JP2007054803A - ディスポーザ装置 - Google Patents

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俊夫 平沼
Tetsuo Ishikawa
哲夫 石川
Hisashi Nakajima
恒 中島
Keishiro Murayama
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Abstract

【課題】防音効果を高めたディスポーザ装置を提案する。
【解決手段】ホッパー内に破砕ユニットが収容される。破砕ユニットはハウジングとその内部に収容される、固定破砕刃と回転破砕刃からなる複数の破砕刃で構成される。ホッパーは装置本体50の一部をなす。装置本体50の外表面の一部を防音材60で覆う。この防音材60によって装置本体50で発生した騒音、振動を何れも効果的に抑圧できる。その結果、低騒音で低振動のディスポーザ装置を提供できる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ディスポーザ装置に関する。詳しくは、ディスポーザ装置を構成する装置本体の外表面の一部を防音材で覆うことで、この装置本体から発生する騒音や振動を効果的に抑圧できるようにしたものである。
一般家庭やレストランなどにおいて使用されている、生ごみ破砕用のディスポーザ装置(生ごみ処理装置)は、ハンマーミル型とグラインダー型の二種類が知られている。特許文献1や特許文献2に開示されているようなハンマーミル型ディスポーザ装置は、円筒形のホッパーの底部に配置した円盤上に固定ハンマーか、揺動自在なハンマーが設けられている。ホッパーへ投入された生ごみは、円盤が回転することにより生じる遠心力でホッパーの内周面へ押し付けられるので、生ごみはハンマーによって破砕される。破砕された生ごみは、ホッパーの壁面に形成した溝や、円盤の外縁とホッパーの内周面との間隙から下方へ落下する。落下した破砕後の生ごみは排水管側に排出される。
グラインダー型ディスポーザ装置(例えば、特許文献3,4,5)は、櫛歯形の刃を放射状に設けた回転刃と固定刃とを交互に積層してホッパー内に収容されている。回転刃と固定刃のそれぞれの櫛歯形刃は僅かな間隙をもって噛み合うようになされ、回転刃が回転することにより、回転刃と固定刃の各櫛歯形刃にて生ごみを挟んで破砕する。積層された回転刃と固定刃の櫛歯形刃のピッチは、下層へ行くほど細かくなっている。したがって、ホッパーへ投入された生ごみは、上層の回転刃と固定刃により先ず粗く砕かれ、下層の回転刃と固定刃によりさらに細かく破砕されて下方へ排出される。
ハンマーミル型のディスポーザ装置は、ホッパー内の生ごみを粉砕するためにハンマーを取り付けた円盤を数千回転(rpm)で高速運転する設計としてあり、作動時には、生ごみがハンマーとホッパー内周面に衝突して破砕されるために、騒音や振動が大きく、また円盤の回転音が大きいという欠点がある。
これに対して、回転刃と固定刃とを交互に積層した構成のグラインダー型ディスポーザ装置は、遠心力を利用する必要がないので回転数を抑えて低騒音とすることができる。
特開2001−70818号公報 特開2002−292300号公報 特表2002−521193号公報 特表2002−524233号公報 特開2004−298806号公報
しかし、グラインダー型のディスポーザ装置は低騒音化や低振動化を達成できるものの未だ不十分である。一層の低騒音化や低振動化が望まれている。特に、ディスポーザ装置を団地のような集合住宅で使用する場合には、その要望が強い。
上述したグラインダー型のディスポーザ装置では、繊維質の強い野菜ごみや魚介類の表皮などを処理する能力が不足し、これらの繊維質ごみがホッパー内に残ったり、刃に絡まったりすることがある。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、一層の低騒音化等を達成できるグラインダー型のディスポーザ装置を提案するものである。
上述の課題を達成するため、請求項1に記載したディスポーザ装置は、流し台に形成された排水用開口部から投入された被破砕物を破砕処理し、破砕された破砕物を排水口に排出するディスポーザ装置において、
少なくとも装置本体の外表面の一部を覆うように取着された防音材を有することを特徴とする。
また請求項2に記載したディスポーザ装置は、流し台に形成された排水用開口部から投入された被破砕物を破砕処理し、破砕された破砕物を排水口に排出するディスポーザ装置において、
中空室を備えた中空筐体(箱体部材)内に上記装置本体が収容されたことを特徴とする。
第1の発明に係るディスポーザ装置は、複数の破砕刃と、これら複数の破砕刃を収容した筒状ハウジングによって破砕ユニットが構成され、この破砕ユニットが筒状のホッパー内に挿着されて使用される。筒状のホッパーは、装置本体の一部をなし、装置本体内には上述した破砕ユニットの他に、破砕刃を駆動するための駆動モータと、駆動モータの回転駆動力を伝達するための伝達ギア(減速ギア)が内蔵されている。装置本体は取り付け手段を用いてシンクなどに設けられた投入開口部に取り付け固定される。
ディスポーザ装置を構成する装置本体の外表面の一部が防音材によって被覆される。外表面は装置本体の底部を含む筒状をなす装置本体の一部であって、この例ではシンクへの取り付け部(シンクの開口部側)を除く装置本体の全体が防音材によって覆われる。
防音材としては防音、遮音、防振機能のある材料が使用され、この防音材によって、ディスポーザ装置で発生する作動(駆動)音や破砕音、振動等の伝播が抑制される。防音材としてはウレタンゴムや各種の発泡素材が好適である。例えばウレタンゴムをシート状に加工した防音シートを、装置本体の外表面全体に接着剤などを用いて貼着する。防音シートの厚みは適宜選定できる。
第2の発明に係るディスポーザ装置は、第1の発明に係るディスポーザ装置の構成を踏襲する。相違点は、装置本体が中空室を有する中空筐体によって覆われていることである。中空室は空気室として機能させることもできるが、ほぼ真空状態となされている方がより好ましい。
装置本体で発生した騒音や振動は、この中空室および中空筐体をそれぞれ介して外部に伝達されるが、中空室が存在することで、外部に伝わる騒音は逓減され、振動も大幅に減衰する。特に、中空室がほぼ真空状態となされているときは、中空室が空気である場合よりも、騒音や振動を大幅に減衰させることができる。
中空室には、防音材を隙間なく充填することもできる。充填すべき防音材は、防音、遮音、防振機能のある材料が使用される。防音材としてはウレタンゴムや各種の発泡素材などを使用できる。
この発明では、ディスポーザ装置の装置本体の外表面の一部を防音材で覆うか、中空室を有する筐体で覆うようにしたものである。
これによれば、防音材あるいは中空室を有する筐体によって、装置本体から発生する騒音や振動を効果的に抑制できる。
以下、この発明の実施の一形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の発明に係るディスポーザ装置の一例を示す。
説明の都合上、この発明を適用したディスポーザ装置1の一例を図3以下を参照して説明する。ディスポーザ装置は、回転破砕刃と固定破砕刃とを使用して生ごみなどの被破砕物を破砕し、その破砕物を排水管側に排出するようにしたものであるから、ディスポーザ装置1には破砕刃を収納した破砕ユニットを収容するためのホッパーを有する。図3はこのホッパー3の一例を示す。
図3(a)はホッパー3の平面図、同図(b)はその側面図、同図(c)はその正面断面図である。ホッパー3は直立円筒形の部材であって、上端に投入開口部7が形成され、ホッパー3の下端周面の一部に排水管接続口8が設けられる。ホッパー3の内部には、排水管接続口8へ向かって傾斜した底板9が設けられ、底板9の中心には破砕刃を回転駆動するための駆動軸が通る穴10が形成される。この駆動軸は実際には減速ユニットなどで構成された伝達ギア(図示はしない)に設けられた駆動軸であって、図示しない駆動モータの回転力がこの伝達ギアを介して破砕刃に伝達される。
ホッパー3の投入開口部7は破砕動作中は閉塞される。閉塞用に蓋体(図示はしない)が着脱可能に取り付けられる。蓋体には給水孔が形成され、投入開口部7を蓋体で閉じても、ホッパー3内へ給水できるように構成されている。
蓋体とホッパー3との間には、蓋体の閉塞状態を検出する検出手段(図示はしない)が設けられている。検出手段としては、永久磁石とマグネットセンサ等で構成することができる。検出手段の出力に基づいて駆動モータが制御される。
図4および図5は本実施の形態のディスポーザ装置1を構成する破砕ユニット4を示し、図4は破砕ユニット4の正面断面図、図5は破砕ユニット4の要部分解斜視図である。
破砕ユニット4は、図4に示す第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15を、これらの順でハウジング16に収容して1つのユニット構成としている。
第1回転破砕刃12と第3回転破砕刃14の間に第2固定破砕刃13が挟み込まれて保持され、かつ、第4固定破砕刃15が第3回転破砕刃14の軸部にCリング17などを嵌めることで保持されて、各破砕刃を一体とした破砕刃ユニット18(図5参照)が構成される。したがって破砕ユニット4は、破砕刃ユニット18と、これを収容するハウジング16とで構成される。
ハウジング16は円筒形状で、外径はホッパー3の内径とほぼ等しく構成される。破砕ユニット4はホッパー3の投入開口部7から挿入され、ホッパー3に装着された破砕ユニット4によって破砕室が構成される。
破砕ユニット4は、第1回転破砕刃12にハンドル20を備えることで、このハンドル20をもってホッパー3に対して着脱できるようにしてある。
図4に示すように、第1回転破砕刃12、第2固定破砕刃13、第3回転破砕刃14および第4固定破砕刃15は、上下の間隔がほとんどない状態で重なるように寸法設定してあり、破砕された生ごみが破砕刃の上下の隙間に入り込んで破砕ユニット4内に残ることがないようにしている。
図5に示すように、第1回転破砕刃12は1本のアーム状をなす破砕刃12aで構成され、破砕刃12aにハンドル20が連結されている。破砕刃12aと、この破砕刃12aと対峙する第2固定破砕刃13のスポーク28とで生ごみが破砕される。
第2固定破砕刃13は、ハブ27と、このハブ27から120度間隔で三方へ延びるスポーク28とで構成され、スポーク28の下面には比較的粗いピッチの櫛歯部28aが形成されている。
スポーク28の外径はハウジング16の内径よりも大きく、3本のスポーク28の先端がリング29によって連結され、リング29の外周面の一部には、それぞれハウジング内周面に形成された縦溝21(図4参照)に係合する一対の凸条部(タブ)29aが設けられている。一対の縦溝21に凸条部29aをそれぞれ係合させることで、ハウジング16に破砕刃13を固定できる。ハブ27の内径は第3回転破砕刃14の軸30aの外径よりも大きい。軸30aはハブ27を貫通して第1固定破砕刃12の軸12bに固定される。
第3回転破砕刃14はハブ30から等間隔で、この例では8方向へ延びるスポーク31,33を有し、これらスポーク31,33の各先端部がリング32と連結された構成となっている。複数のスポーク31,33のうちこの例では6個のスポーク31の上面側にそれぞれ櫛歯部31aが形成され、残りのスポーク33には何も形成されていない。櫛歯部31aと櫛歯部28aとは、図4に示すように僅かな間隙をもって歯合するように櫛歯のピッチや刃高などが設計されている。
特定のスポーク33に櫛歯部を形成しないのは、投入される生ごみは大小様々であるので、どのような大きさや長さの生ごみであっても、これらを櫛歯部31aと31aとの間に入り込めるようにするための投入空間を作るためである。
ハブ30にはその上下方向に突出する軸30a、30bが設けられ、上軸30aは上述したようにハブ27よりも小径に選定されているのに対し、下軸30bはこれよりも大径となっている。これは下軸30bには上述した減速ユニットの駆動軸が嵌合するためである。
スポーク31および33はハブ30の接線方向に形成されているが、これは第3回転破砕刃14が回転するとき、第3回転破砕刃14と第2固定破砕刃13の噛合点が鋏のごとく半径方向に移動することにより破砕負荷のピークの抑制および負荷の平坦化を図るためである。
第4回転破砕刃15は円盤状本体15aを有し、盤面中央に設けられたハブ(透孔部)38を除く全面に、その厚みを貫通するように多数の破砕孔39が形成されている。破砕孔39の形状としては、丸孔、角孔、楕円孔、長孔など様々な形状のものを適用できる。
図5の例は、破砕孔39として長孔を用いた場合である。長孔の場合には、比較的長目の長孔でもよければ、それよりも短い長孔でもよい。図5のように角度を変えて配列する場合には、長目の長孔と、短めの長孔が混在した破砕孔39となる。
このような寸法関係に選定された長孔よりなる破砕孔39を使用するのは、破砕孔39の大きさを規制することで、破砕物を細かに裁断して落下させると共に、この破砕孔39を通過する破砕物の裁断粒度(破砕粒度)を所定粒度以下に揃えるためである。
円盤状本体15aの外周面の一部この例では、上述した縦溝21に対応した位置と、これらよりも90度離間した位置にそれぞれ突起40a、40bが設けられ、幅狭の突起40aはハウジング16に設けられた縦溝21に係合し、幅広の突起40bは縦溝21と90度離れた位置に形成された凹部(図示はしない)に係合することによって、第4固定破砕刃15がハウジング16に固定できるように構成されている。
図4に示すように、破砕孔39の下面側の縁は面取り加工されている。この面取り加工を施すことによって上面開口よりも下面開口の方が開口面積が拡大する。これによって、破砕孔39内に押し込まれた生ごみが、破砕孔39内に付着したままになるおそれがなく、生ごみが落下し易くなっている。
第4回転破砕刃15は円盤状本体15aで構成されるものであるから、その上面は平坦面であって、図4に示すように第3固定破砕刃14の下面に接しながら回転する。第2固定破砕刃13と第3回転破砕刃14とにより砕かれた生ごみは、さらに第4固定破砕刃15の上面に落下する。落下した生ごみはさらに破砕孔39に引っかかり、破砕孔39のエッジと第3回転破砕刃14の底面のエッジとによって切断される。切断された生ごみは破砕孔39内を通って下方へ落下し、図3に示すホッパー3の傾斜底板9上を滑り落ちて排水口側に排出される。
このように、第3回転破砕刃14と第4固定破砕刃15とを面接触させて被破砕物を切断するので、野菜などの長繊維や魚介類の表皮などのように従来の生ごみ処理装置では処理しにくいものでも、破砕孔39に絡まったり、破砕刃同士の間隙に詰まったりすることがなく、確実に細かく切断して排出することができる。
第4固定破砕刃15に多数の破砕孔39を設け、破砕孔39から破砕物を流下させるようにしたので、破砕孔39より落下する破砕された破砕物の量が一定量に抑えられる。したがって破砕物の量が多い場合でも、1回転ごとに常に一定量の破砕物のみが落下するので、一度に多量の破砕物が排水管側に流下することがなく、排水管の詰まりを回避できる。また、破砕物の裁断粒度を所定粒度以下に押さえることによって、排水管の管径が細いものであっても、排水管が詰まるようなおそれはない。
さて、ディスポーザ装置1は、図1に示すように筒状をなす装置本体50を有し、この装置本体50内に、装置本体50の一部をなすホッパー3と、このホッパー3内に収容された破砕ユニット4の破砕刃に対して回転駆動力を与える駆動モータ51と、駆動モータ51とホッパー3との間に介在される伝達ギア(減速ギア)52とがそれぞれ収容されて構成される。駆動モータ51も伝達ギア52も装置本体50内に収容されているので、その概略を何れも破線で図示する。
図1の例では、ホッパー3の下部側面側の装置本体50内に駆動モータ51が取り付け固定され、その駆動軸と破砕ユニット4の下軸30bとを連結するための伝達ギア52がホッパー3の下側に位置した状態で、装置本体50内に取り付け固定されている。
さて、この発明のような積層構造の破砕刃を持った破砕ユニットを使用することで、グラインダー型のディスポーザ装置よりも発生する騒音や振動を軽減できる。この発明ではこれらの騒音や振動をさらに逓減する。
そのため、この発明ではディスポーザ装置1を構成する装置本体50の外表面の一部が防音材60によって被覆される。外表面は装置本体の底部をも含む概念である。図2よりも明らかなように、この例では開口部側を除く外表面が防音材60によって覆われる。
装置本体50は図1に示すように駆動モータ51などを収容する関係で、単純な有底筒状体ではないが、ほぼ円筒状をなす筒状体であって、この例では樹脂によってモールド成型された成型品が使用されている。この筒状をなす装置本体50の一部、図1の例ではシンク70への取り付け部分(シンク3の開口部側)を除く装置本体50の全体が防音材60によって覆われる。
ここで言う防音とは、防音、遮音、防振機能を含めて総称しているので、防音材60は防音、遮音、防振機能のある材料が使用される。したがって防音材60としては、吸音材、遮音材、防振材と呼称されるようなものでもよく、ディスポーザ装置1で発生する作動(駆動)音や破砕音、振動等の伝播を抑制する材料であればよい。
防音材60はウレタンゴムや各種の発泡素材が好適である。実施例では図2に示すようにウレタンゴムをシート状に加工した防音シートを、ベース54の底面を含めて装置本体50の外表面全体に接着剤などを用いて貼着した例である。防音シートの厚みは適宜選定でき、図2の場合は1〜2mm程度である。
ウレタンゴムを装置本体50の外形に合わせて成型したもので装置本体50を被覆することでもよい。あるいはウレタンゴムをスポンジ状のシートに加工すると共に、装置本体50の外形に合わせて成型されたケースを用意し、このケースと装置本体50との隙間にこの防音シートを充填することで、防音材60とすることもできる。
この防音材60が被覆された装置本体50がシンク70の下面に取り付け固定される。図2は、装置本体50をシンク70に取り付け固定するための取り付け手段80の一例を示す。
シンク70の底部には所定の径を有する投入開口部70aが設けられ、この投入開口部70aの外周を挟むようにして装置本体50が取り付けられる。そのため、取り付け手段80としてはシンクフランジ81が使用される。シンクフランジ81は、その外周に雄ねじ部を有する中央が開口されたフランジであって、このシンクフランジ81が投入開口部70aの上部より差し込まれる。投入開口部70aの下面には中央に開口部を有する金属製のシンクベース82が位置し、このシンクベース82を介してシンクナット83をシンクベース82に螺合させる。シンクナット83をシンクフランジ81に螺合することで、シンクベース82がシンク70に固定される。
シンクベース82にはほぼ90度の間隔を保持して、L字状に折り曲げられた4つの係合爪82aが設けられており、これら係合爪82aを装置本体50に設けられた取り付け金具85に係合させることで、装置本体50がシンク70に取り付け固定される。
そのため、この例では装置本体50の上部に設けられたホッパー3の開口端部近郊の外周面に、フランジ86を有した筒状の取り付け金具85が取着される。また、シンクナット83の外径はホッパー3の内径にほぼ等しく選定され、ホッパー3の開口端がシンクナット83の外面に挿着できるようになっている。
フランジ86には90度の間隔を保持して係合孔86aが穿設されている。そして、複数の係合爪82aのうち、この例では対角線上に位置する係合爪にネジ溝87aが形成され、一方係合孔86aにも対角線上に位置する係合孔86aに隣接して透孔88aが穿設されている。上述した係合爪82aを係合孔86aに係合させると共に、透孔88aを介してネジをネジ溝87aに螺合させることで装置本体50をガタなくシンク70に取り付け固定することができる。
ネジ溝87aと透孔88aを対角線上の係合爪82aと係合孔86a近傍に形成することで、シンクフランジ81と装置本体50との位置決めができる。装置本体50は90度間隔でシンクベース82に取り付けることができるが、ネジを使用して固定できるのは、2個所(正規の位置か、180度回転した位置)しかない。この正規の位置か、180度回転した位置で装置本体50が取り付けられたとき、上述の蓋体に対する検出手段の位置が正規の位置となる。つまり、シンクフランジ81に刻印した閉蓋位置(稼働可能位置)と、ホッパー3に取り付けられた検知素子との関係が正規の位置関係となる。ネジを使用して固定できないときは、正規の位置から90度ずれて取り付けられていることが判るので、取り付けの正誤を簡単に判別できる。
なお、装置本体50をシンク70に取り付けるときは、シンクナット83の外周面にOリング84が介挿される。Oリング84によって水漏れを防止できる。
このように取り付け手段80を用いてシンク70に装置本体50、換言すればディスポーザ装置1を取り付け固定することができる。装置本体50は防音材60で覆われているので、装置本体50が発生源となる騒音を効果的に逓減できると共に、装置本体50自体の振動を効果的に吸収できる。この低騒音化および低振動化によって、シンク70を介して外部に騒音や振動が伝達されにくくなる。その結果、団地のような集合住宅の台所に、この発明に係るディスポーザ装置1を設置したとき、ディスポーザ装置1の稼働中の騒音や振動の伝導を大幅に抑制できるから、隣接住宅への影響を最小限に食い止めることができる。
防音材60としては、ウレタンゴムの他に、フェルト素材や不織布などの繊維系素材やグラスウール等のガラス繊維素材、これらに他の材料を混ぜたものであってもよい。
図6は第2の発明に係るディスポーザ装置100の一例を示す。このディスポーザ装置100も、基本的には第1の発明に係るディスポーザ装置1の構成を踏襲する。説明を簡略化するため図1の構成を踏襲する部材には同一符号を付すことにする。
そのため、このディスポーザ装置100にあっても、図4に示すような破砕刃を収容した筒状ハウジング16によって破砕ユニット4が構成され、この破砕ユニット4が図3に示す筒状のホッパー3内に挿着されて使用される。筒状のホッパー3は、装置本体50の一部をなし、装置本体50内には上述した破砕ユニット4の他に、図6に示すように破砕刃を駆動するための駆動モータ51と、駆動モータ51の回転駆動力を伝達するための伝達ギア(減速ギア)52が内蔵されている。装置本体50は取り付け手段80を用いてシンク70の投入開口部70aに取り付け固定される。
さて、この発明に係るディスポーザ装置100は、その装置本体50が中空室101を有する中空筐体(箱体部材)102によって覆われている。中空筐体102は樹脂製のモールド体で構成することができる。
装置本体50は図1に示すように駆動モータ51などを収容する関係で、単純な有底筒状体ではないが、ほぼ円筒状をなす筒状体であって、この例では樹脂によってモールド成型された成型品が使用されている。この筒状をなす装置本体50の一部、図6の例ではシンク70への取り付け部(シンク3の開口部側)を除く装置本体50の全体が、成型された中空筐体102によって覆われる。
中空筐体102は中空室101を有する。中空室101は1〜2mm程度の幅となされた空室であるが、この中空室101は空気室として機能させることもできるが、ほぼ真空状態となされている方がより好ましい。
装置本体50で発生した騒音や振動は、この中空室101および中空筐体102をそれぞれ介して外部に伝達されるが、中空室101が存在することで、外部に伝わる騒音は逓減され、振動も大幅に減衰する。特に、中空室101がほぼ真空状態となされているときは、中空室101が空気である場合よりも、騒音や振動を大幅に減衰させることができる。そのため、シンク70を介して伝達される騒音や振動を、ほぼ無視できる程度まで逓減できる。
中空室101には、図7に示すように防音材110を隙間なく充填することもできる。充填すべき防音材110は、防音、遮音、防振機能のある材料が使用される。したがって防音材110としては、吸音材、遮音材、防振材と呼称されるようなものでもよく、ディスポーザ装置100で発生する作動(駆動)音や破砕音、振動等の伝播を抑制する材料であればよい。したがって、防音材110としてはウレタンゴムや各種の発泡素材などを使用できる。
また、中空筐体102の成型素材と、防音材110とを異なる種類の素材とすることで、装置本体50から発生した各種の音や振動が、中空筐体102の内壁面→防音材(充填材)110→中空筐体102の外壁面へと伝播する。このように騒音や振動が種類の異なる素材間を伝わる過程で、騒音や振動に伝搬損失(エネルギー損失)が生じ、これによって外部への伝播を良好に抑制できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定はされず、種々、変形して実施できることは詳述するまでもない。例えば、投入開口部7を閉じる図示しない蓋体の上面や、蓋体の底面の破砕室に臨む部位などに防音材60を取り付けるようにしてもよい。このようにすれば、破砕室が蓋体に設けた防音材と装置本体を覆う防音材とで囲い込むことになり、好適に騒音や振動を逓減できる。また、ホッパーの外周面や底面部の外表面に防音材を取り付けるようにしても、破砕室を防音材で囲い込むこととなり、好適に騒音や振動を逓減できる。
また、上述した実施例においては、防音材60や中空筐体102を装置本体50にほぼ倣う形状に成型したが、防音材60や中空筐体102は装置本体50を収容可能な大きさに形成されていればよく、防音材60や中空筐体102の内部寸法を装置本体50の外形寸法に対して多少のゆとりをもたせた大きさとしてもよい。
第1の発明に係るディスポーザ装置の一例を示す取り付け状態の側面図である。 その要部縦断面図である。 ディスポーザ装置に使用されるホッパーの説明図である。 破砕ユニットを組み立てた状態の縦断面図である。 ディスポーザ装置に使用される破砕ユニットの分解斜視図である。 第2の発明に係るディスポーザ装置の一例を示す取り付け状態の要部縦断面図である(その1)。 第2の発明に係るディスポーザ装置の一例を示す取り付け状態の要部縦断面図である(その2)。
符号の説明
1,100・・・ディスポーザ装置
3・・・ホッパー
4・・・破砕ユニット
12,13,14,15・・・破砕刃
39・・・破砕孔
50・・・装置本体
51・・・駆動モータ
52・・・伝達ギア
60,110・・・防音材
101・・・中空室
102・・・中空筐体

Claims (4)

  1. 流し台に形成された排水用開口部から投入された被破砕物を破砕処理し、破砕された破砕物を排水口に排出するディスポーザ装置において、
    少なくとも装置本体の外表面の一部を覆うように取着された防音材を有する
    ことを特徴とするディスポーザ装置。
  2. 流し台に形成された排水用開口部から投入された被破砕物を破砕処理し、破砕された破砕物を排水口に排出するディスポーザ装置において、
    中空室を備えた中空筐体内に上記装置本体が収容された
    ことを特徴とするディスポーザ装置。
  3. 上記中空筐体内に設けられた上記中空室は、ほぼ真空状態となされた
    ことを特徴とする請求項2記載のディスポーザ装置。
  4. 上記中空室内には防音材が充填されている
    ことを特徴とする請求項2記載のディスポーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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