JP2007052343A - 直流電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの操作性を低下させることなく、ドアスイッチ閉時の突入電流による誤動作を防止可能な直流電源装置及び画像形成装置を提供することを目的としたものである。
【解決手段】上記課題は、直流電源出力手段及び負荷の駆動の制御を行う制御部と、前記制御部及び前記負荷へ電力を供給し、直流電源出力部に電圧平滑用コンデンサを付加した直流電源出力手段と、前記コンデンサの少なくとも1つの下流側に接続され、前記直流電源出力手段の前記負荷の少なくとも1つへの電力の供給を遮断または通電する直流電源遮断手段を備え、前記直流電源遮断手段による前記負荷への電力の供給の遮断または通電を検知して、この検知信号に基づいて前記制御部から出力される放電出力制御信号により、前記コンデンサの電荷を放電または充電する放電手段を備えた直流電源装置とすることによって達成できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、直流電源装置及び画像形成装置に係り、特に、突入電流防止機能を備えた直流電源装置及び画像形成装置に関する。
一般的な複写機等の画像形成装置においては、感光体ドラム、該感光体ドラムに潜像を形成する半導体レーザ、記録材を給紙カセットから感光体ドラム及び記録材排出部に搬送するために多数の搬送ローラ等を主として構成された記録材搬送系、前記感光体ドラム及び搬送ローラを回転等させるための駆動源等の各種要素が備えられている。これらの要素に装置使用者(以下ユーザという)が直接接触しないように、常態において、閉状態とされる開閉自在のドアが備えられている。このドアは、前記記録材搬送系において、記録材の搬送が滞った場合、つまり、紙詰まり等が生じた場合等には、ユーザによって開状態とすることが可能であり、その詰まった記録材を除去する等の処理を実行することが可能となっている。
この際、ユーザの安全確保のため、一部駆動系電源はドアに取り付けられたスイッチで遮断される構成が取られ、紙詰まり処理等の操作をユーザが行っているときに、意図せずにモーター等が動作し、ユーザに怪我を負わせることがないような措置が取られている。
このような構成とすることの反作用として、ドアスイッチ閉時の突入電流の発生がある。即ち、駆動系電源には、制御基板や制御回路付きモータ等に複数の電圧平滑用の大容量コンデンサが付加されており、ドア開状態でこれらのコンデンサが放電された後にドアを閉状態にすると極く短時間で各コンデンサへの充電が行われるため、非常に大きな充電電流(突入電流)が直流電源から流れる。このドアスイッチ閉時の突入電流により、直流電源の過電流保護回路が動作し、電源が落ちる(出力が遮断する)ことがあった。
この不具合を解決するため、ドアスイッチ開状態においては、一部駆動系電源を供給する系統の直流電源を遮断し、ドアスイッチ閉後には、直流電源出力を徐々に上昇させ、ドアスイッチ閉時のコンデンサ充電を比較的長い時間をかけて行い、突入電流の発生を抑制して、直流電源出力の遮断が発生することを防止することが提案されている。(例えば特許文献1)
特開2001−272885号公報
しかしながら、上述した特許文献1記載の方法では、ドアスイッチ閉となってから直流電源出力をオンするまでに、一定の待ち時間を設けているため、この待ち時間を直流電源出力部のコンデンサが十分放電される時間に設定すれば前述した誤動作を防止することが可能であるが、この場合、ユーザの待ち時間が長くなり、操作性が低下するという問題があった。
従来技術の問題点を明らかにするため、図5及び図6を用いて説明する。図5は、従来の画像形成装置の概略構成を示す図で、図6は、従来の画像形成装置におけるドアスイッチ開時の電源電圧低下の様子を示す図である。
一般的に、画像形成装置は、商用の交流電源1を使用し、この交流電源1を、メインスイッチ2を介して+5V、+24V等の所定の電圧に降圧、整流して出力する直流電源出力手段(以下PSUという)3と、このPSU3から直流電源の供給を受け、種々の画像形成処理を制御するエンジン制御部4及びエンジン制御部4からの制御を受けて駆動されるモータ5及び制御回路付きモータ6a、6b等の負荷とを備えている。前記PSU3は、+5Vの制御系電源と+24Vの負荷駆動系電源+24V_1を出力する第1コンバータ7及び前記ドアの開閉によって作動するドアスイッチ9を介して前記モータ5及び制御回路付きモータ6a、6b等の負荷に+24Vの直流(+24V_2)を供給する第2コンバータ8を有している。
第2コンバータ8は、前記ドアの開閉状態を検知して前記ドアスイッチ9の開及び閉を検知する検知スイッチ11からの信号に基づいてエンジン制御部4のCPU10から出力される第2コンバータON/OFF信号13によって制御される。この第2コンバータON/OFF信号13のON信号によって、第2コンバータ8から+24Vの直流電圧が出力され、第2コンバータON/OFF信号13のOFF信号によって第2コンバータから+24Vの出力が停止されるようになっている。
前記モータ5は、エンジン制御部4のドライバ回路14を通じて駆動され、このドライバ回路14、第1コンバータ7、第2コンバータ8、制御回路付きモータ6a、6bには、大容量の電圧平滑用コンデンサ12A、12B、12Cが接続されている。
このような画像形成装置において、ユーザ操作によってドアスイッチ9が開状態となった場合、各々のコンデンサ12A、12Bに貯まった電荷は何らかの経路から放電されていく。ドアスイッチ9の下流側のコンデンサ12Bについては、CPU10、ドライバ回路14あるいは駆動している冷却用ファン等の電流消費により比較的短時間で放電される(図6曲線A参照)のに対して、ドアスイッチ9の上流側のPSU3の出力部のコンデンサ12Aには、放電経路がないため、比較的長時間かけて放電される(図6曲線B参照)。
前記特許文献1記載のように、ドアスイッチ9の開時に直流電源出力を停止して、その後のドアスイッチ9の閉時の突入電流(ドアスイッチ9の下流側のコンデンサ12Bへの充電電流)を防止しようとした場合、ドアスイッチ9の開時間が十分長ければ、ドアスイッチ9の上流のコンデンサも十分に放電されるため、突入電流は発生しない。
しかし、ドアスイッチ9の開時間が短い場合、ドアスイッチ9の上流側のコンデンサ12Aの電荷は殆んど放電されず、かつドアスイッチ9の下流側のエンジン制御部4側のコンデンサ12Bの電荷は殆んど放電されている状態が存在し、このときにドアスイッチ9を閉にして通電すると、上流側のコンデンサ12Aから下流側のコンデンサ12Bへ大きな放電電流が流れる。
この時、直流電源動作は、オフの状態になっているため、直流電源の過電流保護回路が動作して電源が落ちる(出力が遮断される)ことはないが、PSUからエンジン制御部への電源供給路において、例えば、図5の+5V電源と+24V_2電源とが長い距離並行してハーネス接続されていると、これらのハーネス間誘導結合により+5V電源が電圧降下してエンジン制御部4等の誤動作を引き起こす可能性がある。
本発明は、上述した従来技術における問題点を解決すべくなされたもので、ユーザの操作性を低下させることなく、ドアスイッチ閉時の突入電流による誤動作を防止することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明による第1の手段としては、制御部と直流電源出力手段と直流電源遮断手段とを有する直流電源装置において、前記制御部は、前記直流電源出力手段の制御及び負荷の駆動の制御を行い、前記直流電源出力手段は、前記制御部及び前記負荷へ電力を供給し、当該直流電源出力手段の直流電源出力部に電圧平滑用コンデンサを有し、前記直流電源遮断手段は、前記コンデンサの少なくとも1つの下流側に接続されて、前記直流電源出力手段の前記負荷の少なくとも1つへの電力の供給を遮断または通電し、前記直流電源遮断手段による前記負荷への電力の供給の遮断または通電を検知して、この検知信号に基づいて前記制御部から出力される放電出力制御信号により前記コンデンサの電荷を放電または充電する放電手段を備えたことを特徴とする直流電源装置としたものである。
本発明による第2の手段としては、前記第1の手段の直流電源装置において、前記直流電源遮断手段が遮断状態である場合には、前記コンデンサが放電状態となるように前記放電手段を前記放電制御信号によって制御することを特徴とする直流電源装置としたものである。
本発明による第3の手段としては、前記第1の手段または第2の手段記載の直流電源装置において、前記直流電源出力部の前記コンデンサの上流側に、前記直流電源出力部から出力される直流電源出力電圧を検出する直流電源出力電圧検出手段を有することを特徴とする直流電源装置としたものである。
本発明による第4の手段としては、前記第3の手段の直流電源装置において、
前記直流電源出力電圧が予め定められた規定値未満であることを前記直流電源出力電圧検出手段が検出した場合には、前記放電制御信号の状態によらず前記放電手段を非放電状態とすることを特徴とする直流電源装置としたものである。
本発明による第5の手段としては、前記第1の手段ないし第4の手段のいずれか1手段記載の直流電源装置を備えたことを特徴とする画像形成装置としたものである。
本発明による第6の手段としては、前記第5の手段記載の画像形成装置において、前記直流電源遮断手段は、前記画像形成装置の記録材搬送手段を外部から遮蔽する開閉可能なドアに取り付けられ、前記ドアを開いたときに前記直流電源出力部から前記制御部及び画像形成装置の負荷への直流電源出力の供給を遮断し、前記ドアを閉じたときに前記直流電源出力の供給を通電することを特徴とする画像形成装置としたものである。
なお、後述の実施形態においては、制御部はエンジン制御部4及びCPU10、直流電源出力手段はPSU3、直流電源遮断手段はドアスイッチ9、負荷はモータ5及び制御回路付きモータ6a、6b、直流電源出力部は第1コンバータ7の出力部19a、19b及び第2コンバータ8の出力部19c、電圧平滑用コンデンサはコンデンサ12A、12B、12C、検知信号は検出用スイッチ11から生成される信号、放電出力制御信号は第2コンバータON/OFF信号13、放電手段は抵抗16、トランジスタ17及び放電制御回路15、直流電源出力電圧検出手段は出力電圧検出回路18、ドアはドア24として、それぞれ例示されている。
本発明によれば、前記第1の手段とすることにより、直流電源遮断手段の上流側に付加される電圧平滑用コンデンサに溜まった電荷を短時間で放電することが可能となり、ユーザの操作性を低下させることなく、突入電流による誤動作を防止することができる。
以下、本発明に係わる画像形成装置の一実施形態を、図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用できる画像形成装置の実施の形態を示す外観図で、図1において、操作部22のパネル画面には、画像形成装置の様々な状態が表示され、例えば、画像形成装置の異常状態もこのパネル画面22に表示され、パネル画面22の表示を見ることで、ユーザやサービスマンが機器の状態を知ることができる。また、このパネル画面により画像形成装置に対する様々な設定と指令を与えるタッチパネル操作ができる。
この画像形成装置は、この他にコンタクトガラス20、自動原稿送り装置21、電源サブキー23、ドア24、給紙トレイ25、メインスイッチ2、トナーカバー26、フィニッシャ27等を備えている。
ドア24は、開閉自在に取り付けられ、その内側に、感光ドラム(図示せず)、紙等の記録材を給紙トレイ25から前記感光ドラム及びフィニッシャ27に搬送するための多数の搬送ローラ等を主体とした記録材搬送系が設置されており、紙詰まり等の事故が生じたときに、このドア24を開いて事故の修理を行えるようになっている。
このドア24には、このドア24の開閉に伴って動作する後述するようなドアスイッチ9及びドアの開閉状態検出用の検出スイッチ11が取り付けられ、ドア24が閉状態では、ドアスイッチ9及び検出スイッチ11が閉じられて通電状態となり、ドア24が開状態では、ドアスイッチ9及び検出スイッチ11が開かれて遮断状態となるように構成されている。
(第1の実施形態)
図2は、本発明による一実施形態の画像形成装置の電気的な主要部の構成を示すブロック図で、前述の従来例で示した図5で使用された要素と同じ要素については、同一符号を使用している。
商用の交流電源1は、メインスイッチ2を介してPSU3に供給され、PSU3は、商用電源1を整流、降圧し、種々の画像形成処理等の制御を行うエンジン制御部4に供給される制御系直流電源+5Vとモータ5等の負荷駆動系直流電源+24V_1と+24V_2とを生成する。
PSU3には、第1コンバータ7と第2コンバータ8の2つのコンバータが存在し、第1コンバータ7は、メインスイッチ2が閉じられて商用電源1が供給されている期間は常時動作して、その出力部19a及び19bから+5Vと+24V_1を生成、出力し、エンジン制御部4に供給する。
第2コンバータ8は、メインスイッチ2を閉じて通電状態とし、且つ第2コンバータON/OFF信号13がON信号を発生している場合のみ動作し、その出力部19cから+24V_2を生成、出力する。
この第2コンバータ8の出力部19cには、コンデンサ12Aの上流側で抵抗16、トランジスタ17、放電制御回路15からなる放電回路が付加されている。画像形成装置のエンジン部の制御を行うエンジン制御部4のCPU10から送給される第2コンバータON/OFF信号13のOFF信号によってトランジスタ17がオンとなり、第2コンバータ8の出力部に接続された電圧平滑用コンデンサ12Aに溜まった電荷がコンデンサ12A、抵抗16、トランジスタ17の経路で放電される。一方、前記第2コンバータON/OFF信号13のON信号が放電制御回路15に供給されたときには、前記トランジスタ17はオフとなり、コンデンサ12Aに電荷が貯留される。
PSU3が生成した+5V、+24V_1、+24V_2の電源は、ハーネス接続によりPSU3からエンジン制御部4に供給され、+24V_2の電源だけは、電源遮断用ドアスイッチ9を介してエンジン制御部4に供給される。これは、ユーザの安全確保を目的としたもので、ドア24を開放して紙詰まり処理等の操作をユーザが行なっている時に、意図せずモータ等が動作し、ユーザに怪我を負わせることがないようにするため、ユーザ操作範囲内の負荷駆動電源、例えば、モータ5及び制御回路付きモータ6a、6b駆動用の電源+24V_2は、ドア24の開放に伴ってドアスイッチ9が開となり、前記負荷への電源の供給が遮断される。
エンジン制御部4は、前記+5Vを電源として動作して画像形成装置のエンジン部の制御を行なうエンジン制御用CPU10と、+24V_1または+24V_2を電源として動作し、画像形成装置内のファン、モータ等の負荷を駆動する負荷駆動部、例えばドライバ回路14とで構成される。
エンジン制御用CPU10からの第2コンバータON/OFF信号13によってファン、モータ等の負荷が駆動され、ファン、モータ等の負荷の電源(+24V_2)は、駆動信号と共にエンジン制御部4から供給される。
また、エンジン制御用CPU10には、ドアスイッチ9の開閉状態を検出するための開閉状態検出用検出スイッチ11の開及び閉に伴い、それに応じた信号が入力され、この信号に基づき第2コンバータON/OFF信号13が生成、出力される。
ドアスイッチ9と前記検出スイッチ11とは連動しており、画像形成装置のドア24が開時には、ドアスイッチ9と検出スイッチ11の双方共に開となり、画像形成装置のドア24が閉時には、共に閉となるように構成されている。
次に、この画像形成装置の動作について説明すると、画像形成装置のドア24が開かれてドアスイッチ9が開となったときに、ドアスイッチ9と連動するドアスイッチ9の開閉状態検出用検出スイッチ11によって開信号を生成する。この開信号によってCPU10から第2コンバータON/OFF信号13としてOFF信号が第2コンバータ8と放電制御回路15に供給され、第2コンバータ8から+24V_2の電源の供給を停止すると共に、放電制御回路15からトランジスタ17をオン動作させる信号がトランジスタ17に供給されトランジスタ17がオン状態となる。従って、第2コンバータ8の出力部19cに付加された電圧平滑用コンデンサ12Aに溜まっていた電荷が抵抗16及びトランジスタ17を通じて放電される。
一方、画像形成装置のドア24が閉じられると、ドアスイッチ9及び検出スイッチ11とも閉となり、CPU10からON信号となる第2コンバータON/OFF信号13が第2コンバータ8及び放電制御回路15に供給される。その結果、第2コンバータ8から+24V_2の電源が出力され、エンジン制御部4に供給されると共に、放電制御回路15は、前記第2コンバータON/OFF信号13のON信号を受けてトランジスタ17をオフ状態とする信号が出力されてトランジスタ17はオフとなり、前記コンデンサ12Aからの電荷の放電を停止し、非放電状態となる。
このように動作することで、ドアスイッチ9が短時間しか開状態とならなかった場合でも、ドアスイッチ9の上流側で付加されたコンデンサ12Aからドアスイッチ9の下流側のエンジン制御部4以降の+24V_2の電源に付加されたコンデンサ12Bへの放電電流(突入電流)を小さくし、電源ハーネス間誘導結合に起因する他電源の電圧低下による誤動作を防止することができる。
また、ドアスイッチ9の閉時からPSU3をオン状態にするまでに、一定の待ち時間を必要としないため、ドアスイッチ9の閉時のユーザの待ち時間を短縮しつつ、突入電流による誤動作等の不具合を防止することができる。
なお、本実施形態においては、PSU3は、2個のコンバータを使用しているが、必要に応じて2個以上のコンバータとすることも可能であり、また、エンジン制御用CPU10から出力される第2コンバータON/OFF信号13は、第2コンバータ8には供給せず、放電制御回路15にのみ供給して放電出力制御信号としてのみ使用することができるが、第2コンバータ8にも供給して第2コンバータ8からの直流電源出力を停止または供給を制御する直流電源出力制御信号としても使用することができる。この場合、本実施形態における第2コンバータ8のように1個のコンバータにのみ第2コンバータON/OFF信号13を供給する必要はなく、第1及び第2コンバータ7、8の双方に設けてもよく、また、それ以上のコンバータに設けてもよい。
また、本実施形態においては、直流電源出力制御信号に基づく放電制御信号によりその放電状態を制御する放電手段として、放電制御回路15と抵抗16とトランジスタ17によって構成したが、このような構成に限らず、他の適宜のスイッチング手段を採用することができる。
さらに、本実施形態においては、制御部と直流電源出力手段と直流電源遮断手段とを有する直流電源装置を画像形成装置の電源装置として使用しているが、他の用途の直流電源装置として使用することができる。特に画像形成装置の直流電源装置として、本実施形態の直流電源装置を使用したときには、直流電源遮断手段が画像形成装置の記録材搬送手段を外部から遮蔽する開閉可能なドアに取り付けられ、前記ドアが開いたときに直流電源出力部から制御部及び画像形成装置の負荷への直流電源出力の供給を遮断し、ドアを閉じたときに前記直流電源出力の供給を通電するので、ユーザが紙詰まり等の故障を修理するため、画像形成装置のドアを開いても、確実にユーザの操作範囲内の負荷駆動電源の出力を遮断して、ユーザの怪我を未然に防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、図3に基づき本発明による第2の実施形態について説明する。
図3は、本発明による他の実施形態の画像形成装置の電気的な主要部の構成を示すブロック図で、前記第1の実施形態を示す図2と基本構成は、同一であり、同じ要素については、同一符号が使用されている。
この実施形態においては、前記図2で示す第1の実施形態に対して、第2コンバータ8の出力部19cのコンデンサ12Aの上流側に出力電圧検出回路18が付加されており、この出力電圧検出回路18は、第2コンバータ8の出力電圧を常時モニタし、規定値以上か規定値未満かを示す信号を放電制御回路15に出力する。この出力電圧検出回路18からの信号を受けて放電制御回路15は、トランジスタ17をオン状態またはオフ状態に設定する。ドアスイッチ9の開閉状態と出力電圧検出回路18で検知される第2コンバータ8の出力電圧の状態とこれらの状態における放電制御回路15によって作動されるトランジスタ17の設定状態の関係を図4に示す。
この図4からトランジスタ17は、ドアスイッチ9が開状態で、出力電圧が規定値以上のときにオン状態となり、コンデンサ12Aの電荷を放電することができ、ドアスイッチ9が開状態であっても出力電圧が規定値未満の場合には、図4の状態2で示すように、トランジスタ17はオフ状態となっており、コンデンサ12Aからの電荷の放電を行なわず非放電状態となるように設定されている。
このように、+24V_2の電源電圧(PSU3の出力電圧)がある程度低く、その状態でドアスイッチ9を閉としてもPSU3の出力部のコンデンサ12Aの放電電流(突入電流)が問題とならないレベルである場合は、放電回路をオンさせないようにすることで、放電による無駄なエネルギー消費を防ぎ、省エネルギー性能をあげることができ、また、同時に、出力電圧の立ち上げ時間の短縮も可能となる。
また、本発明による第2の実施形態においては、直流電源出力部のコンデンサ12Aの上流側に、直流電源出力電圧を検出する直流電源出力電圧検出手段を付加しているので、ドアスイッチ開閉時のオン・オフ制御を前記直流電源出力電圧に応じた柔軟な制御を行うことができる。
さらに、本第2の実施形態においては、制御部と直流電源出力手段と直流電源遮断手段とを有する直流電源装置を画像形成装置の電源装置として使用しているが、他の用途の直流電源装置として使用することができる。特に画像形成装置の直流電源装置として、本実施形態の直流電源装置を使用したときには、直流電源遮断手段が画像形成装置の記録材搬送手段を外部から遮蔽する開閉可能なドアに取り付けられ、前記ドアが開いたときに直流電源出力部から制御部及び画像形成装置の負荷への直流電源出力の供給を遮断し、ドアを閉じたときに前記直流電源出力の供給を通電するので、ユーザが紙詰まり等の故障を修理するため、画像形成装置のドアを開いても、確実にユーザの操作範囲内の負荷駆動電源の出力を遮断して、ユーザの怪我を未然に防止することができる。
本発明を適用できる画像形成装置の実施の形態を示す外観図である。 本発明による第1の実施形態の画像形成装置の電気的な主要部の構成を示すブロック図である。 本発明による第2の実施形態の画像形成装置の電気的な主要部の構成を示すブロック図である。 本発明による第2の実施形態のドアスイッチ、出力電圧及びトランジスタの設定状態の関係を示す図である。 従来の画像形成装置の電気的な主要部の構成を示すブロック図である。 従来の画像形成装置の直流電源出力部に付加された電圧平滑用コンデンサのドアスイッチ開時の放電特性を示す図である。
符号の説明
3 PSU
4 エンジン制御部
5 モータ
6a、6b 制御回路付モータ
7 第1コンバータ
8 第2コンバータ
9 ドアスイッチ
10 CPU
11 検出スイッチ
12A、12B、12C コンデンサ
13 第2コンバータON/OFF信号
15 放電制御回路
16 抵抗
17 トランジスタ
18 出力電圧検出回路
24 ドア

Claims (6)

  1. 制御部と直流電源出力手段と直流電源遮断手段とを有する直流電源装置において、
    前記制御部は、前記直流電源出力手段の制御及び負荷の駆動の制御を行い、
    前記直流電源出力手段は、前記制御部及び前記負荷へ電力を供給し、当該直流電源出力手段の直流電源出力部に電圧平滑用コンデンサを有し、
    前記直流電源遮断手段は、前記コンデンサの少なくとも1つの下流側に接続されて、前記直流電源出力手段の前記負荷の少なくとも1つへの電力の供給を遮断または通電し、
    前記直流電源遮断手段による前記負荷への電力の供給の遮断または通電を検知して、この検知信号に基づいて前記制御部から出力される放電出力制御信号により前記コンデンサの電荷を放電または充電する放電手段を備えたことを特徴とする直流電源装置。
  2. 請求項1の直流電源装置において、
    前記直流電源遮断手段が遮断状態である場合には、前記コンデンサが放電状態となるように前記放電手段を前記放電制御信号によって制御することを特徴とする直流電源装置。
  3. 請求項1または2記載の直流電源装置において、
    前記直流電源出力部の前記コンデンサの上流側に、前記直流電源出力部から出力される直流電源出力電圧を検出する直流電源出力電圧検出手段を有することを特徴とする直流電源装置。
  4. 請求項3の直流電源装置において、
    前記直流電源出力電圧が予め定められた規定値未満であることを前記直流電源出力電圧検出手段が検出した場合には、前記放電制御信号の状態によらず前記放電手段を非放電状態とすることを特徴とする直流電源装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の直流電源装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5記載の画像形成装置において、
    前記直流電源遮断手段は、前記画像形成装置の記録材搬送手段を外部から遮蔽する開閉可能なドアに取り付けられ、前記ドアを開いたときに前記直流電源出力部から前記制御部及び画像形成装置の負荷への直流電源出力の供給を遮断し、前記ドアを閉じたときに前記直流電源出力の供給を通電することを特徴とする画像形成装置。
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