JP2007069317A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワーク外周面の基部側の縁部やワーク外周面に刻設されている溝部等、従来加工が困難とされていた部位の加工を容易に精度良く行うことができる加工装置を提供すること。
【解決手段】基台と、基台上に設けられワークを保持して回転させるワーク保持・回転手段3と、基台に設けられスライダ機構を介してワークに向かう方向に進退自在に構成され加工工具を備えた加工用工具ユニット31と、加工用工具ユニットを介して加工工具をワークに向かう方向に押圧する押圧手段と、加工用工具ユニットに設けられワークに当接することによりワークの形状に倣って進退して加工用工具ユニット全体を進退させる倣い手段と、を具備した加工装置において、加工工具の軸芯はワークの回転中心軸に対して平行ではなく、且つ、加工用工具ユニットの進退方向に対して平行であるもの。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、工作機械により加工された均質な工業部品(以下、ワークという)、ダイキャスト、射出成形、プレス打抜、ロストワックス鋳造、型鍛造等の方法により製造されたワークであって被加工部を備えたものに対して面取加工等の加工を施す加工装置に係り、特に、ワーク外周面の基端側の縁部やワーク外周面に形成されている溝の縁部に対する加工、例えば、面取加工を容易に施すことができるように工夫したものに関する。
工作機械による加工、ダイキャスト、射出成形、プレス打抜、ロストワックス鋳造、型鍛造等の方法により製造されたワークとしては、例えば、図9に示すようなものがある。図9に示すワーク201は、図9(a)に示すようにその二次元輪郭が直線と曲線との接続により構成される比較的複雑な形状になっている。又、上記ワーク201はフランジ状をなしていて、中心部に図示しないシャフトが貫通する貫通孔203が形成されていると共に、四隅には図示しない締結ボルトが貫通する貫通孔205が形成されている。又、上記貫通孔205の外周部には、環状凹部207が形成されており、この環状凹部207には環状凹部207と連続するように凸部209が複数個所にわたって突設されている。そしてこのような構成をなすワーク201は、図示しない別のワークと共に締結・固定されて所定の機器或いは機器の部品として完成される。
ところで、図9に示したようなワーク201の場合には、貫通孔205、205間のピッチ(P1)、(P2)等については高い寸法精度が要求されるが、その輪郭形状の絶対的寸法精度はそれ程重要ではない。一方、製造過程において、その外周縁部に生じている「バリ」と称される部分を除去する必要がある。又、輪郭形状に応じて面取加工を施したり、端面を一定の加工面精度に仕上げる必要がある。
その際、単なるバリ取りだけを行う場合には、ブラッシングホイール、ワイヤーホイール等の可撓性工具を使用して行えばよいが、輪郭形状に応じて面取加工を施したり、端面を一定の加工面精度に仕上げる場合には、エンドミル、ロータリーバ、チャンファーカッタ等の切削工具を使用することになる。
上記切削工具を使用して所望の仕上加工を施す切削装置としては様々なものがある。しかしながら、従来のこの種の装置は、何れもモデルワーク等に基づいて予め設定された軌道情報に沿って切削工具を移動させて行くものであって、全てのワークに対して画一的な切削を施す構成になっていた。
よって、ワークの輪郭形状にバラツキがあった場合には(モデルワークの輪郭形状に対してワークはバラツキを持っている)、切削の深さにバラツキが発生してしまい、そのため、場所によっては切削の深さが深過ぎて面取幅が大きくなってしまったり、場所によっては工具が破損してしまうという問題があった。
又、別の問題として、予め軌道情報を入力・記憶させておく作業が困難であるという問題があった。すなわち、軌道情報を入力する場合には、まず、モデルワークの輪郭形状に沿って多数のプログラミングポイントを設定し、それらプログラミングポイントの座標値を設定する必要があり、そのようにして得られた座標値をティーチングボックスを使用して入力・記憶させるものである。これらの作業は決して容易なものではなく、多くの労力と長い作業時間を要してしまうことになる。
そこで、本件特許出願人は、「追従加工装置」なる発明を提案している。その詳細は特許文献1に開示されている。
特開平5−200655号公報
しかしながら、特許文献1に記されている追従加工装置においては、加工工具をワークに圧接させるときの押圧力をロードセンサによって検出する構成になっていて、全体としては構成も簡略化され作業も容易になってはいるものの、該ロードセンサの検出値に基づくサーボモータによるプログラム制御のための構成が複雑であり、それが原因して装置が高価になってしまうという問題があった。
そこで、本件特許出願人は、そのような高価な装置や複雑な制御を要することなく、所望の加工を施すことができる「加工装置」を提案し出願に及んでおり、それを開示するのが特許文献2である。
特開平11−197930号公報
上記特許文献2には次のような加工装置が開示されている。すなわち、基台と、上記基台に設けられワークを保持して回転させるワーク保持・回転手段と、上記基台に設けられスライダ機構を介してワークに向かう方向に進退自在に構成され加工工具を備えた加工用工具ユニットと、上記加工用工具ユニットを介して加工工具をワークに向かう方向に常時一定の押圧力で押圧する押圧手段と、上記加工用工具ユニットに設けられワークに当接することによりワークの形状に倣って進退し、それによって、上記加工用工具ユニット全体を進退させる倣い手段と、を具備した加工装置が開示されている。
そして上記加工装置はこのように比較的簡単な構成で、且つ、複雑な制御を要することなく、例えば、ワークに対して面取加工等の所望の加工を施すことができるようになっている。
しかし、上記従来の加工装置の構成によると次のような問題が生じていた。すなわち、図9(b)に示すように加工工具211の軸芯はZ方向、加工工具211を備えた図示しない加工用工具ユニットの進退方向はY方向であり、互いに直交した位置に設定されていた。したがって図9(a)、(b)に示すように環状凹部207及び凸部209を含むワーク外周面213を加工する場合、図9(b)において、ワーク外周面213の対面側の縁部Aについては面取加工が可能であるが、ワーク外周面213の基部側の縁部Bや、ワーク外周面213に設けられている図示しない溝の縁部等に面取加工を施すことは困難であった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、ワーク外周面の対面側の縁部に加え、ワーク外周面の基端側の縁部やワーク外周面に設けられている溝の縁部等、従来加工が困難とされていた部位の加工を容易に精度良く行うことができる加工装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による加工装置は、基台と、 上記基台上に設けられワークを保持して回転させるワーク保持・回転手段と、上記基台に設けられスライダ機構を介して上記ワークに向かう方向に進退自在に構成され加工工具を備えた加工用工具ユニットと、上記加工用工具ユニットを介して加工工具をワークに向かう方向に押圧する押圧手段と、上記加工用工具ユニットに設けられワークに当接することによりワークの形状に倣って進退し、それによって、上記加工用工具ユニット全体を進退させる倣い手段と、を具備してなる加工装置において、上記加工工具の軸芯は上記ワークの回転中心軸に対して平行ではなく、且つ、上記加工用工具ユニットの進退方向に対して平行であることを特徴とするものである。
又、請求項2による加工装置は、請求項1記載の加工装置において、上記加工工具の軸芯は上記ワークの回転軸に対して直交する方向に指向していることを特徴とするものである。
又、請求項3による加工装置は、請求項1記載の加工装置において、上記加工工具の軸芯は上記ワークの回転軸に対して傾斜した方向に指向していることを特徴とするものである。
又、請求項4による加工装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の加工装置において、上記加工工具の軸芯と上記加工用工具ユニットの進退方向は水平方向に設定されていることを特徴とするものである。
又、請求項5による加工装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の加工装置において、上記加工工具は上記ワークに対して面取加工を施すものであることを特徴とするものである。
以上詳述したように上記目的を達成するべく本願発明による加工装置によると、基台と、上記基台上に設けられワークを保持して回転させるワーク保持・回転手段と、上記基台に設けられスライダ機構を介して上記ワークに向かう方向に進退自在に構成され加工工具を備えた加工用工具ユニットと、上記加工用工具ユニットを介して加工工具をワークに向かう方向に押圧する押圧手段と、上記加工用工具ユニットに設けられワークに当接することによりワークの形状に倣って進退し、それによって、上記加工用工具ユニット全体を進退させる倣い手段と、を具備してなる加工装置において、上記加工工具の軸芯は上記ワークの回転中心軸に対して平行ではなく、且つ、上記加工用工具ユニットの進退方向に対して平行である構成になっているので、従来、例えば、面取加工を施すことができなかった部位に対しても容易に面取加工を施すことができるようになった。
又、加工工具の軸芯をワークの回転軸に対して直交する方向に設定した場合には、ワークの外周面に対して加工工具の加工端面が一様に作用することになり、それによって、加工精度の向上を図ることができる。
又、ワーク、倣い手段、加工工具の位置調整が容易になると共に加工装置の構造を簡単にすることが可能となる。
又、加工工具の軸芯と加工用工具ユニットの進退方向を水平方向に設定した場合には、加工装置の高さ寸法を小さくすることが可能となる。
尚、加工装置としては面取装置が考えられ、その場合には顕著な効果を奏することができる。
但し、面取装置以外にも様々な加工を実行する加工装置が考えられる。
以下、図1乃至図8を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1、図2、図3は加工装置としての面取装置の構成を示す側面図、正面図、平面図である。
まず基台1がある。この基台1の底面には6個(図1では3個のみ、図2では2個のみ示す)の移動用キャスタ2とストッパ4が取り付けられている。上記基台1にはワーク保持・回転手段3が設置されている。上記ワーク保持・回転手段3は駆動モータ5によってワークグリッパ7を回転させるように構成されている。そして、ワークグリッパ7によってワーク9を保持するものである。
上記基台1上にはベース部11が設置されていて、このベース部11上にはY方向スライド台13が、ガイド機構15を介して、図1、3中左右方向(Y方向)に移動可能に搭載されている。上記ガイド機構15は、上記ベース部11側に敷設された一対(図1では片側のみ示す)のレール17、17と、上記Y方向スライド台13側に設けられ上記レール17、17に移動可能に係合するガイド部材19、19とから構成されている。上記ガイド部材19は上記レール17、17に対して夫々2個ずつ設けられている。
又、上記ベース部11には押圧手段21が設置されている。この押圧手段21は上記ベース部11側に取り付けられた回転体23と、上記Y方向スライド台13側に取り付けられた回転体25と、これら回転体23、25に巻回されその一端を上記Y方向スライド台13に連結された紐体27と、この紐体27の他端に連結された錘29とから構成されている。上記構成をなす押圧手段21によってY方向スライド台13を、ワーク9側(図1中左側)に常時付勢しているものである。
上記Y方向スライド台13の上面前方寄り(図1、3中左側)には、加工用工具ユニット31が、Z方向スライド台32を介して図1、図3中上下方向(Z方向)に移動可能に取り付けられている。又、上記加工用工具ユニット31は駆動モータ33を備えていて、この駆動モータ33によってスピンドル34を介して加工工具35を回転駆動させ、それによって、ワーク9のワーク外周面51の所定の部位に対して所定の面取加工を施すものである。
又、上記Z方向スライド台32とY方向スライド台13との間には図示しないガイド機構(例えば、一対のレールと該一対のレールに移動可能に係合するガイド部材等から構成されたもの)が設けられていて、Z方向スライド台32はこのガイド機構を介して図1、図2中上下方向(Z方向)に移動し得るように構成されている。すなわち、操作ハンドル37を回転操作することにより、操作ハンドル37の下方に延びているボールネジ39、Z方向スライド台32に固着された図示しないボールナット、上記ガイド機構を介して、Z方向スライド台32ひいては加工工具ユニット31が図1、図2中上下方向(Z方向)に移動するものである。
尚、上記加工用工具ユニット31はブラケット36を介して上記Z方向スライド台32に取り付けられている。
上記加工工具35の上方には加工工具35と平行に倣い用スライラス41が着脱可能に取り付けられている。すなわち、図4に拡大して示すように、加工用工具ユニット31の先端寄りには一例としてスピンドル34と平行に前方に張り出すように取付けアーム42が取り付けられていて、この取付けアーム42の先端には倣い用スライラス取付台43が設置されている。そして上記倣い用スライラス41はこの倣い用スライラス取付台43に対して着脱可能に取り付けられている。又、倣い用スライラス41は前方に水平に延びるスタイラス本体45の先端に回転可能に倣い用ローラ47を取り付けることによって一例として構成されている。
このように、本実施の形態では、加工工具35の軸芯がワーク9の回転中心軸に対して直交する方向に指向していると共に、加工用工具ユニット31の進退方向と平行になっている。その結果、従来面取加工を施すことができなかったワーク9の種々の部位に対して面取加工を施すことができるようになっているものである。
又、ワーク9に対して図6(a)に示すように側方から加工工具35を作用させることができ、図6(b)に示すようにワーク外周面51の対面側の縁部Aだけでなく、ワーク外周面51の基端側の縁部Bに対しても容易に面取加工を施すことができるようになっている。
又、図7に示すように、ワーク外周面51に刻設されている溝部52の上下の縁部C、C等に対しても容易に面取加工を施すことができるようになっている。
又、加工工具35の軸芯がワーク9の回転中心軸に対して直交する方向に指向していて、ワーク9の外周面51に対して加工工具35の加工端面49が直角に臨むように設定されている。これによりワーク外周面51に対して加工工具35の加工端面49が一様に作用するから加工精度の向上を図ることができる。又、ワーク9、倣い用スライラス41及び加工工具35の位置調整が容易になり加工装置の構造を簡単にすることが可能となる。
この他、本発明の加工装置には基台1の上方にフレーム53が立ち上げられており、フレーム53の前面にスイッチボックス55、フレーム53の前面寄りの上面には自動扉用のエンドロックシリンダ57、フレーム53の側面には図示しない透明アクリル製の安全カバーと操作盤59、操作盤59の上面にシグナルタワー61等がそれぞれ設けられている。
以上の構成を基にその作用を説明する。例えば、図6に示すような形状のワーク9を例に挙げて、当該ワーク9のワーク外周面51における対面側の縁部A、基部側の縁部B、図7に示すようなワーク外周面51に刻設されている溝52の上下の縁部C、Cに対して、夫々面取加工を施す場合について説明する。
(1)対面側の縁部Aを面取加工する場合{図6(b)参照}
この場合には、図6(b)中仮想線で示すように、加工工具35の加工端面49の下部がワーク9の対面側の縁部Aに当接するように操作ハンドル37を介して加工用工具ユニット31の高さ調整を行う。又、スピンドル34の上方に位置していた取付アーム42をスピンドル34の下方に位置するように取付位置を変更し、倣い用スライラス41を加工工具35の下方に位置させてワーク9の外周面51に倣い用スライラス41の先端の倣い用ローラ47を当接させる。そして駆動モータ5と駆動モータ33を起動させてワーク9と加工工具35を夫々所定の速度で所定の方向に回転させて所望の面取加工を実行する。
(2)基部側の縁部Bを面取加工する場合{図6(b)参照}
この場合には図6(b)中実線で示すように加工工具35の加工端面49の上部がワーク9の基端側の縁部Bに当接するように操作ハンドル37を介して加工用工具ユニット31の高さ調整を行う。又、取付アーム42を、図4に示すように、スピンドル34の上方に位置するように取り付け、倣い用スライラス41を加工工具35の上方に位置させてワーク9のワーク外周面51に倣い用スライラス41の先端の倣い用ローラ47を当接させる。そして上記対面側の縁部Aを面取加工する場合と同様、駆動モータ5と駆動モータ33を起動させてワーク9と加工工具35をそれぞれ所定の速度で所定の方向に回転させ、所望の面取加工を実行する。
(3)ワーク外周面に刻設されている溝部52の上下の縁部C、Cを面取加工する場合(図7参照)。
ワーク9の外周面51に刻設されている溝部52の下縁Cを面取加工する場合には、図7中仮想線で示すように、加工工具35の加工端面49の下部を溝部52の下縁Cに当接させる。又、倣い用スライラス41は加工工具35の下方に位置させて当該溝部52の下縁Cの下方のワーク9の外周面51に当接させる。
一方、ワーク外周面51に刻設されている溝部52の上縁Cを面取加工する場合には、図7中実線で示すように、加工工具35の加工端面49の上部を溝部52の上縁Cに当接させる。又、倣い用スライラス41は加工工具35の上方に位置させて当該溝部52の上縁Cの上方のワーク外周面51に当接させる。
そして上記対面側の縁部Aを面取加工する場合と、基部側の縁部Bを面取加工する場合と同様、駆動モータ5と駆動モータ33を起動させてワーク9と加工工具35をそれぞれ所定の速度で所定の方向に回転させ、所望の面取加工を実行する。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、従来、例えば、面取加工を施すことができなかった部位に対しても容易に面取加工を施すことができるようになった。具体的には、ワーク9の基端側の縁部Bに対する面取加工、ワーク9の溝部52の上下の縁部C、Cに対する面取加工等である。
又、加工工具35の軸芯をワーク9の回転軸に対して直交する方向に設定しているので、ワーク9の外周面51に対して加工工具35の加工端面49が一様に作用することになり、それによって、加工精度の向上を図ることができる。
又、ワーク9、倣い用スタイラス41、加工工具35の位置調整が容易になると共に加工装置の構造を簡単にすることが可能となる。
又、加工工具35の軸芯と加工用工具ユニット31の進退方向を水平方向に設定しているので、水平にセットしたワーク9に対して側方から加工工具35を作用させることができ、ワーク9の外周面51の基部側縁部やワーク9の外周面51に刻設されている溝部52等の面取加工等が容易になることはもとより、加工装置の高さ寸法を小さくすることが可能となる。
次に、図8を参照して本発明の第2、第3の実施の形態を説明する。まず、図8(a)に示す第2の実施の形態の場合には、ワーク9の回転軸を水平方向に指向させると共に、加工工具35の軸心と加工工具ユニット31の進退方向を垂直方向に設定した例を示すものである。この場合にも前記第1の実施の形態の場合と略同様の効果を奏することができる。
次に、図8(b)に示す第3の実施の形態の場合には、ワーク9の回転軸を水平方向に対して45°だけ傾斜させた方向に指向させると共に、加工工具35の軸心と加工工具ユニット31の進退方向を水平方向に設定した例を示すものである。このような構成でも、前記第1、第2の実施の形態の場合と略同様の効果を奏することができる。
尚、本発明は前記第1〜第3の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記第1〜第3の実施の形態においては、面取装置を例に挙げて説明したが、その他の加工装置にも適用可能である。
又、倣い手段の構成としては、説明したものに限定されず、様々な構成のものが考えられる。
本発明は、例えば、工作機械により加工された均質な工業部品(以下、ワークという)、ダイキャスト、射出成形、プレス打抜、ロストワックス鋳造、型鍛造等の方法により製造されたワークであって被加工部を備えたものに対して面取加工等の加工を施す加工装置に係り、特に、ワーク外周面の基部側の縁部やワーク外周面に刻設されている溝部の面取加工を容易に施すことができるように工夫したものに関し、複雑なワーク外周面を有するワークやワーク外周面の種々の部位の面取加工に好適である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、加工装置としての面取装置の側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、加工装置としての面取装置の正面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、加工装置としての面取装置の平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1のIV部を拡大して示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図4の矢視V部を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図6(a)はワーク外周面の加工部位の違いによる加工工具の作用位置を示す平面図、図6(b)はワーク外周面の加工部位の違いによる加工工具の作用位置を示す側面図(b)である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、ワーク外周面に設けられた溝の上下の縁部に面取加工を施す様子を示す側面図である。 本発明の第2、第3の実施の形態を示す図で、図8(a)は加工工具の軸芯と加工用工具ユニットの進退方向を垂直方向に設定した第2の実施の形態を示す図、図8(b)はワークを傾斜させた状態で保持するようにした第3の実施の形態を示す側面図である。 従来例の説明に使用した図で、図9(a)はワークの形状を示す平面図、図9(b)はワーク外周面に対する加工工具の作用位置に関する問題点を示す側面図である。
符号の説明
1 基台
3 ワーク保持・回転手段
7 ワークグリッパ
9 ワーク
21 押圧手段
31 加工用工具ユニット
35 加工工具
41 倣い用スタイラス

Claims (5)

  1. 基台と、
    上記基台上に設けられワークを保持して回転させるワーク保持・回転手段と、
    上記基台に設けられスライダ機構を介して上記ワークに向かう方向に進退自在に構成され加工工具を備えた加工用工具ユニットと、
    上記加工用工具ユニットを介して加工工具をワークに向かう方向に押圧する押圧手段と、
    上記加工用工具ユニットに設けられワークに当接することによりワークの形状に倣って進退し、それによって、上記加工用工具ユニット全体を進退させる倣い手段と、を具備してなる加工装置において、
    上記加工工具の軸芯は上記ワークの回転中心軸に対して平行ではなく、且つ、上記加工用工具ユニットの進退方向に対して平行であることを特徴とする加工装置。
  2. 請求項1記載の加工装置において、
    上記加工工具の軸芯は上記ワークの回転軸に対して直交する方向に指向していることを特徴とする加工装置。
  3. 請求項1記載の加工装置において、
    上記加工工具の軸芯は上記ワークの回転軸に対して傾斜した方向に指向していることを特徴とする加工装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の加工装置において、
    上記加工工具の軸芯と上記加工用工具ユニットの進退方向は水平方向に設定されていることを特徴とする加工装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の加工装置において、
    上記加工工具は上記ワークに対して面取加工を施すものであることを特徴とする加工装置。
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