JP2007060834A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 集中巻きの電動モータにおける樹脂成形材料の注入量を少なくすることにより、モータ放熱性を向上し、モータ製造コストを低減する。
【解決手段】 電動モータ10のステータ13は、鉄心17に形成された複数のティースのそれぞれにコイル18が巻き付けられた集中巻きとなっている。ケース11はステータ13の外周面に嵌合する円筒部11aと、円筒部11aの一端部に一体に設けられコイルエンド部18aに対向する端板部11bとを備えている。ケース11内にステータ13を組み付けた状態のもとでステータ13に樹脂を注入すると、モールド部20が形成される。ケース11にはコイルとの間の隙間に突出するリブ23が一体に設けられており、リブ23はコイルエンド部18aの相互間を径方向に延びている。
【選択図】 図1

Description

本発明は集中巻きのステータを有する電動モータに関し、特に車両の動力源として有用な電動モータに関する。
動力源として電動モータを有する車両には電気自動車(EV)とハイブリッド車両(HEV)とがあり、電気自動車は電動モータを駆動源とし、ハイブリッド車両は動力源としてエンジンと電動モータとを具備している。ハイブリッド車両には、エンジンを発電用の動力源とし電動モータを走行用の動力源とするシリーズ方式と、エンジンを走行用の主要な動力源とし電動モータを車両の発進時や加速時に補助的な動力源とするパラレル方式と、シリーズ方式とパラレル方式を組み合わせたシリーズ・パラレル方式とがある。シリーズ・パラレル方式は走行状態に応じて電動モータとエンジンの一方または双方により車両を駆動し、パラレル方式とは異なりモータ走行時にエンジンにより駆動される発電機を有している。
電動モータおよび発電機の機能を有するジェネレータモータは、モータケースに固定されるステータ(固定子)と、モータシャフトに取り付けられるロータとを有している。ステータのコイル巻線方式には、鉄心に形成された複数のティースに渡って巻線を行う分布巻きと、1つのティースに巻線を行う集中巻きとがあり、集中巻きはコイルエンド部を短くすることができるので、モータの軸方向長さを短くすることができるとともに銅損を低減することができ、さらに巻線の占有率を高めて巻線効率を向上させることが可能となるという利点を有している。
電動モータには、その発熱対策として、不飽和ポリエステルなどの樹脂材料によりモータのステータをモールドするようにしたものや、金属製のケースを成形金型代わりにしてモールドするようにしたものがあり、コイルと電磁鋼板により発生するステータからの発熱は樹脂を介してケースに伝達され、ケース外部の外気またはケースに設けられた冷却水路を通じて放熱される。一方、特許文献1にはティースと巻線との間に設けられたインシュレータに孔を形成し、その孔に高熱伝導性樹脂を設けるようにした電動モータが記載され、特許文献2には巻線とモータケースのブラケットとの間に高い熱伝導率を有する樹脂材を挟み込むようにした電動モータが記載されている。
特開2001−128402号公報 特開2002−369449号公報
一般に樹脂材料の熱伝達係数は空気に比して大きいため、ケース内にステータを組み付けた状態でステータに樹脂材料を注入してモールド部を形成すると、電動モータの放熱性を高めることができるが、ケースとコイルの軸方向長さが長く、電磁鋼板の軸方向長さが長い場合、そして、コイル間の隙間や電磁鋼板に形成されてコイルが巻き付けられるスロットの隙間などでは樹脂の占める容積が大きくなって熱抵抗が大きくなるだけでなく、比較的高価な樹脂のモールド量が多くなるのでモータ製造コストを高めることになる。特に、集中巻きのステータは各々のティースに1つの相の巻線が巻き付けられるので、各々のティースの巻線相互間の隙間が比較的大きくなり、その部分に占める樹脂の量が多くなる。
本発明の目的は、集中巻きの電動モータにおける樹脂成形材料の注入量を少なくすることにより、モータ放熱性を向上し、モータ製造コストを低減することにある。
本発明の電動モータは、鉄心に形成された複数のティースのそれぞれにコイルが巻き付けられた集中巻きのステータを有する電動モータにおいて、前記ステータの外周面に嵌合する円筒部、および当該円筒部の一端部に一体に設けられ前記コイルのコイルエンド部に対向する端板部を備えるケースと、前記ケース内に前記ステータを組み付けた状態のもとで前記ステータに樹脂を注入して形成されるモールド部とを有し、前記ケースと前記コイルとの間の隙間に突出するリブを前記ケースに一体に設けることを特徴とする。
本発明の電動モータは、前記リブを前記コイルエンド部相互間に突出するとともに径方向に延設することを特徴とする。また、本発明の電動モータは、前記リブを前記コイルエンド部の径方向外側または内側に突出させて設けることを特徴とする。さらに、本発明の電動モータは、前記リブを前記コイルエンド部相互間に突出するとともに径方向に延設する放射状リブと、当該放射状リブと一体に設けられ前記コイルエンド部の径方向外側に突出する外側リブと、前記放射状リブと一体に設けられ前記コイルエンド部の径方向内側に突出する内側リブとにより形成することを特徴とする。
本発明の電動モータは、前記ステータに樹脂を注入する際に前記ステータ内に嵌合される金型と、前記鉄心の端面との少なくともいずれか一方に接触する接触面を前記リブに形成することを特徴とする。
本発明の電動モータは、前記ケースの開口端と前記コイルエンド部との間の隙間にスペーサを配置することを特徴とする。
本発明の電動モータは、前記ケースの開口端側における前記コイルエンド部の外周にコイル結線部を配置することを特徴とする。
本発明によれば、鉄心とこれに形成された複数のティースのそれぞれに巻き付けられたコイルとを有するステータを電動モータのケース内に組み付けることによりケースとコイルとの間に形成される隙間に突出するリブを設けたので、ケースとステータとを金型内に装着してこれらの間に形成される隙間に樹脂材料を注入して形成されるモールド部の容積を少なくして樹脂材料の使用量を低減することができる。これにより、低コストで電動モータを製造することができる。また、モールド部内にリブが入り込んでいるので、ステータからリブを介して外部に伝達される放熱量が増加し、電動モータの冷却性を向上させることができる。
リブの形状としては、コイルエンド部相互間に突出して径方向に延設するようにした形状、コイルエンド部の径方向の外側または内側の少なくともいずれか一方に突出させるようにした形状、およびコイルエンド部が入り込む凹部を有しコイルエンド部を囲む形状とすることができる。
本発明によれば、リブをステータの位置決めとしても使用することができ、さらには金型の位置決めとしても使用することができる。また、ケースの開口端部にスペーサを配置し、そのスペーサにより樹脂材料の注入量を低減するとともにモータの放熱性を高めることができる。さらに、ケースの開口端部側のコイルエンド部外側にコイル結線部を配置することにより、ステータの軸方向長さを短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である電動モータを示す縦断面図であり、図2は図1の横断面図であり、図3はステータの鉄心とコイルを示す正面図である。
この電動モータ10のケース11は、図1に示すように、円筒部11aとこの円筒部11aの一端部に一体となった端板部11bとを有し、金属により形成され、円筒部11aの他端部である開口端部には金属製のカバー12が取り付けられるようになっている。ケース11内には全体的にほぼ円筒形状のステータ13が取り付けられ、ケース11の端板部11bに装着される軸受14aと、カバー12に装着される軸受14bとに回転自在に支持されるモータシャフト15にはロータ16が設けられている。
ステータ13は電磁鋼板を積層して形成されるコアつまり鉄心17を有し、図2および図3に示されるように、鉄心17は環状部17aとこの環状部17aから径方向内方に突出する複数のティース17bとを有しており、図示する電動モータ10の鉄心17には12個のティース17bが設けられ、極数は12極となっている。ただし、ティース17bの数は12個に限られない。各々のティース17bには1つの相の巻線つまりコイル18がインシュレータ19を介して巻きつけられており、ステータ13は集中巻きとなっている。このように鉄心17と12個のコイル18とを有するステータ13には、コイル18相互間等により形成される隙間を充填するとともにステータ13をケース11に固定するために樹脂材料が注入され、樹脂材料によりモールド部20が形成されている。図1に示すように、ケース11の外側には円筒形状のスリーブ21が嵌合され、ケース11の円筒部11aとスリーブ21との間には冷却媒体が流れる冷却通路が形成され、ケース11は冷却媒体により冷却されるようになっている。
図3には、ステータ13をその上半分が鉄心17にコイル18を巻き付けた状態で示され、下半分がコイル18とインシュレータ19とを取り除いた状態で示されており、モールド部20はそれぞれ取り除かれた状態となっている。図3に示されように、樹脂材料を注入する前においては、コイル相互間には隙間22が形成されており、それぞれの隙間22はコイル18のうち鉄心17の両端面よりも突出したコイルエンド部18a,18bの相互間に連なっている。
図1および図2に示すように、ケース11の端板部11bにはコイルエンド部18aと端板部11bとの間の隙間22に突出するリブ23が設けられており、リブ23はそれぞれのコイルエンド部18a相互間の部分を径方向に延びて延設している。
図4はコイル18が巻きつけられた鉄心17を有するステータ13がケース11内に組み付けられた状態のもとで、樹脂成形用の金型24にケース11を装着した状態を示す要部拡大断面図である。ステータ13がケース11内に組み付けられた状態では、鉄心17の外周面はケース11の円筒部11aの内周面に嵌合され、鉄心17の一端面はケース11の突き当て部11cに突き当てられた状態となっており、鉄心17の内周面は金型24の外周面に嵌合し、金型24の先端部はケース11の端板部11bに接触している。さらに、金型24の基端部はケース11の開口端部を閉塞し、コイルエンド部18bを隙間22を介して覆っている。
このようにステータ13はケース11を樹脂成形用の金型代わりとし、ケース11と金型24との間に形成される隙間22に溶融状態の樹脂材料を注入することにより、図1および図2に示されるように、隙間22に樹脂材料からなるモールド部20が充填されたステータ13が形成されるとともにモールド部20によりステータ13はケース11に固定される。樹脂材料の熱伝達係数は空気よりも大きいので、隙間22に樹脂材料を充填してモールド部20を設けると、これを設けない場合よりも電動モータ10の熱性能を高めることができる。ケース11にはコイルエンド部18aと端板部11bとの間の隙間22に突出するリブ23が設けられているので、樹脂注入時にはリブ23の部分には樹脂材料が注入されない。したがって、ケース11に対してステータ13を少ない樹脂材料により一体にモールドすることができ、製造コストを低減することができる。さらに、ステータ13からの発熱は、ケース11と一体となった金属製のリブ23がステータ13に近接しているので、リブ23を介して外部に伝達される放熱量が増加し、電動モータ10の冷却性を向上させることができる。
図5(A)〜図5(D)はそれぞれ本発明の他の実施の形態である電動モータ10の一部を示す断面図である。図5(A)に示す場合には、リブ23がコイルエンド部18aの径方向内側に突出してケース11に設けられており、このリブ23は円周方向に環状になって連なっている。図5(B)に示す場合には、リブ23がコイルエンド部18aの径方向外側に突出してケース11に設けられており、このリブ23は円周方向に環状になって連なっている。図5(A),(B)に示す電動モータ10においても、モールド部20を形成するための樹脂材料の使用量をそれぞれのリブ23の容積に対応した容積だけ低減することができるとともに、リブ23を介して外部に伝達される放熱量を増加して、電動モータ10の冷却性を向上させることができる。
図5(C)に示す場合には、リブ23が図5(A)に示す場合と同様にコイルエンド部18aの径方向内側に突出してケース11に設けられるとともに、図5(A)に示す場合と相違してステータ13の鉄心17の端面に接触する接触面25がリブ23に設けられており、電磁鋼板性の鉄心17とリブ23との直接接触によりステータ13の放熱性をより高めることができる。図5(D)に示す場合には、図5(C)に示す場合と同様に鉄心17の端面に接触する接触面25がリブ23に設けられるとともに、その接触面25は、ステータ13をケース11に一体に樹脂材料によりモールド部20を形成する際に金型24に突き当てることにより、金型24を用いた成形性をより向上させることができる。なお、リブ23の接触面25を金型24のみに突き当てるようにし、リブ23と鉄心17とが直接接触しないようにしても良く、接触面25をリブ23に設ける場合には、少なくとも鉄心17の端面と金型24とのいずれか一方に接触するようにすれば良い。
図6(A)は本発明のさらに他の実施の形態である電動モータ10の一部を示す断面図であり、図6(B)は図6(A)における6B−6B線に沿う断面図である。この電動モータ10においては、ケース11の端板部11bにはそれぞれのコイルエンド部18aが入り込む凹部26が形成されており、この凹部26はコイルエンド部18aの相互間に突出して径方向に延設する放射状リブ23aと、それぞれの放射状リブ23aと一体となりコイルエンド部18aの径方向外側に突出する外側リブ23bと、それぞれの放射状リブ23aと一体となりコイルエンド部18aの径方向内側に突出する内側リブ23cとにより形成され、これらのリブ23a〜23cによりコイルエンド部18aは囲まれている。この場合にはそれぞれのリブ23a〜23cの先端は鉄心17の端面から離れているが、いずれかのリブを、図5(C),(D)に示すように鉄心17の端面に接触させるようにしても良く、内側リブ23cの先端を金型24に突き当てるようにしても良い。
図7(A),(B)はそれぞれ本発明のさらに他の実施の形態である電動モータ10の一部を示す断面図である。図7(A)に示す場合には、ケース11の端板部11bには図6に示す場合と同様にそれぞれのコイルエンド部18aが入り込む凹部26が形成されており、さらにケース11の開口端とコイルエンド部18bとの間の隙間にスペーサ27が配置されている。この電動モータ10のステータ13をケース11に一体に成形する場合には、ケース11内にステータ13としての鉄心17を組み込むとともにスペーサ27を組み込んだ状態のもとで、金型24にケース11を装着してステータ13を一体にモールドする。図7(A)に示すスペーサ27は環状の仕切り壁28を有するとともに、図6に示す場合と同様に仕切り壁28にはコイルエンド部18bが入り込む凹部26aが形成されており、凹部26aはそれぞれ仕切り壁28に設けられた放射状リブ29a,外側リブ29bおよび内側リブ29cとにより形成されている。この電動モータ10においては、ケース11の開口端側における樹脂材料の使用量をも低減することができる。ただし、仕切り壁28に放射状リブ29aと外側リブ29bと内側リブ29cの全てを設けることなく、いずれかを設けるようにしても良い。
図7(B)に示す場合には、図5(C)に示す場合と同様にリブ23には鉄心17の端面に接触する接触面25が設けられているが、図5(C)に示す場合と相違して、リブ23の内部に向けてケース11の外部に連通する凹部30を形成し、ケース11の厚みを除肉によって薄くし、ケース11の軽量化を図っている。このように、リブ23の内部に凹部30を形成してケース11の厚みを薄くする構造は、上述した他の実施の形態においても同様とすることができる。さらに、図7(B)に示す場合には、それぞれのコイル18の結線部18cがコイルエンド部18bの外周に配置されている。従来の集中巻きのステータ13にあっては結線部18cをコイルエンド部18bの端面に配置するようにしているが、このように、結線部18cをコイルエンド部18bの外周に配置することにより、コイル相互間の隙間22を利用してコイル18の全長を短くすることができるとともに樹脂材料の使用量を低減することができる。この場合にも、図7(A)に示す場合と同様にスペーサ27を配置するようにしても良い。
図8は本発明の他の実施の形態である電動モータを示す断面図であり、この電動モータ10はパラレル方式のハイブリッド車両に搭載されており、このハイブリッド車両は、エンジン31とトランスミッションケース32との間に電動モータ10が組み込まれ、エンジン31と電動モータ10とを動力源としてトランスミッションを介して図示しない駆動輪に駆動力が伝達される。電動モータ10は制動力の回生を行う発電電動機つまりジェネレータモータとしての機能を有し、この車両はエンジン31を駆動源の主体とし、エンジン31の高負荷時等には電動モータ10を駆動させることにより駆動力を補助することができるとともに制動時や降坂時には電動モータ10により回生制動を行ってバッテリの充電を行うことができる。
電動モータ10のケース11はエンジン31とトランスミッションケース32との間に組み込まれており、ケース11は上述した場合と同様に円筒部11aとこれと一体の端板部11bとを有し、端板部11bはエンジン側となっている。ケース11内には電磁鋼板を積層してなる鉄心17とこれのティース17bに巻きつけられるコイル18とを有するステータ13が組み込まれており、ステータ13は上述した場合と同様に集中巻きとなっている。
ケース11には図6に示した電動モータ10と同様に、コイルエンド部18aが入り込む凹部26が形成されており、この凹部26はコイルエンド部18aの相互間に突出して径方向に延設する放射状リブ23aと、それぞれの放射状リブ23aと一体となりコイルエンド部18aの径方向外側に突出する外側リブ23bと、それぞれの放射状リブ23aと一体となりコイルエンド部18aの径方向内側に突出する内側リブ23cとにより形成されている。この場合にはそれぞれのリブ23a〜23cの先端は鉄心17の端面から離れているが、外側リブ23bを図5(C),(D)に示すように鉄心17の端面に接触させるようにしても良く、ステータ13をカバー11に一体にモールドする際に内側リブ23cの先端を金型に突き当てるようにしても良い。
このモータのロータ16はクランク軸33に連結される中空軸34に固定されており、ロータ16はエンジンにより駆動される。トランスミッションケース32内には、電動モータに隣接させてトルクコンバータ35が組み込まれており、トルクコンバータ35は連結プレート36により中空軸34に連結されるフロントカバー37を有し、フロントカバー37にはポンプインペラ38が設けられたポンプシェル39が取り付けられている。ポンプインペラ38に対向して配置されるタービンランナ41は、トルクコンバータ出力軸42にスプライン結合されるボス部43を有し、ボス部43にはロックアップクラッチ44が設けられており、ロックアップクラッチ44とタービンランナ41との間にはダンパ45が組み込まれている。トルクコンバータ出力軸42の外側に組み込まれるとともにトランスミッションケース32に固定される中空支持軸46にはワンウエイクラッチ47を介してステータ48が装着されている。
このように、電動モータ10は電気自動車の駆動源として適用することができるとともに電動モータ10とエンジン31とを有するパラレル式のハイブリッド車両の駆動源としても使用することができる。なお、上述したそれぞれの実施の形態において、コイル18相互間の隙間22の軸方向全長に渡ってリブを設けるようにしても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、本発明の電動モータ10はモータ走行時にエンジンにより駆動される発電機を搭載するようにしたシリーズ・パラレル式のハイブリット車両にも適用することができるとともに、車両駆動用の電動モータ以外の種々の電動モータとしても本発明を適用することができる。
本発明の一実施の形態である電動モータを示す縦断面図である。 図1の横断面図である。 ステータの鉄心とコイルを示す正面図である。 ステータが組み込まれたケースを樹脂成形用の金型に装着した状態を示す要部拡大断面図である。 (A)〜(D)はそれぞれ本発明の他の実施の形態である電動モータの一部を示す断面図である。 (A)は本発明のさらに他の実施の形態である電動モータの一部を示す断面図であり、(B)は(A)における6B−6B線に沿う断面図である。 (A),(B)はそれぞれ本発明のさらに他の実施の形態である電動モータの一部を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態である電動モータを示す断面図である。
符号の説明
11 ケース
11a 円筒部
11b 端板部
13 ステータ
16 ロータ
17 鉄心
17a 環状部
17b ティース
18 コイル
18a,18b コイルエンド部
18c 結線部
20 モールド部
22 隙間
23 リブ
23a 放射状リブ
23b 外側リブ
23c 内側リブ
24 金型
27 スペーサ

Claims (7)

  1. 鉄心に形成された複数のティースのそれぞれにコイルが巻き付けられた集中巻きのステータを有する電動モータにおいて、
    前記ステータの外周面に嵌合する円筒部、および当該円筒部の一端部に一体に設けられ前記コイルのコイルエンド部に対向する端板部を備えるケースと、
    前記ケース内に前記ステータを組み付けた状態のもとで前記ステータに樹脂を注入して形成されるモールド部とを有し、
    前記ケースと前記コイルとの間の隙間に突出するリブを前記ケースに一体に設けることを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1記載の電動モータにおいて、前記リブを前記コイルエンド部相互間に突出するとともに径方向に延設することを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項1記載の電動モータにおいて、前記リブを前記コイルエンド部の径方向外側または内側に突出させて設けることを特徴とする電動モータ。
  4. 請求項1記載の電動モータにおいて、前記リブを前記コイルエンド部相互間に突出するとともに径方向に延設する放射状リブと、当該放射状リブと一体に設けられ前記コイルエンド部の径方向外側に突出する外側リブと、前記放射状リブと一体に設けられ前記コイルエンド部の径方向内側に突出する内側リブとにより形成することを特徴とする電動モータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動モータにおいて、前記ステータに樹脂を注入する際に前記ステータ内に嵌合される金型と、前記鉄心の端面との少なくともいずれか一方に接触する接触面を前記リブに形成することを特徴とする電動モータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動モータにおいて、前記ケースの開口端と前記コイルエンド部との間の隙間にスペーサを配置することを特徴とする電動モータ。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動モータにおいて、前記ケースの開口端側における前記コイルエンド部の外周にコイル結線部を配置することを特徴とする電動モータ。
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