JP4254165B2 - ジンバル構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジンバル構造に関し、特に可動範囲を広くとり、小型化、軽量化を図ったジンバル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のジンバル構造は、たとえば、特開平10−213438号公報に開示されているように、駆動軸方向の個々にアクチュエータを搭載してジンバルを回動制御するよう構成され、また、特開平8−145682号公報に開示されているように、ジンバルを支持する基台とジンバルに取り付けられた搭載物の取り付け台との間で、トルク発生手段の電磁コイルと磁極を有するヨークとを対向させることにより取り付け台を回動制御するよう構成されている。
【0003】
しかしながら、駆動軸それぞれにアクチュエータを搭載する前者の場合には、外側の駆動系ほど大きな負荷に耐えうる出力を備える必要があるため、ジンバル構造を小型化、軽量化することが困難であるという問題がある。
【0004】
また、後者の例では、3軸駆動を行う必要がある場合、2軸、例えばAZ軸およびEL軸を回動させる電磁コイルを同一個所に備える以外に、ROLL方向を駆動させる電磁コイルを同一個所に取り込むことができないため、ROLL方向のみ別のトルク発生手段を搭載する必要があるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のジンバル構造は、駆動軸それぞれにアクチュエータを搭載する場合には、ジンバル構造の小型化、軽量化が難しいという欠点がある。
【0006】
また、電磁コイルとヨークとを基台と搭載部との間で対向させて搭載するような場合には、3軸駆動の要求に対して、小型化、軽量化が難しいという欠点がある。
【0007】
本発明の目的は、このような従来の欠点を除去するため、EL、AZおよびROLL方向のそれぞれに回動させるための電磁コイルをロータ側の凸面形状部に配置し、一様の空隙を挟んで相対する凹面形状部のステータ側との間で発生する磁界作用を受けて回動自在とすることにより、小型化、軽量化および回転速度の高速化が可能なジンバル構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のジンバル構造は、3軸または3軸以上で駆動されるジンバルと、前記ジンバルの回動基点を通る前記ジンバルの回動中心軸上に設定した搭載部と、前記ジンバルの回動基点を挟んで前記搭載部とは反対側に設定した凸面形状部を有するロータと、前記ロータの前記凸面形状部と空隙を持って対面し凹面形状部を有するステータと、により構成し、前記ジンバルは、前記回動基点から外側に向かって順に、EL(エレベーション)軸、前記EL軸と直交するAZ(アジマス)軸およびROLL(ロール)軸を少なくとも有する駆動軸により回動自在とされ、前記ロータは、前記凸面形状部の表面側に、EL方向、AZ方向およびROLL方向を含む各方向の駆動を行うための前記各方向に対応する電磁コイルが前記各方向毎に前記凸面形状部の中心から放射状に分割された領域に、前記凸面形状部の中心に対して点対称となるように対を成して設けられ、前記凸面形状部の裏面側に、マグネットが、表面側に設けられた前記各方向に対応する前記電磁コイルに対応して設けられ、前記ステータは、前記凹面形状部の表面に、前記ロータの前記凸面形状部の裏面側に設けられた前記マグネットとは異極のマグネットが向き合うように取り付けられていることを特徴としている。
【0012】
また、対を成して前記各方向に対応するそれぞれの前記電磁コイルは、通電された場合に前記マグネットおよび前記異極のマグネットによる磁界の中にあって発生する推力が、前記EL軸、前記AZ軸および前記ROLL軸を含むそれぞれの軸方向と直交するようにそれぞれ配置されることを特徴としている。
【0013】
また、前記ロータの前記凸面形状部と前記ステータの前記凹面形状部とは、一様の空隙を挟んで球面形状とされることを特徴としている。
【0014】
また、前記各方向に対応するそれぞれの前記電磁コイルは、前記駆動軸に対応した数が前記ロータの前記凸面形状部の表面側で点対称となるように対を成して設けられるとともに、1層以上で構成されることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明のジンバル構造の一つの実施の形態を示す説明図である。
【0016】
図1に示す本実施の形態は、3軸で駆動が可能なジンバル2と、ジンバル2の回動中心軸上に搭載部1と、ジンバル2の回動基点14を挟んで搭載部1とは反対側で凸面形状部を有するロータ3と、ロータ3の凸面形状部と空隙を持って対面し、凹面形状部を有するステータ4とを備えて構成されている。
【0017】
次に、本実施の形態のジンバル構造について図1を参照して詳細に説明する。図1の(a)は全体の構成、(b)は左側面、(c)はB−B面、(d)は上部側面、(e)は斜視、(f)は矢視A面を示す。
【0018】
また、図2は、マグネットによる磁界の作用と駆動回路を示す説明図である。
【0019】
図1を参照すると、ジンバル2は、ジンバル2の回動基点14から外側に向かって順に、EL(エレベーション)軸11、EL軸11と直交するAZ(アジマス)軸12およびROLL(ロール)軸13により回動自在とされている。
【0020】
ロータ3は、図1の(e)および(f)に示すように、凸面形状部の表面側に、EL方向、AZ方向およびROLL方向の駆動を行うためのEL軸駆動用電磁コイル5−1、AZ軸駆動用電磁コイル5−2およびROLL軸駆動用電磁コイル5−3が凸面形状部の中心から放射状に分割された領域で、点対称となるように対を成して設けられている。
【0021】
また、ロータ3は、凸面形状部に設けられたEL軸駆動用電磁コイル5−1、AZ軸駆動用電磁コイル5−2およびROLL軸駆動用電磁コイル5−3の裏側でマグネット7が各電磁コイルに対応して取り付けられている。
【0022】
ステータ4は、凹面形状部の表面に、ロータ3の凸面形状部の裏面側に設けられたマグネット7の各々に対応して、マグネット7とは異極が対向するようにマグネット6が取り付けられている。
【0023】
また、ロータ3の凸面形状部とステータ4の前記凹面形状部とは、一様の空隙を挟んでそれぞれが球面形状とされる。
【0024】
以上の構成によって、EL軸駆動用電磁コイル5−1、AZ軸駆動用電磁コイル5−2およびROLL軸駆動用電磁コイル5−3が通電された場合に、図2に示すように、ロータ3側のマグネット7とステータ4側の異極のマグネット6による磁界の中にあって、EL軸11、AZ軸12およびROLL軸13それぞれの軸方向と直交するように配置されることで、各回転方向に別々の推力を発生することができる。
【0025】
なお、図2は、1つまたは各軸対応で設けられたセンサ部10と、センサ部10により位置あるいは速度検出された信号に基づいて演算する演算部9と、演算部9からの駆動信号を受け取るEL軸11、AZ軸12およびROLL軸13それぞれの駆動回路8と、マグネット6、7による磁界の中に置かれた各電磁コイル5との接続状態が示されている。
【0026】
以上に説明した実施の形態では、3軸用の各電磁コイル5のそれぞれをロータ側の凸面形状部に交互に配置させる構成としているが、各電磁コイル5をそれぞれに複数重ね合せて配置させることにより、誘導電流の磁界への作用面積が増大することによるトルク出力の増大が可能となる。また、回転速度を増大させるために3軸のみならず、多軸化させ、それぞれの軸に対応する電磁コイルを同球面上に配置させることにより、より高速化を実現することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のジンバル構造によれば、EL軸、AZ軸およびROLL軸のそれぞれの軸で回動させるための電磁コイルをロータ側の凸面形状部に配置し、一様の空隙を挟んで相対する凹面形状部のステータ側との間で発生する磁界作用を受けて回動自在とすることにより、小型化、軽量化および回転速度の高速化を可能とすることができる。
【0028】
すなわち、従来のようにアクチュエータをそれぞれの軸に対して個別に配置する必要がなくなるため、構造が簡単になるばかりでなく、装置全体の小型化、軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジンバル構造の一つの実施の形態を示す説明図である。
【図2】マグネットによる磁界の作用と駆動回路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 搭載部
2 ジンバル
3 ロータ
4 ステータ
5 電磁コイル
5−1 EL軸駆動用電磁コイル
5−2 AZ軸駆動用電磁コイル
5−3 ROLL軸駆動用電磁コイル
6、7 マグネット
8 駆動回路
9 演算部
10 センサ部
11 EL軸
12 AZ軸
13 ROLL軸

Claims (4)

  1. 3軸または3軸以上で駆動されるジンバルと、前記ジンバルの回動中心軸上に設定した搭載部と、前記ジンバルの回動基点を挟んで前記搭載部とは反対側に設定した凸面形状部を有するロータと、前記ロータの前記凸面形状部と空隙を持って対面し凹面形状部を有するステータと、により構成し、
    前記ジンバルは、前記回動基点から外側に向かって順に、EL(エレベーション)軸、前記EL軸と直交するAZ(アジマス)軸およびROLL(ロール)軸を少なくとも有する駆動軸により回動自在とされ、
    前記ロータは、前記凸面形状部の表面側に、EL方向、AZ方向およびROLL方向を含む各方向の駆動を行うための前記各方向に対応する電磁コイルが前記各方向毎に前記凸面形状部の中心から放射状に分割された領域に、前記凸面形状部の中心に対して点対称となるように対を成して設けられ、前記凸面形状部の裏面側に、マグネットが、表面側に設けられた前記各方向に対応する前記電磁コイルに対応して設けられ、
    前記ステータは、前記凹面形状部の表面に、前記ロータの前記凸面形状部の裏面側に設けられた前記マグネットとは異極のマグネットが向き合うように取り付けられていることを特徴とするジンバル構造。
  2. 対を成して前記各方向に対応するそれぞれの前記電磁コイルは、通電された場合に前記マグネットおよび前記異極のマグネットによる磁界の中にあって発生する推力が、前記EL軸、前記AZ軸および前記ROLL軸を含むそれぞれの軸方向と直交するようにそれぞれ配置されることを特徴とする請求項記載のジンバル構造。
  3. 前記ロータの前記凸面形状部と前記ステータの前記凹面形状部とは、一様の空隙を挟んで
    球面形状とされることを特徴とする請求項1又は2記載のジンバル構造。
  4. 前記各方向に対応するそれぞれの前記電磁コイルは、前記駆動軸に対応した数が前記ロータの前記凸面形状部の表面側で点対称となるように対を成して設けられるとともに、1層以上で構成されることを特徴とする請求項1、2又は3記載のジンバル構造。
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