JP2007061539A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな操作力を必要とせず、かつ集塵性能を高めた電気掃除機を提供することを目的とする。
【解決手段】掃除機本体と接続される床用吸込具24は、その内部に設けた回転子42と、この回転子42に設け回転子42の回転により、床面の塵埃を掻き揚げる弾性体部43および床面を連続的に叩き塵埃を遊離させる剛体部44と、回転子42を上下動させる駆動部51とを有する。これによって、一つの回転子42で弾性体部43が塵埃の掻き揚げ、剛体部44が塵埃を遊離させるものである。したがって、床用吸込具24の構成が簡易であり、大きく重くならないため、大きな操作力を必要とせず、使い勝手を向上でき、かつ、掻き揚げた塵埃を再び床面に押し付けたり、逆に遊離させた塵埃を床面に擦り付けたりすることがなく、集塵性能を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭などで使用される電気掃除機に関するものである。
従来、この種の電気掃除機は、清掃作業時に、床用吸込具に発生させた吸引する流量と圧力によって塵埃を吸込んでいる。同時に回転子を含む回転ブラシを回転させ床面から塵埃を掻き揚げている。さらに集塵性能を向上させるために、床用吸込具の底面から振動体を突出させ、この振動体の振動によって床面の塵埃を空中へ遊離させている(例えば、特許文献1参照)。
図7、図8に、従来の電気掃除機を示しているように、掃除機本体1と、掃除機本体1と連通した可撓性ホース2と、可撓性ホース2の一端と連通した延長管3と、延長管3端部に設けた操作ハンドル4と、延長管3の一端と連通した床用吸込具5と、床用吸込具5の底面に配された開口部6と、開口部6内に設けた回転ブラシ7と、床用吸込具5の底面から突出した振動体8と、振動体8と接続された加振部9と、掃除機本体1に内蔵された電動送風機11から構成されている。
特開平4−9128号公報
しかしながら、前記従来の構成では、回転ブラシ7が回転して床面の塵埃を掻き揚げ、別途、加振部9が発する加振力が振動体8に伝達され、振動体8が振動して床面を連続的に叩くことにより塵埃を床面から遊離させる。
回転ブラシ7によって掻き揚げられた塵埃、さらに振動体8によって遊離させられた塵埃は、掃除機本体1に内蔵された電動送風機11が発する吸引力によって、床用吸込具5の底面に配された開口部6から吸引されることになる(矢印A・矢印B)。
この電気掃除機において、回転ブラシ7と振動体8を個々に設けているため、床用吸込具5の構成が複雑であり、さらに大きく重いため、大きな操作力が必要であった。また、回転ブラシ7と振動体8を離れた位置に設けているため、回転ブラシ7で掻き揚げた塵埃を再び振動体8で床面に押し付けたり、逆に振動体8で遊離させた塵埃を回転ブラシ7で床面に擦り付けたりしてしまい、返って集塵性能の低下を引き起こすという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、大きな操作力を必要とせず、かつ集塵性能を高めた電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、掃除機本体と接続される床用吸込具を備え、床用吸込具は、その内部に設けた回転子と、この回転子に設け回転子の回転により、床面の塵埃を掻き揚げる弾性体部および床面を連続的に叩き塵埃を遊離させる剛体部と、回転子を上下動させる駆動部とを有するものである。
これによって、一つの回転子で弾性体部が塵埃の掻き揚げ、剛体部が塵埃を遊離させるものである。また、この掻き揚げと遊離を個別または同時に行うことができる。したがって、床用吸込具の構成が簡易であり、大きく重くならないため、大きな操作力を必要とせず、使い勝手を向上でき、かつ、掻き揚げた塵埃を再び床面に押し付けたり、逆に遊離させた塵埃を床面に擦り付けたりすることがなく、集塵性能を高めることができる。
本発明の電気掃除機は、大きな操作力を必要とせず、使い勝手を向上でき、かつ集塵性能を高めることができる。
第1の発明は、掃除機本体と接続される床用吸込具を備え、床用吸込具は、その内部に設けた回転子と、この回転子に設け回転子の回転により、床面の塵埃を掻き揚げる弾性体部および床面を連続的に叩き塵埃を遊離させる剛体部と、回転子を上下動させる駆動部とを有する電気掃除機とすることにより、一つの回転子で弾性体部が塵埃の掻き揚げ、剛体部が塵埃を遊離させるものである。また、この掻き揚げと遊離を個別または同時に行うことができる。したがって、床用吸込具の構成が簡易であり、大きく重くならないため、大きな操作力を必要とせず、使い勝手を向上でき、かつ、掻き揚げた塵埃を再び床面に押し付けたり、逆に遊離させた塵埃を床面に擦り付けたりすることがなく、集塵性能を高めることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、弾性体部と剛体部は、回転子の表面周囲に放射状に設け、剛体部の硬度を弾性体部より高くしたことにより、床面から連続的に塵埃を掻き揚げ、かつ効果的に床面から塵埃を遊離させることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、剛体部を、回転子から常時突出している長さより、さらに突出させることができるようにしたことにより、剛体部が床面をさらに強く叩くことができ、絨毯の深部やフローリングなどの目地に入り込んだ塵埃をより多く遊離させることができ、集塵性能を高めることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、弾性体部を回転子の表面周囲に設け、回転子から常時突出している長さより、さらに突出させることができるようにしたことにより、剛体部に加えて弾性体部も床面を適度に叩くことになり、より多く塵埃を遊離させることができ、集塵性能を高めることができる。
第5の発明は、特に、第1または第3の発明において、弾性体部を剛体部の表面に設けたことにより、回転子が回転している状態において、塵埃の掻き出しと遊離を同時に行うことで集塵性能を高めることができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、塵埃吸引の有無を検知する検知部を有し、塵埃の吸引を検知した場合にのみ回転子を上下動させるようにしたことにより、塵埃を吸引する場合にのみ回転子を上下動させるので、常に回転子が上下振動を続けているのではないため、床用吸込具が振動し過ぎて操作性を損なうことなく、また、振動音を低減することができる。
第7の発明は、特に、第5の発明において、塵埃の吸引を検知した場合に回転子の回転を停止させるようにしたことにより、特に、床面に塵埃が多く存在する場合に、回転子が遊離した塵埃を再び擦り付けることを防止して集塵性能の低下を防ぐことができる。
第8の発明は、特に、第5または第6の発明において、床用吸込具の底面と床面との隙間を拡大・縮小可能な隙間調整部を有し、回転子を上下動させる時に隙間調整部で隙間を拡大させるようにしたことにより、開口部に吸引される気流が増加し、結果として遊離した塵埃をより多く確実に吸引することができる。
第9の発明は、特に、第1〜第8のいずれか1つの発明において、弾性体部と剛体部のいずれか一方もしくは両方が、塵埃が帯電する極性と逆の極性に帯電可能な構成としたことにより、遊離した塵埃が弾性体部によって擦り付けられる前に弾性体部や剛体部に静電気の弱い力で付着し、さらに回転子が回転する遠心力によって開口部へ跳ね飛ばされるので集塵性能を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1における電気掃除機を示すものである。
電気掃除機全体について、図2を基づいて説明する。掃除機本体21(以下単に本体21という)には、電動送風機22と集塵室23を内蔵している。また、床用吸込具24の延長管26側には回動部27を設けてあり、この回動部27を介して延長管26へと回動自在に接続されている。この延長管26と本体21とは可撓性ホース28によって接続されている。さらに、延長管26の一端には操作ハンドル29を設けており、この操作ハンドル29近傍に運転スイッチ30を配している。なお、延長管26は伸縮式としており、使用者の身長に合わせて自在に長さを調節できるものである。
図1に示すように、床用吸込具24の下方には開口部41を配してあり、同じく床用吸込具24の下方には開口部41と床面との距離を一定に保つために回転自在な走行ローラー25を複数個配している。なお、走行ローラー25は床用吸込具24の移動補助を目的に配されているがこの代わりに、軽量化、簡素化、強度向上を目的とするために床用吸込具24下方に複数個の突部を設けたり、また、清掃能力向上を目的とするために床用吸込具24下方に複数個の起毛布や毛ブラシを設けたりしても構わない。さらに、走行ローラー、突部、起毛布、毛ブラシを混在して構成することもできる。
ここで、開口部41内には、回転自在な回転子42を設けてあり、この回転子42の表面周囲には略軸方向に複数列で放射状に弾性体部43であるブラシ毛を植毛している。さらに、個々の弾性体部43の間には、弾性体部43と比して硬度の硬い剛体部44(例えば、樹脂、エラストマー、高い硬度を有するゴム材)を弾性体部43と同様に回転子42の表面周囲に設けている。この剛体部44の先端には床面を直接叩く部分である球体部45を有している。なお、この球体部45の形状は、平坦な面状や湾曲状でも構わない。さらに、剛体部44にはカーボンなどの導電材料が混ぜてあり、剛体部44は昇圧回路部46と接続され、マイナスに帯電される構成としている。
また、回転子42は端部にギヤを有し、タイミングベルト(図示せず)を介して回転駆動モータ(図示せず)と連結されている。
回転子42の両端部に可動軸49を有し、この可動軸49は床用吸込具24内壁に上下方向に設けた可動ガイド部50に沿って上下方向に可動自在としている。さらに、可動軸49は上下方向に動作可能な駆動部51であるアクチュエータ(例えば、ソレノイド)と連結されている。これにより、回転子42は上下動させることができる。
床用吸込具24と延長管26の接続部付近(例えば、回動部27)には塵埃の量を検知できる検知部52を有しており、検知結果は本体21に内蔵した制御回路部55(図2)へ送られる。ここで、検知部52は赤外線センサーを用いており、発光部53から出したビームを受光部54で受ける構成としており、塵埃が赤外線ビーム(矢印C)を通過することで検知することができる。
また、駆動部51も本体21に内蔵した制御回路部55と接続されており、この制御回路部55からの信号で自在に動作するものである。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
清掃作業を行うために、使用者は操作ハンドル29を手に持ち、床用吸込具24を清掃面である床面に置く。そして、運転スイッチ30を操作することで電動送風機22が動作を開始して吸引力が発生し、床用吸込具24から床面の塵埃を吸込むことになる。このとき、使用者は操作ハンドル29を握りながら床用吸込具24を床面に沿って略前後移動させることで、徐々に床面上の塵埃などを吸引することになる。
床用吸込具24は床面へ走行ローラー25のみが接地しており、床用吸込具24下面と床面との僅かな隙間から吸引を行う(矢印A)。ここから吸引された気流と塵埃は、さらに開口部41を通過し、回動部27(矢印B)、延長管26、可撓性ホース28を経て、集塵室23へと流れ込み、この集塵室23に塵埃が集塵されていく。さらに、気流は電動送風機22を通過し、本体21外部へと排気される。
床用吸込具24の開口部41内では、回転駆動モータがタイミングベルトを介して回転子42を回転させ(矢印D)、回転子42表面に設けた弾性体部43が床面に散在している塵埃を掻き揚げる。掻き揚げられた塵埃は開口部41から吸引されていく。
このとき、検知部52を塵埃が通過し、塵埃が床面の同じ箇所で継続的に長時間検知された場合に、制御回路部55は、床面(特に、絨毯の深部やフローリングの目地など)に塵埃が強固に付着し、徐々に塵埃を弾性体部43が掻き揚げていると判断し、回転子42を上下動させるために、駆動部51を動作させる指令を出す。駆動部51が往復運動を行うと、この駆動部51と連結された可動軸49が可動ガイド部50を上下動し、つまり回転子42が上下動するものである(矢印E)。その結果、回転子42表面に設けた剛体部44が床面を連続的に叩き(振動を与え)、床面に強固に付着した塵埃を空中に遊離させる。ここで、剛体部44の先端が球体部45となっているので、床面の傷付きを防いでいる。
また、通常は、回転子42を回転させるだけで、検知部52にて塵埃の吸引を検知した場合にのみ回転子42を上下動させても構わない。このとき、回転子42の回転を弱めたり、停止させて上下動のみとしたりして、塵埃の遊離に専念しても構わない。
剛体部44は昇圧回路部46によってマイナスに帯電されており、プラスに帯電された塵埃を剛体部44に吸着させて、そのまま回転子42の回転する遠心力によって開口部41へ跳ね飛ばしている。
以上のように、本実施の形態においては、一つの回転子で弾性体部43が塵埃の掻き揚げ、剛体部44が塵埃を遊離させるものである。また、この掻き揚げと遊離を個別または同時に行うことができる。この結果、床用吸込具24の構成が簡易であり、大きく重くならないため、大きな操作力を必要とせず、使い勝手を向上でき、かつ、掻き揚げた塵埃を再び床面に押し付けたり、逆に遊離させた塵埃を床面に擦り付けたりすることがなく、集塵性能を高めることができる。
また、回転子42の動作は、塵埃吸引の有無を検知する検知部52を有し、塵埃の吸引を検知した場合にのみ回転子42を上下動させ、塵埃の吸引を検知していない場合には、回転子42を上下動させない構成とすることにより、塵埃を吸引する場合にのみ回転子42は上下動し、常に回転子42が上下振動を続けないため、床用吸込具24が振動し過ぎて操作性を損なうことなく、また、振動音を低減することができる。
また、剛体部44が、塵埃が帯電する極性と逆の極性に帯電可能な構成としたことにより、遊離した塵埃が弾性体部43によって擦り付けられる前に剛体部44に静電気の弱い力で付着し、さらに回転子42が回転する遠心力によって開口部41へ跳ね飛ばされるので集塵性能を高めることができる。なお、弾性体部43と剛体部44のいずれか一方もしくは両方が、塵埃が帯電する極性と逆の極性に帯電可能な構成とすることにより、遊離した塵埃が弾性体部43によって擦り付けられる前に弾性体部43や剛体部44に静電気の弱い力で付着し、さらに回転子42が回転する遠心力によって開口部41へ跳ね飛ばされるので集塵性能を高めることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における電気掃除機の回転子部分を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態の電気掃除機は、剛体部44の回転子42側にスライド部56を有し、回転子42内に設けた収容部57に収容されており、さらに、スライド部56の一端は回転子42に内蔵された補助駆動部58と連結している。
ここで、制御回路部55からの指令で補助駆動部58が動作し、スライド部56が収容部57から突出し、剛体部44が回転子42から突出することができる(矢印F)。
以上のように、本実施の形態においては、床用吸込具の剛体部44を、回転子42から常時突出している長さより、さらに突出させることができる構成としたことにより、剛体部44が床面をさらに強く叩くことになり、絨毯の深部やフローリングなどの目地に入り込んだ塵埃をより多く遊離させることができ、集塵性能を高めることができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における電気掃除機の回転子部分を示すものである。実施の形態1、2と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態の電気掃除機は、実施の形態2における剛体部44が回転子42から突出する構成と同様であり、弾性体部43の回転子42側にスライド部56を有し、回転子42内に設けた収容部57に収容されており、さらに、スライド部56の一端は回転子42に内蔵された補助駆動部58と連結している。
ここで、制御回路部55からの指令で補助駆動部58が動作し、スライド部56が収容部57から突出し、弾性体部43が回転子42から突出することができる(矢印G)。
以上のように、本実施の形態においては、床用吸込具の弾性体部43を、回転子42から常時突出している長さより、さらに突出させることができる構成としたことにより、剛体部44に加えて弾性体部43も床面を適度に叩くことになり、塵埃をより多く遊離させることができ、集塵性能を高めることができる。なお、弾性体部43と剛体部44との両者をともに回転子42から常時突出している長さより、さらに突出させることができる構成とすることもできる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における電気掃除機の回転子部分を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態の電気掃除機は、弾性体部43を、回転子42の表面周囲に直接設けるのではなく、回転子42に設けた剛体部44の表面全体に設けたものである。
以上のように、本実施の形態においては、弾性体部43を剛体部44に設けたことにより、回転子42が回転している状態において、塵埃の掻き出しと遊離を同時に行うことで集塵性能を高めることができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5における電気掃除機の床用吸込具を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態の電気掃除機は、床用吸込具24の底面と床面との隙間を拡大・縮小可能な隙間調整部59を有し、回転子42を上下動させる時に隙間調整部59で隙間を拡大させ、回転子42を上下動させない時に隙間調整部59で隙間を縮小させるようにしたものである。隙間調整部59は、上下にスライド移動が可能なシャッターを開閉用駆動部60により上下させるようにしている。また、床用吸込具24底面と床面との隙間は、隙間調整部59を有しない通常の床用吸込具と比べて拡大されたものとなっている。
ここで、検知部52で塵埃を検知していない場合には、隙間調整部59は下がっているため床用吸込具24と床面との隙間が狭い状態となっており、床用吸込具24内部の吸引圧力を高めている。次に、検知部52が塵埃を検知すると、制御回路部55からの指令により、回転子42が上下動を行うと同時に開閉用駆動部60が動作し、隙間調整部59が上がり、床用吸込具24と床面との隙間が拡大され、吸引する流量が増える。さらに、回転子42が上下動しているときには、回転を停止し床面を叩くだけで集中して塵埃を遊離させている。
以上のように、本実施の形態においては、回転子42を上下動させる時に隙間調整部59で隙間を拡大させるようにしたことにより、開口部41に吸引される気流が増加し、結果として遊離した塵埃をより多く確実に吸引することができる。
さらに、回転子42の動作は、塵埃の吸引を検知した場合に回転子42の回転を停止させ、回転子42を上下動させる構成とすることにより、特に、床面に塵埃が多く存在する場合に、回転子42が遊離した塵埃を再び擦り付けることを防止して集塵性能の低下を防ぐことができる。
なお、各実施の形態1〜5において、検知部52を赤外線センサーとしたが、超音波センサーとしても構わない。また、検知部52にて塵埃を検知した場合に、制御回路部55は駆動部51の動作のみを制御しているが、同時に電動送風機22や回転子42の入力制御を行うことで効率的に消費電力を抑えることができる。すなわち、検知部52にて塵埃を検知していない場合には、駆動部51を停止させてあり、同時に電動送風機22の入力を抑えて少量の塵埃が吸引できる程度の状態にしておく。次に、検知部52が塵埃を検知した時点で、駆動部51を動作させると同時に、電動送風機22への電力供給を増やして吸引力を増大させるものである。
また、検知部52での検知情報、つまり吸引している塵埃の量を段階的に把握し、例えば、塵埃が最も少ない段階では駆動部51を低速で動作させ、かつ電動送風機22への電力供給を抑えておき、塵埃が少し多くなった段階で電動送風機22への電力供給は変えず(抑えたままで)、駆動部51を高速で動作させる。さらに塵埃が多くなった段階では、電動送風機22への電力供給を増やしても構わない。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、大きな操作力を必要とせず、使い勝手を向上でき、かつ集塵性能を高めることができるので、一般家庭などで使用される電気掃除機のみならず、業務用としても有用である。
(a)本発明の実施の形態1における電気掃除機の床用吸込具の断面図(b)同床用吸込具の回転子上下動作時の状態を示す断面図 同電気掃除機の全体構成を一部断面にして示す側面図 (a)本発明の実施の形態2における電気掃除機の回転子部分の断面図(b)同回転子部分の上下動作時の状態を示す断面図 (a)本発明の実施の形態3における電気掃除機の回転子部分の断面図(b)同回転子部分の上下動作時の状態を示す断面図 本発明の実施の形態4における電気掃除機の回転子部分の断面図 (a)本発明の実施の形態5における電気掃除機の床用吸込具の断面図(b)同床用吸込具の隙間調整部動作時の状態を示す断面図 従来の電気掃除機の床用吸込具の構成を示す断面図 同電気掃除機の全体構成を一部断面にして示す側面図
符号の説明
21 掃除機本体
24 床用吸込具
41 開口部
42 回転子
43 弾性体部
44 剛体部
51 駆動部
52 検知部
59 隙間調整部

Claims (9)

  1. 掃除機本体と接続される床用吸込具を備え、床用吸込具は、その内部に設けた回転子と、この回転子に設け回転子の回転により、床面の塵埃を掻き揚げる弾性体部および床面を連続的に叩き塵埃を遊離させる剛体部と、回転子を上下動させる駆動部とを有する電気掃除機。
  2. 弾性体部と剛体部は、回転子の表面周囲に放射状に設け、剛体部の硬度を弾性体部より高くした請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 剛体部を、回転子から常時突出している長さより、さらに突出させることができるようにした請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 弾性体部を回転子の表面周囲に設け、回転子から常時突出している長さより、さらに突出させることができるようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  5. 弾性体部を剛体部の表面に設けた請求項1または2に記載の電気掃除機。
  6. 塵埃吸引の有無を検知する検知部を有し、塵埃の吸引を検知した場合にのみ回転子を上下動させるようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  7. 塵埃の吸引を検知した場合に回転子の回転を停止させるようにした請求項6に記載の電気掃除機。
  8. 床用吸込具の底面と床面との隙間を拡大・縮小可能な隙間調整部を有し、回転子を上下動させる時に隙間調整部で隙間を拡大させるようにした請求項6または7に記載の電気掃除機。
  9. 弾性体部と剛体部のいずれか一方もしくは両方が、塵埃が帯電する極性と逆の極性に帯電可能な構成とした請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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