JP2007052712A - 写真撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 写真撮影装置の処理動作を制御する情報処理装置を内部に備えた筐体を備える写真撮影装置において、前記筐体内部の情報処理装置から発生する熱を、筐体の外部に効果的に排出する。
【解決手段】 撮影ブース6内のユーザを撮影するカメラ2と、撮影した画像を表示してユーザからの編集画像の入力操作を受け付けるタブレットディスプレイ12と、カメラ2に基づく撮影処理とタブレットディスプレイ12に基づく編集処理のうちの少なくとも一方の処理を制御する制御手段と、前記制御手段を内部に収納する筐体とを備える写真撮影装置において、前記制御手段は第1のPC20、第2のPC21により構成され、前記筐体はその内部と外部とをつなげる開口部10bを備え、前記PC20、21から発生する熱を開口部10bに誘導する排熱ダクト26、27を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影ブース内の被写体を撮影する写真撮影装置に関する。
アミューズメント施設等に設置され、設けられた撮影ブース内において被写体(ユーザ)を自動的に撮影し、この撮影画像と、付属のタッチペンによりユーザから入力される文字や図形、およびあらかじめ記憶されているスタンプ画像、フレーム画像、背景画像からなる編集画像とを合成して印刷用画像を作成し、この印刷用画像をシール等の印刷媒体に印刷して提供する写真撮影装置があることは広く知られている。
このような写真撮影装置は、撮影ブース内のユーザを撮影するカメラ等が備えられた撮影側筐体と、撮影した画像に対してユーザが編集画像の入力を行うための編集画像入力装置が備えられた編集側筐体とからなるものがある。
このような写真撮影装置における撮影側筐体には、ユーザに対向する側(以下、ユーザ側と記す)の面に、カメラのほか、カメラが現在撮影している画像をユーザに対してリアルタイムで表示し、かつ、ユーザからの操作入力を受け付けるとともにデモ画面や撮影操作の手順等をユーザに対して表示するタッチパネルディスプレイ、撮影操作時に音声案内やBGMを出力する撮影側スピーカ、撮影時にユーザを照射するための複数のストロボ、コインを投入するためのコイン投入口などが設けられている。
また、この撮影側筐体の外部における一方の側面にはプリント取出口が設けられ、このプリント取出口からは、撮影画像と編集入力した画像とを合成した印刷用画像(編集画像を入力しなかった場合には撮影画像)がシールシートなどの印刷媒体に印刷されたものが排出される。
一方、編集側筐体には、撮影ブース内において撮影した画像を表示して付属のタッチペンによりユーザからの編集画像の入力操作を受け付けるタブレットディスプレイと、編集画像の入力操作時に音声案内やBGMを出力する編集側スピーカとが設けられている。
上記のように、撮影側筐体および編集側筐体は、ユーザからのニーズに対応すべくさまざまな機能を備えており、これらのさまざまな機能を実現するために撮影側筐体や編集側筐体の内部には、種々のデータ処理を行うための情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCと記す)、カメラやストロボ等の制御を行う制御基盤、電源のバックアップを行うUPS(Uninterrupted Power Supply)、印刷用画像をシールシートに印刷するプリンタ、音声出力のボリュームを調整するボリューム調整部、DIO(デジタルI/O)などといったさまざまな電子機器が備えられている。
上記のように、これらの筐体内部にはさまざまな電子機器が備えられており、これらの電子機器を外部からのいたずらや衝撃、粉塵などから保護するために、各筐体の側壁は堅牢な板部材により形成され、また、できるだけ内部を密閉する構造とされている。また、これらの電子機器は、筐体内に収納されているが、それぞれが場所をとるため、互いに近接した状態で収納されている。
しかしながら、筐体の内部の電子機器は作動時に熱を発生するため、このような密閉に近い構造であると、電子機器から発生する熱、特にPCの後方から排出される熱が筐体の内部にこもってしまう。
これに対し、例えば、特許文献1における図2や段落〔0045〕や、特許文献2における段落〔0043〕には、筐体の上面に、筐体内部の熱を逃がすためのファンが設けられていることが記載されている。
以上のように、筐体の上面にファンを設けることで、筐体の内部にこもった熱を、筐体の外部に排出することができる。
なお、図8には、例として、撮影側筐体(図示は省略)に隣接する編集側筐体の内部を示している。編集側筐体100の内部には、2台のPC101、102、ボリューム調整部103、UPS104、DIO105などの電子機器が備えられており、編集側筐体100の側壁100aには、筐体内部の温かい空気を筐体の外部に排出するための排気ファン106が取り付けられている。なお、図中の二点鎖線は、編集側筐体100に設けられているメンテナンス用の扉を示している。
実用新案登録第3093660号公報 特許第3444873号公報
筐体内部に配置されているPC101、102は、PC内部の熱を排出するためのファン101a、102aを背面部に有しており、これらのファン101a、102aは、PC101、102の周囲の空気、すなわち筐体内部の空気を取り込んでPC101、102の内部を空冷し、その後の熱気をPC101、102の外部に排出する。そしてその後、排出した熱気を含む筐体内部の空気を取り込んでPC101、102の内部を継続的に空冷する。
したがって、筐体内部の空気の温度は徐々に上昇してしまい、筐体の側壁100aに設けられた排気ファン106は、このような、筐体内部における高温に上昇した空気の一部を筐体外部に排出するにとどまるので、筐体内部の高温状態は解消されにくい。
また、このように、PC101、102から排出される熱気およびその他の電子機器が発生する熱により、筐体内部の空気の温度が上昇してしまうと、PC101、102およびその他の電子機器の作動状況に悪影響を及ぼす恐れがある。
このような問題に対しては、筐体の側壁100aに設けている排気ファン106を、より排気能力の高いファンに変えることも考えられるが、写真撮影装置全体で使用できる電力量は限られているため、排気ファン106を高性能のものに変更することは難しい。
そこで本発明はこのような問題を解決して、写真撮影装置の処理動作を制御する情報処理装置を内部に備えた筐体を備える写真撮影装置において、前記筐体内部の情報処理装置から発生する熱を、筐体の外部に効果的に排出することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、撮影ブース内のユーザを撮影する撮影手段と、撮影した画像を表示してユーザからの編集画像の入力操作を受け付ける編集手段と、前記撮影手段に基づく撮影処理と前記編集手段に基づく編集処理のうちの少なくとも一方の処理を制御する制御手段と、前記制御手段を内部に収納する筐体とを備える写真撮影装置において、前記制御手段は情報処理装置により構成され、前記筐体はその内部と外部とをつなげる開口部を備え、前記情報処理装置から発生する熱を前記開口部に誘導する熱誘導部を備えるものである。
このような構成によると、熱誘導部により、情報処理装置から発生する熱を筐体の開口部に円滑に誘導することができるので、前記発生した熱を筐体の内部にこもらせること無く、筐体の外部に効率よく排出することができる。したがって、例えば熱誘導部が設けられていない場合に比べて筐体の内部の温度上昇を抑制することができ、情報処理装置から発生した熱が、情報処理装置の作動状況に悪影響を及ぼすことを防止することができる。さらに、情報処理装置以外の電子機器が筐体の内部に収納されている場合であっても、情報処理装置から発生した熱が筐体の外部に効果的に排出されることで、このような電子機器の作動状況に悪影響を及ぼすことを防止することができる。また、このように筐体の内部に熱がこもらないようにできるので、情報処理装置および前記電子機器の作動環境が苛酷にならず、したがって、情報処理装置から発生する熱が、情報処理装置および前記電子機器の製品寿命に悪影響を及ぼすことも抑制することができる。さらに、情報処理装置自身が、情報処理装置の周囲の空気を取り込んで情報処理装置の内部を空冷し、冷却後の熱気を情報処理装置の外部に排出する機構を有する場合には、排出された冷却後の熱気は、熱誘導部により開口部まで円滑に誘導されて筐体の外部に排出され、筐体内部を巡ることが無い、すなわち前記熱気が筐体内部の空気と混ざらないので、情報処理装置は、自身が排出した熱気を情報処理装置内部の空冷に利用することが無く、したがって、筐体内部の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の写真撮影装置において、筐体は、撮影手段を有する第1の筐体と、編集手段を有し、前記第1の筐体よりも容積が小さい第2の筐体とで構成され、前記第2の筐体に情報処理装置が収納されるとともに開口部が設けられ、前記情報処理装置から発生する熱を前記開口部に誘導する熱誘導部を備えるものである。
このような構成によると、熱誘導部を設けない場合には第1の筐体よりも容積の小さい第2の筐体のほうが、第1の筐体に比べて筐体内部の温度が上昇しやすくなるので、熱誘導部を備えた場合の排熱効果は、第2の筐体のほうが第1の筐体に比べて顕著に現れる。したがって、情報処理装置を収納する筐体の容積が小さくなるにつれて、熱誘導部を備えることが有用となる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の写真撮影装置において、情報処理装置は、撮影処理を制御する第1の情報処理装置と、編集処理を制御する第2の情報処理装置の少なくとも2台で構成され、熱誘導部は、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置のそれぞれから発生する熱を前記開口部に個別に誘導するものである。
このような構成によると、情報処理装置が、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の少なくとも2台で構成される場合であっても、熱誘導部は、第1の情報処理装置および第2の情報処理装置のそれぞれから発生する熱を開口部に個別に誘導するので、それぞれの情報処理装置から発生する熱を筐体の外部に効率よく排出することができ、筐体の内部の温度上昇を抑制することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の写真撮影装置において、情報処理装置はパーソナルコンピュータであり、熱誘導部は管状でその一端側は前記パーソナルコンピュータに設けられた排熱口に取り付けられ、他端側は筐体の開口部に取り付けられ、前記排熱口と前記開口部との間が密閉状態とされているものである。
このような構成によると、パーソナルコンピュータから発生した熱を熱誘導部の外部に漏らすことが無いので、この発生した熱を筐体の外部に、より効果的に排出することができる。さらに、パーソナルコンピュータ以外の電子機器が筐体の内部に収納されている場合には、前記発生した熱を熱誘導部の外部に漏らすことが無い分、筐体の内部であって熱誘導部の外部、すなわち前記電子機器が収納されている箇所の近辺の温度上昇を抑制することができ、前記電子機器がパーソナルコンピュータから発生した熱により悪影響を受けることをいっそう抑制することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の写真撮影装置において、筐体における開口部には、前記筐体の内部の空気を前記筐体の外部に強制的に排出する換気手段が設けられているものである。
このような構成によると、筐体の開口部に換気手段が設けられていることで、熱誘導部によって開口部に誘導された熱を、前記筐体の外部に強制的に排出することができ、例えば換気手段が設けられていない場合に比べて、情報処理装置から発生した熱を熱誘導部内にこもらせること無く、効率よく筐体の外部に排出することができる。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の写真撮影装置において、パーソナルコンピュータの排熱口には筒状部を有する取付部材が設けられ、熱誘導部の一端側は、前記筒状部にはめ合わせられることで、前記パーソナルコンピュータの排熱口に取り付けられているものである。
このような構成によると、パーソナルコンピュータの排熱口に設けられた取付部材の筒状部に熱誘導部の一端側がはめ合わせられて、パーソナルコンピュータの排熱口に熱誘導部の一端側が取り付けられているので、例えば、排熱口と熱誘導部の一端側とがねじ止めなどの方法により取り付けられている場合に比べて、部品点数を少なくできるほか、容易かつ短時間で取付作業を行うことができる。さらに、パーソナルコンピュータのメンテナンス時などにおいては、パーソナルコンピュータから熱誘導部の一端側を簡単に取り外すことができ、パーソナルコンピュータを筐体の内部から容易に取り出すことができる。
以上のように本発明によれば、写真撮影装置の処理動作を制御する情報処理装置を内部に備えた筐体を備える写真撮影装置において、熱誘導部により、情報処理装置から発生する熱を筐体に備えられた開口部に誘導することで、前記発生する熱を、筐体の外部に効果的に排出することができる。
本発明の実施の形態を、図1〜図7を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態の写真撮影装置1を示す側面図、図2は図1に示した編集側筐体10の斜視図、図3は編集側筐体10の内部における要部の拡大斜視図、図4は情報処理装置から発生する熱を編集側筐体の外部に排出する状態を説明する図である。
図1に示すように、写真撮影装置1は、被写体を撮影する撮影手段であるカメラ2を備える第1の筐体としての撮影側筐体3と、この撮影側筐体3におけるカメラ2と対向する位置に距離を置いて設けられている背景ユニット4と、筐体3と背景ユニット4の上部に左右一対の天井フレーム5が架設されて形成される撮影ブース6内に設けられ、被写体であるユーザの撮影ポーズの形成を補助する門型のはしご7と、撮影側筐体3の背面に隣接して設けられている第2の筐体としての編集側筐体10とを備える。
撮影側筐体3における背景ユニット4に対向する側の面には、図示は省略するが、カメラ2のほか、カメラ2が現在撮影している画像をユーザに対してリアルタイムで表示し、かつ、ユーザからの操作入力を受け付けるとともにデモ画面や撮影操作の手順等をユーザに対して表示するタッチパネルディスプレイと、撮影時にユーザを照射するための複数のストロボと、コインを投入するためのコイン投入口と、撮影操作時に音声案内やBGMを出力する撮影側スピーカとが設けられている。
さらに、この撮影側筐体3の外部における一方の側面にはプリント取出口8が設けられ、このプリント取出口8からは、撮影画像と編集入力した画像とを合成した印刷用画像(編集画像を入力しなかった場合には撮影画像)が撮影側筐体3の内部に収納されたプリンタによってシールシートなどの印刷媒体に印刷されたものが排出される。なお、撮影側筐体3の内部には、プリンタのほか、ストロボのジェネレータなどが収納されている。
背景ユニット4における撮影側筐体3に対向する側の上部には、撮影時にユーザの背景となる背景カーテン9aを複数種類備えたカーテンユニット9が設けられている。それぞれの背景カーテン9aは、カーテンユニット9内に巻き取られた状態で収納されており、カーテンユニット9は、ユーザからタッチパネルディスプレイへの操作を介して指定された背景カーテン9aを、背景ユニット4の壁面に沿って垂下させる。
一方、編集側筐体10は撮影側筐体3よりも容積が小さく形成されており、この編集側筐体10には、図2に示すように、撮影ブース6において撮影した画像を表示して付属のタッチペン11によりユーザからの編集画像の入力を受け付ける編集手段としてのタブレットディスプレイ12と、図示は省略するが、編集入力操作時に音声案内やBGMを出力する編集側スピーカとが設けられている。なお、図中においては現れていないが、編集側筐体10の反対側の面にも、タッチペン、タブレットディスプレイ、編集側スピーカが設けられており、異なる2組のユーザが、それぞれが撮影した画像に対して同時に編集画像の入力操作を行うことが可能とされている。なお、図中の13は、ユーザが編集入力操作を行う編集ブースである。なお、上記の撮影ブース6および編集ブース13の周囲には、ユーザがそれぞれのブースにおいて操作処理を行う際に、他の利用者から画像等の内容が見えないようにするための周囲カーテンが設けられているが、図面の煩雑化を避けるため、図示は省略している。
上記の写真撮影装置1は、ユーザからのニーズに対応すべくさまざまな機能、例えば音声案内、ストロボ照射光の変更、編集画像の入力などを備えており、これらのさまざまな機能を実現するために、編集側筐体10の内部には、図2〜図4に示すように、カメラ2によって撮影した画像の転送など、撮影に関するデータ処理である撮影処理、並びに撮影側筐体3に収納されたプリンタの印刷に関するデータ処理である印刷処理などの制御を行う第1の情報処理装置としての第1のパーソナルコンピュータ(以下、パーソナルコンピュータをPCと記す)20と、ユーザからタブレットディスプレイ12に入力された情報を編集入力画像として画面表示するためのデータ処理など、撮影画像の編集に関するデータ処理である編集処理などを制御する第2の情報処理装置としての第2のPC21と、音声出力のボリュームを調整するボリューム調整部22と、写真撮影装置1の電源のバックアップを行うUPS23と、その他のユーザからの入力操作等の制御に関するDIO(デジタルI/O)24と、図示は省略するがさまざまな電子機器が備えられている。なお、編集側筐体10の内部には、各PCや電子機器の配線がめぐらされているが、図面の煩雑化を避けるために省略している。
これらのPCや電子機器は撮影側筐体3の内部に収納することもできるが、撮影側筐体3の内部には、比較的に大きいストロボ用ジェネレータやカメラ本体などが収納されているため、本実施の形態においては、上記のPCや電子機器が、撮影側筐体3よりも容積の小さい編集側筐体10の内部に収容されている場合を説明する。しかしながら当然のごとく、これらのPCや電子機器は撮影側筐体3の内部に収納されていてもよい。また、本願の特許請求の範囲における請求項1に記載した制御手段は、撮影手段に基づく撮影処理と編集手段に基づく編集処理のうちの少なくとも一方の処理を制御するものであり、本実施の形態においては、第1のPC20および第2のPC21により構成されるものであるが、CPUを備える単なるメインボード(制御基盤)から構成される場合であってもよい。
図2〜図4に示すように、編集側筐体10の側面10aには、この側面10aを貫通する開口部10b(図4参照)が形成されており、この開口部10bに対応する位置でかつ編集側筐体10の内側には、編集側筐体10の内部の空気を外部に強制的に排出する換気手段としてのファン25が設けられている。
このファン25から第1のPC20の排熱口20aにかけては熱誘導部としての第1の排熱ダクト26、ファン25から第2のPC21の排熱口21aにかけては同じく熱誘導部としての第2の排熱ダクト27が設けられている。詳細には、第1の排熱ダクト26の一端側は、第1のPC20の排熱部20aに被さるように取り付けられている箱型形状のPC側取付部材28Aを介して第1のPC20に取り付けられており、第1の排熱ダクト26の他端側は、ファン25に被さるように取り付けられている箱型形状の筐体側取付部材29を介して編集側筐体10に取り付けられている。また、第2の排熱ダクト27も、第1の排熱ダクト26と同様に、PC側取付部材28Bおよび筐体側取付部材29を介して取り付けられている。各排熱ダクト26、27は、管状で蛇腹形状に形成されており、PC20、21の配置箇所の変更に対応できるように湾曲自在に構成されている。これにより、筐体内において各排熱ダクト26、27の配設状況を変更しやすい、すなわち取り回しがしやすくなる。
PC側取付部材28Aには第1の排熱ダクト26の口径と同様の大きさの丸孔が、PC側取付部材28Bには第2の排熱ダクト27の口径と同様の大きさの丸孔が形成されており、排熱ダクト26、27の一端側は、それぞれのPC側取付部材28A、28Bの丸孔にはめ込まれることで、PC側取付部材28A、28Bに取り付けられている。また、筐体側取付部材29には、排熱ダクト26、27の口径と同様の大きさの丸孔が2つ形成されており、そのそれぞれに排熱ダクト26、27の他端側がはめ込まれることで、筐体側取付部材29に取り付けられている。このように、排気ダクト26、27の両端部が、PC側取付部材28A、28Bおよび筐体側取付部材29に取り付けられていることで、編集側筐体10の側面10aにおける開口部10bと第1のPC20の排熱口20a、編集側筐体10の側面10aにおける開口部10bと第2のPC21の排熱口21aとの間が密閉状態とされている。
なお、上記においては、排熱ダクトの端部が取付部材の丸孔にはめ込まれている場合を説明したがこれに限らず、例えば図5に示すように、PC側取付部材および筐体側取付部材(ここではPC側取付部材28Aの場合を説明する)に筒状部30を形成し、この筒状部30に第1の排熱ダクト26の一端部をはめ込むようにして、第1の排熱ダクト26の一端部とPC側取付部材28Aとを取り付けるようにしてもよい。このような取付構造によると、第1の排熱ダクト26の一端部がPC側取付部材28Aの筒状部30にはめ合わせられて取り付けられているので、例えば、第1の排熱ダクト26の一端部とPC側取付部材28Aとがねじ止めなどの方法により取り付けられている場合に比べて、部品点数を少なくできるほか、容易かつ短時間で取付作業を行うことができる。さらに、第1のPC20のメンテナンス時などにおいては、第1のPC20から第1の排熱ダクト26の一端側を引き抜くことで簡単に取り外すことができ、第1のPC20を編集側筐体10の内部から容易に取り出すことができる。
以上のような構成において、ユーザは、撮影ブース6内において、はしご7を利用するなどして好みの撮影ポーズを形成して写真撮影を行い、撮影が終了すると、撮影した画像が表示される側の編集ブース13に移動し、タッチペン11を用いて、撮影画像が表示されるタブレットディスプレイ12に編集画像の入力を行う。そして、編集画像の入力が終わると、ユーザは、撮影画像と編集入力画像とが合成処理されて生成された印刷用画像がシールシートに印刷されて排出されるプリント取出口8に移動し、出力されるシールシートを取得して写真撮影装置1の利用を終了する。なお、上記の撮影処理、編集処理および印刷処理の詳細については、写真撮影装置の分野において既に公知であるので、本実施の形態においては説明を省略する。
ユーザは、上記のようにして写真撮影装置1を利用するが、このとき、電源が入った状態の第1のPC20、第2のPC21、およびその他の電子機器としてのボリューム調整部22、UPS23、DIO25は稼動しているため熱を発生する。特に、内部にCPUを有し、かつ、精密な回路基盤を多く有する第1のPC20、第2のPC21は他の電子機器に比べて多くの熱を発生する。熱の多くはCPUから発せられる。
しかしながら、写真撮影装置1には、ファン25と第1のPC20の排熱口20a、ファン25と第2のPC21の排熱口21aとの間に、第1の排熱ダクト26、第2の排熱ダクト27が設けられているので、図4に示すように、第1の排熱ダクト26、第2の排熱ダクト27が、第1のPC20、第2のPC21から発生する熱(図中の矢印Hにて示す)を編集側筐体10の開口部10bに円滑に誘導し、誘導された熱を、編集側筐体10の内部にこもらせること無く、ファン25により効果的に編集側筐体10の外部に排出することができる。したがって、例えば排熱ダクト26、27が設けられていない場合に比べて編集側筐体10の内部の温度上昇を抑制することができ、第1のPC20および第2のPC21から発生した熱が、第1のPC20、第2のPC21、およびその他の電子機器であるボリューム調整部22、UPS23、DIO25の作動状況に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
また、このように編集側筐体10の内部に熱がこもらないようにできるので、第1のPC20、第2のPC21、ボリューム調整部22、UPS23、DIO25の作動環境が苛酷にならず、したがって、第1のPC20および第2のPC21から発生した熱が、第1のPC20、第2のPC21、ボリューム調整部22、UPS23、DIO25の製品寿命に悪影響を及ぼすことも抑制することができる。さらに、第1のPC20、第2のPC21は、その周囲の空気を取り込んで内部を空冷し、冷却後の熱気をPCの外部に排出する排気ファン20b、21bを内部に備えており、この排気ファン20b、21bにより排出された冷却後の熱気は、排熱ダクト26、27により開口部10bまで円滑に誘導されて編集側筐体10の外部に排出され、編集側筐体10の内部を巡ることが無い、すなわち前記熱気が編集側筐体10の内部の空気を混ざらないので、第1のPC20および第2のPC21は、自身が排出した熱気を内部の空冷に利用することが無く、したがって、編集側筐体10の内部の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、たとえ編集側筐体10のほうが撮影側筐体3よりも容積が小さく、筐体内部の温度が上昇しやすい場合であっても、排熱ダクト26、27が、第1のPC20および第2のPC21から発生する熱を開口部10bに誘導し、前記発生した熱が開口部10bから編集側筐体10の外部に効果的に排出されるので、編集側筐体10の内部に収納されている第1のPC20および第2のPC21は、自身から発生した熱の影響を受けることがない。また、排熱ダクトを設けない場合には撮影側筐体3よりも容積の小さい編集側筐体10のほうが、撮影側筐体3に比べて筐体内部の温度が上昇しやすくなるので、排熱ダクト26、27を備えた場合の排熱効果は、編集側筐体10のほうが撮影側筐体3に比べて顕著に現れる。したがって、第1のPC20、第2のPC21を収納する筐体の容積が小さくなるにつれて、排熱ダクト26、27を備えることが有用となる。
さらに、開口部10bと第1のPC20の排熱口20a、開口部10bと第2のPC21の排熱口21aとが密閉状態とされていることで、発生した熱を排熱ダクト26、27の外部に漏らすことが無く、編集側筐体10の外部に、より効果的に排出することができる。
なお、上記においては、PCの排熱口と排熱ダクトとを密閉状態で接続した場合を説明したがこれに限らず、図6に示すように、第1の排熱ダクト26の一端側に末広がり部31aを有するジョウゴ形状のスリーブ31を被せ、第1のPC20の排熱口20aから排出される冷却後の熱気をこの末広がり部31aにより効率的に回収し、回収した熱気を第1の排熱ダクト26、ファン25、開口部10aを介して、編集側筐体10の外部に排出するようにしてもよい。
さらに、上記においては、編集側筐体10の内部に備えられた排熱ダクト26、27を編集側筐体10の側面10aにおける開口部10bに接続し、発生した熱をこの開口部10bから編集側筐体10の外部に排出した場合を説明したが、これに限らず、例えば図7に示すように、隣接する撮影側筐体3における、編集側筐体10の開口部10bに対応する位置に第1の開口部3aを形成し、この第1の開口部3aが形成された側面とは異なる側面3bに第2の開口部3cを形成し、第1のPC20、編集側筐体10の開口部10b、撮影側筐体3における第1の開口部3a、第2の開口部3cにわたって第1の排熱ダクト26を設置し、このようにして、第1のPC20から発生した熱を編集側筐体10の外部に排出するようにしてもよい。このような実施の形態の変形例は、PCをどの筐体内に収納するか、排熱用の開口部をどの筐体に設けるかにより様々に異なり、紙幅の都合上、これらすべてを例示しないが、要するに、これらの例示しない変形例は、筐体内における熱を発生する機器と外気とをつなげる熱誘導部を設ける構成を有する。また、前述の、筐体内における熱を発生する機器と外気とをつなげる熱誘導部を設ける構成は、写真撮影装置の筐体においてのみ用いられるのではなく、大型の情報処理システム等を構成するもので、内部に情報処置装置等の熱を発生する電子機器を備える筐体に応用することもできる。
以上のように本発明によると、写真撮影装置の処理動作を制御する第1のPC20および第2のPC21を内部に備えた筐体を備える写真撮影装置1において、排熱ダクト26、27により、第1のPC20および第2のPC21から発生する熱を筐体に備えられた開口部10bに誘導することで、前記発生する熱を、筐体の外部に効果的に排出することができる。
本発明の実施の形態の写真撮影装置の側面図である。 図1に示した編集側筐体の斜視図である。 編集側筐体の内部における要部の拡大斜視図である。 PCから発生する熱を編集側筐体の外部に排出する状態を説明する図である。 排熱ダクトとPCとの取付構造の例を示す図である。 排熱ダクトとPCの排熱口とを直結しない場合の例を示す図である。 排熱ダクトの配置例を示す図である。 従来の編集側筐体の斜視図である。
符号の説明
2 カメラ
6 撮影ブース
10 編集側筐体
10b 開口部
12 タブレットディスプレイ
20 第1のPC
21 第2のPC

Claims (6)

  1. 撮影ブース内のユーザを撮影する撮影手段と、撮影した画像を表示してユーザからの編集画像の入力操作を受け付ける編集手段と、前記撮影手段に基づく撮影処理と前記編集手段に基づく編集処理のうちの少なくとも一方の処理を制御する制御手段と、前記制御手段を内部に収納する筐体とを備える写真撮影装置において、前記制御手段は情報処理装置により構成され、前記筐体はその内部と外部とをつなげる開口部を備え、前記情報処理装置から発生する熱を前記開口部に誘導する熱誘導部を備えることを特徴とする写真撮影装置。
  2. 筐体は、撮影手段を有する第1の筐体と、編集手段を有し、前記第1の筐体よりも容積が小さい第2の筐体とで構成され、前記第2の筐体に情報処理装置が収納されるとともに開口部が設けられ、前記情報処理装置から発生する熱を前記開口部に誘導する熱誘導部を備えることを特徴とする請求項1記載の写真撮影装置。
  3. 情報処理装置は、撮影処理を制御する第1の情報処理装置と、編集処理を制御する第2の情報処理装置の少なくとも2台で構成され、熱誘導部は、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置のそれぞれから発生する熱を前記開口部に個別に誘導することを特徴とする請求項1または2に記載の写真撮影装置。
  4. 情報処理装置はパーソナルコンピュータであり、熱誘導部は管状でその一端側は前記パーソナルコンピュータに設けられた排熱口に取り付けられ、他端側は筐体の開口部に取り付けられ、前記排熱口と前記開口部との間が密閉状態とされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の写真撮影装置。
  5. 筐体における開口部には、前記筐体の内部の空気を前記筐体の外部に強制的に排出する換気手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の写真撮影装置。
  6. パーソナルコンピュータの排熱口には筒状部を有する取付部材が設けられ、熱誘導部の一端側は、前記筒状部にはめ合わせられることで、前記パーソナルコンピュータの排熱口に取り付けられていることを特徴とする請求項4記載の写真撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017062832A (ja) * 2009-04-21 2017-03-30 エクスカリバー アイピー リミテッド ライアビリティ カンパニー サーバファーム冷却システムのための冷気列封入

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