JP2007055489A - 自動二輪車のリヤステップ構造 - Google Patents
自動二輪車のリヤステップ構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007055489A JP2007055489A JP2005244512A JP2005244512A JP2007055489A JP 2007055489 A JP2007055489 A JP 2007055489A JP 2005244512 A JP2005244512 A JP 2005244512A JP 2005244512 A JP2005244512 A JP 2005244512A JP 2007055489 A JP2007055489 A JP 2007055489A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- muffler
- bracket
- rear step
- exhaust pipe
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
【課題】 マフラまたは排気管下流部とリヤステップを支持するブラケットとが干渉しないリヤステップ構造を提供する。
【解決手段】 後輪3の上方で車体Bの中心線Cよりも側方寄りにマフラ6が配置され、リヤステップ8を支持するブラケット7がマフラ6またはその入口60に接続された排気管下流部61aに近接して配置されている。ブラケット7は、外側方へ突出するように曲げられて、マフラ6または排気管下流部61aの外側を通る形状とされている。
【選択図】 図2
【解決手段】 後輪3の上方で車体Bの中心線Cよりも側方寄りにマフラ6が配置され、リヤステップ8を支持するブラケット7がマフラ6またはその入口60に接続された排気管下流部61aに近接して配置されている。ブラケット7は、外側方へ突出するように曲げられて、マフラ6または排気管下流部61aの外側を通る形状とされている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、リヤシート上の同乗者が足を載せる自動二輪車のリヤステップ構造に関するものである。
自動二輪車には、ライダーシートの後方に同乗者用のリヤシートが設けられ、その下方で車体の前後方向に延びる中心線よりも側方にマフラが配置されるとともに、このマフラの近くにリヤシート上の同乗者が足を載せるリヤステップが取り付けられたものがある(特許文献1)。
意匠登録第1233069号
前記マフラは、その排気容量を大きくすると、側方に突出する場合がある。また、車体のバンク角を大きくとるためには、マフラは車体の上方に位置させることが好ましい。しかし、このようにマフラが側方に突出し、かつ上方に位置すると、このマフラまたはマフラの入口に接続される排気管下流部の位置と前記リヤステップの位置とが重なることとなり、リヤステップを支持するブラケットの配置が難しくなる。
そこで、本発明は、リヤステップを支持するブラケットの形状を変更することにより、マフラを車体の後部の側方上方に配置し、かつ、マフラの容量を大きくした場合でも、マフラまたは排気管下流部とリヤステップのブラケットとが干渉しないリヤステップ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる自動二輪車のリヤステップ構造は、後輪の上方で車体の中心線よりも側方寄りにマフラが配置され、リヤステップを支持するブラケットが前記マフラまたはその入口に接続された排気管下流部に近接して配置され、前記ブラケットは、外側方へ突出するように曲げられて、前記マフラまたは排気管下流部の外側を通る形状を有している。
前記ブラケットはマフラまたは排気管下流部の外側を通るように曲げられ、このブラケットを介してリヤステップが支持されているので、マフラを車体後部の側方上方に配置し、かつ容量を大きくした場合でも、マフラまたは排気管下流部とブラケットとが干渉することが少なくなる。
前記ブラケットは、例えば、上部に設けられて車体フレームに固定される固定部と、下部に設けられてほぼ鉛直方向に延び前記リヤステップを支持する支持部と、車体の外側方へ突出するように曲げられて前記固定部と支持部とを連結する連結部とを備えた構造とすることができる。この構造によれば、連結部の曲げの形状を変更するだけで、固定部および支持部の形状を変更することなく、ブラケットをマフラまたは排気管下流部の形状に対応させることができるので、ブラケットの設計が容易になる。
本発明の好ましい態様では、前記ブラケットに内外方向に貫通する肉抜き孔が形成されている。この構造によれば、前記マフラや排気管下流部から受熱する前記ブラケットの受熱面積が減少して、このブラケットの昇温を抑制することができる。
本発明のリヤステップ構造によれば、マフラを車体後部の側方上方に配置し、かつ、マフラの容量を大きくした場合でも、マフラとリヤステップのブラケットとが干渉するのを避けることができる。
以下,本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。 図1は本発明の一実施形態にかかるリヤステップ構造を適用した自動二輪車の要部を示す側面図である。同図において、車体フレーム1の後半部を形成するリヤフレーム(シートレール)2に、ライダー用のシート4と同乗者用のリヤシート5とが装着されている。リヤシート5の下方で後輪3の上方位置に、車体フレーム1の前後方向のほぼ中央位置に支持されたエンジン(図示せず)からの排気ガスを消音するマフラ6が配置されている。
前記マフラ6は、円筒状であり、車体Bのバンク角を大きくするために車体Bの側方上方に配置され、かつ、マフラの容量を大きくするために直径が大きくなっており、図2の断面図に示すように、車体Bの前後方向に延びる中心線Cよりも両側方に片寄って1つずつ配置されているが、図2では左側のマフラ6のみが図示されている。このマフラ6は、図1に示すリヤフレーム2に支持され、マフラカバー9により外側面の一部が覆われている。マフラ6の入口60は排気管61を介して前記エンジンに接続されている。前記リヤフレーム2には、リヤステップ用のブラケット7がアレンボルトのような締結具70により締結されて支持されている。図1の実施形態では、前記ブラケット7がマフラ6の入口60に接続された排気管下流部61aの近くに配置されている。
このブラケット7は、図3に示すように、上部に形成された固定部71と、下部に形成されて、図4の平面図に示すようにほぼ鉛直方向に延び前記リヤステップを支持する支持部73と、車体Bの外側方へ突出するように曲げられて固定部71と支持部73とを連結する連結部74とを備えている。図3に示す固定部71は、前記締結具70(図1)が挿通される挿通孔76を有する前後一対の固定ボス71a,71bとこれら固定ボス71a,71b間を接続する接続部71cとを有している。連結部74は前後に並んだ2つの連結片74a,74bを有し、その間に貫通した肉抜き孔75が形成されている。前記支持部73にはほぼ平行に突設された一対の突片73aと、ロープのような荷掛け具12のフック12aが係止される貫通した荷掛け孔79とが形成されている。前記一対の突片73a,73aの間で、図2に示す支軸78を介してリヤステップ8が、実線で示す退避位置と仮想線で示す使用位置とに選択的に回動可能に支持されている。
前記連結部74は、ブラケット7が位置する排気管下流部61aを回避して、この排気管下流部61aの外側を通るように円弧状に曲げられて形成されている。ここで、ブラケット7は、マフラ6との干渉が生じる位置に配置されていないので、排気管下流部61aの干渉を避けられれば十分であるから、図2に実線で示す状態よりも排気管下流部61aに近づけて、二点鎖線7Aで示すように、背面視でマフラ6の内側に入ってもよい。
図3に示すブラケット7の一対の連結片74a,74bは上方に開いた非平行な配置となっており、上部、つまり固定部71側の前後間隔が大きく、下部、つまり支持部73側の前後間隔が小さい。これにより、前後間隔が大きい一対の固定ボス71a,71bと、前後間隔が小さい一対の突片73a,73aとの間を強固に連結している。前側の連結片74aの上端74a1は前側の固定ボス71aの近傍に連なり、後側の連結片74bの上端74b1は、両固定ボス71a,71bの中間位置で接続部71cに連なっている。両連結片74a,74bの下端74a2,74b2は、支持部73の前側の突片73aの近傍に連なっている。こうして、後側の連結片74bの後方が、前方へ凹入した凹部15となっている。したがって、図1から明らかなように、前記凹部15がマフラ6の前端(入口60)の側方に臨むこととなり、ブラケット7がマフラ6からの輻射熱を直接受けにくくなる。
以上のリヤステップ構造によれば、図2に示すブラケット7が排気管下流部61aの外側を通るように円弧状に曲げられ、このブラケット7を介してリヤステップ8が支持されているので、前記マフラ6が車体Bの後部の側方上方に配置されているにもかかわらず、排気管下流部61aとブラケット7とが干渉することがない。また、ブラケット7は、固定部71と支持部73とを連結する連結部74が車体Bの外側方へ突出するように曲げられているから、この連結部74の曲げの形状を変更するだけで、固定部71および支持部73の形状を変更することなく、ブラケット7をマフラ6または排気管下流部61aの形状に対応させることができるので、ブラケット7の設計が容易になる。さらに、ブラケット7に、図1に示す内外方向に貫通する肉抜き孔75が形成されているので、排気管下流部61aから熱を受ける前記ブラケット7の受熱面積が減少して、このブラケット7の昇温を抑制することができる。
前記実施形態では、ブラケット7を排気管下流部61aの外側に近接させて配置したが、二点鎖線で示すように、マフラ6Aの前端が前方に位置している場合には、マフラ6Aの外側に近接して配置されることとなる。その場合でも、直径の大きいマフラ6Aとの干渉を避けることができる。
1 車体フレーム
2 リヤフレーム
3 後輪
6,6A マフラ
60 入口
61 排気管
61a 排気管下流部
7,7A ブラケット
71 固定部
73 支持部
74 連結部
75 肉抜き孔
8 リヤステップ
B 車体
C 車体の中心線
2 リヤフレーム
3 後輪
6,6A マフラ
60 入口
61 排気管
61a 排気管下流部
7,7A ブラケット
71 固定部
73 支持部
74 連結部
75 肉抜き孔
8 リヤステップ
B 車体
C 車体の中心線
Claims (3)
- 後輪の上方で車体の中心線よりも側方寄りにマフラが配置され、
リヤステップを支持するブラケットが前記マフラまたはその入口に接続された排気管下流部に近接して配置され、
前記ブラケットは、外側方へ突出するように曲げられて、前記マフラまたは排気管下流部の外側を通る形状を有している自動二輪車のリヤステップ構造。 - 請求項1において、前記ブラケットは、上部に設けられて車体フレームに固定される固定部と、下部に設けられてほぼ鉛直方向に延び前記リヤステップを支持する支持部と、車体の外側方へ突出するように曲げられて前記固定部と支持部とを連結する連結部とを備えている自動二輪車のリヤステップ構造。
- 請求項1または2において、前記ブラケットに内外方向に貫通する肉抜き孔が形成されている自動二輪車のリヤステップ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005244512A JP2007055489A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 自動二輪車のリヤステップ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005244512A JP2007055489A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 自動二輪車のリヤステップ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007055489A true JP2007055489A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37919336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005244512A Pending JP2007055489A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 自動二輪車のリヤステップ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007055489A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2017171A1 (en) * | 2007-07-19 | 2009-01-21 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Vehicle footrest |
US7780181B2 (en) | 2008-03-11 | 2010-08-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Rear portion structure of a vehicle body for a saddle-type vehicle |
JP2017047884A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 光陽工業股▲分▼有限公司 | バイク後部座席フットレスト |
CN107364520A (zh) * | 2017-08-15 | 2017-11-21 | 康超集团广州摩托车制造有限公司 | 一种摩托车后搁脚架 |
JP2018114844A (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型車両のフレームに対するステー支持構造 |
-
2005
- 2005-08-25 JP JP2005244512A patent/JP2007055489A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2017171A1 (en) * | 2007-07-19 | 2009-01-21 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Vehicle footrest |
US7780181B2 (en) | 2008-03-11 | 2010-08-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Rear portion structure of a vehicle body for a saddle-type vehicle |
JP2017047884A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 光陽工業股▲分▼有限公司 | バイク後部座席フットレスト |
JP2018114844A (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型車両のフレームに対するステー支持構造 |
CN107364520A (zh) * | 2017-08-15 | 2017-11-21 | 康超集团广州摩托车制造有限公司 | 一种摩托车后搁脚架 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5373181B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP4429826B2 (ja) | マフラー装置 | |
JP6093447B2 (ja) | 自動二輪車 | |
US7434830B2 (en) | Rider restraining device for two wheel vehicle | |
JP2013173498A (ja) | 小型車両 | |
JP2007055489A (ja) | 自動二輪車のリヤステップ構造 | |
JP2008008279A (ja) | 自動二輪車の触媒配置構造 | |
JP4154307B2 (ja) | 自動二輪車におけるマフラカバー構造 | |
JP2011073592A (ja) | 鞍乗型車両のシートカウル構造 | |
JP6069232B2 (ja) | 小型車両のマフラー取付構造 | |
JP2009179235A (ja) | 自動2輪車のリアフレーム取付構造 | |
JP6118216B2 (ja) | 自動二輪車 | |
EP2161189B1 (en) | Motorcycle | |
JP5133541B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP2009227228A (ja) | 車両 | |
JP2009281375A (ja) | 自動二輪車 | |
JP4789693B2 (ja) | 二輪車 | |
JP2012167569A (ja) | 車両の排気構造 | |
JP5743840B2 (ja) | 自動二輪車の後部構造 | |
KR101010976B1 (ko) | 모터사이클 배기 시스템 | |
JP2008018891A (ja) | 自動二輪車のリヤステップ取付構造及び該リヤステップ取付構造を備えた自動二輪車 | |
JP2007118900A (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
JP2008162589A (ja) | 自動二輪車 | |
JP2007321645A (ja) | 自動二輪車のマフラ構造 | |
JP6742972B2 (ja) | 鞍乗型車両のカバー部材構造 |