JP2007065486A - 現像装置、画像形成機構、画像形成装置、現像装置の制御方法 - Google Patents

現像装置、画像形成機構、画像形成装置、現像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 トナーリフレッシュ動作においてトナー消費を効率よく行わせることにより、印字率が低い場合においても、高画質の画像を維持する。
【解決手段】 磁性を有する現像剤を収納する現像容器40と、現像剤を、その表面に担持する現像ローラ10と、現像ローラ10の表面に担持された現像剤の層厚を、磁力を利用して規制する、磁界発生部材20a、20bを有する層厚規制手段Bと、その磁力を制御する制御手段50とを備え、制御手段50は、現像容器内の現像剤を強制的に消費させるリフレッシュ動作時は、現像ローラ10が担持した現像剤を現像に用いる現像動作時の磁力より弱い磁力、又は磁力を印加せずに規制の動作を行うよう、層厚規制手段を制御する、現像装置100。
【選択図】 図1

Description

本発明は複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置で用いられる現像装置、その制御方法等に関する。
従来より、電子写真方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式等の種々の画像形成装置が研究、開発されているが、特に、電子写真方式は、高速化、普通紙化が可能であるため近年益々製品開発が進められ、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の製品が数多く発売されている。
殊に、最近では非常に高画質の電子写真方式のフルカラー複写機、カラーレーザビームプリンタ等のカラー画像形成装置も発売に至っている。
さらに、昨今、複写機、プリンタ、Faxといった出力端末をすべてかね備えた複合機が市場で広く受け入れられるようになってきている。このようなネットワーク対応の出力端末として電子写真プロセスを用いた画像形成装置が広く受け入れられてており、このような装置は、長期間にわたって機能を維持することが求められている。
特に、低印字の画像を長期間印刷する場合においては、トナー粒径が大きくなり、画像濃度が低下し、高画質の画像を維持できなくなること、及びトナー消費量が少なくなるため、現像装置内のトナーもストレスを受けやすくなる。
このような低印字率の画像を印字する場合の不具合の対策としては、第1に、現像した画像を記録媒体に転写した後、等々の所定の条件下で、現像機内のトナーを強制消費する、いわゆるトナーリフレッシュ動作を行うことにより、トナーの粒度分布を適正に戻すようにしたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、第2に、トナーリフレッシュ動作の一種として、平均印字率を測定し、これを所定値(5%)と比較して、この比較結果に基づき、現像バイアス、表面電位、印字幅といった各種パラメータを可変する制御を行い、非画像形成時において粒径の大きいトナーを感光体ドラムに現像することでトナーの消費を行わせ、トナー粒度分布を初期状態と同様に保って画像品質を維持しようとする技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2000−330379号公報 特開2004−37817号公報
しかしながら、上記従来の帯電装置においては以下のような課題があった。すなわち、上記第1、第2のいずれの従来例においては、トナーリフレッシュの際のトナー消費が十分ではなく、結果として、ストレス等を受けたトナーの残留量が高くなり、トナーのストレス、粒径の大型化等を解消するこのが困難であった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、トナーリフレッシュ動作においてトナー消費を効率よく行わせることにより、印字率が低い場合においても、高画質の画像を維持できる現像装置、及びその制御方法、また現像装置を備えた画像形成機構、画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の本発明は、磁性を有する現像剤を収納する現像容器と、
前記現像剤を、その表面に担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体の表面に担持された前記現像剤の層厚を、磁力を利用して規制する層厚規制手段と、
前記層厚規制手段の前記磁力を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記現像容器内の前記現像剤を強制的に消費させるリフレッシュ動作時は、前記現像剤担持体が担持した現像剤を現像に用いる現像動作時の磁力より弱い磁力、又は磁力を印加せずに前記規制の動作を行うよう、前記層厚規制手段を制御する、現像装置である。
また、第2の本発明は、前記リフレッシュ動作時における前記制御手段の制御は、そのリフレッシュ動作の条件に応じて、前記層厚規制手段の磁力の強弱を可変する又は磁力を0にするものである、第1の本発明の現像装置である。
また、第3の本発明は、前記リフレッシュ動作は、前記現像剤担持体により現像される画像の所定の印字率が所定値以下になった場合に実行される、第1又は第2の本発明の現像装置である。
また、第4の本発明は、前記層厚規制手段の磁力の強弱の可変又は磁力を0にする前記制御は、前記印字率に対応している、第3の本発明の現像装置である。
また、第5の本発明は、帯電体により帯電する感光体と、
前記感光体上の所定の領域に静電潜像を露光形成する露光手段と、
現像剤を前記感光体の主面に搬送する現像剤搬送手段と、
前記感光体上に形成された現像剤画像を記録媒体に転写する転写手段とを備え、
前記現像剤搬送手段として、第1から第4のいずれかの本発明の現像装置を用いた、画像形成機構である。
また、第6の本発明は、前記現像装置の前記制御手段は、前記静電潜像が形成される以前に、前記印字率を算出し、前記所定値以下かどうかの判断を行う、第4の本発明の画像形成機構である。
また、第7の本発明は、第5又は第6の本発明の画像形成機構と、
前記記録媒体を前記画像形成機構へ搬入する記録媒体搬入手段と、
前記画像形成機構により前記記録媒体上に形成された画像を前記記録媒体上に定着させる画像定着手段と、
前記定着手段から出力された前記記録媒体を外部へ搬出する記録媒体搬出手段と、
前記現像剤画像の元となる画像情報が入力される画像情報入力手段と、
前記画像形成機構、前記記録媒体搬入手段、前記画像定着手段、前記記録媒体搬出手段及び前記画像情報入力手段の動力源となる電源部とを備えた、画像形成装置である。
また、第8の本発明は、磁性を有する現像剤を収納する現像容器と、前記現像剤を、その表面に担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に担持された前記現像剤の層厚を、磁力により規制する層厚規制手段とを備えた現像装置の、前記層厚規制手段の前記磁力を制御する制御方法であって、
前記現像容器内の前記現像剤を強制的に消費させるリフレッシュ動作時は、前記現像剤担持体が担持した現像剤を現像に用いる現像動作時の磁力より弱い磁力、又は磁力を印加せずに前記規制の動作を行うよう、前記層厚規制手段を制御する、現像装置の制御方法である。
また、第9の本発明は、第1の本発明の現像装置の前記制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、第10の本発明は、第9の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
以上のような本発明によれば、トナーリフレッシュ動作においてトナー消費を効率よく行わせることにより、印字率が低い場合においても、高画質の画像を維持できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
(実施の形態1)
図1には、本発明の実施の形態1による現像装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の現像装置100は、容器部材40a及び容器部材40bから構成される現像容器40と、現像容器40内に設けられた現像剤担持体A、層厚規制手段B、及びスパイラル30、さらに層厚規制手段Bの動作を制御する制御手段50とから構成される。
現像剤担持体Aは、円筒状の現像ローラ10と、現像ローラ10の内部に設けられた磁界発生部材11a〜11eとを備え、各磁界発生部材11a〜11eは軸部材12を中心として放射状に設けられた円筒状の外形を有し、現像ローラ10は、磁界発生部材11a〜11eを軸として図中矢印αの方向へ摺動回転する。また現像ローラ10は図示しない電圧印加手段より現像バイアスを印加され、これにより帯電したトナーを感光体ドラム60へ飛ばす。
層厚規制手段Bは、回転軸21、回転軸21の中心に点対称となるよう取り付けられた磁界発生部材20a並びに20bからなる磁界発生部材20、及び磁界発生部材20と回転軸21とを収納するように設けられた中空のスリーブ形状の形状保持部材22とを備えた円筒状の形状を有し、現像剤担持体Aと平行に配置される。磁界発生部材20において、磁界発生部材20a、20bはそれぞれ異なる磁力を有する磁極子(永久磁石)として実現され、磁界発生部材20aの磁力は従来同様であるのに対し、磁界発生部材20aの磁力は、それより弱いものを用いる。具体例としては、磁界発生部材20bの磁力が600ガウスであるのに対し、磁界発生部材20aの磁力は200ガウスとする。なお、磁界発生部材20は形状保持部材22を介して現像ローラ10と対向するため、その表面にトナーが直接付着することはない。
また回転軸21は制御手段50からの制御信号により形状保持部材22内を回動し、磁界発生部材20a又は20bを現像ローラ10に対向する側に移動させることができる。回転軸21は図示しないステッピングモータに接続され、ステッピングモータは制御手段50によりその回転量が制御される。
スパイラル30は、回転軸30aと回転軸30aの周囲に形成された螺旋状羽根30bとから構成され、回転軸30aを中心に回転することにより、現像容器40内に収納されているトナーを攪拌する。
制御手段50は外部信号からの入力に基づき、層厚規制手段Bの動作を制御する手段である。
なお、上記の構成において、現像容器40は本発明の現像容器に相当し、層厚規制手段Bは本発明の層厚規制手段に相当する。また、現像剤担持体Cは本発明の現像剤担持体に相当する。また制御手段50は本発明の制御手段に相当する。
以上のような構成を有する現像装置100の動作について、図3のフローチャートを参照して説明するとともに、これにより、本発明の現像装置の制御方法の一実施の形態について説明を行う。
はじめに、現像装置100が搭載された画像形成装置が動作を開始し、画像読み取り等の画像データの入力が開始される(Step1)。入力された画像は静電潜像生成のための印字データへ変換される(Step2)。このとき、制御手段50は印字データを露光装置80から取得して、静電潜像に対応する画像当たりの印字率を算出する(Step3)、このとき、印字率としては、画像枚数60枚毎の値とする。次に制御装置50は、算出した印字率Pxを、あらかじめ設定された基準印字率Pと比較する(Step4)。基準印字率Pとしては、3%程度とすることが望ましい。
印字率Pxが基準印字率Pより大きい場合は、現像ローラ10上でのトナー消費量が大きくなり、トナーの入れ替わりが早いため、制御手段50は、回転軸21を回動させて、磁極子Sを有する磁界発生部材20bが現像ローラ10の表面と対向するように配置するよう、層厚規制手段Bを制御する(Step5)。現像装置100内の層厚規制手段Bの状態が決定すると、現像動作を含む、通常の画像形成動作を開始する(Step6)。
一方、印字率Pxが基準印字率P以下の場合は、現像ローラ10上でのトナー消費量が小さくなり、トナーの入れ替わりが生じないため、従来例で述べたような、トナー粒径の増大、トナーへのストレスが生じてしまう。
このとき、画像形成装置はトナーリフレッシュ動作を行い、現像容器内のトナーを強制的に排出させるようにするが、さらに本実施の形態では、制御手段50が、回転軸21を回動させて、磁極子sを有する磁界発生部材20aが現像ローラ10の表面と対向するように配置するよう、層厚規制手段Bを制御する(Step7)。図4の状態が制御後の状態に当たる。現像装置100内の層厚規制手段Bの状態が決定すると、トナーリフレッシュ動作を開始する。
本実施の形態においては、トナーリフレッシュ動作を実行する場合、層厚規制手段Bの磁界発生部材20を、通常の画像形成時、すなわち現像ローラ10の現像動作に用いる磁界発生部材20bよりも弱い磁力を有する磁界発生部材20aを用いるようにしている。
トナーは現像ローラ10表面と、磁界発生部材11a〜11eの磁力、表面摩擦により結着しているが、層厚規制手段Bを通過する(現像ローラ10の接線方向を移動する)ときに、層厚規制手段Bの磁力により、表面から所定厚みの部分が剥がされ、適度な層厚が形成される。
本実施の形態では、現像ローラ10と磁界発生部材20bとの間に、現像ローラ10と磁界発生部材20aとの間に形成されるものよりも弱い磁界を形成させることで、層厚規制手段Bの磁力によるトナーの拘束力が弱まるようにしている。これにより、層厚規制手段Bを通過するさいに、層厚規制手段Bの磁力により表面から剥がされる表面層のトナーの量が低減される。
このように、層厚規制手段Bと現像ローラ10との間隙dから排出される(現像スリーブ10の表面上に担持される)トナー量は、現像動作時のそれよりも多くなり、トナー消費が効率よく行わわれることになる。
さらに、トナーが間隙dから脱するときに印加される機械的ストレスもより小さくすることができ、またトナーの帯電も抑えることで、トナー粒径が大きくなることを防止することもできる。
トナーリフレッシュ動作が完了すると、制御手段50は再び回転軸21を回動させて、磁極子Sを有する磁界発生部材20bが現像ローラ10の表面と対向するように配置するよう、層厚規制手段Bを制御し(Step5、図1の状態)、現像動作を含む通常の画像形成動作を開始する(Step6)。
このように、本実施の形態1の現像装置によれば、画像形成しようとする画像の印字率が基準印字率以下である場合に、現像動作時よりも低い磁力によって、層厚規制手段Bと帯電ローラ10との間を拘束してトナーリフレッシュ動作を行うようにしたことで、トナー消費を効率よく行い、また現像容器内のトナーにストレスが印加されるのを防ぐことができる。トナーリフレッシュ後も高画質の画像を維持することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2として、実施の形態1の現像装置100を搭載した画像形成装置200を示す。画像形成装置200のほぼ中央に画像形成機構Dが設けられている。画像形成機構Dは、感光体ドラム60、感光体ドラム60の周囲に配設されている帯電装置70、露光装置80、現像装置100、転写ローラ90、クリーニングブレード91、ローラ92、除電器(図示せず)、掻き落とし部材(図示せず)を備えている。また、感光体ドラム60の用紙搬送方向下流側には定着装置93が配設されている。定着装置93のさらに用紙搬送方向下流側には複数の排紙ローラ221を有する搬出装置220が配設されている。画像形成機構Dの下部には給紙部211が設けられており、給紙部211の給紙方向の下流側には複数の給紙ローラ212が配設されており、給紙部211及び給紙ローラ212は搬入装置210を構成する。
帯電装置70は、感光体ドラム60の上方に設置されており、感光体ドラム60を一様に帯電させ装置であり、帯電ローラ71,電圧印加手段72から構成される。電圧印加手段72は、帯電ローラ71に、直流電圧と交流電圧とを重畳させたバイアス電圧を帯電用電圧として印加するように接続されている。
露光装置80は、画像データ入力部230から入力された画像データに基づいて、感光体ドラム1上に静電潜像を露光形成するための装置である。
転写ローラ90は、感光体ドラム60のトナー像を用紙等の転写材に転写するための手段である。
クリーニングブレード91は、感光体ドラム60に残留した残留現像剤などの付着物をクリーニングする手段である。ローラ92は、感光体ドラム60の表面に当接して、トナーを回収したり吐き出したりバッファの機能を有している。
定着装置93は、転写されたトナー像を用紙に定着させるための装置である。
また、電源装置240は、感光体ドラム60、帯電装置70、露光装置80、現像装置100、転写ローラ90、定着装置93、除電器、搬出装置220、搬入装置210及び画像入力装置60に電力を供給する手段であり、図示しない電力供給線及び制御信号線により上記各手段、装置と接続されている。
なお、上記の構成において、画像形成装置200は本発明の画像形成装置に相当する。また、画像形成機構Dは本発明の画像形成機構に相当する。また帯電装置70は本発明の帯電装置に相当し、露光装置80は本発明の露光手段に相当する。また感光体ドラム60は、本発明の感光体に相当し、現像装置100は、本発明の現像剤搬送手段に相当する。また、転写ローラ90は本発明の転写手段に相当し、定着装置93は、本発明の画像定着手段に相当し、画像データ入力部230は本発明の画像情報入力手段に相当する。また搬入装置210は本発明の記録媒体搬入手段に相当し、搬出装置220は本発明の記録媒体搬出手段に相当する。また電源装置240は本発明の電源部に相当する。
また、画像データ入力部230は画像データを入力可能な構成であればよく、原稿を光学読みとりして画像データとするスキャナ、外部から画像データを入力するインタフェースであってもよい。以下の説明においては、原稿の画像読みとりを行うスキャナであるとする。
以上のような構成を有する画像形成装置200の動作について説明する。
はじめに、画像形成装置200が動作を開始し、画像データ入力部230の画像読み取り部分に原稿がセットされ、画像読み取りが開始される(実施の形態1のStep1に対応)。
読みとられた画像はA/D変換された後、印字データへ変換され、露光装置80へ送られる(実施の形態1のStep2に対応)。このとき、現像装置100の制御手段50が印字データを露光装置80から取得して、静電潜像に対応する画像当たりの印字率Pxを算出し、あらかじめ設定された基準印字率Pと比較する(実施の形態1のStep3,Step4に対応)。印字率Px、基準印字率Pの条件は実施の形態1と同様である。
印字率Pxが基準印字率Pより大きい場合は、現像装置100において、磁界発生部材20bが利用されるよう、層厚規制手段Bが制御され、通常の画像形成動作を開始する(実施の形態1のStep5、Step6に対応)。すなわち、画像形成装置200において、露光装置80が感光体ドラム60へ印字データに対応したパターンの露光を行い、露光装置80が露光した感光体ドラム60上に静電潜像を形成し、現像装置100は通常の現像動作を行い、感光体ドラム60上にトナー画像を現像する。トナー画像は搬入装置210から搬入されてきた記録媒体上に転写ローラ90によって転写され、記録媒体上に定着装置93により定着された後、搬出装置220へ外部へ排出される。
一方、印字率Pxが基準印字率P以下の場合は、画像形成装置200はトナーリフレッシュ動作を行う。トナーリフレッシュ動作は従来例と同様に行われる。すなわち、帯電装置70が感光体ドラム60を帯電させた後、露光装置80は感光体ドラム60の全面を露光する。層厚規制手段Bと現像ローラ10との間隙を通過して排出されたトナーは、現像バイアスの印加により、感光体ドラム60へ飛ばされ、感光体ドラム60の表面に一様な現像剤画像を現像する。転写ローラ90は感光体ドラム60から離間されているので、感光体ドラム60に現像されたトナーはそのまま移動し、除電器で帯電状態が解かれた後、クリーニングブレード91によりクリーニングされて、図示しない廃トナーコンテナに廃棄される。
以上のトナーリフレッシュ動作において、現像装置100は、実施の形態1で説明したように、層厚規制手段Bの磁界発生部材20が、20bよりも磁力の弱い20aに切り換えられていることから、排出されるトナー量が通常時よりも多くなっている。従って、一度のトナーリフレッシュ動作におけるトナー消費の効率を上げることが可能となり、印字率が低い画像を形成する場合においても、高画質の画像を維持することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の現像装置100の構成を図5に示す。層厚規制手段Bの構成以外は実施の形態1と同様なので、図1と同一または相当部には、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。本構成例において、層厚規制手段Bは、層厚規制手段Bとして、画像形成時に適した磁力(例えば600ガウス)の磁極子S0を有する磁力発生部材23d、S0より弱い磁力(例えば400ガウス)の磁極子S1を有する磁力発生部材23c、S1よりさらに弱い磁力の磁極子S2(例えば200ガウス)を有する磁力発生部材23b、及び非磁極子S3、すなわち磁力0の接触部材23aを有する磁界発生部材23を備えている。すなわち、各磁力発生部材及び接触部材に関し、磁力の大小においてS0>S1>S2>S3の関係がある。
このような現像装置100の動作を、図6のフローチャートを参照して説明するとともに、これにより、本発明の現像装置の制御方法の一実施の形態について説明を行う。ただし、実施の形態1と同様の点は省略し、相違点を中心に述べる。
はじめに、画像読み取り等の画像データの入力から、それに基づく印字データの取得、及び制御手段50による印字率の算出は、実施の形態1と同様である(Step1〜Step3)、
次に制御装置50は、算出した印字率Pxを、あらかじめ設定された第1の基準印字率Pと比較する(Step11)。基準印字率Pとしては、実施の形態1よりも大きくとり、5%程度とることが望ましい。印字率Pxが基準印字率Pより大きい場合は、制御装置は、回動軸21を回転制御して、磁極子S0を有する磁界発生部材23dを現像ローラ10と対向するよう配置して(Step17)、実施の形態1、2と同様にして画像形成の動作を開始する(Step6)。
次に、印字率Pxが基準印字率P以下の場合は、印字率Pxを、第2の基準印字率Pと比較する(Step12)。基準印字率Pは、Pより小さい値を設定、例えば4%程度とることが望ましい。印字率Pxが基準印字率Pより大きい場合は、制御装置は、回動軸21を回転制御して、磁極子S1を有する磁界発生部材23dを現像ローラ10と対向する配置してトナーリフレッシュ動作を行う(Step14)。トナーリフレッシュ動作は実施の形態1,2と同様に行われるが、層厚規制手段Bの拘束力が強いため、実施の形態1,2に比してトナーの排出量が制限される点が異なる。トナーリフレッシュ動作が完了すると、Step17、Stpe6へ移行し、画像形成の動作を開始する。
次に、印字率Pxが基準印字率P以下の場合は、印字率Pxを、第3の基準印字率Pと比較する(Step13)。基準印字率Pは、Pより更に小さい値を設定、例えば3〜1%程度とることが望ましい。印字率Pxが基準印字率Pより大きい場合は、制御装置は、回動軸21を回転制御して、磁極子S2を有する磁界発生部材23dを現像ローラ10と対向する配置してトナーリフレッシュ動作を行う(Step15)。トナーリフレッシュ動作は、層厚規制手段Bの拘束力が実施の形態1,2の場合と同等であり(磁力が200ガウス)、トナーの排出量も同等となる。トナーリフレッシュ動作が完了すると、Step17、Stpe6へ移行し、画像形成の動作を開始する。
最後に、印字率Pxが基準印字率P以下の場合は、制御装置は、回動軸21を回転制御して、非磁極子S3を有する接触部材23aを現像ローラ10と対向する配置してトナーリフレッシュ動作を行う(Step15)。トナーリフレッシュ動作においては、層厚規制手段Bからは物理的接触によってのみトナー厚は規制されるので、感光体ドラム60へのトナーの排出量は最大となる。トナーリフレッシュ動作が完了すると、Step17、Stpe6へ移行し、画像形成の動作を開始する。なお、この場合、磁界発生部材20の形状保持部材22の物理的効力のみによって現像ローラ10に担持されるトナーの層厚は規制されることになり、トナーに物理的ストレスが大きく印加される恐れがあるが、大部分はリフレッシュ動作によって現像装置の外部へ排出され、影響は少ないと考えられる。
このように、本実施の形態では、基準印字率を複数設定し、それに併せて層厚規制手段に用いる磁界発生部材の磁力を異ならせた構成としている。これにより、トナーリフレッシュ動作によって必要以上のトナーが消費されてしまうことを防ぎ、きめ細かいトナーの管理が可能となる。
なお、上記の各実施の形態においては、強弱の異なる磁界発生部材の個数を増やすことにより、層厚規制手段の規制を制御するとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、一個のみの磁界発生部材を備えた構成として、回転軸21の回動角を断続的に変化させることにより、磁界発生部材と現像ローラ10との対向角を逐次変化させることにより磁界を変化させて、層厚規制手段の規制を制御するようにしてもよい。
また、層厚規制手段Bの構成は、固定された中空スリーブ状の形状保持部材22内に、回転軸21により回動される磁界発生部材20が配置されるものとしたが、形状保持部材22は、無垢材として回転軸21及び磁界発生部材20の周囲に設けられ、これが磁界発生部材20とともに回転軸21により回動される構成を有していてもよい。
さらに、層厚規制手段は、磁極子としての磁界発生部材を複数個備え、回転軸12の回動角の切換により磁力が制御されるものとしたが、
電磁石を用いて、通電させる電流によって磁力の強弱を違えるようにしてもよい。
要するに、本発明の層厚規制手段は、現像剤としてのトナーの層厚を磁力を利用して規制し、かつ、トナーリフレッシュ時に、現像動作時よりも弱い磁力を用いるように制御されればよいので、磁力を生成するための方法、手段の具体的な構成、形状によって限定されるものではない。
また、上記の各実施の形態においては、トナーリフレッシュ動作は、印字率が所定値としての基準印字率以下となったときに行うものとして説明を行ったが、トナーリフレッシュ動作の条件は、ユーザが任意に定めても良い。例えば、画像形成装置の電源投入時、スタンバイ状態からの復帰時、連続印刷の終了後等の条件を用いることができる。
また、上記の実施の形態2においては、本発明の画像形成装置は単一の現像装置を有する画像形成装置であるとして説明を行ったが、カラープリンタのように、複数の現像装置を備えた構成において実現してもよく、各現像装置の全部又は一部が本発明の現像装置を備えていればよい。
なお、本発明にかかるプログラムは、上述した本発明の現像装置の全部または一部の手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムであってもよい。
また、本発明は、上述した本発明の現像装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体であってもよい。
なお、本発明の上記「一部の手段」とは、それらの複数の手段の内の幾つかの手段を意味し、あるいは、一つの手段の内の一部の機能を意味するものである。
また、本発明の一部の装置とは、それらの複数の装置の内の、幾つかの装置を意味し、あるいは、一つの装置の内の、一部の手段を意味し、あるいは、一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
また、本発明のプログラムを記録した、コンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれる。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、記録媒体としては、ROM等も含まれる。
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明にかかる現像装置、画像形成機構、画像形成装置、現像装置の制御方法は、トナーリフレッシュ動作においてトナー消費を効率よく行わせることにより、印字率が低い場合においても、高画質の画像を維持できるという格別の効果を有し、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置等として有用である。
本発明の実施の形態1,2の現像装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1,2の画像形成装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1の現像装置の動作のフローチャートを示す図 本発明の実施の形態1,2の現像装置の動作を説明するための図 本発明の実施の形態3の現像装置の動作を説明するための図 本発明の実施の形態3の現像装置の動作のフローチャートを示す図
符号の説明
10 現像ローラ
11a〜11e 磁界発生部材
12 軸部材
20、20a、20b 磁界発生部材
21 回転軸
22 形状保持部材
30 スパイラル
30a 回転軸
30b 螺旋状羽根
40 現像容器
40a、40b 容器部材
50 制御手段

Claims (10)

  1. 磁性を有する現像剤を収納する現像容器と、
    前記現像剤を、その表面に担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の表面に担持された前記現像剤の層厚を、磁力を利用して規制する層厚規制手段と、
    前記層厚規制手段の前記磁力を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記現像容器内の前記現像剤を強制的に消費させるリフレッシュ動作時は、前記現像剤担持体が担持した現像剤を現像に用いる現像動作時の磁力より弱い磁力、又は磁力を印加せずに前記規制の動作を行うよう、前記層厚規制手段を制御する、現像装置。
  2. 前記リフレッシュ動作時における前記制御手段の制御は、そのリフレッシュ動作の条件に応じて、前記層厚規制手段の磁力の強弱を可変する又は磁力を0にするものである、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記リフレッシュ動作は、前記現像剤担持体により現像される画像の所定の印字率が所定値以下になった場合に実行される、請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記層厚規制手段の磁力の強弱の可変又は磁力を0にする前記制御は、前記印字率に対応している、請求項3に記載の現像装置。
  5. 帯電体により帯電する感光体と、
    前記感光体上の所定の領域に静電潜像を露光形成する露光手段と、
    現像剤を前記感光体の主面に搬送する現像剤搬送手段と、
    前記感光体上に形成された現像剤画像を記録媒体に転写する転写手段とを備え、
    前記現像剤搬送手段として、請求項1から4のいずれかに記載の現像装置を用いた、画像形成機構。
  6. 前記現像装置の前記制御手段は、前記静電潜像が形成される以前に、前記印字率を算出し、前記所定値以下かどうかの判断を行う、請求項4に記載の画像形成機構。
    画像形成機構。
  7. 請求項5又は6に記載の画像形成機構と、
    前記記録媒体を前記画像形成機構へ搬入する記録媒体搬入手段と、
    前記画像形成機構により前記記録媒体上に形成された画像を前記記録媒体上に定着させる画像定着手段と、
    前記定着手段から出力された前記記録媒体を外部へ搬出する記録媒体搬出手段と、
    前記現像剤画像の元となる画像情報が入力される画像情報入力手段と、
    前記画像形成機構、前記記録媒体搬入手段、前記画像定着手段、前記記録媒体搬出手段及び前記画像情報入力手段の動力源となる電源部とを備えた、画像形成装置。
  8. 磁性を有する現像剤を収納する現像容器と、前記現像剤を、その表面に担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に担持された前記現像剤の層厚を、磁力により規制する層厚規制手段とを備えた現像装置の、前記層厚規制手段の前記磁力を制御する制御方法であって、
    前記現像容器内の前記現像剤を強制的に消費させるリフレッシュ動作時は、前記現像剤担持体が担持した現像剤を現像に用いる現像動作時の磁力より弱い磁力、又は磁力を印加せずに前記規制の動作を行うよう、前記層厚規制手段を制御する、現像装置の制御方法。
  9. 請求項1に記載の現像装置の前記制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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