JP2007068647A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】島設備に取り付けられる機枠に対して開放可能に前面枠を設け、該前面枠に対して遊技盤を着脱可能に装着するようにした遊技機において、遊技盤の後方側のスペースを確実に確保する。
【解決手段】排出装置201から排出された遊技球を下方側に流下させる遊技球流路に、遊技機100の左右の一方側に延在して遊技盤1の後方領域を迂回する迂回流路246を形成し、遊技盤1の後方側のスペースを広く空ける。これにより、大型の表示装置等を配設するスペースを確実に確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、島設備に取り付けられる機枠に対して開放可能に前面枠を設け、該前面枠に対して遊技盤を着脱可能に装着するようにした遊技機に関する。
従来の遊技機は、遊技領域を形成する遊技盤と該遊技盤を取り付ける前面枠(本体枠)と該前面枠を島設備に配設するための機枠とを備えている。そして、前面枠は機枠に対して回動可能に軸着されて片開き形式で開放可能に構成されている。また、前面枠には遊技盤を収納する収納部が形成され、該収納部に遊技領域が前面側に臨むように遊技盤が収納されている。遊技盤には電気機器(液晶表示装置など)が配設されていて電気機器は遊技盤に取り付けられた状態では後方側に突出するようになっている。近年では、遊技盤に配設される電気機器、特に液晶表示装置の大型化に伴い、遊技盤の後方側への突出量や突出範囲が大きくなっている。また、液晶表示装置を前面枠側に配設するようにした遊技機も考えられている。
一方、前面枠の裏面側には、島設備から供給される遊技球を一時的に貯留する貯留タンクが設けられている。該貯留タンクの下流側には導出樋が設けられ、貯留タンクに貯留された遊技球は導出樋を流下して整列されながら遊技機裏面の一側方部(前面枠の軸着側)に導かれるようになっている。前面枠の一側方部には垂直方向に球流路が形成されているが、この球流路の上流端部は前記導出樋の下流端部と接続されていて、導出樋を流下した遊技球は前面枠の側端部近辺で垂直方向に流下方向を変更することとなっている。そして前記球流路の途中には排出装置が設けられ、この排出装置により所定数ずつ遊技球が排出されるようになっている。
また、前記排出装置を、前記垂直方向の流路途中に設けるのではなく、貯留タンクに一体的に設けるようにした遊技機も考えられている(例えば、特許文献1参照)。
前記貯留タンクに排出装置を一体的に設けるようにした場合には、前面枠における一側方部には、排出装置が除かれるため単に球流路のみを設けるだけとなることから、その分遊技盤の後方側の空きスペースが大きくなり上記したような遊技盤の電気機器が大型した場合でも、本体枠の裏機構(排出装置や球流路など)と電気機器とが干渉することを防止できるといった効果がある。
特開平8−141175号公報
しかしながら、球流路には遊技球を遊技者側に排出するための排出流路と、貯留タンクの遊技球を島設備に取り除くための球抜き流路とが設けられていることから、これらの球流路を遊技盤の後方側に配置してしまうと、やはり配置スペース的な問題が残ってしまう。
本発明の課題は、島設備に取り付けられる機枠に対して開放可能に前面枠を設け、該前面枠に対して遊技盤を着脱可能に装着するようにした遊技機において、遊技盤の後方側のスペースを確実に確保することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、島設備に取り付けられる機枠に対して開放可能に前面枠を設け、該前面枠に対して遊技盤を着脱可能に装着するようにした遊技機において、
前記前面枠の裏面側には、
外部から供給される遊技球を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクからの遊技球を1個宛排出可能な排出装置と、
を備え、
前記排出装置から排出された遊技球を下方側に流下させる遊技球流路を備えて、該遊技球流路には、当該遊技機の左右の一方側に延在して前記遊技盤の後方領域を迂回する迂回流路を形成したことを特徴とする。
ここで、「迂回流路」は、遊技球流路の全てでも良いし、一部でも良い。
また、「迂回流路」は、前面枠に備えるものとしても良いし、機枠に備えるものとしても良い。
請求項1に記載の発明によれば、排出装置から排出された遊技球を下方側に流下させる遊技球流路に、当該遊技機の左右の一方側に延在して遊技盤の後方領域を迂回する迂回流路を形成したので、遊技盤の後方側のスペースを広く空けることができ、大型の表示装置等を配設するスペースを確実に確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記迂回流路を、前記機枠の側辺の長手方向に沿って形成するとともに、前記前面枠の閉鎖時に、その上流側および下流側の遊技球流路の各々と連通させるようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、迂回流路を、機枠の側辺の長手方向に沿って形成するようにしたので、遊技盤の後方側を避けるように迂回範囲を大きくすることが可能となり、遊技盤の後方側に広いスペースを確保することが可能となる。また、上下方向に長い機枠の形状を利用して効率よく遊技球を流下させることが可能となる。
また、前面枠の閉鎖時に、その上流側および下流側の遊技球流路の各々と連通させるようにしたので、遊技球流路を連通させる操作を簡略化できるとともに、確実に遊技球流路を連通させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機であって、前記機枠は、合成樹脂により形成するとともに、前記迂回流路を形成する金属製の流路構成部材を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、機枠を合成樹脂により形成することにより、簡単に遊技球流路に応じた形状を形成することができる。
また、金属製の流路構成部材を備えることにより、機枠を補強することができるし、この流路構成部材をアースするようにすれば、流下する遊技球からの静電気を効率よく逃がすことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の遊技機であって、前記遊技球流路における前記迂回流路の上流側で該迂回流路と接続される上流側接続部に、遊技球の流下を阻止可能な流下阻止部材を設け、前記前面枠の開放動作に応じて、該流下阻止部材を遊技球の流下状態から流下阻止状態に変換するようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、遊技球流路における迂回流路の上流側で該迂回流路と接続される上流側接続部に、前面枠の開放動作に応じて、遊技球の流下状態から流下阻止状態に変換する流下阻止部材を設けたので、前面枠を開放して遊技球流路と迂回流路とが連通しない状態となった場合に、何ら操作することなく遊技球流路からの遊技球の流下を阻止することができ、遊技球流路から遊技球が外部へ落下してしまうことを防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技機であって、前記流下阻止部材が遊技球の流下を阻止する状態になったことを検出する検出手段と、
前記検出手段からの検出信号に基づき、前記排出装置を停止させる停止制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、流下阻止部材が遊技球の流下を阻止する状態になったことを検出する検出手段と、検出手段からの検出信号に基づき排出装置を停止させる停止制御手段とを備えたので、確実に遊技球の排出を停止することができる。
すなわち、流下阻止部材が遊技球の流下を阻止する状態である場合に、無駄に排出装置が作動することを防止できる。
また、流下阻止部材が遊技球の流下を阻止する状態である場合は、遊技球流路が連通していない状態であって、意図せずに遊技球の流下阻止状態が解除された場合に、遊技球が外部に排出されてしまうことを防止できる。
さらに、遊技球の流下が阻止状態となっているにも拘わらず、排出装置によって遊技球が排出されることにより、例えば阻止された遊技球が貯まりすぎて、排出装置や流下阻止部材などに何らかの不具合が生じてしまうことを防止できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記迂回流路は、前記排出装置および貯留タンクを配設した裏機構枠の左右の一側縁部から外側に突出して形成され、
前記機枠は、前記前面枠の閉鎖時に前記迂回流路を収容するための凹部を形成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、迂回流路は、排出装置および貯留タンクを配設した裏機構枠の左右の一側縁部から外側に突出して形成され、機枠は、前面枠の閉鎖時に迂回流路を収容するための凹部を形成したので、遊技球流路と迂回流路を一体に形成でき、構成を簡略化できる。また、遊技球流路と迂回流路が常に連通した状態とすることができる。さらに、迂回範囲を大きくすることも可能となる。しかも前面枠の閉鎖に対しても支障がない。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の遊技機であって、前記機枠の凹部を金属部材で覆うとともに、前記迂回流路を導電性部材で構成して、前面枠の閉鎖時に該金属部材と導電性部材を電気的に接続するように構成したこと特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、機枠の凹部を金属部材で覆うとともに迂回流路を導電性部材で構成して、前面枠の閉鎖時に該金属部材と導電性部材を電気的に接続するように構成したので、機枠の補強を行うことができるとともに、金属部材をアースすることで遊技球の静電気を除去することも可能となる。
本発明によれば、排出装置から排出された遊技球を下方側に流下させる遊技球流路に、当該遊技機の左右の一方側に延在して遊技盤の後方領域を迂回する迂回流路を形成したので、遊技盤の後方側のスペースを広く空けることができ、大型の表示装置等を配設するスペースを確実に確保することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図9を用いて説明を行う。
図1は機枠110を有する遊技機100全体の背面側を示し、図2は機枠110から取り外された前面枠120を示した。図1に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された合成樹脂製の機枠110を備え、この機枠110の裏面側から見て右側の側部には、該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。そして、この機枠110の裏面側から見て右側の側部には、遊技球を流下させる迂回流路246が設けられている。この迂回流路246については後に詳しく説明する。
また、前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、前面枠本体130の裏面側に回動可能に軸支され、表示枠ユニット170を備える裏機構枠160とを有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に後述する遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
また、前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うように前記クリア部材保持枠140が配置されており、遊技盤1の前面と前記クリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板との間で、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール(図示略)に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域(図示略)とされている。
また、クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の遊技領域の前側を開放可能となっている。
クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部をほぼ閉塞するように、該開口部に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域となる間隔を開けて二重のガラス板が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域の部分が視認可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板が固定されて遊技領域を視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置57(図9に図示)としてのランプやLEDなどが設けられている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。
発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネルとその下の下部パネルとからなる。開閉パネルは、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置60(図9に図示)に遊技球を送る上皿を有している。この上皿の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン59(図9に図示)が設けられている。また、開閉パネルの下側の下部パネルには、上皿に収容しきれない遊技球を収容する下皿及び灰皿と、遊技領域に向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域に遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル151、音声を出力するスピーカ58(図9に図示)などが設けられている。
また、前面枠本体130の裏面側であって、遊技盤1が嵌め込まれた開口部の上端部から中央より少し下側にわたる部分には、前面枠本体130の裏面側を覆うように裏機構枠160が配置されている。
図2に示すように、裏機構枠160の前面の左側の端部は、前面枠本体130の裏面であって遊技機100の裏面側から見て右側の側部に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされ、裏機構枠160を開くことにより、遊技盤1の裏面側の上部を開放可能となっている。
その他、前面枠本体130には、各部材の取付位置に各部材を取り付けるための構造が設けられており、例えば、取り付けられた部材を囲むように補強用のリブが形成されていたり、ビス等による部材の取り付けのためのボス等が形成されている。
図2に示すように、前面枠本体130の開口部に嵌め込まれる遊技盤1は、木製の遊技盤本体10の図示しない前面に、略円形に配されたガイドレールで囲まれた遊技領域を有し、この遊技領域内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域内には、図示しないが、普図始動ゲート、この普図始動ゲートを遊技球が通過して普図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器、普通図柄の変動表示ゲームを表示する普図変動表示器が設けられている。また、普通変動入賞装置と、この普通変動入賞装置に遊技球が入賞して特図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器、特別図柄(特図、識別情報)の変動表示ゲームの表示領域となる表示用窓部12を形成するセンターケース11(裏面側を図2に図示)、特別変動入賞装置、遊技盤装飾装置54(図9に図示)、一般入賞口、風車と呼ばれる打球方向変換部材、多数の障害釘などが設けられている。
普図始動ゲート内には、該普図始動ゲートを通過した遊技球を検出するためのゲートセンサが設けられている。そして、遊技領域内に打ち込まれた遊技球が、普図始動ゲート内を通過すると、図示しない普図変動表示器において普図の変動表示ゲームが行われる。ここで、普図変動表示器は、例えば、LEDなどによって構成され、普通図柄(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)の変動表示ゲームは、普図変動表示器の点灯状態を所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようになっている。なお、特図の変動表示ゲームの表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良い。この普図の変動表示ゲームの結果、普図変動表示器における停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当たりとなって、普通変動入賞装置の開閉部材が所定時間(例えば、0.5秒間)後述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置に遊技球が入賞しやすくなり、特図の変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置は左右一対の開閉部材を具備し、この開閉部材は、常時は遊技球が1個流入可能な程度の間隔で閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示器の普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様(例えば、「7」)となった場合には、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化されるようになっている。
この普通変動入賞装置は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置の内部(入賞領域)に備えられた始動口センサ50(図9に図示)により遊技球を検出することに基づき始動条件が成立し、特図の変動表示ゲームが開始されるようになっている。
図2に示すように、遊技盤1(遊技領域)の略中央部には、特図の変動表示ゲームの表示領域となる矩形状の表示用窓部12を形成するセンターケース11が取り付けられている。
センターケース11は、断面が複雑な曲線となった筒状の部材であって、筒状の空間が延在する方向が遊技盤1の前後方向に沿うように、遊技盤本体10の略中央部に形成された開口部14に挿入された状態で取り付けられている。なお、開口部14は、断面が複雑な曲線となったセンターケース11の断面形状に合わせて形成されている。
センターケース11の前端面には装飾が施されているとともに、遊技盤装飾装置54としての盤装飾ランプが設けられている。また、センターケース11の内周面のうち下側となる部分は、遊技球が転動可能なステージとなっている。センターケース11の後部は、遊技盤本体10の裏面よりも後方に突出しており、その後端部16には、後述する裏機構枠160に取り付けられた表示枠ユニット170の前面が接するように配される。これによって、筒状のセンターケース11の開口部である表示用窓部12を介して、表示枠ユニット170の画像表示面171(図4に図示)の表示を遊技盤1の前面側から見ることができるようになっている。なお、後述するように画像表示面171の面積は表示用窓部12の面積よりも十分広くなっており、画像表示面171上の表示は表示用窓部12が配された領域のみで行われるように制御されている。
そして、遊技領域内に打ち込まれた遊技球が特図の始動口を兼ねる普通変動入賞装置へ進入して始動条件が成立することに基づき、画像表示面171にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特別図柄の変動表示ゲームを実行可能となっている。なお、特図の変動表示ゲームは、画像表示面171において、複数種類の識別情報を所定時間変動表示させることにより行う。
そして、この特図の変動表示ゲームの結果として、画像表示面171の表示態様が特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。
特別変動入賞装置は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉によって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉は、ソレノイド(大入賞口SOL53、図9に図示)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出するための大入賞口用センサ(カウントセンサ51、図9に図示)が配設されている。
また、遊技領域に設けられた各一般入賞口には、一般入賞口に入った遊技球を検出するための一般入賞口センサ52(図9に図示)が配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口、始動入賞口(普通変動入賞装置)、大入賞口(特別変動入賞装置)等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球としての遊技球が後述の排出発射制御装置34(排出発射制御基板)の制御により排出装置201によって上皿に排出される(払い出される)ようになっている。
遊技盤1の裏面側であって、センターケース11の下側には、普通変動入賞装置、大入賞口、一般入賞口などに入賞した遊技球を流下させる入賞球流路や、中継基板などを備えた裏面構成部材40が取り付けられている。
また、この裏面構成部材40には、その裏面側に演出データ装置32を取り付けるためのボス等が形成されており、演出データ装置32などを遊技盤1の裏面に取り付けるためのベースとしての機能も有する。
また、図1,2,9に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30(主制御基板、主制御回路)、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行う演出データ装置32(演出ROM基板、第1制御回路)、演出制御装置33(演出制御基板、第2制御回路)、排出装置201による賞球または貸球の払い出しの制御と、発射装置60による遊技球の発射の制御を行う排出発射制御装置34(排出発射制御基板、排出発射制御回路)、電力を供給する電源供給装置37(電源基板、電源回路)を備えている。
遊技制御装置30は、図9に示すようにCPU30b、RAM30c、ROM30d等を有する遊技用マイクロコンピュータを備えるとともに、図示しない入出力インタフェース、各種処理の同期やタイマ等のためのパルス信号を出力するクロック(発振器)等により構成されている。
CPU30bは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。
RAM30cは、普通変動入賞装置内に設けられた始動口センサ50のオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPU30bの作業領域等を備えている。
ROM30dには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特図の変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特図の変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、入出力インタフェースには、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、普通変動入賞装置の始動口センサ50、大入賞口のカウントセンサ51、一般入賞口の一般入賞口センサ52などが接続されており、これらからの各種信号が入力され、これら各種信号は、該入出力インタフェースにより中継されて、CPU30bに対し出力される。
さらに、入出力インタフェースには、CPU30bから出力される各種の制御信号が入力され、これら制御信号は、該入出力インタフェースにより中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、普通変動入賞装置や特別変動入賞装置の駆動手段としての各種開閉ソレノイド(例えば、大入賞口SOL53)、演出制御装置33、賞球の排出や遊技球の発射を制御する排出発射制御装置34などに出力されている。
演出データ装置32は、演出の制御内容を記憶した制御ROM32c、画像や映像データが記憶されたキャラクタROM32b、音データが記憶された音声データROM32dを備えている。なお、この演出データ装置32に備えられた各種ROMの記憶内容は、遊技機の機種に依存するものである。
また、演出データ装置32は、遊技制御装置30から出力される制御信号(各種コマンドなど)を中継して演出制御装置33に送信するようになっている。なお、遊技制御装置30と演出制御装置33との間の通信において、演出データ装置32は単に信号を通過させるのみ(スルー接続)となっている。
さらに、演出データ装置32は、盤装飾ランプ・LED、装飾用役物(ソレノイド)などの遊技盤装飾装置54を駆動する盤装飾ドライバ32eを備えており、演出制御装置33が遊技制御装置30から受信した制御信号(演出コマンド)に基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)この盤装飾ドライバ32eを制御し、盤装飾を行うようになっている。
また、この演出データ装置32と直接接続された演出制御装置33は、制御装置としてのCPU33b、RAM33cや、表示ユニット173(液晶表示パネル175)における表示を制御する画像用メモリとしてのRAMや、グラフィックプロセッサとしてのVDP33d(video display processor)、画像や映像データが記憶されたサブ画像ROM33eなどを含むビデオ回路、音の出力を制御する音声LSI33f、音量を調節する音声ボリューム33gを備えている。
また、前面枠120に設けられたランプ、LEDなどの前面枠120を装飾する枠装飾装置57を駆動する枠装飾ドライバ33hを備えている。さらに、表示ユニット173の液晶表示パネル175における表示状態を調節するための、輝度調節器33i、コントラスト調節器33j、表示位置調節器33kが備えられている。
演出制御装置33は図示しない入出力インタフェースを有し、この入出力インタフェースにはローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、遊技制御装置30、演出データ装置32、遊技機の前面(例えば、上皿の周囲)に設けられた遊技者が操作可能な演出用ボタン59などが接続されており、これらからの各種信号が入力され、これら各種信号は、該入出力インタフェースにより中継されて、CPU33bに対し出力される。
さらに、入出力インタフェースには、CPU33bから出力される各種の制御信号が入力され、これら制御信号は、該入出力インタフェースにより中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、演出データ装置32、液晶表示パネル175のバックライト56、枠装飾装置57(枠装飾ドライバ33hを介して)などに出力されている。なお、CPU33bから出力される制御信号のうち、画像の制御に関する制御信号は、CPU33bからVDP33dに出力され、VDP33dから該制御信号に基づく画像データが液晶表示器55に出力される。また、音声の制御に関する制御信号は、CPU33bから音声LSI33fに出力され、音声LSI33fから該制御信号に基づく音声データがスピーカ58に出力される。
そして、演出制御装置33は、遊技制御装置30から演出データ装置32を介して受信した制御信号(演出コマンド)に基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)、枠装飾装置57による枠装飾の制御、表示ユニット173に備えられる液晶表示パネル175(液晶表示器55、バックライト56)の制御、スピーカ58による音の出力の制御を行う。さらに、遊技制御装置30から演出データ装置32を介して受信した制御信号(演出コマンド)に基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)演出データ装置32に備えられた盤装飾ドライバ32eを介して遊技盤装飾装置54の制御を行う。
排出発射制御装置34は、CPU、RAM、ROM等を有するマイクロコンピュータを有する。また、排出発射制御装置34は、図示しない入出力インタフェースを有し、この入出力インタフェースにはローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、遊技制御装置30、球貸機(図示略)、発射装置60、排出装置201、後述する流下阻止部材253の状態を検出する検出手段としての流路センサ257が接続されている。そして、遊技制御装置30からの制御信号(賞球コマンド)や、球貸機(図示略)からの制御信号(球貸しコマンド)に基づいて所要数の遊技球(賞球、貸球)を排出装置201から排出させる制御を行う。また、発射装置60による遊技球の発射制御を行う。また、後述するように、流路センサ257からの検出信号に基づき排出装置201の動作を停止する(不能動化する)制御および停止を解除する制御を行う。
そして、上述の各制御基板や、遊技機100に備えられた各装置には、電源供給装置37(電源回路、電源基板)から電力が供給されるようになっている。なお、演出データ装置32への電源供給は演出制御装置33を介して行われるようになっている。
これらの制御回路においては、例えば以下のような制御が行われる。
遊技制御装置30のCPU30bでは、普通変動入賞装置に備えられた始動口センサ50からの遊技球の検出信号の入力に基づき、特図の大当たり判定用乱数値を抽出してROM30dに記憶されている判定値と比較し、特図の変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。また、この他に変動パターンの判定を行う処理などを行い、これらの結果を含む制御信号を、演出データ装置32を介して演出制御装置33に出力する。演出制御装置33とこれに接続した演出データ装置32では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、表示ユニット173の液晶表示パネル175で特図の変動表示ゲームを表示する処理や、スピーカ58からの音の出力、ランプ、LED、装飾用役物などの遊技盤装飾装置54を制御する処理、ランプ、LEDなどの枠装飾装置57を制御する処理を行う。そして、遊技制御装置30のCPU30bは、特図の変動表示ゲームが大当たりであった場合に、特別遊技状態を発生し、大入賞口SOL53により特別変動入賞装置を動作する制御を行う。
また、遊技制御装置30のCPU30bは、普図始動ゲートに設けられたゲートセンサからの遊技球の検出信号の入力に基づき、上述と同様に普図の変動表示ゲームの当たり外れを判定するとともに演出データ装置32を介して演出制御装置33に制御信号を出力し、普図変動表示器に普図変動表示ゲームを表示させる。そして、遊技制御装置30のCPU30bは、普図の変動表示ゲームが当たりであった場合に、普通変動入賞装置を動作する制御を行う。
また、遊技制御装置30のCPU30bは、各種入賞口に設けられたセンサ(始動口センサ50、カウントセンサ51、一般入賞口センサ52)から入力される遊技球の検出信号に基づき排出発射制御装置34に制御信号を出力する。排出発射制御装置34は、制御信号の入力に基づき排出装置201を制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。また、排出発射制御装置34は、操作ハンドル151の操作に基づく入力および操作ハンドル151に設けられた図示しないタッチセンサからの入力に基づき、発射装置60を制御して遊技球が遊技領域に発射されるようにする。
すなわち、以上のことから主制御回路をなす遊技制御装置30は、遊技の進行を制御する遊技制御装置をなし、第1制御回路をなす演出データ装置32と第2制御回路をなす演出制御装置33とが遊技機100における種々の演出を制御する演出制御装置をなす。
そして、これらの各基板は以下のように遊技機に取り付けられている。
図2に示すように、画像表示面171における表示データなど、機種に依存するデータが記憶された演出データ装置32は、ボックス32aに収納された状態で、遊技盤1の裏面側下方部に設けられた裏面構成部材40の裏面側であって、後述する裏機構枠160の下縁からその下側に取り付けられている。このボックス32aの裏面側には、演出制御装置33と接続するためのコネクタ部32f、遊技制御装置30と接続するため(遊技制御装置30と演出制御装置33との間の中継のため)のコネクタ部(図示略)、遊技盤装飾装置54と接続するためのコネクタ部(図示略)が設けられている。さらに、ボックス32aの裏面側には、ボックス30aに収納された遊技を制御する遊技制御装置30が取り付けられるようになっている。すなわち、ボックス32aの裏面は遊技制御装置30を取り付けるための台座をなす。また、ボックス32aに隣設して、遊技機外部の装置(管理装置)と接続するための盤用外部出力端子206が設けられている。
また、図1,2に示すように、複数の機種で共通使用可能な演出制御装置33は、ボックス33aに収納された状態で前面枠本体130の裏面側に取り付けられた後述の裏機構枠160に取り付けられている。なお、ボックス33aの前側の下部には、コネクタ部33mが、裏機構枠160の下縁から下方に突出するように設けられ、演出データ装置32のコネクタ部32fと接続することが可能となっており、これによって両者が直接接続されるようになっている。
また、排出装置201による賞球の排出、発射装置60による遊技球の発射を制御する排出発射制御装置34、遊技機100内の各装置に電力を供給する電源回路としての電源供給装置37は、それぞれボックス34a、37aに収納された状態で、前面枠本体130の裏面側の遊技盤1より下側となる位置に取り付けられている。
すなわち、機種に依存する演出データ装置32、遊技制御装置30は遊技盤1に取り付けられ、複数の機種で共通使用可能な演出制御装置33や排出発射制御装置34、電源供給装置37は前面枠本体130もしくは裏機構枠160に取り付けられている。よって、遊技盤1を変更することにより機種に依存する装置(基板)のみが交換され、遊技機100の遊技内容を変更することが可能である。
図1から3に示すように、裏機構枠160は、本体部161と、画像を表示する表示ユニット173を備える表示枠ユニット170を支持、案内するためのガイド部162とを有し、表示枠ユニット170の他、表示枠ユニット170を制御する演出制御装置33、賞球などを排出する排出装置201と排出装置201に遊技球を供給する貯留タンク220を一体的に備えたタンク排出装置200が設けられている。
上述したように、裏機構枠160の前から見て左側の端部は、前面枠本体130の裏面であって遊技機100の裏面側から見て右側の側部に回動可能に軸支されており、図1に示すように、前面枠本体130に形成されて遊技盤1が嵌め込まれる開口部の上側略半分を裏面側から覆って遊技盤1の裏面に臨む状態から、図2に示すように、後方に扉状に回動して遊技盤1の裏面側を開放する状態との間で回動可能となっている。すなわち、裏機構枠160に表示ユニット173が配設されることで、表示ユニット173は該裏機構枠160を介して前面枠120側に配設された状態で遊技盤1の後方位置に配設されることとなる。なお、裏機構枠160が、遊技盤1が嵌め込まれる開口部の上側略半分を裏面側から覆った状態においては、遊技盤裏面における演出データ装置32が配設される部位を除く遊技盤裏面側の上方部を覆うようになっている。
図3に示すように、本体部161は、所定の厚みを有する背面壁263と、背面壁263の下側を除く周囲に前方に延出するように形成された周囲壁167とを有し、これら背面壁263と周囲壁167とから、裏機構枠160が遊技盤1の裏面に臨む状態において、前面側(遊技盤1の裏面に臨む側)に開口する矩形箱状の凹部である表示枠ユニット配設部163が形成されている。
さらに、背面壁263の左右に位置する周囲壁167の前側には、それぞれガイド部162が、左右の周囲壁167を前側に延長するように取り付けられている。そして、ガイド部162を本体部161に取り付けた状態では、図3に示すように、ガイド部162の内周面が周囲壁167の内周面のうちの主に左右の内周面と略同一面を形成するようになっており、ガイド部162によって周囲壁167の内周面の一部が前側に延出された状態となっている。この背面壁263と周囲壁167およびガイド部162で形成される、所定の奥行きを有するとともに前側に開口した矩形凹室形状の空間(少なくとも背面と左右側面とを囲まれた空間)が、表示枠ユニット170を収納する表示枠ユニット収納部168となる。すなわち裏機構枠160は、前面側に凹室形状の表示枠ユニット収納部168を形成するように、後方側に膨出状に構成されている。
また、図2に示すように、裏機構枠160の前面側から見て左側に設けられたガイド部162には、軸受け部162aが形成されており、前面枠本体130の裏面側に設けられた上下方向に延在する回動軸131を軸受け部162aに回動可能に嵌合することで、裏機構枠160が前面枠本体130に対して回動可能に軸支されるようになっている。
図1に示すように、裏機構枠160の裏面となる背面壁263の裏面の下部には、前方に窪んで後方に開口した略矩形状の凹部である演出制御装置配設部165が形成され、演出制御装置33を収容したボックス33aが配設されている。
演出制御装置配設部165の裏面側から見て右側の内側面には、本体部161の上下方向に沿って延在する回動軸(図示略)が設けられており、この回動軸によって演出制御装置33を収納したボックス33aが演出制御装置配設部165に対して扉状に開閉可能に支持されている。なお、ボックス33aは、演出制御装置配設部165に収容された状態から、本体部161の後方へ回動可能となっている。
また、背面壁263の裏面であって、演出制御装置配設部165が形成された部分には、演出制御装置配設部165の前面側に形成された表示枠ユニット収納部168に連通する配線用開口(図示略)が形成されており、この配線用開口を通して液晶表示パネル175(液晶表示器55、バックライト56)と演出制御装置33とが配線によって接続されるようになっている。
演出制御装置33を収容したボックス33aの上下幅は、演出制御装置配設部165の上下幅よりも広く、演出制御装置配設部165にこのボックス33aを収容すると、ボックス33aの下部が演出制御装置配設部165の下方に延出するようになっている。そして、図2に示すように、ボックス33aの前面側であって本体部の下縁の下方に延出する部分からは、演出制御装置33に設けられたコネクタ部33mがボックス33aの外側に露出している。
また、上述したように、遊技盤1の裏面には演出データ装置32が取り付けられており、この演出データ装置32の裏面であって、演出制御装置33が取り付けられた演出制御装置配設部165の下方に位置する部分には、コネクタ部32fが設けられている。
すなわち、図1に示すように、遊技盤1が前面枠本体130に取り付けられ、かつ、裏機構枠160が遊技盤1の裏面側に配された状態で、演出制御装置33を収容したボックス33aを演出制御装置配設部165に収容される状態にすると、演出データ装置32のコネクタ部32fと演出制御装置33のコネクタ部33mが連結し、演出データ装置32と演出制御装置33が直接接続できるようになっている。
また、背面壁263の裏面であって、裏機構枠160の裏面側から見て、演出制御装置配設部165の右側には、演出制御装置33と他の装置等を接続する配線を収納する配線収納部204が形成されている。また、配線収納部204の上部には、遊技機外部の装置(管理装置など)との通信を行うための枠用外部出力端子205が設けられている。
図3に示すように、表示枠ユニット収納部168の後面を形成する背面壁263の前面には、表示枠ユニット170を前側に付勢する表示枠ユニット付勢手段をなす付勢部材としての圧縮コイルばね182を収納する付勢部材収納部181や、本体部161を補強するための補強リブ164が形成されている。なお、上述したように背面壁263の裏面側の下部には、前方に窪んで後方に開口した凹部である演出制御装置配設部165が形成されており、表示枠ユニット収納部168の後面であって下部は、演出制御装置配設部165の裏面によって形成されている。
付勢部材収納部181は、後述する表示枠ユニット付勢手段としての圧縮コイルばね182の外径と略同じ内径を有する円筒形の凹部で、前側に突出した演出制御装置配設部165の上側に隣接して、背面壁263の左右方向の中心から左右に等しい距離だけ離れて2つ設けられている。すなわち、付勢部材収納部181は背面壁263の前面側であって、演出制御装置配設部165と前後に重ならない部位に設けられている。
そして、表示枠ユニット収納部168の後面であって、前側に突出した演出制御装置配設部165と付勢部材収納部181が存在する部分を除いた部分には、補強リブ164が格子状に形成されている。なお、付勢部材収納部181および補強リブ164の前端部と、演出制御装置配設部165の裏面は、それぞれ同じ前後位置、すなわち、同一平面上に存在する。
そして、左右の周囲壁167とそれを延長するガイド部162,162により形成される表示枠ユニット収納部168の左右の内側面には、表示枠ユニット170の外周部を構成している表示枠ユニット本体172の左右の側部にそれぞれ設けられるとともに、前記左右の側部の上部及び下部の合わせて4カ所から外側(左側もしくは右側)に突出する後述の被スライド部18,18,…を前後に移動自在に案内する概略溝状のスライド部169,169,…が設けられている。
スライド部169,169,…は、4つの被スライド部18,18,…に対応して左右の内周面にそれぞれ上下2本ずつ前後方向に延在して設けられている。また、上側のスライド部169,169はその上部に、下側のスライド部169,169はその下部にそれぞれ前後方向に沿った突条169aが形成され、溝状のスライド部169と合わせて被スライド部18の上下移動を規制して前後に案内するようになっている。なお、スライド部169の前端は、ガイド部162の前端部より僅かに後方となっており、スライド部169の前端部には、溝状のスライド部169の前端部を閉塞した状態として、該前端部より前側への表示枠ユニット170(被スライド部18)の移動を規制する前方位置規制部材180が形成されている。
表示枠ユニット収納部168には、画像表示面171が前側(開口した側)となるように表示枠ユニット170が配設されるようになっている。そして、図1に示すように、裏機構枠160を遊技盤1の裏面に臨むように配することで、遊技盤1の裏面側に表示枠ユニット170の画像表示面171が臨むようになる。なお、裏機構枠160が遊技盤1の裏面に臨む状態にあるとき、表示枠ユニット170は遊技盤本体10の裏面から後方側へ隔離した位置に配されるようになっている。また、この表示枠ユニット収納部168の上下幅および左右幅は、表示枠ユニット170の上下幅および左右幅(ただし左右に突出する被スライド部18を除く)よりも大きくなっており、表示枠ユニット170の周囲に空間があいた状態とされる。さらに、溝状のスライド部169の上下幅は被スライド部18の上下幅よりも若干大きく、また、左右に対向して形成されたスライド部169,169間の幅は、表示枠ユニット170の左右に形成された被スライド部18,18の側端部間の幅よりも若干大きくなっている。
これによって、表示枠ユニット170の前後方向への移動が容易になるとともに、表示枠ユニット170が表示枠ユニット収納部168内で僅かに傾斜した状態(非平行状態)になることも可能となる。
また、表示枠ユニット170は、後述するように、バネ等の弾性部材からなる表示枠ユニット付勢手段により前方側に向かって付勢された状態となっているが、裏機構枠160を開放した状態あるいは、遊技盤1を前面枠120から取り外した状態では、上述の前方位置規制部材180に表示枠ユニット170の被スライド部18の前端部が当接した状態となる。すなわち、この表示枠ユニット170の裏機構枠160に対する前後位置が、表示枠ユニット170の前後方向の移動範囲における最も前側の位置である。
なお、裏機構枠160を閉じた状態においては、遊技盤裏面に設けられて後方に突出するセンターケース11の後端部16は、上述した表示枠ユニット170の前後方向の移動範囲における最も前側の位置より後方に位置するようになっている。よって、センターケース11の後端部16が表示枠ユニット170の前面に密着できるようになっている。
裏機構枠160の上部には、外部から供給される遊技球を貯留する貯留タンク220と、該貯留タンク220と一体的に設けられ、該貯留タンク220に貯留されている遊技球を下流側に排出可能な排出装置201とを有するタンク排出装置200が設けられている。
図1から3に示すように、貯留タンク220は、上面側が開放した概略長方形状の箱体であって、外部(島設備の補球装置)から供給される遊技球を貯留するものである。
この貯留タンク220の一側方であって、裏機構枠160が前面枠本体130に軸着される側には、排出装置201が一体的に設けられており、貯留タンク220の底壁は、排出装置201が設けられた側に向かって下るように傾斜している。
排出装置201は、筐体となる筒体部202の内部空間に、図示しないスプロケットが回動可能に設けられ、上部に設けられたステッピングモータ203によってスプロケットを回動させることで、筒体部202の底面に設けられた図示しない排出口から遊技球を一個宛排出できるように構成されている。また排出口は、賞球もしくは貸球としての遊技球を排出する排出用導出口と、貯留タンク220から遊技球を抜き取る際に使用する球抜き用導出口とが設けられており、スプロケットの回転方向によって遊技球を排出する排出口を選択できるようになっている。そして、排出装置201は、(遊技制御装置30の制御の下で)排出発射制御装置34によってステッピングモータ203の回転方向、回転角度が制御され、排出用導出口から賞球もしくは貸球として所定数の遊技球を排出することや、球抜き導出口から貯留タンク220内の遊技球を遊技機外部(島設備の回収樋)に排出することができるようになっている。
排出装置201から排出された遊技球は、遊技機100の前面側から見て左側に設けられた遊技球流路を流下する。この遊技球流路としては、賞球もしくは貸球として排出用導出口から排出された遊技球が流下する排出流路と、球抜きのために球抜き用導出口から排出された遊技球が流下する球抜き流路が形成されている。排出流路はその下流側端部で遊技球を上皿に誘導する流路に連結しており、排出装置201から賞球または貸球として排出された遊技球が上皿に流入するようになっている。また、球抜き流路はその下流側端部で遊技球を遊技機外部に誘導する流路に連結しており、排出装置201によって貯留タンク220から抜き取られた遊技球が遊技機外部に排出されるようになっている。
このように遊技球を流下させる遊技球流路は、図5から8に示すように、裏機構枠160に形成され、排出装置201に接続した上部遊技球流路245と、機枠110に形成され、上部遊技球流路245の下流側端部に接続する迂回流路246と、前面枠120の下部(裏機構枠160の下方)に配設されたベース部122に形成され、迂回流路246の下流側端部に接続する下部遊技球流路247とに分かれている。また、上部遊技球流路245には上部排出流路243a、上部球抜き流路244bが、迂回流路246には迂回排出流路243b、迂回球抜き流路244bが、下部遊技球流路247には下部排出流路243c、下部球抜き流路244cが形成されている。そして、上部排出流路243a、迂回排出流路243b、下部排出流路243cによって排出流路が形成され、上部球抜き流路244a、迂回球抜き流路244b、下部球抜き流路244cによって球抜き流路が形成される。
上部遊技球流路245は、排出装置201の筒体部202の底面に設けられた図示しない排出用導出口、球抜き用導出口から排出された遊技球を、裏機構枠160の前面側から見て左側に誘導する流路で、その下流側端部は、裏機構枠160の左側面から突出するように形成されている。この上部遊技球流路245は、上流側部分(図示略)が裏機構枠160の本体部161に形成されており、下流側部分が本体部161に取り付けられた連結部材250によって形成されている。
本体部161に形成された上部遊技球流路245の上流側部分における排出流路の入口は排出装置201の排出用導出口に、球抜き流路の入口は球抜き用導出口にそれぞれ連通するようになっている。そして、この上部遊技球流路245の上流側部分は、排出流路と球抜き流路が前後に並んだ状態で、裏機構枠160の前面側から見て左側に遊技球を誘導するように形成され、その出口が本体部161の左側面に開口するように形成されている。また、本体部161の左側面であって、上部遊技球流路245の上流側部分の出口が形成された部分は、上部遊技球流路245の下流側部分を形成する連結部材250の一端部を受け入れ可能な凹部248となっている。なお、この凹部248は、連結部材250の流路形成部251の一部と、流下阻止部材取付部252を収容可能な大きさとなっている。
図5に示すように、上部遊技球流路245の下流側部分を形成する連結部材250は、本体部161に形成された上流側部分としての排出流路、球抜き流路に連通する上部排出流路243a、上部球抜き流路244aを備え、本体部161の左側面に形成された凹部248に着脱可能に取り付けられている。この連結部材250は、上部遊技球流路245の下流側部分として上部排出流路243a、上部球抜き流路244aを形成する流路形成部251と、これらの上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの出口を開閉する流下阻止部材253を備える流下阻止部材取付部252とを有する。
なお、図5(a)は、前面枠120を開放した状態を示しており、連結部材250が迂回流路246の上部接続部269から抜け、流路形成部251の底面に設けられた流下阻止部材253が上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの出口245bを閉鎖した状態となっている。
流路形成部251は略直方体形状であって、その内部に矩形筒状の上部排出流路243a、上部球抜き流路244aが前後に並列するように形成されており、この上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの延在方向における一端部が、上部遊技球流路245の下流側部分の入口245aとして、流路形成部251の側面に開口している。また、流路形成部251における上部遊技球流路245の下流側部分の入口245aが形成された側面に隣接した一側面であって、並列に形成された上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの底壁をなす底面には、上部遊技球流路245の下流側部分の出口245bが形成されている。なお、流路形成部251は、出口245bが形成された側面が下側となるように本体部161に配される。
また、流路形成部251(連結部材250)の側面であって、本体部161に形成された凹部248に挿入される部分には、外側に向かって突出する係合爪254が設けられており、本体部161に形成された凹部248の内側面に形成された図示しない係合部に係合することで連結部材250を本体部161に固定できるようになっている。
流路形成部251の底面においては、上部遊技球流路245の下流側部分の入口245aが形成された側面に隣接した端部から所定範囲にわたって流下阻止部材取付部252が形成されている。また、流路形成部251の底面における流下阻止部材取付部252が形成された側と対向する側の端部から所定範囲にわたって、上部遊技球流路245の下流側部分の出口245bとして上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの側壁がなく開口した状態とされている。そして、この出口245bを覆うように流下阻止部材253が設けられている。
なお、流下阻止部材取付部252が形成されている所定範囲とは、本体部161に連結部材250を取り付けた際に、本体部161の凹部248にちょうど収まる範囲であり、また、出口245bが形成された所定範囲とは、後述する迂回流路246の入口246aとちょうど重なる範囲である。また、流路形成部251の底面における流下阻止部材取付部252が形成されている範囲と、出口245bが形成されている範囲は、所定の間隔をおいて位置しているが、この間隔は図1に示すように裏機構枠160と機枠110との間隔に等しいものとなっている。さらに、図5(a)に示すように、裏機構枠160と機枠110との間に配されるこの部分にある上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの底面は、出口245bに向かって下る傾斜面とされており、遊技球が円滑に出口245b方向へ流下するようにされている。
図6に示すように、流下阻止部材253は、出口245bを覆う流下阻止部255と、流下阻止部255に形成されたセンサ押圧部256とを有する。
流下阻止部255は、流路形成部251の底面における流下阻止部材取付部252が形成された部分を除いた範囲を覆う板状の部材である。なお、流下阻止部255の上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの延在方向に沿った長さは、流下阻止部255が出口を完全に覆った状態で、流下阻止部255の端部の一部が流下阻止部材取付部252内に位置するような長さとされている。
この流下阻止部255は、流路形成部251の底面に形成された流下阻止部材取付部252内に形成された図示しないガイド部によって、流路形成部251の底面に密接するように、かつ、上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの延在方向に沿ってスライド可能に支持されている。そして、スライドすることによって、図6(a)に示すように、出口245bを閉鎖した流下阻止状態から、図6(b)に示すように、出口245bを開放した流下状態とに変換できるようになっている。
また、流下阻止部255の流下阻止部材取付部252側に配される端部には、棒状のセンサ押圧部256が流下阻止部材253のスライド方向に沿って延出するように形成されている。このセンサ押圧部256は、流下阻止部255を流下阻止部材取付部252側にスライドし、出口245bを開放した流下状態にすると、流下阻止部材取付部252の側面であって、上部遊技球流路245の下流側部分の入口245a側にある側面に形成された図示しない挿通穴から外部に突出するようになっている。
そして、連結部材250を取り付ける本体部161の凹部248内には、図6(b)に示すように、センサ押圧部256が押圧可能な位置に、検出手段としての流路センサ257が設けられている。この流路センサ257は、本体部161の凹部248に固定されるセンサ本体257aに設けられた第1接点257bと、センサ本体257aに一端部が固定され、他端部が第1接点257bと対向するように配された金属板からなる第2接点257cとを有する。そして、金属板からなる第2接点257cに外部から力が加わっていない状態では、その弾性力によって第1接点257bから離れた状態となっていて、第2接点257cを第1接点257b側に押圧することで両接点が接するように構成されている。
このような流路センサ257は、流下阻止部材253が流下状態に変換されると、センサ押圧部256によって第2接点257cが第1接点257b側に押圧され、両接点が当接した状態、すなわち流路センサ257がONの状態となる。また、流下阻止部材253が流下阻止状態に変換されると、センサ押圧部256による第2接点257cの押圧が解除され、第1接点257bと第2接点257cが離れた状態、すなわち、流路センサ257がOFFの状態となる。つまり、流路センサ257のON、OFFを監視することで流下阻止部材253の状態を検出できるようになっている。
また、センサ押圧部256には、挿通穴の径よりも大きい径を有する圧縮コイルばね258が挿通されており、その一端が流下阻止部材取付部252の内側面に当接するとともに、他端が流下阻止部255の端部に当接するようになっている。この圧縮コイルばね258によって、流下阻止部材253は常に出口245bを閉鎖する方向へ付勢されるようになっている。
また、図5(a)に示すように、流下阻止部255の流下阻止部材取付部252側に配される端部と対向する側の端部には、下方に突出する当接部259が形成されている。この当接部259は、上部遊技球流路245と迂回流路246と接続する際に、図6(b)に示すように、迂回流路246の側面に当接して、流下阻止部材253を流下状態に変換するためのものである。なお、この詳細については後述する。
以上のような構成を有する連結部材250は、本体部161に形成された凹部248に、入口245aが形成された一端部が挿入され、固定されている。また、流路形成部251の底面であって、入口245aが形成された側に形成された流下阻止部材取付部252もこの凹部248に挿入された状態となっている。
このように連結部材250を取り付けることで、流路形成部251に形成された上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの入口245aが本体部161に形成された上流側部分の出口と接続するようになる。そして、上部排出流路243a、上部球抜き流路244aの延在方向が、裏機構枠160の左右方向に沿うとともに、両流路243a,244aが前後に並ぶように配される。また、入口245aが形成された側面に隣接した一側面に形成された出口245bは、下方向を向くように配される。これにより、上部遊技球流路245の下流側部分の入口245aから流入した遊技球は、裏機構枠160の前面側から見て左方向へ流下し、その後、流下方向が90度変更されて、上部遊技球流路245の下流側部分の出口245bから下方へ流出するようになっている。
図7に示すように、迂回流路246は、機枠110の裏面側から見て右側の側部(側辺
)に形成されており、上部遊技球流路245を流下した遊技球を下方に誘導する流路であって、迂回排出流路243bと迂回球抜き流路244bが機枠110の上下方向(長手方向)に沿って延在するように前後に並列に配されている。迂回流路246が形成される部分における機枠110の後端部は、後方に突出するように形成されており、この部分における機枠110の前後幅は、その他の部分より広くなっている。そして、迂回流路246を、機枠110が後方に突出した部分にその後端部がかかるように形成することで、前面枠120の後方に突出した裏機構枠160に形成された上述の上部遊技球流路245に対向する位置に配設できるようになっている。
この迂回流路246は、機枠110の内側面に上下方向に沿って延在するように形成された矩形状の凹部である流路形成凹部260と、機枠110に取り付けられた流路構成部材261とによって形成されている。
流路構成部材261は、流路構成部材261を機枠110に固定するための固定部262と、迂回流路246を形成する流路形成部264とが一体に形成された金属製の部材である。
固定部262は、断面形状がコ字状をしており、機枠110の流路形成凹部260が形成された部分における前端面、後端面、内側面を覆うように取り付けられている。また、固定部262には、複数のねじ穴262a,262a,…が形成されており、機枠110に形成されたねじ止め部110a,110a,…とによって、流路構成部材261はねじで機枠110に固定されている。なお、金属製の固定部262は、機枠110の補強部材としての機能も有している。
機枠110における流路構成部材261の固定部262が取り付けられる部分は、固定部262の板厚の分だけ表面が窪んでおり、この窪みに合わせて固定部262を配することで、図5(a)に示すように、流路構成部材261が所定位置に取り付けられるようになっている。また、このように固定部262を配すると、流路構成部材261の固定部262の表面と機枠110の表面とが同一面をなすようになっている。
流路形成部264は、機枠110の内側面に配される部分であって、機枠110に形成された流路形成凹部260と重なる位置に形成されており、矩形状の開口部265と、迂回排出流路243bと迂回球抜き流路244bの仕切りをなす仕切部266とを有する。
開口部265は、流路形成凹部260の周縁とちょうど重なるように形成されており、この開口部265を通して流路形成凹部260が機枠110の内側に開口した状態となっている。
また、仕切部266は、固定部262における機枠110の前端面を覆う部分と平行な3つの仕切板267,267,267と、この3つの仕切板267,267,267の一端部に接続し、機枠110の内側面を覆う部分と平行な側板268とからなり、断面形状がE字状となっている。そして、平行に並んだ3つの仕切板267,267,267のうち両端にある仕切板267,267の外側の面と開口部265の縁部が接続している。
仕切部266の側板268が接続されていない端部は、固定部262における機枠110の内側面と接する面側に突出するように形成されている。この端部が突出する幅は、流路形成凹部260の深さとほぼ同じ幅となっており、この端部は、ちょうど流路形成凹部260内に収容されるとともに、その外側の面が流路形成凹部260の側面に当接した状態となる。また、仕切板267,267,267の側板268が接続された端部は、固定部262における裏機構枠160側に配される面側に突出するように形成されている。
すなわち、流路形成部264は、開口部265に仕切部266が挿入されたような形状に形成されており、流路構成部材261における機枠110の内側面に配される部分に、機枠110の上下方向に沿った2本の溝が、流路形成凹部260側に開口するように形成されている。そして、流路形成部264と流路形成凹部260が対向するように配されることで、矩形筒状の迂回排出流路243b、迂回球抜き流路244bが機枠110の上下方向に沿って前後に並列に形成されている。
また、仕切部266が流路形成凹部260内に収容されるように配されるので、迂回排出流路243b、迂回球抜き流路244bの側壁のうち、前側、後側、裏機構枠160側に位置する側壁は金属製の流路構成部材261によって形成されることとなる。流路構成部材261はアースされており、流下する遊技球が触れることで、遊技球に帯電していた静電気が逃がされるようになっている。
以上のことから、機枠110は、合成樹脂により形成するとともに、迂回流路246を形成する金属製の流路構成部材261を備えたこととなる。
また、仕切部266は、図5(a)に示すように、開口部265の上端から、上述した連結部材250の流路形成部251の上下幅の分だけ、裏機構枠160側に突出した部分がないものとされている。これによって、迂回流路246の上流側端部に、連結部材250の流路形成部251を受け入れ可能な上部接続部269が形成され、上部遊技球流路245と迂回流路246とが接続できるようになっている。
また同様に、図8(a)に示すように、開口部265の下端から、後述する下部連結部材276の上下幅の分だけ、裏機構枠160側に突出した部分がないものとされている。これによって、迂回流路246の下流側端部に、下部連結部材276を受け入れ可能な下部接続部270が形成され、下部遊技球流路247と迂回流路246とが接続できるようになっている。
図8に示すように、迂回流路246の下流側端部には、下部流下阻止部材271が設けられている。
この下部流下阻止部材271は、回動軸272と、回動軸272を中心とした扇形板状に形成された阻止部材273と、阻止部材273の一端部に形成され、回動軸272と同じ方向に延在する当接部274とを有する。
下部流下阻止部材271は、迂回流路246の下流側端部に位置する流路構成部材261の仕切部266に形成された図示しない軸受けによって、回動軸272が迂回流路246の延在方向に沿うように支持されており、回動軸272を中心として阻止部材273が迂回流路246の延在方向に直交する面に沿って回動可能に配されている。この阻止部材273の回動範囲は、図8(b)に示すように、迂回流路246の下流側端部を閉鎖した状態から、図8(c)に示すように、迂回流路246の下流側端部から退避した状態までとなっている。
また、図8(a)に示すように、機枠110の後端面側にある仕切板267には、裏機構枠160側に突出した部分に、阻止部材273が通過可能なスリット275が形成されており、迂回流路246の下流側端部から退避した状態にある場合は、阻止部材273がスリット275から仕切部266の外側に露出した状態となる。
当接部274は、迂回流路246の下流側端部における下部接続部270内に突出するように配され、下部接続部270に挿入される下部連結部材276に当接できるようになっている。また、当接部274は阻止部材273の回動範囲を規制するものでもあって、図8(b)に示すように、迂回流路246の下流側端部を閉鎖した状態では、側板268の迂回流路245側の面に当接して、阻止部材273の回動を規制している。また、図8(c)に示すように、迂回流路246の下流側端部から退避した状態では、スリット275が形成された仕切板267の迂回流路245側の面に当接し、阻止部材273の回動を規制している。
また、阻止部材273は、回動軸272に取り付けられた付勢部材としての図示しないねじりコイルばねによって、常に迂回流路246を閉鎖する方向へ付勢されている。すなわち、下部接続部270に下部連結部材276が挿入されていないときは、図8(b)に示すように、付勢部材の付勢力によって阻止部材273が迂回流路の下流側端部を閉鎖する位置に配されている。
そして、下部接続部270に下部連結部材276が挿入されると、当接部274が下部連結部材276によって機枠110方向に押圧され、これに伴い阻止部材273が迂回流路から退避する方向へ移動するとともに、スリット275から外部に露出した状態となる。
下部連結部材276は、下部遊技球流路247の入口をなすものであって、前面枠120における下部に位置するベース部122の前面側から見て左側の側端部から突出するように形成されている。なお、この下部連結部材276は、裏機構枠160の側部に設けられた連結部材250と同じ前後位置に配されている。
この下部連結部材276は、迂回流路246の迂回排出流路243b、迂回球抜き流路244bに連通する下部排出流路243c、下部球抜き流路244cが前後に並列に形成されているとともに、その入口276aが上側に開口している。この下部連結部材276から下方に連続する下部遊技球流路247は、下部排出流路243cが下流側端部で遊技球を上皿に誘導する流路に連結している。また、下部球抜き流路244cが下流側端部で遊技球を遊技機外部に誘導する流路に連結している。
このように、貯留タンク220と排出装置201が一体となったタンク排出装置200を裏機構枠160の上部に備えるとともに、遊技球流路を機枠110側に迂回させたことで、遊技盤1の後方側のスペースを広く空けることができる。
以上のことから、島設備に取り付けられる機枠110に対して開放可能に前面枠120を設け、該前面枠120に対して遊技盤1を着脱可能に装着するようにした遊技機100において、前面枠120の裏面側には、外部から供給される遊技球を貯留する貯留タンク220と、貯留タンク220からの遊技球を1個宛排出可能な排出装置201と、を備え、排出装置201から排出された遊技球を下方側に流下させる遊技球流路(上部遊技球流路245、迂回流路246、下部遊技球流路247)を備えて、該遊技球流路には、当該遊技機100の左右の一方側に延在して遊技盤1の後方領域を迂回する迂回流路246を形成したこととなる。
表示枠ユニット170は、図2から4に示すように、前面側が開口した矩形箱状(額縁状)に形成された表示枠ユニット本体172と、この矩形箱状の表示枠ユニット本体172の、前面側が前記開口により開放された空間である内部収納空間183内に配置される表示ユニット173と、前記表示枠ユニット本体172の前面側で前記内部収納空間183の前側を覆う透明な前面クリアカバー179とからなるものである。なお、図4に示した表示枠ユニット170は、前面クリアカバー179を取り外した状態となっている。
表示枠ユニット本体172は、被スライド部18を有し、裏機構枠160の表示枠ユニット収納部168内において前後動自在に配される。また、表示枠ユニット本体172の内部収納空間183は、その形状が前後幅が狭い略直方体状、すなわち、略矩形板状となっている。
被スライド部18は表示枠ユニット本体172の左右の側部であって、上部及び下部の合わせて4ヶ所から側部に対して垂直に外側に突出するように設けられている。
この被スライド部18は略直方体形状であって、先端側には、カバー部材18aが取り付けられている。このカバー部材18aは、摩擦係数が低い材質(例えば、ポリアセタール、金属)からなる。
また、被スライド部18の先端側には、例えば、遊技球のような球体(図示略)が転動自在に収納されており、カバー部材18aを取り付けることによって、球体の一部がカバー部材18aに形成された開口部18eから外側に突出した状態で保持されるようになっている。なお、カバー部材18aは、被スライド部18の前面を覆う部分にねじ孔18bが形成されており、カバー部材18aをねじによって被スライド部18に固定できるようになっている。
表示枠ユニット170の上部にある被スライド部18においては、カバー部材18aが、裏機構枠160の表示枠ユニット収納部168に形成されたスライド部169と接する被スライド部18の端面(外側に位置する側面)と上面、前面およびこれらの面が接続する角部を覆うように取り付けられている。そして、カバー部材18aの被スライド部18の端面を覆う部分に形成された開口部18eから、被スライド部18に収納された球体の一部が外側に突出するようになっている。
また、表示枠ユニット170の下部にある被スライド部18においては、カバー部材18aが、裏機構枠160の表示枠ユニット収納部168に形成されたスライド部169と接する被スライド部18の端面(外側に位置する側面)と下面、前面およびこれらの面が接続する角部を覆うように取り付けられている。そして、カバー部材18aの被スライド部18の下面を覆う部分に形成された開口部(図示略)から、被スライド部18に収納された球体の一部が外側に突出するようになっている。
このような構成によって、スライド部169に対して摩擦係数が低い材質からなるカバー部材18aもしくは転動可能な球体が当接することとなり、被スライド部18とスライド部169との間の摩擦抵抗が軽減され、表示枠ユニット170を円滑に前後方向に移動することができるようになる。
また、表示枠ユニット本体172の側壁の内側、すなわち、内部収納空間183の内側となる部分には、ねじ止め部18dが形成されていて、内部収納空間183の前面側の開口を閉鎖する前面クリアカバー179をねじによって表示枠ユニット本体172の前面側に固定できるようになっている。
前面クリアカバー179は、内部収納空間183の前面側の開口と略同じ大きさの透明な材質からなる略矩形板状の部材で、上述のように表示枠ユニット本体172の前面側に固定されるようになっている。この前面クリアカバー179は、内部収納空間183の前面側の開口を閉鎖する前面壁としての機能を有し、表示枠ユニット170の前面側から後述の表示ユニット173(画像表示面171)を視認可能な状態で、表示ユニット173を内部収納空間183内に保持するものである。また、前面クリアカバー179は、表示枠ユニット170の前面壁としての機能も有し、図1に示すように、裏機構枠160を閉鎖した状態では、前面クリアカバー179の前面がセンターケース11の後端部16に当接し、表示用窓部12を閉鎖するようになっている。すなわち、前面クリアカバー179は、液晶表示パネル175の画像表示面171を、センターケース11の後端部16や遊技球の接触に伴う衝撃から保護するものでもある。
また、表示枠ユニット本体172の裏面には、図示しない配線用開口、ばね装着筒が形成されている。
配線用開口は、表示枠ユニット本体172を前後に貫通するように形成された開口で、表示枠ユニット本体172の前面側であって内部収納空間183内に配される表示ユニット173と、裏機構枠160の裏面側に配される演出制御装置33とを接続する配線を通すための開口である。なお、表示ユニット173を構成する表示ユニットケース174の裏面側にも図示しない配線用開口が形成されており、液晶表示パネル175に設けられたコネクタ部が後方に露出している。表示枠ユニット本体172に形成された配線用開口は、表示ユニット173を内部収納空間183に収納した際に、表示ユニット173の裏面側に露出する液晶表示パネル175のコネクタ部が、表示枠ユニット本体172の裏面側に露出できるような位置に形成されている。
ばね装着筒は、表示枠ユニット本体172の裏面側に、後方に突出するように形成された円筒状の凸部である。このばね装着筒の外径は、表示枠ユニット付勢手段としての圧縮コイルばね182の内径と略等しく、ばね装着筒に圧縮コイルばね182を嵌合することで、表示枠ユニット本体172の裏面(表示枠ユニット170の裏面)に圧縮コイルばね182が取り付けられる。
このばね装着筒が形成される位置は、表示枠ユニット170を表示枠ユニット収納部168に取り付けたときに、表示枠ユニット配設部163の前面に形成された付勢部材収納部181と対向する位置となっている。そして、付勢部材収納部181に収納された圧縮コイルばね182に、ばね装着筒を挿入することで、表示枠ユニット170と表示枠ユニット配設部163の前面との間に圧縮コイルばね182が配され、表示枠ユニット170が前方向に付勢された状態となる。なお、圧縮コイルばね182に外部から力がかかっていない状態での長さ(自然長)は、表示枠ユニット170の前面(被スライド部18)が前方位置規制部材180に当接し、表示枠ユニット170が最も前側にある状態における表示枠ユニット170の裏面と付勢部材収納部181の後端部との距離よりも長く、常に表示枠ユニット170を前側に付勢できるようになっている。
表示ユニット173は、表示枠ユニット本体172の内部収納空間183内にちょうど収まるような矩形板状に形成されている。この表示ユニット173は、液晶表示パネル175(液晶表示器55、バックライト56を含む)を収納する表示ユニットケース174と、この表示ユニットケース174内に収納された液晶表示パネル175とからなるものであり、表示ユニットケース174の前面側から液晶表示パネル175の画像表示面171を有する前面が露出している。なお、表示ユニット173の側部には、内部収納空間183の内側面に突出するように形成されたねじ止め部18d,18d・・・と対応する位置に凹部173a,173a・・・が形成されており、表示ユニット173を内部収納空間183に収納した際には、この凹部173a,173a・・・にねじ止め部18d,18d・・・が収容され、前側に露出するようになっている。
また、表示ユニットケース174の裏面には、表示ユニットケース174に収納される液晶表示パネル175と、裏機構枠160の裏面側に配される演出制御装置33とを接続する配線を通すための、前後に貫通した図示しない配線用開口が形成されている。この配線用開口は、液晶表示パネル175の裏面側に設けられたコネクタ部の位置に対応して形成されており、液晶表示パネル175を表示ユニットケース174に収納すると、この配線用開口からコネクタ部が露出するようになっている。
液晶表示パネル175は、矩形板状であって表示ユニットケース174にちょうど収まる大きさとなっている。この液晶表示パネル175は、液晶表示器55とバックライト56などから構成され、液晶表示器55の画像表示面171が、前側に臨むように配されている。よって、液晶表示パネル175の画像表示面171は、表示枠ユニット170の前面側から前面クリアカバー179を介して視認可能に配されることとなる。
液晶表示器55の画像表示面171の面積は、前面枠本体130に形成された開口部に嵌め込まれた遊技盤1の上側略半分を裏面側から覆うことができる面積となっており、センターケース11によって形成された表示用窓部12よりも広いものである。すなわち、画像表示面171の面積が、少なくとも表示用窓部12よりも広く、表示用窓部12の大きさが変化してもそれに対応できるようになっている。このように、液晶表示器55の画像表示面171が遊技盤1の裏面側を幅広く覆うようにすることで、遊技盤1を交換して遊技機100の遊技内容を変更する場合に、多種の遊技盤1の表示用窓部12に対応できるようになっている。
また、液晶表示器55は、画像表示面171の面積が表示用窓部12よりも広いので、表示用窓部12から露出する領域に画像が表示されるように演出制御装置33によって制御されている。この画像表示領域を決定する遊技盤1の表示用窓部12の大きさや位置に関する初期情報(画像初期設定値コマンド)は、遊技制御装置30に記憶されているが、遊技制御装置30は遊技盤1に取り付けられており、遊技盤1と一緒に遊技制御装置30も交換される。よって、遊技盤1の交換に伴い、例えば、これまでの遊技盤の表示用窓部に対応した画像表示領域から、新たな遊技盤1の表示用窓部12に対応した画像表示領域に変更できるようになっている。
以上のような構成によって、液晶表示器55を備えた表示ユニット173は、表示枠ユニット170に保持され、表示枠ユニット170は、裏機構枠160に前後移動可能に保持されることとなる。すなわち、表示ユニット173は裏機構枠160に前後方向へ移動可能に保持されていることとなる。
そして、図1に示すように、裏機構枠160を閉じ、遊技盤1の裏面側に表示枠ユニット170(表示ユニット173)が配設される状態では、遊技盤本体10の裏面側に突出するセンターケース11の後端部16、すなわち遊技盤1の後方突出部が、表示枠ユニット170の前面に当接するようになっている。
ここで、上述したように、裏機構枠160を閉じた状態においては、遊技盤裏面に設けられて後方に突出するセンターケース11の後端部16は、表示枠ユニット170の前後方向の移動範囲における最も前側の位置より後方に位置するようになっている。よって、センターケース11の後端部16が表示枠ユニット170を押圧し、圧縮コイルばね182,182の付勢力に抗して後方向に押し込んだ状態となり、両者が密着した状態となる。すなわち、表示ユニット173を備えた表示枠ユニット170は、遊技盤1の裏面側への突出量(後方突出量)に応じて後方向に移動し、所定の前後位置に配されることとなる。
次に、前面枠120の開閉に伴う遊技球流路としての上部遊技球流路245、迂回流路246、下部遊技球流路247の接続について説明する。
図1に示すように、前面枠120を閉じた状態では、図5(a)に示す迂回流路246の上部接続部269に連結部材250の一端が挿入され、図8(a)に示す下部接続部270には下部連結部材276の一端が挿入された状態となっている。そして、上部排出流路243a、迂回排出流路243b、下部排出流路243cが連通した状態となって排出流路を形成している。また、上部球抜き流路244a、迂回球抜き流路244b、下部球抜き流路244cが連通した状態となって球抜き流路を形成している。
そして、この状態においては、上部遊技球流路245の下流側部分をなす連結部材250に設けられた流下阻止部材253が、図6(b)に示すように、出口を開放する流下状態とされており、センサ押圧部256が本体部161の凹部248内に設けられた流路センサ257を押圧し、流路センサ257がONの状態となっている。また、迂回流路246の下流側端部に設けられた下部流下阻止部材271も、図8(c)に示すように、阻止部材273が迂回流路246から退避した流下状態となっている。
この状態から前面枠120を開放すると、迂回流路246の上部接続部269、下部接続部270から連結部材250、下部連結部材276が抜けて、上部遊技球流路245、迂回流路246、下部遊技球流路247が連通しない状態となる。
そして、これに伴い、上部遊技球流路245の連結部材250においては、出口245bから退避していた流下阻止部材253が付勢部材としての圧縮コイルばね258の付勢力によって、図6(a)に示すように、出口245bを閉鎖した流下阻止状態となる。
以上のことから、遊技球流路(上部遊技球流路245)における迂回流路246の上流側で該迂回流路246と接続される上流側接続部(連結部材250)に、遊技球の流下を阻止可能な流下阻止部材253を設け、前面枠120の開放動作に応じて、該流下阻止部材253を遊技球の流下状態から流下阻止状態に変換するようにしたこととなる。
また、流下阻止部材253が流下阻止状態になるのに伴い、センサ押圧部256も検出手段としての流路センサ257から離れた状態となり、流路センサ257がOFFの状態となる。センサ押圧部256が流路センサ257から離れたことに基づく検出信号は、排出発射制御装置34に入力され、これに基づき排出発射制御装置34は、排出装置201による遊技球の排出を停止する処理を行う。すなわち、排出発射制御装置34が検出手段としての流路センサ257からの検出信号に基づき、排出装置201を停止させる停止制御手段をなす。なお、遊技球の排出を停止する処理には、動作中の排出装置201の動作を停止する処理の他、排出装置201の動作を不能動化する処理も含まれる。
以上のことから、流下阻止部材253が遊技球の流下を阻止する状態になったことを検出する検出手段(流路センサ257)と、検出手段からの検出信号に基づき、排出装置201を停止させる停止制御手段(排出発射制御装置34)と、を備えたこととなる。
また、迂回流路246の下部接続部270においては、迂回流路246の下流側端部から退避していた阻止部材273が付勢部材としてのねじりコイルばねの付勢力によって、図8(b)に示すように、迂回流路246の下流側端部を閉鎖した流下阻止状態となる。
以上のように、前面枠を開放し、遊技球流路が連通しない状態となったときに、排出装置201の動作が停止され、流下阻止部材253、下部流下阻止部材271が流下阻止状態になることで、遊技球が遊技機100の外部にこぼれてしまうことを防止できる。
なお、前面枠120を開放した状態でさらに裏機構枠160を開放する際には、上部遊技球流路245の下流側部分をなす連結部材250を取り外すことによって、裏機構枠160の開放の妨げとならないようにすることができる。
前面枠120を開放した状態から閉じる際は、上述と逆の動作が行われることとなる。
すなわち、前面枠120を閉鎖するように回動させることで、迂回流路246の上部接続部279、下部接続部270に、それぞれ連結部材250、下部連結部材276が挿入される。
ここで、前面枠120は、図2に示すように、前面側から見て左側の端部の前側に設けられた軸受け部121が、機枠110に形成された回動軸に接続されることで機枠110に回動可能に取り付けられている。よって、この軸受け部121よりも後方側に位置する裏機構枠160に形成された連結部材250と、この連結部材250と同じ前後位置にある前面枠120の一部に形成された下部連結部材276は、迂回流路246と接続する直前においては略左右方向に沿って移動するようになる。また、連結部材250、下部連結部材276の迂回流路246と接続する側の端部は、その角部が斜めに落とされており、連結部材250、下部連結部材276は、容易に迂回流路246の上部接続部269、下部接続部270に挿入できるようになっている。
上部遊技球流路245の下流側部分をなす連結部材250においては、上部接続部269に連結部材250が挿入される過程において、流下阻止部材253に形成された当接部259が迂回流路246の側部に当接する。そして、連結部材250が上部接続部269に挿入されるのに伴い、流下阻止部材253は、出口245bを開放する方向に押圧され、図6(b)に示すように、付勢部材258の付勢力に抗してスライドし、流下状態に変換されるとともに上部遊技球流路245と迂回流路246が連通する状態になる。
以上のことから、迂回流路246を、機枠110の側辺の長手方向に沿って形成するとともに、前面枠120の閉鎖時に、その上流側および下流側の遊技球流路(上部遊技球流路245、下部遊技球流路247)の各々と連通させるようにしたこととなる。
また、流下阻止部材253が出口245bを開放する方向にスライドするのに伴い、センサ押圧部256も同じ方向に移動し、上部遊技球流路245と迂回流路246が連通した状態になった際に、流路センサ257を押圧して流路センサ257がONの状態となる。センサ押圧部256が流路センサ257を押圧したことに基づく検出信号は、排出発射制御装置34に入力され、これに基づき排出発射制御装置34は、排出装置201の停止を解除する処理を行い、排出装置201を動作可能な状態とする。
迂回流路246の下部接続部270においては、下部連結部材276が挿入されることにより、下部流下阻止部材271の当接部274が機枠110方向に押圧される。これにより、図8(b)に示すように、迂回流路246の下流側端部を閉鎖した流下阻止状態となっていた阻止部材273が、付勢部材としてのねじりコイルばねの付勢力に抗して回動し、図8(c)に示すように、迂回流路246の下流側端部から退避して迂回流路246の下流側端部を開放した流下状態に変換される。
以上の動作により、上部遊技球流路245、迂回流路246、下部遊技球流路247が連通した状態となり、遊技球が流下可能となる。
なお、以上の実施形態においては、連結部材250を着脱可能に構成し、裏機構枠160を開放する際に取り外すようにしているが、連結部材250の所定部位を裏機構枠160に軸着して、裏機構枠160の開放の際に、連結部材250が回動することで裏機構枠160の開放に支障が生じないようにしてもよい。なお、連結部材250の着脱時および回動時には、その上流側の遊技球流路を閉鎖する部材(例えば、上部遊技球流路245の上流側部分の出口を閉鎖する部材)を設けることが望ましい。
また、迂回流路246の下流側端部に設けた下部流下阻止部材271の状態(流下状態、流下阻止状態)を検出するセンサを設けるようにしてもよい。
また、機枠110は合成樹脂製であるとしたが、これに限られるものではなく、例えば、木製や金属製であっても良い。
また、検出手段は、上述のような流路センサ257に限られず、流下阻止部材の状態を検出できるものであればよい。
次に、図10を参照して、上述のような遊技機100の変形例について説明する。なお、以下の変形例では、上述の遊技機100と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
本変形例の遊技機100においては、裏機構枠160の前面側から見て左側の側部に突出するように形成された迂回流路形成部280内に、図示しない矩形筒状の迂回流路が形成されている。この迂回流路形成部280は、金属や導電性合成樹脂などの導電性部材によって形成されており、その外側面には、機枠110側に突出する金属製の接触促進部材281が設けられている。
機枠110の内側面であって、前面枠120を閉鎖した際に迂回流路形成部280が位置する部分には、裏機構枠160から突出する迂回流路形成部280を収容する凹部である流路収納部282が形成されている。流路収納部282は、後端部側の厚みが薄くなった段状となっていて、金属製の補強部材283によって覆われることで補強されている。また、この金属製の補強部材283はアースされている。
そして、前面枠120を閉鎖し、機枠110に形成された流路収納部282に裏機構枠160に形成された迂回流路形成部280を収容すると、迂回流路形成部280の接触促進部材281が、流路収納部282の金属製の補強部材283に接触するようになっている。迂回流路を流下する遊技球に帯電した静電気は、導電性部材からなる迂回流路形成部280、接触促進部材281を介し、金属製の補強部材283を通じて逃がされるようになっている。
このような構成とすることで、上述の実施形態において、前面枠120側と機枠110側に分かれて形成されていた遊技球流路を前面枠120側に一体に形成でき、構成を簡略ができる。また、前面枠120を開放しても、遊技球流路は連通した状態のままとなるので、外部に遊技球がこぼれることを確実に防止できる。
以上のことから、迂回流路は、排出装置201および貯留タンク220を配設した裏機構枠160の左右の一側縁部から外側に突出して形成され、機枠110は、前面枠120の閉鎖時に迂回流路を収容するための凹部(流路収納部282)を形成したこととなる。
また、機枠110の凹部(流路収納部282)を金属部材(補強部材283)で覆うとともに、迂回流路を導電性部材で構成して、前面枠120の閉鎖時に該金属部材と導電性部材を電気的に接続するように構成したこととなる。
なお、本変形例では、迂回流路は、迂回流路形成部280の内部に形成されているとしたが、迂回流路形成部280を機枠110側に開口した断面コ字状に構成し、前面枠120の閉鎖時に機枠110の内側面がコ字状の開口部を塞ぐようにして迂回流路を構成するようにしてもよい。
また、迂回流路形成部280に金属製の接触促進部材281を別個取り付けるようにしているが、金属や導電性合成樹脂などの導電性部材からなる迂回流路形成部280に、一体的に接触部を形成して、金属製の補強部材283に接触させるようにしてもよい。
また、裏機構枠160の側部に迂回流路が一体的に形成されていることから、裏機構枠160は前面枠本体130に対して回動して開放するのではなく、単に後方側から着脱するように構成することが望ましい。
また、合成樹脂製の機枠110に金属製の補強部材283を被せて流路収納部282を形成しているが、機枠110自体を金属で構成することで、別部材を用いることなく流路収納部282を形成するようにしてもよい。
以上のような遊技機は、島設備に取り付けられる機枠110に対して開放可能に前面枠120を設け、該前面枠120に対して遊技盤1を着脱可能に装着するようにした遊技機100であって、前面枠120の裏面側には、外部から供給される遊技球を貯留する貯留タンク220と、貯留タンク220からの遊技球を1個宛排出可能な排出装置201と、を備え、排出装置201から排出された遊技球を下方側に流下させる遊技球流路(上部遊技球流路245、迂回流路246、下部遊技球流路247)を備えて、該遊技球流路には、当該遊技機100の左右の一方側に延在して前記遊技盤1の後方領域を迂回する迂回流路246を形成している。
したがって、排出装置201から排出された遊技球を下方側に流下させる遊技球流路に、当該遊技機100の左右の一方側に延在して遊技盤1の後方領域を迂回する迂回流路246を形成したので、遊技盤1の後方側のスペースを広く空けることができ、大型の表示装置等を配設するスペースを確実に確保することができる。
また、迂回流路246を、機枠110の側辺の長手方向に沿って形成するとともに、前面枠120の閉鎖時に、その上流側および下流側の遊技球流路(上部遊技球流路245、下部遊技球流路247)の各々と連通させるようにしている。
したがって、迂回流路246を、機枠110の側辺の長手方向に沿って形成するようにしたので、遊技盤1の後方側を避けるように迂回範囲を大きくすることが可能となり、遊技盤1の後方側に広いスペースを確保することが可能となる。また、上下方向に長い機枠110の形状を利用して効率よく遊技球を流下させることが可能となる。
また、前面枠120の閉鎖時に、その上流側および下流側の遊技球流路の各々と連通させるようにしたので、遊技球流路を連通させる操作を簡略化できるとともに、確実に遊技球流路を連通させることができる。
また、機枠110は、合成樹脂により形成するとともに、迂回流路246を形成する金属製の流路構成部材261を備えている。
したがって、機枠110を合成樹脂により形成することにより、簡単に遊技球流路に応じた形状を形成することができる。
また、金属製の流路構成部材261を備えることにより、機枠110を補強することができるし、この流路構成部材261をアースするようにすれば、流下する遊技球からの静電気を効率よく逃がすことができる。
また、遊技球流路(上部遊技球流路245)における迂回流路246の上流側で該迂回流路246と接続される上流側接続部(連結部材250)に、遊技球の流下を阻止可能な流下阻止部材253を設け、前面枠120の開放動作に応じて、該流下阻止部材253を遊技球の流下状態から流下阻止状態に変換するようにしている。
したがって、遊技球流路における迂回流路246の上流側接続部に、前面枠120の開放動作に応じて、遊技球の流下状態から流下阻止状態に変換する流下阻止部材253を設けたので、前面枠120を開放して遊技球流路と迂回流路246とが連通しない状態となった場合に、何ら操作することなく遊技球流路からの遊技球の流下を阻止することができ、遊技球流路から遊技球が外部へ落下してしまうことを防止できる。
また、流下阻止部材253が遊技球の流下を阻止する状態になったことを検出する検出手段(流路センサ257)と、検出手段からの検出信号に基づき、排出装置201を停止させる停止制御手段(遊技制御装置30、排出発射制御装置34)と、を備えている。
したがって、流下阻止部材253が遊技球の流下を阻止する状態になったことを検出する検出手段と、検出手段からの検出信号に基づき排出装置を停止させる停止制御手段とを備えたので、確実に遊技球の排出を停止することができる。
すなわち、流下阻止部材253が遊技球の流下を阻止する状態である場合に、無駄に排出装置201が作動することを防止できる。
また、流下阻止部材253が遊技球の流下を阻止する状態である場合は、遊技球流路が連通していない状態であって、意図せずに遊技球の流下阻止状態が解除された場合に、遊技球が外部に排出されてしまうことを防止できる。
さらに、遊技球の流下が阻止状態となっているにも拘わらず、排出装置201によって遊技球が排出されることにより、例えば阻止された遊技球が貯まりすぎて、排出装置201や流下阻止部材253などに何らかの不具合が生じてしまうことを防止できる。
また、迂回流路は、排出装置201および貯留タンク220を配設した裏機構枠160の左右の一側縁部から外側に突出して形成され、機枠110は、前面枠120の閉鎖時に迂回流路を収容するための凹部(流路収納部282)を形成している。
したがって、迂回流路は、排出装置201および貯留タンク220を配設した裏機構枠160の左右の一側縁部から外側に突出して形成され、機枠110は、前面枠120の閉鎖時に迂回流路を収容するための凹部を形成したので、遊技球流路と迂回流路を一体に形成でき、構成を簡略化できる。また、遊技球流路と迂回流路が常に連通した状態とすることができる。さらに、迂回範囲を大きくすることも可能となる。しかも前面枠120の閉鎖に対しても支障がない。
また、機枠110の凹部(流路収納部282)を金属部材(補強部材283)で覆うとともに、迂回流路を導電性部材で構成して、前面枠120の閉鎖時に該金属部材と導電性部材を電気的に接続するように構成している。
したがって、機枠110の凹部を金属部材で覆うとともに迂回流路を導電性部材で構成して、前面枠120の閉鎖時に該金属部材と導電性部材を電気的に接続するように構成したので、機枠110の補強を行うことができるとともに、金属部材をアースすることで遊技球の静電気を除去することも可能となる。
なお、本発明の遊技機は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。また、表示ユニット(液晶表示装置等)が前面枠(本体枠)側に取り付けられる遊技機に限られず、遊技盤の裏面に直接取り付けられる遊技機にも適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した実施形態にかかる遊技機の裏面側を示す背面図である。 裏機構枠を開放した前面枠の裏面側を示す斜視図である。 裏機構枠と表示枠ユニットの前面側を示す斜視図である。 前面クリアカバーを取り外した表示枠ユニットの前面側を示す斜視図である。 (a)前面枠を開放した状態における上部遊技球流路と迂回流路の接続部分を示す斜視図である。(b)連結部材の斜視図である。 連結部材の流下阻止部材の動作を説明するための上部断面図であって、(a)迂回流路と連結する前の状態、(b)迂回流路と連結した状態を示す図である。 流路構成部材と機枠の内側面を示す斜視図である。 (a)前面枠を開放した状態における下部遊技球流路と迂回流路の接続部分を示す斜視図である。(b)下部流下阻止部材の流下阻止状態を示す斜視図である。(c)下部流下阻止部材の流下状態を示す斜視図である。 遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。 迂回流路の変形例を示す図であって、機枠と迂回流路を示す斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
30 遊技制御装置(停止制御手段)
34 排出発射制御装置(停止制御手段)
100 遊技機
110 機枠
120 前面枠
160 裏機構枠
201 排出装置
220 貯留タンク
245 上部遊技球流路(遊技球流路)
246 迂回流路(遊技球流路)
247 下部遊技球流路(遊技球流路)
250 連結部材(上流側接続部)
253 流下阻止部材
257 流路センサ(検出手段)
261 流路構成部材
280 迂回流路形成部
281 接触促進部材
282 流路収納部(凹部)
283 補強部材(金属部材)

Claims (7)

  1. 島設備に取り付けられる機枠に対して開放可能に前面枠を設け、該前面枠に対して遊技盤を着脱可能に装着するようにした遊技機において、
    前記前面枠の裏面側には、
    外部から供給される遊技球を貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンクからの遊技球を1個宛排出可能な排出装置と、
    を備え、
    前記排出装置から排出された遊技球を下方側に流下させる遊技球流路を備えて、該遊技球流路には、当該遊技機の左右の一方側に延在して前記遊技盤の後方領域を迂回する迂回流路を形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記迂回流路を、前記機枠の側辺の長手方向に沿って形成するとともに、前記前面枠の閉鎖時に、その上流側および下流側の遊技球流路の各々と連通させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記機枠は、合成樹脂により形成するとともに、前記迂回流路を形成する金属製の流路構成部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技球流路における前記迂回流路の上流側で該迂回流路と接続される上流側接続部に、遊技球の流下を阻止可能な流下阻止部材を設け、前記前面枠の開放動作に応じて、該流下阻止部材を遊技球の流下状態から流下阻止状態に変換するようにしたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記流下阻止部材が遊技球の流下を阻止する状態になったことを検出する検出手段と、
    前記検出手段からの検出信号に基づき、前記排出装置を停止させる停止制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記迂回流路は、前記排出装置および貯留タンクを配設した裏機構枠の左右の一側縁部から外側に突出して形成され、
    前記機枠は、前記前面枠の閉鎖時に前記迂回流路を収容するための凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  7. 前記機枠の凹部を金属部材で覆うとともに、前記迂回流路を導電性部材で構成して、前面枠の閉鎖時に該金属部材と導電性部材を電気的に接続するように構成したこと特徴とする請求項6に記載の遊技機。
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