JP2007053404A - 結晶製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高効率で高信頼性の窒化ガリウム(GaN)系青色発光素子の作製するための結晶基板の製造方法を提供する。
【解決手段】結晶製造方法は、成長抑制効果のある物質からなるストライプ状の第1のパターン化マスクを含む基板上に窒化物半導体結晶を成長させる工程と、成長抑制効果のある物質からなるストライプ状の第2のパターン化マスクが第1のパターン化マスクの開口部内に対応する領域においてその開口部の幅よりも小さな幅で形成される工程と、第2のパターン化マスクの上に窒化物半導体結晶をさらに成長させる工程とを具備することを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、格子定数の異なる基板の上に品質のよい結晶を成長させその上に発光素子や電子デバイスを作製することにより、高性能で高信頼性のデバイスを得るための結晶製造方法に関し、特に、高効率で高信頼性の窒化ガリウム(GaN)系青色発光素子を作製するための結晶製造方法に関する。
光電気集積回路(OEIC)は、光素子とSi系LSIとの集積により、大量の情報を高速に処理するためのデバイスであり、高度情報化社会には必須のデバイスとして期待され研究されて来た。光デバイスでは、AlGaAsレーザをSi基板上に作製する技術の開発が主目的であった。しかし、AlGaAs結晶とSi基板との間における格子定数および熱膨張係数の大きな相違のため、良質なAlGaAs結晶が製造できず、完成には至っていない。
Si系LSIでは超高速で低消費電力の次世代集積回路として、SOIやSIMOXが提案され、開発が急がれている。
窒化ガリウム(GaN)系青色発光素子は、その大きな分解圧のため、大きなバルク結晶が得られていないので、サファイア等の異種材料を基板としてGaN結晶の製造が行われている。
これらの代用基板では、窒化物半導体との格子定数差または熱膨張係数差が大きいために、当該基板直上に結晶欠陥、または結晶転位密度の少ない良好な結晶をエピタキシャル成長させることは困難である。例えば、窒化物半導体(GaN)の代用基板として、サファイア基板を使用した場合、該基板上に結晶成長した窒化物半導体(GaN)層内には109〜1010cm-2の貫通転位が存在することが知られている。
この解決策として、図7に第58回応用物理学会学術講演会予稿集2p−Q−14,No.1(1997)p265に報告されている第1の従来例を示す。図7において、700はサファイア基板、701はSiO2パターン、702はSiO2に設けられた開口部、703はMOCVD法で成長されたGaN単結晶膜である。この第1従来例に於いては、開口部から結晶成長が開始されるようなSiO2パターンによる成長抑制効果を用いたことにより、SiO2上のGaN単結晶704に於いてのみ、欠陥密度105〜106/cm2が得られており、SiO2パターン701を用いない場合に比べて4桁程度欠陥密度が低減された。
また図8は、第58回応用物理学会学術講演会予稿集2p−Q−15,No.1(1997)p266に報告された第2の従来例である。図8において、800はサファイア基板、801はMOCVD法で成長されたGaN単結晶である。802はSiO2パターン、803はSiO2に設けられた開口部、804はHydride−VPE法で成長されたGaN結晶である。この第2従来例においてもHydride−VPE法で成長されたGaN結晶804の表面付近において、欠陥密度6×107/cm2が得られており、第2従来例以前の場合に比べて、3桁程度欠陥密度が低減された。
上述のような第1または第2の従来例に示されたGaN単結晶膜をGaN系半導体デバイスの成長用基板として用いることによって、電子デバイスの高性能化が期待された。
第58回応用物理学会学術講演会予稿集2p−Q−14,No.1(1997)p265 第58回応用物理学会学術講演会予稿集2p−Q−15,No.1(1997)p266
しかしながら、上述の第1および第2の従来例によっても、得られたGaN単結晶基板の品質は未だ十分なものでなかった。例えば、半導体レーザデバイスでは発光領域付近に欠陥が存在しなければ、製品寿命に革新的な向上がもたらされるが、そのためには欠陥密度105/cm2以下が要求される。この意味において、上述の欠陥密度の低減は不十分であった。望ましくは、GaAs等の他のIII−V族半導体基板と同様の欠陥密度104/cm2以下が求められる。
また、第1の従来例においては、欠陥密度の低減された高品質結晶は、SiO2パターン上に限られ、その他の領域は従来同様の結晶品質であって、結晶成長用基板としては使い難いものであった。
第2の従来例においては、Hydride−VPE法により、数10μmと、エピタキシャル成長膜としては比較的厚い膜が成長されるため、その表面付近ではSiO2パターンの影響が緩和されて欠陥が均一に分布するので、このような問題が無いものの、欠陥密度の点からは、第1の従来例に劣るものであった。本発明は、このような従来の問題を解消することを目的とする。
本発明の結晶製造方法は、成長抑制効果のある物質からなるストライプ状の第1のパターン化マスクを含む基板上に窒化物半導体結晶を成長させる工程と、成長抑制効果のある物質からなるストライプ状の第2のパターン化マスクが第1のパターン化マスクの開口部内に対応する領域においてその開口部の幅よりも小さな幅で形成される工程と、第2のパターン化マスクの上に窒化物半導体結晶をさらに成長させる工程とを具備することを特徴としている。
なお、第1のパターン化マスクと同じ材料で第2のパターン化マスクが形成されることが好ましい。また、基板がGaN基板であることが好ましい。
上述のような本発明の結晶製造方法によれば、貫通転位の成長を阻止するように、成長抑制効果のある物質を異なるレベル面で逆のマスクパターンで形成することにより、結晶欠陥密度が104cm2以下と極めて少ない結晶が得られる。このような結晶を用いて作製した窒化ガリウム半導体レーザは、信頼性が高くかつ極めて歩留まりがよく低コストで生産できる。
〔実施形態1〕
図1を参照して、本発明の実施形態1による結晶成長方法を解説する。先ず、所定の成長炉内に設置された、C面を表面として有するサファイア基板100上にトリメチルガリウム(TMG)とアンモニア(NH3)を原料に用いて、GaN層101を4μm厚成長させる。
次いで、第1のパターン化したマスクを形成するため、GaN層101上に成長抑制物質としてスパッタ法にて厚さ200nmのSiO2膜を形成した。SiO2膜の形成方法としてはスパッタ法に限定されなくて、例えば真空蒸着法、CVD法等の他の方法でもよい。また、成長抑制物質としては、SiO2以外にAl23、TiO2等の酸化物やSiNxでもよい。次いで、通常のフォトレジスト法によりSiO2膜をストライプ幅7μmピッチ10μmの周期的ストライプ状パターンとし、第1のSiO2マスク102を形成した。ストライプの方向はGaN層101の結晶の〈1−100〉方向が望ましかった。
このような基板を用いて、MOVPE法(有機金属気相成長法)でGaN結晶膜103を成長させた。所定の成長炉内でトリメチルガリウム(TMG)とアンモニア(NH3)を原料に用いて、成長温度1050℃で厚さ3μmのGaN結晶膜103を成長させた。GaN結晶膜103は第1のマスクの開口部から成長を始め、基板に垂直方向より水平方向の方が成長速度が早いと言う異方性により、ほぼ基板全面に渡って平滑に成長した。
しかし、第1のマスク直上では欠陥密度は105個/cm2以下であったが、マスク開口部のサファイア基板直上では依然として、欠陥密度が107個/cm2であった。従来例ではこのような場所を避けてレーザ素子を形成していたが、信頼性および歩留まりの点で不十分であった。
次いで、前記GaN結晶膜103上に第2のマスクを形成した。第1のマスク形成と同じ方法のスパッタ法で200nmの厚さのSiO2膜を形成し、フォトレジスト法でストライプ幅8μm、ピッチ10μmの周期的ストライプ状パターンとし第2のSiO2マスク104を形成した。この時、第2のマスクの位置は第1のマスクの開口部とほぼ一致させる。
次いで、このような基板を用いて、MOVPE法(有機金属気相成長法)でGaN単結晶膜105を成長させた。所定の成長炉内でトリメチルガリウム(TMG)とアンモニア(NH3)を原料に用いて、成長温度1050℃で厚さ3μmのGaNを成長させた。このように成長させたGaN単結晶膜105は全面に渡って、欠陥密度が1500個/cm2以下に減少し、極めて結晶性が向上した。
本実施形態1において、第1のマスクと第2のマスクを共にストライプ幅4μm、ピッチ10μmとし、互いに半ピッチずれた位置に配した場合(第1のマスクの欠如部より第2のマスク幅が小さい場合)においては、欠陥密度は5000個/cm2になり、従来の第1のマスクのみの場合に比べれば、十分に結晶欠陥の低減効果が観測された。この低減効果は、第1のマスクの欠如部より第2のマスク幅が大きく、両マスクにて完全にサファイア基板100から直上に伸びる結晶貫通転位をカバーしている場合に比べて、多少、欠陥密度は大きくなっている。
しかしながら、第1のマスクの欠如部より第2のマスク幅が小さい場合にはある程度の欠陥低減(約5000個/cm2)の効果と共に、GaN連続膜のc軸配向性が向上することがX線回析測定により分かった。第1のマスクの欠如部より第2のマスク幅が大きい場合には配向のばらつきを示すX線回析のω値(半値幅)は4〜6分程度であったが、本形状のマスクを使用することにより、ウエハ面内における、結晶の配向のばらつき(ω値)を2分まで低減することが確認された。従って、第1のマスクの欠如部より第2のマスク幅が小さい形状にてLEDや半導体レーザを作製した場合、第1のマスクの欠如部より第2のマスク幅が大きい場合に比べて、発光効率は多少劣るものの、ウエハ面内の発光効率やレーザの閾値電流の均一性は向上し、素子の作製歩留りは向上させることが可能であることが分かった。従って、必要とされる発光素子の特性に会わせて、第1のマスクの欠如部と第2のマスクの幅の関係を選択することができる。また、第1のマスクと第2のマスクを同一材料で形成すれば、蒸着装置を統一化でき、かつ同一の成長抑制効果により結晶膜の品質の安定化が可能となる(発光効率を優先する場合には、第1のマスクの欠如部より第2のマスクの幅を大きく選択し、特性の均一性や歩留まりを優先する場合には、第1のマスクの欠如部より第2のマスクの幅を小さく選択することができる)。
〔参考実施形態1〕
図2は、本発明に密接に関連する参考実施形態1を示す。本参考実施形態1は、前述の実施形態1に比べて、第1のマスクを用いて成長させたGaN結晶膜203が連続膜でなく、第2のマスクが島状に成長したGaN結晶膜203の上面に形成されるところが異なるだけである。
まず、サファイア基板200上にGaN層201を厚さ4μmに、実施形態1と同様に成長させる。本参考実施形態1の場合、第1のSiO2マスク202を用いて成長させた第1のGaN結晶膜203は、厚さ1μm、幅7μm、ピッチ10μmとした。次いで、第2のSiO2マスク204(厚さ200μm)を用いて第2のGaN単結晶膜205(厚さ)を成長させたところ欠陥密度が800個/cm2以下であり、良好な結晶が得られた。これは、GaN単結晶膜205が第1のGaN結晶の欠陥の少ない側面206からのみ成長する効果である。
〔参考実施形態2〕
図3を参照して、本発明に密接に関連する参考実施形態2を解説する。実施形態1ではパターン化マスクへのGaNの結晶成長を2回の工程で行う必要があったが、本参考実施形態2では1回で済み、コスト的に有利である。本参考実施形態2においても、先ず、GaN層301を形成したサファイア基板300に実施形態1と同様にスパッタ法でSiO2膜を200nm形成する。これを通常のフォトレジスト法で幅4μmピッチ8μmでストライプ状にエッチングし、第1のSiO2マスク302を作製する。次いで、このような基板に同様にSiO2膜を形成し、第1のマスク上に幅2μmピッチ8μmのストライプ状の第2の下部SiO2マスク303を形成する。次に通常のフォトリソグラフ法により下部SiO2マスク303以外をフォトレジスト膜で被覆する。この方法は全面に例えばシプレー社のAZなどのフォトレジストをスピンコートし、下部SiO2マスク303部のみ露光、現像しレジスト膜を除去すればよい。更に、SiO2膜を形成し幅5μmピッチ8μmのストライプ状の第2の上部SiO2マスク304を形成する。その後、前述のフォトレジスト膜をアセトンなどの溶剤で除去する。この第2の下部SiO2マスク303と第2の上部SiO2マスク304とで第2のマスクとし、L字型を形成している。
このような基板を用いて、MOVPE法でGaNを成長させた。所定の成長炉内でトリメチルガリウム(TMG)とアンモニア(NH3)を原料に用いて、成長温度1050℃で厚さ3μmのGaN単結晶膜305を成長させた。成長は第1のSiO2マスク302の開口部から開始し、第2の上部SiO2マスクの304で基板に垂直方向の成長は停止し、その後基板と平行方向に成長し、第2の上部SiO2マスク304の開口部から基板に垂直方向へも成長を始め、最終的に、基板全面に渡って均一に成長した。GaN層301とサファイア基板300の界面から発生した該基板と垂直方向の転位は直上の第2の上部SiO2マスク304で停止し、かつ、基板と平行方向への転位は第2の下部SiO2マスク303によって停止する。従って、得られたGaN単結晶膜305は欠陥密度600/cm2以下と極めて良質のものであった。
〔参考実施形態3〕
図4を参照して、本発明に密接に関連する参考実施形態3を解説する。先ず、GaN層401を形成したサファイア基板400に実施形態1と同様にスパッタ法でSiO2膜を200nm厚形成する。これを通常のフォトレジスト法で幅4μmピッチ8μmでストライプ状にエッチングし、第1のSi02マスク402を作製する。次いで、上記と同様の手法を用いて、GaN層401上に幅2μmピッチ8μmの第2の下部SiO2マスク403をストライプ状に形成する。次に通常のフォトリソグラフ法により下部SiO2マスク403以外をフォトレジスト膜で被覆する。この方法は全面に例えばシプレー社のAZなどのフォトレジストをスピンコートし、下部SiO2マスク403部のみ露光、現像しレジスト膜を除去すればよい。更に、SiO2の幅5μmピッチ8μmのストライプ状の第2の上部SiO2マスク404を、上記第2の下部SiO2マスク403上に形成する。この後、前述のフォトレジスト膜をアセトンなどの溶剤で除去する。このマスク第2の下部SiO2マスク403と第2の上部SiO2マスク404とで第2のマスクとしT字型を形成している。
このような基板を用いて、MOVPE法でGaNを成長させた。所定の成長炉内でトリメチルガリウム(TMG)とアンモニア(NH3)を原料に用いて、成長温度1050℃で厚さ3μmのGaN単結晶膜405を成長させた。成長は第1のSiO2マスク402の開口部から開始し、第2の上部SiO2マスク404で基板に垂直方向の成長は停止し、その後基板と平行方向に成長し、第2の上部SiO2マスク404の開口部から基板に垂直方向へも成長を始め、最終的に、基板全面に渡って均一に成長した。GaN層401とサファイア基板400の界面から発生した該基板と垂直方向の転位は直上の第2の上部SiO2マスク404で停止し、基板と平行方向への転位は第2の下部SiO2マスク403によって停止する。従って、得られたGaN単結晶膜405は欠陥密度800/cm2と極めて良質のものであった。
〔参考実施形態4〕
図5を参照して、本発明に密接に関連する参考実施形態4を解説する。始めに、第1のパターン化したマスクを形成するため、GaN層501を形成したC面を表面とするサファイア基板500上に成長抑制物質としてスパッタ法にて厚さ200nmのSiO2膜を形成した。SiO2膜の成長方法としてスパッタ法に限定されなくて、他の方法例えば、真空蒸着法、CVD法でもよい。また、成長抑制物質としては、SiO2以外にAl23、TiO2等の酸化物やSiNxでもよい。次いで、通常のフォトレジスト法によりSiO2膜を幅3μmピッチ10μmのストライプ状で開口部を設け、第1のSiO2マスク502を形成した。ストライプの方向はGaN層501に関して〈1−100〉が望ましかった。
このような基板を用いて、MOVPE法でGaNを成長させた。所定の成長炉内でトリメチルガリウム(TMG)とアンモニア(NH3)を原料に用いて、成長温度1050℃で厚さ0.5μmのGaNを成長させた。GaN503は第1のマスクのエッジ部のみに成長し、第1のSiO2マスク502を埋めるまでには至らなかった。このエッジ部は結晶成長に対してポテンシャルの低い特異な点であるため、GaN503は欠陥のない極めて良質なものであった。
次いで、このような基板上に第2のマスクを形成した。第1のマスク形成と同じスパッタ法で200nmの厚さのSiO2を形成し、フォトレジスト法で幅5μmピッチ10μmのストライプ状に第2のSiO2マスク504を形成した。
次いで、このような基板を用いて、MOVPE法でGaN単結晶膜505を成長させた。所定の成長炉内でトリメチルガリウム(TMG)とアンモニア(NH3)を原料に用いて、成長温度1050℃で厚さ3μmのGaNを成長させた。このように成長させたGaN単結晶膜505は全面に渡って、欠陥密度が1000個/cm2以下に減少し、極めて結晶性が向上した。
ここで、第2のマスク505の上部の幅が第1のマスク502の開口部を塞ぐことが肝要である。
〔参考実施形態5〕
図6を参照して、本発明に密接に関連する参考実施形態5を解説する。図6におけるサファイア基板600からGaN単結晶膜605は、図1におけるサファイア基板100からGaN単結晶膜105と対応する。
この図6において、606はn−GaNコンタクト層、607はn−Al0.1Ga0.9Nクラッド層、608はn−GaNガイド層、609は5層のIn0.2Ga0.8N量子井戸層と6層のIn0.05Ga0.95N障壁層からなる多重量子井戸構造活性層、610はAl0.2Ga0.8N蒸発防止層、611はp−GaNガイド層、612はp−Al0.1Ga0.9Nクラッド層、613はp−GaNコンタクト層、614はp型電極、615はn型電極、616はSiO2絶縁膜である。
本参考実施形態5において、サファイア基板600の表面はa面、r面、m面等の他の面方位であっても構わない。また、サファイア基板に限らずGaN基板、SiC基板、スピネル基板、MgO基板、Si基板、GaAs基板も用いることが出来る。特に、GaN基板の場合にはサファイア基板に比べて基板に堆積した窒化ガリウム系半導体材料との格子定数差が小さく良好な結晶性の膜が得られ、さらに、劈開しやすいため、劈開によるレーザ共振器の形成が容易であるという利点がある。n型クラッド層およびp型クラッド層は、Al0.1Ga0.9N以外のAl組成をもつAlGaN3元混晶でも良い。この場合、Al組成を大きくすると活性層とクラッド層とのエネルギーギャップ差および屈折率差が大きくなり、キャリアや光が活性層に閉じ込められてさらに発振閾値電流の低減および温度特性の向上が図れる。また、キャリアや光の閉じ込めが保持される程度でAl組成を小さくしていくと、クラッド層におけるキャリアの移動度が大きくなるため、半導体レーザ素子の素子抵抗を小さくできる利点がある。さらにこれらのクラッド層は微量に他の元素を含んだ4元混晶半導体でもよく、n−Al0.1Ga0.9Nクラッド層607とp−Al0.1Ga0.9Nクラッド層612とで混晶の組成が同一でなくても構わない。
n−GaNガイド層608とp−GaNガイド層611は、そのエネルギーギャップが、多重量子井戸構造活性層609を構成する量子井戸層のエネルギーギャップとn−Al0.1Ga0.9Nクラッド層607、p−Al0.1Ga0.9Nクラッド層612のエネルギーギャップの間の値を持つような材料であればGaNにこだわらず他の材料、例えばInGaN、AlGaN3元混晶等を用いてもよい。また、ガイド層全体にわたってドナー又はアクセプタをドーピングする必要はなく、多重量子井戸構造活性層609側の一部のみをノンドープとしてもよく、さらにはガイド層全体をノンドープとしてもよい。この場合、ガイド層に存在するキャリアが少なくなり、自由キャリアによる光の吸収が低減されて、さらに発振閾値電流が低減できるという利点がある。
多重量子井戸構造活性層609を構成するIn0.2Ga0.8N量子井戸層とIn0.05Ga0.95N障壁層は、必要なレーザ発振波長に応じてその組成を設定すればよく、発振波長を長くしたい場合は量子井戸層のIn組成を大きくし、短くしたい場合は量子井戸層のIn組成を小さくする。また量子井戸層と障壁層はInGaN3元混晶に微量の他の元素を含んだ4元以上の混晶半導体でもよい。さらに障壁層は単にGaNを用いてもよい。
また、本参考実施形態5では、多重量子井戸構造活性層609に接するようにAl0.2Ga0.8N蒸発防止層610を形成しているが、これは多重量子井戸構造活性層609が成長温度を上昇している間に蒸発してしまうことを防ぐためである。従って、該多重量子井戸構造活性層を保護するものであればAl0.2Ga0.8N蒸発防止層610として用いることが出来、他のAl組成を有するAlGaN3元混晶やGaNを用いてもよい。また、このAl0.2Ga0.8N蒸発防止層610にMgをドーピングしてもよく、この場合はp−GaNガイド層611やp−Al0.1Ga0.9Nクラッド層612から正孔が注入され易くなるという利点がある。さらに、該多重量子構造活性層を構成している、量子井戸層のIn組成が小さい場合はAl0.2Ga0.8N蒸発防止層610を形成しなくても量子井戸層は蒸発しないため、特に、Al0.2Ga0.8N蒸発防止層610を形成しなくても、本参考実施形態5の窒化ガリウム系半導体レーザ素子の特性は損なわれない。
次に、図6を参照して、上記窒化ガリウム系半導体レーザ作製方法を説明する。以下の説明では、MOVPE法を用いた場合を示しているが、GaNをエピタキシャル成長できる成長方法であればよく、MBEやHVPE等の他の気相成長法を用いることも出来る。
先ず所定の成長炉内において、実施形態1と同様に作製された基板上に、トリメチルガリウム(TMG)とアンモニア(NH3)およびシランガス(SiH4)を原料に用いて、成長温度1050℃で厚さ3μmのSiをドープしたn−GaNコンタクト層606を成長する。さらに、続けてトリメチルアルミニウム(TMA)を原料に加え、成長温度1050℃のままで0.4μmのSiドープn−Al0.1Ga0.9Nクラッド層607を成長する。続けて、TMAを原料から除いて、成長温度は1050℃のままで厚さ0.1μmのSiをドープしたn−GaNガイド層608を成長する。
次に、成長温度を750℃に下げて、TMGとNH3、及びトリメチルインジウム(TMI)を原料に用いて、In0.05Ga0.95N障壁層(厚さ5nm)/In0.2Ga0.8N量子井戸層(厚さ2nm)を5周期成長した後、In0.05Ga0.95N障壁層(厚さ5nm)を成長することにより多重量子井戸構造活性層609(トータルの厚さ40nm)を作製する。さらに続けてTMG,TMAとNH3を原料に用いて、成長温度は750℃のままで厚さ20nmのAl0.2Ga0.8N蒸発防止層610を成長する。
次に、再び成長温度を1050℃に上昇して、TMGとNH3、およびビスエチルシクロペンタジエニルマグネシウム(FtCp2Mg)を原料に用いて、厚さ0.1μmのMgドープp−GaNガイド層611を成長する。さらに続けてTMAを原料に加え、成長温度は1050℃のままで厚さ0.4μmのMgドープp−Al0.1Ga0.9Nクラッド層612を成長する。続けて、TMAを原料から除いて、成長温度は1050℃のままで厚さ0.2μmのMgをドープしたp−GaNコンタクト層613を成長して、窒化ガリウム系エピキシャルウエハを完成する。その後、このウエハを800℃の窒素ガス雰囲気中でアニールして、Mgドープのp型層を低抵抗化する。
さらに、通常のフォトリソグラフィとドライエッチング技術を用いて、200μm幅のストライプ状にp−GaNコンタクト層613の最表面から、n−GaNコンタクト層606が露出するまでエッチングを行いメサ構造を作製する。次に、上記と同様のフォトリソグラフィとドライエッチング技術を用いて、残ったp−GaNコンタクト層613、p−Al0.1Ga0.9Nクラッド層612をエッチングする。この時、ストライプ状のリッジ構造は、200μmの両端より3μm以上離しておけばよく、本参考実施形態5ではn型電極615を形成する側のメサ構造の端より10μm離れたところにストライプ状のリッジ構造を形成した。このようにn型電極615に近付けるようにストライプ状のリッジ構造を配置すれば、素子の電気抵抗が小さくなり動作電圧が低減される。また、このドライエッチシグの際には多重量子井戸構造活性層609に達しないようにエッチングを停止しているので、活性層へのエッチングダメージが抑えられており、信頼性の低下や発振閾値電流の増大が防がれている。
続いて、リッジの側面とリッジ以外のp型層表面に厚さ200nmのSiO2絶縁膜616を電流阻止層として形成する。このSiO2絶縁膜616とp−GaNコンタクト層613の表面にニッケルと金からなるp型電極614を形成し、エッチングにより露出したn−GaNコンタクト層606の表面にチタンとアルミニウムからなるn型電極615を形成して、窒化ガリウム系LDウエハを完成する。
その後、このウエハをリッジストライプと垂直な方向に劈開してレーザの共振面を形成し、さらに個々のチップに分割する。そして、各チップをステムにマウントし、ワイヤボンディングにより各電極とリード端子とを接続して、窒化ガリウム系半導体レーザ素子を完成する。
以上のようにして作製された半導体レーザ素子は、発振波長410nm、発振閾値20mAという良好なレーザ特性が得られた。また、結晶欠陥の減少により、寿命が105時間(60℃)と極めて信頼性の高いレーザ素子であった。また、結晶欠陥を有するレーザ素子の割合が極めて低下し、素子歩留まり80%以上が得られた。
なお、本参考実施形態5では、多重量子井戸構造活性層609を構成する量子井戸層と障壁の層厚をそれぞれ2nm,5nmとしたが、量子井戸層と障壁層の各層厚を10nm以下とすれば、本参考実施形態5に拘らず、他の層厚でも同等の効果が得られる。また、多重量子井戸構造活性層609の量子井戸層数は4層や3層でもよく、単一量子井戸構造活性層でも構わない。
さらに本参考実施形態5では絶縁体であるサファイアを基板として用いたため、エッチングにより露出した、n−GaNコンタクト層606の表面にn型電極615を形成しているが、n型導電性を有するGaN,SiC,Si,GaAs等を用いれば、この基板の裏面にn型電極615を形成してもよい。この場合、200μm幅のストライプ状のリッジ構造は半導体レーザ素子チップの両端より3μm以上離しておけばよい。また、p型とn型の構成を逆にしても構わない。
上述したように、本発明による窒化ガリウム結晶では、成長抑制効果のある物質を異なる面に貫通転位の成長が阻止されるように逆のマスクパターンで形成することにより、結晶欠陥密度が104cm2以下と極めて少ない結晶が得られた。このような結晶を用いて作製した窒化ガリウム半導体レーザは信頼性が高くかつ極めて歩留まりがよく低コストで生産できた。
本発明の実施形態1を示す窒化ガリウム半導体基体の断面図である。 本発明に密接に関連する参考実施形態1を示す窒化ガリウム半導体基体の断面図である。 本発明に密接に関連する参考実施形態2を示す窒化ガリウム半導体基体の断面図である。 本発明に密接に関連する参考実施形態3を示す窒化ガリウム半導体基体の断面図である。 本発明に密接に関連する参考実施形態4を示す窒化ガリウム半導体基体の断面図である。 本発明に密接に関連する参考実施形態5を示す窒化ガリウム半導体基体の断面図である。 第1の従来例のGaN結晶膜を示す断面図である。 第2の従来例のGaN結晶膜を示す断面図である。
符号の説明
100,200,300,400,500,600 サファイア基板、101,201,301,401,501,601 GaN層、102,202,302,402,502,602 第1のSiO2マスク、103,203,603 GaN結晶膜、104,204,504 第2のSiO2マスク、105,205,305,405,505,605 GaN単結晶膜、203 GaN結晶膜、206 結晶の側面、303,403 第2の下部SiO2マスク、304,404 第2の上部SiO2マスク、503 GaN、604 第2のSiO2マスク、606 n−GaNコンタクト層、607 n−Al0.1Ga0.9Nクラッド層、608 n−GaNガイド層、609 多重量子井戸構造活性層、610 Al0.2Ga0.8N蒸発防止層、611 p−GaNガイド層、612 p−Al0.1Ga0.9Nクラッド層、613 p−GaNコンタクト層、614 p型電極、615 n型電極、616 SiO2絶縁膜、700,800 サファイア基板、701,802 SiO2パターン、702,803 開口部、703 GaN単結晶膜、704 SiO2上のGaN単結晶、801 MOCVD法で成長されたGaN単結晶、804 Hydride−VPE法で成長されたGaN結晶。

Claims (3)

  1. 成長抑制効果のある物質からなるストライプ状の第1のパターン化マスクを含む基板上に窒化物半導体結晶を成長させる工程と、
    成長抑制効果のある物質からなるストライプ状の第2のパターン化マスクが前記第1のパターン化マスクの開口部内に対応する領域においてその開口部の幅よりも小さな幅で形成される工程と、
    第2のパターン化マスクの上に前記窒化物半導体結晶をさらに成長させる工程とを具備することを特徴とする結晶製造方法。
  2. 前記第1のパターン化マスクと同じ材料で前記第2のパターン化マスクが形成されることを特徴とする請求項1に記載の結晶製造方法。
  3. 前記基板がGaN基板であることを特徴とする請求項1または2に記載の結晶製造方法。
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