JP2007059794A - 半導体装置の製造方法、薄膜トランジスタ及び表示装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法、薄膜トランジスタ及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ソース領域及びドレイン領域における不純物の活性化及びコンタクト抵抗の低減を効率良く行うことができる、生産性に優れた半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】基板上に半導体膜を形成する工程、前記半導体膜を含む前記基板上にゲート絶縁膜を形成する工程、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、前記ゲート電極をマスクとして前記ゲート絶縁膜をエッチングし、前記半導体膜を露出する工程、全面に金属層を形成する工程、前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に不純物を注入する工程、及び前記不純物注入領域に熱処理を施し、前記半導体膜中の不純物を活性化するとともに、前記半導体膜と金属層との界面に金属シリサイド層を形成する工程を具備することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置の製造方法、薄膜トランジスタ及び表示装置に係り、特に、液晶表示装置用薄膜トランジスタのコンタクト抵抗低減技術に関する。
液晶表示装置等の表示装置として、マトリクス状に配置された多数の画素を、画素毎に駆動するために、各画素に薄膜半導体装置である薄膜トランジスタ(TFT)を設けたアクティブマトリクス型の表示装置が知られている。かかる用途に用いられるTFTとしては、多結晶シリコンTFTが広く用いられている。このような多結晶シリコンTFTの製造プロセスは、以下の通りである。
まず、非結晶シリコン膜にレーザ照射によりアニールして多結晶化し、得られた多結晶シリコン膜を所定の形状にパターニングすることにより、能動層として機能する多結晶シリコン膜を形成する。なお、レーザー照射については、例えば、特許文献1に記載されている。
次いで、パターニングされた多結晶シリコン膜上に、ゲート絶縁膜及びパターニングしたゲート電極を順次形成し、このゲート電極をマスクとして、多結晶シリコン膜に対し、不純物イオンを注入し、ソース領域、ドレイン領域を形成する。この時、多結晶シリコン膜において、ゲート電極の直下に位置し、不純物イオンが導入されなかった部分はチャネル領域となる。
不純物イオンの注入後、層間絶縁膜を形成し、ファーネス炉アニールにより、ソース領域、ドレイン領域の不純物の活性化を行う。次に、層間絶縁膜を貫通して多結晶シリコン膜に達するコンタクトホールを形成し、このコンタクトホール内及び層間絶縁膜上に、ソース領域及びドレイン領域に接続するソース電極及びドレイン電極を形成して、多結晶シリコンTFTが完成する。
このような方法により製造された多結晶シリコンTFTにおいて、不純物イオンの活性化をファーネス炉でのアニールにより行う方法によると、ガラス基板を用いる表示装置では処理温度を高くすることができないため、十分な不純物の活性化を行うことができず、加えて熱処理に長時間を要し、生産性の観点から好ましくない。また、ソース領域及びドレイン領域と、ソース電極及びドレイン電極との間のコンタクト抵抗が高いという問題もある。
特開昭58−186949号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ソース領域及びドレイン領域における不純物イオンの活性化、及びソース領域及びドレイン領域とソース電極及びドレイン電極との間の良好なオーミックコンタクトの形成を、効率よく行うことを可能とする半導体装置の製造方法、薄膜トランジスタ及び表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、基板上に半導体膜を形成する工程、前記半導体膜を含む前記基板上にゲート絶縁膜を形成する工程、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、前記ゲート電極をマスクとして前記ゲート絶縁膜をエッチングし、前記半導体膜を露出する工程、全面に金属層を形成する工程、前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に不純物を注入する工程、及び前記不純物注入領域に熱処理を施し、前記半導体膜中の不純物を活性化するとともに、前記半導体膜と金属層との界面に金属シリサイド層を形成する工程を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
以上のように構成される本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法において、熱処理は、金属膜に、フラッシュランプ光を照射すること又はレーザ光を照射することにより行うことができる。この場合、熱処理を、金属膜にフラッシュランプ光を照射することにより行い、フラッシュランプをキセノンランプとすることができる。
本発明の第2の態様は、基板上に所定パターンの半導体膜を形成する工程、前記パターニングされた半導体膜を含む前記基板上にゲート絶縁膜を形成する工程、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に不純物を注入して、低濃度不純物層を形成する工程全面にサイドウォール膜を形成する工程、前記サイドウォール膜をドライエッチングにより処理して、前記ゲート絶縁膜を選択的にエッチングして前記半導体膜を露出するとともに、ゲート電極の側面にサイドウォールを形成する工程、全面に金属層を形成する工程、前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に不純物を注入して、高濃度不純物層を形成する工程、前記金属層にフラッシュランプ光を照射して、前記半導体膜と金属層との界面に金属シリサイド層を形成するともに、前記半導体膜中の不純物を活性化する工程、及び前記金属層を除去して、金属シリサイド層を残す工程を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
以上のように構成される本発明の第2の態様に係る半導体装置の製造方法において、フラッシュランプとして、キセノンランプを用いることができる。
また、以上の発明の第1及び第2の態様に係る半導体装置の製造方法において、金属層を、Ni層、Co層、Mo層、及びTi層からなる群から選ばれた層とすることが望ましい。
本発明の第1の態様によると、ソース・ドレイン領域における不純物の活性化と、シリサイド層の形成を、1回の熱処理により同時に行っているため、効率のよい半導体装置の製造が可能である。また、本発明の第2の態様によると、ソース領域及びドレイン領域とソース電極及びドレイン電極との間のシリサイドの形成を、フラッシュランプを用いて行っているため、基板を損傷させることなく、短時間で効率のよいオーミックコンタクトの形成が可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
第1の実施形態
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態に係る、液晶表示装置を駆動する薄膜トランジスタ(TFT)の製造方法を工程順に示す断面図である。
まず、被処理基板1を用意する。この実施形態では、被処理基板1として透明基体2上に下地絶縁層3が形成された基板を用いている。この被処理基板1上(下地絶縁層3上)の略全面に層厚が例えば50nmとなるようにアモルファスシリコン層4を形成する。その後、温度500℃の雰囲気中でアニール処理を施し、このアモルファスシリコン層4中の水素を離脱させる(図1(a))。
次いで、例えばELA(Excimer Laser Anneal)法により、このアモルファスシリコン層50を結晶化して、ポリシリコン層5とする(図1(b))。
次に、PEP(Photo Engraving Process、いわゆるフォトリソグラフィー)によりポリシリコン層5上に所定の形状のレジストマスクを形成し、このレジストマスクをマスクとして、CDE(Chemical Dry Etching)法によりポリシリコン層5にエッチングを施すことによって、ポリシリコン層5を島形状に加工する(図1(c))。
その後、PE−CVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)法を用いて、島形状に加工されたポリシリコン層5及び下地絶縁層3を覆うように、ゲート絶縁膜6を形成する(図1(d))。
次に、ゲート絶縁膜6上の略全面に金属層、例えばモリブデンタングステン層7形成する(図2(a))。そして、モリブデンタングステン層7上にPEPにより所定の形状のレジストマスクを形成した後、このレジストマスクをマスクとして反応性イオンエッチング法により、モリブデンタングステン層の不要部分を除去し、ゲート電極8を形成する(図2(b))。
次に、ゲート電極層8をマスクとして、ポリシリコン層5に不純物領域、例えばソース領域及びドレイン領域形成のために不純物イオン(リンもしくはボロン等)を注入する(図2(c))。
次いで、ドライエッチングを施して、ゲート絶縁膜6をエッチングし、ポリシリコン層5を露出する(図2(d))。
次に、シリサイドを形成するための金属、例えばNi、Co、Mo、又はTi等からなる金属層9を、5〜30nmの厚さに、全面に形成する。本実施形態では、金属層9として、例えばMo層を、例えば15nmの膜厚に形成する(図3(a))。
その後、フラッシュランプ光を照射することにより、ポリシリコン層5中の不純物イオンが活性化されて、ソース・ドレイン領域10a,10bが形成されるとともに、ソース・ドレイン領域10a,10bとMo層9との界面に、モリブデンシリサイド層11が形成される(図3(b))。
フラッシュランプ光は、紫外線から可視領域に極大強度を有しており、パルス幅が0.1ms〜100msのキセノンフラッシュランプを照射することで、短時間での効率的なアニール処理により、不純物イオンの活性化及びシリサイド層11の形成が可能であり、凝集も生じにくい。キセノンフラッシュランプとしては、紫外から可視光領域に光強度を有するものが好適である。
フラッシュランプ装置として、図5に示すように、気密容器21内に試料22と対向して配置された複数本の棒状のキセノンフラッシュランプ23とを備えている構造のものを用いることができる。キセノンフラッシュランプ23の上方には、上方に放射されたランプ光を試料22方向に反射させるために、リフレクタ24が配置され、キセノンフラッシュランプ23の光は、例えば石英等の紫外線から可視領域の光の透過性を有する透光板25を通過して試料22に照射される。
なお、光の均一性を高めるために、光拡散板26を配置してもよい。また、試料22を支持するプレート27に加熱手段を配置して予備加熱(例えば250〜550℃)を行うようにしてもよい。キセノンフラッシュランプ23は、その内部にキセノンガスが封入され、その両端にコンデンサーに接続された陽極及び陰極が配置された石英ガラス管であり、駆動電源回路のコンデンサーに蓄えられた電気が石英ガラス管内に流れ、その時に生ずるジュール熱でキセノンガスが加熱されて、光が放出される。
フラッシュランプ光の照射により形成されたシリサイド層11は、Mo層9がポリシリコン層5と接触している領域でのみ形成され、その他のところでは形成されない。そのため、Mo層9のままの領域をウェットエッチング法により除去する(図3(c))。
次に、全面に層間絶縁層12を形成し(図3(d))、この層間絶縁層12に、ソース領域10a上のシリサイド層11の少なくとも一部及びドレイン領域10b上のシリサイド層11の少なくとも一部を露出させるように、コンタクトホール13を形成する(図4(a))。
次いで、コンタクトホール13を埋めるようにAl層14を形成し(図4(b))、パターニングすることにより、ソース電極15a及びドレイン電極15bを形成して、TFTが完成する(図4(c))。なお、ドレイン電極15bは、信号配線(図示せず)と一体的に形成されており、ソース電極15aには、画素電極(図示せず)が接続されている。また、ゲート電極10は、走査電極(図示せず)と一体的に形成されている。
以上のようにして製造された液晶表示装置駆動用TFTでは、シリサイド層11上に設けられたソース電極15aは、シリサイド層11を介してソース領域10aと電気的に接続することとなり、ソース電極15aと半導体層5とのコンタクト抵抗を低減させることができるので、オン電流を増大させることができる。また、シリサイド層11上に設けられたドレイン電極15bは、シリサイド層11を介してドレイン領域10bと電気的に接続することとなり、ドレイン電極15bと半導体層5とのコンタクト抵抗を低減させることができるので、オン電流を増大させることができる。
また、本実施形態のTFTの形成プロセスによれば、少なくともソース領域10a及びドレイン領域10bと接触するように半導体層5上にシリサイド化が可能な金属層9を形成し、短時間かつ金属層を直接フラッシュランプ光照射によりアニールすることでシリサイド層を形成している。したがって、基板温度を高温にする必要はなく、プロセス温度は低温で凝集も生じにくく、ソース電極15a及びドレイン電極15bと半導体層5とのコンタクト抵抗を低減させるシリサイド層11を低温且つ安価に設けることができるという利点がある。
更に、このようなシリサイド層11の形成と同時に半導体層5内の不純物の活性化を行っているため、工程数の削減及びプロセスの効率化を図ることができる。
なお、以上の実施形態では、フラッシュランプの照射によりシリサイド層11を形成するとともに、不純物の活性化を行ったが、フラッシュランプの照射の代わりにCW−YAGレーザー光を走査してもよい。
第2の実施形態
図6及び図7は、本発明の第2の実施形態に係る、液晶表示装置を駆動する薄膜トランジスタの製造方法を工程順に示す断面図である。
なお、ゲート電極8を形成するまでの工程は、第1の実施形態における図1(a)から図2(b)までの工程と同様であるので、その説明は省略する。
ゲート絶縁膜6上にゲート電極8を形成した後、ゲート電極8をマスクとして、ポリシリコン層5に低濃度不純物領域形成のために不純物イオン(リンもしくはボロン等)を注入する(図6(a))。
次いで、全面にサイドウォール層となる例えば酸化シリコン層(図示せず)を全面に形成した後、酸化シリコン層及びゲート絶縁膜6にドライエッチングを適用し、ゲート電極8の両サイドにサイドウォール31を残すように、酸化シリコン層及びゲート絶縁膜6を除去する(図6(b))。
次に、シリサイドを形成するための、例えばNi、Co、Mo、Ti等からなる金属層32を全面に形成する。本実施形態では、金属層32として、例えばMo層を、例えば15nmの膜厚に形成する。
次に、ゲート電極8とサイドウォール31をマスクとして、ポリシリコン相5に高濃度不純物領域形成のために不純物イオン(リンもしくはボロン等)を注入する。
その後、フラッシュランプ光を照射することにより、半導体層5とMo層32との界面に、モリブデンシリサイド層33が形成される(図6(c))。
フラッシュランプ光は、紫外線から可視領域に極大強度を有し、パルス幅が0.1ms〜100msのキセノンフラッシュランプを用いることで、短時間での効率的なアニール処理によりモリブデンシリサイド層33の形成が可能であり、凝集も生じにくい。このとき、モリブデンシリサイド層33は、金属層32がポリシリコン層5と接触している領域で形成され、その他のところでは生じないため、金属層32のままの領域をウェットエッチング法により除去する(図6(d))。このフラッシュランプ光の照射により、ポリシリコン層5中の不純物イオンも活性化されて、ソース・ドレイン領域10a,10bが形成される。
次に、全面に層間絶縁層35を形成し、この層間絶縁層35に、ソース領域34a上のモリブデンシリサイド層33の少なくとも一部及びドレイン領域34b上のモリブデンシリサイド層33の少なくとも一部を露出させるように、コンタクトホール36を形成する(図7(a))。
次いで、コンタクトホール36を埋めるようにAl層を形成し、パターニングすることにより、ソース電極37a及びドレイン電極37bを形成して、TFTが完成する(図7(b))。
なお、以上の実施形態では、このフラッシュランプ光の照射によりモリブデンシリサイド層11を形成するとともに、不純物の活性化を行ったが、フラッシュランプの照射の代わりにCW−YAGレーザ光を照射、例えば走査してもよい。
以上のようにして製造されたTFTでは、モリブデンシリサイド層33上に設けられたソース電極37aは、モリブデンシリサイド層33を介してソース領域34aと電気的に接続することとなり、ソース電極37aとポリシリコン層5とのコンタクト抵抗を低減させることができるので、オン電流を増大させることができる。また、モリブデンシリサイド層33上に設けられたドレイン電極37bは、モリブデンシリサイド層33を介してドレイン領域34bと電気的に接続することとなり、ドレイン電極37bとポリシリコン層5とのコンタクト抵抗を低減させることができるので、オン電流を増大させることができる。
また、本実施形態のTFTの形成プロセスによれば、少なくともソース領域34a及びドレイン領域34bと接触するようにシリサイド化が可能な金属層32を形成し、金属層32を直接フラッシュランプ光照射によりアニールすることで、短時間または瞬時の照射によりシリサイド層33を形成している。したがって、基板温度を高温にする必要はなく、プロセス温度は低温で凝集も生じにくく、ソース電極37a及びドレイン電極37bとポリシリコン層5とのコンタクト抵抗を低減させるシリサイド層33を、低温で且つ安価に設けることができるという利点がある。依って、表示装置の基板としてプラスチック基板などの安価な材料を使用することができる。
上記半導体装置の製造方法は、表示装置例えば液体表示装置の各画素部に形成されるスイッチング回路や表示制御回路などを構成する薄膜トランジスタの製造に適用することにより、表示装置を製造することができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第1及び第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法に用いるフラッシュランプ装置を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
符号の説明
1・・・被処理基板、2・・・透明基体、3・・・下地絶縁層、4・・・アモルファスシリコン層、5・・・ポリシリコン層、6・・・ゲート絶縁膜、7・・・モリブデンタングステン層、8・・・ゲート電極、9,32・・・金属層、10a,34a・・・ソース領域、10b,34b・・・ドレイン領域、11,33・・・モリブデンシリサイド層、12,35・・・層間絶縁層、13,36・・・コンタクトホール、14・・・Al層、15a,37a・・・ソース電極、15b,37b・・・ドレイン電極、21・・・気密容器、22・・・試料、23・・・キセノンフラッシュランプ、24・・・リフレクタ、25・・・透光板、26・・・光拡散板、27・・・プレート、31・・・サイドウォール。

Claims (8)

  1. 基板上に半導体膜を形成する工程、
    前記半導体膜を含む前記基板上にゲート絶縁膜を形成する工程、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、
    前記ゲート電極をマスクとして前記ゲート絶縁膜をエッチングし、前記半導体膜を露出する工程、
    全面に金属層を形成する工程、
    前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に不純物を注入する工程、及び
    前記不純物注入領域に熱処理を施し、前記半導体膜中の不純物を活性化するとともに、前記半導体膜と金属層との界面に金属シリサイド層を形成する工程
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記熱処理は、前記金属層に、フラッシュランプ光を照射すること又はレーザ光を照射することにより行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記熱処理は、前記金属にフラッシュランプ光を照射することにより行われ、前記フラッシュランプは、キセノンランプであることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 基板上に所定パターンの半導体膜を形成する工程、
    前記パターニングされた半導体膜を含む前記基板上にゲート絶縁膜を形成する工程、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、
    前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に不純物を注入して、低濃度不純物層を形成する工程
    全面にサイドウォール膜を形成する工程、
    前記サイドウォール膜をドライエッチングにより処理して、前記ゲート絶縁膜を選択的にエッチングして前記半導体膜を露出するとともに、ゲート電極の側面にサイドウォールを形成する工程、
    全面に金属層を形成する工程、
    前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に不純物を注入して、高濃度不純物層を形成する工程、
    前記金属層にフラッシュランプ光を照射して、前記半導体膜と金属層との界面に金属シリサイド層を形成するともに、前記半導体膜中の不純物を活性化する工程、及び
    前記金属層を除去して、金属シリサイド層を残す工程
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記フラッシュランプは、キセノンランプであることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記金属層は、Ni層、Co層、Mo層、及びTi層からなる群から選ばれた層であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法により製造された薄膜トランジスタ。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法により製造された半導体装置により画素選択用スイッチング回路を構成してなることを特徴とする表示装置。
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