JP2007056466A - 舗装用ブロック - Google Patents

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Masazumi Imamura
正純 今村
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Abstract

【課題】 ゴム片を用いた舗装用ブロックにおいて、路面凍結による事故を防止でき、しかも耐久性の高い舗装用ブロックを提供すること。
【解決手段】舗装用ブロックの上面に設けたゴム片を、舗装用ブロックの上面より下方に位置させ、かつゴム片から下方に延びる支持部材を舗装用ブロックの内部に固定してゴム片を舗装用ブロックに取り付けた。
これにより、走行する車両により路面上の氷が破砕され、ゴム片が露出するので、凍結路面による事故の発生を防止でき、かつゴム片が舗装用ブロックより下方に、しかも支持部材により固定されているので、除雪作業や凍結等によってゴム片が舗装用ブロックから剥離されず、高い耐久性を発揮できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、路床上に敷き詰め舗装面を形成する舗装用ブロックに関し、寒冷時における路面凍結事故を防止し、かつ高い耐久性を有する舗装用ブロックに関する。
従来、寒冷地において路面凍結を原因とするスリップ事故を防止するため、路面上に常時水を流したり、電気やガスを熱源として路面温度を上昇させて、凍結を防止する技術が知られている。
また、古タイヤを一部切り取り、古タイヤの内部にコンクリートを流し込み、路面凍結道路用ブロックとした発明が知られている。
特開平10−46511号公報
しかしながら路面上に水を流す場合には、水源を近くに必要とし、十分な水が得られない箇所では流水による凍結防止方法は実施できなかった。電気やガスを熱源として路面凍結を防止するには、寒冷地における路面温度を常時零度以上に保持しなくてはならず維持費が非常に大きくなるという問題があった。またいずれの方法も、配管を路面内部に埋設したり、水や熱を路面に供給するための供給装置に加熱装置を設置する必要があり、舗装路の施工費用が非常に大きくなるという問題があった。
また古タイヤを一部切り取り、内部にコンクリートを流し込んで構成した路面凍結道路用ブロックは、路面上面にタイヤゴムが露出するため、路面上で除雪車が除雪作業を行うと、ゴムがロータやブレードにあたり、路面から容易に剥離されてしまうという問題があった。
本発明は、ゴム片を用いた舗装用ブロックにおいて、路面凍結による事故を防止でき、しかも耐久性の高い舗装用ブロックを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため凍結防止用の舗装用ブロックを次のように構成した。
舗装用ブロックの上面にゴム片を設け、ゴム片は、舗装用ブロックの最上面より下方に配置し、かつゴム片から下方に延びる支持部材を舗装用ブロックの内部に固定して取り付けた。
舗装用ブロックは、コンクリートなどから形成したブロック塊で一片20cm程度の立方体である。
ゴム片は、自動車用タイヤの使用済みの古タイヤ、好ましくはスタッドレスタイヤの走行面(トレッド面)を所定の形状に切断して形成する。ゴム片はタイヤの走行面を上にして、舗装用ブロックの上面に配置する。舗装用ブロックの最上面の少なくとも一部はゴム片より上方に形成する。例えば、ゴム片の両側面をゴム片より高く形成したり、ゴム片の四方をゴム片より高く形成する。尚、ゴム片は、ゴムチップや古タイヤ以外のゴム材などから形成してもよい。
ゴム片の上面は、舗装用ブロックの上面より数mm程度低くしてあればよい。すなわち、ブロック塊の上面より上にゴム片が突出していなければよい。
支持部材はゴム片に固着してある。また支持部材は、舗装用ブロックから容易に抜けることのないよう、通常の釘よりねじなど表面に凹凸を有していたり、途中に屈曲部を有していたり、先端が膨出していることが好ましい。例えばスクリュー釘などをゴム片の表面側より打ち込んで貫通させて舗装用ブロックに固定したり、または、ゴム片の裏面に支持部材を貼り付け、ゴム片の下面に突出した部分を舗装用ブロックに固定する。
例えば、コンクリート原料を型枠内に流し込み、支持部材を設けたゴム片を、タイヤの走行面を上にしてコンクリート原料の上面に載せ、押し型を上から押し付けコンクリートを固まらせる。押し型は、ゴム片をコンクリート原料内にゴム片がコンクリートの最上面より下方になるように押し入れる。形成した舗装用ブロックを型枠より取り出し、ゴム片を上にして路床に敷き詰め舗装面を構成する。尚、支持部材の材質は金属に限らず、樹脂製でもよい。また、鎖のようなものでもよい。
舗装用ブロックは、タイヤの走行パターンを有するゴム片が上面に設けてあるので、舗装面にゴムでの滑り止め効果が得られる。また舗装用ブロックの上を車両が走行すると、車両の重みでゴム片の部分がへこみ、それにより舗装路面の表面に形成された氷が破砕される。破砕された氷は、風や車両の走行によって飛ばされ、舗装路面から氷が容易に除去される。
ゴム片は支持部材が舗装用ブロックの内部に埋設し、固定されているので、仮にゴム片と舗装用ブロックの間に水が入り凍結しても、舗装用ブロックから剥離されることがない。
またゴム片は、舗装用ブロックの最上面より下方に配置してあるので、除雪車両による除雪ロータなどが舗装面の表面を削った場合でも、ロータなどがゴム片に当たることはなく、ゴム片が除雪作業で舗装用ブロックから剥離されることがない。ゴム片に古タイヤを用いることができ、廃材を有効利用できる。
更にゴム片が舗装用ブロックから剥離したときは、舗装用ブロックの上面に孔を形成し、その孔にアンカーピンなどを打ち込み、ゴム片を再度舗装用ブロックに固定できる。アンカーピンとは、ピンの下部に楔状部材を具え、ピンを打ち込むと孔の内部で径が拡大して孔の側面に固着されるピンをいう。
舗装用ブロック1を図4に示す。
舗装用ブロック1は、コンクリート製のブロック塊2と、ブロック塊2の上面に設けられたゴム片4から構成されている。
ブロック塊2は、一辺が20cm程度のほぼ立方体である。
ゴム片4は、一辺が10cm程度の正方形で、使用済みのスタッドレスタイヤの走行面を利用して形成されている。ゴム片4には、図2に示すように複数のスクリュー釘6がゴム片4の表面(タイヤの外側面をいう。)から裏面に抜けて貫通している。
スクリュー釘6は、頭部に円錐状の拡大部を具え、軸部に螺旋状の条が形成してある。スクリュー釘6はゴム片4を貫通すると、ゴム片4が有する摩擦抵抗や、内部に埋め込まれているワイヤなどとからみ、これらによる締め付けでゴム片4に保持されゴム片4がスクリュー釘6から容易に剥離することがない。
ゴム片4は、図4に示すようにブロック塊2の上面の中央に、表面を上にして図1に示すようにブロック塊2の上面5より若干(数mm程度)下方に位置して取り付けてある。スクリュー釘6は、軸部がブロック塊2の内部に埋設してある。
次に、舗装用ブロック1の製造方法について説明する。
図3に示すように型枠10の内部にコンクリート原料を投入し、コンクリート原料が固化する以前にゴム片4を上方から載せる。ゴム片4にはスクリュー釘6が貫通してあり、ゴム片4の下方に突き出たスクリュー釘6の軸部分は、コンクリート原料の内部に埋設される。更に押し型12を型枠10内に組み付け、ゴム片4を上方から押し付ける。押し型12は、型枠10の上部空間の形状とほぼ一致し、下面に突片13を具えている。突片13は、ゴム片4の形状に等しく、厚さが数mmである。
押し型12を型枠10内に組み入れ押し下げると、コンクリート原料を所定の形状に成形し、かつゴム片4を突片13の厚み分コンクリート原料の内部に押し入れる。
コンクリートが固化したら型枠10を解枠し、舗装用ブロック1を取り出す。すると舗装用ブロック1は、ゴム片4が所定の深さだけブロック塊2の上面5から沈み込んだ状態で形成される。またスクリュー釘6は、コンクリート塊2の内部に固定される。
舗装用ブロック1は、路床に敷き並べ舗装面を形成する。これにより、舗装面には、舗装面上面から若干沈んだ位置にタイヤパターンを有するゴム片4が多数設けられ、ゴムが有する高い摩擦係数により車両のスリップを防止するとともに車両の重量によりゴム片4が適度に変形し、舗装路面上に形成された氷を破砕させ、いわゆるアイスバーンやミラーバーンのような表面が平滑な氷を舗装面上に形成させない。また、破砕された氷は、ゴム片4から容易に離れ舗装面上に固着しない。
ゴム片4がスクリュー釘6により舗装用ブロック1に固定されていることから、ゴム片4と舗装用ブロック1との間に水が入り凍結しても、ゴム片4が容易に剥離されることはない。
またゴム片4が舗装用ブロック1の上面5より下方に設けられているので、舗装用ブロック1で舗装された舗装面を除雪しても、除雪用ロータやブレードなどはゴム片4に当接せず、除雪作業によっても舗装用ブロック1からゴム片4が剥離されない。
図5に舗装用ブロックの他の例を示す。この舗装用ブロック3はゴム片4を縦長に形成し、ゴム片4の長手方向の端部をブロック塊2の端面に露出させている。ゴム片4の幅方向のブロック塊2の上面5は、ゴム片4より上方に形成してある。このように構成しても上記舗装用ブロック1と同様路面アイスバーンなどを防止でき、しかも舗装用ブロック3の向きを道路進行方向に対して縦あるいは横に揃えて、ゴム片4の連続したラインを舗装面上に形成したり、縦横所定の順番で配置することにより所定のパターンを舗装面に形成できる。
尚舗装用ブロック1の形状は、一片20cmの立方体形状に限るものではない。また舗装用ブロック1やゴム片4の形状は四角に限らず、他の形状でもよい。更に、ゴム片4を複数舗装用ブロック1に取り付けたり、舗装用ブロック1の上辺に対して平行に取り付けず斜めに取り付けてもよい。また舗装面の進行方向に沿って傾斜を設けてゴム辺4を取り付けてもよい。
図6にアンカーピンを用いた例を示す。アンカーピン8は、補修作業などに用いられる。スクリュー釘6で固定したゴム片4が、仮に舗装用ブロック1から外れた場合、ブロック塊2の上面にゴム片4とともにドリルで孔7を形成し、孔7にアンカーピン8を打ち込む。アンカーピン8は、下部に切溝11を有し、孔7内に挿入した後、アンカーピン8の中心を通る押しピン9を打ち込むと、下部の切溝11が開いて楔効果で孔7に固着される。
このようなアンカーピン8を用いてゴム片4を舗装用ブロック1に固定したり、外れたゴム片4を舗装用ブロック1に取り付ける補修をしてもよい。
舗装用ブロックを示す断面図である。 ゴム片を示す斜視図である。 製造方法を示す図である。 舗装用ブロックを示す斜視図である。 舗装用ブロックの他の例を示す斜視図である。 舗装用ブロックの他の例を示す断面図である。
符号の説明
1、3 舗装用ブロック
2 ブロック塊
4 ゴム片
5 上面
6 スクリュー釘
7 孔
8 アンカーピン
9 押しピン
10 型枠
11 切溝
12 押し型
13 突片

Claims (4)

  1. 路床上に敷き詰めて該路床上に舗装面を形成する舗装用ブロックにおいて、
    上面にゴム片を具え、
    前記ゴム片は、前記舗装用ブロックの最上面より下方に位置し、かつ該ゴム片の下面に延びた支持部材により前記舗装用ブロックの内部に固定されている舗装用ブロック。
  2. 請求項1に記載のゴム片は、自動車用タイヤの走行面から形成したゴム片である舗装用ブロック。
  3. 支持部材は、スクリュー釘であり、該スクリュー釘をゴム片の表面より貫通させて、舗装用ブロック内に埋設させた請求項1又は2に記載の舗装用ブロック。
  4. 舗装用ブロックの上面に孔を形成し、ゴム片を貫通させた支持部材を該孔内に固定して、該ゴム片を舗装用ブロックに固定した請求項1又は2に記載の舗装用ブロック。
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