JP2007055377A - 車両用ネットワークシステム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源として用いるバッテリへの充電が行われない状況で、消費電力を極力削減できるようにする。
【解決手段】車両のエンジン作動時でバッテリへの充電が可能な状態のときは、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5がDVD再生装置2やAVHDD3に対してホスト1経由でアクセスし、これら車載電子機器間におけるデータ通信をホスト1経由で行うようにし、車両のエンジン停止時でバッテリへの充電ができない状態のときには、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5がDVD再生装置2やAVHDD3に対して直接アクセスし、これら車載電子機器間で直接データ通信を行うようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のエンジン作動時に充電されるバッテリを電源として用い、複数の車載電子機器間でネットワークバスを利用したデータ通信を行う車両用ネットワークシステム及びその制御方法に関する。
従来、車両に搭載される複数の車載電子機器をネットワークバスで相互に接続して、これら車載電子機器間でデータ通信を行う車両用ネットワークシステムが普及している。この種の車両用ネットワークシステムは、車両のエンジン作動時に充電されるバッテリを電源として用いており、バッテリの容量に限りがあることから、パワーマネージメント(省電力制御)を適切に行って消費電力を極力抑えることが重要な課題とされている。
ネットワークシステムにおけるパワーマネージメントに関しては、目的の処理(アプリケーション)を実行するために必要最小限の機器を除く他の機器の電源をオフして、消費電力の削減を図るという手法が知られている(例えば、特許文献1等を参照。)。
特開2003−44184号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されているような従来のパワーマネージメントの手法をそのまま車両用ネットワークシステムに適用しようとすると、以下のような問題が生じる。
すなわち、車両用ネットワークシステムでは、ネットワークのノードとして接続されている複数の車載電子機器のうちの何れかをホストとし、車載電子機器間でのデータ通信を管理する機能をホストに持たせるようにしているものが多い。具体的には、車両用ネットワークシステムでは、ノードとして接続されている各車載電子機器が、他の車載電子機器に対するサービスの要求をホストに問い合わせ、ホストが当該他の車載電子機器に対してサービスの要求を行うことで、サービスの提供を実現するようにしている。また、ホストは、複数の車載電子機器から同一のサービス要求の問い合わせがあった場合には、機器の優先度などに応じた調停を行って、サービスの提供を受ける車載電子機器を決定するといった管理も行っている。
このように、車両用ネットワークシステムにおいては、ある車載電子機器から他の車載電子機器へのアクセスはホスト経由で行われているため、上述した特許文献1に記載されているような従来のパワーマネージメントの手法を適用した場合には、ホストの電源は常時オンにしておく必要があり、ホストでの電力消費は継続されるために、十分な消費電力の削減を図ることが難しい。特に、車両用ネットワークシステムは、車両に搭載されたエンジンの作動によって充電されるバッテリを電源としており、エンジンが停止している間は電源となるバッテリへの充電が行われないため、エンジン停止時にホストで継続的に電力が消費されると、その分、目的の処理を実行可能な時間が短くなるばかりか、バッテリ上がりなどの要因となることも懸念される。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、電源として用いるバッテリへの充電が行われない状況で、消費電力を極力削減することができる車両用ネットワークシステム及びその制御方法を提供することを目的としている。
本発明では、前記目的を達成するために、ネットワークのノードとして接続されている複数の車載電子機器のうちの何れかをデータ通信の管理を行うホストとし、エンジン作動時には、ホスト以外の他の車載電子機器間でのデータ通信をホスト経由で行うとともに、エンジン停止時には、他の車載電子機器間でホストを経由せずに直接データ通信を行うようにしている。
本発明によれば、エンジン停止時でバッテリへの充電ができない状態にあるときには、ホスト以外の他の車載電子機器間でホストを経由せずに直接データ通信が行われるので、ホストの電源をオフして消費電力の削減を図りながら、他の車載電子機器間でのデータ通信を適切に行うことができる。
以下、本発明の具体的な実施形態として、IEEE1394規格に準拠した車両用ネットワークシステムであって、DVD(Digital Versatile Disc)再生装置やAVHDD(Audio-Visual Hard Disc Drive)で再生された映像を、フロントディスプレイ装置やリアディスプレイ装置で表示する車両用ネットワークシステムに本発明を適用した例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[システム概要]
本発明を適用した車両用ネットワークシステムの概略構成を図1に示す。この図1に示す車両用ネットワークシステムは、車両のエンジン作動時に充電されるバッテリを電源として用いるものであり、複数の車載電子機器1,2,3,4,5がネットワークバス(1394シリアルバス)6で相互に接続されて構成される。この車両用ネットワークシステムにおいて、ノードとして接続される複数の車載電子機器1,2,3,4,5は、それぞれ、IEEE1394規格に準拠したネットワークインターフェース7を備えており、他の車載電子機器との間で、IEEE1394規格に則ったデータ通信が可能とされている。これらの各車載電子機器1,2,3,4,5のうち、車載電子機器1は、データ通信の管理を行うためのホストである。また、車載電子機器2は、DVDに記録された映像データを再生してネットワークバス6に送出するDVD再生装置であり、車載電子機器3は、ハードディスクに記録された映像データを再生してネットワークバス6に送出するAVHDDである。また、車載電子機器4は、車両の前席側に設置されたフロントディスプレイ装置であり、車載電子機器5は、車両の後席側に設置されたリアディスプレイ装置である。
以上のような車両用ネットワークシステムでは、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5からの要求に応じて、DVD再生装置2やAVHDD3が映像データを再生してネットワークバス6に送出し、このネットワークバス6上を流れる映像データをフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5が取得して映像の表示を行うことを可能としている。
具体的には、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5は、それぞれユーザからの指示入力を受け付ける操作スイッチ等のユーザインターフェースを備えており、このユーザインターフェースを用いたユーザの操作によってDVDの映像やハードディスクの映像を表示する旨の指示入力がなされると、DVD再生装置2やAVHDD3に映像データの再生を要求する。DVD再生装置2やAVHDD3は、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5から映像データの再生要求があると、指定された映像データをDVDやハードディスクから再生して、ネットワークバス6に送出する。そして、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5が、ネットワークバス6上を流れる映像データを取得して当該映像データに基づいた表示制御処理を行い、目的とする映像を表示する。
ここで、DVD再生装置2やAVHDD3とフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5との間でのデータ通信は、基本的には、ホスト1の管理のもとで、ホスト1経由で行われる。すなわち、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5は、DVD再生装置2やAVHDD3に対して映像データの再生等のサービスを要求する場合、その要求をまずホスト1に問い合わせる。そして、ホスト1が、DVD再生装置2やAVHDD3の動作状態、ネットワークバス6の利用状況などを考慮してデータ通信の可否を判断し、データ通信が可能な状態にあれば、DVD再生装置2やAVHDD3に対してフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5から指定されたサービスの提供を要求する。DVD再生装置2やAVHDD3は、ホスト1からのサービス要求に応じて、例えば、指定された映像データを再生してネットワークバス6に送出するといったサービスを実行する。
ところで、本発明を適用した車両用ネットワークシステムは、上述したように、車両のエンジン作動時に充電されるバッテリを電源として用いており、エンジン停止時には電源としてのバッテリが充電されない状態にあるため、エンジン停止時に当該車両用ネットワークシステムを動作させる場合には、目的の処理を実行するために必要最小限の車載電子機器のみを電源オンの状態とし、他の車載電子機器の電源はオフにするといったパワーマネージメントを行って、消費電力の削減を図ることが望まれる。このとき、車載電子機器間のデータ通信を上述したように常にホスト1経由で行うようにすると、パワーマネージメントを行う際にホスト1の電源は常時オンにしておく必要があり、ホスト1での電力消費は継続されるために、十分な消費電力の削減を図ることが難しい。
そこで、本発明を適用した車両用ネットワークシステムでは、エンジン作動時においては、図2に示すように、DVD再生装置2やAVHDD3とフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5との間でのデータ通信をホスト1経由で行うが、エンジン停止時においては、図3に示すように、DVD再生装置2やAVHDD3とフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5との間で、ホスト1を経由せずに、直接データ通信を行うようにしている。なお、図2及び図3は、DVD再生装置2で再生された映像をリアディスプレイ装置5に表示させる場合の例を示している。これにより、本発明を適用した車両用ネットワークシステムにおいては、エンジン停止時で電源としてのバッテリが充電されない状態にあるときに、ホスト1の電源をオフしてホスト1での電力消費を抑えることができるので、十分な消費電力の削減を図ることが可能となる。以下、このような車両用ネットワークシステムを構成する各車載電子機器の詳細について、より具体的に説明する。
[ホスト]
図4は、ホスト1の内部構成を示すブロック図である。この図4に示すように、ホスト1は、IEEE1394規格に則ったデータ通信を可能にするためのネットワークインターフェース7の他に、本発明を適用した車両用ネットワークシステムにおけるデータ通信を管理する機能として、ネットワーク管理部11と、アクセス管理部12とを備える。ネットワーク管理部11は、一般的なネットワーク管理機能(リソース管理)を行うものであり、アクセス管理部12は、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5がDVD再生装置2やAVHDD3にアクセスする際の仲介を行い、複数のアクセスが重なった場合にはその調停などを行うものである。
以上のように構成されるホスト1は、例えば図5に示す手順に従って、車両用ネットワークシステムにおけるデータ通信を管理する。この図5に示す処理手順は、ホスト1の電源がオンの状態で、バスリセットがかかる度に実行されるものである。すなわち、本発明を適用した車両用ネットワークシステムにおいてバスリセットがかかると、まず、ホスト1は、ネットワーク管理部11での処理として、ステップS1においてネットワークの物理層の初期化を行い、ステップS2において車両のエンジンが作動状態にあるか否かを判定する。なお、このエンジン作動状態の判定は、例えばエンジンの回転数を直接読み取る、或いはエンジンコントロールユニットがネットワークバス6に接続されていれば、ネットワークバス6上を流れるエンジン状態のメッセージを確認することで行う。
ここで、エンジンが作動状態にあると判定した場合には、ホスト1は、ネットワーク管理部11での処理として、ステップS3において、一般的なサービス発見・リソース割り当てのシーケンスを開始する。すなわち、ホスト1は、ネットワーク上の各車載電子機器に対して接続確認を行い、ネットワークバス6に接続されていることが確認された車載電子機器をリソースとして認識する。本例では、ネットワーク上の車載電子機器としてDVD再生装置2、AVHDD3、フロントディスプレイ装置4、リアディスプレイ装置5が存在するので、このステップS3での処理により、これらの各車載電子機器がネットワークのリソースとしてログインすることになる。
その後、ホスト1は、ステップS4において、アクセス管理部12での処理として、通常の分散アプリケーションのアクセス管理を開始する。すなわち、ホスト1は、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5からのサービス要求を待ち、フロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5からサービス要求があれば、サービス提供側のDVD再生装置2やAVHDD3の動作状態、ネットワークバス6の利用状況などを考慮してデータ通信の可否を判断する。そして、データ通信が可能な状態にあれば、DVD再生装置2やAVHDD3に対してフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5から指定されたサービスの提供を要求する。つまり、この場合には、DVD再生装置2やAVHDD3とフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5との間でのデータ通信は、ホスト1経由で行われることになる。
一方、ステップS2でエンジンが停止状態にあると判定した場合、ホスト1は、ステップS5において、ネットワーク管理部11やアクセス管理部12などのデータ通信を管理する機能をスリープ状態とし、電源をオフする。つまり、この場合には、ホスト1におけるネットワーク管理部11やアクセス管理部12での処理が行われないので、DVD再生装置2やAVHDD3とフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5との間でのデータ通信は、ホスト1を経由することなく、直接行われることになる。
[サービス要求側車載電子機器]
図6は、サービス要求側車載電子機器の内部構成を示すブロック図である。本例では、サービス要求側車載電子機器は、フロントディスプレイ装置4及びリアディスプレイ装置5である。これらフロントディスプレイ装置4及びリアディスプレイ装置5は、基本的な内部構成が共通しているので、ここではサービス要求側車載電子機器と総称して説明する。
サービス要求側車載電子機器は、図6に示すように、IEEE1394規格に則ったデータ通信を可能にするためのネットワークインターフェース7の他に、表示・HMI機能部21と、アクセス機能部22とを備える。表示・HMI機能部21は、操作スイッチ等のユーザインターフェースを用いたユーザからの指示を入力して、その指示入力の内容をアクセス機能部22に伝えるとともに、DVD再生装置2やAVHDD3からの映像データに基づく表示制御処理を行って、映像を表示させるものである。また、アクセス機能部22は、バッテリの充電可能性に応じてDVD再生装置2やAVHDD3などへのアクセス方法を選択し、ユーザからの指示入力に従ったサービスの提供を要求するものであり、エンジン作動状態監視部31と、アクセス方法選択部32と、直接アクセス処理部33と、ホスト経由アクセス処理部34とを有する。
エンジン作動状態監視部31は、例えばエンジンの回転数を直接読み取る、或いはネットワークバス6上を流れるエンジン状態のメッセージを確認することで、エンジンが作動状態にあるか停止状態にあるかを判定し、その判定結果をアクセス方法選択部32へと送る。アクセス方法選択部32は、エンジン作動状態監視部31からの判定結果に応じて、直接アクセス処理部33とホスト経由アクセス処理部34との何れかを選択する。直接アクセス処理部33は、エンジン作動状態監視部31によってエンジンが停止状態にあると判定されたときにアクセス方法選択部32によって選択され、当該サービス要求側車載電子機器からDVD再生装置2やAVHDD3に対して、ホスト1を経由せずに、直接アクセスする処理を行う。また、ホスト経由アクセス処理部34は、エンジン作動状態監視部31によってエンジンが作動状態にあると判定されたときにアクセス方法選択部32によって選択され、当該サービス要求側車載電子機器からホスト1経由でDVD再生装置2やAVHDD3にアクセスする処理を行う。
以上のように構成されるサービス要求側車載電子機器では、エンジン作動時にユーザから何らかの指示入力がなされると、表示・HMI機能部21がその指示入力の内容をアクセス機能部22へと伝える。そして、アクセス機能部22のエンジン作動状態監視部31が、エンジンの回転数が0より大きい、或いはネットワークバス6上にエンジン状態のメッセージが流れていることを確認して、エンジンが作動状態にあると判定し、その判定結果をアクセス方法選択部32へと送る。アクセス方法選択部32は、エンジン作動状態監視部31からエンジンが作動状態にある旨の判定結果が送られてくると、ホスト経由アクセス処理部34を選択し、ホスト1経由でDVD再生装置2やAVHDD3にアクセスする処理を実行させる。このとき、ユーザからの指示入力に応じたサービス要求は、全てホスト1宛に送られることになる。
ホスト経由アクセス処理部34が選択されたときのサービス要求のコマンドは、例えば図7に示すようなデータフォーマットとなる。なお、この図7に示す例は、リアディスプレイ装置5からDVD再生装置2に対して映像データの再生を要求する場合の例である。この場合、リアディスプレイ装置5のホスト経由アクセス処理部34は、要求するサービス内容に対応したコマンドコードに、送信先アドレスとしてホスト1のID、送信元アドレスとしてリアディスプレイ装置5のIDを付したコマンドパケットを生成し、当該コマンドパケットをネットワークバス6上に送出する。そして、ホスト1が、ネットワークバス6上を流れる自分宛のコマンドパケットを取得してコマンドコードの内容を解析し、送信先アドレスをDVD再生装置2のIDに書き換えるとともに、送信元アドレスを当該ホスト1のIDに書き換えたコマンドパケットをネットワークバス6上に送出する。これにより、リアディスプレイ装置5からのコマンドパケットが、ホスト1を経由してDVD再生装置2に送られることになる。
また、サービス要求側車載電子機器では、エンジン停止時にユーザから何らかの指示入力がなされると、表示・HMI機能部21がその指示入力の内容をアクセス機能部22へと伝える。そして、アクセス機能部22のエンジン作動状態監視部31が、エンジンの回転数が0となっている、或いはネットワークバス6上にエンジン状態のメッセージが流れていないことを確認して、エンジンが停止状態にあると判定し、その判定結果をアクセス方法選択部32へと送る。アクセス方法選択部32は、エンジン作動状態監視部31からエンジンが停止状態にある旨の判定結果が送られてくると、直接アクセス処理部33を選択し、DVD再生装置2やAVHDD3に対して直接アクセスする処理を実行させる。このとき、ユーザからの指示入力に応じたサービス要求は、ホスト1宛ではなく、全てDVD再生装置2やAVHDD3宛に送られることになる。
直接アクセス処理部33が選択されたときのサービス要求のコマンドは、例えば図8に示すようなデータフォーマットとなる。なお、この図8に示す例は、リアディスプレイ装置5からDVD再生装置2に対して映像データの再生を要求する場合の例である。この場合、リアディスプレイ装置5の直接アクセス処理部33は、要求するサービス内容に対応したコマンドコードに、送信先アドレスとしてDVD再生装置2のID、送信元アドレスとしてリアディスプレイ装置5のIDを付したコマンドパケットを生成し、当該コマンドパケットをネットワークバス6上に送出する。これにより、リアディスプレイ装置5からのコマンドパケットが、DVD再生装置2に対して直接送られることになる。
なお、サービス要求側車載電子機器は、直接アクセス処理部33での処理によりDVD再生装置2やAVHDD3に対して直接アクセスする際に、DVD再生装置2やAVHDD3からの映像データがすでにネットワークバス6上を流れていることを検出したときは、表示・HMI機能部21が、DVD再生装置2やAVHDD3が現在使用中のために当該サービス要求側車載電子機器からDVD再生装置2やAVHDD3へのアクセスができない旨のメッセージをユーザに対して報知して、当該サービス要求側車載電子機器の動作を停止する。すなわち、エンジン停止時でホスト1によるデータ通信の管理が行われない場合には、1つの車載電子機器に対して複数の車載電子機器からのアクセスが重なることも考えられる。本発明を適用した車両用ネットワークシステムでは、このような場合、最初にアクセスした車載電子機器に優先権を与え、後にアクセスした車載電子機器にはアクセス処理を停止させるようにしている。そして、このような制御が行われていることをユーザに知らせてユーザの不安感をなくすために、ユーザに対してメッセージを報知することとしている。
[サービス提供側車載電子機器]
図9は、サービス提供側車載電子機器の内部構成を示すブロック図である。本例では、サービス提供側車載電子機器は、DVD再生装置2及びAVHDD3である。これらDVD再生装置2及びAVHDD3は、基本的な内部構成が共通しているので、ここではサービス提供側車載電子機器と総称して説明する。
サービス提供側車載電子機器は、図9に示すように、IEEE1394規格に則ったデータ通信を可能にするためのネットワークインターフェース7の他に、DVDやハードディスクといった記録媒体41と、制御機能部42とを備える。記録媒体41は、映像データが格納された媒体であり、制御機能部42は、外部からのサービス要求に応じて映像データの再生などのサービスを実行するものである。なお、このサービス提供側車載電子機器としては、一般的な車両用ネットワークシステムで用いられる車載電子機器をそのまま適用可能である。
[システム動作]
次に、本発明を適用した車両用ネットワークシステムにおける動作の詳細について、具体的な例を挙げながら説明する。
ケース1:車両のイグニッッションキーオンによりエンジンを作動させた状態で、DVD再生装置2で再生したDVDの映像をリアディスプレイ装置5に表示させる場合(図10参照)。
このケース1では、図10に示すように、まず、イグニッションキーがオンされることで、ホスト1、DVD再生装置2、AVHDD3、フロントディスプレイ装置4、リアディスプレイ装置5の全ての車載電子機器の電源がオンされる。そして、各車載電子機器のネットワークインターフェース7がオンになるためにバスリセットが行われて、全ての車載電子機器のアプリケーションが起動される。
その後、ホスト1は、エンジンの作動状態を判定し、エンジン作動時であることを確認した上で(H−1)、サービス発見・リソース割り当てのシーケンスを開始する(H−2)。これにより、DVD再生装置2、AVHDD3、フロントディスプレイ装置4、リアディスプレイ装置5の各車載電子機器が、ネットワークのリソースとしてログインすることになる(DVD−1、HDD−1、FD−1、RD−1)。
この状態で、ユーザがリアディスプレイ装置5のユーザインターフェースを操作して、DVD映像をリアディスプレイ装置5に表示する旨の指示を入力すると(RD−2)、リアディスプレイ装置5は、エンジン作動状態監視部31においてエンジンの作動状態を判定してエンジン作動時であることを確認し(RD−3)、DVD再生装置2にアクセスするために、アクセス方法選択部32がホスト経由アクセス処理部34を選択する(RD−4)。そして、ホスト経由アクセス処理部34での処理により、ホスト1に対して、DVD再生装置2での映像データの再生を要求する(RD−5)。
ホスト1は、リアディスプレイ装置5からDVD再生装置2での映像データの再生が要求されると、DVD再生装置2に対して、映像データの再生を要求する(H−3)。そして、DVD再生装置2は、ホスト1からの要求に応じて、DVDに記録されている映像データを再生して、ネットワークバス6上に送出する(DVD−2)。リアディスプレイ装置5は、このDVD再生装置2からの映像データを取得して、当該映像データに基づく表示制御処理を行って、DVDの映像を表示する(RD−6)。
ケース2:車両のエンジン停止時で、全ての車載電子機器の電源がオフとなっている状態で、リアディスプレイ装置5にDVD操作メニューを表示してDVD再生装置2を操作する場合(図11参照)。
このケース2では、図11に示すように、ホスト1、DVD再生装置2、AVHDD3、フロントディスプレイ装置4、リアディスプレイ装置5の全ての車載電子機器の電源がオフとなっている状態で、まず、ユーザの操作によりリアディスプレイ装置5の電源がオンされて(RD−1)、DVD操作メニューを表示する旨の指示入力が行われる(RD−2)。
リアディスプレイ装置5は、ユーザからDVD操作メニューを表示する旨の指示入力がなされると、エンジン作動状態監視部31においてエンジンの作動状態を判定してエンジン停止時であることを確認し(RD−3)、DVD再生装置2にアクセスするために、アクセス方法選択部32が直接アクセス処理部33を選択する(RD−4)。そして、直接アクセス処理部33での処理により、DVD再生装置2に対してアプリケーションの起動を要求する(RD−5)。このとき、ホスト1は電源がオフのままであり、リアディスプレイ装置5からDVD再生装置2へのアクセスは、ホスト1を経由せずに直接行われる。
DVD再生装置2は、リアディスプレイ装置5からアプリケーションの起動が要求されると、これに応じて電源をオンしてアプリケーションを起動し、リアディスプレイ装置5に対して応答データ(アックノレッジ)を返送する(DVD−1)。そして、リアディスプレイ装置5は、DVD再生装置2からの応答データを受信すると、DVD再生装置2に対して、通信チャンネルの設定を要求する(RD−6)。
DVD再生装置2は、リアディスプレイ装置5から通信チャンネルの設定が要求されると、これに応じて通信チャンネルの設定を行い、設定した通信チャンネルの情報をリアディスプレイ装置5に通知する(DVD−2)。そして、リアディスプレイ装置5は、通信チャンネルの情報をDVD再生装置2から通知されると、この通信チャンネルを利用して、DVD再生装置2に対して、DVD操作メニューの送信を要求する(RD−7)。
DVD再生装置2は、リアディスプレイ装置5からDVD操作メニューの送信が要求されると、これに応じてDVDに記録された操作メニューのデータを読み出して、リアディスプレイ装置5に送信する(DVD−3)。リアディスプレイ装置5は、DVD再生装置2から送信された操作メニューのデータを受信すると、このデータに基づく表示制御処理を行って、DVD操作メニューを表示する(RD−8)。その後、ユーザがリアディスプレイ装置5に表示されたDVD操作メニューを参照しながら、リアディスプレイ装置5のユーザインターフェースを用いて指示入力を行うと、リアディスプレイ装置5とDVD再生装置2との間でユーザの指示入力に応じたデータ通信が行われ、DVD再生装置2が操作される。
ケース3:車両のエンジン停止時で、DVD再生装置2で再生されたDVDの映像をリアディスプレイ装置5に表示させている間に、フロントディスプレイ装置4でDVD再生装置2を操作しようとした場合(図12参照)。
このケース3は、ケース2で説明したように、リアディスプレイ装置5からDVD再生装置2の操作が可能となっていることを前提とする。すなわち、このケース3では、図12に示すように、DVD再生装置2とリアディスプレイ装置5の電源はオンとされ、リアディスプレイ装置5とDVD再生装置2との間でのデータ通信が可能な状態となっている。このような状態で、リアディスプレイ装置5からDVD再生装置2に対して映像データの再生が要求されると(RD−1)、DVD再生装置2は、リアディスプレイ装置5からの要求に応じて、DVDに記録されている映像データを再生して、ネットワークバス6上に送出する(DVD−1)。リアディスプレイ装置5は、このDVD再生装置2からの映像データを取得して、当該映像データに基づく表示制御処理を行って、DVDの映像を表示する(RD−2)。
ケース3では、このようにリアディスプレイ装置5がDVDの映像を表示している間に、ユーザの操作によりフロントディスプレイ装置4の電源がオンされて(FD−1)、DVD操作メニューを表示する旨の指示入力が行われる(FD−2)。
フロントディスプレイ装置4は、ユーザからDVD操作メニューを表示する旨の指示入力がなされると、エンジン作動状態監視部31においてエンジンの作動状態を判定してエンジン停止時であることを確認し(FD−3)、DVD再生装置2にアクセスするために、アクセス方法選択部32が直接アクセス処理部33を選択する(FD−4)。そして、直接アクセス処理部33での処理により、DVD再生装置2に対して直接アクセスする際に、DVD再生装置2からの映像データがすでにネットワークバス6上を流れていることを検出する(FD−5)。
フロントディスプレイ装置4は、DVD再生装置2からの映像データがすでにネットワークバス6上を流れていることを検出すると、DVD再生装置2は現在使用中であって操作ができない旨の否定メッセージを作成して、この否定メッセージを表示する(FD−6)。その後、フロントディスプレイ装置4は、自らの電源をオフして動作を停止する(FD−7)。
ケース4:車両のエンジン停止時で、DVD再生装置2で再生されたDVDの映像をリアディスプレイ装置5に表示させた後、リアディスプレイ装置5からの操作でDVD再生装置2の電源をオフさせる場合(図13参照)。
このケース4も、ケース2で説明したように、リアディスプレイ装置5からDVD再生装置2の操作が可能となっていることを前提とする。すなわち、このケース4では、図13に示すように、DVD再生装置2とリアディスプレイ装置5の電源はオンとされ、リアディスプレイ装置5とDVD再生装置2との間でのデータ通信が可能な状態となっている。このような状態で、リアディスプレイ装置5からDVD再生装置2に対して映像データの再生が要求されると(RD−1)、DVD再生装置2は、リアディスプレイ装置5からの要求に応じて、DVDに記録されている映像データを再生して、ネットワークバス6上に送出する(DVD−1)。リアディスプレイ装置5は、このDVD再生装置2からの映像データを取得して、当該映像データに基づく表示制御処理を行って、DVDの映像を表示する(RD−2)。
その後、リアディスプレイ装置5でのDVD映像の表示が終了し(RD−3)、ユーザからリアディスプレイ装置5の電源をオフする旨の指示入力がなされると、リアディスプレイ装置5は、まず、DVD再生装置2に対して電源オフを要求した後(RD−4)、自らの電源をオフして動作を停止する(RD−5)。DVD再生装置2は、リアディスプレイ装置5から電源オフが要求されると、これに応じて自らの電源をオフして動作を停止する(DVD−2)。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本発明を適用した車両用ネットワークシステムでは、車両のエンジン作動時には、サービス要求側車載電子機器であるフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5が、サービス提供側車載電子機器であるDVD再生装置2やAVHDD3に対してホスト1経由でアクセスし、これら車載電子機器間におけるデータ通信をホスト1経由で行うようにし、車両のエンジン停止時には、サービス要求側車載電子機器であるフロントディスプレイ装置4やリアディスプレイ装置5が、サービス提供側車載電子機器であるDVD再生装置2やAVHDD3に対して直接アクセスし、これら車載電子機器間で直接データ通信を行うようにしている。したがって、本発明を適用した車両用ネットワークシステムによれば、車両のエンジン停止時で電源としてのバッテリが充電されない状態にあるときに、ホスト1の電源をオフしてホスト1での電力消費を抑えることができるので、十分な消費電力の削減を図りながら、各車載電子機器間でのデータ通信を適切に行うことができる。
なお、以上説明した車両用ネットワークシステムは本発明の具体的な一実施形態であり、本発明が以上の例に限定されるものではない。したがって、例えば、ネットワークのノードとして接続される車載電子機器の種類や数、各車載電子機器の内部構成や細かな処理内容等については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
また、以上の例は、IEEE1394規格に準拠した車両用ネットワークシステムに本発明を適用した例であるが、本発明は、エンジン作動時に充電されるバッテリを電源として用い、ホストによってデータ通信の管理が行われる車両用ネットワークシステムに対して広く適用可能である。
本発明を適用した車両用ネットワークシステムの概略構成を示す図である。 本発明を適用した車両用ネットワークシステムにおけるエンジン作動時のデータ通信を説明する図であり、エンジン作動時にDVD再生装置で再生された映像をリアディスプレイ装置に表示させる場合の例を示す図である。 本発明を適用した車両用ネットワークシステムにおけるエンジン停止時のデータ通信を説明する図であり、エンジン停止時にDVD再生装置で再生された映像をリアディスプレイ装置に表示させる場合の例を示す図である。 ホストの内部構成を示すブロック図である。 ホストが車両用ネットワークシステムにおけるデータ通信を管理する際の処理手順を示すフローチャートである。 サービス要求側車載電子機器の内部構成を示すブロック図である。 リアディスプレイ装置のホスト経由アクセス処理部での処理としてDVD再生装置にサービスを要求する際のコマンドの様子を示す図である。 リアディスプレイ装置の直接アクセス処理部での処理としてDVD再生装置にサービスを要求する際のコマンドの様子を示す図である。 サービス提供側車載電子機器の内部構成を示すブロック図である。 車両のイグニッッションキーオンによりエンジンを作動させた状態で、DVD再生装置で再生したDVDの映像をリアディスプレイ装置に表示させる場合(ケース1)のシステム動作を説明する図である。 車両のエンジン停止時で、全ての車載電子機器の電源がオフとなっている状態で、リアディスプレイ装置にDVD操作メニューを表示してDVD再生装置を操作する場合(ケース2)のシステム動作を説明する図である。 車両のエンジン停止時で、DVD再生装置で再生されたDVDの映像をリアディスプレイ装置に表示させている間に、フロントディスプレイ装置でDVD再生装置を操作しようとした場合(ケース3)のシステム動作を説明する図である。 車両のエンジン停止時で、DVD再生装置で再生されたDVDの映像をリアディスプレイ装置に表示させた後、リアディスプレイ装置からの操作でDVD再生装置の電源をオフさせる場合(ケース4)のシステム動作を説明する図である。
符号の説明
1 ホスト
2 DVD再生装置(サービス提供側車載電子機器)
3 AVHDD(サービス提供側車載電子機器)
4 フロントディスプレイ装置(サービス要求側車載電子機器)
5 リアディスプレイ装置(サービス要求側車載電子機器)
6 ネットワークバス
7 ネットワークインターフェース
11 ネットワーク管理部
12 アクセス管理部
21 表示・HMI機能部
22 アクセス機能部
31 エンジン作動状態監視部
32 アクセス方法選択部
33 直接アクセス処理部
34 ホスト経由アクセス処理部
41 記録媒体
42 制御機能部

Claims (4)

  1. 車両のエンジン作動時に充電されるバッテリを電源として用い、複数の車載電子機器間でネットワークバスを利用したデータ通信を行う車両用ネットワークシステムにおいて、
    前記複数の車載電子機器のうちの何れかをデータ通信の管理を行うホストとし、前記エンジンの作動時には、前記ホスト以外の他の車載電子機器間でのデータ通信を前記ホスト経由で行うとともに、前記エンジンの停止時には、前記他の車載電子機器間で前記ホストを経由せずに直接データ通信を行うことを特徴とする車両用ネットワークシステム。
  2. 前記ホスト以外の他の車載電子機器は、
    前記エンジンの作動状態を監視するエンジン作動状態監視部と、
    データ取得先となる車載電子機器に対して前記ホスト経由でアクセスするための処理を行うホスト経由アクセス処理部と、
    データ取得先となる車載電子機器に対して直接アクセスするための処理を行う直接アクセス処理部とを備え、
    前記エンジン作動状態監視部によってエンジンが作動状態にあることが検出されたときは、前記ホスト経由アクセス処理部での処理によりデータ取得先となる車載電子機器にアクセスし、前記エンジン作動状態監視部によってエンジンが停止状態にあることが検出されたときは、前記直接アクセス処理部での処理によりデータ取得先となる車載電子機器にアクセスすることを特徴とする請求項1に記載の車両用ネットワークシステム。
  3. 前記ホスト以外の他の車載電子機器は、前記直接アクセス処理部での処理によりデータ取得先となる車載電子機器にアクセスする際に、当該データ取得先となる車載電子機器からのデータがすでに前記ネットワークバス上を流れていることを検出したときは、当該データ取得先となる車載電子機器にアクセスできない旨のメッセージを報知することを特徴とする請求項2に記載の車両用ネットワークシステム。
  4. 車両のエンジン作動時に充電されるバッテリを電源として用い、複数の車載電子機器間でネットワークバスを利用したデータ通信を行う車両用ネットワークシステムの制御方法であって、
    前記複数の車載電子機器のうちの何れかをホストとして当該ホストにデータ通信の管理を行う機能を持たせ、
    前記ホスト以外の他の車載電子機器間でデータ通信を行う際に、前記エンジンの作動状態を判定して、前記エンジンの作動時であれば、前記ホスト以外の他の車載機器間でのデータ通信を前記ホスト経由で行うとともに、前記エンジンの停止時であれば、前記他の車載電子機器間で前記ホストを経由せずに直接データ通信を行うことを特徴とする車両用ネットワークシステムの制御方法。
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