JP2007056989A - 流体制御弁およびその製造方法 - Google Patents

流体制御弁およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007056989A
JP2007056989A JP2005242871A JP2005242871A JP2007056989A JP 2007056989 A JP2007056989 A JP 2007056989A JP 2005242871 A JP2005242871 A JP 2005242871A JP 2005242871 A JP2005242871 A JP 2005242871A JP 2007056989 A JP2007056989 A JP 2007056989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
small diameter
wall surface
diameter portion
punch member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005242871A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takahashi
徹 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005242871A priority Critical patent/JP2007056989A/ja
Publication of JP2007056989A publication Critical patent/JP2007056989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/0012Valves
    • F02M63/007Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of the groups F02M63/0014 - F02M63/0059
    • F02M63/0077Valve seat details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/0012Valves
    • F02M63/0031Valves characterized by the type of valves, e.g. special valve member details, valve seat details, valve housing details
    • F02M63/005Pressure relief valves

Abstract

【課題】
高圧流体下においてもハウジングの強度の低下を抑制することができる流体制御弁およびその製造方法を提供する。
【解決手段】
弁体22と、弁体22を収容する弁室24と該弁室24の内壁面25に開口している流体通路23と内壁面25に形成されており、弁体22が着座する弁座部27を有する弁本体21を備える流体制御弁10であって、弁座部27と流体通路23との間の内壁面25には、弁座部27の内径よりも径が小さく、かつ流体通路23に向かって縮径している小径部29が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、油圧回路や空気圧回路等の流体回路に使用される流体制御弁およびその製造方法に関する。
従来、ハウジング内に形成されている弁室100に弁体としてのボールバルブ105を収容し、弁室100の弁室壁面101に開口している流体通路としての弁孔104をこのボールバルブ105で開閉することにより油圧回路や空気圧回路等の圧力を調整する流体制御弁が知られている(特許文献1参照)。
図11(a)から(c)に示すように、この流体制御弁では、弁孔104が開口している付近の弁室壁面101にボールバルブ105を押付け、ハウジングを塑性変形させることにより弁体105が着座するシート面103を有する弁座部としてのシート部102が形成されている。これにより、ボールバルブ105がシート面103に着座したときのシール性を向上できるシート部102を形成することができる。
特開平11−30350号公報
ところが、上記のようにシート部102を形成すると、形成されるシート部102の周囲、特に弁室内壁101と弁孔104との境界部分には、図11に示すような隆起部としてのエッジ部106が形成される。図11(c)に示すように、このエッジ部106は、大きく隆起しており、その頂部の角度θ0は鋭角になることがある。このような状態で、弁孔104または弁室100に高圧の流体を流通すると、このエッジ部106の頂部に応力が集中し、ハウジングの強度が低下するという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、その目的は、高圧流体下においてもハウジングの強度の低下を抑制することができる流体制御弁およびその製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の流体制御弁は、弁体と、弁体を収容する弁室と該弁室の内壁面に開口している流体通路と内壁面に形成されおり、弁体が着座する弁座部を有する弁本体を備える流体制御弁であって、弁座部と流体通路との間の内壁面には、弁座部の内径よりも径が小さく、かつ流体通路に向かって縮径している小径部が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、弁座部と流体通路との間に、弁座部の内径よりも径が小さく、かつ流体通路に向かって縮径している小径部が形成されているので、弁座部と小径部とのなす角度および小径部と流体通路とのなす角度を、上記従来技術のように弁座部を形成したときの弁座部と流体通路とのなす角度よりも小さくすることができる。これにより、弁本体に高圧の流体が導入されたとき、これらの部分に集中する応力を従来のものに比べ小さくすることができ、強度低下を防止できる。
請求項2に記載の流体制御弁は、小径部と流体通路との境界部分の壁面が、曲面形状となっていることを特徴としている。また、請求項3に記載の流体制御弁は、弁座部と小径部との境界部分の壁面が、曲面形状となっていることを特徴としている。
これらの構成によれば、小径部と流体通路との境界部分、弁座部と小径部との境界部分の壁面が曲面形状となっているので、より一層、これらの境界部分に集中する応力を小さくすることができる。
請求項4に記載の流体制御弁は、前記小径部の壁面は、球面形状となっていることを特徴としている。また、請求項5に記載の流体制御弁は、小径部の壁面は、傾斜面形状となっていることを特徴としている。請求項4、請求項5に記載されているように、小径部の壁面は、弁座部の形状に関係なく球面形状であっても良いし、傾斜面形状であっても良い。
請求項6に記載の流体制御弁の製造方法は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流体制御弁の製造方法であって、弁座部および小径部は、弁室の内壁面を塑性変形させて形成されることを特徴としている。この製造方法によれば、弁座部および小径部を塑性変形により形成するようにしているので、両部位の形成時間を短くすることが可能である。
請求項7に記載の流体制御弁の製造方法は、弁座部を形成する弁座部形成部と、小径部を形成する小径部形成部とを有しているパンチ部材で弁室の内壁面を塑性変形させることを特徴としている。この製造方法によれば、パンチ部材は、弁座部を形成する弁座部形成部と小径部を形成する小径部形成部とを有しているので、両部位を1工程で形成することが可能である。
請求項8に記載の流体制御弁の製造方法は、弁座部を形成する弁座部形成パンチ部材および、小径部を形成する小径部形成パンチ部材で弁室の内壁面を塑性変形させることを特徴としている。この製造方法のように、弁座部を形成するパンチ部材、小径部を形成するパンチ部材を別々とし、各部位を形成するようにしても良い。
請求項9に記載の流体制御弁の製造方法は、最初に小径部形成パンチ部材で弁室の内壁面を塑性変形させ、次に弁座部形成パンチ部材で弁室の内壁面を塑性変形させることを特徴としている。パンチ部材等を材料に押付け塑性変形させるとパンチ部材が押付けられた周囲の材料は流動し、隆起することがあるということは一般的に知られている。この製造方法によれば、精度が要求されている弁座部を小径部よりも後に形成するようにしているので、弁座部を精度良く形成することができる。
請求項10に記載の流体制御弁は、パンチ部材の小径部形成部および小径部形成パンチ部材は、傾斜面を有するもしくは球面を有していることを特徴としている。この請求項の作用効果は、請求項4および請求項5で説明しているのでここではその説明を省略する。
請求項11に記載の流体制御弁は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流体制御弁の製造方法であって、小径部は、弁室の内壁面に除去加工を施すことにより形成されていることを特徴としている。この製造方法に記載されているように、小径部は、弁座部ほど精度は要求されていないので、除去加工を施して形成されていても良い。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、コモンレール式燃料噴射装置のプレッシャレギュレータに本発明を適用した第1実施形態を図1から図8に示す。
(第1実施形態)
図1から図8は本発明の第1実施形態を示したもので、図1は、コモンレール式燃料噴射装置の全体構成を示した構成図である。図2は、第1実施形態のプレッシャリミッタの構造を示した断面図である。図3は、図2のプレッシャリミッタの弁座部分を拡大した要部断面図である。図4は、図2のプレッシャリミッタの他の例の弁座部分を拡大した要部断面図である。図5から図8は、図3または図4に示す弁座部分の製造過程を示す図である。図5から図8については後ほど詳細に説明する。
図1に示すコモンレール式燃料噴射装置は、4気筒のエンジン(例えばディーゼルエンジン:図示しない)に燃料噴射を行うシステムであり、コモンレール1、インジェクタ2、サプライポンプ3、ECU4(エンジン制御ユニット)、EDU5(駆動ユニット)等から構成されている。
コモンレール1は、インジェクタ2に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧容器であり、連続的に燃料噴射圧に相当するレール圧が蓄圧されるようにポンプ配管(高圧燃料流路)6を介して高圧燃料を吐出するサプライポンプ3の吐出口と接続されるとともに、各インジェクタ2へ高圧燃料を供給する複数のインジェクタ配管7が接続されている。
コモンレール1から燃料タンク8へ燃料を戻すリリーフ配管9には、プレッシャリミッタ10が取り付けられている。このプレッシャリミッタ10は安全弁であり、コモンレール1内の燃料圧が限界設定値を超えた際に開弁して、コモンレール1の燃料圧を限界設定値以下に抑える。
コモンレール1には、コモンレール1に蓄圧された燃料を溢流させる排出路(コモンレール1とリリーフ配管9を連通する通路)の開度を調整する減圧弁11が取り付けられている。
この減圧弁11は、リリーフ配管9を介してレール圧を急速に減圧するものであり、ECU4は減圧弁11の開度を調整することによって、レール圧を車両走行状態に応じた圧力へ素早く低減制御できる。減圧弁11は、排出路の開度を変更するバルブと、ECU4から与えられる減圧弁制御値(減圧弁駆動電流値)によってバルブの弁開度(開口面積)を調整するソレノイドとを有する開口面積可変式の弁であり、ソレノイドの通電が停止されると弁開度が全閉状態となるノーマリクローズタイプが用いられる。
インジェクタ2は、エンジンの各気筒に搭載されて燃料を各気筒へ噴射供給するものであり、コモンレール1より分岐する複数のインジェクタ配管7の下流端に接続されて、コモンレール1に蓄圧された高圧燃料を各気筒に噴射供給する燃料噴射ノズル、およびこの燃料噴射ノズル内に収容されたニードルのリフト制御を行う電磁弁等を搭載している。なお、インジェクタ2からのリーク燃料も、リリーフ配管9を経て燃料タンク8へ戻される。
サプライポンプ3は、コモンレール1へ高圧燃料を圧送する高圧燃料ポンプであり、燃料タンク8内の燃料フィルタ12を介してサプライポンプ3へ吸引するフィードポンプを搭載し、このフィードポンプによって吸い上げられた燃料を高圧に圧縮してコモンレール1へ圧送する。フィードポンプおよびサプライポンプ3は共通のカムシャフト13によって駆動される。なお、このカムシャフト13は、エンジンによって回転駆動されるものである。
サプライポンプ3は、燃料を高圧に加圧する加圧室内に燃料を導く燃料流路に、その燃料流路の開度度合を調整するためのSCV14(吸入調量弁)が取り付けられている。このSCV14は、ECU4からのポンプ駆動信号によって制御されることにより、加圧室内に吸入される燃料の吸入量を調整し、コモンレール1へ圧送する燃料の吐出量を変更するバルブであり、コモンレール1へ圧送する燃料の吐出量を調整することにより、コモンレール圧を調整するものである。即ち、ECU4はSCV14を制御することにより、コモンレール圧を車両走行状態に応じた圧力に制御できる。
ECU4は、CPU、RAM、ROM等(図示しない)を搭載しており、ROMに記憶されたプログラムと、RAMに読み込まれたセンサ類の信号(車両の運転状態)とに基づいて各種の演算処理を行う。
具体的な演算の一例を示すと、ECU4は、燃料の噴射毎に、ROMに記憶されたプログラムと、RAMに読み込まれたセンサ類の信号(車両の運転状態)とに基づいて、各気筒の目標噴射量、噴射形態、インジェクタ2の開弁閉弁時期を決定するように設けられている。
EDU5は、ECU4から与えられるインジェクタ開弁信号に基づいてインジェクタ2の電磁弁へ開弁駆動電流を与える駆動回路であり、開弁駆動電流を電磁弁に与えることにより高圧燃料が気筒内に噴射供給され、開弁駆動電流を停止することで燃料噴射が停止するものである。
なお、ECU4には、車両の運転状態等を検出する手段として、コモンレール圧を検出する圧力センサ15の他に、アクセル開度を検出するアクセルセンサ、エンジン回転数を検出する回転数センサ、エンジンの冷却水温度を検出する水温センサ等のセンサ類が接続されている。
次に、本実施形態のプレッシャリミッタの構造を図2から図4に基づいて説明する。図2は、プレッシャリミッタの構造を示した断面図である。図3は、図2のプレッシャリミッタの弁座部分を拡大した要部断面図である。図4は、図2のプレッシャリミッタの他の例の弁座部分を拡大した要部断面図である。
図2に示すようにプレッシャリミッタ10は、バルブ部20、このバルブ部20よりも下流側に液密的に接続されるハウジング40、このハウジング40内に収容されるスプリング50およびこのスプリング50の一端を保持するスプリングガイド60から構成されている。
バルブ部20は、コモンレール1に液密的に接続される請求項に記載の弁本体に相当するバルブボデー21および請求項に記載の弁体に相当するボールバルブ22から構成されている。バルブボデー21には、先端にコモンレール1に連通する弁孔23が形成され、その弁孔23よりも下流側には、ボールバルブ22を収容する弁室24が設けられている。
弁孔23は、弁室24の弁室壁面25の下側端面に開口している。弁室壁面25には、ボールバルブ22が着座するシート部27が形成されている。弁室24の下流側には、スプリングガイド60を摺動自在に支持する摺動孔26が形成されている。なお、弁孔23は、請求項に記載の流体通路に相当し、弁室24は、請求項に記載の弁室に相当する。そして、弁室壁面25は、請求項に記載の内壁面に相当する。シート部27等の構造は、後ほど説明する。
ハウジング40は、円筒形状の金属材よりなり、内部には、上流側から入口側燃料孔41、燃料孔42および出口側燃料孔43の順で形成されている。入口側燃料孔41には、円環状の開弁圧調整シム44が嵌め込まれている。開弁圧調整シム44は、略中心付近に燃料孔45が形成されており、この燃料孔45は入口側燃料孔41および燃料孔42と連通している。
ハウジング40の先端側の外周には、コモンレール1の取付部(図示せず)に螺合する雄ねじ部46が形成されている。出口側燃料孔43には、リリーフ配管9の配管継ぎ手(図示せず)が螺合する雌ねじ部47が形成されている。
スプリング50は、ハウジング40の入口側燃料孔41内に収容されて、バルブボデー21の弁孔23を閉塞する側にスプリングガイド60およびボールバルブ22を所定の付勢力(セット荷重)で付勢する部品である。このスプリング50の一端は、スプリングガイド60に保持され、他端は、開弁圧調整シム44に保持されている。
スプリングガイド60は、摺動孔26内を摺動し、先端にボールバルブ22を保持する径小部61、径小部61の下流側に位置し、径小部61よりも径が大きい径大部62および径大部62よりもさらに下流側に位置し、径大部62よりも径が小さい径小部63から構成されている。
径小部61の外周面には、摺動孔26との間に、ボールバルブ22およびスプリングガイド60がシート部27より所定値以上上昇した際に、入口側燃料孔41と弁孔23とを連通する燃料通路を形成するための切欠き部64が形成されている。この切欠き部64は、円柱形状の径小部61の円形状の外周面の一部を平坦面とするように切削加工することによって形成されている。なお、本実施形態では、切欠き部64は、対称的な位置に2箇所形成されている。スプリングガイド60の径大部62は、入口側燃料孔41の内壁面との間に燃料通路を形成している。
次に、弁室のシート部付近の構造について、図3および図4に基づいて説明する。図3および図4は、ボールバルブが弁室壁面に形成されているシート部に着座した状態を示している。
図3に示すように、弁室壁面25には、ボールバルブ22の一部分を収容することができる略半球面状の窪みが形成されている。この窪みの底には断面円形の弁孔23が開口している。この窪みの内径は、底に向かうに従い小さくなっている。この弁室壁面25には、請求項に記載の弁座部としてのシート部27と請求項に記載の小径部としての小径部29が形成されている。小径部29は、シート部27と弁孔23との間に形成されている。
シート部27は、ボールバルブ22が着座するシート面28を有している。このシート面28の上流側には、請求項に記載の弁座部と小径部との境界部分に相当する第1エッジ部31が形成されている。このシート面28は、ボールバルブ22の表面形状に倣うようにして形成されている。具体的には、ボールバルブ22またはボールバルブ22の表面形状とほぼ同じ表面形状を有するパンチ部材などを弁室壁面25に押付け、弁室壁面25を塑性変形させシート面28を形成している。これにより、ボールバルブ22がシート面28に着座したときの密着度が向上する。
シート部27の上流側には小径部29が形成されている。小径部29は、シート部27の内径よりも小さく、かつ弁孔23に向かうに従い内径が小さくなる壁面形状となっている。小径部29と弁孔23との境界部分には、請求項に記載の小径部と流体通路との境界部分に相当する第2エッジ部32が形成されている。小径部29は、例えば、シート面28と同様にパンチ部材等を用いて弁室壁面25を塑性変形させて形成されている。
図3に示すシート部および小径部の製造方法を説明する前に、従来技術におけるシート部の製造方法および構造を図11に基づいて説明する。図11(a)から(c)は、シート部が製造される過程を示す図である。以後、この製造方法によって製造されたシート部を本発明によって製造されたシート部および小径部の比較例とする。
図11(a)に示すように、弁室壁面101を、ボールバルブ105の一部を収容可能となるように略半球面状に窪ませる。具体的には、除去加工によって弁室壁面101を窪ませる。次いで、その弁室壁面101の底に弁孔104が開口するように弁孔104を形成する。次に、図11(b)に示すように、ボールバルブ105もしくはボールバルブ105とほぼ同じ表面形状を有するパンチ部材を弁孔104に向かって載置する。さらに、図11(c)に示すように、治具によりボールバルブ105もしくはパンチ部材を弁室壁面101に押付け塑性変形させることによりシート部102は形成される。このとき、シート部102と弁孔104との境界部分には、弁孔104の中心に向かって隆起するエッジ部106が形成される。
このエッジ部106は、ボールバルブ105等を押付けた際、弁室壁面101と弁孔104との境界部分の材料が流動した結果形成されたものである。エッジ部106の角度θ0は、弁孔104の内壁とボールバルブ105の表面とのなす角度θaに依存する。上記境界部分の材料は、ボールバルブ105の表面に沿って流動するので、この角度θaが大きければ大きいほど、エッジ部106の角度θ0は小さくなる(例えば、鋭角となる)。
エッジ部106の角度θ0が小さいと、弁孔104に高圧燃料が流通したときに、エッジ部106に応力が集中し、バルブボデーの強度が低下する恐れがある。
次に、図3に示すシート部および小径部の製造方法について、上記比較例と比較しながら図5に基づいて説明する。図5(a)から(c)は、図3のシート部および小径部が製造される過程を示す図である。
図5(a)に示すように、弁室壁面25を、ボールバルブ22の一部を収容可能となるように略半球面状に窪ませる。具体的には、除去加工によって形成する。その弁室壁面25の底に弁孔23が開口するように弁孔23を形成する。
次に、図5(b)に示すように、シート部27および小径部29を形成するためのパンチ部材80を弁孔23に向かって載置する。パンチ部材80は、シート部27を形成するためのシート部形成部81と、小径部29を形成するための小径部形成部82とを有している。シート部形成部81は、請求項に記載の弁座部形成部に相当し、小径部形成部82は、請求項に記載の小径部形成部に相当する。
図5(b)に示すように、パンチ部材80の弁孔23に対向する側の表面形状は、ボールバルブ22の径とほぼ同じ径を有する球体(2点鎖線)に、2点鎖線で示す球体の径よりも小さい径を有する球体(1点鎖線)を、弁孔23側に組み合わせたような形状となっている。
図5(c)に示すように、上記パンチ部材80を治具(図示しない)等で弁室壁面25に押付け、このパンチ部材80の表面形状に倣うように塑性変形させてシート面28を有するシート部27と小径部29とを形成する。シート部27および小径部29は、組み合わされた上記2つの球体を押付けて形成されているので、その表面形状は、2つの球体の表面形状に対応する球面形状となる。図5(a)から(c)に示す工程を経て、図3に示すようなシート部27および小径部29が形成される。
パンチ部材80を治具で押付けると、最初に小径部形成部82の表面が弁孔23と弁室壁面25との角部に当たる。このときの、弁孔23の内壁と小径部形成部82の表面とのなす角度は、角度θbである。この角度は、上記角度θaよりも小さい角度である。
更に、パンチ部材80を押付けると、パンチ部材80は、上記角部を塑性変形させながら、弁孔23の方向に移動し、弁室壁面25に小径部29が形成される。このとき、上記角部の材料の一部は、小径部形成部82の表面に沿って流動するため、図3に示すような第2エッジ部32が形成される。図3および図5(c)に示すように、この第2エッジ部32の角度θ2は、比較例のエッジ部106の角度θ0よりも大きくなる。そして、第2エッジ部32は、隆起しているため表面形状が曲面となっている。
更に、パンチ部材80を押付けると、シート部形成部81が弁室壁面25に当たり、更にパンチ部材80を押付けると、弁室壁面25が塑性変形する。すると、小径部29の下流側にシート面28を有するシート部27が形成される。このとき、弁室壁面25の材料の一部が、小径部形成部82とシート部形成部81との境界部分に流動し、図3に示すような第1エッジ部31が形成される。この第1エッジ部31は、シート面28の上流側に形成される。なお、パンチ部材80は、このパンチ部材80によって形成される第1エッジ部31の角度θ1が可能な限り大きくなるように形成されている。
本実施形態のバルブボデー21の製造方法によれば、第2エッジ部32の角度θ2を比較例のエッジ部106の角度θ0よりも大きくし、角度θ1も可能な限り大きくすることができるので、弁孔23に高圧燃料が流通したとき、これらのエッジ部31、32に集中する応力を比較例に比べ小さくすることができる。これにより、強度の低下を抑えることができるバルブボデー21を提供することができる。特に、第2エッジ部32の表面形状は曲面となっているので、強度の低下を抑える効果は大きい。
次に、シート部および小径部の他の例を図4および図6に基づいて説明する。この他の例は、図4に示すように小径部の壁面形状が傾斜面となっている点で図3に示す小径部と相違する。図4に示すシート部および小径部は、図6に示す製造方法にて製造される。図6(a)から(c)は、図4のシート部および小径部が製造する過程を示す図である。図6(a)から(c)の各工程は、図5(a)から(c)の各工程に対応している。以下、図5(a)から(c)のうち異なる部分のみを説明する。
図6(b)に示すように、シート部27および小径部29aを形成するパンチ部材80aは、シート部形成部81aと、小径部形成部82aとを有している。このパンチ部材80aの弁孔23に対向する側の表面形状は、ボールバルブ22の径とほぼ同じ径を有する球体(2点鎖線)の表面に、2点鎖線で示す球体の径よりも小さい径を有する円を底面とし、この円の外周縁部から弁孔23に近づくにつれ先細りとなるような傾斜面を形成したような形状となっている。
図6(c)に示すように、上記パンチ部材80aを治具(図示しない)等で弁室壁面25に押付け、このパンチ部材80aの表面形状に倣うように塑性変形させてシート面28を有するシート部27と小径部29aとを形成する。シート部27の表面形状は、上記球体の表面形状に対応する球面形状となり、小径部29aの表面形状は、上記傾斜面に対応する傾斜面形状となる。図6(a)から(c)に示す工程を経て、図4に示すようなシート部27および小径部29aが形成される。
図6(b)中の弁孔23の内壁と小径部形成部82aの表面とのなす角度θcは、上記図5(b)の角度θbに対応し、図4および図6(c)中の第1エッジ部31aの角度θ3、第2エッジ部32aの角度θ4は、図5(c)のそれぞれ角度θ1、角度θ2に対応する。角度θcは、比較例の角度θaに比べ小さく、角度θ4は、比較例の角度θ0に比べ大きい。さらに角度θ3は、可能な限り大きくしているので、弁孔23に高圧燃料が流通したとき、第1、第2エッジ部31a、32aに集中する応力を比較例に比べ小さくすることができる。これによっても、強度の低下を抑えることができる。
なお、図3、図4に示す小径部29、29aには、シート面28とは違いボールバルブ22が着座しないので、ボールバルブ22との密着度を考慮することがない。このため、小径部29、29aを、研削や切削等による除去加工にて形成するようにしても良い。
本実施形態によれば、シート部27および小径部29、29aをパンチ部材80、80aを使用し、弁室壁面25を塑性変形させて形成しているので、両部位の形成時間を除去加工する場合に比べ短くすることができる。
また、上記パンチ部材80、80aには、シート部形成部81および小径部形成部82、82aを備えているので、シート部27および小径部29、29aを1工程で形成することができる。
また、図3に示すシート部27および小径部29は、図7(a)から(c)に示すようにシート部と小径部の形成工程を別々にしても良い。図7(a)は、図5(a)に対応する。図7(b)に示すように、小径部形成パンチ部材としての第2パンチ部材84を弁室壁面25に押付け塑性変形させ、小径部29を形成する。小径部29と弁孔23との境界部分には、第2エッジ部32bが形成される。
次に、図7(c)に示すように、弁座部形成パンチ部材としての第1パンチ部材83を小径部29の下流側に押付け塑性変形させ、シート面28を有するシート部27を形成する。シート部27と小径部29との境界部分には、第1エッジ部31bが形成される。第1パンチ部材83の代わりにボールバルブ22を使用してシート部27を形成しても良い。
この方法によって製造しても、形成される第1エッジ部31bの角度θ5の角度は大きく、第2エッジ部32bの角度θ6は比較例のエッジ部106の角度θ0よりも大きくなるため、バルブボデー22の強度の低下を抑えることができる。
また、図4に示すシート部27および小径部29aも図7と同様、形成工程を別々にしても良い。その例を図8(a)から(c)に示す。図8(a)から(c)の形成工程は、図7(a)から(c)に対応する。図7との相違点は、第2パンチ部材84aの形状が異なる点である。この方法で使用する第2パンチ部材84aは、弁孔23に近づくにつれ先細りとなる傾斜面を有しているパンチ部材である。
この方法によって製造しても、形成される第1エッジ部31cの角度θ7の角度は大きく、第2エッジ部32cの角度θ8は比較例のエッジ部106の角度θ0よりも大きくなるため、バルブボデー22の強度の低下を抑えることができる。
図7および図8におけるシート部27および小径部29、29aの形成順序はシート部27を先に形成しても良いが、好ましい形成順序は、小径部29、29aの後にシート部27を形成する順序である。パンチ部材等を材料に押付け塑性変形させると、パンチ部材が押付けられた周囲の材料は流動し、隆起することがある。精度が要求されているシート部27を小径部29、29aの形成工程よりも後の工程、すなわち、最後の工程で形成するようにすれば、材料を塑性変形させたときの材料の流動によるシート部27への影響がなくなるからである。
また、小径部29、29aは、寸法精度の要求がシート部27ほど高くは無いので、塑性変形によってではなく、除去加工、例えば切削加工や研削加工等によって形成されていても良い。
また、比較例では、弁室壁面101と弁孔104との境界部分付近にボールバルブ105を押付け塑性変形させてシート面103を形成している。ボールバルブ105を押付けて塑性変形させると上記境界部分の材料は、ボールバルブ105等で拘束されていない方向、すなわち弁孔104の中心に向かって流動する。シート面103はこの材料が流動することにより形成されるエッジ部106の下流側に形成される。
一般的に、材料の流動を制御することは困難なので、形成されるシート面103の径、すなわちシート径D0がばらついてしまうこととなる。このシート径D0がばらつくと、ボールバルブ105の開弁圧もばらつくこととなり、プレッシャリミッタ10の特性がばらついてしまう。
本実施形態や、本実施形態の他の例では、図5および図6に示すようなパンチ部材80、80aを使用してシート面28を形成しているので、パンチ部材80、80aを弁室壁面25に押付け、塑性変形させたとき、シート面28が形成される周囲の材料はパンチ部材80、80aによってその流動が拘束される。これにより、材料の流動を制御することが可能となり、図3や図4に示すシート径D1、D2は、ばらつくことがなくなる。結果、ボールバルブ22の開弁圧のばらつきも無くなり、プレッシャリミッタ10の特性が安定する。
(第2実施形態)
また、第1実施形態におけるシート部27および小径部29、29aの構造、並びにそれらの製造方法を図9に示すようなサプライポンプ3の内の弁、例えば、吐出弁310に適用しても良い。図9は、サプライポンプ3の要部断面図である。
図9に示すように、ハウジング300の下部に設けられたシリンダ301にプランジャ340が往復移動可能に嵌め込まれている。ハウジング300の上部には吸入弁330が形成されている。シリンダ301内のプランジャ340と吸入弁330とで囲まれる空間は加圧室303である。加圧室303は、プランジャ340をカムシャフト13によって上下運動させることによりその容積が変化する。プランジャ340とハウジング300との間には、常にプランジャ340を加圧室303の容積が大きくなるような方向に付勢するリターンスプリング350が設けられている。
ハウジング300には、加圧室303に連通する吐出孔302が形成され、その吐出孔302には、吐出弁310が形成されている。吐出弁310は、プラグ360を介してコモンレール1に接続されている。プラグ360には燃料通路が形成されており、この燃料通路は吐出孔302と連通している。
吐出弁310は、吐出孔302に連通するようにハウジング300に形成されている弁室315と、弁室315に収容され弁室315の壁面に着座することにより吐出孔302からの燃料の流通を遮断するボールバルブ311と、弁室315に収容されボールバルブ311が着座する方向に付勢するスプリング320とからなっている。
弁室315には、シート部312と小径部314が形成されており、シート部312には、ボールバルブ311が着座するシート面313が形成されている。本実施形態のシート部312および小径部314は、上記第1実施形態で説明したシート部27および小径部29、29aとほぼ同じ構造となっている。
図9に示すようにカムシャフト13がエンジンによって回転駆動されると、サプライポンプ3に搭載されているフィードポンプおよびサプライポンプ3のプランジャ340が上下に作動する。フィードポンプが作動することにより加圧室303には、プランジャ340が下方に移動するとともにSCV14で調量された燃料が吸入弁330を介して供給される。
その後、プランジャ340が上方へ移動すると、加圧室303の容積が縮小し、加圧室303内の燃料が圧縮される。圧縮され高圧となった燃料は、吐出孔302を介して吐出弁310に流通する。
本実施形態のシート部312および小径部314は、上記第1実施形態で説明したシート部27および小径部29、29aとほぼ同じ構造となっているので、吐出孔302および弁室315に高圧燃料が流通しても強度の低下を抑えることができる。
(第3実施形態)
また、第1実施形態におけるシート部27および小径部29、29aの構造、並びにそれらの製造方法を図10に示すような減圧弁11に適用しても良い。図10は、減圧弁11の断面図である。
図10に示すように、略円筒上のハウジング400の上部には、ソレノイド410が収容されている。更に、ソレノイド410内には、固定子411が収容されている。固定子411の下部には、スプリング430を介して可動子412が収容されており、可動子412には、ニードル413が固定されている。スプリング430は、可動子412およびニードル413を常に下方向に付勢している。ニードル413の先端には、ボールバルブ414が固定されている。
ハウジング400の下部には、ボールバルブ414が着座するシート面423を有するシート部422と小径部424と弁孔421が形成されているバルブボデー420が設けられている。本実施形態のシート部422および小径部424は、上記第1実施形態で説明したシート部27および小径部29、29aとほぼ同じ構造となっている。
図10に示すようにバルブボデー420とハウジング400との間には、ボールバルブ414およびニードル413が収容される弁室401が形成されている。ハウジング400の側壁には、弁室401に連通する側孔402が形成されている。バルブボデー420の弁孔421は、コモンレール1に接続され、ハウジング400の側孔402はリリーフ配管9に接続されている。
ソレノイド410にECU4からの減圧弁制御値に応じた電流が通電されると、固定子411に吸引力が発生する。可動子412はこの吸引力によりスプリング430の付勢力に反して上方へ移動する。すると、可動子412と一体となっているニードル413およびボールバルブ414も上方へ移動し、弁孔421と側孔402とが連通し、コモンレール1内の高圧燃料がリリーフ配管9を介して燃料タンク8に戻される。
本実施形態のシート部422および小径部424は、上記第1実施形態で説明したシート部27および小径部29、29aの構造とほぼ同じとなっているので、弁孔421および弁室401に高圧燃料が流通しても強度の低下を抑えることができる。
本発明は高圧流体が流通する流体通路途中に設けられた流体制御弁であれば、上記第1から第3実施形態で説明した流体制御弁に限らず、どのような用途の制御弁であってもよい。なお、コモンレール式燃料噴射装置に本発明の流体制御弁を適用する場合は、高圧燃料が流通する場所、例えば、サプライポンプの加圧室からインジェクタ(インジェクタを含む)までの間に本発明の流体制御弁を適用することができる。
コモンレール式燃料噴射装置の全体構成を示した構成図である。 第1実施形態のプレッシャリミッタの構造を示した断面図である。 図2のプレッシャリミッタの弁座部分を拡大した要部断面図である。 図2のプレッシャリミッタの他の例の弁座部分を拡大した要部断面図である。 図3のプレッシャリミッタの弁座部分の製造方法を示す要部断面図である。 図4のプレッシャリミッタの弁座部分の製造方法を示す要部断面図である。 図3のプレッシャリミッタの弁座部分の他の製造方法を示す要部断面図である。 図4のプレッシャリミッタの弁座部分の他の製造方法を示す要部断面図である。 サプライポンプ3の要部断面図である。 減圧弁11の断面図である。 従来技術のプレッシャリミッタの弁座部分の製造方法を示す要部断面図である。
符号の説明
1 コモンレール、2 インジェクタ、3 サプライポンプ、4 ECU(エンジン制御ユニット)、5 EDU(駆動ユニット)、6 ポンプ配管(高圧燃料流路)、7 インジェクタ配管、8 燃料タンク、9 リリーフ配管、10 プレッシャリミッタ、11 減圧弁、12 燃料フィルタ、13 カムシャフト、14 SCV(吸入調量弁)、15 圧力センサ、20 バルブ部、21 バルブボデー(弁本体)、22 ボールバルブ(弁体)、23 弁孔(流体通路)、24 弁室(弁室)、25 弁室壁面(内壁面)、26 摺動孔、27 シート部(弁座部)、28 シート面、29 小径部(小径部)、29a 小径部、31 第1エッジ部(弁座部と小径部との境界部分)、31a 第1エッジ部、31b 第1エッジ部、31c 第1エッジ部、32 第2エッジ部(小径部と流体通路との境界部分)、32a 第2エッジ部、32b 第2エッジ部、32c 第2エッジ部、40 ハウジング、41 入口側燃料孔、42 燃料孔、43 出口側燃料孔、44 開弁圧調整シム、45 燃料孔、46 雄ねじ部、47 雌ねじ部、50 スプリング、60 スプリングガイド、61 径小部、62 径大部、63 径小部、64 切欠き部、80 パンチ部材、81 シート部形成部(弁座部形成部)、82 小径部形成部(小径部形成部)、80a パンチ部材、81a シート部形成部、82a 小径部形成部、83 第1パンチ部材(弁座部形成パンチ部材)、84 第2パンチ部材(小径部形成パンチ部材)、84a 第2パンチ部材

Claims (11)

  1. 弁体と、
    前記弁体を収容する弁室と該弁室の内壁面に開口している流体通路と前記内壁面に形成されており、前記弁体が着座する弁座部を有する弁本体を備える流体制御弁であって、
    前記弁座部と前記流体通路との間の前記内壁面には、前記弁座部の内径よりも径が小さく、かつ前記流体通路に向かって縮径している小径部が形成されていることを特徴とする流体制御弁。
  2. 前記小径部と前記流体通路との境界部分の壁面は、曲面形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
  3. 前記弁座部と前記小径部との境界部分の壁面は、曲面形状となっていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の流体制御弁。
  4. 前記小径部の壁面は、球面形状となっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体制御弁。
  5. 前記小径部の壁面は、傾斜面形状となっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体制御弁。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流体制御弁の製造方法であって、
    前記弁座部および前記小径部は、前記弁室の前記内壁面を塑性変形させて形成されることを特徴とする流体制御弁の製造方法。
  7. 前記弁座部を形成する弁座部形成部と、前記小径部を形成する小径部形成部とを有しているパンチ部材で前記弁室の前記内壁面を塑性変形させることを特徴とする請求項6に記載の流体制御弁の製造方法。
  8. 前記弁座部を形成する弁座部形成パンチ部材および、前記小径部を形成する小径部形成パンチ部材で前記弁室の前記内壁面を塑性変形させることを特徴とする請求項6に記載の流体制御弁の製造方法。
  9. 最初に前記小径部形成パンチ部材で前記弁室の前記内壁面を塑性変形させ、次に前記弁座部形成パンチ部材で前記弁室の前記内壁面を塑性変形させることを特徴とする請求項8に記載の流体制御弁の製造方法。
  10. 前記パンチ部材の前記小径部形成部および前記小径部形成パンチ部材は、傾斜面を有するもしくは球面を有していることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の流体制御弁の製造方法。
  11. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流体制御弁の製造方法であって、
    前記小径部は、前記弁室の前記内壁面に除去加工を施すことにより形成されていることを特徴とする流体制御弁の製造方法。
JP2005242871A 2005-08-24 2005-08-24 流体制御弁およびその製造方法 Pending JP2007056989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242871A JP2007056989A (ja) 2005-08-24 2005-08-24 流体制御弁およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242871A JP2007056989A (ja) 2005-08-24 2005-08-24 流体制御弁およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007056989A true JP2007056989A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37920646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005242871A Pending JP2007056989A (ja) 2005-08-24 2005-08-24 流体制御弁およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007056989A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103554A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Shimadzu Corp 逆止弁とそれを用いた送液装置、及び該逆止弁の製造方法
JP2011220195A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nippon Soken Inc 圧力保持弁の検査装置および検査方法
CN104141812A (zh) * 2013-05-06 2014-11-12 北京亚新科天纬油泵油嘴股份有限公司 共轨燃油限压阀
US8930404B2 (en) 1999-09-20 2015-01-06 Ims Health Incorporated System and method for analyzing de-identified health care data
JP2015169080A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料ポンプ
WO2016001009A1 (en) * 2014-07-03 2016-01-07 Delphi International Operations Luxembourg S.À R.L. Pressure limiting valve
US9355273B2 (en) 2006-12-18 2016-05-31 Bank Of America, N.A., As Collateral Agent System and method for the protection and de-identification of health care data
WO2016181755A1 (ja) * 2015-05-12 2016-11-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 高圧燃料ポンプ
JP2018047761A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 政夫 岩見 燃料タンクの弁体装置
WO2019238329A1 (de) * 2018-06-12 2019-12-19 Robert Bosch Gmbh Ventil und kraftstoff-hochdruckpumpe sowie deren herstellung
WO2020239565A1 (de) * 2019-05-29 2020-12-03 Robert Bosch Gmbh Wegesitzventil und verfahren zur herstellung eines ventilsitzkörpers eines wegesitzventils

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8930404B2 (en) 1999-09-20 2015-01-06 Ims Health Incorporated System and method for analyzing de-identified health care data
US9355273B2 (en) 2006-12-18 2016-05-31 Bank Of America, N.A., As Collateral Agent System and method for the protection and de-identification of health care data
US8382454B2 (en) 2007-10-23 2013-02-26 Shimadzu Corporation Check valve, infusion device using the same, and method of manufacturing the same
JP2009103554A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Shimadzu Corp 逆止弁とそれを用いた送液装置、及び該逆止弁の製造方法
JP2011220195A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nippon Soken Inc 圧力保持弁の検査装置および検査方法
CN104141812A (zh) * 2013-05-06 2014-11-12 北京亚新科天纬油泵油嘴股份有限公司 共轨燃油限压阀
JP2015169080A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料ポンプ
JP2017521605A (ja) * 2014-07-03 2017-08-03 デルフィ・インターナショナル・オペレーションズ・ルクセンブルク・エス・アー・エール・エル 圧力制限弁
WO2016001009A1 (en) * 2014-07-03 2016-01-07 Delphi International Operations Luxembourg S.À R.L. Pressure limiting valve
CN106574593A (zh) * 2014-07-03 2017-04-19 德尔福国际业务卢森堡公司 限压阀
WO2016181755A1 (ja) * 2015-05-12 2016-11-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 高圧燃料ポンプ
JPWO2016181755A1 (ja) * 2015-05-12 2017-12-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 高圧燃料ポンプ
CN107532555A (zh) * 2015-05-12 2018-01-02 日立汽车系统株式会社 高压燃料泵
US10253741B2 (en) 2015-05-12 2019-04-09 Hitachi Automotive Systems, Ltd High-pressure fuel pump
CN107532555B (zh) * 2015-05-12 2020-11-06 日立汽车系统株式会社 高压燃料泵
JP2018047761A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 政夫 岩見 燃料タンクの弁体装置
WO2019238329A1 (de) * 2018-06-12 2019-12-19 Robert Bosch Gmbh Ventil und kraftstoff-hochdruckpumpe sowie deren herstellung
WO2020239565A1 (de) * 2019-05-29 2020-12-03 Robert Bosch Gmbh Wegesitzventil und verfahren zur herstellung eines ventilsitzkörpers eines wegesitzventils

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007056989A (ja) 流体制御弁およびその製造方法
US7516734B2 (en) Common rail having orifice
EP1748240B1 (en) Valve apparatus
EP1072787B2 (en) High-pressure fuel pump and cam for high-pressure fuel pump
US7603985B2 (en) Common rail
JP4100393B2 (ja) フローダンパ
WO2007069443A1 (ja) リング状部材の製造方法、及びバックアップリング、並びに燃料噴射弁のシール構造
US20060157582A1 (en) Fuel injector reducing stress concentration
EP3085936B1 (en) Fuel injection control device and fuel injection control method for internal combustion engine
US7066148B2 (en) Common rail having skew delivery ports
JP4737013B2 (ja) コモンレール
EP3296558B1 (en) High-pressure fuel pump
JP3508359B2 (ja) 蓄圧式燃料噴射装置
US7487759B2 (en) Flow damper
JP2008175085A (ja) 燃料噴射装置のプレッシャリミッタ
CN1906404A (zh) 阀体、流体喷射器以及用于制造阀体的工艺方法
JP3191388B2 (ja) ディーゼル機関の蓄圧式燃料供給装置
JP4404124B2 (ja) ポンプ
JP2006233858A (ja) コモンレール式燃料噴射装置
JP2007205263A (ja) 燃料噴射装置用電磁式アクチュエータ
US11225928B2 (en) Fuel injection system
JP4737079B2 (ja) コモンレール式燃料噴射装置
JP2007071151A (ja) 高圧燃料蓄圧器
JP4306672B2 (ja) コモンレール
JP3988339B2 (ja) 電磁弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091215