JP2007060891A - 多自由度電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】球状ロータ2がステータ3に対して三次元方向に回動する多自由度電動機において、ロータ2の三次元方向の回動を円滑化させる。磁性突起4の配設数を、最大間隙比を小さくできながら多くする。
【解決手段】正20面体の12個の頂点Aと、該各頂点の隣接するもの同志を結んだ円弧Eの中点B(30個)とを頂点A、Bとして頂点数42となる80面体を設定し、該各頂点A、Bに磁性突起4を配することで、最大間隙比が1.1308となって小さいが、磁性突起数の多いロータ2を形成した。
【選択図】図3
【解決手段】正20面体の12個の頂点Aと、該各頂点の隣接するもの同志を結んだ円弧Eの中点B(30個)とを頂点A、Bとして頂点数42となる80面体を設定し、該各頂点A、Bに磁性突起4を配することで、最大間隙比が1.1308となって小さいが、磁性突起数の多いロータ2を形成した。
【選択図】図3
Description
本発明は、多自由度の回転が可能な球状ロータを有する多自由度電動機の技術分野に属するものである。
このような多自由度電動機としては、中空である球状ロータの外表面に、隣り合う極性が互いに異なるよう複数の磁性突起を格子状に配設する一方、球状ロータの外側に所定間隔を存するようにして配したステータの内周面に、複数の電磁石を配設し、位置センサにより磁性突起と電磁石との三次元(三軸直交座標)方向の相対位置を求め、これらの大きさに比例する時間配分で球状ロータを三次元方向に回転すべく制御器からの制御指令で磁性突起と電磁石との位置関係を求め、これら求めた結果から、球状ロータを任意の三次元方向に回転すべく電磁石を励磁するように制御するようにしたものが知られている。
このような多自由度電動機において、三次元方向に円滑な回転をさせるには、球状ロータとしては、磁性突起の数は多いほどよく、しかもその配置は正多面体構造の頂点に配することで隣接する磁性突起間の間隔が均等になって理想的な回転バランスを得られることが期待できるが、正多面体としては頂点数が12個の正20面体(例えば特許文献1参照)が最大の多面体であって、これ以上の正多面体は存在しないことが知られている。このため、これを採用したときには磁性突起が12個しか設けられず、しかも磁性突起間の間隔が広すぎて、どうしても円滑な三次元方向の回転を得られないという問題がある。
そこで、球状ロータについて、一辺が0.40R、残りの二辺が0.41R(Rは球状ロータの半径)の二等辺三角形が120面と、一辺が0.40R、残りの二辺が0.35Rの二等辺三角形が60面とが組み合わさった多面体形状(サッカーボールの模様を構成する正6角形と正5角形とが組み合わさった形状)の各頂点に磁性突起を92個配した構造として円滑な三次元方向の回転を得るようにしたものが知られている(特許文献2参照)。
特開平5−64417号公報
特開平9−168275号公報
このような多自由度電動機において、三次元方向に円滑な回転をさせるには、球状ロータとしては、磁性突起の数は多いほどよく、しかもその配置は正多面体構造の頂点に配することで隣接する磁性突起間の間隔が均等になって理想的な回転バランスを得られることが期待できるが、正多面体としては頂点数が12個の正20面体(例えば特許文献1参照)が最大の多面体であって、これ以上の正多面体は存在しないことが知られている。このため、これを採用したときには磁性突起が12個しか設けられず、しかも磁性突起間の間隔が広すぎて、どうしても円滑な三次元方向の回転を得られないという問題がある。
そこで、球状ロータについて、一辺が0.40R、残りの二辺が0.41R(Rは球状ロータの半径)の二等辺三角形が120面と、一辺が0.40R、残りの二辺が0.35Rの二等辺三角形が60面とが組み合わさった多面体形状(サッカーボールの模様を構成する正6角形と正5角形とが組み合わさった形状)の各頂点に磁性突起を92個配した構造として円滑な三次元方向の回転を得るようにしたものが知られている(特許文献2参照)。
ところが、前記球状ロータをサッカーボール形状にしたものは、隣接する磁性突起間の間隔が小さくなり、この結果、球状ロータと対向するステータ側の電磁石は、電動機ということを考えたとき、一般に磁性突起よりも多くすることが好ましく、そうすると、電磁石について必要な起磁力が得られる大きさのものを配するには、どうしてもステータを大きくしなければならないことになって多自由度電動機の小型化に限界があるだけでなく、隣接する磁性突起間の最大間隙比(=最大間隙/最小間隙)が1.1714(=0.41R/0.35R)と大きく、円滑な三次元回転が損なわれるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、内球面に複数の電磁石を有するステータと、複数の磁性突起を有する球面がステータに所定の間隔を存して対向し、前記ステータに対して三次元方向に回動自在に支持される球状ロータとを備えて構成される多自由度電動機において、球状ロータの磁性突起は、
i.正20面体の各頂点A、
ii.隣接する前記頂点A同志を結ぶ各円弧の中点B、
とをそれぞれ頂点A、Bとして形成される80面体の該各頂点A、B位置に設けられることを特徴とする多自由度電動機である。
請求項2の発明は、請求項1において、球状ロータの半径をRとしたときに、80面体は、頂点数が42個で、一辺が0.618R、残りの二辺が0.547Rの二等辺三角形が60面と、0.618Rの正三角形が20面とからなるものであることを特徴とする多自由度電動機である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、ステータの電磁石は、
i.正20面体の各頂点Aa、
ii.前記頂点Aaから、隣接する頂点Aa間の中点Baに至る円弧の2/3の距離となる点C、
iii.前記ii.の点Cにより形成される正六角形の中心点を通る半径端の点D、
とをそれぞれ頂点Aa、C、Dとして形成される180面体の内球面の該各頂点位置Aa、C、Dに設けられることを特徴とする多自由度電動機である。
請求項4の発明は、請求項3において、ステータの内球面は、ステータの半径をRaとしたときに、内接する一辺が0.424Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.424Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.367Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面とで形成された180面体で、頂点が92個あるものであることを特徴とする多自由度電動機である。
i.正20面体の各頂点A、
ii.隣接する前記頂点A同志を結ぶ各円弧の中点B、
とをそれぞれ頂点A、Bとして形成される80面体の該各頂点A、B位置に設けられることを特徴とする多自由度電動機である。
請求項2の発明は、請求項1において、球状ロータの半径をRとしたときに、80面体は、頂点数が42個で、一辺が0.618R、残りの二辺が0.547Rの二等辺三角形が60面と、0.618Rの正三角形が20面とからなるものであることを特徴とする多自由度電動機である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、ステータの電磁石は、
i.正20面体の各頂点Aa、
ii.前記頂点Aaから、隣接する頂点Aa間の中点Baに至る円弧の2/3の距離となる点C、
iii.前記ii.の点Cにより形成される正六角形の中心点を通る半径端の点D、
とをそれぞれ頂点Aa、C、Dとして形成される180面体の内球面の該各頂点位置Aa、C、Dに設けられることを特徴とする多自由度電動機である。
請求項4の発明は、請求項3において、ステータの内球面は、ステータの半径をRaとしたときに、内接する一辺が0.424Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.424Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.367Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面とで形成された180面体で、頂点が92個あるものであることを特徴とする多自由度電動機である。
請求項1または2の発明とすることにより、磁性突起が設けられる頂点数が42個で、12個の正多面体より多いものにできながら、隣接する磁性突起間の最大間隙比が1.1308(=0.618R/0.547R)と、従来の180面体にしたものに比して小さいものにでき、これによって、多自由度電動機のコンパクト化を、円滑な三次元回転を確保しながら達成できることになる。
請求項3または4の発明とすることにより、球状ロータの磁性突起よりも数が多い電磁石を備えながら、半球としても隣接する電磁石間の最大間隙比が1.1563(=0.424Ra/0.367Ra)と小さいものにできることになって、多自由度電動機のコンパクト化を図りながら、円滑な三次元回転を確保することができる。
請求項3または4の発明とすることにより、球状ロータの磁性突起よりも数が多い電磁石を備えながら、半球としても隣接する電磁石間の最大間隙比が1.1563(=0.424Ra/0.367Ra)と小さいものにできることになって、多自由度電動機のコンパクト化を図りながら、円滑な三次元回転を確保することができる。
次ぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図中、1は多自由度電動機であって、該電動機1は、球状のロータ2と該ロータ2の表面の半球部分に所定の間隔を存して対向配設される部分内球面形状をしたステータ3とを用いて構成されている。そしてロータ2には、表面に後述するように複数の磁性突起4が配設されていると共に、内部にはロータの三次元方向の回転制御に必要な各種の検知器(図示せず)が配設されている。また、ステータ3のロータ2に対向する内球面には、後述する複数の電磁石5が配設されていると共に、該電磁石5の励磁制御をするための制御部6が接続されている。
尚、ロータ2は、ステータ3に対して三次元方向に回動自在に支持されるが、その軸受としては例えば前記特許文献1、2に示されるガス軸受のような軸受けを介して支持できるものであるので、その詳細については省略する。また、制御部6によるロータ2の三次元方向の回動制御についても、特許文献1、2に示される制御手法のような手法を用いて制御できるので、その詳細については省略し、以降は、本発明の特徴である磁性突起4、電磁石5の配設位置の設定について詳細に説明する。
尚、ロータ2は、ステータ3に対して三次元方向に回動自在に支持されるが、その軸受としては例えば前記特許文献1、2に示されるガス軸受のような軸受けを介して支持できるものであるので、その詳細については省略する。また、制御部6によるロータ2の三次元方向の回動制御についても、特許文献1、2に示される制御手法のような手法を用いて制御できるので、その詳細については省略し、以降は、本発明の特徴である磁性突起4、電磁石5の配設位置の設定について詳細に説明する。
前記ロータ2は、図3に示すように80面体構造となっているが、これは、図2に示す球Sに形成される頂点数12個の正20面体を基本にして形成されている。つまり前記80面体は、正20面体の頂点A(図では○で表示)と、隣接する頂点A同志を結ぶ前記球Sの円弧Eの中点B(図では□で表示)とがそれぞれ頂点A、Bとなるようにして形成される面からなるものであり、そしてこのようにして構成される80面体は、球Sの半径をRとしたとき、全頂点数が42個で、一つの頂点Aと二つの頂点Bとからなり、一辺が0.618R、残りの二辺が0.547Rの二等辺三角形からなる面Fが60面と、0.618Rの正三角形で、三つの頂点Bからなる面Gが20面とからなる80面体となる。そして前記42個の各頂点A、Bに磁性突起4がそれぞれ設けられることになる。尚、前記隣接する前記頂点A同志を結ぶ各円弧は、球Sの中心を通る面の円周の円弧である。
一方、前記ステータ3については、図4に示すように180面体となるが、これを、図4(Y)により説明すると、ここには、図3を用いて説明した80面体と同じ手法により形成した80面体が一点鎖線で示されているが、ここに記載される80面体は半径Ra(Ra>R)で、正20面体の頂点Aa、隣接する頂点Aa同志を結ぶ円弧の中点Baについてはその説明を省略する。
i.頂点(正20面体の頂点)Aa、
ii.頂点Aaから頂点(隣接する頂点A同志を結ぶ円弧の中点)Baに至る円弧の2/3の距離となる点C(図では△で表示)、
iii.前記点Cにより描かれる正六角形の中心点を通る半径端D(図では☆で表示、三つの頂点Bで形成される正三角形の中心点を通る半径端)、をそれぞれ頂点Aa、C、Dとしてで形成される頂点数が92個の180面体であり、この各頂点Aa、C、Dに電磁石5を配設することになる。つまりこのものは、頂点Aaが中心になる状態で、該頂点Aaに隣接する五個の頂点Cを結んで形成される正五角形の各頂点Aa、C間を結んで形成される都合5個の二等辺三角形の面P群(Aaを頂点とし、五つの頂点Cを結んだ正五角形を底辺をする五角錐形状となる)と、頂点Dが中心になる状態で、該頂点Dに隣接する六個の頂点Cを結んで形成される正六角形の各頂点C、D間を結んで形成される都合六個の二等辺三角形の面Q群(Dを頂点とし、六つの頂点Cを結んだ正六角形を底辺をする六角錐形状となる)とを組み合わせたものとなり、このように設定することで、ステータ3の内球面は、内接する一辺が0.424Ra(Raはステータ3の半径)、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.424Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.367Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面とで形成された180面体となっている。
尚、本実施の形態では、ステータ3は半球形状となっているので、全頂点数の半分の頂点を有するものとなり、この半分の頂点部分に電磁石5が配設される。
i.頂点(正20面体の頂点)Aa、
ii.頂点Aaから頂点(隣接する頂点A同志を結ぶ円弧の中点)Baに至る円弧の2/3の距離となる点C(図では△で表示)、
iii.前記点Cにより描かれる正六角形の中心点を通る半径端D(図では☆で表示、三つの頂点Bで形成される正三角形の中心点を通る半径端)、をそれぞれ頂点Aa、C、Dとしてで形成される頂点数が92個の180面体であり、この各頂点Aa、C、Dに電磁石5を配設することになる。つまりこのものは、頂点Aaが中心になる状態で、該頂点Aaに隣接する五個の頂点Cを結んで形成される正五角形の各頂点Aa、C間を結んで形成される都合5個の二等辺三角形の面P群(Aaを頂点とし、五つの頂点Cを結んだ正五角形を底辺をする五角錐形状となる)と、頂点Dが中心になる状態で、該頂点Dに隣接する六個の頂点Cを結んで形成される正六角形の各頂点C、D間を結んで形成される都合六個の二等辺三角形の面Q群(Dを頂点とし、六つの頂点Cを結んだ正六角形を底辺をする六角錐形状となる)とを組み合わせたものとなり、このように設定することで、ステータ3の内球面は、内接する一辺が0.424Ra(Raはステータ3の半径)、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.424Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.367Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面とで形成された180面体となっている。
尚、本実施の形態では、ステータ3は半球形状となっているので、全頂点数の半分の頂点を有するものとなり、この半分の頂点部分に電磁石5が配設される。
叙述のごとく構成された本発明の実施の形態において、ロータ2は、正20面体の12個の頂点Aと、該各隣接する頂点A間の円弧Eの中点Bとを頂点A、Bとする頂点数42、最大間隙比1.1308となる80面体の該各頂点A、Bに磁性突起4が設けられているため、正20面体の頂点にのみ磁性突起を設けたものに比して磁性突起4の数が多くなってより円滑なロータ2の三次元方向の回転が得られる。しかもこのものは、磁性突起4が42個設けられるものでありながら、最大間隙比が1.1308となって、前記従来の92個も設けるものの最大間隙比(=1.1714)より小さい値となるため、より円滑な回転制御が実行できる。
一方、ステータ3については、正20面体の頂点Aaと、該頂点Aaから隣接する頂点Aa同志を結ぶ円弧の中点Baに至る円弧の2/3の距離となる点Cと、前記点Cにより描かれる正六角形の中心点を通る半径端Dとが頂点となる180面体の該各頂点AaC、Dに電磁石5を設けた構造となるため、電磁石5は、前記磁性突起4の2倍ほどの密度で配されることになって、ロータ2のより円滑な三次元方向の回転が実行できる。しかも、この電磁石5の数は、前記従来の92個の磁性突起を設けたものと同じ頂点数になっていて、コンパクトなステータ3とすることができるが、このステータ3の最大間隙比が1.1563とこれもまた前記従来のロータのものよりも小さいものになっているため、さらに円滑な三次元方向の回動の実現ができる。
このように、本発明が実施されたロータ2、ステータ3は、正20面体の頂点A、Aaを基準として80面体、180面体を形成し、これらの頂点A、B、そしてAa、C、Dに磁性突起4、電磁石5を配したもので有るため、従来の92個も磁性突起があるロータよりは磁性突起数を少なくしながら、最大間隙比をより小さいものにできたことになり、このようにすることで、多自由度電動機をコンパクトにしながら、より円滑な多自由度回動ができることになる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であって、図5に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。まず、前述した多自由度電動機においては、駆動トルクは、電磁石5と磁性突起4との対向面積変化に応じて発生する一方で、磁性突起4が電磁石5と位置ズレして対向面積がゼロになる位置に位置する場合には殆ど発生せず、無効エリアM1となる。そして前記第一の実施の形態においては、電磁石5を円柱形状としたため、電磁石5の磁性突起4に対する対向面積がゼロになる無効エリアが発生するが、これを図6に黒塗り部分として示した。そこで第二の実施の形態では、電磁石5の形状を多角形とし、これによって磁性突起4が各ステータ極中心間の二等分線上を動いたときに対向面積がゼロになるところが生じないようにし、これによってロータ2の極配置を変えずに無効エリアM1よりも縮小した無効エリアM2とすることができ、この結果、本第二の実施の形態においては、磁性突起4と電磁石5とのあいだにおいて対向面積がゼロにならずに駆動トルクが発生する位置関係を増大させて出力アップを図ることができることになる。
1 多自由度モータ
2 球状ロータ
3 ステータ
4 磁性突起
5 電磁石
A、B 80面体の頂点
Aa、C、D 180面体の頂点
2 球状ロータ
3 ステータ
4 磁性突起
5 電磁石
A、B 80面体の頂点
Aa、C、D 180面体の頂点
Claims (4)
- 内球面に複数の電磁石を有するステータと、複数の磁性突起を有する球面がステータに所定の間隔を存して対向し、前記ステータに対して三次元方向に回動自在に支持される球状ロータとを備えて構成される多自由度電動機において、球状ロータの磁性突起は、
i.正20面体の各頂点A、
ii.隣接する前記頂点A同志を結ぶ各円弧の中点B、
とをそれぞれ頂点A、Bとして形成される80面体の該各頂点A、B位置に設けられることを特徴とする多自由度電動機。 - 請求項1において、球状ロータの半径をRとしたときに、80面体は、頂点数が42個で、一辺が0.618R、残りの二辺が0.547Rの二等辺三角形が60面と、0.618Rの正三角形が20面とからなるものであることを特徴とする多自由度電動機。
- 請求項1または2において、ステータの電磁石は、
i.正20面体の各頂点Aa、
ii.前記頂点Aaから、隣接する頂点Aa間の中点Baに至る円弧の2/3の距離となる点C、
iii.前記ii.の点Cにより形成される正六角形の中心点を通る半径端の点D、とをそれぞれ頂点Aa、C、Dとして形成される180面体の内球面の該各頂点位置Aa、C、Dに設けられることを特徴とする多自由度電動機。 - 請求項3において、ステータの内球面は、ステータの半径をRaとしたときに、内接する一辺が0.424Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.424Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面と、一辺が0.367Ra、残りの二辺が0.420Raの二等辺三角形が60面とで形成された180面体で、頂点が92個あるものであることを特徴とする多自由度電動機。
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WO2012017781A1 (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-09 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 多極球面ステッピングモータおよび多極球面acサーボモータ |
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-
2006
- 2006-06-22 JP JP2006172846A patent/JP2007060891A/ja active Pending
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