JP2023040821A - 写真作成ゲーム機、撮影方法、およびプログラム - Google Patents

写真作成ゲーム機、撮影方法、およびプログラム Download PDF

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Yasumi Kureya
栞里 庄
Shiori Sho
和人 片田
Kazuto Katada
遼平 山本
Ryohei Yamamoto
徹 松岡
Toru Matsuoka
隆太 奥津
Ryuta Okutsu
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Abstract

Figure 2023040821000001
【課題】安定した光学環境での動画撮影を実現する。
【解決手段】撮影空間において利用者を被写体として撮影するためのカメラと、カメラの上方に設けられ、利用者に向けてストロボ発光する上ストロボユニットと、カメラの上方に上ストロボユニットとは別個で設けられ、定常発光する定常光光源とが設けられ、制御部は、カメラによる静止画撮影のタイミングで上ストロボユニットをストロボ発光させるとともに、カメラによる動画撮影中に定常光光源を定常発光させ、静止画撮影が行われる静止画撮影期間中、定常光光源を発光させない。本技術は、写真シール作成装置に適用することができる。
【選択図】図16

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年8月30日に月刊アミューズメント・ジャーナル第21巻,第9号,第34~37頁にて公開 〔刊行物等〕 令和3年9月8日に電子メールにて送信した営業資料にて公開
本技術は、写真作成ゲーム機、撮影方法、およびプログラムに関し、特に、安定した光学環境での動画撮影を実現できるようにする写真作成ゲーム機、撮影方法、およびプログラムに関する。
従来、アミューズメント施設などに設置される写真シール機が知られている。写真シール機は、利用者を撮影し、利用者の操作に応じて撮影画像に対して編集を施す。写真シール機は、編集が施された撮影画像をシール紙に印刷する。
通常、写真シール機の筐体内に形成された撮影空間には、カメラの撮影タイミングで発光する複数のストロボの他に、撮影空間内の明るさを一定に保つ定常光光源が設けられる。
例えば特許文献1には、カメラユニットの左右に、撮影作業が行われている間常時発光する発光体のみを内部に有する照明ユニットが設置された写真シール作成装置が開示されている。
特開2017-37123号公報
従来、写真シール機において、定常光光源は、安定した光学環境での撮影を目的としたものではなかった。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、安定した光学環境での動画撮影を実現できるようにするものである。
本技術の写真作成ゲーム機は、撮影空間において利用者を被写体として撮影するためのカメラと、前記カメラの上方に設けられ、前記利用者に向けてストロボ発光する上ストロボユニットと、前記カメラの上方に前記上ストロボユニットとは別個で設けられ、定常発光する定常光光源と、前記カメラによる静止画撮影のタイミングで前記上ストロボユニットをストロボ発光させるとともに、前記カメラによる動画撮影中に前記定常光光源を定常発光させ、前記静止画撮影が行われる静止画撮影期間中、前記定常光光源を発光させない制御部とを備える写真作成ゲーム機である。
本技術の撮影方法は、撮影空間において利用者を被写体として撮影するためのカメラと、前記カメラの上方に設けられ、前記利用者に向けてストロボ発光する上ストロボユニットと、前記カメラの上方に前記上ストロボユニットとは別個で設けられ、定常発光する定常光光源とを備える写真作成ゲーム機が、前記カメラによる静止画撮影のタイミングで前記上ストロボユニットをストロボ発光させるとともに、前記カメラによる動画撮影中に前記定常光光源を定常発光させ、前記静止画撮影が行われる静止画撮影期間中、前記定常光光源を発光させない撮影方法である。
本技術のプログラムは、撮影空間において利用者を被写体として撮影するためのカメラと、前記カメラの上方に設けられ、前記利用者に向けてストロボ発光する上ストロボユニットと、前記カメラの上方に前記上ストロボユニットとは別個で設けられ、定常発光する定常光光源とを備える写真作成ゲーム機を制御するコンピュータに、前記カメラによる静止画撮影のタイミングで前記上ストロボユニットをストロボ発光させるとともに、前記カメラによる動画撮影中に前記定常光光源を定常発光させ、前記静止画撮影が行われる静止画撮影期間中、前記定常光光源を発光させない処理を実行させるためのプログラムである。
本技術においては、利用者に向けてストロボ発光する上ストロボユニットが、カメラの上方に設けられ、定常発光する定常光光源が、前記カメラの上方に前記上ストロボユニットとは別個で設けられ、前記カメラによる静止画撮影のタイミングで前記上ストロボユニットがストロボ発光するとともに、前記カメラによる動画撮影中に前記定常光光源が定常発光し、前記静止画撮影が行われる静止画撮影期間中、前記定常光光源が発光しない。
本技術によれば、安定した光学環境での動画撮影を実現することが可能となる。
本技術の写真シール機の外観の構成例を示す斜視図である。 写真シール機の外観を他の角度から見た斜視図である。 写真シール機の上面図である。 事前選択部の構成例を示す図である。 撮影部の構成例を示す正面図である。 撮影部の構成例を示す斜視図である。 天井部と背景部の構成例を示す斜視図である。 天井部と背景部の構成例を示す斜視図である。 編集ユニットの構成例を示す図である。 編集ユニット側面パネルの構成例を示す図である。 編集空間の通気について説明する図である。 編集空間の通気について説明する図である。 写真シール機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 制御部の機能構成例を示すブロック図である。 写真シール作成ゲーム提供処理について説明するフローチャートである。 撮影処理部と編集処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。 上ストロボユニットと定常光光源の配置について説明する図である。 上ストロボユニットと定常光光源の発光制御について説明する図である。 定常光光源の配置の例を示す図である。 定常光光源の配置の例を示す図である。 動画撮影処理の流れについて説明するフローチャートである。 ライブビュー表示画面の例を示す図である。 ライブビュー表示画面の例を示す図である。 ライブビュー表示画面の例を示す図である。 ライブビュー表示画面の例を示す図である。 シール用画像生成処理の流れについて説明するフローチャートである。 シールレイアウト選択画面の例を示す図である。 フレーム画像選択画面の例を示す図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.写真シール機の構成
2.写真シール作成ゲーム提供処理
3.撮影処理部と編集処理部の詳細な構成
4.撮影処理における発光制御
5.動画撮影中のライブビュー表示
6.シール用画像の生成
<1.写真シール機の構成>
(写真シール機の外観)
図1および図2は、写真シール機1の外観の構成例を示す斜視図である。また、図3は、写真シール機1の内部を上面から見た上面図である。
写真シール機1は、撮影画像や編集画像を提供するゲーム機である。写真シール機1は、画像をシール紙に印刷したり、画像を利用者の携帯端末上で閲覧可能にしたりすることで、利用者に画像を提供する。写真シール機1は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設や店舗に設置される。
写真シール機1の利用者は、女子中学生や女子高校生をはじめとする若い女性が中心とされる。写真シール機1においては、1組あたり主に2人の利用者がゲームを楽しむことができる。もちろん、写真シール機1において、1人の利用者や3人以上の利用者がゲームを楽しむこともできる。
写真シール機1において、利用者は、自身が被写体となって撮影作業を行う。利用者は、編集作業(落書きともいう)により、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した画像に、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させる。これにより、撮影画像が彩り豊かな画像に編集される。利用者は、編集済みの画像である編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
写真シール機1は、写真シール作成ゲームを提供する写真作成ゲーム機ということができる。
図1に示されるように、写真シール機1は、基本的に、撮影ユニット11と編集ユニット12が接した状態で設置されることによって構成される。撮影ユニット11と編集ユニット12は電気的に接続される。
撮影ユニット11は、人が中に入ることができる程度の大きさを有する箱状の筐体を有し、事前選択部21、撮影部22、天井部23、および背景部24から構成される。事前選択部21は、撮影部22の側面に設置される。事前選択部21の前方の空間が、事前選択処理が行われる事前選択空間B1となる。撮影部22と背景部24は、所定の距離だけ離れて設置され、互いの上部が天井部23に連結される。撮影部22、天井部23、および背景部24に囲まれる空間が、撮影処理が行われる撮影空間B2となる。
事前選択部21は、事前選択処理として、写真シール機1によって提供されるゲームを紹介するガイダンスを行ったり、撮影空間B2で行われる撮影処理における各種の設定を行ったりする。事前選択部21には、利用者が代金を投入する硬貨投入口や、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。事前選択部21は、撮影空間B2の空き状況に応じて、事前選択空間B1にいる利用者を撮影空間B2へと案内する。
撮影部22は、利用者を被写体として撮影するための装置である。撮影部22は、撮影空間B2に入った利用者の正面に位置する。撮影空間B2に臨む撮影部22の正面には、カメラCAMや、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタ、撮影タイミングに合わせて発光するストロボユニットなどが設けられる。
図3に示されるように、撮影部22の撮影空間B2に臨む面は、半円筒形状の曲面C22で形成されている。
撮影空間B2において正面(カメラCAM側)を向いている利用者からみて左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部22の左側面が側面パネル32Aにより構成され、右側面が側面パネル32Bにより構成される。また、撮影部22の正面は、正面パネル31により構成される。側面パネル32Aには、上述した事前選択部21が設置される。事前選択部21は、側面パネル32Bに設置されるようにしてもよい。
背景部24は、背面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bから構成される。背面パネル41は、正面を向いている利用者の背面側に位置する板状の部材である。側面パネル42Aは、背面パネル41の左端に取り付けられ、側面パネル32Aより厚みのある板状の部材である。側面パネル42Bは、背面パネル41の右端に取り付けられ、側面パネル32Bより厚みのある板状の部材である。
図3に示されるように、背景部24の撮影空間B2に臨む面は、半円筒形状の曲面C24で形成されている。曲面C24の撮影空間B2側には、後述する背景カーテンが、天井部23に設けられるカーテンユニットから下ろされる。カーテンユニットは、白色の背景カーテンが巻き取られて収納され、その背景カーテンが下ろされるように構成される。カーテンユニット内部の背景カーテンが下ろされることで、撮影空間B2においては、曲面C24が、背景カーテンで覆われることになる。
側面パネル32Aと側面パネル42Aの筐体外側の面は、略同一平面をなす。側面パネル32Aと側面パネル42Aの上部は、天井部23によって連結される。側面パネル32Bと側面パネル42Bの筐体外側の面も同様に、略同一平面をなす。側面パネル32Bと側面パネル42Bの上部もまた、天井部23によって連結される。
側面パネル32Aと側面パネル42Aは、撮影空間B2の左側面を囲む部材となり、側面パネル32Bと側面パネル42Bは、撮影空間B2の右側面を囲む部材となる。
側面パネル32A、天井部23、および側面パネル42Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間B2の出入り口となる。また、側面パネル32B、天井部23、および側面パネル42Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間B2の出入り口となる。
撮影空間B2の天井を構成する天井部23には、ビニル素材や板状の部材からなる天井シートや、撮影タイミングでストロボ発光するストロボ発光管と、定常発光する定常光光源を内部に備える天井ストロボユニットが設けられる。
編集ユニット12は、撮影画像に編集を施すための装置である。編集ユニット12は、一方の側面が撮影部22の正面パネル31に接するようにして、撮影ユニット11に連結して設けられる。
図1に示される編集ユニット12の構成を前面側の構成とすると、編集ユニット12の前面側と後面側のそれぞれに、編集作業(落書き)に用いられる構成が設けられる。このような構成により、2組の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
編集ユニット12の前面側は、主に、垂直面51と、垂直面51の上方に形成された斜面52から構成される。斜面52には、編集作業に用いられる構成として、タブレット内蔵モニタやタッチペンが設けられる。斜面52の上方には、各種のデザインが施された例えば樹脂製のシートを貼り付け可能な板状部53が設けられる。
編集ユニット12の後面側は、基本的に、編集ユニット12の前面側と同様に構成される。
編集ユニット12の左側面(撮影部22の正面パネル31とは反対側の側面)には、矩形形状を有する板状の部材である編集ユニット側面パネル13が設けられる。編集ユニット側面パネル13は、例えば10cm程度の厚さをもった筐体状に形成される。
編集ユニット側面パネル13の、図1に示される編集ユニット12の前面側の側面(縁面)は、側面パネル32Aおよび側面パネル42Aと、略同一平面をなす。また、編集ユニット側面パネル13の、図2に示される編集ユニット12の後面側の側面(縁面)は、側面パネル32Bおよび側面パネル42Bと、略同一平面をなす。さらに、編集ユニット側面パネル13の上面(天面)は、撮影ユニット11を構成する撮影部22、天井部23、および背景部24の上面と、略同一平面をなす。
このような構造により、写真シール機1は、全体として直方体形状の筐体を有するように構成される。
編集ユニット12の上方にはカーテンフレーム61A,61Bが設けられる。互いに平行に設けられるカーテンフレーム61Aとカーテンフレーム61Bの一端は、側面パネル32Aと側面パネル32Bの上端にそれぞれ固定される。カーテンフレーム61Aとカーテンフレーム61Bの他端は、編集ユニット側面パネル13の両側面の上端にそれぞれ接合される。
カーテンフレーム61A,61Bには、編集ユニット12の前方の空間と後方の空間が外から見えないように、図示せぬカーテンが取り付けられる。そのカーテン、撮影部22の正面パネル31、および編集ユニット側面パネル13により囲まれる編集ユニット12の前方の空間と後方の空間それぞれが、利用者が編集作業を行う編集空間B3-1,B3-2となる。
後述するように、編集ユニット側面パネル13には、印刷済みのシール紙を利用者に提供するシール取り出し口が設けられる。編集ユニット側面パネル13前方の空間が、印刷済みのシール紙が提供されるのを利用者が待つ印刷待ち空間B4となる。
次に、写真シール機1を構成する各部の構成について説明する。
(事前選択部の構成)
図4は、事前選択部21の構成例を示す図である。
側面パネル32Aに設置される事前選択部21の上部には、タッチパネルモニタ71が設けられる。タッチパネルモニタ71は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ71は、各種のGUI(Graphical User Interface)を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ71には、利用者の人数の選択に用いられる画面などが表示される。
タッチパネルモニタ71の下方にはスピーカ72が設けられる。スピーカ72は、事前選択処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音などを出力する。スピーカ72の隣には、利用者により硬貨が投入される硬貨投入口73が設けられる。
また、側面パネル32Aにおいて、事前選択部21の上方には、蛍光チューブから構成される電飾部74が設けられる。
(撮影部の構成)
図5は、撮影部22の構成例を示す正面図である。また、図6は、撮影部22の構成例を示す斜視図である。
撮影部22は、正面パネル31と、正面パネル31の左右両端に接するようにして設けられる側面パネル32A,32Bに囲まれるようにして構成される。
撮影部22の正面側には、曲面C22を構成する曲面パネル81-1,81-2,81-3が設けられる。曲面パネル81-1は、曲面C22を縦に3分割した左側を構成し、曲面パネル81-2は、曲面C22を縦に3分割した中央を構成する。曲面パネル81-3は、曲面C22を縦に3分割した右側を構成する。
曲面パネル81-1,81-2,81-3は、アクリル樹脂により形成される。具体的には、曲面パネル81-1,81-3は、不透明な例えば黒色のアクリル樹脂により形成される一方、曲面パネル81-2は、半透明な例えば黒色のアクリル樹脂により形成される。
曲面パネル81-2において、撮影部22の正面側の略中央となる箇所には、カメラユニット82が設けられる。カメラユニット82は、カメラ91、タッチパネルモニタ92、およびスマートフォンホルダ93から構成される。
カメラ91は、例えば一眼レフカメラであり、レンズが露出するようにカメラユニット82に内蔵される。カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を有し、撮影空間にいる利用者を撮影する。カメラ91により取り込まれた動画像(以下、ライブビュー画像ともいう)は、タッチパネルモニタ92にリアルタイムで表示される。撮影が指示されたときなどの撮影タイミングでカメラ91により取り込まれた静止画像は、撮影画像として保存される。
タッチパネルモニタ92は、カメラ91の下方で、表示面が露出するようにカメラユニット82に内蔵される。タッチパネルモニタ92は、LCDなどのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ92は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUIを表示し利用者の操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ92には、カメラ91により取り込まれた動画像(ライブビュー画像)や、撮影結果としての静止画像(撮影画像)が表示される。
カメラユニット82の前面において、カメラ91のレンズの右側には、スマートフォン(携帯端末)の置き場となるスマートフォンホルダ93が設けられる。スマートフォンホルダ93は、スマートフォンを横向きで置くのに十分な長さとなるように形成される。
利用者は、自分のスマートフォンをスマートフォンホルダ93に置き、スマートフォンに、ゲーム中の自身の様子を動画像や静止画像として撮影させることができる。
曲面パネル81-2において、カメラユニット82の上方には、非球面状の発光面を利用者に向けた上ストロボユニット83が設置される。上ストロボユニット83は、利用者の正面上方から、利用者の顔を中心とした範囲に光を照射する。上ストロボユニット83は、ストロボ発光可能なストロボ発光管とLED電球を内蔵している。上ストロボユニット83は、撮影空間内を常時照らすとともに、撮影タイミングでストロボ発光し、被写体となる利用者に光を照射する。
カメラユニット82の上方であって、正面視で上ストロボユニット83を左右から挟み込む位置には、複数の定常光光源84が設けられる。定常光光源84は、曲面パネル81-2の裏面側で、上下方向に並んで配置される。定常光光源84は、例えばLED電球で構成される。
カメラユニット82の下方には、曲面パネル81-2から突出するようにして、曲面パネル81-2と略同じ幅に形成される箱状の箱型ストロボユニット85が設けられる。箱型ストロボユニット85は、主に、利用者の下半身および足元に光を照射する。箱型ストロボユニット85もまた、ストロボ発光可能なストロボ発光管とLED電球を内蔵している。箱型ストロボユニット85は、撮影空間内を常時照らすとともに、撮影タイミングでストロボ発光し、被写体となる利用者に光を照射する。
箱型ストロボユニット85と側面パネル32Aとの間、箱型ストロボユニット85と側面パネル32Bとの間には、箱状部86A,86Bがそれぞれ形成される。箱状部86A,86Bのそれぞれの前面は、箱型ストロボユニット85の前面と、略同一平面をなす。箱状部86A,86Bのそれぞれの天面は扇形をなし、撮影作業を行う利用者が手荷物などを置くための荷物置き場として用いられる。
曲面パネル81-1において、箱状部86Aの上方であって、カメラユニット82と略同じ高さの位置には、ミラー87が設けられる。ミラー87は、撮影作業を開始する前の利用者が、自身の身だしなみをチェックするために利用される。
(天井部と背景部の構成)
図7および図8は、天井部23と背景部24の構成例を示す斜視図である。
撮影空間B2の天井を構成する天井部23には、天井ストロボユニット131と側面ストロボユニット132A,132Bが設けられる。
天井ストロボユニット131は、利用者の略直上から光を照射する。天井ストロボユニット131は、ストロボ発光可能なストロボ発光管とLED電球を内蔵している。天井ストロボユニット131は、撮影空間内を常時照らすとともに、撮影タイミングでストロボ発光し、被写体となる利用者に光を照射する。
側面ストロボユニット132A,132Bは、利用者の左右上方から光を照射する。側面ストロボユニット132A,132Bは、それぞれストロボ発光可能なストロボ発光管を内蔵している。側面ストロボユニット132A,132Bは、撮影タイミングでストロボ発光し、被写体となる利用者に光を照射する。
背景部24の撮影空間B2側の面には、曲面C24を構成する曲面パネル141-1,141-2,141-3が設けられる。曲面パネル141-1は、曲面C24を縦に3分割した左側を構成し、曲面パネル141-2は、曲面C24を縦に3分割した中央を構成する。曲面パネル141-3は、曲面C24を縦に3分割した右側を構成する。
曲面パネル141-1,141-2,141-3は、アクリル樹脂により形成される。具体的には、曲面パネル141-1,141-2,141-3は、半透明な例えば白色のアクリル樹脂により形成される。
曲面パネル141-1,141-2,141-3それぞれの裏面側には、延在方向を縦にしたLED蛍光管が並んで配置される。曲面パネル141-1,141-2,141-3裏面側に配置されるこれらのLED蛍光管は、撮影空間内を常時照らす。
曲面パネル141-1,141-2,141-3の上方には、カーテンユニット142が設置される。カーテンユニット142は、図示せぬ背面パネル41の面と平行に設置される。
上述したように、カーテンユニット142の内部には、白色の背景カーテン151が巻き取られて収納される。白色の背景カーテン151は、撮影空間B2において撮影処理が行われている間下ろされる。
すなわち、図7に示される背景部24は、背景カーテン151が下ろされず、曲面パネル141-1,141-2,141-3が露出した、撮影処理が行われていない状態の背景部24である。一方、図8に示される背景部24は、背景カーテン151が下ろされた、撮影処理が行われている状態の背景部24である。
(編集ユニットの構成)
図9は、編集ユニット12の前面側(図3の編集空間B3-1側)の構成例を示す図である。
斜面52の略中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161の左側にはタッチペン162Lが設けられる。タブレット内蔵モニタ161の右側にはタッチペン162Rが設けられる。
タブレット内蔵モニタ161には、例えば、編集作業に用いられる編集画面(落書き画面ともいう)が表示される。2人の利用者が同時に編集作業(落書き)を行う場合、タッチペン162Lはタブレット内蔵モニタ161に向かって左側にいる利用者により用いられ、タッチペン162Rはタブレット内蔵モニタ161に向かって右側にいる利用者により用いられる。
タッチペン162Lを用いた操作とタッチペン162Rを用いた操作はそれぞれ識別される。適宜、タブレット内蔵モニタ161の左側の表示に対してはタッチペン162Lを用いた操作のみが受け付け可能とされ、右側の表示に対してはタッチペン162Rを用いた操作のみが受け付け可能とされる。以下において、タッチペン162Lとタッチペン162Rを区別する必要がない場合、まとめてタッチペン162という。
斜面52の上方に設けられる板状部53においては、各種のデザインが施された例えば樹脂製のシートを貼り付け可能な透明なアクリル板163が、支持フレーム164A,164B,164Cによって支持される。
編集ユニット12の後面側(図3の編集空間B3-2側)は、基本的に、編集ユニット12の前面側と同様に構成される。
編集ユニット12の前面側のアクリル板163と、編集ユニット12の後面側のアクリル板163との間には、例えばLED蛍光管が設けられる。アクリル板163に、所定のデザインが施された透過性を有するシートを貼り付け、その裏面側からLED蛍光管を発光させることで、シートに施されたデザインを際立たせることができる。
(編集ユニット側面パネルの構成)
図10は、編集ユニット12の左側面に設けられる編集ユニット側面パネル13の構成例を示す図である。
編集ユニット側面パネル13は、その正面側(印刷待ち空間B4側)の面を構成する板状部材としてのパネル171乃至174を有している。
パネル171は、編集ユニット側面パネル13の略上半分を構成する。パネル172は、編集ユニット側面パネル13の略下半分のうちの左右方向中央3分の1弱を構成する。パネル173,174は、編集ユニット側面パネル13の略下半分において、パネル172の左右それぞれを構成する。
パネル171は、各種のデザインが施された樹脂製のシートを貼り付け可能な透明なアクリル板により構成される。編集ユニット側面パネル13の筐体内部であって、パネル171の裏面側には、例えばLED蛍光管が設けられる。パネル171に、所定のデザインが施された透過性を有するシートを貼り付け、その裏面側からLED蛍光管を発光させることで、シートに施されたデザインを際立たせることができる。
パネル172は、編集ユニット12の左側面の一部を覆う開閉可能なドア部として構成される。パネル172を開いた状態の開口部からは、編集ユニット12の筐体内部の左側面側に設けられるプリンタをのぞくことができる。
パネル172の中央付近には、最終的に出力されるシール紙を利用者に提供するシール取り出し口181が設けられる。編集ユニット12の筐体内部の左側面側に設けられるプリンタにより、編集空間B3-1の利用者が写る画像、または、編集空間B3-2の利用者が写る画像が所定のレイアウトでシール紙に印刷され、シール取り出し口181に排出される。
また、図10には、編集空間B3-1が外から見えないようにするための落書きカーテン191Aと、編集空間B3-2が外から見えないようにするための落書きカーテン191Bが示されている。
従来、落書きカーテン191A,191Bは、編集ユニット12の上方に設けられるカーテンフレーム61A,61Bに直接取り付けられていた。この場合、例えば、撮影部22の正面パネル31と編集ユニット側面パネル13との間に形成される編集空間B3-1,B3-2は、それぞれ落書きカーテン191A,191Bによって密閉されてしまう。
一方、図11に示されるように、本技術を適用した写真シール機1においては、カーテンフレーム61A,61Bに、通気金具192A,192Bがそれぞれ接合される。通気金具192Aは、側面パネル32A、カーテンフレーム61A、編集ユニット側面パネル13の縁面がなす同一平面から突出するようにして、カーテンフレーム61Aに接合される。同様に、通気金具192Bは、側面パネル32B、カーテンフレーム61B、編集ユニット側面パネル13の縁面がなす同一平面から突出するようにして、カーテンフレーム61Bに接合される。
そして、図12に示されるように、落書きカーテン191A,191Bそれぞれは、カーテンフレーム61A,61Bそれぞれではなく、通気金具192A,192Bそれぞれに取り付けられる。これにより、編集空間B3-1においては、落書きカーテン191Aと側面パネル32Aとの間、落書きカーテン191Aと編集ユニット側面パネル13の縁面との間に隙間が設けられる。同様に、編集空間B3-2においては、落書きカーテン191Bと側面パネル32Bとの間、落書きカーテン191Bと編集ユニット側面パネル13の縁面との間に隙間が設けられる。
これにより、編集空間B3-1,B3-2は、密閉されることなく外部との通気を図ることが可能となる。
(写真シール機のハードウェア構成ブロック)
図13は、写真シール機1のハードウェア構成例を示すブロック図である。図13において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図13に示されるように、写真シール機1は、PC(Personal Computer)部301に対して、事前選択部302、撮影部304、編集部305A,305B、および印刷部306が外部入出力インタフェース303を介して接続されることによって構成される。情報処理装置であるPC部301は、例えば編集ユニット12の筐体内部に搭載される。
PC部301を構成するCPU(Central Processing Unit)311,ROM(Read Only Memory)312,RAM(Random Access Memory)313は、バス314により相互に接続される。
CPU311は、所定のプログラムを実行し、写真シール機1の全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311が実行するプログラムやデータを記憶する。RAM313は、CPU311が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
バス314には、さらに、入出力インタフェース315が接続される。入出力インタフェース315には、記憶部316、通信部317、およびドライブ318が接続される。
記憶部316は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部316は、CPU311から供給された各種の設定情報や画像データなどを記憶する。記憶部316に記憶されている情報やデータはCPU311により適宜読み出される。
通信部317は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部317は、CPU311による制御に従って外部の装置と通信を行う。通信部317は、利用者により選択された画像を、例えば写真シール機1のメーカーが管理する画像管理サーバに送信する。通信部317から送信された画像は、画像管理サーバにおいて所定の記憶領域が割り当てられて保存され、画像管理サーバにアクセスしてきた携帯端末上で表示されたり、携帯端末にダウンロードされたりする。
ドライブ318には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319が適宜装着される。ドライブ318によりリムーバブルメディア319から読み出されたプログラムやデータは、CPU311に供給され、記憶部316に記憶されたり、インストールされたりする。
入出力インタフェース315には外部入出力インタフェース303が接続される。PC部301による各部の制御が、外部入出力インタフェース303を介して行われる。
事前選択部302は、事前選択空間B1にいる利用者を対象とした事前選択処理を行う。事前選択部302は、タッチパネルモニタ71、スピーカ72、および硬貨処理部321を含むように構成される。
タッチパネルモニタ71は、PC部301による制御に従って各種の選択画面を表示し、選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、各種の設定が行われる。
硬貨処理部321は、硬貨投入口73への硬貨の投入を検出する。硬貨処理部321は、所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、ゲームの開始を指示する起動信号をPC部301に出力する。
撮影部304は、撮影空間B2にいる利用者を対象とした撮影処理を行う。撮影部304は、カメラ91、タッチパネルモニタ92、照明装置331、カーテンユニット332、およびスピーカ333を含むように構成される。
カメラ91は、PC部301によるシャッタ制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像(画像データ)をPC部301に出力する。
照明装置331は、撮影空間B2内の各ストロボユニットと定常光光源であり、PC部301から供給される照明制御信号に従って発光する。照明装置331には、上ストロボユニット83、定常光光源84、箱型ストロボユニット85、天井ストロボユニット131、側面ストロボユニット132A,132Bなどが含まれる。
カーテンユニット332は、撮影空間B2内のカーテンユニット142であり、PC部301から供給される昇降制御信号に従ってカーテン(背景カーテン151)の上げ下ろしを行う。
スピーカ333は、撮影空間B2の所定の位置に設けられたスピーカにより構成される。
編集部305Aは、編集空間B3-1にいる利用者を対象とした編集処理を行う。編集部305Aは、タブレット内蔵モニタ161、タッチペン162L,162R、およびスピーカ341を含むように構成される。編集部305Bは、編集空間B3-2にいる利用者を対象とした編集処理を行い、編集部305Aと同一の構成を有する。以下、適宜、編集部305A,305Bをまとめて編集部305という。
タブレット内蔵モニタ161は、PC部301による制御に従って編集画面(落書き画面)を表示し、編集画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、編集対象となる撮影画像が編集される。
印刷部306は、プリンタ351を含むように構成される。プリンタ351にはシール紙ユニット352が装着される。
プリンタ351は、内蔵するヘッド361を駆動し、PC部301から供給された印刷データに基づいて、シール紙ユニット352に収納されているロール状のシール紙363に画像を印刷する。また、プリンタ351は、画像を印刷したシール紙363をカッター362によって所定のカット位置でカットして、シール取り出し口181に排出する。印刷媒体としては、シール紙以外の、写真を印刷可能な各種の媒体を用いることが可能である。
(制御部の機能構成例)
図14は、写真シール機1の全体の動作を制御する制御部の機能構成例を示すブロック図である。図14の各機能ブロックは、CPU311により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
具体的には、図14に示されるように、制御部400として、事前選択処理部401、撮影処理部402、編集処理部403、印刷処理部404、および送信処理部405が実現される。
事前選択処理部401は、事前選択部302の各部を制御することで、事前選択処理を行う。事前選択処理部401は、利用者の選択内容を表す選択情報を、撮影処理部402に供給する。
撮影処理部402は、事前選択処理部401からの選択情報に基づいて、撮影部304の各部を制御することで撮影処理を行う。撮影処理部402は、複数回の撮影により得られた複数枚の撮影画像を、編集処理部403に供給する。
編集処理部403は、編集部305の各部を制御することで編集処理を行う。編集処理部403は、撮影画像に編集が施された後の編集画像が所定のレイアウトで配置された印刷データを生成し、印刷処理部404に供給する。また、編集処理部403は、編集画像(撮影画像)の中から利用者により選択された画像のデータを、送信処理部405に供給する。
印刷処理部404は、印刷部306の各部を制御することで印刷処理を行う。印刷処理部404は、プリンタ351に印刷データを入力することで、編集画像をシール紙363に印刷して、シール取り出し口181に排出する。
送信処理部405は、通信部317を制御することで、利用者により選択された画像を画像管理サーバへ送信する送信処理を行う。
<2.写真シール作成ゲーム提供処理>
次に、図15のフローチャートを参照して、写真シール機1が実行する写真シール作成ゲーム提供処理の流れについて説明する。
ステップS1において、事前選択処理部401は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを、硬貨処理部321から供給される起動信号に基づいて判定し、硬貨が投入されたと判定するまで待機する。
ステップS1において、硬貨が投入されたと判定された場合、処理はステップS2に進む。ステップS2において、事前選択処理部401は、事前選択部302を制御することで、事前選択処理を行う。具体的には、事前選択処理部401は、利用者の人数の選択、写りコースの選択などを利用者に行わせる。いずれの選択も、タッチパネルモニタ71に表示される選択画面を用いて行われる。
ステップS3において、撮影処理部402は、撮影部304を制御することで、撮影処理を行う。具体的には、撮影処理部402は、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ92にライブビュー表示させ、撮影空間B2にいる利用者を被写体として撮影することで撮影画像を生成する。
ステップS4において、編集処理部403、印刷処理部404、および送信処理部405は、編集・印刷・送信処理を行う。
すなわち、編集処理部403は、編集部305を制御することで、編集処理を行う。具体的には、編集処理部403は、撮影処理により得られた撮影画像に対して利用者に編集作業を行わせることで、編集が施された編集画像を生成する。
また、印刷処理部404は、プリンタ351を制御することで、印刷処理を行う(開始する)。具体的には、印刷処理部404は、編集処理により得られた編集画像(印刷データ)をプリンタ351に入力してシール紙に印刷させる。印刷が終了すると、プリンタ351は、画像が印刷されたシール紙を、シール取り出し口181に排出する。
一方、送信処理部405は、通信部317を制御することで、送信処理を行う。具体的には、送信処理部405は、編集処理により得られた編集画像と撮影画像の中から利用者に選択された画像を、画像管理サーバへ送信する。
編集処理、印刷処理、および送信処理は、互いにそれぞれの一部または全部が、並行して行われてもよい。
<3.撮影処理部と編集処理部の詳細な構成>
ここで、図16を参照して、本技術を実現するための撮影処理部402と編集処理部403の詳細な構成について説明する。
図16に示されるように、撮影処理部402は、撮影制御部421、発光制御部422、表示制御部423、および記憶制御部424を含むように構成される。
撮影制御部421は、利用者を被写体として撮影するためのカメラ91を制御する。カメラ91は、撮影制御部421の制御に基づいて、静止画像(撮影画像)を生成するための静止画撮影に加えて、動画像(ムービー画像ともいう)を生成するための動画撮影を行うことができる。生成された撮影画像やムービー画像は、編集処理部403に供給される。
発光制御部422は、撮影空間B2内に設けられる上ストロボユニット83や、LED電球で構成される定常光光源84などの照明装置331の発光を制御する。
表示制御部423は、タッチパネルモニタ92における各種の画面の表示を制御する。タッチパネルモニタ92に表示される画面には、カメラ91による静止画撮影を実行するための画面や、カメラ91による動画撮影を実行するための画面などが含まれる。これらの撮影を実行するための画面には、カメラ91に取り込まれたライブビュー画像、撮影結果としての撮影画像やムービー画像が表示される。
記憶制御部424は、撮影制御部421により生成された撮影画像やムービー画像を、記憶部316に記憶させる。記憶部316に記憶された撮影画像やムービー画像は、表示制御部423の制御に基づいてタッチパネルモニタ92に表示され、最終的には、編集処理部403に供給される。
編集処理部403は、表示制御部431、入力受付部432、および画像生成部433を含むように構成される。
表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ161における各種の画面の表示を制御する。タブレット内蔵モニタ161に表示される画面には、上述した落書き画面のほか、シール紙に印刷される画像(シール用画像)を生成するための各種の選択画面などが含まれる。選択画面としては、シール用画像のデザインを決定するレイアウトを選択したり、シール用画像に配列される画像を選択するための選択画面が表示される。
入力受付部432は、タブレット内蔵モニタ161に表示された画面に対するタッチペン162を用いた利用者の操作入力を受け付ける。例えば、入力受付部432は、各種の選択画面に対する利用者の選択を受け付ける。
画像生成部434は、最終的にシール紙に印刷されるシール用画像を生成する。具体的には、画像生成部434は、選択画面において利用者により選択されたレイアウトに、利用者により選択された画像が配列された合成画像を、シール用画像として生成する。
このようにして生成されたシール用画像の印刷データは、印刷処理部404に供給される。また、撮影処理部402からの撮影画像(静止画像)には、落書き画面において利用者によって落書きが施され、画像管理サーバに送信される送信用画像として送信処理部405に供給される。
<4.撮影処理における発光制御>
上述したように、撮影空間B2内には各種のストロボユニットや定常光光源が設けられ、撮影処理においては、発光制御部422によってそれらの発光が制御される。
ここで、図17を参照して、撮影部22の正面に設けられる上ストロボユニット83と定常光光源84の配置について説明する。
図5および図6を参照して説明したように、撮影部22の正面を構成する曲面パネル81-2の略中央には、カメラ91、タッチパネルモニタ92、およびスマートフォンホルダ93から構成されるカメラユニット82が設けられる。また、曲面パネル81-2において、カメラユニット82の上方には、上ストロボユニット83と定常光光源84が設けられる。
カメラユニット82の筐体の色は、主に黒色とされる。また、曲面パネル81-2は、半透明な黒色のアクリル樹脂により形成され、図示せぬ曲面パネル81-1,81-3は、不透明な黒色のアクリル樹脂により形成される。すなわち、撮影部22の正面は、黒色を基調とした部材で構成される。これにより、被写体となる利用者の瞳に写り込む、上ストロボユニット83を光源としたキャッチライトを際立たせることができる。
上ストロボユニット83は、非球面状の発光面を利用者に向け、曲面パネル81-2から突出するように設置される。上ストロボユニット83は、ストロボ発光するストロボ発光管と定常発光するLED電球を内蔵している。
一方、定常光光源84は、上ストロボユニット83に内蔵されるLED電球とは別個に設けられる、定常発光するLED電球であり、黒色半透明の曲面パネル81-2の裏面側に設けられる。図17の例では、定常光光源84は、正面視で上ストロボユニット83を左右から挟み込むようにして、上ストロボユニット83の左右に、上下方向に4つずつ並んで配置される。
曲面パネル81-2が黒色半透明に形成されていることから、定常光光源84は、曲面パネル81-2の裏面側に設けられていても、曲面パネル81-2を透過して撮影空間B2内に定常光を照射することができる。また、定常光光源84は、上ストロボユニット83の左右において、高さ方向を上ストロボユニット83と同等にして配置されているので、上ストロボユニット83と同様に、利用者の正面上方から、利用者の顔を中心とした範囲に定常光を照射することができる。
図18は、上ストロボユニット83と定常光光源84の発光制御について説明する図である。
図18の最上段には、1回の写真シール作成ゲーム(以下、単にゲームという)の流れが時系列で示されている。図18の例では、1組の利用者が、時刻T1から時刻T5までの間でゲームをプレイするものとし、その前後においては、いずれの利用者もゲームをプレイしない場合を想定している。
いずれの利用者もゲームをプレイしない期間は、エコモード期間とされる。エコモード期間においては、写真シール機1の動作モードは省電力モードとなり、ゲームに使用される各種のモニタや照明装置は、基本的には待機状態またはOFF状態となる。
また、図18において、ゲームの流れの下段には、ゲームの流れの中でのカメラ91、上ストロボユニット83、および定常光光源84の動作が示されている。
エコモード期間においては、撮影空間B2内に設けられる照明装置は、基本的にはOFFとされるが、定常光光源84は、定常発光している状態(発光ON)となる。
時刻T1において、1組の利用者による硬貨投入が検知されるとゲームが開始され、図15のフローチャートのステップS2に対応する事前選択処理が開始される。エコモード期間に引き続き、事前選択処理が行われている間においても、定常光光源84は発光ONとなる。
事前選択処理が終了すると、図15のフローチャートのステップS3に対応する撮影処理が開始される。図18の例では、撮影処理は、撮影準備期間、静止画撮影期間、および動画撮影期間の3つの期間に区分されている。撮影準備期間は、撮影空間B2に移動してきた利用者に対して、撮影作業の準備を促すガイダンスなどが出力される時間である。静止画撮影期間は、静止画像(撮影画像)を生成するための静止画撮影が、複数回(例えば7回など)連続して行われる時間である。動画撮影期間は、例えば4秒間などの所定時間の動画像(ムービー画像)を生成するための動画撮影が行われる時間である。
事前選択処理が行われている間に引き続き、撮影準備期間においても、定常光光源84は発光ONとなる。撮影準備期間において定常光光源84を発光ONとすることで、撮影空間B2内が明るい状態で、撮影作業を開始する前の利用者に、ミラー87を用いた身だしなみのチェックなどを行わせることができる。
時刻T2において、撮影準備期間が終了し、静止画撮影期間になると、定常光光源84は、定常発光しない状態(発光OFF)に遷移する。時刻T2から時刻T3までの間、すなわち静止画撮影期間中、定常光光源84は発光OFFとなる。一方、上ストロボユニット83は、静止画撮影期間(時刻T2乃至T3の間)中、カメラ91による静止画撮影のタイミングでストロボ発光する。静止画撮影期間中、複数回連続して行われる静止画撮影のタイミングで、上ストロボユニット83のストロボ発光は繰り返される。
時刻T3において、静止画撮影期間が終了し、動画撮影期間になると、定常光光源84は、再び発光ONに遷移する。時刻T3から時刻T4までの間、カメラ91による動画撮影が行われ、その動画撮影期間中、定常光光源84は定常発光し続ける。
時刻T4において、撮影処理(動画撮影期間)が終了すると、図15のフローチャートのステップS4に対応する編集・印刷・送信処理が開始される。動画撮影期間に引き続き、編集・印刷・送信処理が行われている間においても、定常光光源84は発光ONとなる。
時刻T5において、編集・印刷・送信処理が終了すると、一連のゲームが終了し、写真シール機1は、再びエコモード期間となる。上述したように、エコモード期間においては、定常光光源84は発光ONとなる。
以上のように、上ストロボユニット83は、カメラ91による静止画撮影のタイミングでストロボ発光する一方、定常光光源84は、カメラ91による動画撮影中に定常発光し、静止画撮影が連続して行われる静止画撮影期間中には定常発光しない。
従来、写真シール機において動画撮影を行う場合、上ストロボユニットに内蔵されているLED電球の光だけでは光量が足りず、動画像における利用者の写りは、ストロボ発光のタイミングで得られる静止画像の写りと比べて暗くなってしまっていた。
そこで、本技術を適用した写真シール機1においては、上ストロボユニット83と同等な配置で定常光光源84を設けることで、動画撮影においても、利用者に対して十分な光量の光を照射することができる。すなわち、安定した光学環境での動画撮影を実現することができ、動画像における利用者の写りを、ストロボ発光のタイミングで得られる静止画像の写りに近づけることが可能となる。
また、LED電球で構成される定常光光源84は、写真シール作成ゲームの開始から終了までの間のうちの静止画撮影期間を除いた期間、さらには、エコモード期間のような、写真シール作成ゲームが提供されていない期間においても、発光ONとなる。
通常、LED電球は、点灯してからその明るさが安定するまでには、ある程度までの温度上昇が必要であり、一定の時間を要する。そのため、動画撮影期間だけ定常光光源84を発光ONにした場合、動画撮影中には明るさが安定せず、利用者に対して十分な光量の光を照射できない可能性がある。
一方、本技術を適用した写真シール機1においては、静止画撮影期間を除いた期間、さらにはエコモード期間においても、定常光光源84が発光ONとなる。したがって、静止画撮影期間において発光OFFとなったとしても、LED電球の温度をある程度保つことができるので、動画撮影期間においても、明るさを安定させることができ、利用者に対して十分な光量の光を照射することが可能となる。
なお、上述した説明では、静止画撮影期間は、静止画撮影が複数回連続して行われる時間とした。これに限らず、静止画撮影期間は、個々の静止画撮影における撮影タイミングを含む極短い時間であってもよい。この場合、それぞれの撮影タイミングの前に設けられる、ライブビュー画像が表示される時間が、静止画撮影期間に含まれてもよい。
(定常光光源の配置の例)
以上においては、定常光光源84は、正面視で上ストロボユニット83を左右から挟み込むようにして、上ストロボユニット83の左右に、上下方向に4つずつ並んで配置されるものとした。これに限らず、定常光光源84は、正面視で上ストロボユニット83の周囲に設けられればよい。
例えば、図19に示されるように、定常光光源84は、正面視で上ストロボユニット83の周囲を囲むようにして、例えば楕円形状に並んで配置されてもよい。
また、定常光光源84は、LED電球以外の照明器具で構成されてもよい。例えば、図20に示されるように、LED直管蛍光灯で構成される定常光光源84’が、正面視で上ストロボユニット83を左右から挟み込むようにして、上ストロボユニット83の左右に配置されてもよい。
もちろん、定常光光源84として、LED電球やLED直管蛍光灯に代えて、白熱電球、ハロゲンランプ、HIDランプや、熱陰極管方式の蛍光灯などが用いられてもよい。
以上のような構成であっても、安定した光学環境での動画撮影を実現することができ、動画像における利用者の写りを、ストロボ発光のタイミングで得られる静止画像の写りに近づけることが可能となる。
<5.動画撮影中のライブビュー表示>
上述したように、写真シール機1によって提供される写真シール作成ゲームにおいては、静止画撮影に加え、動画撮影が行われる。
(動画撮影処理の流れ)
図21のフローチャートを参照して、写真シール機1による動画撮影処理の流れについて説明する。図21の各ステップの処理は、撮影処理部402によって実行される。
ステップS111において、撮影制御部421は、カメラ91を制御することで、動画像の取り込みを開始する。
ステップS112において、表示制御部423は、タッチパネルモニタ92にライブビュー表示画面を表示することで、取り込まれた動画像のライブビュー画像としての表示を開始する。
ステップS113において、表示制御部423は、タッチパネルモニタ92のライブビュー表示画面に表示されるライブビュー画像に誘導画像を重畳する。誘導画像は、少なくとも動画撮影の被写体となる利用者の顔を含む領域を覆う画像であって、利用者の視線をカメラ91のレンズに誘導するための画像である。
利用者は、誘導画像が重畳されたライブビュー画像を確認しながら、動画撮影に臨むことになる。
ステップS114において、撮影制御部421は、取り込まれた動画像からムービー画像を生成し、記憶制御部424は、生成されたムービー画像を記憶部316に記憶させる。
ステップS115において、撮影処理部402は、ムービー画像を生成してから所定時間が経過したか否かを判定する。
所定時間が経過したと判定されるまで、ステップS114におけるムービー画像の生成・記憶が繰り返される。所定時間が経過したと判定されると、ステップS116に進む。
ステップS116において、撮影制御部421は、ムービー画像の生成を終了し、記憶制御部424は、そのムービー画像の記憶部316への記憶を修了する。
その後、ステップS117において、表示制御部423は、記憶部316に記憶されたムービー画像を読み出し、タッチパネルモニタ92に表示させることで、ムービー画像を再生する。
利用者は、タッチパネルモニタ92に表示されるムービー画像により、動画撮影の結果を確認することができる。
(ライブビュー表示画面の例)
ここで、図22および図23を参照して、動画撮影処理において表示されるライブビュー表示画面について説明する。
カメラ91による動画撮影により動画像の取り込みが開始されると、図22に示されるようなライブビュー表示画面500が、タッチパネルモニタ92に表示される。
図22のライブビュー表示画面500においては、その中央よりやや上よりに、カメラ91により取り込まれている動画像が、ライブビュー画像510として表示される。ライブビュー画像510の左右両側には、動画撮影におけるポーズの見本となる見本画像が表示される領域が設けられる。
ライブビュー画像510の略中央には、録画(ムービー画像の生成・記憶)が開始されるまでの時間を表すカウントダウン画像511が重畳表示される。図22の例では、カウントダウン画像511は、カウントダウンが開始される前の状態であり、「録画まで」の文言が表示されている。その後、カウントダウンが開始されると、カウントダウン画像511には、「3」、「2」、「1」の数字が1秒ごとに順に表示され、「0」のタイミングになったときに、録画が開始される。
なお、録画が開始される1秒前、すなわち、カウントダウン画像511に「1」の数字が表示された後、ライブビュー画像510には、カウントダウン画像511に代えて、図23に示されるような誘導画像521が表示される。
誘導画像521は、ライブビュー画像510の上端と下端に沿った所定幅の領域を除いた帯状領域を覆う画像であり、所定の透過率を有する黒色の画像である。図23に示されるように、誘導画像521は、少なくともライブビュー画像510に映る利用者の顔を含む領域を覆うように、ライブビュー画像510に重畳されている。
誘導画像521には、動画撮影の被写体となる利用者に対して、カメラ91のレンズに視線を向けることを促す文言「カメラを見てね」と、カメラ91のレンズが位置する方向を示す図形(三角形)が含まれている。
誘導画像521は、録画が終了するまでの間、ライブビュー画像510上に表示され続ける。なお、ライブビュー表示画面500において、ライブビュー画像510の上方には、録画が終了するまでの時間経過を表すインジケータ530が表示される。
動画撮影においては、撮影中に利用者に様々なポーズをとらせることが考えられるが、その場合においても、ライブビュー画像を表示することで、利用者にポーズなどを確認させる必要があった。しかしながら、動画撮影中にライブビュー画像を表示した場合、利用者は、カメラのレンズではなく、ライブビュー画像に写る自分自身(特に顔)につい視線を向けてしまい、集中して動画撮影に臨むことができないおそれがあった。
そこで、本技術の写真シール機1による動画撮影においては、少なくともライブビュー画像510に映る利用者の顔を含む領域を覆うように、誘導画像521が、ライブビュー画像510に重畳される。これにより、動画撮影の被写体となる利用者は、ライブビュー画像510に映る自分自身の顔を確認しづらくなるので、ライブビュー画像に写る自分自身につい視線を向けてしまうことを防ぐことができ、結果として、利用者は、集中して動画撮影に臨むことが可能となる。
特に、誘導画像521には、カメラ91のレンズに視線を向けることを促す文言と、カメラ91のレンズが位置する方向を示す図形が含まれていることから、利用者の視線をより確実に、カメラ91のレンズに向けさせることが可能となる。
また、誘導画像521は、ライブビュー画像510全体ではなく、ライブビュー画像510に映る利用者の顔を含む領域を覆うもので、所定の透過率を有する画像である。したがって、動画撮影の被写体となる利用者は、ライブビュー画像510に映る自分自身の顔を確認しづらいものの、ライブビュー画像510に映る頭頂部や、腕を含む胸元の部分、そして誘導画像521を透過してうっすら見える自分自身の動作などを確認しながら、動画撮影に臨むことができる。
なお、誘導画像521は、所定の透過率を有する黒色の画像であるものとしたが、その色は任意の色であってよい。また、図24に示されるように、誘導画像521は、透過率を有しない所定の色付きの画像であってもよい。加えて、誘導画像521は、ライブビュー画像510の上端と下端に沿った所定幅の領域のいずれか一方のみを覆う画像であってもよい。
さらには、誘導画像521は、ライブビュー画像510に映る自分自身の顔を確認しづらくするものであればよく、例えば、図25に示されるように、ライブビュー画像510全体を覆う、所定の透過率を有する色付きの画像であってもよい。
また、誘導画像521に含まれる、利用者に対してカメラ91のレンズに視線を向けることを促す文言や、カメラ91のレンズが位置する方向を示す図形は、図23乃至図25において例示したものに限られない。
<6.シール用画像の生成>
ここでは、最終的にシール紙に印刷されるシール用画像の生成について説明する。
本技術を適用した写真シール機1においては、静止画撮影により生成された静止画像(撮影画像)ではなく、動画撮影により生成された動画像(ムービー画像)を構成するフレーム画像の中から、利用者により選択されたフレーム画像が、シール紙に印刷される。
図26のフローチャートを参照して、シール用画像生成処理の流れについて説明する。図26の処理は、編集処理部403によって編集処理において実行される。
ステップS131において、表示制御部431は、シールレイアウト選択画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させる。
シールレイアウト選択画面は、最終的に出力されるシール紙のシールレイアウトを利用者に選択させるための画面である。シールレイアウトは、例えば3枚のフレーム画像が配置(配列)されるシール紙全体のデザインや色を決定するデザイン画像である。
図27は、シールレイアウト選択画面の例を示す図である。
図27に示されるシールレイアウト選択画面610の左右それぞれには、シールレイアウト選択領域611とOKボタン612が設けられる。
シールレイアウト選択画面610の左側のシールレイアウト選択領域611とOKボタン612は、タブレット内蔵モニタ161に向かって左側にいる利用者により操作される。シールレイアウト選択画面610の右側のシールレイアウト選択領域611とOKボタン612は、タブレット内蔵モニタ161に向かって右側にいる利用者により操作される。
シールレイアウト選択領域611においては、タッチペン162を用いた利用者の操作により、シールレイアウト(デザイン画像)の選択が受け付けられる。シールレイアウト選択領域611には、利用者の操作に従ってデザインの異なるデザイン画像が順番に表示され、また、デザイン画像の色を選択するためのアイコンが表示される。シールレイアウト選択領域611において選択されるいずれのデザイン画像にも、例えば3枚のフレーム画像が配置される領域(配置領域)が設けられている。
シールレイアウト選択領域611においてデザイン画像のデザインと色が選択された状態で、タッチペン162を用いた利用者の操作により、OKボタン612が押下されることで、デザイン画像のデザインと色が確定される。
すなわち、ステップS132において、入力受付部432は、シールレイアウト選択画面610に対する利用者のシールレイアウトの選択を受け付ける。シールレイアウト選択画面610の左右それぞれにおいて、シールレイアウト(デザイン画像)のデザインと色が確定されると、ステップS133に進む。
ステップS133において、表示制御部431は、フレーム画像選択画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させる。
フレーム画像選択画面は、シールレイアウト選択画面において選択されたデザイン画像に配置されるフレーム画像を利用者に選択させるための画面である。上述したように、フレーム画像は、カメラ91による動画撮影により生成されたムービー画像を構成するフレーム画像である。
図28は、フレーム画像選択画面の例を示す図である。
図28に示されるフレーム画像選択画面630の左右それぞれには、フレーム画像選択領域631とOKボタン632が設けられる。
フレーム画像選択画面630の左側のフレーム画像選択領域631とOKボタン632は、タブレット内蔵モニタ161に向かって左側にいる利用者により操作される。フレーム画像選択画面630の右側のフレーム画像選択領域631とOKボタン632は、タブレット内蔵モニタ161に向かって右側にいる利用者により操作される。
フレーム画像選択領域631においては、タッチペン162を用いた利用者の操作により、フレーム画像の選択が受け付けられる。フレーム画像選択領域631には、シールレイアウト表示領域641とフレーム画像表示領域642が設けられる。
シールレイアウト表示領域641には、シールレイアウト選択画面610において選択されたシールレイアウト(デザイン画像)が表示される。フレーム画像表示領域642には、ムービー画像を構成するフレーム画像が、所定フレーム分だけ表示される。
フレーム画像表示領域642に表示されるフレーム画像は、ムービー画像において時間的に連続するフレーム画像である必要はなく、例えば、ムービー画像における数フレーム毎のフレーム画像であればよい。このようにムービー画像から間引いたフレーム画像であっても、フレーム画像表示領域642に表示されるフレーム画像全体としては、ムービー画像における利用者の動作の連続性が損なわれることはない。
利用者は、フレーム画像表示領域642に表示されるフレーム画像の中から、任意の3枚のフレーム画像を選択することができる。利用者に選択される3枚のフレーム画像は、ムービー画像において時間的に前後していてもよいし、同一のフレーム画像が重複して選択されてもよい。
フレーム画像表示領域642において選択された3枚のフレーム画像は、シールレイアウト表示領域641に表示されるデザイン画像上に配置されて表示される。
フレーム画像表示領域642において選択されたフレーム画像は、ドラッグアンドドロップによってシールレイアウト表示領域641に表示されるデザイン画像上の配置領域に配置されてもよいし、デザイン画像上であらかじめ選択された配置領域に配置されてもよい。
3枚のフレーム画像がシールレイアウト表示領域641に表示されるデザイン画像上に配置された状態で、タッチペン162を用いた利用者の操作により、OKボタン632が押下されることで、デザイン画像に配置されるフレーム画像が確定される。
すなわち、ステップS134において、入力受付部432は、フレーム画像選択画面630に対する利用者の選択を受け付ける。フレーム画像選択画面630の左右それぞれにおいて、デザイン画像に配置されるフレーム画像が確定されると、ステップS135に進む。
ステップS135において、画像生成部434は、シールレイアウト選択画面において利用者により選択されたデザイン画像に、フレーム画像選択画面において利用者により選択されたフレーム画像が配列された合成画像を、シール用画像として生成する。
このようにして、タブレット内蔵モニタ161に向かって左側にいる利用者と右側にいる利用者それぞれについて、シール用画像が生成される。このようにして生成されたシール用画像の印刷データは、印刷処理部404に供給され、シール用画像が印刷されたシール紙が、シール取り出し口181に排出される。
従来、静止画撮影を連続的に行うことで、連写風の画像を得ることを目指す写真シール機が考えられていた。しかしながら、利用者は、短い時間間隔で行われる静止画撮影の度にポーズをとったり、顔の表情を作ったりするため、動作の連続性が維持されず、連写風の画像を得ることが難しかった。
一方、本技術を適用した写真シール機1においては、動画撮影により生成されたムービー画像から選択された所定数のフレーム画像が配列されたシール用画像が生成され、シール紙に印刷される。これにより、これまでにない動作の連続性をもった、連写風の画像が並んだシール紙を利用者に提供することが可能となる。
また、本技術を適用した写真シール機1においては、上ストロボユニット83と同等な配置で定常光光源84を設けたことで、ムービー画像における利用者の写りを、ストロボ発光のタイミングで得られる静止画像の写りに近づけることを可能とした。したがって、ムービー画像を構成するフレーム画像における利用者の写りも、ストロボ発光のタイミングで得られる静止画像の写りと同等とすることができ、結果として、シール紙の出来栄えを高めることができる。
なお、本技術を適用した写真シール機1においては、動画撮影により生成された動画像(ムービー画像)を構成するフレーム画像の中から選択されたフレーム画像がシール紙に印刷される。一方で、静止画撮影により生成された静止画像(撮影画像)はシール紙には印刷されず、編集処理において落書きが施された後、画像管理サーバへ送信される送信用画像の候補となる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図13に示されるように、装置本体とは別に、写真シール機1の管理者にプログラムを配信するために配布される、そのプログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROMおよびDVDを含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319により構成される。また、これらだけでなく、記録媒体は、装置本体にあらかじめ組み込まれた状態で管理者に配信されるプログラムが記録されているROM312や、記憶部316に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 写真シール機, 82 カメラユニット, 83 上ストロボユニット, 84 定常光光源, 91 カメラ, 92 タッチパネルモニタ, 161 タブレット内蔵モニタ, 162 タッチペン, 316 記憶部, 400 制御部, 401 事前選択処理部, 402 撮影処理部, 403 編集処理部, 404 印刷処理部, 405 送信処理部, 421 撮影制御部, 422 発光制御部, 423 表示制御部, 424 記憶制御部, 431 表示制御部, 432 入力受付部, 433 画像生成部

Claims (10)

  1. 撮影空間において利用者を被写体として撮影するためのカメラと、
    前記カメラの上方に設けられ、前記利用者に向けてストロボ発光する上ストロボユニットと、
    前記カメラの上方に前記上ストロボユニットとは別個で設けられ、定常発光する定常光光源と、
    前記カメラによる静止画撮影のタイミングで前記上ストロボユニットをストロボ発光させるとともに、前記カメラによる動画撮影中に前記定常光光源を定常発光させ、前記静止画撮影が行われる静止画撮影期間中、前記定常光光源を発光させない制御部と
    を備える写真作成ゲーム機。
  2. 前記制御部は、前記利用者に提供されるゲームの開始から終了までの間のうち、前記静止画撮影期間を除いた期間、前記定常光光源を定常発光させる
    請求項1に記載の写真作成ゲーム機。
  3. 前記制御部は、前記ゲームが提供されていない期間も、前記定常光光源を定常発光させる
    請求項2に記載の写真作成ゲーム機。
  4. 前記定常光光源は、正面視で前記上ストロボユニットの周囲の領域に設けられる
    請求項1乃至3のいずれかに記載の写真作成ゲーム機。
  5. 前記定常光光源は、正面視で前記上ストロボユニットを左右から挟み込むように、上下方向に複数並んで配置される
    請求項4に記載の写真作成ゲーム機。
  6. 前記定常光光源は、LED電球である
    請求項5に記載の写真作成ゲーム機。
  7. 前記カメラによる動画撮影により、所定時間のムービー画像を生成する撮影制御部と、
    前記ムービー画像を構成するフレーム画像からの、所定数の前記フレーム画像の前記利用者による選択を受け付ける選択受付部と、
    前記利用者に選択された前記フレーム画像が配列された合成画像を生成する画像生成部とをさらに備える
    請求項1乃至6のいずれかに記載の写真作成ゲーム機。
  8. 前記合成画像をシール紙に印刷して出力する印刷処理部をさらに備える
    請求項7に記載の写真作成ゲーム機。
  9. 撮影空間において利用者を被写体として撮影するためのカメラと、
    前記カメラの上方に設けられ、前記利用者に向けてストロボ発光する上ストロボユニットと、
    前記カメラの上方に前記上ストロボユニットとは別個で設けられ、定常発光する定常光光源とを備える写真作成ゲーム機が、
    前記カメラによる静止画撮影のタイミングで前記上ストロボユニットをストロボ発光させるとともに、前記カメラによる動画撮影中に前記定常光光源を定常発光させ、前記静止画撮影が行われる静止画撮影期間中、前記定常光光源を発光させない
    撮影方法。
  10. 撮影空間において利用者を被写体として撮影するためのカメラと、
    前記カメラの上方に設けられ、前記利用者に向けてストロボ発光する上ストロボユニットと、
    前記カメラの上方に前記上ストロボユニットとは別個で設けられ、定常発光する定常光光源とを備える写真作成ゲーム機を制御するコンピュータに、
    前記カメラによる静止画撮影のタイミングで前記上ストロボユニットをストロボ発光させるとともに、前記カメラによる動画撮影中に前記定常光光源を定常発光させ、前記静止画撮影が行われる静止画撮影期間中、前記定常光光源を発光させない
    処理を実行させるためのプログラム。
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