JP2007067257A - 発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フリップチップ実装方式の発光素子において、光取り出し面から外部に放射される光は、厚いn型窒化ガリウム系化合物半導体層での伝搬における光吸収が多いため、光取出し効率が低下するという問題があった。
【解決手段】 発光素子は、n型層400c、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層400a及びp型層400bが積層された半導体層400を有し、p型層400b上に形成されたp側電極401と、p型層400bの一部をn型層400cまで除去してなるn型層400cの露出部に形成されたn側電極403とが設けられ、実装用基板にフリップチップ実装方式で実装されるとともに、半導体層400のn型層400c側の主面から光が外部に放射される発光素子において、半導体層400はn型層400c側の主面からn型層400cの内部にかけて縦断面形状が楔状の凹部405が形成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、窒化ガリウム系化合物半導体層が複数積層された半導体層の一方の主面側にp側電極及びn側電極が形成されているとともに、半導体層の他方の主面側から発光した光を取り出すフリップチップ実装方式の発光素子に関する。
近年、紫外光領域から青色光あるいは緑色光までを発光可能な発光ダイオード(LED)等の発光素子として、AlGaIn1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)で表される窒化ガリウム系化合物半導体を用いた発光素子が注目されている(例えば特許文献1〜5を参照)。このような窒化ガリウム系化合物半導体は、一般に絶縁性基板であるサファイア基板の上に成長されるため、サファイア基板の裏面に電極を設けることができず、結晶成長した半導体層の表面にp側電極とn側電極の両方を形成しなければならない。
図1に従来の発光素子の斜視図を示す。サファイア基板100上に、n型窒化ガリウム系化合物半導体層(以下n型層ともいう)101、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層102及びp型窒化ガリウム系化合物半導体層(以下p型層ともいう)103を、エピタキシャル成長させた後、エッチングによりp型層103の一部をn型層101まで除去した露出部を形成する。なお、n型層101、発光層102及びp型層103を総称して半導体層という。このn型層101の露出部には、ワイヤーボンディングのためのn側電極104が設けられ、またp型層103のほぼ全面に透明電極105が形成されるとともに、透明電極105上にワイヤーボンディング用のp側電極106が設けられている。
上記構成においては、半導体層における光の取り出し方向は、透明電極105側の主面であるが、サファイア基板が発光波長に対して透明であることを利用し、サファイア基板側から光を取り出すこともできる。この場合、半導体層の透明電極105側の主面を外部の実装基板に対向させ、p側電極106及びn側電極104を実装基板の配線導体等に導体バンプ等によって直接的に接続する、いわゆるフリップチップ実装方式を採用することによって、光を効率的に外部に取り出し発光効率を改善しているものが知られている(例えば特許文献6〜8を参照)。
図2に代表的なフリップチップ実装方式の発光素子の断面図を示す。透明なサファイア基板200の一方の主面に、n型層201、発光層202及びp型層203が積層されてなり、半導体層における反射率の高いn側電極204及びp側電極205が形成された主面を実装面(マウント面)として、実装基板等である支持体206に実装されている。この構成では、サファイア基板200の半導体層と反対側の主面である表面207が光取り出し面として利用される。
発光層202で発光した光のうち支持体206側に向かう光208は、高い反射率を有するp側電極205によって反射され、順にp型層203、発光層202、n型層201、サファイア基板200を経て、表面(光取り出し面)207から外部に放射される。一方、サファイア基板200側に向かって発光した光209は、順にn型層201、サファイア基板200を経て、表面207から外部へ放出される。
特開平2−42770号公報 特開平2−257679号公報 特開平5−183189号公報 特開平6−196757号公報 特開平6−268257号公報 特開平14−368263号公報 特開平14−57373号公報 特開平15−17757号公報
しかしながら、n型層201は、その上に積層する発光層202及びp型層203の結晶性を向上させるために、他の層よりも厚く積む必要があり、例えばp型層203に対して15倍以上の厚みを要する。そのため、フリップチップ実装方式の発光素子において、光取り出し面から外部に放出される光は、この厚いn型層201を必ず通過してから外部に放射される。つまり、光取出し面207へ到達するまでの光路長は、電極側から取り出す場合に比べて格段に長くなるため、n型層201での光吸収が多くなり、発光素子としての光取出し効率が低下するという問題がある。
さらに、サファイア基板200の屈折率nが約1.78であるのに対し、窒化ガリウム系化合物半導体の屈折率nは約2.55と高いため、発光した光のうち、サファイア基板200への入射角が臨界角θの約44°(θ=arcsin(n/n))を超える角度で入射する光については、半導体層内部で全反射を繰り返す。従って、光は半導体層で吸収され、残った光が半導体層の端面から外部へ向かって放射される。このため、光取り出し面207から外部へ放射される光の量が減少し、発光効率が低下する。
したがって、本発明は上記従来の技術における問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、光取り出し効率が従来よりも改善されたフリップチップ実装方式の発光素子を提供することである。
本発明の発光素子は、n型窒化ガリウム系化合物半導体層、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層及びp型窒化ガリウム系化合物半導体層を含むとともにこの順でこれらの層が積層されている半導体層を有し、前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成されたp側電極と、前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層の一部を前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層まで除去してなる前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層の露出部に形成されたn側電極とが設けられており、前記p側電極及び前記n側電極が実装用基板の配線導体にフリップチップ実装方式で電気的に接続されるとともに、前記半導体層の前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層側の主面から光が外部に放射される発光素子において、前記半導体層は、前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層側の主面から前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層の内部にかけて縦断面形状が楔状の凹部が形成されていることを特徴とする。
本発明の発光素子は好ましくは、前記凹部は前記発光層の近傍にまで達していることを特徴とする。
また、本発明の発光素子は好ましくは、前記p側電極及び前記n側電極は反射性電極であることを特徴とする。
また、本発明の発光素子は好ましくは、前記半導体層は、透明基板上にエピタキシャル成長されて成ることを特徴とする。
また、本発明の発光素子は好ましくは、前記半導体層は、それをエピタキシャル成長させた基板が除去されているとともに、該基板よりも透明な支持体上に支持されていることを特徴とする。
本発明の発光素子は、n型窒化ガリウム系化合物半導体層、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層及びp型窒化ガリウム系化合物半導体層を含むとともにこの順でこれらの層が積層されている半導体層を有し、p型窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成されたp側電極と、p型窒化ガリウム系化合物半導体層の一部をn型窒化ガリウム系化合物半導体層まで除去してなるn型窒化ガリウム系化合物半導体層の露出部に形成されたn側電極とが設けられており、p側電極及びn側電極が実装用基板の配線導体にフリップチップ実装方式で電気的に接続されるとともに、半導体層のn型窒化ガリウム系化合物半導体層側の主面から光が外部に放射される発光素子において、半導体層は、n型窒化ガリウム系化合物半導体層側の主面からn型窒化ガリウム系化合物半導体層の内部にかけて縦断面形状が楔状の凹部が形成されていることから、従来、半導体層と基板及び電極との界面で全反射を繰り返して半導体層の端面から外部へ放射されていた横方向へ向かう光が、凹部の内側面に当たることによって、半導体層の光取り出し面(電極と反対側の主面)側へ反射し、さらに隣接する凹部の内側面に当たって再び反射するという現象を繰り返して、縦方向に伝搬する光となる。そして、光は最終的に光取り出し面から外部へと効率よく放射されるので、発光素子の発光効率が向上する。
本発明の発光素子は好ましくは、凹部は発光層の近傍にまで達していることから、発光層で発光した光が横方向に伝わることを極力防止することができ、光取出し効率をさらに改善することができる。
また、本発明の発光素子は好ましくは、p側電極及びn側電極は反射性電極であることから、p側電極及びn側電極を発光波長に対して高い反射率を有する反射性電極として、光取出し効率をさらに改善することができる。
また、本発明の発光素子は好ましくは、半導体層は、透明基板上にエピタキシャル成長されて成ることから、発光層で発光した光のうち電極側に伝搬する光は、反射性電極で透明基板側に反射され、光取り出し面から効率よく外部に放射させることができる。
また、本発明の発光素子は好ましくは、半導体層は、それをエピタキシャル成長させた基板が除去されているとともに、基板よりも透明な支持体上に支持されていることから、基板除去前よりも光取り出し効率がさらに向上するだけでなく、例えばサファイア基板のような、窒化ガリウム系化合物半導体と熱伝導率や熱膨張係数などの物性が大きく異なる基板よりも、これらの物性値がより近い材料からなる基板を選択できるので、信頼性の高い発光素子を作製できる。
以下、本発明の発光素子について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図4は、本発明の発光素子の実施の形態の一例を示す斜視図であり、紙面手前の部分は発光素子の断面を示す図としている。図4において、400は半導体層であり、400aは発光層、400bは第1導電型(例えばp型)窒化ガリウム系化合物半導体層(以下p型層ともいう)、400cは第2導電型(例えばn型)窒化ガリウム系化合物半導体層(以下n型層ともいう)、401はp側電極、402はp側パッド電極、403はn側電極、404はn側パッド電極である。
本発明の発光素子は、n型層400c、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層400a及びp型層400bを含むとともにこの順でこれらの層が積層されている半導体層400を有し、p型層400b上に形成されたp側電極401と、p型層400bの一部をn型層400cまで除去してなるn型層400cの露出部に形成されたn側電極403とが設けられており、p側電極401及びn側電極403が実装用基板の配線導体にフリップチップ実装方式で電気的に接続されるとともに、半導体層400のn型層400c側の主面から光が外部に放射される発光素子において、半導体層400は、n型層400c側の主面からn型層400cの内部にかけて縦断面形状が楔状の凹部405が形成されている。
上記の構成により、図3に示すように、従来、半導体層と基板や電極との界面で全反射を繰り返して半導体層の端面から外部へ放射されていた横方向へ向かう光300が、凹部301の内側面に当たることによって、半導体層の光取り出し面(電極と反対側の主面)側へ反射し、さらに隣接する凹部の内側面に当たって再び反射するという現象を繰り返して、縦方向に伝搬する光302となる。そして、光302は最終的に光取り出し面から外部へと効率よく放射されるので、発光素子の発光効率が向上する。
半導体層400は、発光層400aをp型層400b及びn型層400cで挟んだものとしている。また、p型層400b及びn型層400cは、それぞれ発光層400a側にインジウム(In)もしくはアルミニウム(Al)を含有する複数層(図示せず)を積層したものとしてもよく、エネルギーバンドギャップ幅が発光層400aよりも広くなるように組成をそれぞれ制御できる。
具体的には、n型層400cはGa1−x−yInAlN(ただし、0<x+y<1、x>0、y≧0)等であり、p型層400bはGa1−x’−y’Iny’Alx’N(ただし、0<x’+y’<1、x’>0、y’≧0)等であり、発光層400aはGa1−x”−y”Iny”Alx”N(ただし、0<x”+y”<1、x”>0、y”≧0)等である(ただし、x,x’>x”,y,y’≦y”)。
また、発光層400aは、エネルギーバンドギャップ幅の広い障壁層と、エネルギーバンドギャップ幅の狭い井戸層とから成る量子井戸構造が、複数回繰り返し規則的に積層された超格子である多層量子井戸構造(MQW)としてもよい(図示せず)。なお、p型層400b及びn型層400cは、それぞれn型層及びp型層としても構わない。
p側電極401及びn側電極403は、反射性電極であることが好ましく、この場合発光層400aで発生した光を損失なく反射し、それぞれp層400b及びn型400cと良好なオーミック接続がとれる材質から成るとともに、表面が滑らかな層状のものを用いる。そのような材質のものとしては、例えばアルミニウム(Al),チタン(Ti),ニッケル(Ni),クロム(Cr),インジウム(In),錫(Sn),モリブデン(Mo),銀(Ag),金(Au),ニオブ(Nb),タンタル(Ta),バナジウム(V),白金(Pt),鉛(Pb),ベリリウム(Be),酸化錫(SnO),酸化インジウム(In),酸化インジウム錫(ITO),金−シリコン合金(Au−Si合金),金−ゲルマニウム合金(Au−Ge合金),金−亜鉛合金(Au−Zn合金),金−ベリリウム合金(Au−Be合金)等を用いればよい。中でも、アルミニウム(Al)または銀(Ag)は、半導体層400の発光層400aが発光する青色光〜紫外光領域の光に対して反射率が高いので好適である。また、アルミニウム(Al)は、n型層400cとのオーミック接合の点でも特に好適である。また、p側電極401及びn側電極403は、上記材料の中から選択した複数層を積層させたものとしても構わない。
また、p側電極401及びn側電極403上には、それぞれ外部との電気的接続をとるための導線等を接続するp側パッド電極402とn側パッド電極404が設けられている。両パッド電極は、例えばチタン(Ti)層、またはチタン(Ti)層を下地として金(Au)層を積層したものを用いればよい。
n型層400cに設けられる凹部405は、例えばサファイア基板上に半導体層400、p側電極401、n側電極403、p側パッド電極402及びn側パッド電極404を形成し、サファイア基板と半導体層400の一部をレーザ照射により溶融することで、サファイア基板を半導体層400から除去し、その後、反応性イオンエッチング等を利用して、発光層400a付近の深さまでエッチングを行うことによって形成される。
上記構成によれば、p側電極402とn側電極403とに順方向バイアス電圧を印加することによって半導体層400にバイアス電流を流すと、発光層400aで紫外光〜近紫外光の光が発生し、この発生した光が凹部405の内側面に当たることによって反射を繰り返し、半導体層400の縦方向(厚み方向)に伝搬することとなる。その結果、従来半導体層400の端面から外部に漏れていた光が格段に抑えられ、光取り出し面(半導体層400の電極と反対側の主面)から外部へ効率よく放射される。そのため、光の取り出し効率が飛躍的に向上するとともに、発光層400aで発生した光のうち電極側に放射される光は、p側電極401及びn側電極403で損失なく反射され、光取り出し面側に効率よく集められる。
以上のように、本発明によれば、光取り出し効率が大幅に改善された高性能な発光素子を提供することができる。
本発明において、凹部405は、半導体層400のn型層400c側の主面における開口形状(凹部405の横断面形状)が、三角形、円形、楕円形、四角形、五角形以上の多角形等の種々の形状となるようにし得るが、凹部405の内側面で全反射し、半導体層400の縦方向に伝搬する光の量が最も多くなる点で円形が好ましい。
また、凹部405は、縦断面形状が楔状であるが、立体的には図4に示すように逆錐形状(下端側が先細りとなった形状)である。
さらには、凹部405は、図4の形状と逆の形状、即ち錐形状(下端側が先太りとなった形状)であってもよい。その場合、凹部405の内側面で反射された光は、光取り出し面側へより効率的に伝搬されることとなる。
また、半導体層400のn型層400c側の主面における凹部405の個数密度は、1000個/mm〜20000個/mmがよく、1000個/mm未満では、横方向(厚みと垂直な方向)に伝搬する光の反射が十分に得られない。20000個/mmを超えると、n側電極403から供給された電流のうち、凹部405で遮られる電流の割合が増加してしまうため、均一な電流分布が得られず発光効率が低下する。
また、凹部405は、半導体層400のn型層400c側の主面を平面視した場合、その主面の中心領域よりも外周領域において密に(個数密度が高密度に)なるように形成されていることが好ましい。この場合、半導体層400内部で横方向に向かう光は、n型層400cの外周部でより反射され易くなり、半導体層400の端面から外部に漏れる光を効果的に抑制することができる。
また、半導体層400のn型層400c側の主面に対する凹部405の内側面の傾斜角度は0°〜50°がよく、50°を超えると、凹部405の個数密度が不十分に確保できない。
また、半導体層400のn型層400c側の主面における凹部405の開口の大きさは、3μm〜6μm程度がよく、3μm未満では、横方向(厚みと垂直な方向)に伝搬する光の反射が十分に得られず、6μmを超えると、凹部405の個数密度が不十分に確保できない。
本発明の発光素子において、好ましくは、凹部405は発光層400aの近傍にまで達していることがよい。この場合、凹部405の最深部(下端)と発光層400aとの間の間隔は300μm〜500μm程度であることがよい。そして、この構成により、発光層400aで発光した光が横方向に伝わることを極力防止することができ、光取出し効率をさらに改善することができる。
また、本発明の発光素子において好ましくは、半導体層400は、サファイア等からなる透明基板上にエピタキシャル成長されて成る構成とすることができる。この場合、発光層400aで発光した光のうち電極側に伝搬する光は、反射性電極であるp側電極401及びn側電極403で透明基板側に反射され、光取り出し面から効率よく外部に放射させることができる。
また、本発明の発光素子は好ましくは、図5に示すように、半導体層400は、それをエピタキシャル成長させたZrB等の基板が除去されているとともに、基板よりも透明なGaNまたはSiC等の支持体406上に支持されている構成とすることができる。この場合、基板除去前よりも光取り出し効率がさらに向上するだけでなく、例えばサファイア基板のような、窒化ガリウム系化合物半導体と熱伝導率や熱膨張係数などの物性が大きく異なる基板よりも、これらの物性値がより近い材料からなるZrB等の基板を選択できるので、信頼性の高い発光素子を作製できる。
なお、本発明は、以上の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更、改良を施すことは何等差し支えない。
従来の発光素子を示す斜視図である。 従来のフリップチップ実装方式の発光素子を示す断面図である。 本発明の発光素子について実施の形態の一例を示し、光の伝搬方向を説明する断面図である。 本発明の発光素子について実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明の発光素子について実施の形態の他例を示す断面図である。
符号の説明
400:半導体層
400a:発光層
400b:p型窒化ガリウム系化合物半導体層
400c:n型窒化ガリウム系化合物半導体層
401:p側電極
403:n側電極
405:凹部
406:支持体

Claims (5)

  1. n型窒化ガリウム系化合物半導体層、窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層及びp型窒化ガリウム系化合物半導体層を含むとともにこの順でこれらの層が積層されている半導体層を有し、前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成されたp側電極と、前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層の一部を前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層まで除去してなる前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層の露出部に形成されたn側電極とが設けられており、前記p側電極及び前記n側電極が実装用基板の配線導体にフリップチップ実装方式で電気的に接続されるとともに、前記半導体層の前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層側の主面から光が外部に放射される発光素子において、前記半導体層は、前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層側の主面から前記n型窒化ガリウム系化合物半導体層の内部にかけて縦断面形状が楔状の凹部が形成されていることを特徴とする発光素子。
  2. 前記凹部は前記発光層の近傍にまで達していることを特徴とする請求項1記載の発光素子。
  3. 前記p側電極及び前記n側電極は反射性電極であることを特徴とする請求項1または2記載の発光素子。
  4. 前記半導体層は、透明基板上にエピタキシャル成長されて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の発光素子。
  5. 前記半導体層は、それをエピタキシャル成長させた基板が除去されているとともに、該基板よりも透明な支持体上に支持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の発光素子。

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