JP2003117191A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2003117191A
JP2003117191A JP2001321746A JP2001321746A JP2003117191A JP 2003117191 A JP2003117191 A JP 2003117191A JP 2001321746 A JP2001321746 A JP 2001321746A JP 2001321746 A JP2001321746 A JP 2001321746A JP 2003117191 A JP2003117191 A JP 2003117191A
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JP2001321746A
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Satoshi Nakamura
悟士 中村
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下側パネル部材の開閉時において、ヒンジ部の
負担を軽減し、ヒンジ部の破損を防止することができる
パチンコ機を得る。 【解決手段】下側パネル部材24に発射装置30に遊技
球を供給する球皿28を設け、パチンコ機本体16には
遊技球を待機させ球皿28に遊技球を供給する貯球タン
ク部42が設けられているため、球皿28と貯球タンク
部42とを共に下側パネル部材24に設けた場合と比較
して、貯球タンク部42の分だけ下側パネル部材24の
重量を小さくすることができる。この結果、球皿28又
は貯球タンク部42に遊技球が満載した状態で下側パネ
ル部材24を開閉した場合でも、ヒンジ部の負担を軽減
することができ、ヒンジ部の破損を防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球皿と貯球タンク
部とを分離させて配置したパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機は、発射装置に遊技球
を供給するための上皿(打球供給皿)と上皿から溢れた
遊技球を貯球する下皿(余剰球受け皿)とが別体で構成
されていたが、近年パチンコ機の構造を簡素化するた
め、上下皿の一体化という構想がなされている。
【0003】図12に示すように、特開平11−979
4には、従来の下皿に相当する貯球タンク部120を従
来の上皿に相当する球皿122(一体皿)の奥に一体化
的に配置させたパチンコ機が記載されている。
【0004】このパチンコ機では、球皿122と貯球タ
ンク部120とがパチンコ機本体(図示省略)にヒンジ
部124により開閉可能に取り付けられた1枚の開閉プ
レート126に設けられており、開閉プレート126を
開けると、球皿122と貯球タンク部120とが開閉プ
レート126とともに移動するようになっている。
【0005】ところで、球皿122又は貯球タンク部1
20に遊技球が満載した状態で開閉プレート126を開
けると、開閉プレート126の重量が大きくなり過ぎる
ため、ヒンジ部124に大きな負担がかかり、ヒンジ部
124が破損するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記事実を考慮し、開閉プレートから貯球タンク部を分離
して、この貯球タンク部をパチンコ機本体側に配置させ
ることにより、開閉時におけるヒンジ部の負担を軽減
し、ヒンジ部の破損を防止することができるパチンコ機
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のパチン
コ機では、パチンコ機本体と、開閉手段により前記パチ
ンコ機本体に対して開閉可能に取り付けられた前面パネ
ル部材と、を有するパチンコ機であって、前記前面パネ
ル部材に、発射装置に遊技球を供給する球皿を設け、前
記パチンコ機本体に、遊技球を待機させ前記球皿に遊技
球を供給する貯球タンク部を設けたことを特徴とする。
【0008】次に、請求項1に記載のパチンコ機の作用
効果について説明する。
【0009】本発明のパチンコ機によれば、前面パネル
部材は、開閉手段によりパチンコ機本体に対して開閉可
能に取り付けられている。
【0010】ここで、前面パネル部材には発射装置に遊
技球を供給する球皿が設けられ、パチンコ機本体には遊
技球を待機させ球皿に遊技球を供給する貯球タンク部が
設けられているため、球皿と貯球タンク部とを共に前面
パネル部材に設けた場合と比較して、貯球タンク部の分
だけ前面パネル部材の重量を小さくすることができる。
【0011】この結果、球皿又は貯球タンク部に遊技球
が満載した状態で前面パネル部材を開閉した場合でも、
開閉手段の負担を軽減することができ、開閉手段の破損
を防止することができる。
【0012】請求項2に記載のパチンコ機では、前記球
皿は前記貯球タンク部に接続する球皿側接続口を有し、
前記貯球タンク部は前記球皿に接続するタンク側接続口
を有し、前記球皿側接続口近傍に、前記前面パネル部材
が開いたときに該球皿側接続口の少なくとも一部を閉じ
て前記球皿からの遊技球の流出を阻止する第1の閉塞部
材を設けたことを特徴とする。
【0013】次に、請求項2に記載のパチンコ機の作用
効果について説明する。
【0014】球皿には貯球タンク部に接続する球皿側接
続口が設けられ、貯球タンク部には球皿に接続するタン
ク側接続口が設けられている。
【0015】ここで、球皿側接続口近傍には、前面パネ
ル部材が開いたときに該球皿側接続口の少なくとも一部
を閉じる第1の閉塞部材が設けられているため、球皿内
の遊技球が球皿側接続口を通って外部に流出することを
阻止できる。
【0016】請求項3に記載のパチンコ機では、前記球
皿は前記貯球タンク部に接続する球皿側接続口を有し、
前記貯球タンク部は前記球皿に接続するタンク側接続口
を有し、前記タンク側接続口近傍に、前記前面パネル部
材が開いたときに該タンク側接続口の少なくとも一部を
閉じて前記貯球タンク部からの遊技球の流出を阻止する
第2の閉塞部材を設けたことを特徴とする。
【0017】次に、請求項3に記載のパチンコ機の作用
効果について説明する。
【0018】球皿には貯球タンク部に接続する球皿側接
続口が設けられ、貯球タンク部には球皿に接続するタン
ク側接続口が設けられている。
【0019】ここで、タンク側接続口近傍には、前面パ
ネル部材が開いたときに該タンク側接続口の少なくとも
一部を閉じる第2の閉塞部材が設けられているため、貯
球タンク部内の遊技球がタンク側接続口を通って外部に
流出することを阻止できる。
【0020】請求項4に記載のパチンコ機では、前記パ
チンコ機本体に、前記発射装置により発射された遊技球
のうち、遊技部に到達せずに戻ってきた遊技球を回収し
て前記貯球タンク部に送る回収部材を設けたことを特徴
とする。
【0021】次に、請求項4に記載のパチンコ機の作用
効果について説明する。
【0022】パチンコ機本体には回収部材が設けられて
いるため、発射装置により発射された遊技球のうち遊技
部に到達せずに戻ってきた遊技球(いわゆるファール
球)は、回収されて貯球タンク部に送られる。貯球タン
ク部に送られた遊技球は、さらに球皿に送られて、再び
発射装置により発射される。このため、ファール球を再
度利用することができる。
【0023】また、発射装置に遊技球を供給する上皿と
この上皿から溢れた遊技球を貯球する下皿とを有した従
来のパチンコ機では、上記ファール球は、専ら下皿に回
収されており、遊技者により下皿から上皿にそのファー
ル球が移されていた。
【0024】これに対し、本発明のパチンコ機では、回
収部材により貯球タンク部に送られたファール球は、貯
球タンク部からそのまま球皿に移動するため、遊技者自
身がファール球を球皿に移す必要がなくなる。このた
め、遊技者の手間を極力省くことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係るパチンコ機について説明する。
【0026】図1に示すように、パチンコホールのシマ
では、パチンコ機10の左側にそのパチンコ機10に対
応する球貸サンド12(球貸し機)が位置するように、
パチンコ機10と球貸サンド12とが交互に配置されて
いる。
【0027】パチンコ機10は、内部に遊技盤14を収
容できるパチンコ機本体16を備えている。
【0028】パチンコ機本体16の前側(遊技者側)部
分には、遊技盤14の部分をガラス窓20で覆う上側パ
ネル部材22と、遊技盤14の下方の部分を覆う下側パ
ネル部材24(前面パネル部材)とが、それぞれ左側に
設けられたヒンジ26(下側パネル部材24のヒンジは
図示省略)によりパチンコ機本体16に取り付けられて
いる。
【0029】このため、上側パネル部材22と下側パネ
ル部材24とは、それぞれパチンコ機本体16に対して
開閉可能となっている。
【0030】図1及び図2に示すように、下側パネル部
材24には、球皿28が遊技者側に向けて突出して設け
られている。
【0031】球皿28内部には、遊技球を発射装置30
に送る通路32が形成されている。したがって、球貸サ
ンド12から球皿28に供給された遊技球は、通路32
を通って発射装置30に供給される。
【0032】また、球皿28内部には、遊技の終了時に
球皿28内の遊技球をタンク34に移す払出口36が形
成されている。
【0033】なお、この払出口36の開閉は、遊技者が
開閉ボタン38を押すことにより、球皿28内部に設け
られた蓋部材(図示省略)が開いて可能となる。
【0034】また、図1乃至図3に示すように、球皿2
8の内壁28Aには、後述の貯球タンク部42(図5参
照)に接続する球皿側接続口44が形成されている。
【0035】下側パネル部材24の裏面24Bであって
球皿側接続口44近傍には、この球皿側接続口44の下
側を塞ぐ第1のシャッター46(第1の閉塞部材)が設
けられている。
【0036】この第1のシャッター46は、透明で形成
されたシャッター本体48と、このシャッター本体48
に一体形成され、下側パネル部材24の裏面24Bに形
成された各ガイド溝50内に入り込んだガイド部52
と、シャッター本体48に一体形成され、パチンコ機本
体側に突出した爪部54と、を有している。
【0037】また、シャッター本体48の下側には、図
示しないコイルバネが配置されており、このコイルバネ
が自然長のときに、シャッター本体48の上部が球皿側
接続口側に突出して球皿側接続口44の下側の一部を塞
ぐようになっている。
【0038】一方、図4に示すように、爪部54に対応
するパチンコ機本体側の位置には、下側パネル部材側に
突出した突起部56が形成されている。
【0039】下側パネル部材24がパチンコ機本体16
に対して閉じた状態では、コイルバネの弾性力に抗して
突起部56が爪部54を下側に押し下げ、球皿側接続口
44が完全に開放するようになっている。
【0040】したがって、図4(A)に示すように、下
側パネル部材24がパチンコ機本体16に対して開いた
状態では、球皿側接続口44の下側がシャッター本体4
8により塞がれ、図4(B)に示すように、下側パネル
部材24がパチンコ機本体16に対して閉じた状態で
は、シャッター本体48がコイルバネの弾性力に抗して
下側に移動し、球皿側接続口44が完全に開放する。
【0041】このため、下側パネル部材24がパチンコ
機本体16に対して開いた状態では、球皿28内部の遊
技球は、第1のシャッター46により球皿側接続口44
から外部に流出することが阻止されるとともに、下側パ
ネル部材24が閉じた状態では、貯球タンク部42から
球皿28内部への遊技球の移動が可能となる。
【0042】なお、球皿28の近傍には、遊技球の飛距
離を調整する操作グリップ40が設けられている。
【0043】次に、パチンコ機本体16の構成について
詳細に説明する。
【0044】図5及び図6に示すように、パチンコ機本
体16の上側パネル部材22に対応する部位には、遊技
盤14の設置領域58が形成されている。この設置領域
58に遊技盤14が設置される。
【0045】一方、パチンコ機本体16の下側パネル部
材24に対応する部位60であって、その左側には、発
射装置30が設けられている。
【0046】この発射装置30の近傍には、発射装置3
0により打ち出された遊技球が通過する通路62が形成
されている。この通路62は遊技盤14上に接続してい
るため、発射装置30により打ち出された遊技球は、こ
の通路62を通って、遊技盤14上に供給される。
【0047】また、図6に示すように、通路62の遊技
盤側に位置する開口の左右両側には、受け口64、66
(回収部材)がそれぞれ設けられている。
【0048】この受け口64、66に対応する下側パネ
ル部材24の裏面24Aには、凹部68が形成されてい
る。また、凹部68は、貯球タンク部42の左側面に形
成された開口70と接続している。
【0049】このため、発射装置30により打ち出され
たが、遊技盤14上の遊技部(遊技領域)に届かずに再
度戻ってきた遊技球(以下、適宜「ファール球」とい
う。)は、受け口64、66に入り、凹部おゆを経て貯
球タンク部42に送られる。貯球タンク部42に送られ
たファール球は、球皿28に送られ、さらに球皿28か
ら発射装置30に供給される。
【0050】また、図5に示すように、受け口66の右
側には、貯球タンク部42が配置されている。貯球タン
ク部42の右側には、下側パネル部材24が閉じている
ときに球皿側接続口44と接続するタンク側接続口72
が形成されている。
【0051】なお、このタンク側接続口72は、下側パ
ネル部材24が閉じた状態において、球皿側接続口44
と接続し連通するように形成されている。
【0052】また、貯球タンク部42は、その左側から
右側にかけて下り傾斜するように形成されており、遊技
球が円滑に球皿28に供給できるようになっている。
【0053】また、タンク側接続口近傍には、このタン
ク側接続口72の下側を塞ぐ第2のシャッター74(第
2の閉塞部材)が設けられている。
【0054】ここで、第2のシャッター74の構造につ
いて詳細に説明する。
【0055】図7及び図8に示すように、第2のシャッ
ター74は、その一部がタンク側接続口72に突出して
タンク側接続口72の下側を塞ぐシャッター本体76を
備えている。
【0056】このシャッター本体76には、第1のリン
ク部材78が取り付けられている。この第1のリンク部
材78の一端78Aには、円孔が形成されており、この
円孔にはパチンコ機本体側に形成された軸部80が挿入
されている。このため、第1のリンク部材78は軸部8
0を中心として回転可能となっている。
【0057】また、第1のリンク部材78には、コイル
バネ82の一端82Aが取り付けられている。なお、コ
イルバネ82の他端82Bは、パチンコ機本体16に取
り付けられている。
【0058】シャッター本体76がタンク側接続口72
の下側を塞いでいる状態では、上記コイルバネ82が伸
びた状態となっており、シャッター本体76がタンク側
接続口72を完全に開放した状態では、上記コイルバネ
82は縮んで自然長となる。
【0059】また、第1のリンク部材78の他端78B
近傍には、接続部材84の一端84Aが取り付けられて
いる。
【0060】この接続部材84の他端84Bには、第2
のリンク部材86の一端86Aが取り付けられている。
【0061】また、第2のリンク部材86であって、第
1のリンク部材78に形成された円孔の上側近傍に相当
する部位には、円孔が形成されている。
【0062】この円孔には、パチンコ機本体16に形成
された軸部88が挿入されている。このため、第2のリ
ンク部材86は軸部88を中心として回転可能となって
いる。
【0063】また、第2のリンク部材86の他端86B
には、パチンコ機本体側に突出した棒状部90が取り付
けられている。
【0064】また、第2のリンク部材86の上面には、
突部92が一体形成されている。
【0065】したがって、図9及び図10に示すよう
に、第1のリンク部材78と第2のリンク部材86とが
一体となって軸部80、88を中心として回転すること
により、シャッター本体76が上下移動するようになっ
ている。
【0066】また、図7及び図8に示すように、第2の
リンク部材86の突部92の上側には、ロック部材94
が取り付けられている。
【0067】このロック部材94は、シャッター本体7
6がタンク側接続口72の下側を塞いだときに、第2の
リンク部材86の突部92と接触して、第2のリンク部
材86の軸部88周りの回転を阻止するロック部材本体
96を備えている。
【0068】ここで、ロック部材本体96と第2のリン
ク部材86との接触は、ロック部材本体96の一端96
Aがパチンコ機本体側に折り曲げられており、この折り
曲げられた折曲部98と突部92の上面とが接触するこ
とにより実現されている。
【0069】これにより、シャッター本体76の重量及
びコイルバネ82の引張力により、第2のリンク部材8
6が軸部88を中心として回転しようとするが、折曲部
98が突部92と接触しているため、第2のリンク部材
88の回転が阻止される。このため、タンク側接続口7
2の下側が閉じられた状態が維持される。
【0070】一方、ロック部材本体96の他端96Bも
パチンコ機本体側に折り曲げられている。
【0071】このロック部材本体96の他端96Bは、
上側パネル部材22がパチンコ機本体16に対して閉じ
られたときに、上側パネル部材22の下側端部と接触し
てパチンコ機本体側に押圧されるようになっている。
【0072】また、図11に示すように、ロック部材本
体96の略中央には、パチンコ機本体側に向かって、足
部100が突出して形成されている。この足部100に
は、パチンコ機本体16に形成された軸受け部102を
貫通した回転軸104が嵌め込まれている。このため、
ロック部材本体96は、回転軸104周りに回転可能と
なっている。
【0073】また、図11に示すように、ロック部材本
体96の他端96B近傍には、円孔が形成されている。
この円孔には、パチンコ機本体16に形成されたピン1
06が挿通されている。
【0074】また、ロック部材本体96とパチンコ機本
体16との間には、コイルバネ108が配置されてい
る。
【0075】図11(A)に示すように、このコイルバ
ネ108が自然長のときに、ロック部材本体96がパチ
ンコ機本体16に対して略平行に保たれ、ロック部材本
体96の折曲部98が第2のリンク部材86の突部92
と接触している。このとき、図7に示すように、シャッ
ター本体76がタンク側接続口72の下側を塞いでい
る。
【0076】一方、図11(B)に示すように、上側パ
ネル部材22がパチンコ機本体16に対して閉じられる
と、ロック部材本体96の他端96Bがパチンコ機本体
側(図中矢印A方向側)に押されるため、ロック部材本
体96の一端96Aが下側パネル部材24側(図中矢印
B方向側)に跳ね上がる。
【0077】これにより、ロック部材本体96の一端9
6Aと第2のリンク部材86の突部92との接触が解除
される。接触が解除されると、シャッター本体76の重
量及びコイルバネ82の弾性力(引張力)に従って、第
1のリンク部材78及び第2のリンク部材86が各軸部
80、88に対して回転し、シャッター本体76が下り
る。この結果、図8に示すように、タンク側接続口72
が完全に開放される。
【0078】また、図7及び図8に示すように、第2の
シャッター74の右側には、下側パネル部材24をパチ
ンコ機本体16に固定する固定部材110が取り付けら
れている。
【0079】固定部材110は、下側パネル部材24を
引っ掛ける2つの引掛部112を備えている。 引掛部
112が下側パネル部材24の裏面24Bに取り付けら
れた取付金具(図示省略)と係合することにより下側パ
ネル部材24がパチンコ機本体16に固定され、ボタン
114を下げて上記引掛部112を下側に移動させるこ
とにより上記係合が解除され、下側パネル部材24がパ
チンコ機本体16から開く。
【0080】また、固定部材110には、第2のリンク
部材86の棒状部90と接触し、第2のリンク部材86
の他端86Bを下側に押し下げる押下部116が形成さ
れている。
【0081】ここで、下側パネル部材24が閉じられた
ときには、シャッター本体76が下りてタンク側接続口
72が完全に開放されている。
【0082】一方、ボタン114を下げて下側パネル部
材24を開けるときに、押下部116が第2のリンク部
材86の棒状部90と接触し第2のリンク部材86の他
端86Bを押し下げる。
【0083】これにより、第2のリンク部材86が回転
し、ロック部材本体96の他端96Bがコイルバネ10
8の弾性力により下側パネル部材側に押し上げられ、一
端96Aがパチンコ機本体側に下げられる。
【0084】ロック部材本体96の一端96Aがパチン
コ機本体側に下げられると、図9及び図11(A)に示
すように、ロック部材本体96の折曲部98と第2のリ
ンク部材86の突部92とが接触し、シャッター本体7
6がタンク側接続口72の下側を塞ぐことになる。
【0085】次に、パチンコ機10の作用及び効果につ
いて説明する。
【0086】図5に示すように、本発明のパチンコ機1
0では、従来下側パネル部材24に取り付けられていた
貯球タンク部42をパチンコ機本体16に配置させたた
め、貯球タンク部42及びこの貯球タンク部42内の遊
技球の重量分だけ、下側パネル部材24の重量を軽くす
ることができる。
【0087】このため、下側パネル部材24の開閉時に
おいて、たとえ球皿28内部に遊技球が満載していて
も、ヒンジ部の負担を軽減することができる。この結
果、ヒンジ部の破損を防止できる。
【0088】ところで、本発明のパチンコ機10によれ
ば、球貸サンド12から貯球タンク部42に遊技球が供
給される。
【0089】ここで、上側パネル部材22及び下側パネ
ル部材24が閉じているときには、図4(B)及び図8
に示すように、第1のシャッター46及び第2のシャッ
ター74とが共に下側に下り、球皿側接続口44とタン
ク側接続口72とが完全に開放されている。
【0090】このため、貯球タンク部42に供給された
遊技球は、タンク側接続口72及び球皿側接続口44を
通って球皿28内部に侵入する。
【0091】球皿28内部に侵入した遊技球は、順次通
路32を経て発射装置30に供給される。発射装置30
に供給された遊技球は、遊技者が操作グリップ40を操
作することにより発射装置30から打ち出され、遊技部
に供給される。
【0092】ここで、発射装置30から打ち出された遊
技球の中には、例えば、遊技者が操作グリップ40の操
作を誤ることにより、遊技部に到達せずそのまま戻って
くる遊技球(ファール球)がある。
【0093】しかし、本発明のパチンコ機10では、図
6に示すように、受け口64、66を設けているため、
落下してきたファール球はこの受け口64、66に入
る。受け口64、66に入ったファール球は、凹部68
を経て開口70を通って、貯球タンク部42に送られ
る。貯球タンク部42に送られた遊技球は、球皿28に
送られ、再度発射装置30により遊技部に向けて発射さ
れる。
【0094】これにより、ファール球を有効に再利用す
ることができる。
【0095】また、ファール球は、貯球タンク部42か
ら自動的に球皿28内部に送られ、球皿28から発射装
置30に供給されるため、従来のように遊技者に下皿か
ら上皿にファール球を移動させる負担をかけることはな
い。この結果、遊技者の手間を省くことができる。
【0096】一方、例えばパチンコ機10内部の故障等
の理由により、遊技中においても上側パネル22及び下
側パネル24を開く場合がある。
【0097】この場合、下側パネル部材24をむやみに
開けると球皿28の球皿側接続口44及び貯球タンク部
42のタンク側接続口72から遊技球がこぼれ落ちるこ
とが懸念される。
【0098】そこで、本発明のパチンコ機10では、球
皿側接続口近傍に球皿側接続口44の下側を閉じる第1
のシャッター46が設けられているため、球皿28内部
の遊技球が球皿側接続口44から落下することを防止す
ることができる。
【0099】また、タンク側接続口近傍にもタンク側接
続口72の下側を閉じる第2のシャッター74が設けら
れているため、貯球タンク部42内部の遊技球がタンク
側接続口72から落下してしまうことを防止することが
できる。
【0100】すなわち、図4(A)に示すように、下側
パネル部材24を開けると、パチンコ機本体16の突起
部56からの押圧が解除され、コイルバネの弾性力によ
りシャッター本体48が上方に上がる。
【0101】このため、図3に示すように、シャッター
本体48が球皿側接続口側に突出して球皿側接続口44
の下側を閉じる。この結果、球皿28内部の遊技球が球
皿側接続口44からこぼれ落ちることを防止することが
できる。
【0102】他方、図8及び図10に示すように、ボタ
ン114を押して引掛部112と取付金具との係合を解
除して下側パネル部材24を開けると、固定部材110
の押下部116が第2のリンク部材86の棒状部90と
接触し、第2のリンク部材86の他端86Bが押下部1
16により下側に押し下げられる。
【0103】第2のリンク部材86の他端86Bが下側
に押し下げられると、図7及び図9に示すように、シャ
ッター本体76が上方に押し上げられるとともに、図1
1(A)に示すように、ロック部材本体96の折曲部9
8と第2のリンク部材86の突部92とが接触する。
【0104】このため、タンク側接続口72の下側がシ
ャッター本体76により閉じられ、ロック部材94によ
りその閉じられた状態が保持される。この結果、貯球タ
ンク部42内部の遊技球がタンク側接続口72からこぼ
れ落ちることを防止することができる。
【0105】なお、下側パネル部材24を閉じたときに
は、図4(B)に示すように、爪部54が突起部56に
より下側に押し下げられ、シャッター本体48がコイル
バネの弾性力に抗して下側に押し下げられる。これによ
り、球皿側接続口44が完全に開放される。
【0106】また、図11(A)に示すように、上側パ
ネル部材22を閉じたときには、上側パネル部材22の
下側端部がロック部材本体96の他端96Bをパチンコ
機本体側(図中矢印A方向側)に押す。図11(B)に
示すように、ロック部材本体96の他端96Bが押され
ると、一端96Aが下側パネル部材側(図中矢印B方向
側)に移動する。
【0107】ロック部材本体96の一端96Aが下側パ
ネル部材側に移動すると、ロック部材本体96の折曲部
98と第2のリンク部材86の突部92との接触が解除
され、図8及び図10に示すように、シャッター本体7
6が下側に下りる。これにより、タンク側接続口72が
完全に開放する。
【0108】このように、上側パネル部材22及び下側
パネル部材24を閉じると、開放されたタンク側接続口
72と球皿側接続口44とが連通し、再度、遊技を楽し
むことができる。
【0109】
【発明の効果】本発明のパチンコ機によれば、前面パネ
ル部材から貯球タンク部を分離して、この貯球タンク部
をパチンコ機本体側に配置させることにより、前面パネ
ル部材の開閉時におけるヒンジ部の負担を軽減し、ヒン
ジ部の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を構成す
る前面パネル部材が開いた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を構成す
る前面パネル部材に設けられた第1の閉塞部材を示した
斜視図である。
【図4】第1の閉塞部材による球皿側接続口の開閉状態
を示した状態図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を構成す
るパチンコ機本体の正面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を構成す
るパチンコ機本体に設けられた回収部材の斜視図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を構成す
るパチンコ機本体に設けられた第2の閉塞部材がタンク
側接続口を閉じた状態の斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を構成す
るパチンコ機本体に設けられた第2の閉塞部材がタンク
側接続口を完全に開放した状態の斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を構成す
るパチンコ機本体に設けられた第2の閉塞部材がタンク
側接続口を閉じた状態の正面図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を構成
するパチンコ機本体に設けられた第2の閉塞部材がタン
ク側接続口を完全に開放した状態の正面図である。
【図11】第2の閉塞部材をロックするロック部材の作
用図である。
【図12】従来のパチンコ機の球皿部の平面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機 16 パチンコ機本体 24 下側パネル部材(前面パネル部材) 28 球皿 30 発射装置 42 貯球タンク部 44 球皿側接続口 46 第1のシャッター(第1の閉塞部材) 64、66 受け口(回収部材) 72 タンク側接続口 74 第2のシャッター(第2の閉塞部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機本体と、開閉手段により前記
    パチンコ機本体に対して開閉可能に取り付けられた前面
    パネル部材と、を有するパチンコ機であって、 前記前面パネル部材に、発射装置に遊技球を供給する球
    皿を設け、 前記パチンコ機本体に、遊技球を待機させ前記球皿に遊
    技球を供給する貯球タンク部を設けたことを特徴とする
    パチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記球皿は前記貯球タンク部に接続する
    球皿側接続口を有し、前記貯球タンク部は前記球皿に接
    続するタンク側接続口を有し、 前記球皿側接続口近傍に、前記前面パネル部材が開いた
    ときに該球皿側接続口の少なくとも一部を閉じて前記球
    皿からの遊技球の流出を阻止する第1の閉塞部材を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記球皿は前記貯球タンク部に接続する
    球皿側接続口を有し、前記貯球タンク部は前記球皿に接
    続するタンク側接続口を有し、 前記タンク側接続口近傍に、前記前面パネル部材が開い
    たときに該タンク側接続口の少なくとも一部を閉じて前
    記貯球タンク部からの遊技球の流出を阻止する第2の閉
    塞部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記パチンコ機本体に、前記発射装置に
    より発射された遊技球のうち、遊技部に到達せずに戻っ
    てきた遊技球を回収して前記貯球タンク部に送る回収部
    材を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載のパチンコ機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068647A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2008279106A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014076332A (ja) * 2013-09-24 2014-05-01 Universal Entertainment Corp 遊技媒体貸出装置

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