JP2007054736A - 排ガス処理装置、薬剤筒及び排ガス処理装置のメンテナンス方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤筒の交換作業の際に生じる化学反応の発生を避けることができる排ガス処理装置、薬剤筒及び排ガス処理装置のメンテナンス方法を提供する。
【解決手段】有機金属気相成長装置2からの排ガスに含まれるガス成分を除去可能な薬剤を収容する筒体5aと、筒体5a内部への排ガスの流入路を開閉する第1の弁5bと、筒体5a内部から外部への排ガスの流出路を開閉する第2の弁5cとを有する薬剤筒5と、第1の弁5bに着脱可能に接続され第1の弁5bを介して筒体5aの内部に連通する第1の配管13と、第2の弁5cに着脱可能に接続され第2の弁5cを介して筒体5aの内部に連通する第2の配管15と、第1の配管13に設けられ筒体5aへの排ガスの流入路を開閉する第3の弁13aと、第2の配管15に設けられ筒体5aの内部から外部への流出路を開閉する第4の弁15aとを備える。
【選択図】図1
【解決手段】有機金属気相成長装置2からの排ガスに含まれるガス成分を除去可能な薬剤を収容する筒体5aと、筒体5a内部への排ガスの流入路を開閉する第1の弁5bと、筒体5a内部から外部への排ガスの流出路を開閉する第2の弁5cとを有する薬剤筒5と、第1の弁5bに着脱可能に接続され第1の弁5bを介して筒体5aの内部に連通する第1の配管13と、第2の弁5cに着脱可能に接続され第2の弁5cを介して筒体5aの内部に連通する第2の配管15と、第1の配管13に設けられ筒体5aへの排ガスの流入路を開閉する第3の弁13aと、第2の配管15に設けられ筒体5aの内部から外部への流出路を開閉する第4の弁15aとを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、排ガス処理装置と、薬剤筒と、排ガス処理装置のメンテナンス方法とに関する。
半導体製造プロセスにおいて生じる排ガスには、酸素や水等と高い反応性を有する成分が含まれる。このような排ガスを処理するための排ガス処理装置に係る技術が、例えば特許文献1に開示されている。この排ガス処理装置は、酸素や水等と高い反応性を有する成分を排ガスから除去するための薬剤が収容された薬剤筒を備える。
特開平6−47269号公報
使用に適さなくなった薬剤筒をメンテナンスの際に交換する場合には、交換対象となる薬剤筒の内部及び交換後の新たな薬剤筒の内部や、薬剤筒に接続された配管の内部等に空気が入り込む可能性がある。薬剤筒や配管等の内部に空気が入り込むと、薬剤筒及び配管の各内壁や薬剤に付着した排ガス(或いはそのうちの特定のガス成分)、或いは、薬剤が排ガスと化学反応を起こしたことにより生成された生成物等が、空気中の酸素や水等と化学反応する場合がある。しかし、化学反応の種類や程度は、例えば、メンテナンス前までに薬剤筒の内部に流入した排ガスの量や種類等に応じて異なる。このため、薬剤筒内部で生じる可能性のある化学反応の種類や程度を作業者が正確に予測するのは容易なことではない。故に、作業者は、薬剤筒の交換作業の際に、薬剤筒や配管の内部に生じ得る化学反応に対し常に注意を払わなければならない。
そこで、本発明の課題は、薬剤筒の交換作業の際に生じる化学反応の発生を避けることができる排ガス処理装置、薬剤筒及び排ガス処理装置のメンテナンス方法を提供することである。
本発明は、有機金属気相成長装置から排気される排ガスに含まれる一又は複数のガス成分を除去可能な薬剤を収容する筒体と、前記有機金属気相成長装置から前記筒体の内部への前記排ガスの流入路を開閉する第1の弁と、前記筒体の内部から外部への前記排ガスの流出路を開閉する第2の弁とを有する薬剤筒と、前記第1の弁に着脱可能に接続されており該第1の弁を介して前記筒体の内部に連通する第1の配管と、前記第2の弁に着脱可能に接続されており該第2の弁を介して前記筒体の内部に連通する第2の配管と、前記第1の配管に設けられており前記流入路を開閉する第3の弁と、前記第2の配管に設けられており前記流出路を開閉する第4の弁とを備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1の弁及び第2の弁が閉じられると、薬剤が収容された筒体が密閉され、筒体の内部に空気が入り込めない状態となる。このため、第1の弁及び第2の弁を閉じた後に薬剤筒を排ガス処理装置から取り外せば、この取り外しの際に筒体の内部に空気が入り込む、という事態が回避できる。更に、第3の弁及び第4の弁が共に閉じられると、第1の配管及び第2の配管における排ガスの流入路及び流出路が遮断される。このため、排ガス処理装置から薬剤筒を取り外す前に、第3の弁及び第4の弁を予め閉じておけば、薬剤筒が取り外された後において第1の配管及び第2の配管から排ガス処理装置の各配管に空気が入り込む、という事態が回避できる。
更に、前記第1の弁と前記第3の弁との間において前記第1の配管に連通したパージ配管を更に備えるのが好ましい。第1〜第4の弁が閉じられた状態で薬剤筒が交換された後であって第1〜第4の弁が開かれる前の状態では、第1の配管の内部のうち第1の弁と第3の弁との間に空気が入り込んでいる可能性がある。このため、薬剤筒の交換の後であって第1〜第4の弁を開く前にパージ配管を介して第1の弁と第3の弁との間に不活性ガスを流せば、第1の配管の内部のうち第1の弁と第3の弁との間に入り込んだ空気をこの不活性ガスによって押し流すことができる。
また、本発明は、排ガスを処理するための薬剤筒であって、排ガスに含まれる一又は複数のガス成分を除去可能な薬剤を収容するための収容部を有する筒体と、前記収容部への前記排ガスの流入路を開閉する第1の弁と、前記収容部から外部への前記排ガスの流出路を開閉する第2の弁とを有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1の弁及び第2の弁が閉じられると、薬剤が収容された収容部が密閉され、収容部に空気が入り込めない状態となる。このため、第1の弁及び第2の弁を閉じた後に薬剤筒を排ガス処理装置から取り外せば、この取り外しの際に収容部に空気が入り込む、という事態が回避できる。
また、本発明は、有機金属気相成長装置から排気される排ガスを薬剤筒を用いて処理するための排ガス処理装置のメンテナンス方法であって、前記排ガスに含まれる一又は複数のガス成分を除去可能な薬剤が収容された筒体の排ガス流入路に設けられた第1の弁と、前記筒体の排ガス流出路に設けられた第2の弁とを閉じるステップと、前記第1の弁及び前記第2の弁を閉じた後、前記第1の弁に着脱可能に接続されており該第1の弁を介して前記筒体の内部と連通する第1の配管に設けられた第3の弁と、前記第2の弁に着脱可能に接続されており該第2の弁を介して前記筒体の内部と連通する第2の配管に設けられた第4の弁とを閉じるステップと、前記第3の弁及び前記第4の弁を閉じた後、前記第1の弁及び前記第2の弁が閉じられた薬剤筒を前記排ガス処理装置から取り外すステップと、前記排ガス処理装置から前記薬剤筒を取り外した後、当該取り外した薬剤筒に換えて、他の薬剤筒を前記排ガス処理装置に取り付けるステップとを含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1〜第4の弁を閉じた後に排ガス処理装置から薬剤筒を取り外す。第1の弁及び第2の弁が閉じられると、薬剤が収容された筒体が密閉され、筒体内部に空気が入り込めない状態となる。このため、第1の弁及び第2の弁を閉じた後に薬剤筒を排ガス処理装置から取り外せば、この取り外しの際に筒体内部に空気が入り込む、という事態が回避できる。更に、第3の弁及び第4の弁が共に閉じられると、第1の配管及び第2の配管における排ガスの流入路及び流出路が遮断される。このため、排ガス処理装置から薬剤筒を取り外す前に、第3の弁及び第4の弁を予め閉じておけば、薬剤筒が取り外された後において第1の配管及び第2の配管から排ガス処理装置の各配管に空気が入り込む、という事態が回避できる。
更に、本発明では、前記他の薬剤筒を前記排ガス処理装置に取り付けた後に、前記第1の弁と前記第3の弁との間において前記第1の配管に連通したパージ配管に不活性ガスを流すステップと、前記パージ配管に不活性ガスを流した後、前記第1〜第4の弁を開くステップとを更に含むのが好ましい。他の薬剤筒が排ガス処理装置に取り付けられた後であって第1〜第4の弁が開かれる前の状態では、第1の配管内部のうち第1の弁と第3の弁との間に空気が入り込んでいる可能性がある。このため、薬剤筒の交換の後であって第1〜第4の弁を開く前にパージ配管を介して第1の弁と第3の弁との間に不活性ガスを流せば、第1の配管の内部のうち第1の弁と第3の弁との間に入り込んだ空気をこの不活性ガスによって押し流すことができる。
本発明によれば、薬剤筒の交換作業の際に生じる化学反応の発生を避けることができる排ガス処理装置、薬剤筒及び排ガス処理装置のメンテナンス方法が提供できる。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、可能な場合に、図面の説明においては同一要素には同一符号を付す。
(第1実施形態)
図1を参照して排ガス処理装置1の構成を説明する。排ガス処理装置1は、フィルタ3、薬剤筒5及び減圧ポンプ7を主に備える。この排ガス処理装置1では、有機金属気相成長装置2から排気された排ガスが減圧ポンプ7によってフィルタ3及び薬剤筒5に引き込まれる。そして、この排ガスに含まれる粉塵や一又は複数のガス成分がフィルタ3及び薬剤筒5によって除去される。
図1を参照して排ガス処理装置1の構成を説明する。排ガス処理装置1は、フィルタ3、薬剤筒5及び減圧ポンプ7を主に備える。この排ガス処理装置1では、有機金属気相成長装置2から排気された排ガスが減圧ポンプ7によってフィルタ3及び薬剤筒5に引き込まれる。そして、この排ガスに含まれる粉塵や一又は複数のガス成分がフィルタ3及び薬剤筒5によって除去される。
フィルタ3は、有機金属気相成長装置2から第3の配管19を介して流入する排ガスG1に含まれる粉塵を除去する。薬剤筒5は、筒体5a、第1の弁5b及び第2の弁5cを有し、筒体5aは収容部51を有する。第1の弁5bは、収容部51に接続されており、また収容部51へ流入する排ガスG2の流入路を開閉する。収容部51は、この排ガスG2に含まれる一又は複数のガス成分を除去可能な薬剤Mが収容されている。第2の弁5cは、収容部51に接続されており、また収容部51から流出する排ガスG3の流出路を開閉する。減圧ポンプ7は、有機金属気相成長装置2から排気される排ガスG1をフィルタ3及び薬剤筒5に引き込む。ここで、筒体5aに収容される薬剤Mは、トリメチルガリウム及びトリメチルアルミニウム等のIII族の有機原料や、シラン及びジシラン等のIV族の原料や、アルシン、ホスフィン、ターシャリブチルホスフィン及びターシャリブチルアルシン等のVでき族の原料等を除害出来る薬剤である。
排ガス処理装置1は、更に、ガス供給部9、減圧ポンプ11、第1の配管13、第3の弁13a、第2の配管15、第4の弁15a、パージ配管17a、パージ配管17b、第3の配管19、圧力計21、温度計23及びガス検知器25を備える。ガス供給部9は、N2ガスGpを供給する。なお、ガス供給部9は、N2ガス以外の他の不活性ガスを供給するものであってもよい。減圧ポンプ11は、ガス供給部9により供給されるN2ガスGpを、パージ配管17a及びパージ配管17bを介して第1の配管13の内部に流す。
第1の配管13は、薬剤筒5とフィルタ3とを接続しており、また収容部51に流入する排ガスG2の流入路になっている。第1の配管13の一端はフィルタ3に接続されており、また他端は薬剤筒5の第1の弁5bに着脱可能に接続されている。第1の配管13は、第1の弁5bを介して収容部51に連通している。第3の弁13aは、第1の配管13に設けられており、また収容部51に流入する排ガスG2の流入路を第1の弁5bよりも上流で開閉する。
パージ配管17aは、ガス供給部9と第1の配管13とを接続しており、またガス供給部9から第1の配管13へ流入するN2ガスGpの流入路になっている。パージ配管17aの一端は、ガス供給部9に接続されており、また他端は、第1の弁5bと第3の弁13aとの間において第1の配管13に接続されている。パージ配管17bは、第1の配管13と減圧ポンプ11とを接続しており、また第1の配管13から流出するN2ガスGpの流出路になっている。パージ配管17bの一端は、第1の弁5bと第3の弁13aとの間において第1の配管13に接続されており、また他端は、減圧ポンプ11に接続されている。パージ配管17aと第1の配管13との接続部は、第3の弁13aの近傍にあり、パージ配管17bと第1の配管13との接続部は第1の弁5bの近傍にある。
第2の配管15は、薬剤筒5と減圧ポンプ7とを接続しており、また収容部51から流出される排ガスG3の流出路になっている。第2の配管15の一端は薬剤筒5の第2の弁5cに着脱可能に接続されており、また他端は減圧ポンプ7に接続されている。第2の配管15は、第2の弁5cを介して収容部51に連通している。第4の弁15aは、第2の配管15に設けられており、また収容部51から流出する排ガスG3の流出路を第2の弁5cよりも下流で開閉する。
第3の配管19は、有機金属気相成長装置2とフィルタ3とを接続しており、また有機金属気相成長装置2からフィルタ3に流入する排ガスG1の流入路になっている。圧力計21は、第3の配管19に接続され、第3の配管19の内部の気圧を計測する。温度計23は、筒体5aに接続され、筒体5aの内部の気温を計測する。ガス検知器25は、第4の弁15aより下流(減圧ポンプ7との間になくてもよい)において第2の配管15に接続され、筒体5aにより除去し切れなかったガスの有無(或いは濃度)を検知する。なお、圧力計21、温度計23及びガス検知器25の各々は、計測結果や検知結果を表示する表示装置を有していてもよいし、計測結果や検知結果を電気信号に変換して外部機器(例えば、図示しない中央制御部等)に送信する送信装置を有していてもよい。
(第2実施形態)
次に、図2を参照して、上記の構成を有する排ガス処理装置1のメンテナンス方法について説明する。以下で説明するメンテナンス方法は、使用に適さなくなった薬剤筒5を排ガス処理装置1から取り外し、この取り外した薬剤筒5に換えて他の新たな薬剤筒5を取り付ける方法である。ステップS1では、第1の弁5bと第2の弁5cとを閉じる。これにより収容部51は密閉される。ステップS2では、第3の弁13aと第4の弁15aとを閉じる。そしてステップS3では、第3の弁13aと第4の弁15aとを閉じた後、収容部51が密閉された薬剤筒5を排ガス処理装置1から取り外す。ステップS4では、薬剤筒5を排ガス処理装置1から取り外した後、この取り外した薬剤筒5に換えて、密閉された収容部51を有する他の薬剤筒5を排ガス処理装置1に新たに取り付ける。そして、ステップS5では、新たな薬剤筒5を排ガス処理装置1に取り付けた後、パージ配管17にN2ガスGpを流す。ステップS6では、パージ配管17にN2ガスGpを流した後、第1の弁5b、第2の弁5c、第3の弁13a及び第4の弁15aを開く。
次に、図2を参照して、上記の構成を有する排ガス処理装置1のメンテナンス方法について説明する。以下で説明するメンテナンス方法は、使用に適さなくなった薬剤筒5を排ガス処理装置1から取り外し、この取り外した薬剤筒5に換えて他の新たな薬剤筒5を取り付ける方法である。ステップS1では、第1の弁5bと第2の弁5cとを閉じる。これにより収容部51は密閉される。ステップS2では、第3の弁13aと第4の弁15aとを閉じる。そしてステップS3では、第3の弁13aと第4の弁15aとを閉じた後、収容部51が密閉された薬剤筒5を排ガス処理装置1から取り外す。ステップS4では、薬剤筒5を排ガス処理装置1から取り外した後、この取り外した薬剤筒5に換えて、密閉された収容部51を有する他の薬剤筒5を排ガス処理装置1に新たに取り付ける。そして、ステップS5では、新たな薬剤筒5を排ガス処理装置1に取り付けた後、パージ配管17にN2ガスGpを流す。ステップS6では、パージ配管17にN2ガスGpを流した後、第1の弁5b、第2の弁5c、第3の弁13a及び第4の弁15aを開く。
以上説明したように、第1の弁5b及び第2の弁5cが閉じられると、薬剤Mが収容された収容部51が密閉され、収容部51に空気が入り込めない状態となる。このため、第1の弁5b及び第2の弁5cを閉じた後に薬剤筒5を排ガス処理装置1から取り外せば、この取り外しの際に収容部51に空気が入り込む、という事態が回避できる。更に、第3の弁13a及び第4の弁15aが共に閉じられると、第1の配管13における排ガスG2の流入路と、第2の配管15における排ガスG3の流出路とが共に遮断される。このため、排ガス処理装置1から薬剤筒5を取り外す前に、第3の弁13a及び第4の弁15aを予め閉じておけば、薬剤筒5が取り外された後に第1の配管13及び第2の配管15から排ガス処理装置1の各配管(図示略)に空気が入り込む、という事態が回避できる。
また、第1の弁5b、第2の弁5c、第3の弁13a及び第4の弁15aが閉じられた状態で薬剤筒5が交換された後であって、第1の弁5b、第2の弁5c、第3の弁13a及び第4の弁15aが開かれる前の状態では、第1の配管13の内部のうち第1の弁5bと第3の弁13aとの間に空気が入り込んでいる可能性がある。このため、薬剤筒5の交換の後であって第1の弁5b、第2の弁5c、第3の弁13a及び第4の弁15aを開く前にパージ配管17a及びパージ配管17bを介して第1の弁5bと第3の弁13aとの間にN2ガスGp等の不活性ガスを流せば、第1の配管13の内部において第1の弁5bと第3の弁13aとの間に入り込んだ空気をこの不活性ガスによって押し流すことができる。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
1…排ガス処理装置、2…有機金属気相成長装置、3…フィルタ、5…薬剤筒、5a…筒体、5b…第1の弁、5c…第2の弁、7…減圧ポンプ、9…ガス供給部、11…減圧ポンプ、13…第1の配管、13a…第3の弁、15…第2の配管15、15a…第4の弁、17a,17b…パージ配管、19…第3の配管、21…圧力計、23…温度計、25…ガス検知器、51…収容部。
Claims (5)
- 有機金属気相成長装置から排気される排ガスに含まれる一又は複数のガス成分を除去可能な薬剤を収容する筒体と、前記有機金属気相成長装置から前記筒体の内部への前記排ガスの流入路を開閉する第1の弁と、前記筒体の内部から外部への前記排ガスの流出路を開閉する第2の弁とを有する薬剤筒と、
前記第1の弁に着脱可能に接続されており該第1の弁を介して前記筒体の内部に連通する第1の配管と、
前記第2の弁に着脱可能に接続されており該第2の弁を介して前記筒体の内部に連通する第2の配管と、
前記第1の配管に設けられており前記流入路を開閉する第3の弁と、
前記第2の配管に設けられており前記流出路を開閉する第4の弁と
を備える、ことを特徴とする排ガス処理装置。 - 前記第1の弁と前記第3の弁との間において前記第1の配管に連通したパージ配管を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理装置。
- 排ガスを処理するための薬剤筒であって、
排ガスに含まれる一又は複数のガス成分を除去可能な薬剤を収容するための収容部を有する筒体と、
前記収容部への前記排ガスの流入路を開閉する第1の弁と、
前記収容部から外部への前記排ガスの流出路を開閉する第2の弁と
を有する、ことを特徴とする薬剤筒。 - 有機金属気相成長装置から排気される排ガスを薬剤筒を用いて処理するための排ガス処理装置のメンテナンス方法であって、
前記排ガスに含まれる一又は複数のガス成分を除去可能な薬剤が収容された筒体の排ガス流入路に設けられた第1の弁と、前記筒体の排ガス流出路に設けられた第2の弁とを閉じるステップと、
前記第1の弁及び前記第2の弁を閉じた後、前記第1の弁に着脱可能に接続されており該第1の弁を介して前記筒体の内部と連通する第1の配管に設けられた第3の弁と、前記第2の弁に着脱可能に接続されており該第2の弁を介して前記筒体の内部と連通する第2の配管に設けられた第4の弁とを閉じるステップと、
前記第3の弁及び前記第4の弁を閉じた後、前記第1の弁及び前記第2の弁が閉じられた薬剤筒を前記排ガス処理装置から取り外すステップと、
前記排ガス処理装置から前記薬剤筒を取り外した後、当該取り外した薬剤筒に換えて、他の薬剤筒を前記排ガス処理装置に取り付けるステップと
を含む、ことを特徴とする排ガス処理装置のメンテナンス方法。 - 前記他の薬剤筒を前記排ガス処理装置に取り付けた後に、前記第1の弁と前記第3の弁との間において前記第1の配管に連通したパージ配管に不活性ガスを流すステップと、
前記パージ配管に不活性ガスを流した後、前記第1〜第4の弁を開くステップと
を更に含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の排ガス処理装置のメンテナンス方法。
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JP2018122197A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | フラックス回収装置およびリフロー装置ならびにフラックス回収装置における気体交換方法 |
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