JP2007061872A - 鋼板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の冷却床及び第2の冷却床並びに、複数の後工程精整ラインを備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって、複数の工程のうち、所要時間が最長となる第1の工程、所要時間が2番目に長い第2の工程とするとともに、第1の冷却床から搬出される鋼板を第1の鋼板、第2の冷却床から搬出される鋼板を第2の鋼板とし、第1の工程における第1の鋼板の処理時間をT11、第2の工程における第1の鋼板の処理時間をT12、第1の工程における第2の鋼板の処理時間をT21、第2の工程における第2の鋼板の処理時間をT22、とするとき、複数の工程から、第1の工程及び第2の工程を抽出する抽出工程と、処理時間T11、T12、T21、T22に基づいて、第1の鋼板か第2の鋼板を選択して、精整ラインへ搬出する、鋼板選択工程と、を備える、鋼板の製造方法。
【選択図】図2
Description
より具体的には、第1の冷却床(3a)及び第2の冷却床(3b)、並びに、これらの冷却床(3a、3b)から搬出された鋼板(5a、5b)を複数の工程で処理すべき精整ライン(2)、を備えた製造ライン(100)で使用される、鋼板の製造方法であって、複数の工程のうち、所要時間が最長となる工程を第1の工程、所要時間が2番目に長い工程を第2の工程とするとともに、第1の冷却床(3a)から搬出される鋼板を第1の鋼板(5a)、第2の冷却床(3b)から搬出される鋼板を第2の鋼板(5b)とし、第1の工程で要する第1の鋼板(5a)の処理時間をT11、第2の工程で要する第1の鋼板(5a)の処理時間をT12、第1の工程で要する第2の鋼板(5b)の処理時間をT21、第2の工程で要する第2の鋼板(5b)の処理時間をT22、ΔT1=|T12−T21|、ΔT2=|T11−T22|、とするとき、複数の工程から、第1の工程及び第2の工程を抽出する抽出工程と、ΔT1とΔT2とを比較して、ΔT1>ΔT2であれば、第2の鋼板(5b)を選択し、ΔT1<ΔT2であれば、第1の鋼板(5a)を選択し、ΔT1=ΔT2であれば、さらにT11とT21とを比較して、T11≧T21であれば、第2の鋼板(5b)を選択し、T11<T21であれば、第1の鋼板(5a)を選択して、精整ライン(2)へ搬出する、鋼板選択工程と、を備えることを特徴とする、鋼板の製造方法により、上記課題を解決する。
・圧延ライン1上には、下記4形態の鋼板A〜鋼板Dが搬送され得る。
鋼板A;全長が長く幅が広い、 鋼板B;全長が長く幅が狭い、
鋼板C;全長が短く幅が広い、 鋼板D;全長が短く幅が狭い
・第1の冷却床3aには、鋼板A、鋼板B、鋼板C、鋼板Dが装入され得る。
・第2の冷却床3bには、鋼板B、鋼板C、鋼板Dが装入され得る。
・第1の工程が幅方向切断工程、第2の工程が検査工程であり、精整ラインへ搬出された鋼板は、第1の工程終了後に、第2の工程で処理される。
・第1の工程と第2の工程との間に、他の工程は存在しない。
・鋼板Aは、第1の工程及び第2の工程ともに、長時間(Tx)を要する。
・鋼板Bは、第1の工程で長時間(Tx)を要し、第2の工程は短時間(Ty)で処理できる。
・鋼板Cは、第1の工程は短時間(Ty)で処理可能だが、第2の工程で長時間(Tx)を要する。
・鋼板Dは、第1の工程及び第2の工程ともに、短時間(Ty)で処理できる。
・Tx>Ty
第1の鋼板が鋼板Aであり、第2の鋼板が鋼板Bである場合、上記条件から、T11=Tx、T12=Tx、T21=Tx、T22=Tyなので、ΔT1=|T12−T21|=0、ΔT2=|T11−T22|=Tx−Ty>0より、ΔT1<ΔT2となる。この場合に、鋼板Bよりも先に鋼板Aを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Aが第2の工程で処理されている間に、鋼板Bを第1の工程で処理することができ、第1の工程を経た鋼板Bを、引き続き、第2の工程で処理することが可能になる(図2(A)参照)。
これに対し、(鋼板A、鋼板B)である場合に、鋼板Aよりも先に鋼板Bを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Bを第2の工程で処理している時に、鋼板Aを第1の工程で処理することができる。しかし、T22=Ty<Tx=T11であるため、第1の工程における鋼板Aの処理と第2の工程における鋼板Bの処理とを同時に開始しても、第2の工程における鋼板Bの処理が終了してから、第2の工程における鋼板Aの処理を開始するまで、少なくともTx−Tyの時間が生じる。その結果、第2の工程における鋼板Aの処理終了時刻(図2(A)参照)が、第2の工程における鋼板Bの処理終了時刻(図2(B)参照)よりも後になる。そのため、(鋼板A、鋼板B)の場合には、鋼板の生産効率を向上させるという観点から、冷却床3aの鋼板Aを選択して、鋼板Bよりも先に鋼板Aを精整ライン2へ搬出することが好ましい。したがって、本発明では、ΔT1<ΔT2であれば第1の鋼板を選択し、当該第1の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板が鋼板Aであり、第2の鋼板が鋼板Cである場合、上記条件から、T11=Tx、T12=Tx、T21=Ty、T22=Txなので、ΔT1=|T12−T21|=Tx−Ty>0、ΔT2=|T11−T22|=0より、ΔT1>ΔT2となる。この場合に、鋼板Cよりも先に鋼板Aを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Aを第2の工程で処理している時に、鋼板Cを第1の工程で処理することができる。しかし、T12=Tx>Ty=T21であるため、第1の工程における鋼板Cの処理と第2の工程における鋼板Aの処理とを同時に開始しても、第1の工程における鋼板Cの処理が終了してから、第2の工程における鋼板Aの処理が終了するまで、少なくともTx−Tyの時間が生じる。したがって、第1の工程の処理を終えた鋼板Cに対して、第2の工程の処理を施すには、少なくとも、当該時間の経過を待つ必要があり、鋼板の生産性を向上させ難い(図2(C)参照)。
これに対し、(鋼板A、鋼板C)である場合に、鋼板Aよりも先に鋼板Cを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Cが第2の工程で処理されている間に、鋼板Aを第1の工程で処理することができ、第1の工程を経た鋼板Aを、引き続き、第2の工程で処理することが可能になる(図2(D)参照)。したがって、本発明では、ΔT1>ΔT2であれば第2の鋼板を選択し、当該第2の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板が鋼板Aであり、第2の鋼板が鋼板Dである場合、上記条件から、T11=Tx、T12=Tx、T21=Ty、T22=Tyなので、ΔT1=|T12−T21|=Tx−Ty、ΔT2=|T11−T22|=Tx−Tyより、ΔT1=ΔT2であり、T11>T21である。この場合に、鋼板Dよりも先に鋼板Aを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Aを第2の工程で処理している時に、鋼板Dを第1の工程で処理することができる。しかし、T12=Tx>Ty=T21であるため、第2の工程における鋼板Aの処理と第1の工程における鋼板Dの処理とを同時に開始しても、第1の工程における鋼板Dの処理が終了してから、第2の工程における鋼板Aの処理が終了するまで、少なくともTx−Tyの時間が生じる。したがって、第1の工程の処理を終えた鋼板Dに、第2の工程の処理を施すには、少なくとも、当該時間の経過を待つ必要があり、鋼板の生産性を向上させ難い(図2(E)参照)。
これに対し、(鋼板A、鋼板D)である場合に、鋼板Aよりも先に鋼板Dを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Dを第2の工程で処理している時に、鋼板Aを第1の工程で処理することができる。この場合、T11=Tx>Ty=T22であるため、第2の工程における鋼板Dの処理が終了してから、第1の工程における鋼板Aの処理が終了するまで、少なくともTx−Tyの時間が生じるものの、第1の工程における鋼板Aの処理が終了した時には、既に第2の工程における鋼板Dの処理は終了していると考えられるため、待機時間を経ることなく、引き続き、鋼板Aに第2の工程の処理を施すことが可能になる(図2(F)参照)。ここで、図2(E)及び図2(F)を比較すると、第2の工程における鋼板Dの処理終了時刻(図2(E)参照)と、第2の工程における鋼板Aの処理終了時刻(図2(F)参照)とは、ほぼ同時刻であると考えられる。しかし、図2(E)では時間の経過を待つ必要があった反面、図2(F)では当該時間は不要であったことから、図2(F)の形態の方が、生産性向上効果が高いと考えられる。したがって、本発明では、ΔT1=ΔT2であって、T11>T21であれば、第2の鋼板を選択し、当該第2の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板及び第2の鋼板がともに鋼板Bである場合、T11=T21=Tx、T12=T22=Tyなので、ΔT1=|T12−T21|=Tx−Ty=|T11−T22|=ΔT2となる。この場合、どちらの冷却床から鋼板を先に搬出しても、鋼板の生産効率に差異は生じないと考えられる。そのため、かかる場合には、鋼板選択制御手段の判断基準を明確にするという観点から、第2の鋼板を選択する。同様の理由から、(鋼板B、鋼板B)の場合に、第1の鋼板を選択する形態としても、上記目的を達成可能な発明を提供することができる。
第1の鋼板が鋼板Bであり、第2の鋼板が鋼板Cである場合、T11=Tx、T12=Ty、T21=Ty、T22=Txなので、ΔT1=|T12−T21|=0、ΔT2=|T11−T22|=0より、ΔT1=ΔT2であり、T11>T21である。この場合に、鋼板Cよりも先に鋼板Bを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Bが第2の工程で処理されている間に、鋼板Cを第1の工程で処理することができ、第1の工程を経た鋼板Cを、引き続き、第2の工程で処理することが可能になる(図3(A)参照)。
これに対し、(鋼板B、鋼板C)である場合に、鋼板Bよりも先に鋼板Cを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Cが第2の工程で処理されている間に、鋼板Bを第1の工程で処理することができ、第1の工程を経た鋼板Bを、引き続き、第2の工程で処理することが可能になる(図3(B)参照)。
ここで、図3(A)に示す形態、及び、図3(B)に示す形態の何れの形態でも、上記待機時間は発生していない。しかし、精整ラインへと搬出すべき鋼板の順番を変え、第2の鋼板を先に搬出することで、全体の処理時間を短縮することが可能になる(図3(A)及び(B)参照)。したがって、本発明では、ΔT1=ΔT2であってT11>T21であれば、第2の鋼板を選択し、当該第2の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板が鋼板Bであり、第2の鋼板が鋼板Dである場合、T11=Tx,T12=Ty、T21=Ty、T22=Tyなので、ΔT1=|T12−T21|=0、ΔT2=|T11−T22|=Tx−Ty>0より、ΔT1<ΔT2となる。この場合に、鋼板Dよりも先に鋼板Bを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Bが第2の工程で処理されている間に、鋼板Dを第1の工程で処理することができ、第1の工程を経た鋼板Dを、引き続き、第2の工程で処理することが可能になる(図3(C)参照)。
これに対し、(鋼板B、鋼板D)である場合に、鋼板Bよりも先に鋼板Dを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Dを第2の工程で処理している時に、鋼板Bを第1の工程で処理することができる。しかし、T22=Ty<Tx=T11であるので、第1の工程における鋼板Bの処理と第2の工程における鋼板Dの処理とを同時に開始しても、第2の工程における鋼板Dの処理が終了してから、第2の工程における鋼板Bの処理を開始するまで、少なくともTx−Tyの時間が生じる(図3(D)参照)。そのため、鋼板の生産効率を向上させるという観点から、ΔT1<ΔT2であれば第1の鋼板を選択し、当該第1の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板が鋼板Cであり、第2の鋼板が鋼板Bである場合、T11=Ty、T12=Tx、T21=Tx、T22=Tyなので、ΔT1=|T12−T21|=0、ΔT2=|T11−T22|=0より、ΔT1=ΔT2であり、T11<T21である。ここで、(鋼板C、鋼板B)の場合とは、上記「5.(鋼板B、鋼板C)の場合」と比較して、第1の鋼板及び第2の鋼板を逆にした場合に相当し、上記「5.(鋼板B、鋼板C)の場合」では、全体の処理時間を短縮可能とする観点から、第2の鋼板(上記5.(鋼板B、鋼板C)の場合には鋼板C)を先に精整ラインへ搬出した。すなわち、同様の観点から、(鋼板C、鋼板B)の場合にも、鋼板Cを先に精整ラインへ搬出することが好ましく、(鋼板C、鋼板B)の場合、鋼板Cは第1の鋼板である。したがって、本発明では、ΔT1=ΔT2であり、T11<T21である場合には、第1の鋼板を選択し、当該第1の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板及び第2の鋼板がともに鋼板Cである場合、T11=T21=Ty、T12=T22=Txなので、ΔT1=|T12−T21|=Tx−Ty=|T11−T22|=ΔT2となる。この場合、どちらの冷却床から鋼板を先に搬出しても、鋼板の生産効率に差異は生じないと考えられる。そのため、かかる場合には、鋼板選択制御手段の判断基準を明確にするという観点から、第2の鋼板を選択する。同様の理由から、(鋼板C、鋼板C)の場合に、第1の鋼板を選択する形態としても、上記目的を達成可能な発明を提供することができる。
第1の鋼板が鋼板Cであり、第2の鋼板が鋼板Dである場合、T11=Ty、T12=Tx、T21=Ty、T22=Tyなので、ΔT1=|T12−T21|=Tx−Ty>0、ΔT2=|T11−T22|=0より、ΔT1>ΔT2である。この場合に、鋼板Dよりも先に鋼板Cを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Cを第2の工程で処理している時に、鋼板Dを第1の工程で処理することができる。しかし、T12=Tx>Ty=T21であるため、第2の工程における鋼板Cの処理と第1の工程における鋼板Dの処理とを同時に開始しても、第1の工程における鋼板Dの処理が終了してから、第2の工程における鋼板Cの処理が終了するまで、少なくともTx−Tyの時間が生じる。したがって、第1の工程の処理を終えた鋼板Dに、第2の工程の処理を施すには、少なくとも、当該時間の経過を待つ必要があり、鋼板の生産性を向上させ難い(図3(E)参照)。
これに対し、(鋼板C、鋼板D)である場合に、鋼板Cよりも先に鋼板Dを精整ラインへ搬出すると、第1の工程を経た鋼板Dを第2の工程で処理している間に、鋼板Cを第1の工程で処理することができ、第1の工程を経た鋼板Cを、引き続き、第2の工程で処理することが可能になる(図3(F)参照)。したがって、本発明では、ΔT1>ΔT2であれば第2の鋼板を選択し、当該第2の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板が鋼板Dであり、第2の鋼板が鋼板Bである場合、T11=Ty、T12=Ty、T21=Tx、T22=Tyなので、ΔT1=|T12−T21|=Tx−Ty>0、ΔT2=|T11−T22|=0より、ΔT1>ΔT2となる。ここで、(鋼板D、鋼板B)の場合とは、上記「6.(鋼板B、鋼板D)の場合」と比較して、第1の鋼板及び第2の鋼板を逆にした場合に相当し、上記「6.(鋼板B、鋼板D)の場合」では、鋼板の生産効率を向上させる観点から、第1の鋼板(鋼板B)を先に精整ラインへ搬出した。すなわち、同様の観点から、(鋼板D、鋼板B)の場合にも、鋼板Bを先に精整ラインへ搬出することが好ましく、(鋼板D、鋼板B)場合、鋼板Bは第2の鋼板である。したがって、本発明では、ΔT1>ΔT2であれば第2の鋼板を選択し、当該第2の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板が鋼板Dであり、第2の鋼板が鋼板Cである場合、T11=Ty、T12=Ty、T21=Ty、T22=Txなので、ΔT1=|T12−T21|=0、ΔT2=|T11−T22|=Tx−Ty>0より、ΔT1<ΔT2となる。ここで、(鋼板D、鋼板C)の場合とは、上記「9.(鋼板C、鋼板D)の場合」と比較して、第1の鋼板及び第2の鋼板を逆にした場合に相当し、上記「9.(鋼板C、鋼板D)の場合」では、鋼板の生産効率を向上させる観点から、第2の鋼板(鋼板D)を先に精整ラインへ搬出した。すなわち、同様の観点から、(鋼板D、鋼板C)の場合にも、鋼板Dを先に精整ラインへ搬出することが好ましく、(鋼板D、鋼板C)の場合、鋼板Dは第1の鋼板である。したがって、本発明では、ΔT1<ΔT2であれば第1の鋼板を選択し、当該第1の鋼板を精整ラインへ先に搬出する。
第1の鋼板及び第2の鋼板がともに鋼板Dである場合、T11=T21=Ty、T12=T22=Tyなので、ΔT1=|T12−T21|=0=|T11−T22|=ΔT2となる。この場合、どちらの冷却床から鋼板を先に搬出しても、鋼板の生産効率に差異は生じないと考えられる。そのため、かかる場合には、鋼板選択制御手段の判断基準を明確にするという観点から、第2の鋼板を選択する。同様の理由から、(鋼板D、鋼板D)の場合に、第1の鋼板を選択する形態としても、上記目的を達成可能な発明を提供することができる。
2 精整ライン
3a、3b 冷却床
5a、5b 鋼板
100 製造ライン
Claims (2)
- 第1の冷却床及び第2の冷却床、並びに、これらの冷却床から搬出された鋼板を複数の工程で処理すべき精整ライン、を備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって、
前記複数の工程のうち、所要時間が最長となる工程を第1の工程、所要時間が2番目に長い工程を第2の工程とするとともに、
前記第1の冷却床から搬出される鋼板を第1の鋼板、前記第2の冷却床から搬出される鋼板を第2の鋼板とし、
前記第1の工程で要する前記第1の鋼板の処理時間をT11、
前記第2の工程で要する前記第1の鋼板の処理時間をT12、
前記第1の工程で要する前記第2の鋼板の処理時間をT21、
前記第2の工程で要する前記第2の鋼板の処理時間をT22、とするとき、
前記複数の工程から、前記第1の工程及び第2の工程を抽出する抽出工程と、
前記処理時間T11、T12、T21、T22に基づいて、前記第1の鋼板か前記第2の鋼板を選択して、前記精整ラインへ搬出する、鋼板選択工程と、を備えることを特徴とする、鋼板の製造方法。 - 第1の冷却床及び第2の冷却床、並びに、これらの冷却床から搬出された鋼板を複数の工程で処理すべき精整ライン、を備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって、
前記複数の工程のうち、所要時間が最長となる工程を第1の工程、所要時間が2番目に長い工程を第2の工程とするとともに、
前記第1の冷却床から搬出される鋼板を第1の鋼板、前記第2の冷却床から搬出される鋼板を第2の鋼板とし、
前記第1の工程で要する前記第1の鋼板の処理時間をT11、
前記第2の工程で要する前記第1の鋼板の処理時間をT12、
前記第1の工程で要する前記第2の鋼板の処理時間をT21、
前記第2の工程で要する前記第2の鋼板の処理時間をT22、
ΔT1=|T12−T21|、ΔT2=|T11−T22|、とするとき、
前記複数の工程から、前記第1の工程及び第2の工程を抽出する抽出工程と、
ΔT1とΔT2とを比較して、
ΔT1>ΔT2であれば、前記第2の鋼板を選択し、
ΔT1<ΔT2であれば、前記第1の鋼板を選択し、
ΔT1=ΔT2であれば、さらにT11とT21とを比較して、T11≧T21であれば、前記第2の鋼板を選択し、T11<T21であれば、前記第1の鋼板を選択して、前記精整ラインへ搬出する、鋼板選択工程と、を備えることを特徴とする、鋼板の製造方法。
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