JP2007058206A - 光ファイバテープ心線及び光ファイバテープユニット - Google Patents

光ファイバテープ心線及び光ファイバテープユニット Download PDF

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Fuminori Nakajima
史紀 中嶋
Mitsunori Akiba
光紀 秋葉
Michiyo Takaishi
三千代 高石
Yoshitoshi Hayashizu
好寿 林津
Tatsuya Oyama
竜也 大山
Ken Kanai
憲 金井
Eiji Imada
栄治 今田
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Abstract

【課題】工具を使用しないで、あるいは、極低コストかつ落下しても危険のないような工具を用いて光ファイバテープ心線の中間で光ファイバ心線の単心を取り出すことができ、かつ、スロット型光ファイバケーブルに適用されても、伝送損失が増加しにくい光ファイバテープ心線を提供する。
【解決手段】並列に配置された複数の光ファイバ心線10を一括被覆して形成された光ファイバテープ心線50であって、光ファイバテープ心線の幅広の面の両方に荷重0.1〜2N/mm2で紙やすりを押圧し、光ファイバテープ心線を0.1〜5cm/secの速度で紙やすりと相対移動させたときに、紙やすりが擦過した個所において、光ファイバ心線10相互間の結合力が0.1N以下である。光ファイバの外径をd、両端の光ファイバ心線の各側面を垂直に通過する直線80で横切る一括被覆層の厚さをtsideとするとき、tside≧d×2/3である。
【選択図】図8

Description

本発明は、光ファイバテープ心線に関し、特に、外径約0.25mmの複数の光ファイバ心線を並列に配置し、光ファイバを紫外線硬化型樹脂で連結及び一括被覆した光ファイバテープ心線であって、光ファイバテープ心線の端末だけでなく、中間部においても容易に光ファイバ心線を単心分離し、任意の光ファイバ心線を取り出すことが可能な光ファイバテープ心線に関するものである。
近年、光加入線路網の構築が急速に進んでいる。一般住宅に光ファイバを引き込む場合には、多くの光ファイバ心線が収容されたスロット型アクセスケーブルから必要な光ファイバ心線を取り出して、各戸の軒先まで光ファイバ心線を配線(引き落とし)するためのドロップケーブルに接続する。
光ファイバの戸別軒先への引き落としは、1加入1心線が最低単位となるため、スロット型アクセスケーブルから任意の1つの光ファイバ心線を取り出して、ドロップケーブルに接続することが望ましい。そのためにはスロット型アクセスケーブルに収容されている光ファイバテープ心線を単心の光ファイバ心線に分離して、接続する光ファイバ心線を取り出す必要がある。
図1は、光ファイバ心線の断面を示す断面図である。光ファイバ心線1は、中心に位置するガラス光ファイバ2の外周に紫外線硬化樹脂被覆層3を有する光ファイバ素線の外周に紫外線硬化型着色被覆層4を有している。一般的には、光ファイバ心線の外径は、約0.25mmである。
図2(a)および図2(b)は、光ファイバテープ心線5の横断面を示す断面図である。光ファイバテープ心線5は、複数の光ファイバ心線1を並列配置し、テープ用紫外線硬化型樹脂で一括被覆した一括被覆層9を有する。
光ファイバ心線が4心の光ファイバテープ心線では、光ファイバテープ心線の強度、製造精度管理上の都合を考慮して厚さ(T寸法)0.4mm程度、幅(B寸法)1.2mm程度とするのが一般的である。
従来の光ファイバテープ心線では、その端末において単心分離して、光ファイバ心線を個々に取り出すことは可能なものであったが、中間の位置において個々の光ファイバ心線を分離して取り出すことは、容易に行うことができず、専用の分離工具などを使用する必要があった。
また、新規に光加入者が発生し、家屋等への光引き込み作業を行なう場合、光ファイバテープ心線から必要な任意の光ファイバ心線を取り出す必要があるが、従来の光ファイバテープ心線では中間の位置において個々の光ファイバ心線を容易に分離することができないため、例えば4心の光ファイバテープ心線を4心とも一度に切断し、その端末から任意の1心を取り出して、使用する方法が採用されていた。この場合、取り出した残りの3心は切断点より先では使用できなくなる。また、4心の光ファイバテープ心線のうち既に使用されている1つの光ファイバ心線がある場合には、残りの3心は途中で分離して取り出せないので、使用できない心線、すなわち無駄な心線となってしまう。したがって、中間の位置において光ファイバテープ心線から光ファイバ心線の単心を分離して取り出すことが望まれていた。
上述した問題点を解決するために、光ファイバ心線を中間で分離する工具が提案されており、例として、特開2004−94143号公報がある。
上述した特開2004−94143号公報に開示された工具は、それなりに簡便ではあるが、相当の硬さと重量をもつものと思料され、その準備には相当のコストがかかるものと思料される。近年の光加入者増加による敷設作業増大に対応するためには多くの数量の工具をする必要がありコスト上問題となりうる。また光引き込み作業は通常、光ケーブルの敷設されている架空などの高所で行なわれるため、硬く重い工具を所持して高所にて作業する場合、工具を落としたりする危険性もある。このため、工具を使用しないで、あるいは、極低コストかつ落下しても危険のないような工具を用いて光ファイバテープ心線の中間で光ファイバ心線の単心を取り出すことが望まれていた。
一方、図6に示すように、光ファイバテープ心線は主にスロット型光ファイバケーブルに適用され、スロットの溝内に1枚もしくは複数枚が積層状態で実装される。溝内の光ファイバテープ心線は光ファイバケーブルの曲げや高温時の温度伸びにより溝内面に押しつけられ、溝内面から横方向の力を受けることになる。また、光ファイバケーブルの製造において光ファイバテープ心線が横方向の力を受けて設備を通過すると、曲がりにくい方向かつ側面の一点に荷重が集中するため、傷が付き、伝送損失が増加しやすくなる問題がある。
特開2004−94143号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、工具を使用しないで、あるいは、極低コストかつ落下しても危険のないような工具を用いて光ファイバテープ心線の中間で光ファイバ心線の単心を取り出すことができ、かつ、スロット型光ファイバケーブルに適用されても、伝送損失が増加しにくい光ファイバテープ心線を提供することを目的とする。
この発明の光ファイバテープ心線の第1の態様は、並列に配置された複数の光ファイバ心線の外周に前記複数の光ファイバ心線を一括被覆する一括被覆層を有する光ファイバテープ心線であって、前記光ファイバテープ心線の幅広の面の両方に荷重0.1〜2N/mmで紙やすりを押圧し、前記光ファイバテープ心線を0.1〜5cm/secの速度で前記紙やすりに対して相対移動させたときに、前記紙やすりが擦過した個所において、前記複数の光ファイバ心線相互間の結合力が0.1N以下であり、前記光ファイバ心線の外径をd、両端の光ファイバ心線のそれぞれの側面を垂直に通過する直線で横切る前記一括被覆層の厚さをtsideとするとき、tside≧d×2/3であることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
この発明の光ファイバテープ心線の第2の態様は、前記紙やすりはJIS R6001に規定する#320から#2000の範囲内であることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
この発明の光ファイバテープ心線の第3の態様は、並列に配置された複数の光ファイバ心線の外周に前記複数の光ファイバ心線を一括被覆する一括被覆層を有する光ファイバテープ心線であって、全ての光ファイバ心線は、前記一括被覆層で覆われており、該光ファイバテープ心線の横断面における相対する2つの長辺側に位置する一括被覆層の最小厚さが、3μm〜25μmの範囲内であることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
この発明の光ファイバテープ心線の第4の態様は、前記一括被覆層はテープ用紫外線硬化型樹脂からなり、前記テープ用紫外線硬化型樹脂の引張破断強度が10MPa〜90MPaの範囲内であることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
この発明の光ファイバテープ心線の第5の態様は、前記光ファイバ心線は、その最外層に紫外線硬化型着色被覆層を有し、前記光ファイバテープ心線の長さ約10mmの両端を把持して回転させたときに、紫外線硬化型着色被覆層と前記一括被覆層との間に剥離が発生する回転角が90°以上360°未満であることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
この発明の光ファイバテープ心線の第6の態様は、上記光ファイバテープ心線を複数枚並列に配置し、紫外線硬化型接合樹脂によって被覆された光ファイバテープユニットである。
本発明によれば、工具を使用しないで、あるいは、極低コストかつ落下しても危険のないような工具を用いて光ファイバテープ心線の中間で光ファイバ心線の単心を取り出すことができ、かつ、スロット型光ファイバケーブルに適用されても、伝送損失が増加しにくい光ファイバテープ心線が提供される。
この発明の光ファイバテープ心線の最良の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係る光ファイバテープ心線50の断面を示している。
この光ファイバテープ心線50は、並列に配置された4つの光ファイバ心線10と、これら4つの光ファイバ心線10をテープ用紫外線硬化型樹脂で一括被覆した一括被覆層90とを有している。光ファイバ心線10は、図1に示す従来の光ファイバ心線1と同様に、中心に位置するガラス光ファイバの外周に紫外線硬化樹脂被覆層を有し、この紫外線硬化樹脂被覆層の外周に紫外線硬化型着色被覆層を有している。
この光ファイバテープ心線50は、以下の特徴(1)及び(2)を有している。
(特徴1)光ファイバテープ心線50の幅広の面の両方に荷重0.1〜2N/mm2で紙やすり6(図4参照)を押圧し、光ファイバテープ心線50を0.1〜5cm/secの速度で紙やすり6に対して相対移動させたときに、紙やすり6が擦過した個所において、4つの光ファイバ心線10相互間の結合力が0.1N以下である。
(特徴2)両端の光ファイバ心線50,50のそれぞれの側面を垂直に通過する直線で横切る一括被覆層90の厚さをtsideとするとき、tside≧d×2/3とである。つまり、tside≧d×2/3の条件を満たすように、両端の光ファイバ心線50,50の側面の部分における光ファイバテープ心線50の厚さが設定されている。
ここで、両端の光ファイバ心線50,50のそれぞれの側面を垂直に通過する直線として、図8では左端の光ファイバ心線50の側面を垂直に通過する直線(その側面の接線)80を示してある。また、dは光ファイバ心線50の外径である。
上記特徴(1)により、図5に示すように光ファイバ心線10を引き離す方向(4つの光ファイバ心線10の並び方向)に重り8などで荷重をかけると、4つの光ファイバ心線10が分離可能になる。従って、工具を使用しないで、あるいは、極低コストかつ落下しても危険のないような工具を用いて光ファイバテープ心線50の中間で光ファイバ心線10の単心を取り出すことができるようになる。
また、上記特徴(1)で説明した紙やすりによる分離を可能にするためには一括被覆層90はある程度薄いものにする必要がある。このように一括被覆層90が薄くなると、一括被覆層90による緩衝効果が少なくなり、一括被覆層90に外部から作用する力(横方向からの力)はそのまま内部の光ファイバに加わり、光ファイバの伝送損失が増加してしまう。
上記特徴(2)により、上記横方向からの力が一括被覆層90に作用する場合でも、光ファイバの伝送損失の増加を抑制することができる。特に、複数の光ファイバ心線50を図6に示すようにスロットの溝内に積層して配置したスロット型光ファイバケーブルでは、溝内の光ファイバテープ心線50はスロット型光ファイバケーブルの曲げや高温時の温度伸びにより溝内面に押しつけられ、溝内面から横方向の力(図6参照)を受けることになる。また、溝内の光ファイバテープ心線50は光ファイバケーブルの曲げや高温時の温度伸びにより溝内面に押しつけられる場合、伝送損失が増加しやすくなる。このような伝送損失の増加を、上記特徴(2)により抑制することができる。
本発明の上記特徴(1),(2)は、幅広の両面(一括被覆層90の両面)が平坦である図8に示す光ファイバテープ心線50に限らず、図2(b)に示すような幅広の面が波型になるように一括被覆層90が形成された光ファイバテープ心線にも適用可能である。 また、本発明の上記特徴(1),(2)は、図9および図10に示すように複数の光ファイバテープ心線Aを並列に配置し、紫外線硬化型接合樹脂Bで接合した光ファイバテープユニットCにも適用可能である。
さらに、本発明の上記特徴(1),(2)は、図9に示す光ファイバテープユニットCを図11示すように、紫外線硬化型一括被覆樹脂Dによって被覆された形態の光ファイバテープユニットにも適用可能である。
発明者等は、単心分離性を考慮して、並列に配置された複数の光ファイバ心線を一括被覆して形成された光ファイバテープ心線であって、前記光ファイバテープ心線の幅広の面の両方に荷重0.1〜2N/mm2で紙やすりを押圧し、前記光ファイバテープ心線を0.1〜5cm/secの速度で前記紙やすりと相対移動させたときに、前記紙やすりが擦過した個所において、前記複数の光ファイバ心線相互間の結合力が0.1N以下であることを特徴とする光ファイバテープ心線を発明した。
この発明に係る光ファイバテープ心線は、該光ファイバテープ心線の表面に紙やすりなどで小さな傷をつけることによって、一括被覆された光ファイバテープ心線から光ファイバ心線の単心を容易に分離して取り出すことが可能である。更に、この光ファイバテープ心線によると、光ファイバテープ心線を複数本挿入した光ファイバケーブル化や布設工事などのハンドリングに耐えうる機械強度を有する単心分離型の光ファイバテープ心線を得ることが可能となる。
上記発明はそれ自体で極めて有用ではあるが、紙やすりなどによる分離を可能ならしめるため、その一括被覆層は薄いものとなり勝ちである。そのため、一括被覆層による緩衝効果が少なく、受けた力はそのまま光ファイバに加わり、損失増加を生じ易くなるという傾向がある。そこで、この発明に係る光ファイバテープ心線は、上述した損失増加を抑制するために、図8に示すように、前記光ファイバ心線10の外径をd、両端の光ファイバ心線のそれぞれの側面を垂直に通過する直線で横切る一括被覆層90の厚さをtsideとするとき、tside≧d×2/3であるという構成をも有する。
本形態の光ファイバテープ心線50は、図4で示すように、光ファイバテープ心線50の幅広の面の両方を紙やすり6に接触させ、例えば300gの重り7で3N/mm2相当の荷重をかけた状態で、所定速度3cm/secで図4中に矢印で示すように光ファイバテープ心線50を引き抜いてやると、光ファイバ心線10が互いに分離した状態、あるいはほぼ分離した状態になる。従って、光ファイバ心線相互間の結合力は0.1N以下となっており、図5に示すように光ファイバ心線を引き離す方向に重り8などで荷重をかけると、光ファイバ心線が分離可能である。
この形態の光ファイバテープ心線50によれば、例えば以下に述べる簡単な作業で光ファイバテープ心線50の中間部分においても光ファイバ心線10を簡単に分離することができる。即ち、片手で紙やすりをもち、光ファイバテープ心線50を紙やすりで包み、片手で光ファイバテープ心線50を引き抜くように相対移動させる。このあとで、紙やすりが擦過した部分を指の腹などで軽くしごくことにより光ファイバ心線10が分離できる。
さらに、tside≧d×2/3としたので、横方向からの力に対しても、損失増加を抑制することができ、図6に示すようなスロット型光ファイバケーブルに適用された場合においても、伝送損失が増加しにくい。
この形態の光ファイバテープ心線50は、例えば図2(a)および図2(b)に示す従来の光ファイバテープ心線と同様に複数の光ファイバ心線10を並列配置し、テープ用紫外線硬化型樹脂90で一括被覆して構成される。光ファイバ心線10の外径は、約0.25mmである。ここで、光ファイバテープ心線の断面における相対する2つの長辺側の一括被覆層の最小の厚さ(図3において符号aで示す)は、3μm〜25μmであり、また、tsideは210μmである。
上述した特徴を備えた光ファイバテープ心線50を使用すると、光ファイバテープ心線50の表面に紙やすりなどで小さな傷をつけることによって、一括被覆された光ファイバ心線10から単心を容易に分離して取り出すことが可能である。更に、この光ファイバテープ心線50によると、光ファイバテープ心線10を複数本挿入した光ファイバケーブル化や布設工事などのハンドリングに耐えうる機械強度を有する単心分離型テープ心線を得ることが可能となる。紙やすりはテープ表面に分離のきっかけをつける一例であり、光ファイバテープ心線50の表面に、深さ方向に、数μm程度の傷を与えられるものであれば特に限定されるものではない。
また、両端の光ファイバ心線10それぞれの側面を垂直に通過する直線で横切る一括被覆層90の厚さをtsideを所定の寸法以上としたので、例えば、光ファイバテープ心線50は主にスロット型光ファイバケーブルに適用され、スロットの溝内に1枚もしくは複数枚が積層状態で実装される。溝内の光ファイバテープ心線50は光ファイバケーブルの曲げや高温時の温度伸びにより溝内面に押しつけられ、溝内面から横方向の力を受けた場合にも損失増加を抑制することができる。
ここで、一括被覆するテープ用紫外線硬化型樹脂の引張破断強度は、10MPa〜90MPaであることが好ましい。
一括被覆樹脂の破断強度が10〜90MPaであっても、光ファイバ心線10の横断面における相対する長辺側の一括被覆層90の厚さaが2μmより薄い場合、または、一括被覆層90がない場合には、光ファイバテープ心線50がねじりにより容易に破壊してしまいケーブル化がし難くいものとなってしまう。また、光ファイバ心線10の横断面における相対する長辺側の一括被覆層90の厚さaが25μmより大きいときには、紙やすりによる深さ方向への傷が不十分であって、光ファイバテープ心線50から単心の分離が難しくなる。従って、この発明の光ファイバテープ心線50における一括被覆層90の厚さaは、3μm〜25μmが好ましい。なお、光ファイバテープ心線50の横断面における相対する長辺側の一括被覆層90の厚さaは、より好ましくは5μm〜15μmの範囲内である。
更に、この形態の光ファイバテープ心線50においては、光ファイバテープ心線50の長さ約10mmの部分を回転させたときに、密着している光ファイバ心線10に被覆されている紫外線硬化型着色被覆層と前記一括被覆層との間に剥離が発生する回転角が90度〜360度の範囲内であることが好ましい。
上述した剥離が発生する回転角が90度〜360度の範囲内のこの発明の光ファイバテープ心線50によると、光ファイバテープ心線50の断面における一括被覆層90の最小厚さaが、3μm〜25μmであり、一括被覆する紫外線硬化型樹脂の引張破断強度が10MPa〜90MPaである光ファイバテープ心線50よりも、更に光ファイバテープ心線50からの単心分離がより容易な光ファイバテープ心線50を提供することができる。すなわち、光ファイバ心線10における紫外線硬化樹脂着色層と一括被覆層間の密着力が大きすぎると、回転によって一括被覆層90の一部が破壊されても、単心の光ファイバ心線10同士が一括被覆層90の残りの部分によって依然として密着し、単心が分離しにくい状態にある。
また、光ファイバ心線10における紫外線硬化樹脂着色層と一括被覆層間の密着力が低すぎる場合には、光ファイバ心線10における紫外線硬化樹脂着色層とテープ心線の紫外線硬化樹脂層との界面が剥離しやすくなり、光ファイバ心線10が破壊し易く、ケーブルの製造が困難になると共に、容易にその界面に隙間が生じ、光ファイバテープ心線50の外観が悪いものになってしまう。
この形態の光ファイバテープ心線50からの単心分離方法においては、上述したこの発明の光ファイバテープ心線50の表面を紙やすりでこすり、一括被覆層90の一部に傷を入れることによって、単心分離する。
光ファイバテープ心線50中の単心光ファイバ心線10に回線使用中のものがある場合、すなわち、伝送の光信号が通っている心線がある場合、光ファイバ心線10は曲げなどにより光伝送損失増加を生じるため、光ファイバテープ心線50を小さく曲げるなどすると信号が途切れてしまいシステムに支障をきたすこととなる。これを避けるために光ファイバ心線10は極力曲げなど生じさせないことが望まれる。
そのため、上述した光ファイバテープ心線50によれば、単心分離の際に、光ファイバテープ心線50に伝送損失増加が生じるほど曲げる必要がなく、容易に光ファイバテープ心線50から単心分離が可能である。
この発明の光ファイバテープ心線50からの単心分離において、紙やすりの粒度がJIS R6001 #320〜#2000が好ましい。
紙やすりにある研磨用微粉の粒度がJIS R6001(1998)規定の#320より大きい場合は、テープ心線上を紙やすりで擦った場合には、光ファイバ心線10を断線させてしまったり、紫外線硬化型樹脂を被覆してなる光ファイバ心線10の中心にある125μmの光ファイバに傷をつけてしまったりし易くなる。また、#2000より粒度が小さい場合は光ファイバテープ心線50に入る傷が小さく、光ファイバテープ心線50の破壊が困難となり、単心分離がし難いものとなってしまう。より好ましくは、#400〜#1000である。この範囲の紙やすりであると光ファイバテープ心線50の分離が容易であると共に、光ファイバ心線10の断線や光ファイバへの傷が生じ難いものとなる。
この形態の光ファイバテープ心線50を実施例によって更に詳細に説明する。
着色した4本の外径約0.25mmの光ファイバ心線10を並列にならべて紫外線硬化型樹脂で一括被覆して4心光ファイバテープ心線50を作製した。光ファイバテープ心線50の作製に際して、一括被覆層の厚さa、一括被覆樹脂の破断強度、および、着色素線と一括被覆層の密着力を種々変え、これらの光ファイバテープ心線50の剥離、光ファイバテープ心線50の破壊状態、単心分離の状態、横方向からの力による損失増加等を下記方法によって評価した。なお、本実施例、比較例に係る一括被覆の樹脂はウレタンアクリレート系UV樹脂とした。
「評価方法」
一括被覆樹脂の引張破断強度は、以下のように測定した。まず、テープ用紫外線硬化型樹脂にAir中で1.0J/cm2のUV光を照射し、230±50μm厚さのシートを作製し、チャック間隔80mm±5mmで引張速度は50mm / minとし,JIS K7113に従い試験した。引張破断強度の計算はJIS K7113に従った。
着色素線と一括被覆層の剥離試験は、光ファイバテープ心線50の中間部の10mmの部分の両端を金属板で挟み、光ファイバテープ心線50をねじり回転させたときに着色素線と一括被覆層の間で剥離が目視で確認され始める角度を調査した。
光ファイバテープ心線50の破壊については、実際に100心型スロットケーブルにテープ心線を実装した際の破壊の有無を確認した。なお、破壊を、少なくとも1本の着色素線が一括被覆から外れてしまうものと定義した。実装作業を5回行い、5回とも破壊したものを(×)、破壊しないものを(○)とした。1回から4回破壊したものを(△)とした。
紙やすりによる単心分離は、幅10mmの紙やすりで光ファイバテープ心線50の上下面を挟み、光ファイバテープ心線50を紙やすりで1回擦り、単心線4本がばらけて取り出せるか否かを評価した、同じ光ファイバテープ心線50について10回行い、全て単心がとりだせるものを合格(○)とし、単心が取り出せないまたは単心線を断線させてしまうものが1回でもあるものを不合格(×)とした。いずれかの紙やすりにおいて合格(○)であったものは、単心分離性を可能と評価した。
また、横方向からの力による損失増加特性は以下の方法で評価した。すなわち、図7に示すように、縦横の幅がそれぞれ100mmの金属製の2枚の平板のそれぞれ片側に#800のサンドペーパーを貼り付け、光ファイバテープ心線50の側面をサンドペーパー側で挟み込むように設置した。
サンドペーパーを介して力を加えるのは、サンドペーパーの微小な凹凸により、負荷される力に対して損失が敏感に増加するため、より効率的な測定が可能だからである。光ファイバテープ心線50の一方の端面を光源に接続し、他方の端面を受光器に接続した。そして、光源から波長1.55μmの光を光ファイバに入射し、受光器により受光されたパワー(例えば、電圧に変換された波形)をモニターした。分岐により生じた外乱によって損失が生じると上述したパワーが減衰するのでこの減衰量から伝送損失を算出する。このようにして、金属平板の横方向から力を加えた時の損失変動を測定した。その結果を表1から4に示す。
Figure 2007058206
Figure 2007058206
Figure 2007058206
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実施例1〜9は、中間での単心分離が容易におこなえる本発明の光ファイバテープ心線50であり、一括被覆層90の厚さaが3〜25μmの範囲内で、一括被覆樹脂の破断強度が8〜105MPaの範囲内であった。これらの光ファイバテープ心線50は紙やすりでの単心分離が容易であった。
即ち、実施例1では、一括被覆層90の厚さaが10μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が80、着色素線と一括被覆層90との剥離の回転角が180であり、ねじり破壊は生じなかった。この例では、#320から#1000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=167μm=d×2/3であり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.5であった。
実施例2では、一括被覆層90の厚さaが23μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が40、着色素線と一括被覆層90との剥離の回転角が180であり、ねじり破壊は生じなかった。この例では、#320から#1000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=210μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.3であった。
実施例3では、一括被覆層90の厚さaが5μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が55、着色素線と一括被覆層90との剥離の回転角が90であり、ねじり破壊は生じなかった。この例では、#320から#2000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=167μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.5であった。
実施例4では、一括被覆層90の厚さaが7μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が30、着色素線と一括被覆層90との剥離の回転角が270であり、ねじり破壊は生じなかった。この例では、#320から#1000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=167μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.5であった。
実施例5では、一括被覆層90の厚さaが10μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が50、着色素線と一括被覆層90との剥離の回転角が360であり、ねじり破壊は生じなかった。この例では、#320から#800の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=167μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.5であった。
実施例6では、一括被覆層90の厚さaが10μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が8、着色素線と一括被覆層90との剥離の回転角が180であり、ねじり破壊は△であった。この例では、#400から#2000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=167μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.5であった。
実施例7では、一括被覆層90の厚さaが10μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が105、着色素線と一括被覆層との剥離の回転角が270であり、ねじり破壊は生じなかった。この例では、#2000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=167μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.4であった。
実施例8では、一括被覆層90の厚さaが13μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が50、着色素線と一括被覆層90との剥離の回転角が450であり、ねじり破壊は生じなかった。この例では、#2000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=167μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.5であった。
実施例9では、一括被覆層90の厚さaが15μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が65、着色素線と一括被覆層との剥離の回転角が45であり、ねじり破壊は△であった。この例では、#320から#2000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=170μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.5であった。
実施例10では、一括被覆層90の厚さaが2μm、一括被覆樹脂の破断強度(MPa)が50、着色素線と一括被覆層90との剥離の回転角が180であり、ねじり破壊が生じたが、この例では、#800から#2000の紙やすりで容易に単線を分離することができた。
また、tside=180μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を加えた際の損失増加が相対値0.5であった。
これに対して、比較例1では、tside=100μm、d×2/3=167μmであり、
単心分離は可能であるが、横方向から力を加えた際の損失増加が1と大きい。比較例2で
は、同じく、tside=100μm、d×2/3=167μmであり、単心分離は可能であ
るが、横方向から力を加えた際の損失増加が1.1と大きい。比較例3では、tside=1
20μm、d×2/3=167μmであり、単心分離は可能であるが、横方向から力を加
えた際の損失増加が1と大きい。比較例4では、tside=120μm、d×2/3=16
7μmであり、単心分離は可能であるが、横方向から力を加えた際の損失増加が1と大き
い。比較例5では、tside=130μm、d×2/3=167μmであり、単心分離は可
能であるが、横方向から力を加えた際の損失増加が1.1と大きい。
比較例6では、tside=130μm、d×2/3=167μmであり、単心分離は可能
であるが、横方向から力を加えた際の損失増加が1.1と大きい。比較例7は、tside=
140μm、d×2/3=167μmであり、単心分離は可能であるが、横方向から力を
加えた際の損失増加が1と大きい。比較例8は、tside=120μm、d×2/3=16
7μmであり、単心分離は可能であるが、横方向から力を加えた際の損失増加が1.1と
大きい。比較例9は、tside=120μm、d×2/3=167μmであり、単心分離は
可能であるが、横方向から力を加えた際の損失増加が1と大きい。比較例10は、tside
=130μm、d×2/3=167μmであり、単心分離は可能であるが、横方向から力
を加えた際の損失増加が1.1と大きい。
比較例11は、tside=170μm、d×2/3=167μmであり、横方向から力を
加えた際の損失増加が0.5で損失増加を抑制できているけれども、単心分離が不可能で
あった。比較例12は、tside=170μm、d×2/3=167μmであり、横方向か
ら力を加えた際の損失増加が1と大きく、且つ、単心分離が不可能であった。
上述したように、この発明の光ファイバテープ心線は、単心分離が可能で、損失増加が
抑制されていることがわかる。
本発明の光ファイバテープ心線は図9および図10に示すように複数の光ファイバテープ心線Aを並列に配置し、紫外線硬化型接合樹脂Bで接合した光ファイバテープユニットCとして用いても良い。この場合もtside≧d×2/3とすることで、同様の効果が得られる。
また、光ファイバテープユニットCは図11示すように,さらに紫外線硬化型一括被覆樹脂Dによって被覆された形態で使用しても良い。
なお、一括被覆に用いる樹脂は例えば熱可塑性樹脂、熱硬化型樹脂など種々のものが適用可能であるが本実施例、比較例のようにウレタンアクリレート系UV樹脂とする場合は、従来から一括被覆の樹脂として使用されており、長年の使用による信頼性が実証されていること、また、製造上も設備改造などが最小限で適用可能であることより好適である。
この発明によると、光ファイバテープ心線の端末だけでなく、中間部においても容易に単心分離し、任意の光ファイバ心線を取り出すことが可能で、横方向から力が加わった場合にも損失増加の少ない光ファイバテープ心線を提供することができ、産業上利用価値が高い。
図1は、ガラス光ファイバの同心円上に紫外線硬化型樹脂を被覆してなる、光ファイバ心線断面図である。 図2は、光ファイバ心線4本を紫外線硬化型樹脂で一括被覆してなる、光ファイバテープ心線の断面図である。 図3は、光ファイバテープ心線の断面図で、本発明による長辺側の被覆樹脂厚さ(a)を定義する部分を示すものである。 図4は、この発明のテープ心線からの単心分離方法の1つの態様を説明する図である。 図5は、この発明のテープ心線からの単心分離方法の1つの態様を部分的に詳細に説明する図である。 図6は、溝内の光ファイバテープ心線の断面を示す図である。 図7は、損失増加特性の評価に使用したサンドペーパー付金属平板を示す図である。 図8は、両端の光ファイバそれぞれの側面を垂直に通過する直線で横切る外被部分の厚さt sideを示す図である。 2つの光ファイバテープ心線Aを並列に配置し、紫外線硬化型接合樹脂Bで接合した光ファイバテープユニットCを示す断面図。 3つの光ファイバテープ心線Aを並列に配置し、紫外線硬化型接合樹脂Bで接合した光ファイバテープユニットCを示す断面図。 図9に示す光ファイバテープユニットCを紫外線硬化型一括被覆樹脂Dによって被覆した光ファイバテープユニットを示す断面図。
符号の説明
2:ガラス光ファイバ
3:紫外線硬化樹脂被覆層
4;紫外線硬化型着色被覆層
1,10:光ファイバ心線
5,50: 光ファイバテープ心線
6:紙やすり
7、8: 重り
80:直線
9,90:一括被覆層

Claims (6)

  1. 並列に配置された複数の光ファイバ心線の外周に前記複数の光ファイバ心線を一括被覆する一括被覆層を有する光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバテープ心線の幅広の面の両方に荷重0.1〜2N/mmで紙やすりを押圧し、前記光ファイバテープ心線を0.1〜5cm/secの速度で前記紙やすりに対して相対移動させたときに、前記紙やすりが擦過した個所において、前記複数の光ファイバ心線相互間の結合力が0.1N以下であり、
    前記光ファイバ心線の外径をd、両端の光ファイバ心線のそれぞれの側面を垂直に通過する直線で横切る前記一括被覆層の厚さをtsideとするとき、
    tside≧d×2/3であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  2. 前記紙やすりはJIS R6001に規定する#320から#2000の範囲内であることを特徴とする、請求項1に記載の光ファイバテープ心線。
  3. 並列に配置された複数の光ファイバ心線の外周に前記複数の光ファイバ心線を一括被覆する一括被覆層を有する光ファイバテープ心線であって、
    全ての光ファイバ心線は、前記一括被覆層で覆われており、該光ファイバテープ心線の横断面における相対する2つの長辺側に位置する一括被覆層の最小厚さが、3μm〜25μmの範囲内であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  4. 前記一括被覆層はテープ用紫外線硬化型樹脂からなり、前記テープ用紫外線硬化型樹脂の引張破断強度が10MPa〜90MPaの範囲内であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の光ファイバテープ心線。
  5. 前記光ファイバ心線は、その最外層に紫外線硬化型着色被覆層を有し、前記光ファイバテープ心線の長さ約10mmの両端を把持して回転させたときに、紫外線硬化型着色被覆層と前記一括被覆層との間に剥離が発生する回転角が90°以上360°未満であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバテープ心線。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光ファイバテープ心線を複数枚並列に配置し、紫外線硬化型接合樹脂によって被覆された光ファイバテープユニット。
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