JP2007063596A - 薄膜パターン形成装置及び薄膜パターン形成方法 - Google Patents

薄膜パターン形成装置及び薄膜パターン形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 加工対象物上の複数の下地層間の基板が露出した分離領域に対する薄膜の形成及び一部除去による加工を、下地層をエッチング除去するのみなどの通常の加工と共に、同時または連続的に行う。
【解決手段】 薄膜パターン形成装置1を、局所排気装置4と、原料供給手段5と、局所排気手段6とを有し、局所排気装置4内に設けられる第1流路7とによって構成し、第1流路7が、切換手段8によって、原料供給手段5と局所排気手段6とに交互に局所排気部18に連結される構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄膜の形成及び除去が可能な薄膜パターン形成装置と、この薄膜パターン形成装置を使用する薄膜パターン形成方法に関する。
半導体装置や表示装置、例えば液晶及び有機エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence;EL)によるディスプレイなどの製造に用いられるフォトマスクの欠陥修正や、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)基板の配線修正などを行う加工手法として、レーザー光の照射によって所定箇所のみに薄膜形成を行うレーザーCVD(Chemical Vapor Deposition;化学気相成長)法が知られている。
レーザーCVD法による薄膜形成については、所定の雰囲気中で成膜を行う必要があるため、一般に、薄膜パターン形成装置は加工対象となる基板全体を覆うチャンバーを有する構成とされ、薄膜形成(成膜)時には、成膜方式が低圧成膜か常圧成膜かに関わらず、いったんチャンバー内を略真空として大気を排気して、所定の条件としてから成膜を開始する。
この場合、薄膜パターン形成装置には、チャンバーの内外の圧力差に対する耐久性が求められることから、必然的に装置が大型化してしまう。
これに対し、基板に対する主たる加工部となる、レーザーCVDによる局所排気部(局所成膜/エッチング部)をガスカーテンによって外気と遮断することが可能とされた局所排気装置(局所成膜/エッチングヘッド)を有する、前述の構成に比して小型化が可能な薄膜パターン形成装置が提案されている(例えば特許文献1及び2参照)。
しかし、この特許文献1及び2に記載されている構成による場合、局所成膜/エッチング部は固定されているため、この局所成膜/エッチング部の加工対象物(例えばTFT基板など)からの高さを、加工対象の厚みむらや反りに対応させることが難しい。したがって、これらの厚みむらや反りによって局所成膜/エッチングヘッドと基板との間隔が変動してしまい、基板配置部や局所成膜/エッチング部におけるガスの流れにも変動をきたすことから、レーザーCVD法による成膜において均質な膜を得ることも困難となる。
また、このような加工対象物となる基板の厚みむら、反り、うねりなどによるガスの流れの変動を低減するには基板と局所成膜/エッチングヘッドとの間隔を大きくすることが好ましいが、基板と局所成膜/エッチングヘッドとの間隔を大きくすると、局所成膜/エッチングヘッドから基板に向けて噴出されているガスカーテンのガス流速が小さくなる。ガスの流速が小さくなると実質的に排気が弱まるため、レーザーCVDにおける原料ガスの分解で生じる微粒子状の分解物が、局所成膜/エッチング部内外で基板上に降り積もり、本来修正を行うべき箇所やその周辺をかえって汚してしまうという欠点をも生じてしまう。
この問題に対し、局所成膜/エッチングヘッドを支持台へのガス噴出によって自己浮上させることにより、局所成膜/エッチング部の雰囲気を外気と遮断するのみならず、対象基板との間隔を常に一定に維持する構成が提案されている。この構成によれば、前述した降り積もりのない緻密な成膜が可能となる。
しかしながら、レーザーCVD法はレーザー光照射による材料ガスの熱分解を利用した薄膜形成手法であるため、基板表面や基板内で熱が周辺領域に拡散すると、この熱によって周辺領域にも成膜が行われてしまう。すなわち、特に図11Aに示すような、基板101上の、互いに近接する複数の下地層(例えば配線)102によるパターンにおいて、その一部の配線102に発生した断線部103による所謂OPEN欠陥の修正を行う場合、熱拡散によって周辺領域104にまで導電性の薄膜が形成され、隣接する配線102同士が短絡して、電気的なリークを生じてしまうといった問題が発生する。
この問題に対し、図11B及び図11Cに示すように、OPEN欠陥が生じた下地層(配線)102上に絶縁層105を形成した後に、この絶縁層105中にエッチング加工によってコンタクトホールを形成して、このコンタクトホール内と絶縁層105上とにわたる導電性の薄膜106をレーザーCVD法で形成することによって、OPEN欠陥の修正を図る結線手法が提案されている。
特開平8-222565号公報 特開平10-280152号公報
しかしながら、通常、エッチングによる修正は下地層(配線)102を形成した直後に行うことが多いため、前述したような絶縁層105上に導電性薄膜106を形成する結線手法をとる場合、この結線のためだけに絶縁層105の形成後にもエッチングを行うことが必要となり、エッチングの修正工程が配線形成直後と絶縁膜形成後の2工程に渡ることによって、工程が複雑化してしまう。
このような結線手法を用いる場合には、CVD法によって形成された導電性薄膜106が絶縁層105の上に配置されてしまうため、この導電性薄膜106が酸化などによって劣化しやすいとか、狭いコンタクトホールの中に細く形成された部分が断線しやすいなど、信頼性を低下させる深刻な問題も生じてしまう。
また、基板上における配線パターンの形成そのものについても、従来用いられてきたフォトリソグラフィによる手法ではレジストの塗布や洗浄などの工程が必要であり、そのたびにCVD装置のチャンバー内外を移動させる手間もかかることから、これらの煩雑な作業による負担の軽減に対する要求も高まっている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、配線等の薄膜を所定の形状で安定的に得る薄膜パターン形成装置と、この薄膜パターン形成装置を使用する薄膜パターン形成方法を提供することにある。
本発明に係る薄膜パターン形成装置は、少なくとも、加工対象物である基板を支持する支持台と、支持台に対向する局所排気装置と、前述の基板上における薄膜形成の補助手段となる原料供給手段と、基板上における薄膜除去の補助手段となる局所排気手段とを有し、局所排気装置内に、原料供給手段及び局所排気手段に対して選択的に連結される共通の第1流路と、基板の主たる被加工部に対向する局所排気部とが形成されていることを特徴とする。
この薄膜パターン形成装置においては、局所排気装置に選択的に連結される原料供給手段と局所排気手段が、局所排気部における薄膜形成と薄膜除去の各加工に応じて、交互に各加工を補助する構成とされる。
本発明に係る薄膜パターン形成方法は、基板上に、薄膜パターン形成装置の原料供給手段から第1流路を通して原料ガスを供給しながら、結晶成長によって薄膜を形成する薄膜形成工程と、薄膜を、薄膜パターン形成装置の局所排気手段から前述の第1流路を通して排気を行いながら少なくとも一部除去することによって、パターン長がパターン厚に比して大となるパターン形状に整形する薄膜除去工程とを有することを特徴とする。
この薄膜パターン形成方法においては、薄膜の結晶成長による形成と少なくとも一部の除去を、他の工程を介することなく連続的に行うことによって、所望の細長パターン薄膜を形成する。
本発明に係る薄膜パターン形成装置によれば、局所排気装置内に、原料供給手段及び局所排気手段に対して選択的に連結される共通の第1流路と、基板の主たる被加工部に対向する局所排気部とが形成されている。したがって、例えば加工対象物上の複数の下地層間の基板が露出した分離領域に対する薄膜の形成及び一部除去において、第1流路に切換手段を設けるなどの構成により、原料供給手段及び局所排気手段の局所排気部に対する連結の切り換えを、流路を個別に設けた場合に比して少ない手間で行うことが可能とされ、薄膜の形成及び一部除去を連続的に行うことも可能とされる。
本発明に係る薄膜パターン形成方法によれば、薄膜パターン形成装置の原料供給手段から第1流路を通して原料ガスを供給しながら結晶成長によって薄膜を形成する薄膜形成工程と、薄膜を、薄膜パターン形成装置の局所排気手段から前述の第1流路を通して排気を行いながら少なくとも一部除去することによって所定の形状に整形する薄膜除去工程とを有する。したがって、加工対象物上における、薄膜の直接成膜に基づくパターン形成や、基板上に設けられた下地層の修正、特に後述するような、互いに隣り合って延在する複数の下地層のそれぞれに生じた断線などの分離領域に対する、薄膜形成による修正が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
<薄膜パターン形成装置の第1の実施の形態>
まず、本発明に係る薄膜パターン形成装置の第1の実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1A,Bに、本発明に係る薄膜パターン形成装置の第1実施形態を示す。本実施形態に係る薄膜パターン形成装置1は、いわゆるレーザーCVD機能及びレーザーエッチング機能を備えて成る。
本実施形態に係る薄膜パターン形成装置1は、少なくとも図1Aに示すように、加工対象物となる基板3を支持する支持台2と、この支持台2上に支持された基板3に対向して配置された、局所的な成膜及びエッチングを行うための局所排気装置(成膜機能と除去機能を兼ね備えた局所成膜/エッチングヘッド)4と、この局所成膜/エッチングヘッドへ成膜用原料ガス、例えばW(CO)に例示されるタングステンカルボニルなどの原料ガスを供給する原料供給手段5と、局所成膜/エッチングヘッド4からのエッチング時に発生するダスト(削りカス)を排出するための局所排気手段6とを有する。原料供給手段5と局所排気手段6は、後述する第1流路7に対して切換手段(例えば切換バルブ)8を介して配置される。
局所排気装置4内の中央には、外部からのレーザー光Lが透過する透過孔20及び透明窓19と、支持台2に載置される加工対象物となる基板3の主たる加工部となる局所排気部(局所成膜/エッチング部)18が設けられ、この局所排気部18につながる第1流路7が、原料供給手段5及び局所排気手段6のいずれか一方に切換手段8を介して連通するように設けられる。
ここで、原料供給手段5及び局所排気手段6は、それぞれ、支持台2に載置されるTFT基板などの加工対象物となる基板3上における薄膜形成及び薄膜除去の補助手段となるものであり、本実施形態においては、それぞれ後述するように、レーザーCVD法とレーザーエッチングの補助手段となる。
なお、局所排気部18は、局所成膜/エッチングヘッド4の下面に臨んで、図1Bに示すように、排気流路15及び16の端部を構成する吸引溝が形成する略同心環状の内側に、略円筒状空間として透明窓19と基板3との間に形成される。
更に、例えば圧縮した窒素ガス(N)を支持台2側に向けて噴射することによって局所排気装置4を静圧浮上させる圧縮ガス供給手段9と、支持台2側に向けて噴射された圧縮ガス及び局所排気部18からの支持台2側に供給されたうちの余剰ガス(成膜ガス、パージガス等)をリング状の排気流路(吸引溝)15及び16から排気する排気手段10及び11と、レーザー光の主たる被照射部となる局所排気部(局所成膜/エッチング部)18にアルゴン(Ar)などのパージガスを供給するパージガス供給手段12とが設けられる。
ここで、パージガス供給手段12には、局所排気部18につながるパージガス流路17が連結され、このパージガスを導入する圧力、速度、位置、角度等を選定することにより、加工によって生じた異物などが透明窓19の表面に付着することを抑制することなどが可能となる。
圧縮ガス供給手段9からの圧縮ガスは、供給路及び通気孔を構成するリング状の圧縮ガス供給路14及びその開口部に配置された多孔質通気膜13により、局所排気装置4に対向する支持台2に向けて均一に出射され、圧縮ガスの圧力や流量と、各排気手段による吸引量のバランスを選定することによって、局所排気装置(局所成膜/エッチングヘッド)4の浮上量が決定される。
すなわち、本実施形態に係る薄膜パターン形成装置1において、局所排気装置4は静圧浮上パッド構成とされる。
局所排気装置4は、支持台2上の加工対象物である基板3に対して相対的に変位可能とされ、圧縮ガス供給手段9や排気手段10及び11のほか、原料供給手段5、局所排気手段6、パージガス供給手段12などによっても浮上剛性の向上を図ることが可能となる。
なお、ここで浮上剛性とは、局所排気装置4と加工対象物の間の吸着力であり、この浮上剛性が十分でない場合には、局所排気装置4の加工対象物に対する高さ(ギャップ)の安定性が不十分となるとか、局所排気装置4の機械的もしくは力学的な安定性が不十分になるなどの問題が生じることから、浮上剛性を十分に確保しておくことが望ましい。
この構成による薄膜パターン形成装置1において、例えば図示しないレーザー光源装置からのレーザー光Lを、対物レンズ等によって集光し、透明窓19を有する透過孔20を通じて局所排気部18に導入することにより、局所排気部18内におけるレーザーCVD法による薄膜形成やレーザーエッチングによる薄膜除去などの加工が可能となる。
ここで、図1の薄膜パターン形成装置の概略動作を説明する。基板3にレーザーCVDによる薄膜を形成する場合には、圧縮ガス供給手段(供給源)9から圧縮ガスを圧縮ガス供給路14に供給し、多孔質通気膜13を通して基板3側に噴射し、局所成膜/エッチングヘッド4を基板3から所定間隔だけ浮上させる。この状態で、切換手段8を切り換えて、原料供給手段(供給源)5から成膜用の原料ガスを第1流路7及び局所排気部18を通して、基板3の成膜すべき局所に供給する。同時にレーザー光源装置からのレーザー光Lを透過孔20、透明窓19及び局所排気部18を通して基板3の成膜すべき局所に照射し、成膜用の原料ガスを熱分解して基板3の局所にCVD膜を成膜する。一方、成膜時には、パージガス供給手段(供給源)12からパージガスがパージガス流路17を通して供給される。
原料供給手段5から供給される成膜用の原料ガス、及びパージガス供給手段12から供給されるパージガス(キャリアガス)は、プロセス用途としての使用後に、より内側の吸引溝による排気流路15から排気手段11により吸引される。また、多孔質通気膜13より放出された圧縮ガスは、局所排気装置4の内部に向かっていくが、より外側の吸引溝による排気流路16から排気手段10により排気される。この構成により、外気の遮断と、プロセスを独立化することが可能となる。
基板3に形成された薄膜パターンの一部を局部的にエッチング除去する場合は、同様に圧縮ガス供給手段9からの圧縮ガスを多孔質通気膜13を通して基板3側に噴射し、局所成膜/エッチングヘッド4を基板3から所定間隔だけ浮上させる。この状態で、切換手段8を切り換えて、第1流路8を局所排気手段6に連通させると共に、レーザー光Lを基板3のエッチングすべき領域に照射し、形成されている薄膜パターンの一部を熱的に除去する。このとき、エッチングにより発生したダスト(削りカス)は第1流路7を通して局所排気手段6によって排出される。また、パージガスにより、エッチングによって生じた異物が透明窓19の内面に付着されるのが抑制される。
図2に、この構成による局所排気装置(局所成膜/エッチングヘッド)4の一例における、圧縮ガス供給圧力と浮上量との測定結果を示す。なお、この測定においては、排気は排気手段10のみによって行い、排気速度は500L/minとした。
浮上量は圧縮ガス圧力の増加とともに大きくなり、0.35MPaの圧力で10μm以上の浮上量が得られる。浮上時の剛性は非常に高く10μm浮上時では500gの外力を加えても1μm程度しか変動しない。また10kgの荷重をかけても基板と局所成膜/エッチングヘッドが接触することはなかった。
これは、基板と局所成膜/エッチングヘッドの間で非常に大きなバネ定数を有する空気バネが形成されているためと考えられる。
また、加工対象物に相当して配置した基板3をスライドさせた場合にも、基板の反りやうねりに追従して一定の浮上量を確保できたことから、このような局所成膜/エッチングヘッド4の構成により、基板と局所成膜/エッチングヘッドの間隔を常に一定に保つことができ、かつ成膜プロセス条件を外気の遮断と独立して制御できるため高品質な薄膜を安定に形成することが可能となることが確認できた。
なお、通常のCVD装置におけるように、各排気手段及び各排気流路による排気ユニット内に、圧力制御用のバルブを設置することによって、レーザーCVDプロセスの圧力制御と、レーザー照射部のガス分圧及び流速の制御が可能となる。
また、其々のプロセスに最適な条件を外気遮断とは独立に制御可能とすることもできるし、排気手段10及び11には、有毒ガスを除害する機能を付加した構成とすることもできる。
<薄膜パターン形成装置の第2の実施の形態>
次に、本発明に係る薄膜パターン形成装置の第2の実施の形態について、図3を参照して説明する。
図3に、本発明に係る薄膜パターン形成装置の第2実施形態を示す。
本実施形態に係る薄膜パターン形成装置31は、少なくとも図3に示すように、支持台32上の基板33に対向する局所排気装置(局所成膜/エッチングヘッド)34と、第1の光源装置35と、第2の光源装置36とを有する。第1の光源装置35は、例えば薄膜形成のためのCVD用レーザー光源を有し、このレーザー光源としては、例えば、波長355nm、パルス幅25ナノ秒(ns)、周波数24kHz、出力2Wのものを用いることができる。また、第2の光源装置36は、例えば薄膜除去のためのエッチング(ザッピング)用レーザー光源を有し、このレーザー光源としては、例えば、波長390nm、パルス幅3ピコ秒(ps)、周波数1kHz、出力1mWのものを用いることができる。
第1の光源装置35と第2の光源装置36からのレーザー光は、それぞれ、可動式のミラー37によって適宜選択的にスリット38に導入され、レンズ39、ミラー40、対物レンズ41を介して、レーザーCVD法やレーザーエッチング用のレーザー光Lとして基板33上に集光照射される。
ミラー37とスリット38の間にはスリット用照明42に対応するミラー43が設けられ、スリットの開口サイズの選定が可能とされる。また、ミラー40の対物レンズ41とは反対側に、観察用照明44と、ミラー45と、観察装置46とが設けられ、集光照射ならびに加工状態の確認が可能とされる。
局所排気装置34の構成は、前述の第1実施形態における局所排気装置4の構成と略同様であり、局所排気装置34の底面には、局所排気部51を中心として同心環状に、圧縮ガス供給手段52と、排気手段53と、排気手段54とにつながる各流路の端部が設けられる。
また、W(CO)に例示されるタングステンカルボニルなどの原料ガスを供給する原料供給手段55及び局所排気手段56は、切換手段例えば切換バルブ58によって、第1流路57に選択的に連結される構成を有する。また、図示しないが、前述の第1実施形態と同様に、パージガス供給手段がその流路と共に設けられる。
なお、原料供給手段及び局所排気手段は、それぞれ、加工対象物となる基板上における薄膜形成及び薄膜除去の補助手段となるものであり、本実施形態においては、それぞれ、レーザーCVD法とレーザーエッチングの補助手段となる。
また、本実施形態においては、局所排気装置34にヒーター59が併設されており、このヒーターによって、局所排気部51を中心とするガスの温度、すなわち薄膜パターン形成装置1のチャンバー内の温度を一定に保つことが可能とされる。
この構成による薄膜パターン形成装置1においては、CVD用とエッチング用の2つの種類のレーザーを、ミラーの切り替えによって適宜選択することにより、基板33に対する加工が可能とされる。そして例えば、エッチング用のレーザーを選択した場合には、切換手段58を切り換えて第1流路57を局所排気手段56に通じるように排気ポートに切り換えることによって、エッチング時に発生するダスト(削りカス)を排出する構成とすることができる。これにより、局所排気部18内におけるレーザーCVD法による薄膜形成やレーザーエッチングによる薄膜除去などの加工が可能となる。
局所成膜/エッチングヘッド34の動作は、前述の局所成膜/エッチングヘッド4と同様であるので、詳細説明は省略する。
<薄膜パターン形成方法の第1の実施の形態>
次に、本発明に係る薄膜パターン形成方法の第1の実施の形態について、図4を参照して説明する。
なお、本実施形態では、図1に示した構成による薄膜パターン形成装置1を用いる場合を例として、実施形態の説明を行う。
まず、図4Aに示すように、加工対象物となる基板21を用意する。
この基板21は、例えば絶縁基板の表面に少なくとも一部覆う複数の細長パターンの下地層、本例では導電性部材による配線22が形成され、そのうちの一部の配線22が途中で分離領域、本例では断線領域23を有して形成されている。複数の配線22間の周辺領域24は、絶縁基板が露出されている。
その後、この基板21を、前述の薄膜パターン形成装置1を構成する支持台2上に載置する。
続いて、図4Bに示すように、圧縮ガス供給手段9、排気手段10及び11によって局所排気装置4の浮上を開始し、浮上高さの安定を確認して加工対象物(図示せず)を局所排気装置4の下に移動させ、基板21における絶縁基板が露出した断線領域23を少なくとも含み、かつ本実施形態では断線領域23を規定する配線22の一部を含んで、導電性薄膜25を例えばレーザーCVD法によって成膜し、薄膜形成工程を行う。
なお、この工程では、前述の切換手段によって、原料供給手段5を第1流路7に連結した状態として、第1流路7からW(CO)に例示されるタングステンカルボニルなどの原料ガスを供給し、パージガス流路17からArなどのパージガスを供給しながら薄膜形成を行う。
ここで、レーザーCVD法においては、前述したように原料供給手段5からの原料をレーザー光照射で熱分解することによって基板21における薄膜形成を行うことから、基板21における熱拡散によって、薄膜25が図3Bに示す形状に限られず、その周辺領域24内(一点鎖線図示)に更に薄い部分(図示せず)を伴って形成されるおそれがある。
このような薄い部分が余剰部として生じると、複数の配線22同士が導電性薄膜25によって電気的に短絡するなどの問題が生じる。
しかしながら続いて、図4Cに示すように、導電性薄膜25のうち、前述の余剰部が形成された周辺領域24の少なくとも一部(二点鎖線図示)を例えばレーザー光照射によるレーザーエッチングによって除去して薄膜除去工程を行う。このように、薄膜25を細長に、つまりパターン長がパターン厚に比して大となるパターン形状に整形することから、この余剰部を除去して導電性薄膜25を所望の形状とし、断線されている配線22を修復することができる。
なお、この薄膜除去工程では、薄膜パターン形成装置1の第1流路7を前述の切換手段によって、局所排気手段6に連結した状態で、パージガス供給流路17からのパージガスのみを供給しながらレーザー光の照射で熱的に飛ばして導電性薄膜の除去を行う。
なお、図4Dに示すように、複数の配線22が、それぞれ互いに近接する位置で断線領域23(図示せず)を有している場合にも、前述の薄膜形成工程と薄膜除去工程とを繰り返し行うことにより、所望の範囲内のみに導電性薄膜25の加工を行い、断線されている複数の配線22を一括に修復することができる。この場合、各断線領域23が極端に離れていない限り、各断線領域23に対する導電性薄膜の形成を連続して行い、その後各薄膜25の周辺領域24に位置する余剰部の少なくとも一部の除去を連続して行うことが好ましい。
<薄膜パターン形成方法の第2の実施の形態>
次に、本発明に係る薄膜パターン形成方法の第2の実施の形態について、図5を参照して説明する。
なお、本実施形態では、図3に示した構成による薄膜パターン形成装置31を用いる場合を例として、実施形態の説明を行う。
まず、図5Aに示すように、加工対象物となる基板61を用意する。
この基板61は、例えば絶縁基板の表面に少なくとも一部覆う複数の細長パターンの下地層、本例では導電性部材による配線62が形成され、更にそのうちの互いに隣り合って延在する複数の配線62の互いに近接する位置に、それぞれ分離領域、本例では断線領域63を有して形成されている。互いに隣り合って延在する複数の配線62間は周辺領域64とされ、これら断線領域63及び周辺領域64においては、絶縁基板が露出する構成とされている。
続いて、この基板61を、前述の薄膜パターン形成装置31を構成する支持台32上に載置する。
続いて、図5Bに示すように、基板61における絶縁基板が露出した断線領域63と各配線62の一部を少なくとも含み、更に本実施形態では互いに隣り合って延在する複数の配線62間の断線領域63を規定する配線62を含んで、導電性薄膜65を例えばレーザーCVD法によって成膜し、薄膜形成工程を行う。
なお、この工程では、切換手段58によって、原料供給手段55を第1流路57に連結した状態で、原料供給手段55とパージガス供給手段(図示せず)とによって、W(CO)に例示されるタングステンカルボニルなどの原料ガスArを供給しながら薄膜形成を行う。
ここで、本実施形態における薄膜形成工程では、互いに隣り合って延在する複数の配線62と、これらの各配線62に対応する断線領域63とに渡って広範囲にレーザーCVD法による成膜を行うことから、これらの配線62間の周辺領域64にも導電性薄膜65が形成されるほか、これに限られず、それ以外の周辺領域24内も更に薄い部分が形成され、これらが余剰部となって、複数の配線62同士が導電性薄膜65によって、電気的に短絡するなどのおそれがある(一点鎖線図示)。
しかしながら続いて、図5Cに示すように、導電性薄膜65のうち、前述の余剰部が形成された周辺領域24の少なくとも一部(二点鎖線図示)を例えばレーザー光照射によるレーザーエッチングによって除去して薄膜除去工程を行う。このように、導電性薄膜65を細長に、つまりパターン長がパターン厚に比して大となるパターン形状に整形することから、この余剰部を除去して、互いに隣り合って延在する各配線62に対応する導電性薄膜65を所望の形状とし、断線された複数の配線65を一括して修復することができる。
なお、この工程では、薄膜パターン形成装置31の第1流路57を前述の切換手段58によって、局所排気手段56に連結した状態で、Arのみを供給しながら薄膜除去を行う。
<薄膜パターン形成方法の第3の実施の形態>
次に、本発明に係る薄膜パターン形成方法の第3の実施の形態について、図6を参照して説明する。
なお、本実施形態では、図3に示した構成による薄膜パターン形成装置31を用いる場合を例として実施形態の説明を行う。
図6Aに示すように、本実施形態における基板71は、複数の配線72の形状が必ずしも均一な幅を有しておらず、配線幅に傾斜を有したり、屈曲形状とされるなど、前述した例に比して複雑な形状を有している。
このような場合にも、図6Bに示すように、互いに隣り合って延在する複数の配線72及び断線領域73に渡って導電膜薄膜75の形成を行い、続いて図6Cに示すように導電性薄膜75の余剰部を除去する。これにより、複雑な形状を有する配線72に対応したマスクを必要とすることなく、導電性薄膜75によって正常なパターン形状を忠実に再現することが可能になる。
すなわち、この場合には、互いに隣り合って延在する配線72及び断線領域73に対して同時に導電性薄膜75の形成を行うとともに、これらの各配線72の間に絶縁基板が露出する周辺領域74にも導電性薄膜75を敢えて形成し、その後、前述の第1実施形態におけるのと同様に、熱拡散によって生じたより薄い膜(一点鎖線図示)を除去すると共に、敢えて形成した周辺領域74内の薄膜75をエッチングして除去することにより、複数の断線領域73における所望の導電性薄膜75の形成を、断線領域73の数よりも少ない成膜工程数で行うことができる。
<薄膜パターン形成方法の第4の実施の形態>
次に、本発明に係る薄膜パターン形成方法の第4の実施の形態について、図7〜図10を参照して説明する。
図7A及び図7Bは、それぞれ、本実施形態における加工対象物となる基板81の概略上面図及び概略断面図である。
図7A及び図7Bに示すように、本実施形態における基板81は、厚さ方向に絶縁層89を挟んでそれぞれ独立に延在する第1及び第2の下地層82a及び82bが、絶縁層89中に混入した異物88によって電気的に短絡した状態となっている。
このような場合にも、前述の薄膜パターン形成装置を用い、本発明に係る薄膜パターン形成方法によって修正加工を行うことができる。
まず、図8A及び図8Bに示すように、局所排気手段から第1流路を通して排気を行いつつ、第2下地層82bの近傍の第1下地層82aのみをレーザーエッチングによって除去する。
続いて、薄膜パターン形成装置の切換手段を切り換えて、原料供給手段から第1流路を通して原料ガスを供給しながら結晶成長させる薄膜形成工程を行うことによって、図9A及び図9Bに示すように、第1下地層82aの分離領域83を覆う絶縁性薄膜85aを形成する。
続いて、再び薄膜パターン形成装置の切換手段を切り換えて、局所排気手段から第1流路を通して排気を行いながら、図10A及び図10Bに示すように、薄膜形成において幅広に形成された絶縁性薄膜85aの周辺余剰部を、レーザーエッチングによって除去することにより、絶縁性薄膜85aをパターン厚に比してパターン長が大となる形状に整形する薄膜除去工程を行う。
この薄膜除去工程に引き続いて、絶縁性薄膜85aを跨いで第1の下地層82aの電気的導通を確保する導電性薄膜85bを形成する。なお、本実施形態では重複説明を省略するが、この導電性薄膜85bについても、本工程を薄膜形成工程として、引き続きパターン形状を整形する薄膜除去工程を行ってパターン整形をすることが可能である。
以上の実施の形態におけるように、本発明に係る薄膜パターン形成装置及び薄膜パターン形成方法によれば、例えば導電性材料による配線(下地層)に生じる断線などの分離領域(いわゆるOPEN欠陥)を修正することが可能となる。また、互いに隣り合って延在する下地層や絶縁層を挟んでそれぞれ延在する下地層の間にまたがる異物などが存在した場合(短絡;いわゆるCLOSE欠陥)にも、この異物を下地層の一部とともに例えばレーザー光照射によるエッチングで除去し、引き続いて薄膜形成工程及び薄膜除去工程を行うことにより、欠陥修正を行うことができる。
通常、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)などの表示装置の配線ピッチ(ライン&スペース)は3μm〜5μmとされているが、本発明に係る薄膜パターン形成装置及び薄膜パターン形成方法によれば、この幅に比して微細な加工が可能となり、配線パターン等の平面的な形状を任意に整形することが可能となる。
したがって、本発明にかかる薄膜パターン形成装置及び薄膜パターン形成方法は、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネセンスディスプレイ等の表示装置の製造などに用いられるフォトマスクの欠陥修正やTFT基板の配線修正に適用する場合にも、特に好適であると考えられる。
また、本発明に係る薄膜パターン形成方法は、薄膜形成工程と薄膜除去工程とを、同一装置内で同時または連続的に行うことが可能とされることから、最終的に絶縁層が形成されるよりも先に、通常の(例えばエッチングのみの修正加工)と互いに連続して行うことができ、製造工程の簡素化と製造コストの低減を図ることが可能となる。
したがって、本発明に係る薄膜パターン形成装置及び薄膜パターン形成方法によれば、加工対象物に対する加工を絶縁層の形成前により多く行うことができることから、修正された箇所の信頼性が向上し、最終的に得られるフォトマスクや薄膜トランジスタなどの歩留まりも向上する。
<実施例>
本発明の実施例を説明する。
まず、加工対象物となる絶縁基板を用意し、この基板上に、少なくとも一部を覆う複数の導電性部材による配線を形成する。連続する下地層の途中には断線領域を設け、互いに隣り合って延在する細長の各下地層間を周辺領域として、断線領域及び周辺領域において基板を露出させる。
続いて、この下地層が形成された基板を薄膜パターン形成装置の支持台上に載置し、支持台に対向する局所配置装置からの圧縮ガス噴出によって、0.35MPaの圧力で10μmの高さに局所配置装置を自己浮上させるとともに、局所配置装置の下に基板を移動させる。
その後、基板が露出した分離領域とこれに接する下地層を一部含んで、レーザーCVD法による薄膜形成工程を行う。
この薄膜形成工程では、薄膜パターン形成装置の第1流路を、切換手段によって原料供給手段のみに連通させた状態で薄膜形成を行う。レーザー光は、波長355nm、パルス幅25ナノ秒(ns)、周波数24kHz、出力2Wのものを用いた。
その後、薄膜及び熱拡散によって生じる更に薄い膜のうち、余剰部となる周辺領域内の少なくとも一部を例えばレーザー光照射によるレーザーエッチングによって除去して薄膜除去工程を行い、先の薄膜形成工程で得た薄膜を細長の形状とする。
この薄膜除去工程では、薄膜パターン形成装置の第1流路を、切換手段によって局所排気手段のみに連通させた状態で薄膜除去を行う。レーザー光は、波長390nm、パルス幅3ピコ秒(ps)、周波数1kHz、出力1mWのものを用いた。
このようにして、前述した実施形態におけるのと同様の加工を行うことによって、加工対象物(本例では基板)上に、パターン長がパターン厚に比して大となる所望のパターン形状を有する薄膜を、チャンバー内のみにおける連続的な工程である薄膜形成工程と薄膜除去工程とによって得ることができた。
以上、本発明に係る薄膜パターン形成装置及び薄膜パターン形成方法の実施形態及び実施例を説明したが、使用材料及びその量、処理時間及び寸法などの数値的条件は好適例に過ぎず、説明に用いた各図における寸法形状及び配置関係も概略的なものである。すなわち、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
例えば、前述の実施の形態では、薄膜パターン形成方法の第1の実施の形態を、薄膜パターン形成装置1を用いる場合を例として、薄膜パターン形成方法の第2及び第3の実施の形態を、薄膜パターン形成装置31を用いる場合を例として説明したが、各形成方法の実施形態は、パターン形成装置1及び31のいずれによって行うこともできる。
また、例えば、下地層を絶縁性材料によって構成して、前述した第4の実施形態におけるのと同様に薄膜形成工程と薄膜除去工程とを行って、絶縁性材料によるパターン形成を行うこともできる。
また、基板上に、下地層を形成することなく直接に、最終的に得るパターン形状よりも大きなエリアにわたって例えばベタ膜状に薄膜形成工程を行い、続いて薄膜除去工程を行うことにより、パターン長がパターン厚に比して大となるパターン形状の薄膜を形成することもできる。
また、前述の実施形態ではレーザー光源装置を薄膜形成工程用と薄膜除去工程用の2種類別個に設けた例を説明したが、これらを1つに統合して、同一の光源によって両工程を行うこともできる。この場合、薄膜除去工程を精度よく行うためにレーザー光のパルス幅を小さくしながらも、図3の第2光源装置36における光源構成よりも高くかつパルス幅に応じた出力を有する光源によって、薄膜パターン形成装置内の光源装置を構成することが好ましい。
更に例えば、多層膜を構成する必要のある場合にも、前述の薄膜形成工程と薄膜除去工程とを繰り返すことによって所望の位置形状に多層膜を形成することが可能であるなど、本発明は、種々の変形及び変更をなされうる。
A,B それぞれ、本発明に係る薄膜パターン形成装置の一例の概略構成図と、この薄膜パターン形成装置を構成する局所排気装置の概略底面図である。 本発明に係る薄膜パターン形成装置の一例の構成における、局所排気装置の浮上量と、浮上用圧縮ガスの供給圧力との関係を示す模式図である。 本発明に係る薄膜パターン形成装置の他の例の概略構成図である。 A〜D 本発明に係る薄膜パターン形成方法の一例を示す工程図である。 A〜C 本発明に係る薄膜パターン形成方法の他の例を示す工程図である。 A〜C 本発明に係る薄膜パターン形成方法の他の例を示す工程図である。 A,B それぞれ、本発明に係る薄膜パターン形成方法の他の例の説明に供する、概略上面図及び概略断面図である。 A,B それぞれ、本発明に係る薄膜パターン形成方法の他の例の説明に供する、概略上面図及び概略断面図である。 A,B それぞれ、本発明に係る薄膜パターン形成方法の他の例の説明に供する、概略上面図及び概略断面図である。 A,B それぞれ、本発明に係る薄膜パターン形成方法の他の例の説明に供する、概略上面図及び概略断面図である。 A〜C 従来の薄膜パターン形成方法の説明に供する工程図である。
符号の説明
1・・・薄膜パターン形成装置、2・・・支持台、3・・・基板、4・・・局所排気装置(局所成膜/エッチングヘッド)、5・・・原料供給手段、6・・・局所排気手段、7・・・第1流路、8・・・切換手段、9・・・圧縮ガス供給手段、10・・・排気手段、11・・・排気手段、12・・・パージガス供給手段、13・・・多孔質通気膜、14・・・圧縮ガス供給路、15・・・排気流路(吸引溝)、16・・・排気流路(吸引溝)、17・・・パージガス流路、18・・・局所排気部(局所成膜/エッチング部)、19・・・透明窓、20・・・透過孔、21・・・基板(加工対象物)、22・・・下地層(配線)、23・・・分離領域(断線領域)、24・・・周辺領域、25・・・薄膜、31・・・薄膜パターン形成装置、32・・・支持台、33・・・基板、34・・・局所排気装置(局所成膜/エッチングヘッド)、35・・・第1の光源装置、36・・・第2の光源装置、37・・・ミラー、38・・・スリット、39・・・レンズ、40・・・ミラー、41・・・対物レンズ、42・・・スリット用照明、43・・・ミラー、44・・・観察用照明、45・・・ミラー、46・・・観察装置、51・・・局所排気部、52・・・圧縮ガス供給手段、53・・・排気手段、54・・・排気手段、55・・・原料供給手段、56・・・局所排気手段、57・・・第1流路、58・・・切換手段、59・・・ヒーター、61・・・基板(加工対象物)、62・・・下地層(配線)、63・・・分離領域(断線領域)、64・・・周辺領域、65・・・薄膜、71・・・基板(加工対象物)、72・・・下地層、73・・・分離領域(断線領域)、74・・・周辺領域、75・・・薄膜、81・・・基板(加工対象物)、82a・・・第1の下地層(配線)、82b・・・第2の下地層(配線)、83・・・分離領域(断線領域)、85a・・・絶縁性薄膜、85b・・・導電性薄膜、88・・・異物、89・・・絶縁層、101・・・基板(加工対象物)、102・・・下地層(配線)、103・・・分離領域(断線部)、104・・・周辺領域、105・・・絶縁層、106・・・薄膜

Claims (16)

  1. 少なくとも、加工対象物である基板を支持する支持台と、前記支持台に対向する局所排気装置と、前記基板上における薄膜形成の補助手段となる原料供給手段と、前記基板上における薄膜除去の補助手段となる局所排気手段とを有し、
    前記局所排気装置内に、前記原料供給手段及び前記局所排気手段に対して選択的に連結される共通の第1流路と、前記基板の主たる被加工部に対向する局所排気部とが形成されている
    ことを特徴とする薄膜パターン形成装置。
  2. 前記薄膜形成のための第1レーザー光と、前記薄膜除去のための第2レーザー光とが出力される光源装置を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜パターン形成装置。
  3. 前記第1レーザー光と前記第2レーザー光とが、前記光源装置内の同一の光源から出射される
    ことを特徴とする請求項2に記載の薄膜パターン形成装置。
  4. 前記局所排気装置が、前記支持台に対する気体噴射による自己浮上型とされた
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜パターン形成装置。
  5. 基板上に、薄膜パターン形成装置の原料供給手段から第1流路を通して原料ガスを供給しながら、結晶成長によって薄膜を形成する薄膜形成工程と、
    前記薄膜を、前記薄膜パターン形成装置の局所排気手段から前記第1流路を通して排気を行いながら少なくとも一部除去することによって、パターン長がパターン厚に比して大となるパターン形状に整形する薄膜除去工程とを有する
    ことを特徴とする薄膜パターン形成方法。
  6. 前記基板の表面の少なくとも一部に下地層が設けられた
    ことを特徴とする請求項5に記載の薄膜パターン形成方法。
  7. 前記基板の表面の少なくとも一部に複数の下地層が設けられ、
    前記薄膜形成工程において、前記複数の下地層の分離領域を少なくとも含んで前記薄膜を形成し、
    前記薄膜除去工程において、前記薄膜のうち、前記分離領域と前記下地層とを除く周辺領域上に形成された余剰部を除去する
    ことを特徴とする請求項6に記載の薄膜パターン形成方法。
  8. 前記薄膜形成工程において、複数の前記分離領域を少なくとも含んで前記薄膜の形成を行う
    ことを特徴とする請求項7に記載の薄膜パターン形成方法。
  9. 前記分離領域が、前記下地層によって構成される配線の断線部である
    ことを特徴とする請求項7に記載の薄膜パターン形成方法。
  10. 前記薄膜形成工程及び前記薄膜除去工程により、配線パターンを形成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の薄膜パターン形成方法。
  11. 前記薄膜が、導電性薄膜である
    ことを特徴とする請求項5に記載の薄膜パターン形成方法。
  12. 前記薄膜が、絶縁性薄膜である
    ことを特徴とする請求項5に記載の薄膜パターン形成方法。
  13. 前記下地層が、導電性薄膜である
    ことを特徴とする請求項6に記載の薄膜パターン形成方法。
  14. 前記下地層が、絶縁性薄膜である
    ことを特徴とする請求項6に記載の薄膜パターン形成方法。
  15. 前記薄膜形成工程をレーザーCVDによって行い、
    前記薄膜除去工程をレーザーエッチングによって行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の薄膜パターン形成方法。
  16. 前記下地層の少なくとも一部を除去して整形を行う下地層の除去工程を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の薄膜パターン形成方法。
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