JP2006033539A - 高周波信号スイッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送信側の挿入損失の低減と実装面積の低減を実現する高周波信号スイッチ回路を提供する。
【解決手段】 共通端子11にソースあるいはドレインのどちらか一方が接続され、第1の端子12にドレインあるいはソースの他方が接続され、制御端子14に抵抗44を介してゲートが接続されたFET21と、共通端子14に1端が接続され、他端が抵抗45を介して制御端子14に接続されたキャパシタ31と、キャパシタ31の他端にカソードが接続され、第2の端子にアノードが接続されたダイオード26と、FET21のソース及びドレイン、及びダイオード26のアノードの各々に抵抗41、42、43を介してバイアスを印加するバイアス端子18とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波信号スイッチ回路に関わり、特に、制御端子を1つに集約する高周波信号スイッチ回路に関する。
携帯電話等の移動体用通信機器では、GHz帯の高周波を使用している場合が多い。移動体用通信機器の送信と受信の切換や異なる波長間の波長切換等の2つの信号を切り換えて、一方の信号を出力するSPDT(Single Pole Double Throw、単極双投)スイッチにおいて、GaAs MMIC(Monolithic Microwave IC)を用いた高周波信号スイッチ回路が使用されている。
このGaAsMMICにおいて、スイッチング機能を有するGaAs MESFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor、金属半導体電界効果型トランジスタ、以下、FETと称す)は、通常、デプレッション型のFETであるために、制御端子から負電圧を供給して動作させる必要がある。このため、正電圧を使用する半導体集積回路等と組み合わせて使用する場合、負電圧発生回路を付加しなければならなかった。更に、例えば、送信側の高周波信号を通過遮断するためのFET、及び受信側の高周波信号を通過あるいは遮断するためのFETを配置して、独立した制御を行うために、例えば、それぞれのゲート電圧を制御するための独立した制御端子が必要であった。
従って、実効的な実装の面積の低減や端子数の削減が要求され、それに応えるための解決方法が提案されてきた(例えば、特許文献1参照。)。図3は、特許文献1に開示された、GaAs FETを用いたSPDT型の高周波信号スイッチ回路図を示している。図3に示すように、高周波信号スイッチ回路は、第1および第2のFET121、122と、両FET121、122のソースあるいはドレインに接続された共通端子111と、両FET121、122のドレインあるいはソースに接続された第1および第2の端子112、113と、第1のFET121の第1の端子112に所定のバイアスを与えるバイアス手段119と、制御端子114と第2の端子113とを接続する接続手段(抵抗144)と、第2のFET122のゲートを接地する接地手段(抵抗143)と、共通端子111と第2のFET122のソースあるいはドレイン間を直流的に分離する分離手段(キャパシタ131)とを具備し、接続手段(抵抗144)をパッドに沿って延在させ、第1のFET121のゲートに接続された制御端子114に制御信号を印加することに特徴を有する。ここで、GaAs MMICで構成される部分は、一点鎖線で囲まれた領域であり、キャパシタ131、バイアス手段119及び抵抗141は、外付けである。
上述したように、GaAsFETを使用した高周波信号スイッチ回路で、単一正電源、単一制御端子で動作可能となった。しかしながら、移動体用通信機器等の高機能化、小型化は止まることを知らず、それに歩調を合わせて、高周波信号スイッチ回路の送信信号の通過時損失(挿入損失)の更なる低減、及び外付けの素子等を含めた実装面積の更なる低減が強く求められた。
特開2002−261593号公報(第3−4頁、図1)
本発明は、送信側の挿入損失の低減と実装面積の低減を実現する高周波信号スイッチ回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の高周波信号スイッチ回路は、共通端子にソースあるいはドレインのどちらか一方が接続され、第1の端子にドレインあるいはソースの他方が接続され、制御端子にバイアス供給素子を介してゲートが接続された電界効果型トランジスタと、前記共通端子に1端が接続され、他端がバイアス供給素子を介して前記制御端子に接続されたキャパシタと、前記キャパシタの他端にカソードが接続され、第2の端子にアノードが接続されたダイオードと、前記電界効果型トランジスタのソース及びドレイン、及び前記ダイオードのアノードの各々にバイアス供給素子を介してバイアスを印加するバイアス端子とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の別の態様の高周波信号スイッチ回路は、共通端子にソースあるいはドレインのどちらか一方が接続され、第1の端子にドレインあるいはソースの他方が接続され、制御端子にバイアス供給素子を介してゲートが接続された第1の電界効果型トランジスタと、前記共通端子に1端が接続され、他端がバイアス供給素子を介して前記制御端子に接続された第1のキャパシタと、前記第1のキャパシタの他端にカソードが接続され、第2の端子にアノードが接続された第1のダイオードと、前記第1の端子にアノードが接続され、カソードがバイアス供給素子を介して前記制御端子に接続された第2のダイオードと、前記第2のダイオードのカソードに1端が接続され、他端が接地された第2のキャパシタと、前記第2の端子にソースあるいはドレインのどちらか一方が接続され、1端を接地された第3のキャパシタの他端にドレインあるいはソースの他方が接続され、制御端子にバイアス供給素子を介してゲートが接続された第2の電界効果型トランジスタと、前記第1の電界効果型トランジスタのソース及びドレイン、及び第1の前記ダイオードのアノードの各々にバイアス供給素子を介してバイアスを印加するバイアス端子とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、送信側の挿入損失の低減と実装面積の低減を実現する高周波信号スイッチ回路を提供することが可能である。
本発明者等は、本発明の開発の過程において、従来のGaAsFETを使用した高周波信号スイッチ回路の送信側の低挿入損失化に向けて、改善が可能かどうかを検討した。
従来のGaAsFETがオン状態の時の高周波信号が通過する部分の抵抗は、ソースあるいはドレインの高濃度半導体領域と電極メタルのオーミック接触部の抵抗、及び、チャネル部の抵抗が支配的となる。例えば、1.6mm角の実装面積を有する面実装型パッケージに収納しようとすると、GaAsFETの大きさは制限され、ソース及びドレインのオーミック接触部の抵抗は、それぞれ0.5Ω、チャネル抵抗は4Ω程度になり、全体のオン抵抗は概略5Ωと見積もられた。
一方、代替の候補と考えたダイオードがオン状態の時の高周波信号が通過する部分の抵抗は、アノード及びカソード部の高濃度半導体領域と電極メタルのオーミック接触部の抵抗が支配的となり、それぞれ0.5Ωとなり、全体のオン抵抗は概略1Ωと見積もられた。
この結果、ダイオードのオン抵抗の方がGaAsFETのオン抵抗より小さくなるので、高出力の送信側高周波信号が通過する側にダイオードを使用することに解決策が見出せると判断した。そして、このFET及びダイオードのオン抵抗の差が、携帯機器の出力電力に及ぼす影響を計算した。FETあるいはダイオードのオン抵抗が0Ωの理想的な場合の高周波信号の通過後の出力端電力をP0、5Ωのオン抵抗を持つFETの高周波信号の通過後の出力端電力をP1、1Ωのオン抵抗を持つダイオードの高周波信号の通過後の出力端電力をP2とすると、P1のP0に対する電力比は−0.086dBとなる。同様に、P2のP0に対する電力比は−0.42dBとなる。従って、P1のP2に対する電力比は−0.33dBと見積もられる。
すなわち、高周波信号がFETを通過する場合は、ダイオードを通過する場合に比較して、0.33dBの減衰量の増加が起こる。逆にいうと、ダイオードを使用することによって、通過する高周波信号の減衰を0.33dB程度抑制することができることが分かり、本発明の高周波信号スイッチ回路を得た。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。以下に示す図では、同一の構成要素には同一の符号を付す。
本発明の実施例1に係る高周波信号スイッチ回路について、図1を参照しながら説明する。図1はSPDT型の高周波信号スイッチ回路の構成を示す図である。
図1に示すように、電界効果型トランジスタであるFET21は、共通端子11にソース(あるいはドレイン)が接続され、第1の端子12にドレイン(あるいはソース)が接続され、制御端子14にバイアス供給素子である抵抗44を介してゲートが接続されている。キャパシタ31は、共通端子11に1端が接続され、制御端子14に抵抗45を介して他端が接続されている。ダイオード26は、キャパシタ31の他端にカソードが接続され、第2の端子13にアノードが接続されている。バイアス端子18は、抵抗41を介して第1の端子12に、抵抗42を介して共通端子11に、抵抗43を介して第2の端子13に接続されている。
図1において、一点鎖線で囲まれ、破線で囲まれた部分を除いた部分に示すFET21及び抵抗41、42、43、44、45は、GaAs基板の上に形成される。このGaAs基板上のFET21は、MESFETで、ショットキー接合を有するデプレッション型である。GaAs基板上の抵抗41、42、43、44、45は例えば、10kΩに設定され、FET21とボンディングパッド(図示略)間等の隙間に配置される。
一方、図1において、破線で囲まれたダイオード26とキャパシタ31はSi基板の上に形成される。ダイオード26は、PIN型の構造であり、隣接して、例えば10pF以上の容量を有するキャパシタ31が同一基板上に形成、接続される。なお、抵抗41、42、43、44、45は、その一部を、GaAs基板からSi基板上に移して、ダイオード26、キャパシタ31及びボンディングパッド(図示略)の間の隙間等に、配置されることは可能である。
そして、上記素子等を配置したGaAs基板とSi基板は、例えば、リードフレーム(図示略)上にマウントされ、Auのボンディングワイヤ(図示略)で回路図に従って接続され、同様に、リードフレームのリード端子(図示略)へボンディングされて、1つの面実装型パッケージ(図示略)の中に収納されて高周波信号スイッチ回路装置(図示略)を形成することができる。
この高周波信号スイッチ回路が、例えば、携帯電話のアンテナスイッチとして使用される場合、共通端子11が外部のアンテナに接続され、第1の端子12が外部の受信回路に接続され、第2の端子13が外部の送信回路に接続され、制御端子14が外部の制御回路に接続され、バイアス端子18が外部の電源19に接続される。1つの制御端子14が、外部の制御回路からの信号に基づいて、送信あるいは受信の高周波信号の通過あるいは遮断をFET21及びダイオード26の開閉動作で制御する。
高周波信号スイッチ回路の動作について説明する。FET21のしきい値をVthとして、ゲート・ソース(またはドレイン)間の電圧をVgsとする。Vgs>Vthの時には、ソースとドレイン間の抵抗が小さくなり高周波信号が通過可能なオン状態になり、逆に、Vgs<Vthの時には、ソースとドレイン間の抵抗が大きくなり高周波信号が実質的に通過不可能なオフ状態になる。ダイオード26の立ち上がり電圧をVfとして、順バイアス電圧をVsすると、Vs>Vfの時には、アノードとカソード間の抵抗が小さくなり高周波信号が通過可能なオン状態になり、逆に、Vs<Vfの時には、アノードとカソード間の抵抗が大きくなり高周波信号が実質的に通過不可能なオフ状態になる。
例えば、Vthが−1.7V前後のFET21、及び、Vfが0.6V前後のダイオード26を採用している。バイアス端子18に3Vの電圧を印加して、制御端子14に3Vの電圧を印加すると、FET21のソース及びドレインは概略3V、ゲートは概略3Vとなり、ソース及びドレインとゲートとの間の電位差は概略0Vとなり、FET21はオン状態になる。ダイオード26では、アノードは概略3V、カソードは概略3Vとなり、アノードとカソード間の電位差は概略0Vとなり、ダイオード26はオフ状態になる。
従って、例えば、アンテナに接続された共通端子11から入力した高周波信号は、FET21を通過して第2の端子13側に実質的に漏れることなく、第1の端子12に送られて、更に第1の端子12に接続された受信側に送られることが可能となる。
一方、バイアス端子18に3Vの電圧を印加して、制御端子14に0Vの電圧を印加すると、FET21のソース及びドレインは概略3V、ゲートは概略0Vとなり、ソース及びドレインとゲートとの間の電位差は概略−3Vとなり、FET21はオフ状態になる。ダイオード26では、アノードは概略3V、カソードは概略0Vとなり、アノードとカソード間の電位差は概略3Vとなり、ダイオード26はオン状態になる。
従って、例えば、第2の端子13に接続された送信側から入力した高周波信号は、ダイオード26を通過して第1の端子12側に実質的に漏れることなく、共通端子11に送られて、更に共通端子11に接続されたアンテナから外部に発信されることが可能となる。
キャパシタ31は、10pFあるいは10pF以上の容量を有するDCブロック用で、FET21及びダイオード26に印加するDCバイアスの干渉を防止している。
上述したように、GaAs基板上に形成したFET21とSi基板上に形成したダイオード26を1つの面実装型パッケージに収納する型の本実施例の高周波信号スイッチ回路を用いて、高い電力の送信側高周波信号をダイオード26に通し、低い電力の受信側高周波信号をFET21に通すことによって、従来のGaAsFETを通過させていた高周波信号スイッチ回路の場合に比較して、ほぼ計算通り0.3dBの送信電力の挿入損失を低減することが可能となった。
1つの制御端子14で、FET21とダイオード26の両方のオン/オフを制御でき、しかも、その印加電圧は0V及び3Vだけでよく、従来の制御方法は維持継続されている。その上、高周波信号スイッチ回路を1つの面実装型パッケージの中に収納してあるので、外付けの抵抗及びキャパシタ等は必要としない。すなわち、実装面積の低減が達成でき、しかも、外付けの抵抗及びキャパシタ等を実装する工程を省略することが可能である。更に、GaAs基板に比較して、単位面積当たりの価格が桁違いに安いSi基板を一部に使用しているので、製造原価を低減することが可能である。
本発明の実施例2に係る高周波信号スイッチ回路について、図2を参照しながら説明する。図2は高アイソレーションを実現するSPDT型の高周波信号スイッチ回路の構成を示す図である。実施例1の高周波信号スイッチ回路との違いは、分流、すなわち、シャントのためのダイオードとFETを第1の端子と第2の端子にそれぞれ追加して、接続したことである。なお、実施例1と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図2に示すように、第1の電界効果型トランジスタである第1のFET21a、第1のダイオード26a、第1のキャパシタ31aは、実施例1の図1のFET21、ダイオード26、キャパシタ31にそれぞれ対応しており、その説明は省略する。第2のダイオード27は、アノードが第1の端子12に接続され、カソードが抵抗46を介して制御端子14に接続され、また、カソードは第2のキャパシタ32を介して接地されている。第2の電界効果型トランジスタである第2のFET22は、ソース(あるいはドレイン)が第2の端子13に接続され、ドレイン(あるいはソース)が第3のキャパシタ33を介して接地され、ゲートは抵抗47を介して制御端子14に接続されている。
図2において、一点鎖線で囲まれ、破線で囲まれた部分を除いた部分に示すように、第1のFET21a、第2のFET22、及び抵抗41、42、43、44、45、46、47は、GaAs基板の上に形成される。このGaAs基板上の第2のFET22は、第1のFET21aと同様、抵抗46、47は抵抗41、42、43、44、45と同様である。
一方、図2において、破線で囲まれた第1のダイオード26aと第1のキャパシタ31a、第2のダイオード27と第2のキャパシタ32、及び第3のキャパシタ33は、Si基板の上に形成される。この第2のダイオード27と第2及び第3のキャパシタ32、33は、それぞれ、第1のダイオード26aと第1のキャパシタ31aと同様である。
高周波信号スイッチ回路の動作について説明する。第1のFET21aと第2のFET22のバイアス端子18との接続状況、及び制御端子14との接続状況は、実質的に同じとみなされるので、制御端子14の信号に対して、第1及び第2のFET21a、22は同時にオン状態あるいはオフ状態になる。第1のダイオード26aと第2のダイオード27とバイアス端子18との接続状況、及び制御端子14との接続状況は、実質的に同じとみなされるので、制御端子14の信号に対して、第1及び第2のダイオード26a、27は同時にオン状態あるいはオフ状態になる。
従って、バイアス端子18に3Vの電圧を印加して、制御端子14に3Vの電圧を印加すると、例えば、アンテナに接続された共通端子11から入力した高周波信号は、FET21aを通過して第1の端子12に送られる。この時、厳密には、第2の端子13側に微小な高周波信号が漏れることになるが、この漏れた高周波信号を、オン状態にある第2のFET22を通して接地側に流すことができる。そのために、第2の端子13に達する漏れを小さく抑えることが可能となる。
一方、バイアス端子18に3Vの電圧を印加して、制御端子14に0Vの電圧を印加すると、例えば、第2の端子13に接続された送信側から入力した高周波信号は、第1のダイオード26aを通過して共通端子11に送られる。この時、厳密には、第1の端子12側に微小な高周波信号が漏れることになるが、この漏れた高周波信号を、オン状態にある第2のダイオード27を通して接地側に流すことができる。そのために、第1の端子12に達する漏れを小さく抑えることが可能となる。
上述したように、本実施例においては、シャントのための第2のダイオード27と第2のFET22を第1の端子12と第2の端子13にそれぞれ追加して、接続したことにより、実施例1で得られる効果のほかに、受信する高周波信号が第2の端子13に漏れる影響、あるいは、送信する高周波信号が第1の端子12に漏れる影響をより小さく抑えることができる。すなわち、高周波信号の送受信時のアイソレーション特性を改善することが可能となる。
以上、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
例えば、実施例では携帯電話機のアンテナスイッチ回路として使用する場合を示したが、本発明は、1つの共通端子と、2つの他の端子を有して、切り換えて共通端子と一方の他の端子に信号を流す構成であれば、アンテナスイッチに限定することなく、適用することが可能である。
また、バイアス供給素子として抵抗を使用した例を示したが、この抵抗をインダクタンスに置き換えても差し支えない。
本発明の実施例1に係る高周波信号スイッチ回路の構成を示す回路図。 本発明の実施例2に係る高周波信号スイッチ回路の構成を示す回路図。 従来の高周波信号スイッチ回路の構成を示す回路図。
符号の説明
11、111 共通端子
12、112 第1の端子
13、113 第2の端子
14、114 制御端子
18 バイアス端子
19 電源
21 FET
21a、121 第1のFET
22、122 第2のFET
26 ダイオード
26a 第1のダイオード
27 第2のダイオード
31、131 キャパシタ
31a 第1のキャパシタ
32 第2のキャパシタ
33 第3のキャパシタ
41、42、43、44、45、46、47、141、142、143、144 抵抗
119 バイアス手段(電源)

Claims (5)

  1. 共通端子にソースあるいはドレインのどちらか一方が接続され、第1の端子にドレインあるいはソースの他方が接続され、制御端子にバイアス供給素子を介してゲートが接続された電界効果型トランジスタと、
    前記共通端子に1端が接続され、他端がバイアス供給素子を介して前記制御端子に接続されたキャパシタと、
    前記キャパシタの他端にカソードが接続され、第2の端子にアノードが接続されたダイオードと、
    前記電界効果型トランジスタのソース及びドレイン、及び前記ダイオードのアノードの各々にバイアス供給素子を介してバイアスを印加するバイアス端子と
    を備えたことを特徴とする高周波信号スイッチ回路。
  2. 共通端子にソースあるいはドレインのどちらか一方が接続され、第1の端子にドレインあるいはソースの他方が接続され、制御端子にバイアス供給素子を介してゲートが接続された第1の電界効果型トランジスタと、
    前記共通端子に1端が接続され、他端がバイアス供給素子を介して前記制御端子に接続された第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタの他端にカソードが接続され、第2の端子にアノードが接続された第1のダイオードと、
    前記第1の端子にアノードが接続され、カソードがバイアス供給素子を介して前記制御端子に接続された第2のダイオードと、
    前記第2のダイオードのカソードに1端が接続され、他端が接地された第2のキャパシタと、
    前記第2の端子にソースあるいはドレインのどちらか一方が接続され、1端を接地された第3のキャパシタの他端にドレインあるいはソースの他方が接続され、制御端子にバイアス供給素子を介してゲートが接続された第2の電界効果型トランジスタと、
    前記第1の電界効果型トランジスタのソース及びドレイン、及び第1の前記ダイオードのアノードの各々にバイアス供給素子を介してバイアスを印加するバイアス端子と
    を備えたことを特徴とする高周波信号スイッチ回路。
  3. 前記バイアス供給素子は、抵抗であることを特徴とする請求項1及び2に記載の高周波信号スイッチ回路。
  4. 前記バイアス供給素子は、インダクタンスであることを特徴とする請求項1及び2に記載の高周波信号スイッチ回路。
  5. 前記電界効果型トランジスタが形成される半導体基板と、前記ダイオードが形成される半導体基板とは異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高周波信号スイッチ回路。

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