JP2007067762A - 半導体集積回路装置および高周波電力増幅モジュール - Google Patents

半導体集積回路装置および高周波電力増幅モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 SPDTスイッチにおけるスイッチ特性を改善し、大電力のスロットルの後の小電力のスロットルの立ち上がり遅延を低減する。
【解決手段】 SPDTスイッチ2において、アンテナ用端子2aと基準電位VSSとの間にリークパス用抵抗27が接続されている。このリークパス用抵抗27によって、送信信号端子2b,2c、ならびに受信信号端子2d〜2gにそれぞれ接続されているDCカット容量として設けられている静電容量素子8〜13,28に蓄積した電荷容量を放電し、アンテナ端子2aの電位を速やかに低下させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、移動体通信機器などに搭載される半導体集積回路装置に関し、特に送受信信号の歪みの低減に有効な技術に関する。
近年、携帯電話は、音声通話に加えてデータ通信を利用した多様なサービス展開をはかり、発展を続けている。
携帯電話の欧州における代表的な周波数帯は、900MHz帯のGSM(Global System for Mobile Communicator)方式と1.8GHz帯のDCS(Digital Cellular System)、米国では1.9GHz帯のPCS(Personal Communication Service)と850MHz帯のGSM方式がある。加えて、2GHz帯を使用するW−CDMAが加わり、マルチバンド/マルチモード化が携帯端末の必須の条件になっている。
このように、携帯電話のマルチバンド/マルチモード化に伴い、複雑な高周波信号の切替えが可能な小型で高性能な送受信切り替え用のSPDT(Sigle−Pole Double−Throw)スイッチが求められている。
SPDTスイッチにおける主な要求は、高次高調波歪の低減である。
この高次高調波歪の低減を実現する技術として、たとえば、SPDTスイッチを構成するFET(Field Effect Transistor)を多段接続したものがある(特許文献1参照)。
送信回路から送られる電力を上記SPDTスイッチを介してアンテナ側に伝達する際、OFFとなっている受信回路側とアンテナ側とに接続されたFETが上記送信回路の電力に影響されずONしなくなることで、入力された電力が、受信系に漏れることなくアンテナに出力されるため、低損失なスイッチを実現することができる。
また、多段接続することでFETにかかるRF(高周波)電圧が分散され、1段あたりのRF電圧を小さくすることができる。高調波歪の発生要因であるゲート−ソース間容量(Cgs)、ゲート−ドレイン間容量(Cgd)、ならびにON抵抗にかかるRF電圧が小さくなるので、高調波歪を低減できる。
このマルチゲート化での更なる高調波歪改善策として、デュアルゲートFETのゲート−ゲート間の中点の電位供給用配線を設ける回路を採用した技術がある(特許文献2参照)。これにより、中間電位を安定させることが可能となり、その結果、高調波歪を低減することができる。
また、マルチゲート化の高調波歪改善策としては、デュアルゲートFETのゲート−ゲート間の中点の電位供給用配線を変更することで、リーク電流による電位の低下量を抑え、高調波歪を改善しているものがある(特許文献3参照)。
さらに、上記した特許文献1〜3の回路技術を踏まえ、一般的なSPDTスイッチでは、更なる低歪化のために昇圧回路を設けたものがある。
この昇圧回路は、送信回路側とアンテナ側との間に接続されるFETのゲートにそれぞれ接続されている。そして、FETがONした際に、そのFETからの高周波電力を昇圧回路に取り込み、制御電圧(約2V)よりも高い昇圧電圧(約4.5V)を発生し、その昇圧電圧をFETのゲートに印加する。
また、昇圧電圧は、ONしたFETのゲートを介して、その他のOFFとなっているFETのドレイン(ソース)に印加されることになる。OFFしているFETのゲートは、基準電位VSS(0V)になっているため、これらFETのゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgs(Vgd)は、負電圧(〜−4.5V程度)となる。
そのため、FETは、より深いOFF状態になるため、ゲート−ソース間容量(Cgs)、ゲート−ドレイン間容量(Cgd)が小さくなり、高調波歪を低減することができる。
特開平8−70245号公報 特願2004−353715号 特願2005−181669号
ところが、上記のようなSPDTスイッチにおける高調波歪み特性の改善技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
上記した昇圧回路を設けたことによって高調波歪特性は向上した。
ところで、GSM方式では音声通話に加えてEDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)モードと呼ばれるデータ通信モードがある。図14に示すように両者ともスロットと呼ばれる一定時間(576.923μs)の通信単位を一定の間隔(送信:34.2μs、受信:30.46μs)で8個含むフレームという単位で基地局と携帯端末間の通信を行う。近年多様なサービスを展開するためにDTM(Dual Transfer Mode)と称される音声通信とEDGEモードを同一のフレーム内で使用する通信モードの導入により新たな問題が生じた。
すなわち、GSM方式における従来の送信モードでは、送信されるデータは同一フレームに含まれるスロットは音声通話もしくはデータ通信の何れか一方であったが、図15に示すように上記DTMモードでは音声通話及びデータ通信の両方を含む。GSM方式の音声通話のデータは位相変調であり同一フレーム内のスロットでは一定の大出力(約33dBm)である可能性がある。一方データ通信であるEDGEモードでは位相変調に加えて振幅変調を行っており小出力(約5dBm)の可能性がある。
上記DTMモードではデータの形式(音声、データ通信)により同一フレームにおいて各スロット毎の高周波電力は変化する。大電力(約33dBm)が通過するスロットルの後に、小電力(約5dBm)が通過するスロットが連続する場合が存在する。
図16は、本発明者が検討したスイッチ出力端子での電力のスロットルタイミングを示した図である。理想的には、33dBmのスロットルの後に続く5dBmの小電力スロットルが矩形波となるが、この大電力のスロットルの後の小電力のスロットルの立ち上がりにおいて、出力電力が速やかに立ち上がらずに、図中の点線で示すように、遅延が生じてしまい、この結果、高調波歪みが大きくなり、送電電力の損失が生じてしまうという問題がある。
本発明の目的は、SPDTスイッチにおけるスロットルの変化による立ち上がり遅延を防止し、該SPDTスイッチの高調波歪みを大幅に低減することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の半導体集積回路装置は、アンテナに結合される第1端子と、信号処理回路に結合される第2端子と、第1端子と第2端子の間に設置され、第1端子と第2端子の接続切り替えを行う切り替えトランジスタと、該切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、第1端子と基準電位との間に接続され、第1〜第3端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
また、本発明の半導体集積回路装置は、アンテナに結合される第1端子と、第1送信回路に結合される第1送信端子と、第2送信回路に結合される第2送信端子と、受信回路に結合される受信端子と、第1端子と第1送信端子との間に設置され、第1端子と第1送信端子の接続切り替えを行う第1の切り替えトランジスタと、第1端子と第2送信端子との間に設置され、第1端子と第2送信端子の接続切り替えを行う第2の切り替えトランジスタと、第1端子と受信端子との間に設置され、第1端子と受信端子の接続切り替えを行う第3の切り替えトランジスタと、第1、および第2の切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、第3端子を介して制御信号が入力された際に第1、または第2の切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、第1、または第2の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、第2送信端子と基準電位との間に接続され、第1端子、第3端子、第1送信端子、第2送信端子、および受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
さらに、本発明の半導体集積回路装置は、アンテナに結合される第1端子と、送信回路に結合される送信端子と、受信回路に結合される複数の受信端子と、第1端子と送信端子との間に設置され、第1端子と送信端子の接続切り替えを行う送信切り替えトランジスタと、第1端子と複数の受信端子との間にそれぞれ設置され、第1端子と受信端子の接続切り替えを行う受信切り替えトランジスタと、送信切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に送信切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、送信切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、複数の受信端子のうち、いずれか1つの受信端子と基準電位との間に接続され、第1端子、送信端子、および受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
また、本発明の半導体集積回路装置は、アンテナに結合される第1端子と、第1送信回路に結合される第1送信端子と、第2送信回路に結合される第2送信端子と、受信回路に結合される受信端子と、第1端子と第1送信端子との間に設置され、第1端子と第1送信端子の接続切り替えを行う第1の切り替えトランジスタと、第1端子と第2送信端子との間に設置され、第1端子と第2送信端子の接続切り替えを行う第2の切り替えトランジスタと、第1端子と受信端子との間に設置され、第1端子と受信端子の接続切り替えを行う第3の切り替えトランジスタと、第1、および第2の切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に第1、または第2の切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、第1、または第2の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、第1送信端子と基準電位との間に接続され、第1端子、第3端子、第1送信端子、第2送信端子、および受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
さらに、本発明の半導体集積回路装置は、第1送信端子に第1送信回路に入力されるGSMの送信信号が入力され、第2送信端子に第2送信回路に入力されるPCSの送信信号が入力されるものである。
また、本発明の半導体集積回路装置は、アンテナに結合される第1端子と、送信回路に結合される送信端子と、受信回路に結合される複数の受信端子と、第1端子と送信端子との間に設置され、第1端子と送信端子の接続切り替えを行う送信切り替えトランジスタと、第1端子に接続され、第1端子の接続切り替えを行う第1受信切り替えトランジスタと、第1受信切り替えトランジスタと複数の受信端子との間にそれぞれ接続され、複数の受信端子の接続切り替えを行う複数の第2受信切り替えトランジスタと、送信切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に送信切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、該送信切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、第1受信切り替えトランジスタ、および複数の第2受信切り替えトランジスタの接続部と基準電位との間に接続され、第1端子、送信端子、および複数の受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
さらに、本発明の半導体集積回路装置は、前記リークパス用抵抗の抵抗値が、100KΩ以上よりなるものである。
また、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。
本発明の高周波電力増幅モジュールは、アンテナ接続切り替え回路と、送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号を該アンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、該アンテナ接続切り替え回路は、アンテナに結合される第1端子と、高周波電力増幅器に結合される送信端子と、受信回路に結合される受信端子と、第1端子と送信端子との間に設置され、第1端子と送信端子の接続切り替えを行う切り替えトランジスタと、該切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記第1の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、前記第1端子と基準電位との間に接続され、前記第1〜第3端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
また、本発明の高周波電力増幅モジュールは、アンテナ接続切り替え回路と、第1、および第2の送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号をアンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、該アンテナ接続切り替え回路は、アンテナに結合される第1端子と、高周波電力増幅器に結合される第1、および第2の送信端子と、受信回路に結合される受信端子と、第1端子と第1送信端子との間に設置され、第1端子と第1送信端子の接続切り替えを行う第1の切り替えトランジスタと、第1端子と第2送信端子との間に設置され、第1端子と第2送信端子の接続切り替えを行う第2の切り替えトランジスタと、第1端子と受信端子との間に設置され、第1端子と受信端子の接続切り替えを行う第3の切り替えトランジスタと、第1、および第2の切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に第1、または第2の切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、第1、または第2の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、第2送信端子と基準電位との間に接続され、第1端子、第3端子、第1送信端子、第2送信端子、および受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
さらに、本発明の高周波電力増幅モジュールは、アンテナ接続切り替え回路と、第1、および第2の送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号をアンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、アンテナ接続切り替え回路は、アンテナに結合される第1端子と、高周波電力増幅器に結合される送信端子と、受信回路に結合される複数の受信端子と、第1端子と送信端子との間に設置され、第1端子と送信端子の接続切り替えを行う送信切り替えトランジスタと、第1端子と複数の受信端子との間にそれぞれ設置され、第1端子と受信端子の接続切り替えを行う受信切り替えトランジスタと、送信切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に送信切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、送信切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、複数の受信端子のうち、いずれか1つの受信端子と基準電位との間に接続され、第1端子、送信端子、および受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
また、本発明の高周波電力増幅モジュールは、アンテナ接続切り替え回路と、第1、および第2の送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号をアンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、該アンテナ接続切り替え回路は、アンテナに結合される第1端子と、高周波電力増幅器に結合される第1、および第2送信端子と、受信回路に結合される受信端子と、第1端子と第1送信端子との間に設置され、第1端子と第1送信端子の接続切り替えを行う第1の切り替えトランジスタと、第1端子と第2送信端子との間に設置され、第1端子と第2送信端子の接続切り替えを行う第2の切り替えトランジスタと、第1端子と受信端子との間に設置され、第1端子と受信端子の接続切り替えを行う第3の切り替えトランジスタと、第1、および第2の切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に第1、または第2の切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、第1、または第2の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、第1送信端子と基準電位との間に接続され、第1端子、第3端子、第1送信端子、第2送信端子、および受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
さらに、本発明の高周波電力増幅モジュールは、前記第1送信端子に接続された高周波電力増幅器がGSMの送信信号を出力し、前記第2送信端子に接続された高周波電力増幅器がPCSの送信信号を出力するものである。
また、本発明の高周波電力増幅モジュールは、アンテナ接続切り替え回路と、第1、および第2の送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号をアンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、該アンテナ接続切り替え回路は、アンテナに結合される第1端子と、高周波電力増幅器に結合される送信端子と、受信回路に結合される複数の受信端子と、第1端子と送信端子との間に設置され、第1端子と送信端子の接続切り替えを行う送信切り替えトランジスタと、第1端子に接続され、該第1端子の接続切り替えを行う第1受信切り替えトランジスタと、第1受信切り替えトランジスタと複数の受信端子との間にそれぞれ接続され、複数の受信端子の接続切り替えを行う複数の第2受信切り替えトランジスタと、送信切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、該第3端子を介して制御信号が入力された際に送信切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、送信切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、第1受信切り替えトランジスタ、および複数の第2受信切り替えトランジスタの接続部と基準電位との間に接続され、第1端子、送信端子、および複数の受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたものである。
さらに、本発明の高周波電力増幅モジュールは、前記リークパス用抵抗の抵抗値が100KΩ以上よりなるものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)アンテナ接続切り替え回路の高周波歪み特性を改善しながら、出力電力の立ち上がりの遅延を防止することができる。
(2)また、上記(1)のアンテナ接続切り替え回路を用いて高周波電力増幅モジュールを構成することにより、通信機器などの電子システムの信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態による高周波電力増幅モジュールのブロック図、図2は、図1の高周波電力増幅モジュールに設けられたSPDTスイッチの回路図、図3は、本発明者が検討したSPDTスイッチの構成の一例を示す回路図、図4は、図3のSPDTスイッチにおける応答特性を示すシミュレーション結果の一例を示した説明図、図5は、図2のSPDTスイッチにおけるゲート電位Vgとドレイン電位Vantとの時間変化をシミュレーションした結果を示した説明図、図6は、SPDTスイッチにおける出力電力の立ち上がりの遅延時間とリークパス用抵抗との依存性の実測結果を示した説明図、図7は、挿入損失のリークパス用抵抗の接続による劣化をシミュレーションにて解析した結果の説明図、図8は、リークパス用抵抗が設けられていないSPDTスイッチを基準とした高調波歪みの変化量を示す説明図、図9は、図2のSPDTスイッチの他の構成例を示す回路図、図10は、図9のSPDTスイッチの構成における他の例を示す回路図、図11〜図13は、リークパス用抵抗27におけるプロセスフローを示した断面図である。
本実施の形態において、高周波電力増幅モジュール1は、たとえば、通信システムである携帯電話の送信用電力増幅モジュールである。高周波電力増幅モジュール1は、図1に示すように、SPDTスイッチ(アンテナ接続切り替え回路)2、制御部3、高周波電力増幅器(High Power Amp)4,5、ローパスフィルタ6,7、および静電容量素子8〜13,28から構成されている。
SPDTスイッチ2は、制御部3の制御に基づいて送受信する信号の切り替えを行う。このSPDTスイッチ2は、アンテナ用端子2a、送信信号端子2b,2c、受信信号端子2d〜2g、制御端子2h〜2nが備えられている。
送信信号端子2b,2c、受信信号端子2d〜2g、およびアンテナ用端子2aには、静電容量素子8〜13,28の一方の接続部がそれぞれ接続されている。静電容量素子10,11の他方の接続部には、ローパスフィルタ6,7がそれぞれ接続されている。
静電容量素子8,9,12,13の他方の接続部には、受信系回路に設けられたSAW(Surface Acoustic Wave)14〜17がそれぞれ接続されており、静電容量素子28の他方の接続部には、アンテナANTが接続されている。
静電容量素子8〜13,28は、DCカット容量として設けられている。SAW14〜17は、圧電体の弾性表面波を利用し、伝播した特定周波数の信号を高周波信号として選び出す。
また、SAW14〜17の後段には、低雑音増幅器であるLNA(Low Noise Amp)18〜21がそれぞれ接続されている。LNA18〜21は、PCS/DSC、(1800MHz/1900MHz)、およびGSM(800MHz、900MHz)における各周波数帯域の受信信号を増幅する。
制御部3は、ベースバンド回路から出力される制御信号によって、SPDTスイッチ2の動作制御を行う。高周波電力増幅器4は、送信回路22から供給されるGSMにおける周波数帯域の送信信号を増幅し、高周波電力増幅器5は、送信回路23から供給されるDCS/PCSにおける周波数帯域の送信信号を増幅する。ローパスフィルタ6,7は、高周波電力増幅器4,5から出力された送信信号における送信周波帯をそれぞれ通過させる。
図2は、本発明の第一の実施例となるSPDTスイッチ2を示した回路図である。
図示するように、SPDTスイッチ2は、送信信号切り替え部24,25、受信信号切り替え部26、およびリークパス用抵抗27から構成されている。
送信信号切り替え部24は、トランジスタ(切り替え用トランジスタ)Qtx1,Qtx2、抵抗Rgg1〜Rgg5、抵抗Rd1〜Rd4、静電容量素子C1,C2、ならびに昇圧回路SC1から構成されている。
送信信号切り替え部25は、トランジスタ(切り替え用トランジスタ)Qtx3,Qtx4、抵抗Rgg6〜Rgg10、抵抗Rd5〜Rd8、静電容量素子C3,C4、および昇圧回路SC2から構成されている。
また、受信信号切り替え部26は、トランジスタ(切り替えトランジスタ)Qrx1〜Qrx5、抵抗Rgg11〜Rgg18、抵抗Rd9〜Rd15、および静電容量素子C5,C6から構成されている。
これらトランジスタQtx1,Qtx2,Qtx3,Qtx4,Qrx1〜Qrx5は、たとえば、FETからなる。また、トランジスタQtx1〜Qtx4は、2つのゲートが設けられたデュアルゲートFETよりなり、トランジスタ(切り替え用トランジスタ)Qrx1は、3つのゲートが設けられたマルチゲートFETよりなる。
トランジスタQtx1,Qtx4,Qrx1の一方の接続部、静電容量素子C2,C4,C6の一方の接続部、および抵抗Rd4,Rd8,Rd9の一方の接続部には、アンテナ用端子2aがそれぞれ接続されている。
このアンテナ用端子2aには、リークパス用抵抗27の一方の接続部が接続されており、該リークパス用抵抗27の他方の接続部は、基準電位VSSに接続されている。リークパス用抵抗27は、送信信号端子2b,2c、ならびに受信信号端子2d〜2gにそれぞれ接続されているDCカット容量として設けられている静電容量素子8〜13,28に蓄積した電荷容量を放電する放電用抵抗である。
また、抵抗Rgg5の一方の接続部には、制御端子2hが接続されており、該抵抗Rgg5の他方の接続部には、抵抗Rgg1〜Rgg4の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
抵抗Rgg4の他方の接続部には、トランジスタQtx1の一方のゲート、および静電容量素子C2の他方の接続部がそれぞれ接続されている。抵抗Rgg3の他方の接続部には、トランジスタQtx1の他方のゲートが接続されている。
昇圧回路SC1は、トランジスタQtx1,Qtx2に制御端子2hを介して制御信号が入力された際に、送信信号端子2bからの送信信号(GSM帯)を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、該昇圧電圧をトランジスタQtx1,Qtx2のゲートに印加する。
抵抗Rgg1の他方の接続部には、トランジスタQtx2の一方のゲート、および静電容量素子C1の一方の接続部がそれぞれ接続されている。抵抗Rgg2の他方の接続部には、トランジスタQtx2の他方のゲートが接続されている。
トランジスタQtx1の他方の接続部には、トランジスタQtx2の一方の接続部が接続されている。トランジスタQtx2の他方の接続部、および静電容量素子C1の他方の接続部には、送信信号端子2bがそれぞれ接続されている。
トランジスタQtx1の一方の接続部とトランジスタQtx2の他方の接続部との間には、抵抗Rd1〜Rd4が直列接続されている。抵抗Rd1,Rd2の接続部は、トランジスタQtx2のゲート−ゲート間に接続されており、抵抗Rd3,Rd4の接続部は、トランジスタQtx1のゲート−ゲート間に接続されている。抵抗Rd2,Rd3の接続には、トランジスタQtx1,Qtx2の接続部が接続されている。
これら抵抗Rd1〜Rd4は、トランジスタQtx1のゲート−ゲート間電位供給用抵抗として用いられる。
抵抗Rgg10の一方の接続部には、制御端子2iが接続されており、該抵抗Rgg10の他方の接続部には、抵抗Rgg6〜Rgg9の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
抵抗Rgg6の他方の接続部には、トランジスタQtx3の一方のゲート、および静電容量素子C3の他方の接続部がそれぞれ接続されている。抵抗Rgg7の他方の接続部には、トランジスタQtx3の他方のゲートが接続されている。
抵抗Rgg9の他方の接続部には、トランジスタQtx4の一方のゲート、および静電容量素子C4の他方の接続部がそれぞれ接続されており、抵抗Rgg8の他方の接続部には、トランジスタQtx4の他方のゲートが接続されている。
トランジスタQtx3の他方の接続部には、トランジスタQtx4の一方の接続部が接続されている。トランジスタQtx3の一方の接続部、および静電容量素子C3の他方の接続部には、送信信号端子2cがそれぞれ接続されている。
トランジスタQtx3の一方の接続部とトランジスタQtx4の他方の接続部との間には、抵抗Rd5〜Rd8が直列接続されている。抵抗Rd5,Rd6の接続部は、トランジスタQtx3のゲート−ゲート間に接続されており、抵抗Rd7,Rd8の接続部は、トランジスタQtx4のゲート−ゲート間に接続されている。抵抗Rd6,Rd7の接続には、トランジスタQtx3,Qtx4の接続部が接続されている。
これら抵抗Rd5〜Rd8は、トランジスタQtx2のゲート−ゲート間電位供給用抵抗として用いられる。
抵抗Rgg10の一方の接続部には、制御端子2iが接続されており、該抵抗Rgg10の他方の接続部には、抵抗Rgg6〜Rgg9の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
昇圧回路SC2は、トランジスタQtx3,Qtx4に制御端子2iを介して制御信号が入力された際に、送信信号端子2cからの送信信号(DSC/PCS帯)を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、該昇圧電圧をトランジスタQtx1,Qtx2のゲートに印加する。
また、抵抗Rgg14の一方の接続部には、制御端子2jが接続されている。この抵抗Rgg14の他方の接続部には、抵抗Rgg11〜Rgg13の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
これら抵抗Rgg11〜Rgg13の他方の接続部には、トランジスタQrx1の3つのゲートがそれぞれ接続されている。また、抵抗Rgg11の他方の接続部には、静電容量素子C6の他方の接続部が接続されており、抵抗Rgg13の他方の接続部には、静電容量素子C5の他方の接続部が接続されている。
抵抗Rd9〜Rd11は、トランジスタQrx1の一方の接続部と他方の接続部との間に直列接続されている。抵抗Rd9と抵抗Rd10との接続部は、トランジスタQrx1の第1のゲートと第2のゲートにおけるゲート−ゲート間に接続されている。
また、抵抗Rd10と抵抗Rd11との接続部は、トランジスタQrx1の第2のゲートと第3のゲートにおけるゲート−ゲート間に接続されている。静電容量素子C5の一方の接続部には、トランジスタQrx1の他方の接続部、トランジスタQrx2〜Qrx5の一方の接続部、および抵抗Rd12〜Rd15の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
トランジスタQrx2の他方の接続部、および抵抗Rd12の他方の接続部には、受信信号端子2dがそれぞれ接続されている。トランジスタQrx3の他方の接続部、および抵抗Rd13の他方の接続部には、受信信号端子2eが接続されている。
トランジスタQrx4の他方の接続部、および抵抗Rd14の他方の接続部には、受信信号端子2fが接続されており、トランジスタQrx5の他方の接続部、ならびに抵抗Rd15の他方の接続部には、受信信号端子2gが接続されている。
また、トランジスタQrx2〜Qrx5のゲートには、抵抗Rgg15〜Rgg18の一方の接続部がそれぞれ接続されている。これら抵抗Rgg15〜Rgg18の他方の接続部には、制御端子2k〜2nがそれぞれ接続されている。
抵抗Rgg1〜Rgg13は、トランジスタQtx1〜Qtx4,Qrx1の制御信号供給用抵抗である。静電容量素子C1〜C6は、トランジスタQtx1〜Qtx4,Qrx1の耐電力用容量素子として用いられる。
次に、本発明におけるSPDTスイッチ2との比較のために、本発明者が検討したSPDTスイッチ50について説明する。
図3は、本発明者が検討したSPDTスイッチ50の従来構成の一例を示す回路図である。
図示するように、SPDTスイッチ50は、送信信号切り替え部51,52、および受信信号切り替え部53から構成されている。送信信号切り替え部51は、トランジスタQtx50,Qtx51、抵抗Rgg50〜Rgg53、抵抗Rd50〜Rd53、静電容量素子C50,C51、ならびに昇圧回路SC50から構成されている。
送信信号切り替え部52は、トランジスタQtx52,Qtx53、抵抗Rgg54〜Rgg57、抵抗Rd54〜Rd57、静電容量素子C52,C53、昇圧回路SC51から構成されている。
また、受信信号切り替え部53は、トランジスタQrx50〜Qrx54、抵抗Rgg58〜Rgg64、抵抗Rd58〜Rd64、ならびに静電容量素子C54,C55から構成されている。
SPDTスイッチ50は、リーク用抵抗27(図2)が設けられていない点を除けば、SPDTスイッチ2と同様の接続構成からなるので、詳細な説明は省略する。
この図3において、トランジスタQtx52,Qtx53がON状態(制御端子2iに約2.8Vが印加、その他の制御端子2h,2j〜2nは0V(基準電位VSS))で、大電力(約33dBm)が送信信号端子2cから入力されている状態から入力電力を小電力にした時のトランジスタQtx52,Qtx53のゲート電位Vgとドレイン電位(アンテナ端子電位)Vantの時間変化をシミュレーションにてトランジスタにかかる電圧の時間変化を解析し、ONトランジスタの損失増加について検討する。
図4は、図3のSPDTスイッチ50の応答特性を示すシミュレーション結果の一例を示したものである。リーク用抵抗27は、抵抗値を300Ωとした。
図4(a)は、トランジスタQtx52,Qtx53のゲート電位Vg−ドレイン(アンテナ端子)電位Vantの過渡応答特性を示したものである。
時間2.5μsecの時点で入力電力を大電力ー約33dBmから小電力約5dBmに切り替えた時のトランジスタQtx52,Qtx53のゲート電位VgとトランジスタQtx52,Qtx53のドレイン(ソース)電位Vantの時間変化を示している。
大電力入力時間内(0〜2.5μsec)は、昇圧回路SC51により昇圧された昇圧電圧がトランジスタQtx52,Qtx53のゲートに印加され、ゲートのショットキーを介してトランジスタQtx52,Qtx53のドレイン(ソース)電位Vantを上昇させる。
上昇したドレイン電位Vantにより、トランジスタQtx52,Qtx53のドレイン−ソース間に接続された抵抗RD50〜RD53,RD54〜RD57,RD58〜RD64を介して、送信信号端子2b,2c、および受信信号端子2d〜2gにそれぞれ接続されている静電容量素子8〜13,28に電荷が蓄積される。
図4(b)は、トランジスタQtx52,Qtx53におけるゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgs(=ゲート電位Vg−ドレイン電位Vant)の時間変化を示したものである。
図示するように、大電力入力時間内でのゲート−ソース間電圧Vgsは正電圧(約+0.35V)となり、トランジスタQtx52,Qtx53のONによる損失は小さくなっている。
時間2.5μsec時、入力電力が小電力(約5dBm)のレベルに切り替わった際、ゲート電位Vgは、制御端子2iの印加電圧である約2.8Vまで低下を開始する。
トランジスタQtx52,Qtx53のドレイン(ソース)電位Vantは、緩やかな低下を示す。静電容量素子8〜13,28に蓄積された電荷は、各トランジスタのゲートのショットキーによる逆方向リークにより放電される。
リーク電流は極めて小さい(たとえば、1μA/mm以下)ために、ドレイン電位Vantは緩やかな低下を示すことになる。図4(b)に示すように、トランジスタQtx52,Qtx53のゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgs(=ゲート電位Vg−ドレイン電位Vant)は、電力切り替え後に、トランジスタのしきい値電圧Vthを超えるまで逆バイアスされるので大電力時にオンしていたトランジスタQtx52,Qtx53はオフ状態になってしまい損失が増大してしまうことになる。
以上は試験用として大出力と小出力のスロットが時間的な間隔を空けずに連続する場合をシミュレーションしたもので、実際の使用時には送信ロット同士の間隔は34.2μsだけある。しかしながら、ドレイン電位Vantの低下が緩やかでトランジスタQtx52,Qtx53のゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgsが逆バイアスされることに変わりはない。
その結果、実際の使用時においても大電力の入力(大電力のスロット)が終わり、一定時間をおいて小電力が入力(小電力のスロット)された場合に出力[電力]電力が[低下し]十分に立ち上がらず、図16に示した立ち上がりの遅延となって現れ、通信エラーなどが生じてしまう恐れがある。この遅延の解消は、トランジスタQtx52,Qtx53の損失が小さくなるゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgs≒0V(基準電位VSS)となる時点であり、約100μsecを要し、上記の送信ロット同士の間隔以内ではゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgs≒0Vに回復せず、遅延は解消できない。これが立ち上がりの遅延現象となる。
次に、本実施の形態におけるSPDTスイッチ2にリークパス用抵抗27を設けた際の作用について説明する。
まず、図2において、点線で示す経路は、リークパス用抵抗27を設けたことによるリークパスの経路を示している。このリークパス用抵抗27を接続して電荷放電経路を形成することで、静電容量素子8〜13,28に蓄積されている電荷を速やかに放電することができる。
送信信号端子2b,2c、ならびに受信信号端子2d〜2gに接続されているDCカット容量である静電容量素子8〜13,28に蓄積した電荷がトランジスタQtx1,Qtx2,Qtx3,Qtx4,Qrx1〜Qrx5のドレイン−ソース間に接続されている抵抗Rd1〜Rd4,Rd5〜Rd8,Rd9〜Rd15を介してリーク用抵抗27に流れ込む。
図5は、SPDTスイッチ2のトランジスタQtx3,Qtx4におけるゲート電位Vgとドレイン電位(アンテナ電位)Vantの時間変化をシミュレーションした結果を示したものである。
図5(a)は、トランジスタQtx3,Qtx4のゲート電位Vg−ドレイン(アンテナ)電位Vantの過渡応答特性を示したものであり、図4(a)と同様に、時間2.5μsecの時点で入力電力を大電力約33dBmから小電力約5dBmに切り替えた際のトランジスタQtx3,Qtx4のゲート電位VgとトランジスタQtx3,Qtx4のドレイン(ソース)電位Vantの時間変化を示している。
また、図5(b)は、トランジスタQtx3,Qtx4におけるゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgs(=ゲート電位Vg−ドレイン電位Vant)の時間変化を示したものである。
この場合、図5(a),(b)に示すように、図4(a),(b)と比較して、ドレイン電位Vantは速やかに低下しており、遅延時間が1/10以下に低減されていることがわかる。
また、トランジスタQtx52,Qtx53の損失が小さくなるゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgs≒0V(基準電位VSS)となる時点は大電力の入力(大電力のスロット)終了時から約10μsecであり、上記の送信ロット同士の間隔以内にゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgs≒0Vに回復するので、図6の内臓抵抗300kΩの線で示す様に遅延は解消は解消される。
リークパス用抵抗27は、図2に示した接続位置(図2、ノードa)以外に、たとえば、送信信号端子2bと基準電位VSSとの間(図2、ノードb)、送信信号端子2cと基準電位VSSとの間(図2、ノードc)、トランジスタQrx1の他方の接続部と基準電位VSSとの間(図2、ノードd)、または受信信号端子2d〜2gのいずれか1つと基準電位VSSとの間(図2、ノードe)であれば、同様な効果を得ることができる。
しかし、アンテナスイッチには、重要特性項目に高調波歪(2倍高調波歪(以下、2HDという)、3倍高調波歪(以下、3HDという))、および挿入損失があるために接続位置には制約がある。
図6は、大電力(約33dBm)のスロットの後に、続けて、小電力(約5dBm)のスロットが通過する際の出力電力(Pout)の立ち上がりの遅延時間とリークパス用抵抗27の依存性の実測結果を示した図である。
リーク用抵抗27を(1)接続せず(図3)、(2)910KΩ、(3)510KΩ、(4)300KΩのそれぞれにおいて立ち上がり特性を評価した。33dBmのスロットルの後に続く5dBmの小電力スロットが矩形波となる場合が理想的であるが、図示するように、300KΩ以下の抵抗値の場合に遅延時間が仕様を満足するレベルになることがわかった。
次に、挿入損失のリークパス用抵抗27の接続による劣化をシミュレーションにて解析した結果を図7に示す。
リークパス用抵抗27が接続されていない図3における挿入損失に対して、送信時に上記リークパス用抵抗を接地した場合の挿入損失、受信時に上記リークパス用抵抗を接地した場合の挿入損失の変化量を示している。
図7より、受信時では挿入損失劣化がみられるが、挿入損失の低下は極力小さくしたい。そのため、リークパス用抵抗27は300KΩを下限値とした。
SPDTスイッチ2において、リークパス用抵抗27の接続位置(ノードa〜e)について、GSM方式の周波数帯とPCS方式の周波数帯について、2HD,3HDのシミュレーションをそれぞれ行った。リークパス用抵抗27が設けられていない従来回路であるSPDTスイッチ50(図3)を基準とした高調波歪み(2HD、3HD)の変化量を図8に示す。
ノードaでは、上記いずれの周波数帯においても高調波歪が僅かではあるが改善している。送信系への接続位置であるノードb,cについては、ノードbはTx1(GSM方式の周波数帯)からの入力に対しては良い結果であるが、Tx2(PCS方式の周波数帯)からの入力に対しては著しく劣化しており、また、ノードcについてはノードbとは逆の結果となっている。それにより、GSM帯/PCS帯共に最適な位置としては、ノードa>ノードc>ノードe>ノードd≒ノードbの順となる。
図9は、リークパス用抵抗27をノードc、すなわち、送信信号端子2cと基準電位VSSとの間に接続した際の一例を示すSPDTスイッチ2の回路図である。
この場合、SPDTスイッチ2は、リークパス用抵抗27の接続位置以外は、図2に示す接続構成と同じとなる。このように、リークパス用抵抗27を接続することで、静電容量素子8〜13,28に蓄積された電荷を、抵抗Rd1〜Rd4,Rd5〜Rd8,Rd9〜Rd15を介してリーク用抵抗27に流れることになり、ドレイン電位Vantの電位を速やかに低下させることができる。
よって、ONしているトランジスタのゲート−ソース(ドレイン)間電圧Vgsが負電圧となる時間を短縮することができ、出力電力の立ち上がり遅延を防止することができる。
図10は、リークパス用抵抗27をノードe、すなわち、受信信号端子2d〜2gのいずれか1つと基準電位VSSとの間(図9では、受信信号端子2eと基準電位VSSとの間)に接続した際の一例を示すSPDTスイッチ2の回路図である。
この場合においても、SPDTスイッチ2は、リークパス用抵抗27の接続位置以外は、図2に示す接続構成と同じとなる。よって、静電容量素子8〜13,28に蓄積された電荷は、抵抗Rd1〜Rd4,Rd5〜Rd8,Rd9〜Rd15を介してリーク用抵抗27に流れることになり、ドレイン電位Vantの電位を速やかに低下させることができる。
図11〜図13は、リークパス用抵抗27におけるプロセスフローを示した断面図である。
まず、図11に示すように、半絶縁性ガリウムヒ素(GaAs)からなる基板29上にGaAsのエピタキシャル層30が形成されており、該エピタキシャル層30の上面には、バッファ層31が形成されている。
そして、バッファ層31の上面には、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)層32が形成されており、その上面には、n型ガリウムヒ素(GaAs)層33が形成されている。
そして、図12の右側のAlGaAs層32、およびn型GaAs層33をエッチングした後、PSG(PhosphoSilicate Glass)/SiOからなる絶縁膜34を形成する。そして、絶縁膜34上において、AlGaAs層32、およびn型GaAs層33をエッチングした位置に、たとえば、WSiNからなるリークパス用抵抗27を形成する。
続いて、ソース/ドレイン配線H1,H2が配線される位置の絶縁膜34をエッチングし、メタル配線などによって該ソース/ドレイン配線H1,H2を形成する。ソース/ドレイン配線H1は、トランジスタQtx2に接続され、ソース/ドレイン配線H2は、トランジスタQtx1に接続される。
そして、図13に示すように、ソース/ドレイン配線H1,H2に挟まれた領域において、第1ゲートと第2ゲートとが配線される位置の絶縁膜34をエッチングし、同じくメタル配線などによって2つのゲートにそれぞれ接続されるゲート配線G1,G2、および該ゲート配線G1,G2に挟まれた図示しないn+給電パッドが接続される給電配線SHを形成する。
ゲート配線G1は、トランジスタQtx1の一方のゲートに接続され、ゲート配線G2は、トランジスタQtx1の他方のゲートに接続される。n+給電パッドSPは、トランジスタQtx1のゲート−ゲート間の中間電位を供給する給電配線SHに接続された電極である。
それにより、本実施の形態によれば、SPDTスイッチ2にリークパス用抵抗27を設けることにより、高調波歪みを低減しながら、出力電力の立ち上がりの遅延を防止することができるので、該SPDTスイッチ2、および高周波電力増幅モジュール1の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、携帯電話などの通信システムに用いられるSPDTスイッチにおける高調波の歪みの低減化技術に適している。
本発明の一実施の形態による高周波電力増幅モジュールのブロック図である。 図1の高周波電力増幅モジュールに設けられたSPDTスイッチの回路図である。 本発明者が検討したSPDTスイッチの構成の一例を示す回路図である。 図3のSPDTスイッチにおける応答特性を示すシミュレーション結果の一例を示した説明図である。 図2のSPDTスイッチにおけるゲート電位Vgとドレイン電位Vantとの時間変化をシミュレーションした結果を示した説明図である。 SPDTスイッチにおける出力電力の立ち上がりの遅延時間とリークパス用抵抗との依存性の実測結果を示した説明図である。 挿入損失のリークパス用抵抗の接続による劣化をシミュレーションにて解析した結果の説明図である。 リークパス用抵抗が設けられていないSPDTスイッチを基準とした高調波歪みの変化量を示す説明図である。 図2のSPDTスイッチの他の構成例を示す回路図である。 図9のSPDTスイッチの構成における他の例を示す回路図である。 図2のリークパス用抵抗におけるプロセスフローを示した断面図である。 図11に続くプロセスフローを示した断面図である。 図12に続くプロセスフローを示した断面図である。 GSM/EDGE方式による受信データの管理タイミング例を示したタイミングチャートである。 DTMを用いたGSM/EDGE方式による受信データの管理タイミング例を示したタイミングチャートである。 本発明者が検討したスイッチ出力端子での電力のスロットルタイミングを示した説明図である。
符号の説明
1 高周波電力増幅モジュール
2 SPDTスイッチ(アンテナ接続切り替え回路)
2a アンテナ用端子
2b,2c 送信信号端子
2d〜2g 受信信号端子
2h〜2n 制御端子
3 制御部
4,5 高周波電力増幅器
6.7 ローパスフィルタ
8〜13 静電容量素子
14〜17 SAW
18〜21 LNA
22 送信回路
23 送信回路
24,25 送信信号切り替え部
26 受信信号切り替え部
27 リークパス用抵抗
28 静電容量素子
ANT 送受信用アンテナ
Qtx1,Qtx2 トランジスタ(切り替え用トランジスタ)
Qtx3,Qtx4 トランジスタ(切り替え用トランジスタ)
Qrx1〜Qrx5 トランジスタ(切り替えトランジスタ)
Rgg1〜Rgg18 抵抗
Rd1〜Rd15 抵抗
C1〜C6 静電容量素子
SC1,SC2 昇圧回路
50 SPDTスイッチ
51,52 送信信号切り替え部
53 受信信号切り替え部
Qtx50〜Qtx53 トランジスタ
Qrx50〜Qrx54 トランジスタ
Rgg50〜Rgg64 抵抗
Rd50〜Rd64 抵抗
C50〜C55 静電容量素子
SC50,SC51 昇圧回路

Claims (16)

  1. アンテナに結合される第1端子と、
    信号処理回路に結合される第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子の間に設置され、前記第1端子と前記第2端子の接続切り替えを行う切り替えトランジスタと、
    前記切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記第1端子と基準電位との間に接続され、前記第1〜第3端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする移動体通信機器に用いられる半導体集積回路装置。
  2. アンテナに結合される第1端子と、
    第1送信回路に結合される第1送信端子と、
    第2送信回路に結合される第2送信端子と、
    受信回路に結合される受信端子と、
    前記第1端子と前記第1送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記第1送信端子の接続切り替えを行う第1の切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と前記第2送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記第2送信端子の接続切り替えを行う第2の切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と前記受信端子との間に設置され、前記第1端子と前記受信端子の接続切り替えを行う第3の切り替えトランジスタと、
    前記第1、および前記第2の切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記第1、または前記第2の切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記第1、または前記第2の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記第2送信端子と基準電位との間に接続され、前記第1端子、前記第3端子、前記第1送信端子、前記第2送信端子、および前記受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする移動体通信機器に用いられる半導体集積回路装置。
  3. 請求項2記載の半導体集積回路装置において、
    前記第1送信端子は、前記第1送信回路に入力されるGSMの送信信号が入力され、
    前記第2送信端子は、前記第2送信回路に入力されるPCSの送信信号が入力されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. アンテナに結合される第1端子と、
    送信回路に結合される送信端子と、
    受信回路に結合される複数の受信端子と、
    前記第1端子と前記送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記送信端子の接続切り替えを行う送信切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と複数の前記受信端子との間にそれぞれ設置され、前記第1端子と前記受信端子の接続切り替えを行う受信切り替えトランジスタと、
    前記送信切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記送信切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記送信切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記複数の受信端子のうち、いずれか1つの受信端子と基準電位との間に接続され、前記第1端子、前記送信端子、および前記受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする移動体通信機器に用いられる半導体集積回路装置。
  5. アンテナに結合される第1端子と、
    第1送信回路に結合される第1送信端子と、
    第2送信回路に結合される第2送信端子と、
    受信回路に結合される受信端子と、
    前記第1端子と前記第1送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記第1送信端子の接続切り替えを行う第1の切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と前記第2送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記第2送信端子の接続切り替えを行う第2の切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と前記受信端子との間に設置され、前記第1端子と前記受信端子の接続切り替えを行う第3の切り替えトランジスタと、
    前記第1、および前記第2の切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記第1、または前記第2の切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記第1、または前記第2の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記第1送信端子と基準電位との間に接続され、前記第1端子、前記第3端子、前記第1送信端子、前記第2送信端子、および前記受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする移動体通信機器に用いられる半導体集積回路装置。
  6. 請求項5記載の半導体集積回路装置において、
    前記第1送信端子は、前記第1送信回路に入力されるGSMの送信信号が入力され、
    前記第2送信端子は、前記第2送信回路に入力されるPCSの送信信号が入力されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. アンテナに結合される第1端子と、
    送信回路に結合される送信端子と、
    受信回路に結合される複数の受信端子と、
    前記第1端子と前記送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記送信端子の接続切り替えを行う送信切り替えトランジスタと、
    前記第1端子に接続され、前記第1端子の接続切り替えを行う第1受信切り替えトランジスタと、
    前記第1受信切り替えトランジスタと複数の前記受信端子との間にそれぞれ接続され、複数の前記受信端子の接続切り替えを行う複数の第2受信切り替えトランジスタと、
    前記送信切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記送信切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記送信切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記第1受信切り替えトランジスタ、および複数の前記第2受信切り替えトランジスタの接続部と基準電位との間に接続され、前記第1端子、前記送信端子、および複数の前記受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする移動体通信機器に用いられる半導体集積回路装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記リークパス用抵抗の抵抗値は、100KΩ以上であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. アンテナ接続切り替え回路と、
    送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号を前記アンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、
    前記アンテナ接続切り替え回路は、
    アンテナに結合される第1端子と、
    高周波電力増幅器に結合される送信端子と、
    受信回路に結合される受信端子と、
    前記第1端子と前記送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記送信端子の接続切り替えを行う切り替えトランジスタと、
    前記切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記第1の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記第1端子と基準電位との間に接続され、前記第1〜第3端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする高周波電力増幅モジュール。
  10. アンテナ接続切り替え回路と、
    第1、および第2の送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号を前記アンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、
    前記アンテナ接続切り替え回路は、
    アンテナに結合される第1端子と、
    前記高周波電力増幅器に結合される第1、および第2の送信端子と、
    受信回路に結合される受信端子と、
    前記第1端子と前記第1送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記第1送信端子の接続切り替えを行う第1の切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と前記第2送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記第2送信端子の接続切り替えを行う第2の切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と前記受信端子との間に設置され、前記第1端子と前記受信端子の接続切り替えを行う第3の切り替えトランジスタと、
    前記第1、および前記第2の切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記第1、または前記第2の切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記第1、または前記第2の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記第2送信端子と基準電位との間に接続され、前記第1端子、前記第3端子、前記第1送信端子、前記第2送信端子、および前記受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする高周波電力増幅モジュール。
  11. 請求項10記載の高周波電力増幅モジュールにおいて、
    前記第1送信端子に接続された高周波電力増幅器は、GSMの送信信号を出力し、
    前記第2送信端子に接続された高周波電力増幅器は、PCSの送信信号を出力することを特徴とする高周波電力増幅モジュール。
  12. アンテナ接続切り替え回路と、
    第1、および第2の送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号を前記アンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、
    前記アンテナ接続切り替え回路は、
    アンテナに結合される第1端子と、
    前記高周波電力増幅器に結合される送信端子と、
    受信回路に結合される複数の受信端子と、
    前記第1端子と前記送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記送信端子の接続切り替えを行う送信切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と複数の前記受信端子との間にそれぞれ設置され、前記第1端子と前記受信端子の接続切り替えを行う受信切り替えトランジスタと、
    前記送信切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記送信切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記送信切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記複数の受信端子のうち、いずれか1つの受信端子と基準電位との間に接続され、前記第1端子、前記送信端子、および前記受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする高周波電力増幅モジュール。
  13. アンテナ接続切り替え回路と、
    第1、および第2の送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号を前記アンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、
    前記アンテナ接続切り替え回路は、
    アンテナに結合される第1端子と、
    前記高周波電力増幅器に結合される第1、および第2送信端子と、
    受信回路に結合される受信端子と、
    前記第1端子と前記第1送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記第1送信端子の接続切り替えを行う第1の切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と前記第2送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記第2送信端子の接続切り替えを行う第2の切り替えトランジスタと、
    前記第1端子と前記受信端子との間に設置され、前記第1端子と前記受信端子の接続切り替えを行う第3の切り替えトランジスタと、
    前記第1、および前記第2の切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記第1、または前記第2の切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記第1、または前記第2の切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記第1送信端子と基準電位との間に接続され、前記第1端子、前記第3端子、前記第1送信端子、前記第2送信端子、および前記受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする高周波電力増幅モジュール。
  14. 請求項13記載の高周波電力増幅モジュールにおいて、
    前記第1送信端子に接続された高周波電力増幅器は、GSMの送信信号を出力し、
    前記第2送信端子に接続された高周波電力増幅器は、PCSの送信信号を出力することを特徴とする高周波電力増幅モジュール。
  15. アンテナ接続切り替え回路と、
    第1、および第2の送信回路から送信信号を受取り、増幅された送信信号を前記アンテナ接続切り替え回路に供給する高周波電力増幅器とを具備し、
    前記アンテナ接続切り替え回路は、
    アンテナに結合される第1端子と、
    前記高周波電力増幅器に結合される送信端子と、
    受信回路に結合される複数の受信端子と、
    前記第1端子と前記送信端子との間に設置され、前記第1端子と前記送信端子の接続切り替えを行う送信切り替えトランジスタと、
    前記第1端子に接続され、前記第1端子の接続切り替えを行う第1受信切り替えトランジスタと、
    前記第1受信切り替えトランジスタと複数の前記受信端子との間にそれぞれ接続され、複数の前記受信端子の接続切り替えを行う複数の第2受信切り替えトランジスタと、
    前記送信切り替えトランジスタの制御信号を生成する制御回路に結合される第3端子と、
    前記第3端子を介して制御信号が入力された際に前記送信切り替えトランジスタを介して出力される送信信号を取り込み、制御信号の電圧レベルよりも高い昇圧電圧を発生し、前記送信切り替えトランジスタの制御端子に印加する昇圧回路と、
    前記第1受信切り替えトランジスタ、および複数の前記第2受信切り替えトランジスタの接続部と基準電位との間に接続され、前記第1端子、前記送信端子、および複数の前記受信端子にそれぞれ接続されたDCカット容量である静電容量素子に蓄積した電荷容量を放電するリークパス用抵抗とを備えたことを特徴とする高周波電力増幅モジュール。
  16. 請求項9〜15のいずれか1項に記載の高周波電力増幅モジュールにおいて、
    前記リークパス用抵抗の抵抗値は、100KΩ以上であることを特徴とする高周波電力増幅モジュール。
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