,22,24…駆動モータ、19,21,23…可動ローラ、26…弛み検出センサ、28,30,32…張り検出センサ、34…テープ検出センサ、34a…発光部、34b…受光部、36,38…リール検出センサ、40…エンコーダ、40a…歯車、42…傾斜機構、44…セパレータ巻取リール、46…セパレータ繰出リール、48…コントローラ、50,52…イオナイザ、60…リール、62…テープ

Claims (12)

  1. 複数の繰出用リールに巻かれたテープをシーケンシャルに1つの巻取用リールに巻き取るリールテープ巻取装置であって、
    1本目の繰出用リールに巻かれたテープの初期長さに基づいて予め定めた初期回転量で前記繰出用リールを回転させることによって、前記テープを前記巻取用リール側に繰り出す第1の駆動手段と、
    前記繰り出されたテープの弛みを検出する弛み検出手段と、
    前記繰り出されたテープの張りを検出する第1の張り検出手段と、
    前記第1の駆動手段によって繰り出されたテープの長さを測定する測長手段と、
    前記1本目の繰出用リールに残っているテープの長さに応じて、前記繰り出されたテープの進行速度がほぼ一定になるような前記繰出用リールの回転量の関係を予め把握しておき、前記初期長さと、前記測長手段によって測定されたテープの長さとに基づいて、前記1本目の繰出用リールに残っているテープの長さを演算し、前記演算したテープの長さに対応する回転量を前記関係から把握し、前記把握した回転量で前記繰出用リールを回転させるように前記第1の駆動手段を制御するとともに、前記1本目の繰出用リールからのテープの繰り出しを完了し、2本目以降の繰出用リールからテープを繰り出す場合には、直前に繰り出しを行っていた回転量で前記第1の駆動手段によって前記2本目以降の繰出用リールの回転を開始させ、前記弛み検出手段によって検出された弛みが予め定めた弛み閾値よりも大きい場合には、前記回転量が所定割合低くなるように、前記第1の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、前記回転量が所定割合高くなるように前記第1の駆動手段を制御する制御手段と
    を備えたリールテープ巻取装置。
  2. 請求項1に記載のリールテープ巻取装置において、
    前記繰り出されたテープを巻き取るように巻取用リールを回転させる第2の駆動手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記回転量が所定割合低くなるように前記第1の駆動手段を予め定めた回数制御しても、前記第1の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、前記第2の駆動手段を停止させるようにしたリールテープ巻取装置。
  3. 前記テープはその上面をテープ状の第1のセパレータで覆われて前記繰出用リールに巻かれており、前記第1の駆動手段が前記繰出用リールを回転させることによって、前記テープのみならず前記第1のセパレータをも繰り出し、前記繰り出された第1のセパレータをセパレータ巻取リールに巻き取るようにした請求項2に記載のリールテープ巻取装置において、
    前記セパレータ巻取リールを回転させることによって、前記繰り出された第1のセパレータを前記セパレータ巻取リールに巻き取らせる第3の駆動手段と、
    前記繰り出された第1のセパレータの張りを検出する第2の張り検出手段とを更に備え、
    前記制御手段は、前記第2の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、前記第3の駆動手段による回転量を低くするようにしたリールテープ巻取装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のリールテープ巻取装置において、
    前記巻取用リールに巻き取られたテープの上面を覆うためのテープ状の第2のセパレータが巻かれたセパレータ繰出リールを回転させることによって、前記第2のセパレータを前記セパレータ繰出リールから前記巻取用リール側に繰り出す第4の駆動手段と、
    前記繰り出された第2のセパレータの張りを検出する第3の張り検出手段とを更に備え、
    前記第2の駆動手段は、前記第4の駆動手段によって繰り出された第2のセパレータが、前記第1の駆動手段によって繰り出されたテープの上面を覆うように、前記第2のセパレータと前記テープとをともに巻き取るように前記巻取用リールを回転させ、
    前記制御手段は、前記第3の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、前記第4の駆動手段による回転量を高くするようにしたリールテープ巻取装置。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のリールテープ巻取装置において、
    前記テープの進行方向に直交する方向である幅方向を、前記巻取用リールを形成する一対のフランジ間の幅方向に対して傾け、前記テープが、前記フランジ間の幅方向に対して傾いた状態で、前記巻取用リールに導かれるようにする傾斜手段を更に備えたリールテープ巻取装置。
  6. 請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のリールテープ巻取装置において、
    前記テープの進行方向に直交する方向である幅方向を湾曲させ、前記テープの幅方向が湾曲した状態で前記巻取用リールに導かれるようにする湾曲手段を更に備えたリールテープ巻取装置。
  7. 複数の繰出用リールに巻かれたテープをシーケンシャルに1つの巻取用リールに巻き取るリールテープ巻取方法であって、
    1本目の繰出用リールに巻かれたテープの初期長さに基づいて予め定めた初期回転量で前記繰出用リールを第1の駆動手段によって回転させ、前記テープを前記巻取用リール側に繰り出すことと、
    前記繰り出されたテープの弛みを弛み検出手段によって検出することと、
    前記繰り出されたテープの張りを第1の張り検出手段によって検出することと、
    前記第1の駆動手段によって繰り出されたテープの長さを測定することと、
    前記1本目の繰出用リールに残っているテープの長さに応じて、前記繰り出されたテープの進行速度がほぼ一定になるような前記繰出用リールの回転量の関係を予め把握しておき、前記初期長さと、前記測定されたテープの長さとに基づいて、前記1本目の繰出用リールに残っているテープの長さを演算し、前記演算したテープの長さに対応する回転量を前記関係から把握し、前記把握した回転量で前記繰出用リールを回転させるように前記第1の駆動手段を制御するとともに、前記1本目の繰出用リールからのテープの繰り出しを完了し、2本目以降の繰出用リールからテープを繰り出す場合には、直前に繰り出しを行っていた回転量で前記第1の駆動手段によって前記2本目以降の繰出用リールの回転を開始させ、前記弛み検出手段によって検出された弛みが予め定めた弛み閾値よりも大きい場合には、前記回転量が所定割合低くなるように、前記第1の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、前記回転量が所定割合高くなるように前記第1の駆動手段を制御することと
    を備えたリールテープ巻取方法。
  8. 請求項7に記載のリールテープ巻取方法において、
    前記繰り出されたテープを巻き取るように第2の駆動手段によって巻取用リールを回転させることを更に備え、
    前記回転量が所定割合低くなるように前記第1の駆動手段を予め定めた回数制御しても、前記第1の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、前記第2の駆動手段を停止させるようにしたリールテープ巻取方法。
  9. 前記テープはその上面をテープ状の第1のセパレータで覆われて前記繰出用リールに巻かれており、前記第1の駆動手段が前記繰出用リールを回転させることによって、前記テープのみならず前記第1のセパレータをも繰り出し、前記繰り出された第1のセパレータをセパレータ巻取リールに巻き取るようにした請求項8に記載のリールテープ巻取方法において、
    前記セパレータ巻取リールを第3の駆動手段によって回転させることによって、前記繰り出された第1のセパレータを前記セパレータ巻取リールに巻き取らせることと、
    前記繰り出された第1のセパレータの張りを第2の張り検出手段によって検出することとを更に備え、
    前記第2の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、前記第3の駆動手段による回転量を低くするようにしたリールテープ巻取方法。
  10. 請求項8又は請求項9に記載のリールテープ巻取方法において、
    前記巻取用リールに巻き取られたテープの上面を覆うためのテープ状の第2のセパレータが巻かれたセパレータ繰出リールを第4の駆動手段によって回転させ、前記第2のセパレータを前記セパレータ繰出リールから前記巻取用リール側に繰り出すことと、
    前記繰り出された第2のセパレータの張りを第3の張り検出手段によって検出することとを更に備え、
    前記第2の駆動手段は、前記第4の駆動手段によって繰り出された第2のセパレータが、前記第1の駆動手段によって繰り出されたテープの上面を覆うように、前記第2のセパレータと前記テープとをともに巻き取るように前記巻取用リールを回転させ、
    前記第3の張り検出手段によって検出された張りが予め定めた張り閾値よりも大きい場合には、前記第4の駆動手段による回転量を高くするようにしたリールテープ巻取方法。
  11. 請求項7乃至10のうち何れか1項に記載のリールテープ巻取方法において、
    前記テープの進行方向に直交する方向である幅方向を、前記巻取用リールを形成する一対のフランジ間の幅方向に対して傾け、前記テープが、前記フランジ間の幅方向に対して傾いた状態で、前記巻取用リールに導かれるようにしたリールテープ巻取方法。
  12. 請求項7乃至10のうち何れか1項に記載のリールテープ巻取方法において、
    前記テープの進行方向に直交する方向である幅方向を湾曲させ、前記テープの幅方向が湾曲した状態で前記巻取用リールに導かれるようにしたリールテープ巻取方法。
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