JP2007056826A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Yasushi Ito
泰志 伊藤
Kazuhiko Shiratani
和彦 白谷
Yoshiro Kato
吉郎 加藤
Masaji Katsumata
正司 勝間田
Keiji Yotsueda
啓二 四重田
Yuichiro Hayase
雄一郎 早瀬
Shiro Tanno
史朗 丹野
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Abstract

【課題】 吸気制御弁が吸気通路をできるだけ高い遮断性をもって遮断すると共に吸気制御弁の作動に伴って衝突音が発生することを防止し、或いは、衝突音が発生するにしても、少なくとも、小さな衝突音しか発生しないようにすることにある。
【解決手段】 回動軸線A周りで回動可能なように吸気通路13内に配置される吸気制御弁20であって、吸気通路を遮断する第1の回動位置と吸気通路を開放する第2の回動位置とをとることができ、吸気行程中、初めは第1の回動位置にあり、その後、同じ吸気行程中に第2の回動位置へと回動せしめられるように使用される吸気制御弁を具備する。吸気制御弁の外周部分23が吸気制御弁が第1の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面24に接触して該内周壁面によって変形せしめられるように構成された部分である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、内燃機関の吸気装置に関する。
特許文献1には、内燃機関の吸気通路を閉鎖することができる付加コントロールバルブが開示されている。この付加コントロールバルブは、内燃機関の吸気行程中(このとき、吸気弁は開弁されている)、初めのうちは、吸気通路を遮断しておき、ピストンの下降に伴って該付加コントロールバルブ下流に大きな負圧が形成された後に、吸気通路を一気に開放する。これによれば、より多量の空気が燃焼室内に吸入されるようになる。
特開2004−150411号公報 特開2003−184582号公報 特開平7−279696号公報
ところで、特許文献1に記載の付加コントロールバルブには、吸気通路をできるだけ高い遮断性をもって(好ましくは、完全に)遮断することが求められる。しかしながら、この点につき、特許文献1は何ら触れていない。また、特許文献1に記載の付加コントロールバルブは、吸気通路を完全に遮断した状態と吸気通路を開放した状態との間を極めて高速で繰り返し動き、当該付加コントロールバルブが吸気通路を完全に遮断した状態となったときにも開放した状態となったときにも壁面にぶつかるような構成を有している。このため、特許文献1に記載の付加コントロールバルブの作動に伴って、大きな衝突音が発生してしまう。しかしながら、この点についても、特許文献1は何ら触れていない。
そこで、本発明の目的は、内燃機関の吸気通路を遮断するための吸気制御弁を備えた吸気装置において、吸気制御弁が吸気通路をできるだけ高い遮断性をもって遮断すると共に吸気制御弁の作動に伴って衝突音が発生することを防止し、或いは、衝突音が発生するにしても、少なくとも、小さな衝突音しか発生しないようにすることにある。
上記課題を解決するために、1番目の発明では、回動軸線周りで回動可能なように内燃機関の吸気通路内に配置される吸気制御弁であって、該吸気制御弁の外周部分が吸気通路の内周壁面全体に亘って接することによって吸気通路を遮断する第1の回動位置と該吸気制御弁の外周部分が吸気通路の内周壁面から離れることによって吸気通路を開放する第2の回動位置とをとることができ、吸気行程中、初めは第1の回動位置にあり、その後、同じ吸気行程中に第2の回動位置へと回動せしめられるように使用される吸気制御弁を具備する吸気装置において、上記吸気制御弁の上記外周部分が該吸気制御弁が第1の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面に接触して該内周壁面によって変形せしめられるように構成された部分である。
2番目の発明では、1番目の発明において、上記吸気制御弁の上記外周部分が該外周部分の回動方向に対して略垂直な方向へ延在する部分である。
上記課題を解決するために、3番目の発明では、回動軸線周りで回動可能なように内燃機関の吸気通路内に配置される吸気制御弁であって、該吸気制御弁の外周部分が吸気通路の内周壁面全体に亘って接することによって吸気通路を遮断する第1の回動位置と該吸気制御弁の外周部分が吸気通路の内周壁面から離れることによって吸気通路を開放する第2の回動位置とをとることができる吸気制御弁を具備する吸気装置において、上記吸気制御弁の上記外周部分が該外周部分の回動方向に対して略垂直な方向へ延在する部分であると共に上記吸気制御弁が第1の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面に接触して該内周壁面によって変形せしめられるように構成された部分である。
4番目の発明では、2または3番目の発明において、上記吸気制御弁の上記外周部分の回動方向に対して略垂直な方向へ該外周部分が延在する長さを延在長さとしたとき、吸気制御弁が第2の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面から離れる程度が大きい領域における上記延在長さが吸気通路の内周壁面から離れる程度が小さい領域における上記延在長さよりも長い。
5番目の発明では、1〜4番目の発明のいずれか1つにおいて、上記吸気制御弁が第1の回動位置をとったときに該吸気制御弁の上記外周部分が接触する吸気通路の内周壁面が該内周壁面に隣接する内周壁面に面一に連続する壁面である。
6番目の発明では、1〜5番目の発明のいずれか1つにおいて、上記吸気制御弁が第1の回動位置にあるときに該吸気制御弁の上記外周部分の一部が該外周部分の別の一部よりも上流側で吸気通路の内周壁面に接するように上記吸気制御弁が吸気通路内に配置されており、該上流側で吸気通路の内周壁面に接する上記外周部分の変形し易さが下流側で吸気通路の内周壁面に接する上記外周部分の変形し易さよりも大きい。
7番目の発明では、6番目の発明において、上記吸気制御弁が第1の回動位置をとるときに上記上流側で吸気通路の内周壁面に接する上記外周部分が上記下流側で吸気通路の内周壁面に接する上記外周部分よりも先に吸気通路の内周壁面に接するように上記吸気制御弁が吸気通路内に配置されている。
8番目の発明では、1〜7番目の発明において、上記吸気制御弁が第2の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面から離れる程度が小さい領域における上記吸気制御弁の上記外周部分の耐摩耗性が吸気通路の内周壁面から離れる程度が大きい領域における上記吸気制御弁の上記外周部分の耐摩耗性よりも小さい。
本発明によれば、吸気制御弁がその外周部分が吸気通路の内周壁面に接する第1の回動位置をとるときに該外周部分が変形することから、吸気制御弁による吸気通路の遮断性が高く、そして、吸気制御弁の作動に伴う衝突音の発生も防止され、或いは、衝突音が発生するにしても、少なくとも、小さな衝突音しか発生しない。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の吸気装置を備えた内燃機関の一例を示している。図1に示されている内燃機関は、火花点火式の4ストローク内燃機関である。図1において、1は機関本体、2はシリンダブロック、3はピストン、4はシリンダヘッド、5は燃焼室、6は吸気弁、7は吸気ポート、8は排気弁、9は排気ポート、10は点火栓、11は燃料噴射弁である。吸気ポート7は、吸気管13を介してサージタンク14に接続されている。また、サージタンク14は、吸気管15を介してエアフローメータ16に接続されている。一方、排気ポート9には、排気管12が接続されている。
また、吸気ポート7の直ぐ上流の吸気管13内には、該吸気管13を開放したり遮断したりする吸気制御弁20が配置されている。吸気制御弁20には、ステップモータ21が接続されている。吸気制御弁20は、回動式の弁であり、ステップモータ21によって、図5(A)に示されている位置と図5(B)に示されている位置との間で回動軸線A周りで回動せしめられる。
そして、吸気制御弁20が図5(B)に示されている位置にあるときには、吸気制御弁20の外周部分が吸気管13の内周壁面全体に亘って接することによって吸気管13を遮断している。一方、吸気制御弁20が図5(A)に示されている位置にあるときには、吸気制御弁20の外周部分が吸気管13の内周壁面から離れることによって吸気管13を開放している。
図1に示されている吸気制御弁20は、以下のように使用される。すなわち、本実施形態の吸気制御弁14は、吸気行程の初期段階では、図2に示されているように、吸気管13を完全に遮断している位置(この位置は、図5(B)に示されている位置に対応し、以下この位置を「第1回動位置」という)に位置決めされている。そして、このとき、吸気弁6は、開弁せしめられている。
一方、吸気制御弁14は、その後、同じ吸気行程中において、所定のタイミングで、図3に示されているように、吸気管13を開放している位置(この位置は、図5(A)に示されている位置に対応し、以下この位置を「第2回動位置」という)に位置決めされている。もちろん、このときにも、吸気弁6は、開弁せしめられた状態にある。なお、第2回動位置は、吸気制御弁20を通過する空気の量が最も多くなる位置である。
すなわち、吸気制御弁14は、1つの吸気行程中に、第1回動位置から第2回動位置へと回動せしめられる。そして、吸気制御弁14がこのように回動せしめられると、以下のような作用が生じる。すなわち、吸気行程中は、ピストン3が燃焼室5内を図面で見て下方へと移動する。ここで、吸気行程の初期段階では、吸気弁6は開弁せしめられているものの吸気管13は吸気制御弁14によって完全に遮断されている。したがって、このとき、燃焼室5内には空気が吸入されないので、燃焼室5内、吸気ポート7内、そして、吸気制御弁20下流の吸気管13内には、極めて大きな負圧が生成されることになる。
そして、その後、吸気制御弁20が第1回動位置から第2回動位置へと一気に開弁せしめられることから、吸気制御弁20下流に生成されている極めて大きな負圧の作用によって、燃焼室5内に空気が一気に吸引される。このように、吸気行程中に吸気制御弁によって吸気通路(図1に示した例では、吸気管13)を遮断しておくことによって燃焼室から吸気通路(図1に示した例では、吸気ポート7および吸気制御弁20下流の吸気管13)にかけて極めて大きな負圧を生成しておき、その後、吸気制御弁によって遮断されていた吸気通路を一気に開放した場合、吸気行程全体に亘って吸気通路を開放しておいた場合に比べて、燃焼室内に吸入される空気の量(以下「吸気量」という)が多くなる。このことは、ひいては、内燃機関の出力トルクを増大させることにつながる。
ところで、上述したように、吸気量をできるだけ多くするためには、1つの吸気行程中に、吸気制御弁20を第1回動位置(すなわち、吸気管13を遮断した状態)から第2回動位置(すなわち、吸気管13を開放した状態)へと極めて速い速度で回動させる必要がある。そして、吸気行程は、極めて短い時間間隔でもって繰り返されることから、結局のところ、吸気量をできるだけ多くするためには、吸気制御弁20を第1回動位置と第2回動位置との間で極めて速い速度で繰り返し回動させる必要がある。すなわち、吸気制御弁20は、第1回動位置から第2回動位置へ極めて速い速度で回動せしめられるだけでなく、第2回動位置から第1回動位置へも極めて速い速度で回動せしめられることになる。
したがって、吸気制御弁20が第2回動位置から第1回動位置に回動せしめられたとき、吸気制御弁20の外周部分は、吸気管13の内周壁面に極めて速い速度で衝突することになる。ここで、吸気制御弁20の外周部分も吸気管13も、例えば、金属製であると、吸気制御弁20が吸気管13に衝突することによって衝突音が発生する。ところが、こうした衝突音の発生は防止されるべきであるし、衝突音の発生が完全に防止されないとしても、少なくとも、小さな衝突音しか発生しないようにすべきである。
そこで、本実施形態では、吸気制御弁20は、図4(A)および図4(B)に示されている金属製で楕円盤状のプレート22と、図4(C)および図4(D)に示されている弾性のある楕円環状の部材(以下「弾性部材」という)23とで構成されている。詳細には、楕円盤状のプレート22の外周壁面に溝24が設けられており、弾性部材23の短軸がプレート22の短軸に一致するように、弾性部材23が溝24内に挿入されることによって、プレート22に取り付けられている。すなわち、本実施形態では、吸気制御弁20の外周部分が弾性部材23によって構成されている(したがって、以下、吸気制御弁の外周部分に弾性部材と同じ参照符号23を付して説明することもある)。そして、弾性部材23は、プレート22に取り付けられたとき、プレート22の径方向外方へプレート22から突出して延在している。また、弾性部材23は、吸気制御弁20が吸気管13内に配置されているとき、該弾性部材23の回動方向に対して略垂直な方向へ突出して延在しているとも言える。なお、吸気制御弁20は、その短軸がその回動軸線に一致するように吸気管13内に配置される。
吸気制御弁20がこのように構成されていると、吸気制御弁20が、図5(A)に示されている第2回動位置から、図5(B)に示されている第1回動位置へと回動せしめられたとき、弾性部材23から構成された吸気制御弁20の外周部分が、吸気管13の内周壁面24に衝突する。このように、本実施形態では、吸気管13の内周壁面24に衝突する吸気制御弁20の外周部分が弾性部材23から構成されているので、吸気制御弁20が吸気管13の内周壁面24に衝突したときの衝突音の発生が防止され、或いは、衝突音が発生するにしても、小さな衝突音しか発生しない。
また、吸気制御弁20の外周部分23は、吸気管13の内周壁面24に当接したときに該吸気管13の内周壁面24によって変形可能であることから、本実施形態では、吸気制御弁20による吸気管13の遮断性が高いと言える。
また、吸気制御弁20が第1回動位置をとったときに弾性部材23が当接する吸気管13の内周壁面24が、その内周壁面に隣接する内周壁面に面一に連続する壁面である。すなわち、本実施形態では、吸気制御弁20が第1回動位置をとったときに弾性部材23を当接させるための、例えば、突起を吸気管13の内周壁面24に設けてはいない。こうした突起を吸気管13の内周壁面24に設けると、吸気管13内を流れる空気の流抵抗となり、このことは、吸気量をできるだけ多くするという観点から好ましくない。しかしながら、本実施形態では、こうした突起を吸気管13の内周壁面24に設けてはいないので、吸気管13内での空気の流れを阻害することもない。
なお、弾性部材23を構成する材料としては、例えば、ゴムや樹脂が挙げられる。また、弾性部材23を薄い金属板などから構成してもよい。
ところで、上述した例では、吸気制御弁20のプレート22の径方向外方へプレート22から延在する弾性部材23の長さ(以下「弾性部材の延在幅」という)は、吸気制御弁20の全周に亘って同じである。したがって、弾性部材23の短軸とプレート22の短軸とが一致するように、弾性部材23をプレート22に取り付け、吸気制御弁20の短軸が回動軸線に一致するように、吸気制御弁20が吸気管13内に配置されたとき、弾性部材23の延在幅は、吸気制御弁20の全周に亘って同じである。
しかしながら、図6(A)に示したように、弾性部材23をその周方向において延在幅が大きな部分(図6(A)において、符号Xで指し示されている部分)と小さな部分(図6(A)において、符号Yで指し示されている部分)とを有するように構成し、図6(B)に示したように、吸気制御弁20を吸気管13内に配置した状態において、延在幅が大きい弾性部材23の部分Xが吸気制御弁20の回動軸線Aから遠い領域に配置され、したがって、延在幅が小さい弾性部材23の部分Yが吸気制御弁20の回動軸線Aに近い領域に配置されるように、弾性部材23をプレート22に取り付けるようにしてもよい。
別の言い方をすれば、弾性部材23を吸気制御弁20の周方向において延在幅が大きな部分Xと小さな部分Yとを有するように構成し、吸気制御弁20を吸気管13内に配置した状態において、吸気制御弁20が第2回動位置をとったときに吸気管13の内周壁面24から離れる程度が大きい領域に延在幅が大きい弾性部材23の部分Xが配置され、したがって、吸気制御弁20が第2回動位置をとったときに吸気管13の内周壁面24から離れる程度が小さい領域に延在幅が小さい弾性部材23の部分Yが配置されるように、弾性部材23をプレート22に取り付けるようにしてもよい。
これによれば、吸気制御弁20が第2回動位置をとったときに吸気管13の内周壁面24から離れる程度が大きく、したがって、吸気制御弁20が第2回動位置から第1回動位置へと回動せしめられたときに吸気管13の内周壁面24に衝突する速度が速い弾性部材23の部分Xの延在幅がより大きく、したがって、吸気管13の内周壁面24に衝突したときにこの部分の弾性部材23は、大きく変形可能である。このため、より確実に、吸気制御弁20の外周部分23が吸気管13の内周壁面24に衝突したときの衝突音の発生を防止することができ、或いは、衝突音が発生するにしても、小さな衝突音しか発生しないようにすることができる。
なお、図6に示した例では、吸気制御弁20が第2回動位置をとったときに吸気管13の内周壁面24から離れる程度が大きい領域ほど、弾性部材23の延在幅が連続的に大きくなっているが、これに限らず、例えば、吸気制御弁20が第2回動位置をとったときに吸気管13の内周壁面24から離れる程度が大きい領域ほど、弾性部材23の延在幅が段階的に大きくなっていてもよい。
また、図7(A)に示したように、半周に亘って延在幅が大きな部分(図7(A)において、符号Zで指し示されている部分)を有すると共に残りの半周に亘って延在幅が小さな部分(図7(A)において、符号Wで指し示されている部分であるが、この部分Wは、実際には、図示した例では、延在幅が大きな部分Z近傍では、該部分Zの延在幅に等しくなるように該部分Zに向かって徐々に延在幅が大きくなっている)を有するように弾性部材23を構成し、好ましくは、図7(B)に示したように、吸気制御弁20を吸気管13内に配置した状態において、延在幅が大きい弾性部材23の部分Zが吸気制御弁20の回動軸線Aに関して一方の側に配置され、したがって、延在幅が小さい弾性部材23の部分Wが吸気制御弁20の回動軸線Aに関して他方の側に配置されるように、弾性部材23をプレート22に取り付けるようにしてもよい。
これによれば、吸気制御弁20が第2回動位置から第1回動位置へと回動せしめられたとき、図8に示されているように、延在幅が大きくことから比較的変形しやすい弾性部材23の部分Zが、延在幅が小さいことから比較的変形しづらい弾性部材23の部分Wよりも先に吸気管13の内周壁面24に衝突する。このため、より確実に、吸気制御弁20の外周部分23が吸気管13の内周壁面24に衝突したときの衝突音の発生を防止することができ、或いは、衝突音が発生するにしても、小さな衝突音しか発生しないようにすることができる。
また、図7に示した例では、吸気制御弁20を吸気管13内に配置した状態において、延在幅が大きい弾性部材23の部分Zがより上流側の領域に配置され、したがって、延在幅が小さい弾性部材23の部分Wがより下流側の領域に配置されるように、弾性部材23がプレート22に取り付けられている。これによれば、吸気制御弁20が第1回動位置をとったときに吸気管13内に生成される負圧によって吸気管13の内周壁面24から離されやすい下流側に配置された弾性部材23の部分Wが、変形しづらくなっていることから、吸気制御弁20による吸気管13の遮断性が高くなるという効果が得られる。
なお、図7および図8に関連して説明した実施形態では、弾性部材23の延在幅を変えることにより、弾性部材23の各部分の変形しやすさを変えているが、これに限らず、例えば、弾性部材23の厚みを変えることによって弾性部材の各部分の変形しやすさを変えてもよいし(図9参照)、弾性部材23内に埋め込まれた金属片の有無によって弾性部材の各部分の変形しやすさを変えてもよい。弾性部材の厚みを変えることによって弾性部材の各部分の変形しやすさを変える場合、厚みが大きい弾性部材の部分(図9(A)および図9(B)において、符号Oで指し示した部分)は比較的変形しづらく、厚みが小さい弾性部材の部分(図9(A)および図9(B)において、符号Pで指し示した部分)は比較的変形しやすい。また、弾性部材23内に埋め込まれた金属片の有無によって弾性部材の各部分の変形しやすさを変える場合、金属片が埋め込まれている弾性部材の部分は比較的変形しづらく、金属片が埋め込まれていない弾性部材の部分は比較的変形しやすい。
また、図10に示したように、延在幅が全周に亘って一定の弾性部材23を利用し、吸気制御弁20を吸気管13内に配置した状態において、弾性部材23の下流側の壁面上に楕円環状のOリング25を取り付けてもよい。これによれば、吸気制御弁20が図10(A)に示されている第2回動位置から図10(B)に示されている第1回動位置へと回動せしめられたとき、下流側に配置された弾性部材23の部分23dは、Oリング25に向かって変形することになるから、比較的変形しづらい部分である。したがって、これによれば、吸気管13内に生成される負圧によって吸気管13の内周壁面24から離されやすい下流側に配置された弾性部材23の部分23dが、変形しづらくなっていることから、吸気制御弁20による吸気管13の遮断性が高いと言える。もちろん、上流側に配置された弾性部材23の部分23uは、Oリング25から離れる方向へ変形することになるから、比較的変形しやすい部分である。
また、図10に示した例では、Oリング25の径方向の幅は、全周に亘って同じであるが、図11(A)に示したように、半周に亘って幅が大きな部分Mを有すると共に残りの半周に亘って幅が小さな部分Nを有するようにOリング25を構成し、図11(B)に示したように、幅が大きいOリング25の部分Mが弾性部材23の吸気制御弁20の回動軸線Aに関して、より下流側に配置され、したがって、幅が小さいOリング25の部分Nが吸気制御弁20の回動軸線Aに関して、より上流側に配置されるように、Oリング25を弾性部材23の下流側を向いた壁面上に取り付けるようにしてもよい。
これによれば、吸気制御弁20が図12(A)に示されている第2回動位置から図12(B)に示されている第1回動位置へと回動せしめられたとき、下流側に配置された弾性部材23の部分23dは、幅が大きいOリング25の部分Mに向かって変形することになる。すなわち、これによっても、吸気管13内に生成される負圧によって吸気管13の内周壁面24から離されやすい下流側に配置された弾性部材23の部分23dが、変形しづらくなっていることから、吸気制御弁20による吸気管13の遮断性が高いと言える。
なお、より一般的な表現をすれば、図7および図8に関連して説明した実施形態およびそれに関連して説明した実施形態の1つは、吸気制御弁20を吸気管13内に配置した状態において、比較的変形しやすい弾性部材23の部分が吸気制御弁20の回動軸線Aに関して一方の側に配置され、したがって、比較的変形しづらい弾性部材23の部分が吸気制御弁20の回動軸線Aに関して他方の側に配置されるように、弾性部材23をプレート22に取り付けたものであるとも言える。
また、より一般的な表現をすれば、図7および図8に関連して説明した実施形態およびそれに関連して説明した実施形態のもう1つは、吸気制御弁20を吸気管13内に配置した状態において、比較的変形しやすい弾性部材23の部分がより上流側の領域に配置され、したがって、比較的変形しづらい弾性部材23の部分がより下流側の領域に配置されるように、弾性部材23をプレート22に取り付けたものであるとも言える。
また、吸気制御弁20を吸気管13内に配置した状態において、吸気制御弁20の回動軸線Aに近い領域に配置される弾性部材23の部分(特に、吸気制御弁20が第2回動位置をとったときであっても、吸気管13の内周壁面24に接触している弾性部材23の部分)の耐摩耗性をその他の領域に配置される弾性部材23の部分の耐摩耗性よりも小さくしておいてもよい。
これによれば、吸気制御弁20を繰り返し回動させることによって、吸気制御弁20の回動軸線Aに近い領域に配置されている弾性部材23の部分が、吸気管13の内周壁面24との摩擦接触によって磨耗し、その部分の弾性部材23の形状が吸気管13の内周壁面24の形状に適合するようになることから、この回動軸線Aに近い領域に配置されている弾性部材23の部分と吸気管13の内周壁面24との間のクリアランスが最適なものとなる。
なお、弾性部材23の耐摩耗性は、例えば、弾性部材をゴムで形成する場合には、そこに配合する耐摩耗性のある繊維の量を弾性部材の部分毎に調整することによって調節される。この場合、繊維を多く配合された部分では、耐摩耗性が高くなる。
なお、上述では、吸気制御弁が、吸気行程中、初めは第1の回動位置にあり、その後、同じ吸気工程中に第2の回動位置へと回動せしめられるように使用されるものである実施形態を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、吸気制御弁が、要求吸気量に基づいて連続的に開度を変更するものである場合にも本発明を適用可能である。
本発明の吸気装置を備えた内燃機関の全体図である。 図1と同様な図であるが、ここには、吸気行程の初期段階にある内燃機関が示されている。 図1と同様な図であるが、ここには、図2に示されている段階の後の段階にある内燃機関が示されている。 (A)は吸気制御弁を構成するプレートの平面図であり、(B)はその側面図であり、(C)は吸気制御弁を構成する弾性部材の平面図であり、(D)はその側面図である。 (A)は吸気制御弁が第2回動位置にあるときの様子を示し、(B)は該吸気制御弁が第1回動位置にあるときの様子を示している。 (A)は吸気制御弁を構成する弾性部材の一例を示し、(B)はこの弾性部材を用いて構成された吸気制御弁が吸気管内に配置されたときの様子を示している。 (A)は吸気制御弁を構成する弾性部材の別の一例を示し、(B)はこの弾性部材を用いて構成された吸気制御弁が吸気管内に配置されたときの様子を示している。 (A)は図7(B)に示した吸気制御弁が第1回動位置をとる直前の様子を示し、(B)は同吸気制御弁が第1回動位置をとったときの様子を示している。 (A)は吸気制御弁を構成する弾性部材の一例の平面図であり、(B)はその側面図である。 (A)はOリングを備えた吸気制御弁が第2回動位置にあるときの様子を示し、(B)は該吸気制御弁が第1回動位置にあるときの様子を示している。 (A)は図10に示されているOリングとは別のOリングを示し、(B)は該Oリングが吸気制御弁の弾性部材に取り付けられたときの様子を示している。 (A)は図11(B)に示されている吸気制御弁が第2回動位置にあるときの様子を示し、(B)は該吸気制御弁が第1回動位置にあるときの様子を示している。
符号の説明
13 吸気管
20 吸気制御弁
22 プレート
23 弾性部材(吸気制御弁の外周部分)
24 吸気管の内周壁面
A 吸気制御弁の回動軸線

Claims (8)

  1. 回動軸線周りで回動可能なように内燃機関の吸気通路内に配置される吸気制御弁であって、該吸気制御弁の外周部分が吸気通路の内周壁面全体に亘って接することによって吸気通路を遮断する第1の回動位置と該吸気制御弁の外周部分が吸気通路の内周壁面から離れることによって吸気通路を開放する第2の回動位置とをとることができ、吸気行程中、初めは第1の回動位置にあり、その後、同じ吸気行程中に第2の回動位置へと回動せしめられるように使用される吸気制御弁を具備する吸気装置において、上記吸気制御弁の上記外周部分が該吸気制御弁が第1の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面に接触して該内周壁面によって変形せしめられるように構成された部分であることを特徴とする吸気装置。
  2. 上記吸気制御弁の上記外周部分が該外周部分の回動方向に対して略垂直な方向へ延在する部分であることを特徴とする請求項1に記載の吸気装置。
  3. 回動軸線周りで回動可能なように内燃機関の吸気通路内に配置される吸気制御弁であって、該吸気制御弁の外周部分が吸気通路の内周壁面全体に亘って接することによって吸気通路を遮断する第1の回動位置と該吸気制御弁の外周部分が吸気通路の内周壁面から離れることによって吸気通路を開放する第2の回動位置とをとることができる吸気制御弁を具備する吸気装置において、上記吸気制御弁の上記外周部分が該外周部分の回動方向に対して略垂直な方向へ延在する部分であると共に上記吸気制御弁が第1の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面に接触して該内周壁面によって変形せしめられるように構成された部分であることを特徴とする吸気装置。
  4. 上記吸気制御弁の上記外周部分の回動方向に対して略垂直な方向へ該外周部分が延在する長さを延在長さとしたとき、吸気制御弁が第2の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面から離れる程度が大きい領域における上記延在長さが吸気通路の内周壁面から離れる程度が小さい領域における上記延在長さよりも長いことを特徴とする請求項2または3に記載の吸気装置。
  5. 上記吸気制御弁が第1の回動位置をとったときに該吸気制御弁の上記外周部分が接触する吸気通路の内周壁面が該内周壁面に隣接する内周壁面に面一に連続する壁面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の吸気装置。
  6. 上記吸気制御弁が第1の回動位置にあるときに該吸気制御弁の上記外周部分の一部が該外周部分の別の一部よりも上流側で吸気通路の内周壁面に接するように上記吸気制御弁が吸気通路内に配置されており、該上流側で吸気通路の内周壁面に接する上記外周部分の変形し易さが下流側で吸気通路の内周壁面に接する上記外周部分の変形し易さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の吸気装置。
  7. 上記吸気制御弁が第1の回動位置をとるときに上記上流側で吸気通路の内周壁面に接する上記外周部分が上記下流側で吸気通路の内周壁面に接する上記外周部分よりも先に吸気通路の内周壁面に接するように上記吸気制御弁が吸気通路内に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の吸気装置。
  8. 上記吸気制御弁が第2の回動位置をとったときに吸気通路の内周壁面から離れる程度が小さい領域における上記吸気制御弁の上記外周部分の耐摩耗性が吸気通路の内周壁面から離れる程度が大きい領域における上記吸気制御弁の上記外周部分の耐摩耗性よりも小さいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の吸気装置。
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