JP2007050468A - ブラスト媒体の回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、シートに落下したブラスト媒体をシートを吸引することなく回収することができるラスト媒体の回収装置を提供する。
【解決手段】ブラスト媒体投射作業の終了後、回転体74に吸引車両80を電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を介して連結する。すなわち、回転体74の回転軸芯Pを中心として吸引車両80を、回転体74に近い内側から外側に向けて走行させる場合には、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を回転体74に巻き取って連結する。この後、回転体74を回転させながら、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を巻き戻すことにより、回転体74の回転軸芯Pを中心として吸引車両80を略螺旋状に走行させながら、シート70上に落下したブラスト媒体26を吸引車両80の吸引口60から吸引し回収する。吸引口60は、吸引車両80の左右の車輪88、90間の底部に配置されているので、シート70に落下したブラスト媒体26を、シート70を吸引することなく回収することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ブラスト装置から加工対象物に向けて投射されたブラスト媒体を回収する回収装置であって、特に、研削材が多孔質弾性体内に包含されたスポンジ片状のブラスト媒体を回収するためのブラスト媒体の回収装置に関する。
例えば、原子力発電所設備のサプレッションチェンバの塗装面を粗面化して素地調整する粗面化作業、火力発電所設備のタービンに堆積されたスケールを除去するスケール除去作業は、従来、特許文献1等に記載されているサンドブラスト工法により実施されていた。サンドブラスト工法とは、高速エアーで噴射したサンド(砂)等のブラスト材を加工対象物に衝突させ、その衝撃力によって粗面化、スケール除去を行う工法である。
しかしながら、サンドブラスト工法では、ブラスト材が強力な力で跳ね返るため、粉塵が飛散するという問題があった。また、作業者は、強力な力で跳ね返るブラスト材から身を守るために重装備を強いられ、作業性が悪いという欠点があった。更に、作業者は、飛散した粉塵によって視野が劣悪となるため、作業を均一な品質で行うことが困難であった。
そこで、このような問題を解消するために本願出願人は、研削材が多孔質弾性体内に包含されたスポンジ片状のブラスト媒体を使用した工法、いわゆるスポンジブラスト工法を提案している。
このスポンジブラスト工法によれば、ブラスト媒体が加工対象物に衝突するとブラスト媒体が偏平になり、混入した研削材が加工対象物に直接高速で衝突する。これにより、サンドブラスト工法と同様に、塗膜、スケールを研削し除去することができる。また、通常では空中に漂うことになる粉塵がスポンジ片中に取り込まれてそのまま落下するので、粉塵飛散を低減できるという利点がある。更に、反発力もスポンジ片によって吸収されるため跳ね返りが激減し、よって、作業者の装備も軽く済むという利点もある。
ところで、加工対象物に投射されたブラスト媒体は、回収装置によって吸引回収され、そのうち再利用に可能なものが選別されて再利用される。その回収方法は、加工対象物の下方にシートを敷設し、そのシートに落下したブラスト媒体を回収装置にて吸引することにより回収していた。
特開平9−109029号公報
しかしながら、従来のブラスト媒体の回収装置はまさに掃除機であり、この掃除機を作業者がシート上で移動させながらシートに落下したブラスト媒体を吸引する。このため、ブラスト媒体の吸引時にシートまで同時に吸引口が吸引してしまい、ブラスト媒体を円滑に回収することができないという問題があった。また、ブラスト媒体の回収を自動化することも望まれていた。
なお、シート上に落下したブラスト媒体を、特開2003−299601号公報に開示された掃除ロボットによって回収しようとしても、ブラスト媒体の吸引時にシートが吸引ノズルに吸引されるという同様の問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シートに落下したブラスト媒体をシートを吸引することなく回収することができるブラスト媒体の回収装置を提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、加工対象物に投射されてシートに落下した使用後のブラスト媒体を回収するブラスト媒体の回収装置であって、前記シート上に載置されるセンタ台と、前記センタ台に回転自在に支持されるとともに牽引部材及び吸引ホースを巻き取り又は巻き戻しする回転体と、前記牽引部材に連結されて前記回転体が回転することにより前記センタ台を中心に略螺旋状に走行移動する自走式の吸引車両であって、前記吸引ホースに連結された吸引口を有する吸引車両とから構成され、前記吸引口は、前記吸引車両の車輪間の底部に配置され、前記牽引部材は前記センタ台から前記吸引車両に電力を供給するケーブルであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、シートの所定位置にセンタ台を設置し、センタ台の回転体に吸引車両を、牽引部材及び吸引ホースを介して連結する。回転体の回転軸を中心として吸引車両を、回転体に近い内側から外側に向けて走行させる場合には、牽引部材及び吸引ホースを回転体に巻き取って連結する。逆に、回転体の回転軸を中心として吸引車両を外側から回転体に向けて走行させる場合には、牽引部材及び吸引ホースを回転体から巻き戻して連結する。そして、回転体を回転させながら、牽引部材及び吸引ホースを巻き取り又は巻き戻すことにより、回転体の回転軸を中心として吸引車両を略螺旋状に走行させながら、シート上に落下したブラスト媒体を吸引車両の吸引口から吸引し回収する。これにより、ブラスト媒体の回収を自動化できる。また、吸引口は、吸引車両の車輪間の底部に配置されているので、吸引口に対向するシートは少なくとも2本の車輪により押さえ付けら、張られている。したがって、シートに落下したブラスト媒体をシートを吸引することなく回収することができる。
また、請求項1に記載の発明は、牽引部材と電力供給用のケーブルを兼用したので、回転体と吸引車両との間の配線系を簡素化することができる。このケーブルから供給される電力によって、吸引車両の車輪駆動用モータ、照明、及びステアリング駆動部が駆動される。
特開2003−299601号公報に開示された掃除ロボットは、車輪の外側に吸引ノズルが配置されているため、吸引ノズルに対向するシートは張られていない。これが原因で、ブラスト媒体の吸引時にシートが吸引ノズルに吸引される。
なお、センタ台及び回転体は、ブラスト媒体の投射作業前にシート上に設置しておき、落下してくるブラスト媒体がセンタ台及び回転体に積もるのを防止するため、回転体の上部に傘部材を取り付けておくことが好ましい。また、センタ台及び回転体は、それ自体が錘の役割をはたすので、吸引車両の走行時にシートに対してずれることはない。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記吸引車両は、前記回転体の一回転毎に前記吸引口の大きさ分だけ径方向に移動されながら走行移動されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、吸引車両は、回転体の一回転毎に吸引口の大きさ(吸引口が円形の場合は直径、矩形状の場合は辺長)の分だけ径方向に移動しながら、センタ台を中心に略螺旋状に走行移動するので、シートに落下したブラスト媒体を取り残すことなく回収できる。
請求項3は、前記目的を達成するためにに、加工対象物に投射されてシートに落下した使用後のブラスト媒体を回収するブラスト媒体の回収装置であって、前記シート上に載置されるとともに充電池が内蔵されたセンタ台と、前記センタ台に回転自在に支持されるとともに牽引部材を巻き取り又は巻き戻しする回転体と、前記牽引部材に連結されて前記回転体が回転することにより前記センタ台を中心に走行移動する自走式の吸引車両であって、前記ブラスト媒体を吸引する吸引口と吸引装置とタンクとを有する吸引車両とから構成され、前記吸引口は、前記吸引車両の車輪間の底部に配置され、前記牽引部材は、前記センタ台の前記充電池から前記吸引車両に電力を供給するケーブルであり、前記吸引車両は、前記回転体による前記牽引部材の巻き取り又は巻き戻しにより、前記センタ台を中心に1回転する毎に前記吸引口の大きさの分だけ径方向に移動されることを特徴とする。
請求項3に記載の回収装置はセンタ台、回転体、牽引部材としての電力供給用ケーブル、及び吸引口が設けられた吸引車両から構成される。この吸引車両には吸引装置と、吸引回収したブラスト媒体を貯めるタンクとが内蔵されている。回転体に内蔵されたリール装置は、吸引車両がセンタ台を中心に1回転する毎に、吸引口の大きさ(吸引口が円形の場合は直径、矩形状の場合は辺長)の分だけ吸引車両が走行軌跡の径方向に移動するように、電力供給用ケーブルの巻き取り及び巻き戻し量を制御している。これにより、シートに落下したブラスト媒体を取り残すことなく回収できる。
また、請求項3によれば、牽引部材と電力供給用のケーブルを兼用したので、回転体と吸引車両との間の配線系を簡素化することができる。このケーブルから供給される電力によって、吸引車両の吸引装置、車輪駆動用モータ、照明、及びステアリング駆動部が駆動される。
本発明に係るブラスト媒体の回収装置によれば、センタ台の回転体を中心に略螺旋状に移動しながらブラスト媒体を回収する吸引車両において、吸引車両の車輪間の底部に吸引口を配置したので、シートに落下したブラスト媒体をシートを吸引することなく回収することができる。
以下添付図面に従って、本発明に係るブラスト媒体の回収装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態のブラスト媒体の回収装置によって回収されるブラスト媒体を使用したスポンジ状多孔質弾性体ブラスト装置((ブラスト媒体投射装置)以下、スポンジブラスト装置と称する)20の基本的構造を示した説明図である。
まず、スポンジブラスト装置20を用いたスポンジブラスト工法について説明すると、この工法で使用するブラスト媒体26は、図2に示すように用途に応じて異なる材質(スチールグリット、アルミナ、スターライト、ユリア樹脂等)の研削材(ユリア樹脂の場合には研掃材ともいう)をスポンジ片24に固着させたものであり、このブラスト媒体26を高圧エアによって加工対象物40の塗膜28に投射し、塗膜28を研削するとともに塗装面30を粗面化して素地調整を行う工法である。
スポンジブラスト工法によれば、図2(A)の如くブラスト媒体26が塗膜28に衝突すると、図2(B)の如くブラスト媒体26が偏平になり、包含させた研削材22、22…が塗膜28に直接高速で衝突する。これにより、サンドブラスト工法と同様に、図2(C)の如く塗膜28を研削することができる。また、通常では空中に漂うことになる粉塵32、32…がスポンジ片24の中に取り込まれてそのまま落下するので、粉塵飛散も防止することができる。また、反発力もスポンジ片24によって吸収されるため、ブラスト媒体26の跳ね返りは極めて少ない。
したがって、図3の如くスポンジブラスト装置20を取り扱う作業者34の装備36も軽くて済む。図3は、スポンジブラスト装置20のノズル38近傍のホース39を作業者34が両手で把持し、加工対象物40に向けてブラスト媒体26を投射している図が示されている。この作業者34は、サンドブラスト工法のようにプロテクタを全身に装備する必要はなく、また、ヘルメット42についても、頭部、顔部全てを覆うフルフェイス型のヘルメットではなく、作業現場で使用する通常のヘルメットに透明アクリル板からなるフェイスプロテクタ43が取り付けられたものが使用され、いたって軽量な装備36となっている。これにより、装備の重量が軽くなるので、作業者34の労力を大幅に低減することができる。
スポンジブラスト装置20は図1の如く、スポンジブラスト供給装置50、コンプレッサ52、ノズル38、回収装置54、リサイクル分離機56及びホッパ58から構成されている。この回収装置54が、実施の形態の回収装置に相当する。
スポンジブラスト供給装置50には、コンプレッサ52から高圧エアが供給されるとともに、ホッパ58からブラスト媒体26(図2参照)が供給される。このブラスト媒体26は、コンプレッサ52からの高圧エアによりホース39を介してエア搬送されてノズル38の先端から加工対象物40に向けて高速で投射される。そして、研削に供した使用済みのブラスト媒体26は、粉塵32、32…(図2(C)参照)を取り込んだ状態でそのままシート70上に落下し、回収装置54の吸引口60から回収装置54に吸引され、リサイクル分離機56に送り込まれる。なお、前記シートは、ブラスト媒体26の回収時に、加工対象物40の下方位置に敷設される養生シートである。
リサイクル分離機56は、篩の目のサイズが大、中の2つの篩62、64が加振機66上に積み重ねられて構成される。ブラスト媒体26は、まず、目のサイズが大の篩62に送り込まれ、加振機66のバイブレータによって篩62が加振されることにより、ここで大サイズのブラスト媒体26が選別されて篩62から取り出される。また、篩62を通過したブラスト媒体26は篩64に落下し、同じくバイブレータによって加振されている篩64によって中サイズのブラスト媒体26が選別されて取り出される。篩62、64から取り去れた大、中サイズのブラスト媒体26は、そのまま使用できるためホッパ58に搬送される。また、篩64を通過した細かいブラスト媒体26は、再利用不能のため容器68に溜められて廃棄される。なお、再利用可能なブラスト媒体26は、全体の約90%である。以上がスポンジブラスト装置20の構成である。
次に、第1の実施の形態に係る回収装置54について説明する。
この回収装置54は図4〜図6に示すように、錘の役割をはたすセンタ台72、リールの機能を有する回転体74、牽引部材として機能する電力供給用ケーブル76、ブラスト媒体26の吸引ホース78、及び吸引口60が設けられた吸引車両80から構成されている。
センタ台72は、ブラスト媒体26が落下するシート70の所定の位置に自身の重量にて設置される。また、センタ台72には不図示のモータと、このモータに電力を供給するバッテリが内蔵されている。前記モータの回転軸82は、センタ台72の上部から突出され、その上部に回転体74が固定されている。したがって、回転体74は、センタ台72に内蔵されたモータの駆動力によって所定の回転数で回転駆動される。
なお、センタ台72及び回転体74は、ブラスト媒体26の投射作業前にシート70上に設置される。この場合、落下してくるブラスト媒体26がセンタ台72及び回転体74に積もるのを防止するため、図6の如く回転体74の上部に傘部材84が取り付けられている。この傘部材84は、回転体74の上部から不図示の軸受を介して配設されたパイプ86に固定されている。また、パイプ86に電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78が挿通され、これによって電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78が外部から回転体74を介して吸引車両80に配設されている。
一方、回転体74には、回転体74から吸引車両80に配設されている電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を、回転体74の自転に伴って巻き取り及び巻き戻すリール装置(不図示)が内蔵されている。このリール装置を回転体74の自転に連動させることにより、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78に連結された吸引車両80は、回転軸82を中心に略螺旋状に走行移動される。また、このリール装置は、回転体74が一回転する毎に吸引口60の大きさ(吸引口が円形の場合は直径、矩形状の場合は辺長)の分だけ吸引車両80が径方向に移動するように、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78の巻き取り及び巻き戻し速度を制御している。これにより、シート70に落下したブラスト媒体26を取り残すことなく回収できる。
ところで、吸引車両80に設けられた吸引口60は、四輪駆動の吸引車両80の前輪88、88と後輪90、90との間の底部に取り付けられている。吸引口60の数は1個に限定されず、吸引車両80の底部に複数個取り付けてもよい。
次に、前記の如く構成された回収装置54の作用について説明する。
まず、ブラスト媒体26の回収に先立ってセンタ台72及び回転体74をシート70の所定位置に設置し、この後、加工対象物40にブラスト媒体26を投射してブラスト媒体投射作業を実施する。このとき、加工対象物40から落下してきた使用済みのブラスト媒体26は、回転体74の上部に配置された傘部材84によりセンタ台72や回転体74に降り積もることなくセンタ台72の周囲に堆積されていく。
次に、ブラスト媒体投射作業の終了後、回転体74に吸引車両80を電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を介して連結する。すなわち、回転体74の回転軸芯P(図6参照)を中心として吸引車両80を、回転体74に近い内側から外側に向けて走行させる場合には、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を回転体74に巻き取って連結する。逆に、回転体74の回転軸芯Pを中心として吸引車両80を外側から回転体74に向けて走行させる場合には、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を回転体74から巻き戻して連結する。この後、回転体74を回転させながら、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を巻き取り又は巻き戻すことにより、回転体74の回転軸芯Pを中心として吸引車両80を略螺旋状に走行させながら、シート70上に落下したブラスト媒体26を吸引車両80の吸引口60から吸引し回収する。なお、図4〜図6の実施例は、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78を巻き戻しながら回収する図が示されている。
これにより、ブラスト媒体26の回収を自動化できる。また、吸引口60は、吸引車両80の底部に配置されているので、吸引口60に対向するシート70は少なくとも左右2本の車輪88、90により押さえ付けられ、張られている。したがって、シート70に落下したブラスト媒体26をシート70を吸引することなく回収することができる。
更にまた、実施の形態の回収装置54は、牽引部材と電力供給用のケーブル76とを兼用したので、回転体74と吸引車両80との間の配線系を簡素化することができる。このケーブル76から供給される電力によって、吸引車両80の不図示の車輪駆動用モータ、照明、及びステアリング駆動部が駆動される。
また、前記電力によって前記ステアリング駆動部を駆動し、車輪88、90をセンタ台72に対して若干量外側に向くようにあらかじめ操舵しておくことにより、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78は、吸引車両80の螺旋移動時において常に張られた状態で使用される。よって、電力供給用ケーブル76及び吸引ホース78の緩みに起因する吸引車両80の迷走を防止することができる。
更に、車輪88、90は、溝幅の広いオフロード用のタイヤが適用され、シート70に落下したブラスト媒体26の踏み潰しが極力避けられている。
図7は、第2の実施の形態の回収装置154の全体斜視図が示され、図4〜図6に示した回収装置54と同一又は類似の部材については同一の符号を付して説明する。
この回収装置154はセンタ台72、リールの機能を有する回転体74、牽引部材として機能する電力供給用ケーブル76、及び吸引口60が設けられた吸引車両80から構成され、この吸引車両80に吸引装置(不図示)と、吸引回収したブラスト媒体26を貯めるタンク(不図示)が内蔵されている。
回転体74に内蔵されたリール装置75は、吸引車両80がセンタ台72を中心に1回転する毎に、吸引口60の大きさ(吸引口が円形の場合は直径、矩形状の場合は辺長)の分だけ吸引車両80が径方向に移動するように、電力供給用ケーブル76の巻き取り及び巻き戻し量を制御している。これにより、この吸引装置154においても、第1の実施の形態の吸引装置54と同様に、シート70に落下したブラスト媒体26を取り残すことなく回収できる。
なお、実施の形態では、ブラスト媒体として研削材が多孔質弾性体内に包含されたスポンジブラスト媒体26について説明したが、これに限定されるものではなく、サンドブラスト媒体でもよい。
スポンジブラスト装置の全体構成図 スポンジブラストのメカニズムを説明した図 スポンジブラストの作業者装備を説明した図 第1の実施の形態の回収装置の全体構成を示した斜視図 図4に示した回収装置の平面図 図4に示した回収装置の側面図 第2の実施の形態の回収装置の全体斜視図
符号の説明
20…スポンジブラスト装置、24…スポンジ片、26…ブラスト媒体、54、154…回収装置、56…リサイクル分離機、60…吸引口、70…シート、72…センタ台、74…回転体、75…リール装置、76…電力供給用ケーブル、78…吸引ホース、80…吸引車両、84…傘部材、86…パイプ、88、90…車輪

Claims (3)

  1. 加工対象物に投射されてシートに落下した使用後のブラスト媒体を回収するブラスト媒体の回収装置であって、
    前記シート上に載置されるセンタ台と、
    前記センタ台に回転自在に支持されるとともに牽引部材及び吸引ホースを巻き取り又は巻き戻しする回転体と、
    前記牽引部材に連結されて前記回転体が回転することにより前記センタ台を中心に略螺旋状に走行移動する自走式の吸引車両であって、前記吸引ホースに連結された吸引口を有する吸引車両とから構成され、
    前記吸引口は、前記吸引車両の車輪間の底部に配置され、前記牽引部材は前記センタ台から前記吸引車両に電力を供給するケーブルであることを特徴とするブラスト媒体の回収装置。
  2. 前記吸引車両は、前記回転体の一回転毎に前記吸引口の大きさの分だけ径方向に移動されながら走行移動されることを特徴とする請求項1に記載のブラスト媒体の回収装置。
  3. 加工対象物に投射されてシートに落下した使用後のブラスト媒体を回収するブラスト媒体の回収装置であって、
    前記シート上に載置されるとともに充電池が内蔵されたセンタ台と、
    前記センタ台に回転自在に支持されるとともに牽引部材を巻き取り又は巻き戻しする回転体と、
    前記牽引部材に連結されて前記回転体が回転することにより前記センタ台を中心に走行移動する自走式の吸引車両であって、前記ブラスト媒体を吸引する吸引口と吸引装置とタンクとを有する吸引車両とから構成され、
    前記吸引口は、前記吸引車両の車輪間の底部に配置され、前記牽引部材は、前記センタ台の前記充電池から前記吸引車両に電力を供給するケーブルであり、前記吸引車両は、前記回転体による前記牽引部材の巻き取り又は巻き戻しにより、前記センタ台を中心に1回転する毎に前記吸引口の大きさの分だけ径方向に移動されることを特徴とするブラスト媒体の回収装置。
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