JP2010269387A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 3次元的に形状が変化するワークに対して、面倒な座標入力作業や複雑な制御プログラムを実行することなく、正確に効率良く低コストで面取り加工等を実行する。
【解決手段】 本発明の加工装置は、基台と、基台に設けられ、ワークを保持して回転させるワーク保持・回転手段と、基台に設けられ、ワークに向けて加工ヘッドを往復移動させる移動手段と、ワークの上縁部又は下縁部に加工工具を作用させて加工を実行する加工手段と、上記と反対側のワークの下縁部又は上縁部に倣い部材を当接させてワークの輪郭形状を倣う倣い手段と、加工ヘッドをワークに向けて押圧する押圧手段と、を具備し、加工工具の加工作用部と倣い部材の倣い作用部を所定の間隔を空けて上下に対向配置し、加工作用部の傾斜角度を倣い作用部の傾斜角度と大きさが同じで方向が逆方向になるように設定している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、工作機械による切削加工、ダイキャスト、射出成形、プレス打抜、ロストワックス鋳造、型鍛造、粉末冶金等の方法により製造された、例えば、スプロケット等の工業部品(以下、ワークという)に対して、面取り加工等を施す加工装置に係り、特に、三次元的にその形状が変化するワークの面取り加工等を容易に、且つ、精度良く行うことができるように工夫したものに関する。
工作機械による切削加工、ダイキャスト、射出成形、プレス打抜、ロストワックス鋳造、型鍛造、粉末冶金等の方法により製造されたワークには、平歯車のように主に平面(二次元)方向のみに形状が変化するワークと、スプロケットのように上記平面(二次元)方向に垂直方向が加わった3次元方向に形状が変化するワークと、がある。
そして、上記平面(二次元)方向のみに形状が変化するワークに対しては、下記の特許文献1に示すような加工装置が既に開発されており、複雑なワークの輪郭形状を倣う倣い手段の採用によって、複雑な輪郭形状を有するワークの平面(二次元)方向の面取り加工やバリ取り加工が簡単な操作と構造の上記加工装置によって効率的に精度良く低コストで実現されている。
特開平11−165242号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。すなわち、上記特許文献1に開示されている加工装置では、平面(二次元)方向のみに形状が変化するワークに対しては有効に機能できるが、三次元方向にその形状が変化するワークに対しては、効果的な面取り加工やバリ取り加工を施すことができないという問題があった。
因みに、加工ヘッドに平面(二次元)方向を倣う倣い部材に加えて、垂直方向を倣う、別途の倣い部材を設ければ、上記3次元方向の面取り加工やバリ取り加工が可能になるが、加工装置の構造が複雑になり、加工ヘッドが大型化してしまって、ワーク細部の加工が難しくなる。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、三次元的にその形状が変化する、例えば、スプロケットのようなワークに対して、その三次元形状を忠実に倣って面倒な座標入力作業や複雑な制御プログラムを実行することなく、正確に効率良く低コストで面取り加工やバリ取り加工等を施すことが可能な加工装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による加工装置は、回転すると共に被加工部の高さが軸方向に変化するワークに対して進退自在に押圧されて該ワークの上記被加工部に面取加工や仕上げ加工を施す加工工具と、上記加工工具に対して上記ワークを挟んで対向・配置され上記加工工具と共に上記ワークに対して進退自在に押圧されワークの外形を倣うことにより上記加工工具による加工量を一定量に規制する倣い部材と、を備えた加工装置において、上記加工工具の加工作用部は傾斜角度θ1で傾斜された状態で設けられていて、一方上記倣い部材の倣い作用部は上記傾斜角度θ1と同じ大きさの傾斜角度θ2で逆向きに傾斜された状態で設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項2による加工装置は、請求項1記載の加工装置において、上記加工作用部の加工作用可能な高さと上記倣い作用部の倣い作用可能な高さは、ワークの垂直方向の変位高さよりも大きくなるように設定されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による加工装置は、請求項1又は請求項2記載の加工装置において、上記対向配置された加工工具の加工作用部と倣い部材の倣い作用部との間隔は、加工するワークの厚さに合わせて調整できるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による加工装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の加工装置において、上記対向配置された加工工具の加工作用部と倣い部材の倣い作用部との間隔は、加工量に応じて調整できるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項5による加工措置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の加工装置において、上記加工工具の加工作用部の端面形状の下半分は逆三角形形状をなしており、一方、上記倣い部材の倣い作用部の縦断面形状は台形形状に形成されていることを特徴とするものである。
以上述べたように、本願発明の請求項1による加工装置によると、回転すると共に被加工部の高さが軸方向に変化するワークに対して進退自在に押圧されて該ワークの上記被加工部に面取加工や仕上げ加工を施す加工工具と、上記加工工具に対して上記ワークを挟んで対向・配置され上記加工工具と共に上記ワークに対して進退自在に押圧されワークの外形を倣うことにより上記加工工具による加工量を一定量に規制する倣い部材と、を備えた加工装置において、上記加工工具の加工作用部は傾斜角度θ1で傾斜された状態で設けられていて、一方上記倣い部材の倣い作用部は上記傾斜角度θ1と同じ大きさの傾斜角度θ2で逆向きに傾斜された状態で設けられている構成になっているので、ワークの垂直方向の形状の変化に応じて加工工具の加工作用部のワークに対する接点と倣い部材の倣い作用部のワークに対する接点が徐々にずれていくことになり、それによって、ワークの垂直方向の形状の変化にかかわらずワークの被加工部に対して一定量の面取加工やバリ取り加工を施すことができる。その際、面倒な座標入力作業や複雑な制御プログラムを実行することなく、正確に効率良く低コストで実行できるようになる。又、ワークの垂直方向の形状の変化に応じて加工工具のワークとの接点と倣い部材のワークとの接点が移動するため、加工工具と倣い部材の耐摩耗性を向上させることができる。
又、請求項2による加工装置は、請求項1記載の加工装置において、上記加工作用部の加工作用可能な高さと上記倣い作用部の倣い作用可能な高さは、ワークの垂直方向の変位高さよりも大きくなるように設定されている構成になっているので、加工中、一時加工を中断して加工工具と倣い部材との間隔を離間調整する必要はなく、一挙にワークの上縁部又は下縁部における全周の面取り加工等を実行することが可能になる。
又、請求項3による加工装置は、請求項1又は請求項2記載の加工装置において、上記対向配置された加工工具の加工作用部と倣い部材の倣い作用部との間隔は、加工するワークの厚さに合わせて調整できるように構成されているので、同一の加工工具と倣い部材を使用して厚さの違う複数種のワークの面取り加工等が可能になる。
又、請求項4による加工装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の加工装置において、上記対向配置された加工工具の加工作用部と倣い部材の倣い作用部との間隔は、加工量に応じて調整できるように構成されているので、様々な加工量に対して対応することができる。
又、請求項5による加工措置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の加工装置において、上記加工工具の加工作用部の端面形状の下半分は逆三角形形状をなしており、一方、上記倣い部材の倣い作用部の縦断面形状は台形形状に形成されているので、加工作用面の傾斜角度と倣い作用面の傾斜角度の設定が容易になる。
本発明の一実施の形態を示す図で、加工装置の全体構成を示す側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、加工装置の全体構成を示す正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、加工装置の主要な構成部材を示す側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、ワークの厚さが小さい時の加工手段と倣い手段の位置関係を示す側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、ワークの厚さが中間サイズの時の加工手段と倣い手段の位置関係を示す側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、ワークの厚さが大きい時の加工手段と倣い手段の位置関係を示す側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図7(a)はワークの被加工部の厚さが最とも大きい部位を加工している時の加工工具及び倣い部材とワークとの位置関係を示す側面図、図7(b)は加工工具とワークとの位置関係を示す平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図8(a)はワークの被加工部の厚さが最とも大きい部位から幾分小さい部位に移行した時の加工工具及び倣い部材とワークとの位置関係を示す側面図と、図8(b)は加工工具とワークとの位置関係を示す平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図9(a)はワークの被加工部の厚さが更に小さい部位に移行した時の加工工具及び倣い部材とワークとの位置関係を示す側面図と、図9(b)は加工工具とワークとの位置関係を示す平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図10(a)はワークの被加工部の厚さが最とも小さい部位を加工している時の加工工具及び倣い部材とワークとの位置関係を示す側面図と、図10(b)は加工工具とワークとの位置関係を示す平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、加工対象の一例を示す図で、スプロケットの一部を拡大して示す斜視図である。
以下、図1乃至図11を参照して本発明の一実施の形態を説明する。本実施の形態による加工装置1は、工作機械による切削加工、ダイキャスト、射出成形、プレス打抜、ロストワックス鋳造、型鍛造、粉末冶金等の方法により製造されたワークW、例えば、図11に示すスプロケットW1の上縁部3と下縁部4の面取加工に使用されるものである。
尚、上記スプロケットW1は、歯先5の厚さT1が歯底6の厚さT2より小さめに形成されているため、歯形曲線が形成されている平面(二次元)方向だけでなく、垂直方向Vにもその形状が変化する三次元形状の被加工部を有している。
加工装置1の下部には、矩形筺体状の基台7が設けられている。基台7は角パイプ等の金属製の枠材を矩形枠状に組み立て、その前、後面と左右の側面にパネル材を貼設することによって一例として構成されている。又、基台7の下面の各コーナ部には、加工装置1を移動する際に使用するキャスタ9と、加工装置1を設置する際に使用する高さ調整が可能な脚部11が設けられている。
基台7の上方には、基台7より一回り大きな矩形筺体状の加工ボックス13が設けられている。加工ボックス13は、基台7上に設けられる後述する加工ヘッド15や移動手段17を覆うためのカバー部材であり、上記基台7と同様、角パイプ等の金属製の枠材を矩形枠状に組み立て、その後面と左右の側面と上面にパネル材を貼設すると共に、前面に開閉式の扉19を取り付けることによって一例として構成されている。
上記基台7には、ワークWを保持して回転させるワーク保持・回転手段21が設けられている。このワーク保持・回転手段21は、基台7上に突出した状態でワークWを保持するワークチャック23を備え、基台7の内部に上記ワークチャック23によって保持されたワークWを回転させるワーク回転駆動手段25を備えることによって構成されている。
又、上記基台7上には、上記ワーク保持・回転手段21によって保持されたワークWに向かう方向と遠去かる方向とに加工ヘッド15を往復移動させる移動手段17が設けられている。この移動手段17は、図1、図3中、左右方向(図中矢印Yで示す方向)に移動する水平移動手段27と、上下方向(図中矢印Zで示す方向)に移動する垂直移動手段29とから構成されている。
水平移動手段27は、基台7上に衝立状に立ち上げられている垂直ベース31と、該垂直ベース31の上面に設けられ、固定ハンドル33によって左右方向Yに固定位置が変更可能な調整ベース35と、該調整ベース35の上面に敷設されている一対の水平ガイドレール37、37(図中片側のみ示されている)と、該水平ガイドレール37、37に夫々係合する2個ずつのリニアガイド39、39(図中片側のみ示されている)を下面に備えた水平スライドベース41と、上記調整ベース35に設けた図示しない雌ネジブロックと、該雌ネジブロックに螺合する図示しない水平ネジ軸と、該水平ネジ軸の操作端に設けられている水平操作ハンドル43と、を具備することによって一例として構成されている。上記水平操作ハンドル43を適宜の方向に回転・操作することにより、上記水平ネジ軸及び雌ネジブロックを介して調整ベース35が進退することになり、それによって、加工ヘッド15の大まかな位置を決定するものである。
尚、上記水平スライドベース41の駆動に関しては後述する。
垂直移動手段29は、上記水平スライドベース41の前端寄りの上面から上方に向けて立ち上げられている垂直支持ベース45と、該垂直支持ベース45の前面に図示しないガイド機構を介して移動可能に設けられる垂直スライドベース47と、該垂直スライドベース47の背面に設けられる雌ネジブロック48と、該雌ネジブロック48を螺合する垂直ネジ軸49と、該垂直ネジ軸49の操作端に設けられている垂直操作ハンドル50と、を具備することによって一例として構成されている。上記垂直操作ハンドル50を適宜の方向に回転・操作することにより、垂直ネジ軸49及び雌ネジブロック48を介して垂直スライドベース47が垂直方向に上下動することになる。
上記加工ヘッド15は、上記垂直スライドベース47の前面側に設けられており、該垂直スライドベース47と一体になって移動する。そして、該加工ヘッド15には、加工装置1の主要な構成部材である加工手段51と倣い手段53とが搭載されている。加工手段51は、上記ワークWの一例として上縁部3に加工工具55を作用させて所望の加工を実行する手段である。具体的には、上記加工工具55と、上記加工工具55を保持して回転自在に支承するカッタスピンドル57と、上記加工工具55を駆動する駆動モータ69とを備えることによって基本的に構成されている。
上記加工工具55は、カッタスピンドル57のチャック部59によって下向きに保持されており、上記カッタスピンドル57は、上記チャック部59と一体に回転する図示しない駆動シャフトと、図示しないベアリングを介して上記駆動シャフトを回転自在に支承するスピンドルハウジング63と、を具備することによって構成されている。又、上記駆動シャフトの上端部は、カップリング65を介して、上記垂直スライドベース47の前面に下向きで取り付けられている駆動モータ69の出力軸と接続されている。
倣い手段53は、上記加工工具55が作用しているワークWの上縁部3と反対側のワークWの一例として下縁部4に倣い部材75を当接させて、上記ワークWの輪郭形状を倣って上記加工手段51と一体に進退する手段である。上記倣い手段53は、上記加工手段51のカッタスピンドル57の下面に固定される固定ブロック77と、図示しない係合構造を介して図3中の左右方向Yに往復移動可能な状態で上記固定ブロック77の下方に設けられる中間ブロック79と、同じく図示しない係合構造を介して前後方向(図3中では紙面と直角な方向になる)Xに往復移動可能な状態で上記中間ブロック79の下方に設けられる取付けブロック81と、該取付けブロック81に取り付けられる倣い部材75と、上記中間ブロック79の移動量と固定位置を設定する調整ノブ83と、上記取付ブロック81の移動量と固定位置を設定する調整ノブ85と、を具備することによって構成されている。
又、本実施の形態の特徴的構成として、上記加工工具55の加工作用部56と上記倣い部材75の倣い作用部76は、上下方向Zに所定の間隔Sを存した状態でて対向・配置されている。そして、上記加工作用部56の加工作用面56aにおける傾斜角度θ1は、上記倣い作用部76の倣い作用面76aにおける傾斜角度θ2と大きさが同じで方向が逆方向に設定されている。
尚、本実施の形態において使用する上記傾斜角度θ1と傾斜角度θ2の大きさが同じというのは、物理的に完全に同じというのではなく、加工精度上、問題にならない範囲で同じという意味である。
又、上記加工作用部56の加工作用可能な高さH1と上記倣い作用部76の倣い作用可能な高さH2は、ワークWの垂直方向Vの変位高さH0よりも大きくなるように設定されている。上記加工作用可能な高さH1と倣い作用可能な高さH2を上記変位高さH0よりも大きくすることによって、加工作用部56と倣い作用部76との間隔Sを離間調整することなく、そのままの位置関係でワークWの上縁部3及び下縁部4の全周に亘る面取り加工を実行することが可能になる。
加工工具55の具体的形状は、上記カッタスピンドル57のチャック部59によって保持されるシャンク部87と、加工作用部56となる刃が設けられたカッタ部89とを備えることによって構成されている。上記加工作用部56としての刃は、具体的にはチップを使用するものであり、この実施の形態の場合には、四角形形状のチップを加工作用部56として使用しているものである。加工作用部56の端面形状の下半分は、一例として、逆三角形形状に形成されている(端面全体としては、一例として、四角形形状となっている)。
一方、倣い部材75は、上部に縦断面形状が台形形状の倣い作用部76を備え、その中心から鉛直方向に軸部93が形成された倣い回転体95と、ベアリング97を介して上記倣い回転体95を回転自在に支承し、上記取付けブロック81に固定される支持アーム99と、上記倣い回転体95の軸部93の先端部に刻設されている雄ネジ部に螺合して、上記倣い回転体95を上記支承アーム99に取り付けるナット100と、を具備することによって構成されている。
又、上記対向配置された加工工具55の加工作用部56と倣い部材75の倣い作用部76との間隔Sは、加工するワークWの厚さT、面取り量によって適宜離間・調整できるように構成されている。具体的には、図4乃至図6に示すようにワークWの厚さTが大きくなるにしたがって加工工具55のシャンク部87のチャック位置を上方に移動させることによって上記加工作用部56と倣い作用部76との間隔Sを大きくするようにしている。又、面取り量との関係については、面取り量を大きくしたい場合には間隔Sを小さく設定し、面取り量を小さくしたい場合には間隔Sを大きく設定することになる。
この他、加工装置1には上記加工ヘッド15を上記ワークWに向かう方向に常時、一定の押圧力で押圧する押圧手段103が設けられている。該押圧手段103は、上記水平スライドベース41に一端が接続されている紐体105と、紐体105の他端に接続されている錘107と、上記紐体105を巻回させる回転体109と、を備えており、上記錘107の荷重を上記紐体105を介して水平スライドベース41に伝えて、水平スライドベース41と加工ヘッド15を一定の押圧力によってワークW方向に付勢しているものである。又、図示しないシリンダ機構が設置されていて、そのシリンダ機構を機能させることにより、上記錘107による上記水平スライドベース41と加工ヘッド15のワークW側への押圧を解除できるように構成されている。
尚、上記錘107の荷重は図示しない回転体を介して180度反転されていて、上記水平スライドベース41と加工ヘッド15を上記ワークW側へ押圧するように構成されている。
次に、このようにして構成される実施の形態に係る加工装置1の作動態様について説明する。まず、作業者は加工ボックス13の扉19を開けて、ワークチャック23にワークWをセットし、ロックボルト等を締め付けることによってワークWをワークチャック23に固定する。
そして、水平操作ハンドル43を回転・操作して調整ベース35を前方に適当量移動させて大まかな位置決めを行う。その位置は固定ハンドル33によって固定される。又、垂直操作ハンドル50を回転・操作して、加工工具55の加工作用部56と倣い部材75の倣い作用部76のワークWの上縁部3と下縁部4に対する位置を設定する。そして、図示しないシリンダ機構の機能を解除することにより、錘107の荷重を水平スライド部材41に作用させて、水平スライド部材41と加工ヘッド15をワークW側に押し付ける。又、この時、加工工具55のチャック位置を調整して、セットしたワークWの厚さTに合わせて加工作用部56と倣い作用部76との間隔Sを最適な状態にするものである。
上記準備作業終了後、ワーク回転駆動手段25と、加工手段51の駆動モータ69を起動して、最初にワークWの上縁部3の面取加工を実行する。この面取加工の基本的動作であるが、当初、加工工具55がワークWの上縁部3に当接して加工が行われ、次いで、倣い部材75の倣い作用部76がワークWに当接することにより、上記加工工具55のそれ以上の加工が規制されることになる。このような動作がワークWの全周にわたって行われるものである。
以下、図7に示すスプロケットW1の歯底6から図10に示すスプロケットW1の歯先5に向けて加工する場合を例にとって詳細に説明する。
スプロケットW1の歯底6は上述したように厚さがT2と最とも大きくなっている。したがって、図7(a)に示すように加工工具55のワークWとの接点P1は加工作用部56の最とも高い位置に位置し、倣い部材75のワークWとの接点P2は倣い作用部76の最とも低い位置に位置している。又、加工ヘッド15は最とも前進した位置に移動し、加工工具55は図7(b)に示すようにスプロケットW1の歯底6の最とも深い位置に位置している。
ワークWが回転を始め、図8に示す位置に移行すると、図8(a)に示すように加工工具55のワークWとの接点P1は上記図7(a)に示す位置より幾分低くなり、倣い部材75のワークWとの接点P2は上記図7(a)に示す位置より幾分高くなる。又、加工ヘッド15は幾分後退し、加工工具55は図8(b)に示すようにスプロケットW1の歯底6から歯先5に少し向った位置に移動する。
ワークWが更に回転して図9に示す位置に移行すると、図9(a)に示すように加工工具55のワークWとの接点P1は上記図8(a)に示す位置より更に低くなり、倣い部材75のワークWとの接点P2は上記図8(a)に示す位置より更に高くなる。又、加工ヘッド15は更に後退し、加工工具55は図9(b)に示すように上記図8(b)に示す位置より更に歯先5側に進んだ位置に移動する。
ワークWが更に回転して図10に示す位置に移行すると、図10(a)に示すように加工工具55のワークWとの接点P1は最とも低くなり、倣い部材75のワークWとの接点P2は最とも高くなる。又、加工ヘッド15は更に後退して最とも後退した位置に移動し、加工工具55は図10(b)に示すようにスプロケットW1の歯先5の先端位置に達している。
ワークWが更に同方向に回転を進めると、上記加工工具55のワークWとの接点P1は上昇に転じ、上記倣い部材75のワークWとの接点P2は下降に転じ、図10から図7に向って上記と逆に移動するようになる。又、加工ヘッド15も前進に転じて、加工工具55は図10(b)に示すスプロケットW1の歯先5から図7(b)に示すスプロケットW2の歯底6に向けて移動するようになる。
以下、上記の作動態様を繰り返し実行して、スプロケットW1の上縁部3の全周の面取り加工を実行する。
次に、ワーク回転駆動手段25と、加工手段51の駆動モータ69の駆動を停止し、水平操作ハンドル43と垂直操作ハンドル50を回して移動手段17を退避方向に移動させる。
そして、ワークチャック23を緩めてワークWを裏返し、再びワークWをワークチャック23に固定して上述した準備作業と面取り加工を実行してスプロケットW1の下縁部4側における全周の面取り加工を実行する。
このように本実施の形態によれば、スプロケットW1のように三次元的に形状が変化するワークWに対して、スプロケットW1の三次元形状を忠実に倣って面倒な座標入力作業や複雑な制御プログラムを実行することなく、正確に効率良く低コストで面取り加工を実行することが可能になる。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、加工工具55の加工作用部56の加工作用面における傾斜角度θ1は、倣い部材75の倣い作用部76の倣い作用面における傾斜角度θ2と大きさが同じで方向が逆方向に設定されているので、ワークWの垂直方向の形状の変化に応じて加工工具55の加工作用部56のワークWに対する接点と倣い部材75の倣い作用部76のワークWに対する接点が徐々にずれていくことになり、それによって、ワークWの垂直方向の形状の変化にかかわらずワークWの被加工部に対して一定量の面取加工を施すことができる。その際、面倒な座標入力作業や複雑な制御プログラムを実行することなく、正確に効率良く低コストで実行できるようになる。
又、上記加工作用部56の加工作用可能な高さH1と上記倣い作用部76の倣い作用可能な高さH2をワークWの垂直方向の変位高さH0よりも大きくなるように予め設定しているので、加工中、一時加工を中断して加工工具55と倣い部材75との間隔Sを離間調整する必要はなく、一挙にワークWの上縁部3又は下縁部4における全周の面取加工を実行することが可能になる。
又、加工工具55の加工作用部56と倣い部材75の倣い作用部76との間隔Sを加工するワークWの厚さに合わせて離間調整できるように構成されているので、同一の加工工具55と倣い部材75を使用して厚さの違う複数種のワークWの面取加工等可能になる。
又、面取り量についても加工工具55の加工作用部56と倣い部材75の倣い作用部76との間隔Sを調整することにより適宜調節可能である。
又、上記加工工具55の加工作用部56の下半分の形状と上記倣い部材75の倣い作用部76の縦断面形状を逆三角形形状と台形形状に形成しているので、加工作用面の傾斜角度θ1と倣い作用面の傾斜角度θ2の設定が容易になる。
又、ワークWの垂直方向の形状の変化に応じて加工工具55のワークWとの接点と倣い部材75のワークWとの接点が移動するため、加工工具55と倣い部材75の耐摩耗性を向上させることができる。
尚、本発明は上述した一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の加工装置1は、ワークWの上縁部3及び下縁部4の面取り加工だけでなく、加工工具55の種類を替えることによってバリ取り加工等、他の加工に使用することも可能である。
又、加工作用部56の傾斜角度θ1と倣い作用部76の傾斜角度θ2を変えることによって種々の傾斜の面取り加工を行うことができる。
又、加工作用部56及び倣い作用部76の形状を曲線的な形状にすることによってワークWの上縁部3及び下縁部4に曲線的な装飾加工等を施すことも可能である。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、工作機械による切削加工、ダイキャスト、射出成形、プレス打抜、ロストワックス鋳造、型鍛造、粉末冶金等の方法により製造された工業部品(以下、ワークという)に対して、面取り加工等を施す加工装置に係り、特に、三次元的にその形状が変化するワークの面取り加工等を容易に、且つ、精度良く行うことができるように工夫したものに関し、例えば、三次元的な形状を備えたスプロケットの面取り加工に好適である。
1 加工装置
3 上縁部
4 下縁部
5 歯先
6 歯底
7 基台
9 キャスタ
11 脚部
13 加工ボックス
15 加工ヘッド
17 移動手段
19 扉
21 ワーク保持・回転手段
23 ワークチャック
25 ワーク回転駆動手段
27 水平移動手段
29 垂直移動手段
31 垂直ベース
33 固定ハンドル
35 調整ベース
37 水平ガイドレール
39 リニアガイド
41 水平スライドベース
43 水平操作ハンドル
45 垂直支持ベース
47 垂直スライドベース
48 雌ネジブロック
49 垂直ネジ軸
50 垂直操作ハンドル
51 加工手段
53 倣い手段
55 加工工具
56 加工作用部
56a 加工作用面
57 カッタスピンドル
59 チャック部
63 ホルダハウジング
65 カップリング
69 駆動モータ
75 倣い部材
76 倣い作用部
76a 倣い作用面
77 固定ブロック
79 中間ブロック
81 取付けブロック
83 調整ノブ
87 シャンク部
89 カッタ部
93 軸部
95 倣い回転体
97 ベアリング
99 支承アーム
100 ナット
103 押圧手段
105 紐体
107 錘
109 回転体
W ワーク
W1 スプロケット
Y 左右方向
Z 上下方向
X 前後方向
T 厚さ
T1 厚さ
T2 厚さ
V 垂直方向
S 間隔
θ1 傾斜角度
θ2 傾斜角度
H1 加工作用高さ
H2 倣い作用高さ
H0 変位高さ
P1 接点
P2 接点

Claims (5)

  1. 回転すると共に被加工部の高さが軸方向に変化するワークに対して進退自在に押圧されて該ワークの上記被加工部に面取加工や仕上げ加工を施す加工工具と、
    上記加工工具に対して上記ワークを挟んで対向・配置され上記加工工具と共に上記ワークに対して進退自在に押圧されワークの外形を倣うことにより上記加工工具による加工量を一定量に規制する倣い部材と、
    を備えた加工装置において、
    上記加工工具の加工作用部は傾斜角度θ1で傾斜された状態で設けられていて、一方上記倣い部材の倣い作用部は上記傾斜角度θ1と同じ大きさの傾斜角度θ2で逆向きに傾斜された状態で設けられていることを特徴とする加工装置。
  2. 請求項1記載の加工装置において、
    上記加工作用部の加工作用可能な高さと上記倣い作用部の倣い作用可能な高さは、ワークの垂直方向の変位高さよりも大きくなるように設定されていることを特徴とする加工装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の加工装置において、
    上記対向配置された加工工具の加工作用部と倣い部材の倣い作用部との間隔は、加工するワークの厚さに合わせて調整できるように構成されていることを特徴とする加工装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の加工装置において、
    上記対向配置された加工工具の加工作用部と倣い部材の倣い作用部との間隔は、加工量に応じて調整できるように構成されていることを特徴とする加工装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の加工装置において、
    上記加工工具の加工作用部の端面形状の下半分は逆三角形形状をなしており、一方、上記倣い部材の倣い作用部の縦断面形状は台形形状に形成されていることを特徴とする加工装置。
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