JP2007062156A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱機構による記録媒体の過加熱を防いで記録媒体の劣化等を防止することのできるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】紫外線を照射することにより硬化する紫外線硬化型インクを記録媒体P上に吐出する複数のノズルが記録媒体Pの幅方向に沿って列状に形成され記録媒体Pの搬送方向Xに平行して複数配設されたライン方式の記録ヘッド8と、記録ヘッド8の記録媒体搬送方向Xの下流側に配置され記録媒体Pに着弾したインクに紫外線を照射する紫外線照射装置10と、記録媒体Pの搬送経路上に記録媒体搬送方向Xの下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように記録媒体Pを加熱するヒータ12a,12b,12c,12dとを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット記録装置に係り、特に、ライン方式の記録ヘッドを用いて画像記録を行うインクジェット記録装置に関するものである。
従来から、少量多品種の需要に対して臨機応変に対応できる画像記録装置として、インクジェット方式の記録装置(以下「インクジェット記録装置」と称する。)が知られている。インクジェット記録装置は、記録ヘッドの記録媒体に対向する面に設けられたノズルからインクを吐出して記録媒体上に着弾、定着させることにより記録媒体に画像を記録するものである。
近年は、こうしたインクジェット記録装置において記録時間を短縮し生産性を向上させるため、記録媒体の幅方向に延在するライン方式の記録ヘッドを用いたものが考案されており、さらにライン方式の記録ヘッドを記録媒体搬送方向に沿って複数配置することも提案されている。
また、近年、様々な記録媒体に対応可能な記録装置として、紫外線等の光を照射することによって硬化する光硬化型インクを用いたインクジェット記録装置が知られている。このような光硬化型インクを用いたインクジェット記録装置では、記録媒体上に着弾したインクに光を照射するための光照射装置が設けられ、例えば、前述のようにライン方式の記録ヘッドを記録媒体搬送方向に沿って複数配置したインクジェット記録装置について、各記録ヘッドの記録媒体搬送方向の下流側にそれぞれ光照射装置を配設するものが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
しかし、光硬化型インクは、種々の環境条件によってインク硬化の度合いが変化するという性質がある。特にカチオン重合系の紫外線硬化インクの場合には、重合反応の性質上温度や湿度によってインクの硬化反応が影響を受けやすい。このため、温度や湿度による影響を防止するために、記録媒体上に着弾したインクを加熱して紫外線硬化反応を活性化させる必要がある。
そこで、インクに光を照射する光照射装置を熱源として記録媒体の加熱を行う記録装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。また、非接触ヒータを備え、記録媒体を記録面側から加熱する記録装置(例えば、特許文献4又は特許文献5参照)やヒートプレートを記録媒体の搬送経路上に配置して記録媒体を加熱する記録装置も提案されている(例えば、特許文献6参照)。
特開2004−203025号公報 特開2004−255818号公報 特開2004−160925号公報 特開2004−338112号公報 特開2004−338113号公報 特開2002−137375号公報
しかしながら、記録媒体搬送方向に沿って複数の記録ヘッドを配置し、各記録ヘッドの下流側に光照射装置を配設した記録装置においては、記録媒体は記録媒体搬送方向の上流から下流に搬送されていく過程で繰り返し光照射装置の下を通過するため、搬送方向の下流側に行くに従って光照射装置からの熱が記録媒体に蓄積され記録媒体の温度が上昇していく。このため、各記録ヘッドの近傍にそれぞれ加熱機構を設けて一様に記録媒体を加熱すると、記録媒体の温度が上昇し過ぎて、記録媒体の歪みや劣化を引き起こす原因となったり、記録媒体の搬送不良や画質の低下を招くおそれがあるという問題がある。
また、記録媒体を必要以上に加熱することは、消費電力量を無駄に増加させることにもなり不経済であるとの問題もあった。
そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、加熱機構による記録媒体の過加熱を防いで記録媒体の劣化等を防止することのできるインクジェット記録装置を提供することを目的とするものである。
このような問題を解決するため、請求項1に記載されているインクジェット記録装置は、光を照射することにより硬化する光硬化型インクを記録媒体上に吐出する複数のノズルが前記記録媒体の幅方向に沿って列状に形成され前記記録媒体の搬送方向に平行して複数配設されたライン方式の記録ヘッドと、
前記記録ヘッドの記録媒体搬送方向の下流側に配置され前記記録媒体に着弾したインクに光を照射する光照射装置と、
前記記録媒体の搬送経路上に記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように前記記録媒体を加熱する加熱機構とを備えたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項1に記載の発明は、複数のライン方式の記録ヘッドから光硬化型インクを記録媒体上に吐出し、光照射装置により記録媒体に着弾したインクに対して光を照射するとともに、加熱機構によって記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように記録媒体を加熱するようになっている。
なお、加熱機構は記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように記録媒体を加熱するものであればよく、加熱量の異なる加熱機構を搬送方向に沿って複数配置する場合に限らず、記録媒体搬送方向の上流側に加熱機構を1つ配置するものでもよい。また、例えば部分毎に電力密度の異なる加熱機構を1つ設けて記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように記録媒体を加熱するようにしてもよい。
請求項2に記載されている発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記加熱機構の温度を検知する温度検知手段と、
前記加熱機構を制御する制御部とを備え、
前記加熱機構は、記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように予め温度が設定され、前記制御部は、前記温度検知手段の検知結果に基づいて前記加熱機構が予め設定された温度となるように前記加熱機構を制御することを特徴としている。
このような構成を有する請求項2に記載の発明は、加熱機構は、記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように予め温度が設定されており、温度検知手段によって加熱機構の温度を検知するとともに、制御部が、温度検知手段の検知結果に基づいて加熱機構が予め設定された温度となるように加熱機構を制御するようになっている。
請求項3に記載されている発明は、請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置において、前記加熱機構は、少なくとも前記記録媒体搬送方向の最上流に位置する前記記録ヘッドの対向面又は前記記録媒体搬送方向の最上流に位置する前記記録ヘッドよりも前記記録媒体搬送方向の上流側に配置されることを特徴としている。
このような構成を有する請求項3に記載の発明は、加熱機構は、少なくとも記録媒体搬送方向の最上流に位置する記録ヘッドの対向面又は記録媒体搬送方向の最上流に位置する記録ヘッドよりも記録媒体搬送方向の上流側に配置され、記録媒体を加熱するようになっている。
請求項4に記載されている発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記記録媒体を非記録面側から支持するプラテンを備え、
前記加熱機構は、前記プラテンを介して前記記録媒体の非記録面側から前記記録媒体を加熱することを特徴としている。
このような構成を有する請求項4に記載の発明は、加熱機構は、プラテンを介して記録媒体の非記録面側から記録媒体を加熱するようになっている。
請求項5に記載されている発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記記録媒体を記録媒体搬送方向に搬送する搬送ローラを備え、
前記加熱機構は、前記搬送ローラに設けられることを特徴としている。
このような構成を有する請求項5に記載の発明は、搬送ローラに設けられた加熱機構によって記録媒体を加熱するようになっている。
請求項6に記載されている発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記加熱機構は、前記記録媒体のインクが着弾する記録面側から一定の距離をおいて加熱する非接触型であることを特徴としている。
このような構成を有する請求項6に記載の発明は、加熱機構は、記録媒体のインクが着弾する記録面側から一定の距離をおいて記録媒体を加熱するようになっている。
請求項7に記載されている発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記インクは、紫外線を照射することによって硬化する紫外線硬化型インクであり、前記光照射装置から照射される光のうち少なくとも一部は紫外線であることを特徴としている。
このような構成を有する請求項7に記載の発明は、光照射装置から紫外線を照射することにより記録媒体上に着弾した紫外線硬化型インクを硬化させるようになっている。
請求項8に記載されている発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記光硬化型インクは、カチオン重合系インクであることを特徴としている。
このような構成を有する請求項8に記載の発明は、光硬化型インクとして、カチオン重合系インクを用いて記録を行うようになっている。
請求項1に記載された発明によれば、加熱機構が記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように記録媒体を加熱するようになっているので、記録媒体の温度が上昇し過ぎるのを防止することができる。
これにより、特にライン方式のインクジェット記録装置のように記録媒体搬送方向の上流から下流に行くに従って加熱機構や光照射装置からの熱により記録媒体に熱が蓄積されていく場合でも、加熱し過ぎによる記録媒体の歪みや劣化を防止でき、記録媒体の搬送不良や画質の低下を防いで、高精細な画像記録を実現することができるという効果を奏する。
また、記録媒体を必要以上に加熱しないようになっているため、記録動作における省電力化を実現することが可能となる。
請求項2に記載された発明によれば、制御部が、温度検知手段の検知結果に基づいて加熱機構が予め設定された温度となるように加熱機構を制御するので、記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように精度よく温度調節を行うことができる。これにより、特にライン方式のインクジェット記録装置のように記録媒体搬送方向の上流から下流に行くに従って加熱機構や光照射装置からの熱により記録媒体に熱が蓄積されていく場合でも、加熱し過ぎによる記録媒体の歪みや劣化を防止でき、記録媒体の搬送不良や画質の低下を防いで、高精細な画像記録を実現することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された発明によれば、加熱機構は、記録媒体搬送方向の最上流に位置する記録ヘッドからインクが吐出されるよりも前に記録媒体を加熱しておくことができるので、インクが着弾した際に記録媒体の温度を硬化しやすい状態にしておくことができ、高精細な画像記録を実現することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された発明によれば、加熱機構は、プラテンを介して記録媒体を加熱するので、記録媒体を直接加熱する場合に比べて全体を均一に加熱することができることができるという効果を奏する。
請求項5に記載された発明によれば、搬送ローラに設けられた加熱機構によって記録媒体を加熱するので、記録媒体を効果的に加熱することができるという効果を奏する。
請求項6に記載された発明によれば、非接触型の加熱機構によって記録媒体を加熱するので、記録媒体のインク着弾面側から加熱を行っても記録媒体の搬送が阻害されることがない。そして、このように記録媒体のインク着弾面側から加熱するため、熱伝導率の低い記録媒体や厚みのある記録媒体などのように記録媒体の裏面から加熱したのでは表面まで十分に加熱されない記録媒体についてもインクの硬化に適した温度まで十分に加熱することができるという効果を奏する。
請求項7に記載された発明によれば、インクに対して紫外線を照射することによってインクを硬化させるので、樹脂フィルム等のインク吸収性の乏しい記録媒体に対しても画像を形成することが可能である。そして、このようなインクを用いる場合でも、記録媒体の温度をインク硬化に適した温度に加熱することによって、安定してインクを硬化定着させることができるという効果を奏する。
請求項8に記載された発明によれば、温度や湿度によって硬化反応に差異があるカチオン重合系のインクを用いた場合にも、記録媒体の温度をインク硬化に適した温度に加熱することによって、安定してインクを硬化定着させることができるという効果を奏する。
また、このように、カチオン重合系のインクは高温、低湿では硬化し易く低温、多湿では硬化し難いというように温度や湿度によって硬化のし易さに差があるため、インクが着弾する記録媒体の温度にばらつきがあると、例えば温度の高い部分ではインクがすぐに硬化して粒状感のある仕上がりとなり、温度の低い部分ではインクがゆっくりと硬化してインク表面が平滑化されるため光沢感のある仕上がりとなるというように、全体として画質が均一にならない。この点、本発明によれば、記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように記録媒体を加熱することにより記録媒体の温度を一定に保ち、画質を均一化して高精細な画像記録を行うことができる。
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第一の実施形態について説明する。
本実施形態においてインクジェット記録装置1には、図1に示すように、記録媒体Pを積載する給紙トレイ2と、給紙トレイ2に積載される記録媒体Pを最上部から順に搬送する給紙ローラ3と、インクジェット記録装置1内で記録媒体Pを搬送する搬送ローラ4と、画像記録が完了した記録媒体Pが排出される排紙トレイ5とが備えられており、これら各部材により記録媒体Pを搬送する搬送経路が形成されている。給紙ローラ3及び搬送ローラ4は図示しない搬送モータ等から構成される記録媒体搬送機構6(図2参照)と接続されており、給紙ローラ3及び搬送ローラ4は、記録媒体搬送機構6により、給紙トレイ2内の記録媒体Pを搬送経路に沿って順次搬送するようになっている。なお、以下の説明においては、記録媒体Pが搬送される記録媒体搬送方向を搬送方向Xとして説明する。
給紙トレイ2から排紙トレイ5までの間の搬送経路上には、搬送されてきた記録媒体Pに対して画像記録を行う記録領域Aが設けられており、記録領域Aには、本実施形態において使用される各色(例えば、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y))ごとに記録部7a,7b,7c,7dが設けられている。なお、各色に対応した記録部7の配置は、図1に示したものに限定されない。また、インクジェット記録装置1で使用されるインクは例示したものに限定されず、例えば、ライトイエロー(LY)、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)等の色や透明インク等を使用することも可能である。この場合には、各色に対応した記録部が記録領域Aに設けられる。
各記録部7a,7b,7c,7dには、所定の色のインクを吐出する複数のノズル(図示せず)が記録媒体Pの幅方向に沿って列状に形成されたライン方式の記録ヘッド8が記録媒体Pの幅方向に延在して設けられている。各記録ヘッド8はノズルの設けられたノズル面(図示せず)が記録媒体Pに対向するように配置されており、記録ヘッド8の搬送方向Xの上流側と下流側には、記録ヘッド8のノズル面に入射する光を遮る遮光板9が設けられている。各記録ヘッド8及び遮光板9は、例えば図示しない支持板に支持され、所定の位置に固定されている。
なお、記録ヘッド8は、記録媒体Pの全幅にわたってノズルが形成された長尺なものでもよいし、比較的短い長さ寸法の記録ヘッド8をノズル列が搬送方向Xと直交するように複数千鳥状に配置して記録媒体Pの全幅に対応するヘッドモジュールを構成するようにしてもよい。
各記録部7a,7b,7c,7dには、記録ヘッド8及び遮光板9の搬送方向Xの下流側に、記録媒体Pの上に吐出され着弾したインクに対して所定波長の光を照射してインクを硬化させる光照射装置として、紫外線照射装置10が設けられている。紫外線照射装置10は、記録ヘッド8と同様、記録媒体Pの全幅に対応して備えられるとともに、その内部にはインクを硬化させるための光として紫外線を照射する紫外線光源(図示せず)を有している。紫外線光源から照射される光は必ずしも全てが紫外線である必要はないが、照射される光のうち少なくとも一部が紫外線となっている。この紫外線光源としては、例えば高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、熱陰極管、冷陰極管、半導体レーザー、エキシマーランプ、又はLED(Light Emitting Diode)等が好適に用いられるが、本実施形態に適用可能な紫外線光源はここに例示したものに限定されない。
各記録部7a,7b,7c,7dの下方には、給紙トレイ2から搬送されてきた記録媒体Pを非記録面側から支持し搬送経路を構成する平板状のプラテン11a,11b,11c,11dがそれぞれ設けられている。プラテン11a,11b,11c,11dは、例えば、アルミニウム、ステンレス等の金属材料を用いて、記録媒体Pの幅寸法とほぼ等しい幅寸法に形成されている。
前記搬送ローラ4は、各プラテン11a,11b,11c,11dの搬送方向Xの上流側及び下流側にそれぞれ配設されており、各記録部7a,7b,7c,7dにおいてそれぞれの色のインクが吐出された記録媒体Pを順次搬送方向Xの下流側に送るようになっている。
各プラテン11a,11b,11c,11dの下方には、記録媒体Pを加熱する加熱機構としてのヒータ12a,12b,12c,12dが、プラテン11a,11b,11c,11dの記録媒体Pを支持する面とは反対の面に接するように設けられている。ヒータ12a,12b,12c,12dは、例えばシート状に形成されたヒートプレート等であり、記録媒体Pを均一に加熱できるように記録媒体Pの幅方向に延在し記録媒体Pの幅寸法とほぼ等しい長さ寸法を有することが好ましい。
ヒータ12a,12b,12c,12dは、搬送方向Xの下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように予め設定されている。ヒータ12a,12b,12c,12dは、電力容量が小さければ発生熱量が少なく、電力容量が大きければ発生熱量が多くなるため、例えば、各ヒータ12a,12b,12c,12dの電力容量を変えることにより加熱量を調整することができる。
ヒータ12a,12b,12c,12dの加熱量を温度により設定する場合には、例えば、搬送方向Xの最上流に位置するヒータ12aの温度は45度、このヒータ12aの下流に位置するヒータ12bの温度は35度、その下流に位置するヒータ12cの温度は30度、搬送方向Xの最下流に位置するヒータ12dの温度は25度に設定される。
なお、ヒータ12a,12b,12c,12dは、搬送方向Xの下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように設定されればよく、各ヒータ12a,12b,12c,12dの設定温度はここに例示したものに限定されない。記録媒体Pの種類や装置の使用環境等に応じてユーザ等による調整、変更が可能としてもよい。
また、このようにヒータ12a,12b,12c,12dの加熱量を温度により設定する場合には、各ヒータ12a,12b,12c,12dとしては電力容量の同じものを用いて、後述するようにヒータ12a,12b,12c,12dのON/OFF等を切り替えることにより、ヒータ12a,12b,12c,12dの温度が所定の設定温度に保たれるように制御してもよい。ただ、電力容量の異なるヒータ12a,12b,12c,12dに対して、それぞれヒータ12a,12b,12c,12dのON/OFF等を切り替えて温度制御を行うことにより、同じ電力容量のヒータ12a,12b,12c,12dに対して温度制御を行うよりも供給する電力をより大きく変化させることができる。このため、効率的に加熱量を変化させるためには、搬送方向Xの上流から下流に行くに従って電力容量が順に小さくなるようにヒータ12a,12b,12c,12dを配置することが好ましい。
各ヒータ12a,12b,12c,12dには、ヒータ12a,12b,12c,12dの温度を検知する温度検知手段としての温度検知センサ13が設けられており、温度検知センサ13は、検知結果を電気信号として出力するようになっている。
次に、図2を参照しつつ、本実施形態におけるインクジェット記録装置1の制御構成について説明する。
インクジェット記録装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、各種の処理プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)、各種データ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)を備えて装置全体を総括的に制御する制御部14を有している。
また、インクジェット記録装置1は、ユーザがヒータ12a,12b,12c,12dの温度設定や記録媒体Pの種類、画像記録の開始信号、画像記録条件等を入力する入力部15を有しており、入力部15から入力された情報は、制御部14に送られるようになっている。入力部15は、例えば、操作ボタン、操作パネル、キーボード等であり、ユーザは操作ボタン等を選択することにより各種の設定等を行うことができるようになっている。なお、入力部15から入力できる情報は、ここに例示したものに限定されない。
また、制御部14には、温度検知センサ13によって検知された検知結果が電気信号として送られるようになっており、制御部14は、送られた信号に基づいてヒータ12a,12b,12c,12dのON/OFFを切り替えたり、例えばPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)方式によりデューティー比を切り替えたりすることによってヒータ12a,12b,12c,12dに供給される電力を調整し、ヒータ12a,12b,12c,12dの温度を所定の設定温度に保つように制御するようになっている。
すなわち、前述のように、本実施形態においては、ヒータ12a,12b,12c,12dは、搬送方向Xの最上流に位置するものから順に、45度、35度、30度、25度というように、搬送方向Xの下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように温度が設定されている。制御部14は、温度検知センサ13によって検知されたヒータ12a,12b,12c,12dの温度が各ヒータ12a,12b,12c,12dの温度として設定されている値よりも高い場合には、PWM方式によりデューティー比を切り替えてヒータ12a,12b,12c,12dに供給される電力を小さくしたり、一旦ヒータ12a,12b,12c,12dをOFFとする。逆に、温度検知センサ13によって検知されたヒータ12a,12b,12c,12dの温度が各ヒータ12a,12b,12c,12dの温度として設定されている値よりも低い場合には、制御部14は、PWM方式によりデューティー比を切り替えてヒータ12a,12b,12c,12dに供給される電力を大きくしたり、ヒータ12a,12b,12c,12dがOFFとなっている場合にはONとするようになっている。
また、制御部14は、記録媒体搬送機構6を制御して、給紙ローラ3、搬送ローラ4を回転駆動させ、記録媒体Pを所定の搬送方向Xに搬送する。そして、記録媒体Pを搬送しながら、所定の画像データ及び入力部15から入力された各種の画像記録に関する情報等に基づいて各記録ヘッド8を動作させる。これにより、各記録ヘッド8から所定量のインクが吐出され、記録媒体P上に所定の画像が記録されるようになっている。
さらに、制御部14は、紫外線照射装置10を動作させて記録媒体Pに着弾したインクに紫外線を照射させることにより、インクを硬化定着させる。
ここで、本実施形態に用いられるインクは、光としての紫外線が照射されることにより硬化する性質を具備する光硬化型インクであり、主成分として、少なくとも重合性化合物(公知の重合性化合物を含む。)と、光開始剤と、色材とを含むものである。上記光硬化型インクは、重合性化合物としてラジカル重合性化合物を含むラジカル重合系インクとカチオン重合性化合物を含むカチオン重合系インクとに大別されるが、この両系のインクが本実施形態に用いられるインクとしてそれぞれ適用可能である。また、ラジカル重合系インクとカチオン重合系インクとを複合させたハイブリッド型インクを本実施形態に用いられるインクとして適用してもよい。
しかしながら、酸素による重合反応の阻害作用が少ない又は無いカチオン重合系インクの方が機能性、汎用性に優れるため、特に、カチオン重合系インクを用いることが好ましい。カチオン重合系インクは、少なくともオキセタン化合物,エポキシ化合物,ビニルエーテル化合物等のカチオン重合性化合物と、光カチオン開始剤と、色材とを含む混合物である。
このようなカチオン重合系インクは、低温環境下や多湿環境下において硬化し難いとの特性がある。そのため、低温環境下や多湿環境下等でも安定してインクが硬化定着させるためには、前述したようにヒータ12a,12b,12c,12d等の加熱機構を用いてインクが着弾する記録媒体Pを加熱し、インクの硬化反応を活性化させることが好ましい。
なお、インクジェット記録装置1に使用される記録媒体Pとしては、普通紙、再生紙、光沢紙等の各種紙、各種布地、各種不織布、樹脂、金属、ガラス等の材質からなるカットシート状の記録媒体Pが好適に用いられるが、記録媒体Pの材質はここに例示したものに限定されない。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置1の作用について説明する。
図示しない電源がONとなると、各紫外線照射装置10がONとなるとともに、各ヒータ12a,12b,12c,12dに所定の電力が供給される。各ヒータ12a,12b,12c,12dの温度は温度検知センサ13によって検知され、検知結果が制御部14に送られる。温度検知センサ13から送られた検知結果から、各ヒータ12a,12b,12c,12dの温度が所定の温度まで上昇したと制御部14が判断すると、制御部14は、各部を動作させて記録動作を開始させる。
すなわち、記録媒体Pが給紙ローラ3によって給紙トレイ2から一枚ずつ取り出されて、搬送ローラ4に案内され搬送経路に沿って搬送方向Xに搬送される。記録媒体Pが所定の記録領域Aまで搬送されると、搬送方向Xの最上流に位置する記録部7aの記録ヘッド8から所定の画像データに基づいて所要のインクが吐出されるとともに、記録媒体P上に着弾したインクに紫外線照射装置10から紫外線が照射される。次にその下流に位置する記録部7bの記録ヘッド8から同様にインクが吐出され、紫外線が照射される。同様に最下流に位置する記録部7dまで順次記録動作が行われて、記録媒体P上に所定の画像が記録される。
記録動作が行われている間、各ヒータ12a,12b,12c,12dの温度は随時温度検知センサ13によって検知され、検知結果が制御部14に送られる。制御部14は、温度検知センサ13からの検知結果に基づいてヒータ12a,12b,12c,12dの温度が設定温度であるか否かを判断し、ヒータ12a,12b,12c,12dの温度が設定温度よりも高くなっている場合には、そのヒータ12a,12b,12c,12dに供給する電力を小さくし、又はヒータ12a,12b,12c,12dを一旦OFFとすることによりヒータ12a,12b,12c,12dが設定温度となるように調整する。反対に、ヒータ12a,12b,12c,12dの温度が設定温度よりも低くなっている場合には、制御部14は、そのヒータ12a,12b,12c,12dに供給する電力を大きくし、又はヒータ12a,12b,12c,12dがOFFとなっている場合にはヒータ12a,12b,12c,12dをONとすることによりヒータ12a,12b,12c,12dが設定温度となるように調整する。
画像記録が行われた記録媒体Pは順次搬送方向Xに沿って送られ、排紙トレイ5に排出される。
以上のように、本実施形態によれば、搬送方向Xの下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように適宜ヒータ12a,12b,12c,12dが調整される。これにより、記録媒体Pは、搬送方向Xの上流、下流のいずれにおいても適切な温度で加熱され、下流に行くに従って記録媒体Pに熱が蓄積されていくような場合でも、加熱し過ぎによる記録媒体Pの歪みや劣化を防止でき、記録媒体Pの搬送不良や画質の低下を防いで、高精細な画像記録を行うことができる。
また、記録媒体Pを加熱し過ぎないようにヒータ12a,12b,12c,12dを調整することにより、記録動作における消費電力量を減少させることが可能となる。
さらに、各ヒータ12a,12b,12c,12dの温度が温度検知センサ13によって検知され、温度検知センサ13からの検知結果に基づいて制御部14がヒータ12a,12b,12c,12dのON/OFF、及び、ヒータ12a,12b,12c,12dに供給する電力を制御する。このため、ヒータ12a,12b,12c,12dの温度を正確に把握して温度調節を行うことができる。
なお、本実施形態においては、制御部14がヒータ12a,12b,12c,12dのON/OFF、及び、ヒータ12a,12b,12c,12dに供給する電力を制御するものとしたが、制御部14がヒータ12a,12b,12c,12dのON/OFFの切り替えのみによって温度の調節を行うものとしてもよいし、ヒータ12a,12b,12c,12dに供給する電力の制御のみによって温度の調節を行うものとしてもよい。
また、本実施形態においては、各ヒータ12a,12b,12c,12dの温度を設定することによりヒータ12a,12b,12c,12dの加熱量を調整するようにしたが、各ヒータ12a,12b,12c,12dに供給される電力を変えることによりヒータ12a,12b,12c,12dの加熱量を調整するようにしてもよい。この場合には、例えば、搬送方向Xの最上流に位置するヒータ12aの電力容量を500W、このヒータ12aの下流に位置するヒータ12bの電力容量を200W、その下流に位置するヒータ12cの電力容量を100W、搬送方向Xの最下流に位置するヒータ12dの電力容量を50Wとする。そして、この場合、制御部14は、各ヒータ12a,12b,12c,12dに所定の電力が供給されるように各ヒータ12a,12b,12c,12dを制御する。なお、ヒータ12a,12b,12c,12dは、搬送方向Xの下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように設定されればよく、温度を設定する場合と同様、各ヒータ12a,12b,12c,12dの電力容量の値はここに例示したものに限定されない。また、温度を設定することによりヒータ12a,12b,12c,12dの加熱量を調整する場合と同様、記録媒体Pの種類や装置の使用環境等に応じてユーザ等による調整、変更が可能としてもよい。
また、このように、ヒータ12a,12b,12c,12dの加熱量を電力容量によって規定する場合には、制御部14は常に各ヒータ12a,12b,12c,12dに設定されている値の電力が供給されるように制御すればよく、温度検知センサを設けない構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、カットシート状の記録媒体Pを用いる場合を例に説明したが、インクジェット記録装置に使用される記録媒体Pとしては、ロール状の記録媒体Pの適用も可能である。ロール状の記録媒体Pを使用する場合には、例えば、図3に示すように、インクジェット記録装置の一方側に所定幅を有する長尺な記録媒体Pが巻回された元巻きローラ21を回転自在に配設し、装置の他方側には、記録媒体Pを巻き取るための巻き取りローラ22を配設する構成とする。元巻きローラ21よりも搬送方向Xの下流側及び巻き取りローラ22よりも搬送方向Xの上流側には、それぞれ元巻きローラ21から送られる記録媒体Pを一定の張力を付与しつつ案内するためのガイドローラ23が回転自在に配設されている。そして、元巻きローラ21から記録媒体Pを順次送り出し、巻き取りローラ22に巻き取りながら搬送経路上に設けられた記録部7a,7b,7c,7dにより画像記録を行うようにする。この場合も、各プラテン11a,11b,11c,11dの記録ヘッド8と対向しない面であって、各記録部7a,7b,7c,7dに対応する位置にそれぞれ1つずつヒータ12a,12b,12c,12dを設けるようにする。
また、本実施形態においては、各記録部7a,7b,7c,7dに対応してそれぞれプラテン11a,11b,11c,11dを設けるようにしたが、プラテンの構成はここに例示したものに限定されない。例えば、前述のようにロール状の記録媒体Pを使用する場合には、図4に示すように、全記録領域Aに対応する大きさのプラテン20を1つ設ける構成としてもよい。この場合には、プラテン20の記録媒体Pを支持する面とは反対の面であって各記録部7a,7b,7c,7dに対応する位置に、それぞれヒータ12a,12b,12c,12dを設けるようにする。
なお、本実施形態においては、加熱機構として、シート状のヒータ12a,12b,12c,12dをプラテン11a,11b,11c,11dの記録媒体Pを支持する面とは反対の面に接するように設けたが、ヒータの種類や形状はここに例示したものに限定されない。
例えば、図5に示すように、搬送ローラ25a,25b,25c,25d,25eのうち、搬送方向Xの最下流に位置する搬送ローラ25e以外のものに図示しないヒータを設けて、記録媒体Pを搬送しながら加熱するようにしてもよい。この場合、搬送ローラ25a,25b,25c,25dは中空状に形成され、各搬送ローラ25a,25b,25c,25dの内部には軸方向に沿って延在する図示しないヒータが設けられる。搬送ローラ25a,25b,25c,25dに設けられるヒータとしては、例えば、ハロゲンヒータやコイルヒータ等を適用することが可能である。なお、記録媒体Pを効率よく加熱できるようにするため、搬送ローラ25a,25b,25c,25dは、例えば金属等の熱伝導性の高い材料によって形成されることが好ましい。搬送ローラ25a,25b,25c,25dにヒータを設ける場合には、上下一対の搬送ローラ25a,25b,25c,25dの双方にヒータを設けてもよいし、上下いずれか一方のみにヒータを設けてもよい。
また、例えば、図6に示すように、ヒータ26a,26b,26c,26dを記録媒体Pの記録面側に設けて、記録媒体Pを記録面側から一定の距離をおいて加熱するようにしてもよい。この場合には、例えばコイルヒータ、ハロゲンヒータ等、対象物に接触することなく加熱可能な輻射型のヒータ26a,26b,26c,26dを用いることができる。記録媒体Pを加熱する機構として輻射型のヒータを用いた場合には、加熱対象物である記録媒体Pに直接接触することなく加熱を行うことができるので、記録媒体Pの表面を傷つけたり搬送を阻害したりすることなく記録媒体Pの記録面を加熱することが可能である。さらに、ヒータ26a,26b,26c,26dを記録媒体Pの記録面側及び非記録面側の両方にそれぞれ設けるようにしてもよい。この場合には、記録媒体Pの記録面側及び非記録面側に設けられたヒータの加熱量を考慮してそれぞれのヒータの加熱量を設定するようにする。
また、本実施形態においては、各記録部7a,7b,7c,7dに対応する位置にそれぞれ1つずつヒータ12a,12b,12c,12dを設けるようにしたが、例えば、全記録領域Aに対応する大きさのヒータを1つ設ける構成としてもよい。この場合には、ヒータによる記録媒体Pの搬送方向X下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように、ヒータの温度を部分毎に制御するようにする。
また、各ヒータ12a,12b,12c,12dの加熱量は、紫外線照射装置10からの発熱及び紫外線照射によって生じる輻射熱等をも考慮して設定されるようにしてもよい。すなわち、搬送方向Xの下流側に行くほど、繰り返し紫外線が照射されることにより記録媒体Pの温度が上昇していくので、紫外線照射装置10による加熱量を考慮することにより、各ヒータ12a,12b,12c,12dの加熱量をさらに精度よく制御することが可能となる。
また、本実施形態では、紫外線の照射により硬化するインクを用いたが、必ずしもこれには限定されず、紫外線以外の光の照射により硬化するものであってもよい。ここでいう「光」とは、広義の光であって、紫外線、電子線、X線、可視光線、赤外線等の電磁波を含むものである。つまり、本実施形態に用いられるインクには、紫外線以外の光で重合して硬化する重合性化合物と、紫外線以外の光で重合性化合物同士の重合反応を開始させる光開始剤とが適用されてもよい。紫外線以外の光で硬化する光硬化型のインクを用いる場合は、紫外線光源に代えて、その光を照射する光源を適用しなければならない。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
次に、図7を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第二の実施形態について説明する。なお、第二の実施形態は、加熱機構であるヒータの配置を異にするものであるので、以下においては、特に第一の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、インクジェット記録装置には、第一実施形態と同様、記録領域Aに、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)ごとに記録部7a,7b,7c,7dが設けられている。また、各記録部7a,7b,7c,7dに対応する位置、及び搬送方向Xの最上流に位置する記録部7aよりも上流側には、記録媒体Pを非記録面側から支持するプラテン30a,30b,30c,30d,30eが設けられている。
搬送方向Xの最上流に位置する記録部7aよりも上流側に設けられたプラテン30a及び最上流に位置する記録部7aに対応する位置に設けられたプラテン30bの記録媒体Pを支持する面とは反対の面には記録媒体Pを加熱する加熱機構としてのヒータ31a,31bが設けられている。
ヒータ31a,31bのうち、搬送方向Xの最上流に位置する記録部7aよりも上流側に設けられたプラテン30aに配設されたヒータ31aは、記録部7aに送られる前に記録媒体Pを加熱するプレヒータ31aであり、最上流に位置する記録部7aに対応する位置に設けられたプラテン30bに配設されたヒータ31bは、このプレヒータ31aよりも加熱量が小さくなるように予め設定されている。
すなわち、本実施形態においては、例えば、プレヒータ31aの温度は45度、プレヒータ31aの下流側に位置するヒータ31bの温度は40度に設定される。なお、ヒータ31a,31bは、搬送方向Xの下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように設定されればよく、各ヒータ31a,31bの設定温度はここに例示したものに限定されない。また、第一の実施形態と同様、記録媒体Pの種類や装置の使用環境等に応じてユーザ等による調整、変更が可能としてもよい。
各ヒータ31a,31bには、ヒータ31a,31bの温度を検知する温度検知手段としての温度検知センサ(図示せず)が設けられており、温度検知センサは、検知結果を電気信号として出力するようになっている。
また、第一実施形態と同様の制御部(図示せず)を備えており、記録媒体Pの搬送、記録ヘッド8からのインク吐出等、装置各部の動作を総括的に制御するようになっている。制御部は、温度検知センサの検出した検出結果に基づいてヒータ31a,31bのON/OFFを切り替えたり、PWM方式によりデューティー比を切り替えてヒータ31a,31bに供給される電力の調整を行い、ヒータ31a,31bが設定温度に保たれるように調整するようになっている。
なお、その他の構成は、第一実施形態のものと同様であるので、同一の部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態における作用について説明する。
図示しない電源がONとなると、各紫外線照射装置10がONとなるとともに、各ヒータ31a,31bに所定の電力が供給される。各ヒータ31a,31bの温度は温度検知センサによって検知され、検知結果が制御部に送られる。温度検知センサから送られた検知結果から、各ヒータ31a,31bの温度が所定の温度まで上昇したと制御部が判断すると、制御部は、各部を動作させて記録動作を開始させる。
すなわち、記録媒体Pが給紙ローラ3によって給紙トレイ2から一枚ずつ取り出されて、搬送ローラ4に案内され搬送経路に沿って搬送方向Xに搬送される。記録媒体Pが所定の記録領域Aまで搬送されると、搬送方向Xの最上流に位置する記録部7aの記録ヘッド8から所定の画像データに基づいて所要のインクが吐出されるとともに、記録媒体P上に着弾したインクに紫外線照射装置10から紫外線が照射される。次にその下流に位置する記録部7bの記録ヘッド8から同様にインクが吐出され、紫外線が照射される。同様に最下流に位置する記録部7dまで順次記録動作が行われて、記録媒体P上に所定の画像が記録される。
記録動作が行われている間、各ヒータ31a,31bの温度は随時温度検知センサによって検知され、検知結果が制御部に送られる。制御部は、温度検知センサからの検知結果に基づいてヒータ31a,31bの温度が設定温度であるか否かを判断し、ヒータ31a,31bの温度が設定温度よりも高くなっている場合には、そのヒータ31a,31bに供給する電力を小さくし、又はヒータ31a,31bを一旦OFFとすることによりヒータ31a,31bが設定温度となるように調整する。反対に、ヒータ31a,31bの温度が設定温度よりも低くなっている場合には、制御部は、そのヒータ31a,31bに供給する電力を大きくし、又はヒータ31a,31bがOFFとなっている場合にはヒータ31a,31bをONとすることによりヒータ31a,31bが設定温度となるように調整する。
画像記録が行われた記録媒体Pは順次搬送方向Xに沿って送られ、排紙トレイ5に排出される。
以上のように、本実施形態によれば、記録部7aに送られる前に記録媒体Pを加熱するプレヒータ31aを設けているので、記録動作が開始されるまでに十分に記録媒体Pを加熱しておくことができる。そして、このようなプレヒータ31aを設けた場合に、プレヒータ31aよりも搬送方向Xの下流側に位置するヒータ31bの加熱量をプレヒータ31aよりも少なくなるように調整されているので、記録媒体Pに熱が蓄積されて過度に温度が上昇することがない。このため、記録媒体Pの歪みや劣化を防止でき、記録媒体Pの搬送不良や画質の低下を防いで、高精細な画像記録を行うことができる。また、必要以上の加熱を行わないため、装置の省電力化を図ることもできる。
また、各ヒータ31a,31bの温度が温度検知センサによって検知され、温度検知センサからの検知結果に基づいて制御部がヒータ31a,31bのON/OFF、ヒータ31a,31bに供給する電力を制御する。このため、ヒータ31a,31bの温度を正確に把握して温度調節を行うことができる。
なお、本実施形態においては、加熱機構としてシート状のヒータ31a,31bを用いたが、第一の実施形態同様、搬送ローラにヒータを設けてもよいし、記録媒体Pの記録面側から加熱を行う輻射型のヒータを用いてもよい。
また、本実施形態においては、各ヒータ31a,31bの加熱量を温度で設定するようにしたが、第一の実施形態と同様、搬送方向Xの下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように各ヒータ31a,31bに供給する電力を設定するようにしてもよい。
その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態と同様である。
次に、図8を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第三の実施形態について説明する。なお、第三の実施形態は、加熱機構であるヒータの配置を異にするものであるので、以下においては、特に第一の実施形態及び第二の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、インクジェット記録装置には、第一実施形態及び第二の実施形態と同様、記録領域Aに、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)ごとに記録部7a,7b,7c,7dが設けられている。また、各記録部7a,7b,7c,7dに対応する位置、及び搬送方向Xの最上流に位置する記録部7aよりも上流側には、記録媒体Pを非記録面側から支持するプラテン35a,35b,35c,35d,35eが設けられている。
搬送方向Xの最上流に位置する記録部7aよりも上流側に設けられたプラテン35aの記録媒体Pを支持する面とは反対の面には、記録媒体Pを加熱する加熱機構としてのヒータ36が設けられている。
ヒータ36は、記録部7aに送られる前に記録媒体Pを加熱するプレヒータ36であり、プレヒータ36は、以後の記録の際に十分な加熱量が維持できるように、比較的加熱量が大きくなるように設定されている。すなわち、本実施形態においては、例えば、プレヒータ36の電力容量は800Wに設定されている。なお、プレヒータ36の電力容量はここに例示したものに限定されない。また、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様、記録媒体Pの種類や装置の使用環境等に応じてユーザ等による調整、変更が可能としてもよい。また、プレヒータ36の加熱量は、電力容量で設定されている場合に限定されず、例えば、温度が50度に保たれるように設定する等、温度で設定されていてもよい。
また、第一実施形態及び第二の実施形態と同様の制御部(図示せず)を備えており、記録媒体Pの搬送、記録ヘッド8からのインク吐出等、装置各部の動作を総括的に制御するようになっている。制御部は、プレヒータ36のON/OFFやプレヒータ36に供給する電力の調整を行い、プレヒータ36に常に一定の電力が供給されるように調整するようになっている。
なお、その他の構成は、第一実施形態及び第二の実施形態のものと同様であるので、同一の部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態における作用について説明する。
図示しない電源がONとなると、各紫外線照射装置10がONとなるとともに、プレヒータ36に予め設定された値の電力が供給される。さらに、制御部が各部を動作させて記録動作が行われ、記録媒体P上に所定の画像が記録される。
画像記録が行われた記録媒体Pは順次搬送方向Xに沿って送られ、排紙トレイ5に排出される。
以上のように、本実施形態によれば、記録部7aに送られる前に記録媒体Pを加熱するプレヒータ36を設けているので、記録動作開始までに十分に記録媒体Pを加熱しておくことができる。そして、プレヒータ36よりも搬送方向Xの下流側にはヒータを配置しないことにより、紫外線照射装置10からの発熱や輻射熱により記録媒体Pに熱が蓄積されていくような場合でも、記録媒体Pの温度が過度に上昇することがない。このため、記録媒体Pの歪みや劣化を防止でき、記録媒体Pの搬送不良や画質の低下を防いで、高精細な画像記録を行うことができる。また、必要以上の加熱を行わないため、装置の省電力化を図ることもできる。
なお、プレヒータ36の加熱量が温度で設定されている場合には、第一の実施形態及び第二の実施形態同様に、プレヒータ36にヒータの温度を検知する温度検知手段としての温度検知センサを設けて、温度検知センサによる検知結果が電気信号として制御部に出力されるようにしてもよい。この場合には、プレヒータ36の温度が設定温度よりも高くなった場合には、制御部は、プレヒータ36に供給する電力を小さくしたり、一旦プレヒータ36をOFFとすることにより、プレヒータ36が常に所定の温度になるように制御する。
また、本実施形態においては、加熱機構としてシート状のヒータを用いたが、第一の実施形態及び第二の実施形態同様、搬送ローラにヒータを設けてもよいし、記録媒体の記録面側から加熱を行う輻射型のヒータを用いてもよい。
その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様である。
本発明に係るインクジェット記録装置の第一の実施形態の概略構成を模式的に示した要部側面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第一の実施形態の制御構成の概略を示した要部ブロック図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第一の実施形態の変形例の概略構成を模式的に示した要部側面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第一の実施形態の変形例の概略構成を模式的に示した要部側面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第一の実施形態の変形例の概略構成を模式的に示した要部側面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第一の実施形態の変形例の概略構成を模式的に示した要部側面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第二の実施形態の概略構成を模式的に示した要部側面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第三の実施形態の概略構成を模式的に示した要部側面図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
4 搬送ローラ
7 記録部
8 記録ヘッド
11 プラテン
12 ヒータ
13 温度検知センサ
14 制御部
A 記録領域
P 記録媒体
X 搬送方向

Claims (8)

  1. 光を照射することにより硬化する光硬化型インクを記録媒体上に吐出する複数のノズルが前記記録媒体の幅方向に沿って列状に形成され前記記録媒体の搬送方向に平行して複数配設されたライン方式の記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドの記録媒体搬送方向の下流側に配置され前記記録媒体に着弾したインクに光を照射する光照射装置と、
    前記記録媒体の搬送経路上に記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように前記記録媒体を加熱する加熱機構とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記加熱機構の温度を検知する温度検知手段と、
    前記加熱機構を制御する制御部とを備え、
    前記加熱機構は、記録媒体搬送方向の下流側の加熱量が上流側の加熱量よりも少なくなるように予め温度が設定され、前記制御部は、前記温度検知手段の検知結果に基づいて前記加熱機構が予め設定された温度となるように前記加熱機構を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記加熱機構は、少なくとも前記記録媒体搬送方向の最上流に位置する前記記録ヘッドの対向面又は前記記録媒体搬送方向の最上流に位置する前記記録ヘッドよりも前記記録媒体搬送方向の上流側に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録媒体を非記録面側から支持するプラテンを備え、
    前記加熱機構は、前記プラテンを介して前記記録媒体の非記録面側から前記記録媒体を加熱することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録媒体を記録媒体搬送方向に搬送する搬送ローラを備え、
    前記加熱機構は、前記搬送ローラに設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記加熱機構は、前記記録媒体のインクが着弾する記録面側から一定の距離をおいて加熱する非接触型であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インクは、紫外線を照射することによって硬化する紫外線硬化型インクであり、前記光照射装置から照射される光のうち少なくとも一部は紫外線であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記光硬化型インクは、カチオン重合系インクであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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