JP2007058005A - 画面表示装置、画面出力装置、画面表示方法及び画面出力方法 - Google Patents

画面表示装置、画面出力装置、画面表示方法及び画面出力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 プレゼン以外のウィンドウを確実に非表示とすることができ、プレゼンのスマートさを維持しつつ情報の保護も図る。
【解決手段】 画面表示装置(8)は、外部から入力される画面を取り込む入力手段(39、40)と、前記入力手段によって取り込まれた画面がプレゼンテーション用の画面であるか否かを判定する判定手段(38)と、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に前記入力手段によって取り込まれた画面を表示対象の画面とする一方、前記判定手段の判定結果が否定の場合に前記入力手段によって取り込まれた画面の代わりに前回の表示対象画面または任意のダミー画面を表示対象の画面とする画面制御手段(38)と、前記表示対象の画面を表示する表示手段(50)とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画面表示装置、画面出力装置、画面表示方法及び画面出力方法に関し、詳しくは、パーソナルコンピュータのディスプレイ画面を、プロジェクタ等の外部モニタに出力する際に用いられる画面表示装置、画面出力装置、画面表示方法及び画面出力方法に関する。
近年、会議やプレゼンテーション(以下、これらを総称して便宜的に「プレゼン」という)の場で、パーソナルコンピュータに記録された様々な電子化資料を、プロジェクタ等の大画面の外部モニタに出力して拡大表示することが行われており、このような場合、一般的に次の二つの方法がとられている。第一の方法は、パーソナルコンピュータのディスプレイ画面と同じ画面をそのまま外部モニタに出力するという方法であり、第二の方法は、プレゼン専用のアプリケーションソフト、たとえば、マイクロソフト社のパワーポイント(登録商標)など(以下、「プレゼンソフト」と省略する)を利用して、そのソフトで生成された画面を外部モニタに出力するという方法である。
第一の方法の欠点は、不要な画面、たとえば、パーソナルコンピュータのデスクトップ画面なども一緒に外部モニタに表示されてしまうことにある。この欠点は、プレゼンのスマートさを阻害するばかりか、デスクトップ画面上のアイコン名やファイル名などのように、第三者に積極的に見せる必要がない(あるいは見られては困る)情報を保護できない。
これに対して、第二の方法で用いられるプレゼンソフトは、プレゼン資料の作成モードとプレゼン実行モードとを備えており、とりわけ、そのプレゼン実行モードでは、パーソナルコンピュータのデスクトップ画面を隠蔽した「全画面表示」の画面を外部モニタに出力できるようになっている。
このため、この第二の方法では、「全画面表示」によって、パーソナルコンピュータのデスクトップ画面などの不要な画面を第三者に見せないようにすることができ、前記第一の方法の欠点を解消することができる。
しかしながら、この第二の方法においても、次のような操作を行う場合には、依然として前記第一の方法と同一の欠点を免れない。すなわち、進行中のプレゼン資料以外の資料(以下、便宜的に資料Aとする)を急遽表示しなければならなくなった場合、パーソナルコンピュータの操作者は、プレゼンソフトの「全画面表示」を一時的に中断し、資料Aのファイルを選択してオープンしなければならない。より詳細には、資料Aがプレゼンソフトのファイル(つまり、パワーポイントファイル)であれば、プレゼンソフトメニューの「ファイル」→「開く」を操作する必要があり、あるいは、資料Aがプレゼンソフト以外のファイル(たとえば、ワープロファイルや表計算ソフトファイルなど)であれば、デスクトップ画面を表示し、「マイコンピュータ」から「ドライブ」を経て所望のフォルダを指定した上、資料Aのファイルをオープンする操作を行う必要がある。
このような操作を行っている間、プレゼンソフトの「全画面表示」は中断されたままである。したがって、外部モニタ上には、一時的にせよ、パーソナルコンピュータの操作画面がそのまま表示されてしまう結果、その間、前記第一の方法と同様にプレゼンのスマートさを阻害し、また、情報の保護を図ることができない。
外部モニタ上の不要画面表示を回避するためには、たとえば、外部モニタのミュートスイッチ(映像表示や音声出力を一時的にオフするためのスイッチ)を操作してもよいが、手間がかかる上、的確なタイミングのスイッチ操作が困難であるという問題点がある。
下記の特許文献1には、パーソナルコンピュータの画面上に表示するウィンドウの表示状態に応じて、表示装置における画面表示状態を自動的に制御可能な表示システムが記載されている。より詳しくは、この表示システムは、情報処理装置と、該情報処理装置の画面データを入力とする表示装置と、両装置間を接続する通信手段とからなる表示システムであって、前記表示装置は、(a)画面上に表示される複数のウィンドウの内、選択されたウィンドウサイズが画面サイズに対して最大サイズである場合は、前記情報処理装置からの画面データを表示するように制御され、一方、(b)画面上に表示される複数のウィンドウの内、選択されたウィンドウサイズが画面サイズよりも小さい場合は、前記情報処理装置からの画面データを表示しないように制御されるというものである。
ここで、「ウィンドウ」とは、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)対応の汎用オペレーティングシステム(OS)によって提供されるユーザーインターフェース用オブジェクトの一つである。デスクトップ画面上に表示されるウィンドウは、上端に配置されたタイトルバーの下にクライアントエリアと呼ばれるアプリケーション領域を備えており、このクライアントエリアに、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの入力を受け付けたりするための様々なコントロールを自由にレイアウトすることができるようになっている。
一般的にGUI対応のOSは、マルチタスク処理が可能であり、複数のアプリケーションプログラムを同時に実行させることができる。それぞれのアプリケーションプログラムのウィンドウの内、ユーザの操作対象となっているウィンドウのことをオンフォーカスウィンドウあるいは「アクティブウィンドウ」という。特許文献1の“選択されたウィンドウ”は、このアクティブウィンドウのことを指している。
さらに、ウィンドウサイズの変更が許可されているときには、アクティブウィンドウの縦横のサイズを個別に若しくは同時に変更したり最大化したりできるようになっている。最大化とは、ウィンドウのサイズをデスクトップ画面一杯に拡大することをいい、特許文献1の“選択されたウィンドウサイズが画面サイズに対して最大サイズである場合”とは、この最大化のことを指している。
したがって、特許文献1に記載の技術では、デスクトップ画面上の特定ウィンドウ、すなわち、“最大化ウィンドウ”の画面がプロジェクタ等の外部モニタ(表示装置)に表示され、一方、最大化以外のウィンドウ、つまり、任意サイズのウィンドウや最小化ウィンドウ画面は外部モニタに表示されないので、前記第一の方法及び第二の方法の欠点を解消できる。
特開2004−287169号公報
しかしながら、特許文献1の技術にあっては、最大化ウィンドウであるか否かを識別して外部モニタへの表示、非表示を制御する仕組みになっているため、次のような操作を行った場合に、やはり、不要な画面が外部モニタに表示されてしまうという問題点がある。
たとえば、パーソナルコンピュータ上でプレゼン用のファイルを探し出すとき、ユーザの多くは、ファイル一覧のスクロールの手間を省くために、しばしば、そのファイルが納められたディレクトリ画面(ウィンドウ)を“最大化”することがあるが、このような場合、特許文献1の技術では、かかる最大化されたディレクトリ画面が外部モニタに表示されてしまうので、そのディレクトリに納められているすべてのファイルの名前が第三者の目に触れることになり、前記第一の方法及び第二の方法と同様の欠点、すなわち、プレゼンのスマートさを阻害し、且つ、情報の保護を図ることができない。
そこで、本発明は、プレゼン以外のウィンドウを確実に非表示とすることができ、プレゼンのスマートさを維持しつつ情報の保護も図ることができる画面表示装置、画面出力装置、画面表示方法及び画面出力方法を提供することを目的とする。
本発明は、外部から入力される画面を取り込む入力手段と、前記入力手段によって取り込まれた画面がプレゼンテーション用の画面であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に前記入力手段によって取り込まれた画面を表示対象の画面とする一方、前記判定手段の判定結果が否定の場合に前記入力手段によって取り込まれた画面の代わりに前回の表示対象画面または任意のダミー画面を表示対象の画面とする画面制御手段と、前記表示対象の画面を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする画面表示装置である。
詳しくは、前記判定手段は、前記入力手段によって取り込まれた画面の上下左右辺部の色分布が特定の色分布を示しているときに、その画面をプレゼンテーション用の画面であると判定することを特徴とするものである。
さらに詳しくは、前記特定の色分布は、黒色の分布であることを特徴とするものである。
本発明では、外部から入力され画面がプレゼンテーション用の画面であるか否かを判定する。この判定では、外部から入力され画面の上下左右辺部の色分布が特定の色分布、たとえば、黒色の分布を示しているときに、その画面をプレゼンテーション用の画面であると判定する。そして、その判定結果が肯定の場合に前記画面を表示対象の画面とする一方、その判定結果が否定の場合に前記画面の代わりに前回の表示対象画面または任意のダミー画面を表示対象の画面とし、その表示対象の画面を表示する。
ここで、上下左右辺部の色分布が特定の色分布、たとえば、黒色の分布を示す画面は、OS提供のデスクトップ画面や通常のウィンドウ画面と異なる画面であって、典型的には、プレゼンテーション用アプリケーションソフトの実行画面(全画面表示のプレゼンテーション用の画面)であるから、本発明によれば、入力された画面の中からプレゼンテーション用の画面だけを選択して表示することができる。
その結果、プレゼンテーション以外の画面、たとえば、デスクトップ画面や他のアプリケーション画面等を確実に非表示とすることができ、プレゼンテーションのスマートさを維持しつつ情報の保護も図ることができる画面表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、プロジェクタへの適用を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成図である。この図において、パーソナルコンピュータ1は、キーボード2と、液晶ディスプレイ等の表示装置3とを同一の筐体4に納めるとともに、外付けのマウス5を接続したラップトップ型であるが、これに限定されない。マウス5の代わりにタッチパッド等の内蔵ポインティングデバイスを備えたものであってもよく、あるいは、デスクトップ型やその他の型式であっても構わない。
このパーソナルコンピュータ1には、GUI対応の汎用OSと、そのOS上で動作する様々なアプリケーションプログラムが実装されており、図示の表示装置3には、OS提供の背景画面(以下「デスクトップ画面」という)が表示されるとともに、さらに、ユーザ操作(キーボード2やマウス5の操作)に応答して、そのデスクトップ画面上に任意のアプリケーションソフトの一つまたは複数のウィンドウが表示されるようになっている。
パーソナルコンピュータ1の外部モニタ出力端子6には、ケーブル7を介して外部モニタとしての、たとえば、プロジェクタ8が接続されている。このプロジェクタ8は、パーソナルコンピュータ1から出力される画面信号を取り込み、その画面を、投影レンズ9を介してスクリーン10に拡大投影する。
図2は、パーソナルコンピュータ1の表示装置3の画面構成図であり、ここでは、デスクトップ画面(a)と最大化ウィンドウ(b)の二つの表示例を示している。デスクトップ画面11は、表示装置3の有効表示面と同じ大きさの画面(たとえば、1024×768画素の画面)であり、一般的にデスクトップ画面11は、任意色または任意画像の背景エリア12に、OSによって規定された(または、ユーザによって選択された)様々なショートカットアイコン13を配列表示すると共に、その背景エリア12の下辺部に、スタートボタン14や実行中のアプリケーションアイコン15などを表示するためのタスクバー16を配置しており、さらに、その背景エリア12に、ユーザ操作に応答して実行された任意のアプリケーションソフトのウィンドウ(図では便宜的に二つのウィンドウW1、W2)を表示できるようになっている。ここで、二つのウィンドウW1、W2は、デスクトップ画面11よりも小さな任意サイズのウィンドウであり、前面側に位置するウィンドウW1はアクティブウィンドウ、背面側に位置するウィンドウW2は非アクティブウィンドウである。
ウィンドウW1、W2は、いずれも、左端にシステムメニューアイコン17を配置するとともに、右端に最小化ボタン18や最大化ボタン19及び閉じるボタン20を配置したタイトルバー21と、そのタイトルバー21の下に広がるクライアントエリア22と、それらのタイトルバー21及びクライアントエリア22の周囲を取り囲む数画素程度の微細幅のウィンドウ枠23とから構成されている。閉じるボタン20を押すと、そのウィンドウが閉じられ(アプリケーションソフトの終了)、また、最小化ボタン18を押すと、そのウィンドウが最小化される(タスクバー16にアイコンとして格納される)ようになっており、さらに、最大化ボタン19を押すと、そのウィンドウが最大化されるようになっている。
ウィンドウを最大化した場合、(b)に示すように、その最大化ウィンドウW3の大きさは、デスクトップ画面11の背景エリア12と同じ大きさになり、したがって、デスクトップ画面11の背景エリア12は、その最大化ウィンドウW3の陰に隠れて見えなくなる。なお、特定のOSでは、タスクバー16を「自動的に隠す」設定にすることが可能である。この設定にしている場合、最大化ウィンドウW3の大きさは、表示装置3の有効表示面と同じ大きさになり、この場合、タスクバー16を含むデスクトップ画面11の全体が最大化ウィンドウW3の陰に隠れて見えなくなる。
このような構成において、通常、プロジェクタ8によってスクリーン10に拡大投影される画面と、パーソナルコンピュータ1の表示装置3の画面は同じであるが、プレゼンテーションを行う場合などにおいては、表示対象となるウィンドウ以外の画面は邪魔である。たとえば、図2(a)の画面を表示する場合に、表示対象をアクティブのウィンドウW1の画面とすると、それ以外の画面、つまり、デスクトップ画面11や非アクティブのウィンドウW2の画面は邪魔である。このような事情から、冒頭の従来技術(特許文献1)においては、図2(b)に示す最大化ウィンドウW3の画面のみをプロジェクタ8に出力して表示させるようにしている。
しかしながら、この従来技術では、最大化ウィンドウW3が、たとえば、プレゼンテーション資料(ファイル)を探し出すためのファイル一覧画面である場合に、そのファイル一覧画面がスクリーン10に拡大表示されてしまうという欠点がある。単に“最大化ウィンドウであるか否か”を判断材料にしているに過ぎないからである。
そこで、本実施形態では、より積極的なウィンドウ種別の判断、詳しくは、“プレゼンテーション用のアプリケーションソフトのウィンドウであるか否か”の判断を行い、そうである場合にのみ、つまり、表示対象のウィンドウがプレゼンテーション用のアプリケーションソフトのウィンドウである場合にのみ、そのウィンドウ画面をスクリーン10に表示させるようにしている。このようにすると、仮に、表示対象のウィンドウがファイル一覧画面であったとしても、上記の判定結果が「否定」となるため、不要な画面がスクリーン10に表示されることはない。
図3は、プレゼンテーション用のアプリケーションソフトの画面(a)とダミー画面(b)を示す図である。(a)において、プレゼンテーション用のアプリケーションソフトの画面(以下、プレゼン画面という)24は、たとえば、マイクロソフト社のパワーポイント(登録商標)におけるプレゼン実行モードのときの出力画面(全画面表示)である。
このプレゼン画面24もOS提供のウィンドウの一種であるが、タイトルバーやウィンドウ枠を備えない点で、OS提供の通常のウィンドウと相違する。すなわち、このプレゼン画面24は、その画面のほとんどを占めるプレゼン領域25と、そのプレゼン領域25の周囲(上下左右各辺)を帯状に取り囲む縁取り領域26とから構成されており、縁取り領域26の幅は、上下左右各辺一定の値であるとともに、その縁取り領域26の色は上下左右各辺共通である。
したがって、このプレゼン画面24と、OS提供のデスクトップ画面11及び通常のウィンドウ(図2のウィンドウW1〜W3参照)とを比較した場合、デスクトップ画面11と相違することはもちろんであるが、タイトルバー21やウィンドウ枠23を備えない点で通常のウィンドウW1〜W3とも相違する。すなわち、プレゼン画面24は、その周囲が同一色及び同一幅の縁取り領域26で取り囲まれており、一方、OS提供の通常のウィンドウW1〜W3は、縁取り領域26を備えない代わりに、タイトルバー21やウィンドウ枠23を有する点で相違するから、かかる相違点を検出することにより、プレゼン画面24と、OS提供のデスクトップ画面11及び通常のウィンドウ(図2のウィンドウW1〜W3参照)とを区別することができ、プレゼン画面24のみをスクリーン10に拡大表示させることができるようになる。
なお、(b)に示すダミー画面27は、パーソナルコンピュータ1の表示装置3でプレゼン画面24を表示していないとき、または、プレゼン画面24が非アクティブになっているときに、プロジェクタ8からスクリーン10に投影するための疑似画面である。この疑似画面は、プロジェクタ8の内部(例えば、後述の記憶部37等)にあらかじめ保持させておいたものであってもよいし、あるいは、パーソナルコンピュータ1以外の他の画像出力機器からプロジェクタ8に取り込まれた任意の画面(静止画や動画等)であってもよい。このダミー画面27の使い方については後述する。
図4は、パーソナルコンピュータ1の簡略ブロック図である。この図において、パーソナルコンピュータ1は、先に説明した表示装置3、キーボード2、マウス5を備えると共に、CPU28、記憶装置29、RAM30及び出力制御部31などを備える。
CPU28は、キーボード2やマウス5からの操作入力に応答して、記憶装置29にあらかじめ記憶されているOSやアプリケーションプログラム等の所望のソフトウェアリソースをRAM30にロードして実行することにより、当該ソフトウェアリソースと、パーソナルコンピュータ1のハードウェアリソースとの有機的結合により所望の機能を実現する。
所望の機能の一つは、このパーソナルコンピュータ1に接続されたプロジェクタ8への画面出力機能である。この画面出力機能を実行しているとき、CPU28は、表示装置3に表示されている画面をプロジェクタ8に出力する。
図5は、プロジェクタ8の内部ブロック図である。プロジェクタ8は、スピーカ32、音声処理部33、表示駆動部34、本体操作表示部35(平面表示デバイス35a、タッチパネル35b)、操作部36、記憶部37、中央制御部38、入出力コネクタ39、入出力I/F40、画面変換部41、ビデオRAM42(少なくともR画面プレーン42a、G画面プレーン42b及びB画面プレーン42cを含む)、投影エンコーダ43、投影駆動部44、リフレクタ45、光源46、カラーホイール47、カラーホイール駆動用モータ48、カラーホイール回転角センサ49、DMD50、投影レンズ9、フォーカス/ズーム駆動用モータ51、冷却ファン52、冷却ファン駆動用モータ53などのブロックを含む。
記憶部37は、半導体メモリや磁気ディスクなどの記憶デバイスで構成された不揮発性且つ書き換え可能な記憶要素であり、中央制御部38の動作に必要な各種のソフトウェアリソース(基本ソフト、制御プログラム及びデータ等)を記憶する。
中央制御部38は、表示駆動部34を介して本体操作表示部35の平面表示デバイス35aに所要の操作ボタン類をグラフィカル表示する。ユーザによって任意の操作ボタンがタッチ操作されると、そのタッチ座標がタッチパネル35bで検出され、中央制御部38は、その検出座標に基づいて、タッチ操作されたボタンの種類を特定し、その特定結果に対応した制御モード(たとえば、フォーカスやズーム等の投影条件設定モード)を実行する。
また、中央制御部38は、表示駆動部34を介して本体操作表示部35の平面表示デバイス35aに、入力画面の解像度、入力コネクタ部20の使用端子選択、音声の有無等の設定に必要な操作ボタン類をグラフィカル表示する。ユーザによって任意の操作ボタンがタッチ操作されると、そのタッチ座標がタッチパネル35bで検出され、中央制御部38は、その検出座標に基づいて、タッチ操作されたボタンの種類を特定し、その特定結果に対応した設定動作を実行する。
たとえば、入力画面の解像度がXGA(1024×768画素)、入力コネクタ部20の使用端子がRCA端子、且つ、音声ありの場合は、入出力I/F40を制御して入出力コネクタ39の当該端子(RCA端子)を選択し、その端子に加えられた外部機器からの入力画面と音声とを取り込み、それらを画面変換部41と音声処理部33に転送する。
さらに、中央制御部38は、表示駆動部34を介して本体操作表示部35の平面表示デバイス35aに、複数の表示制御モードの選択画面を表示し、ユーザが、そのときの用途に応じて、その表示制御モードの中から適切なものをタッチ選択すると、そのタッチ座標がタッチパネル35bで検出され、中央制御部38は、その検出座標に基づいて、タッチ操作された表示制御モードを特定し、その特定結果に対応した表示制御モードを実行する。
選択可能な表示制御モードは、たとえば、パーソナルコンピュータ1から送られてきた画面をそのまま表示する「ノーマル画面表示制御モード」と、パーソナルコンピュータ1から送られてきた画面が特定のウィンドウ画面(プレゼン画面24)であるか否かを判定し、そうである場合に、その特定のウィンドウ画面(プレゼン画面24)を表示する「プレゼン画面表示制御モード」とを含む。
音声処理部33は音声を増幅してスピーカ32で拡声出力し、画面変換部41は、入力画面を所定のフォーマットに変換し、必要であれば、その画面にスケーリング処理を施し、投影エンコーダ43に転送する。
スケーリング処理とは、パーソナルコンピュータ1から送られてきた画面のサイズを、プロジェクタ8の投影サイズ(DMD50の画素数)に合わせて拡大しまたは縮小する処理のことをいう。スケーリング処理を行う理由は、たとえば、パーソナルコンピュータ1から送られてきた画面のサイズがDMD50の画素数よりも少ない場合に入力画面をそのまま表示すると、スクリーン10に画面が小さく表示されてしまい、見た目が悪くなるからである。この場合は、DMD50の画素数一杯になるように入力画面を「拡大」する拡大方向のスケーリングを行うことにより、見た目の改善を図ることができる。また、パーソナルコンピュータ1から送られてきた画面のサイズがDMD50の画素数よりも多い場合に入力画面をそのまま表示すると、スクリーン10から画面がはみ出してしまい、やはり見た目が悪くなるからである。この場合は、DMD50の画素数一杯になるように入力画面を「縮小」する縮小方向のスケーリングを行うことにより、同様に見た目の改善を図ることができる。
投影エンコーダ43は、送られてきた画面信号をビデオRAM42に展開記憶(R画面→R画面プレーン42a、G画面→G画面プレーン42b、B画面→B画面プレーン42c)させた上で、このビデオRAM42の各プレーンの記憶内容を、R表示の画面信号(以下、R画面信号)、G表示の画面信号(以下、G画面信号)及びB表示の画面信号(以下、B画面信号)の順に読み出す。
投影駆動部44は、それらのR画面信号、G画面信号及びB画面信号から構成される、たとえば、30フレーム/秒のフレーム画面でDMD50を駆動する。
DMD50(Digital Micro-mirror Device)は、微小な可動ミラーを多数個平面上に敷き詰めた半導体集積光スイッチである。可動ミラーの大きさは、たとえば、十数μm角であり、ミラーのオンとオフの状態で±10度程度傾斜が変化するように支柱に取り付けられている。ミラーの直下にはメモリ素子が形成されており、このメモリ素子の正電界作用によってミラーのオンとオフの状態を切り換える。DMD50の反射光量は、ミラーをオンにしたときに最大(白階調)、オフにしたときに最小(黒階調)となるが、各ミラーのスイッチングスピード(オンとオフの切り換えスピード)を毎秒50万回以上にすることもできるため、各ミラーのスイッチングレシオを変えることにより、DMD50の反射光量を中間階調(グレースケール)にすることもできる。
このようなDMD50に対して、リフレクタ45内に配置された超高圧水銀灯等の光源46から高輝度の白色のスポット光Paを照射すると、その反射光Pbは、DMD50の各ミラーのオンオフ及びそのスイッチングレシオに対応して画素ごとに光変調(画面信号の内容で画素単位に光変調)されたものとなり、この反射光Pbを投影レンズ9を介してスクリーン10に投射することによって、そのスクリーン10に画面信号の拡大映像を投影することができる。
但し、図示の例では、DMD50の数は1個であり、また、光源46から照射されたスポット光Paは「白色光」であるから、この場合、スクリーン上にはモノクロの映像しか投影できない。そこで、実際には、光源46の前面にカラーホイール47を配置して、このカラーホイール47をカラーホイール駆動用モータ48で回転駆動するようにし、且つ、ビデオRAM42に画面信号を展開記憶する際に、光の三原色(RGB)ごとのビデオ信号成分(R画面信号、G画面信号、B画面信号)に分けて展開記憶するようにしている。
次に、作用を説明する。
プロジェクタ8の表示制御モードが前記の「ノーマル画面表示制御モード」である場合、プロジェクタ8は、パーソナルコンピュータ1から送られてきた画面をそのまま表示する。たとえば、パーソナルコンピュータ1の表示装置3に、図2(a)の画面が表示されている場合を想定すると、パーソナルコンピュータ1からプロジェクタ8へ、デスクトップ画面11と、そのデスクトップ画面11の上に重畳表示された二つのウィンドウW1、W2の画面が送られてくる。プロジェクタ8は、それらの画面(デスクトップ画面11と、そのデスクトップ画面11の上に重畳表示された二つのウィンドウW1、W2の画面)をスクリーン10に拡大投影する。なお、この「ノーマル画面表示制御モード」において、冒頭で説明した従来技術(特許文献1)を適用した場合には、表示に先立ち最大化ウィンドウであるか否かを判定し、二つのウィンドウW1、W2はいずれも最大化ウィンドウでないので、この場合には、スクリーン10への拡大投影は行われない。
または、この「ノーマル画面表示制御モード」において、パーソナルコンピュータ1の表示装置3に、図2(b)の画面(最大化ウィンドウW3の画面)が表示されている場合には、プロジェクタ8は、その最大化ウィンドウW3の画面をスクリーン10に拡大投影し、同様に、冒頭で説明した従来技術(特許文献1)を適用している場合にも、その最大化ウィンドウW3の画面をスクリーン10に拡大投影する。
このように、「ノーマル画面表示制御モード」においては、まず、パーソナルコンピュータ1から送られてきた画面をそのままスクリーン10に拡大投影することができるが、不要画面(たとえば、図2(a)のデスクトップ画面11や非アクティブのウィンドウW2)も表示されてしまうため、とりわけ、プレゼンテーションのスマートさを阻害し、情報の保全も図れないという欠点がある。
かかる「ノーマル画面表示制御モード」の欠点は、パーソナルコンピュータ1から最大化ウィンドウW3の画面を送ることによって解決されるが、根本的解決にはなり得ない。一時的に最大化を解除した場合に、やはり、不要画面(デスクトップ画面11や非アクティブのウィンドウW2)が表示されるからである。
このような不都合、すなわち、最大化を一時的に解除する際の不都合解消に、冒頭で説明した従来技術(特許文献1)は有効である。パーソナルコンピュータ1から図2(a)のような画面(デスクトップ画面11や非アクティブのウィンドウW2)が送られてきた場合に、スクリーン10への投影をストップすることができるからである。
しかしながら、こうした「ノーマル画面表示制御モード」と、冒頭で説明した従来技術(特許文献1)との組み合わせによっても、パーソナルコンピュータ1で次のような操作が行われた場合には、依然として不要画面がスクリーン10に投影されてしまうという問題点がある。たとえば、パーソナルコンピュータ1でプレゼン用のファイルを探し出すとき、ユーザの多くは、ファイル一覧のスクロールの手間を省くために、しばしば、そのファイルが納められたディレクトリ画面(ウィンドウ)を“最大化”することがあるが、このような場合、特許文献1の技術では、かかる最大化されたディレクトリ画面がスクリーン10に表示されてしまうので、そのディレクトリに納められているすべてのファイルの名前が第三者の目に触れることになり、やはり、プレゼンのスマートさを阻害し、且つ、情報の保護を図ることができない。
本実施形態におけるプロジェクタ8の「プレゼン画面表示制御モード」は、かかる問題点を根本的に解決するための特別なモードである。以下、このモードについて詳しく説明する。
図6は、プロジェクタ8で実行される「プレゼン画面表示制御モード」プログラムの概念的なフローチャートを示す図である。このフローチャートでは、まず、パーソナルコンピュータ1からの画面入力を判定し(ステップS11)、画面が入力されると、その画面がプレゼンテーション画面であるか否かを判定する「プレゼンテーション画面判定処理」を実行し(ステップS12)、その判定結果を調べて(ステップS13)、肯定(YES)である場合、すなわち、入力された画面がプレゼンテーション画面である場合には、その入力画面(プレゼンテーション画面)をスクリーン10に拡大投影(ステップS14)した後、再びステップS11以降を実行する。
一方、プレゼンテーション画面判定処理の判定結果が否定(NO)である場合、すなわち、入力された画面がプレゼンテーション画面でない場合には、前回のスクリーン10への表示画面の有無を判断する(ステップS15)。前回の表示画面がある場合は、その前回の表示画面をスクリーン10に拡大投影(ステップS16)した後、再びステップS11以降を実行し、前回の表示画面がない場合は、適当なダミー画面(たとえば、図3(b)のダミー画面27)をスクリーン10に拡大投影(ステップS17)した後、再びステップS11以降を実行する。
図7は、「プレゼンテーション画面判定処理」(図6のステップS12参照)の概念的なフローチャートを示す図である。このプレゼンテーション画面判定処理は、要するに、プレゼン画面(図3(a)のプレゼン画面24参照)と、OS提供のデスクトップ画面及び通常のウィンドウ(図2(a)のデスクトップ画面11及びウィンドウW1、W2参照)との相違点に基づき、パーソナルコンピュータ1から入力された画面がプレゼン画面であるか否かを判定するというものである。
すなわち、プレゼン画面24は、先に説明したように、その周囲が同一色及び同一幅の縁取り領域26で取り囲まれており、一方、OS提供の通常のウィンドウW1〜W3は、縁取り領域26を備えない代わりに、タイトルバー21やウィンドウ枠23を有する点で相違するから、かかる相違点を検出することにより、プレゼン画面24と、OS提供のデスクトップ画面11及び通常のウィンドウ(図2のウィンドウW1〜W3参照)とを区別することができるという原理に基づくものである。
このフローチャートでは、たとえば、入力画面の上下左右辺部の所定幅領域Dの色(RGB)分布を比較し(ステップS12a)、同一色分布であるか否かを判定し(ステップS12b)、同一色分布である場合にプレゼン画面であると判断(ステップS12c)する一方、同一色分布でない場合にプレゼン画面でないと判断(ステップS12d)している。
図8は、プレゼン画面であると判断する場合の概念図である。この図において、(a)に示すように、プレゼン画面24は、先にも説明したように、タイトルバーやウィンドウ枠を備えない点で、OS提供の通常のウィンドウと相違する。すなわち、このプレゼン画面24は、その画面のほとんどを占めるプレゼン領域25と、そのプレゼン領域25の周囲(上下左右各辺)を帯状に取り囲む縁取り領域26とから構成されており、縁取り領域26の幅は、上下左右各辺一定の値、たとえば、表示装置3の画面サイズを15インチ(対角)とした場合、凡そ2〜3mm程度であるとともに、その縁取り領域26の色は、一般的に黒色(プレゼン領域25の背景色や文字などを引き立たせるような色)で、且つ、上下左右各辺共通の色である。
ステップS12aにおける比較判定幅(D)は、縁取り領域26の幅に充分収まる適当な値に設定する。今、この比較判定幅(D)を、図中の破線ア、イの間隔とすると、ステップS12aでは、縁取り領域26の上下左右の当該破線ア、イ内の色(RGB)分布を比較する。上記のとおり、縁取り領域26の色は、一般的に黒色(プレゼン領域25の背景色や文字などを引き立たせるような色)で、且つ、上下左右各辺共通の色であるから、(b)に示すように、その色分布は、黒色の単一ピークを持つことになる。
図9は、プレゼン画面でないと判断する場合の概念図である。この図において、(a)に示すように、たとえば、デスクトップ画面11は、先にも説明したように、任意色または任意画像の背景エリア12に、OSによって規定された(または、ユーザによって選択された)様々なショートカットアイコン13を配列表示すると共に、その背景エリア12の下辺部に、スタートボタン14や実行中のアプリケーションアイコン15などを表示するためのタスクバー16を配置している。
このようなデスクトップ画面11に、上記の比較判定幅(D)を適用すると、ステップS12aでは、デスクトップ画面11の上下左右の当該破線ア、イ内の色(RGB)分布を比較することになるが、この破線ア、イ内には、デスクトップ画面11の背景エリア13とともに、タスクバー16も含まれるので、色分布は単一のピークにはならない。つまり、(b)や(c)に示すように、背景エリア13の色と、タスクバー16の色(及びスタートボタン14や実行中のアプリケーションアイコン15などの色)とを含む複数の色ピークまたは所定幅の色分布を持つことになる。
したがって、上記の色分布の違いから、プレゼン画面24と、OS提供のデスクトップ画面11及び通常のウィンドウ(図2のウィンドウW1〜W3参照)とを区別することができる。
以上のとおりであるから、本実施形態によれば次の効果を得ることができる。
(1) パーソナルコンピュータ1からプロジェクタ8に送られる画面がプレゼン画面24であるときにのみ、そのプレゼン画面24をスクリーン10に拡大投影することができる。したがって、パーソナルコンピュータ1でプレゼン画面24以外の画面、たとえば、ファイル一覧表示用のウィンドウ画面を開いた場合に、そのウィンドウ画面をスクリーン10に非表示とすることができる。その結果、プレゼンテーションのスマートさと情報の保全を図ることができる。
(2)また、パーソナルコンピュータ1でプレゼン画面24以外の画面を開いた際に、スクリーン10に前回の画面を表示し、あるいは、ダミー画面27を表示するので、パーソナルコンピュータ1を操作している間の画面表示喪失を回避し、違和感をなくすことができる。
なお、本発明は、以上の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において多様な変形例や発展例を包含することはもちろんである。
たとえば、以上の実施形態では、プロジェクタ8において、プレゼン画面24であるか否かを判定しているが、これに限定されない。パーソナルコンピュータ1でその判定を行ってもよい。このようにした場合、プロジェクタ8に汎用のものを使用することができる。
図10は、パーソナルコンピュータ1で実行される「プレゼン画面表示制御モード」プログラムの概念的なフローチャートを示す図である。このフローチャートでは、まず、現在のディスプレイ画面(表示装置3の表示画面)を取り込み(ステップS21)、その画面がプレゼンテーション画面であるか否かを判定する「プレゼンテーション画面判定処理」(図7参照)を実行し(ステップS22)、その判定結果を調べて(ステップS23)、肯定(YES)である場合、すなわち、取り込まれた画面がプレゼンテーション画面である場合には、その画面(プレゼンテーション画面)をプロジェクタ8に出力(ステップS23)した後、再びステップS21以降を実行する。
一方、プレゼンテーション画面判定処理の判定結果が否定(NO)である場合、すなわち、取り込まれた画面がプレゼンテーション画面でない場合には、前回のプロジェクタ8への出力画面の有無を判断する(ステップS24)。前回の出力画面がある場合は、その前回の出力画面をプロジェクタ8に出力(ステップS25)した後、再びステップS21以降を実行し、前回の出力画面がない場合は、適当なダミー画面(たとえば、図3(b)のダミー画面27)をプロジェクタ8に出力(ステップS26)した後、再びステップS21以降を実行する。
このようにしても、上記の本実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、パーソナルコンピュータ1は、表示装置3に表示中の画面がプレゼン画面24であるときだけ、そのプレゼン画面24をプロジェクタ8に出力するので、プロジェクタ8は、そのプレゼン画面24のみをスクリーン10に拡大投影することができる。したがって、パーソナルコンピュータ1でプレゼン画面24以外の画面、たとえば、ファイル一覧表示用のウィンドウ画面を開いた場合には、そのウィンドウ画面をスクリーン10に非表示とすることができる。その結果、プレゼンテーションのスマートさと情報の保全を図ることができる。また、パーソナルコンピュータ1でプレゼン画面24以外の画面を開いた際に、パーソナルコンピュータ1からプロジェクタ8に前回の画面を出力し、あるいは、ダミー画面27を出力するので、パーソナルコンピュータ1を操作している間のスクリーン10の投影画面の表示喪失を回避し、違和感をなくすことができる。
また、以上の実施形態では、プロジェクタ8を含むシステム構成を例にしたが、このプロジェクタ8の代わりに、液晶ディスプレイ、有機ディスプレイ、プラズマディスプレイまたはプロジェクタテレビなどの外部モニタ装置を用いたシステム構成としてもよい。
また、以上の実施形態では、プロジェクタ8に取り込まれた画像がプレゼンテーション用の画像でないと判断された場合に、前回の表示対象画面または任意のダミー画面のダミー画像を表示するようにしているが、これに限らず、複数の入力手段(例えば、複数の入出力コネクタ39と入出力インターフェース40)を有するプロジェクタ8にあっては、パーソナルコンピュータ1が接続されている入力手段以外の入力手段に切り換え、その切り換え先の入力手段からの入力画像(例えば、他のパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ビデオ再生装置などの任意の画像出力機器から出力された静止画や動画等の画像)を、上記のダミー画像として用いてもよい。
本実施形態のシステム構成図である。 パーソナルコンピュータ1の表示装置3の画面構成図である。 プレゼンテーション用のアプリケーションソフトの画面(a)とダミー画面(b)を示す図である。 パーソナルコンピュータ1の簡略ブロック図である。 プロジェクタ8の内部ブロック図である。 プロジェクタ8で実行される「プレゼン画面表示制御モード」プログラムの概念的なフローチャートを示す図である。 「プレゼンテーション画面判定処理」(図6のステップS12参照)の概念的なフローチャートを示す図である。 プレゼン画面であると判断する場合の概念図である。 プレゼン画面でないと判断する場合の概念図である。 パーソナルコンピュータ1で実行される「プレゼン画面表示制御モード」プログラムの概念的なフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ(画面出力装置)
8 プロジェクタ(画面表示装置)
27 ダミー画面
28 CPU(入力手段、判定手段、画面制御手段、出力手段)
31 出力制御部(出力手段)
38 中央制御部(判定手段、画面制御手段)
39 入出力コネクタ(入力手段)
40 入出力I/F(入力手段)
50 DMD(表示手段)

Claims (12)

  1. 外部から入力される画面を取り込む入力手段と、
    前記入力手段によって取り込まれた画面がプレゼンテーション用の画面であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果が肯定の場合に前記入力手段によって取り込まれた画面を表示対象の画面とする一方、前記判定手段の判定結果が否定の場合に前記入力手段によって取り込まれた画面の代わりに前回の表示対象画面または任意のダミー画面を表示対象の画面とする画面制御手段と、
    前記表示対象の画面を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする画面表示装置。
  2. 前記判定手段は、前記入力手段によって取り込まれた画面の上下左右辺部の色分布が特定の色分布を示しているときに、その画面をプレゼンテーション用の画面であると判定することを特徴とする請求項1記載の画面表示装置。
  3. 前記特定の色分布は、黒色の分布であることを特徴とする請求項2記載の画面表示装置。
  4. ディスプレイ中の画面を取り込む入力手段と、
    前記入力手段によって取り込まれた画面がプレゼンテーション用の画面であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果が肯定の場合に前記入力手段によって取り込まれた画面を出力対象の画面とする一方、前記判定手段の判定結果が否定の場合に前記入力手段によって取り込まれた画面の代わりに前回の出力対象画面または任意のダミー画面を出力対象の画面とする画面制御手段と、
    前記出力対象の画面を外部モニタに出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする画面出力装置。
  5. 前記判定手段は、前記入力手段によって取り込まれた画面の上下左右辺部の色分布が特定の色分布を示しているときに、その画面をプレゼンテーション用の画面であると判定することを特徴とする請求項4記載の画面出力装置。
  6. 前記特定の色分布は、黒色の分布であることを特徴とする請求項5記載の画面出力装置。
  7. 外部から入力される画面を取り込む入力工程と、
    前記入力工程によって取り込まれた画面がプレゼンテーション用の画面であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定結果が肯定の場合に前記入力工程によって取り込まれた画面を表示対象の画面とする一方、前記判定工程の判定結果が否定の場合に前記入力工程によって取り込まれた画面の代わりに前回の表示対象画面または任意のダミー画面を表示対象の画面とする画面制御工程と、
    前記表示対象の画面を表示する表示工程と
    を含むことを特徴とする画面表示方法。
  8. 前記判定工程は、前記入力工程によって取り込まれた画面の上下左右辺部の色分布が特定の色分布を示しているときに、その画面をプレゼンテーション用の画面であると判定することを特徴とする請求項7記載の画面表示方法。
  9. 前記特定の色分布は、黒色の分布であることを特徴とする請求項8記載の画面表示方法。
  10. ディスプレイ中の画面を取り込む入力工程と、
    前記入力工程によって取り込まれた画面がプレゼンテーション用の画面であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定結果が肯定の場合に前記入力工程によって取り込まれた画面を出力対象の画面とする一方、前記判定工程の判定結果が否定の場合に前記入力工程によって取り込まれた画面の代わりに前回の出力対象画面または任意のダミー画面を出力対象の画面とする画面制御工程と、
    前記出力対象の画面を外部モニタに出力する出力工程と
    を備えたことを特徴とする画面出力方法。
  11. 前記判定工程は、前記入力工程によって取り込まれた画面の上下左右辺部の色分布が特定の色分布を示しているときに、その画面をプレゼンテーション用の画面であると判定することを特徴とする請求項10記載の画面出力方法。
  12. 前記特定の色分布は、黒色の分布であることを特徴とする請求項11記載の画面出力方法。
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