JP2007049283A - カメラおよび情報処理装置 - Google Patents

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純子 長谷川
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Abstract

【課題】 記録媒体のライトプロテクトスイッチがオンされていても記録媒体へのデータの書き込みや記録媒体に記録されたデータの消去を行うことができるカメラおよび情報処理装置を提供する。
【解決手段】 本実施の形態の電子カメラ1では、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていても、電子カメラ1側の設定によって、記録媒体131へのデータの記録や記録されたデータの消去(削除)を可能とする。すなわち、プロテクトスイッチ132によって設定される記録媒体131のライトプロテクトを、電子カメラ1側の設定によって解除する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、着脱可能に装着される記録媒体にデータを記録させるカメラおよび情報処理装置に関する。
たとえばカメラなどの情報処理装置に着脱可能に装着されて、データを記録する記録媒体が知られている。この記録媒体には、記録したデータの誤消去を防止するため、側面にライトプロテクトスイッチが設けられている(特許文献1参照)。
特開2001−135387号公報
この記録媒体を用いる情報処理装置では、記録媒体のライトプロテクトスイッチがオンされているときには、記録媒体へのデータの書き込みや記録媒体に記録されたデータの消去を行わないようにしている。そのため、記録媒体へのデータの書き込みや記録媒体に記録されたデータの消去を行うためには、情報処理装置から記録媒体を取り出して、プロテクトスイッチをオフしなければならず、煩わしい。
(1) 請求項1の発明によるカメラは、データの書込処理とデータの消去処理とを含むデータ変更処理を禁止する第1の状態と当該データ変更処理を禁止しない第2の状態とに切り換えられる切換手段を有するとともにカメラ本体の撮像素子で撮像した被写体の画像データを記録可能な記録媒体を、着脱可能に装着する装着部と、切換手段が第1の状態であるか、第2の状態であるかを検出する検出手段と、検出手段によって切換手段が第1の状態であることが検出されている場合であっても、禁止されているデータ変更処理の少なくとも一つを解除する例外手段を備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、例外手段により禁止が解除されるデータ変更処理は書込処理であることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載のカメラにおいて、例外手段により書込処理の禁止が解除されていることを、報知する書込禁止解除報知手段をさらに備えていることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載のカメラにおいて、検出手段によって切換手段が第1の状態であることが検出されている場合であって、例外手段により書込処理の禁止が解除されていて消去処理の禁止が解除されていないとき、消去処理を指令する操作に応答して、消去処理が禁止されていることを報知する消去禁止報知手段をさらに備えることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項2に記載のカメラにおいて、例外手段によって書込処理の禁止が解除されている場合、撮像素子の新たな撮像により生成される画像データの記録媒体への格納可能な数である残コマ数を表示する残コマ表示手段をさらに備えることを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、例外手段により禁止が解除されるデータ変更処理は消去処理であることを特徴とする。
(7) 請求項7の発明は、請求項6に記載のカメラにおいて、例外手段により消去処理の禁止が解除されていることを、報知する消去禁止解除報知手段をさらに備えていることを特徴とする。
(8) 請求項8の発明は、請求項6または請求項7に記載のカメラにおいて、検出手段によって切換手段が第1の状態であることが検出されている場合であって、例外手段により消去処理の禁止が解除されていて書込処理の禁止が解除されていないとき、撮像素子による撮像を指示するレリーズ操作に応答して、書込処理が禁止されていることを報知するレリーズ禁止報知手段をさらに備えることを特徴とする。
(9) 請求項9の発明は、請求項6に記載のカメラにおいて、撮像素子の新たな撮像により生成される画像データの記録媒体への格納可能な数である残コマ数を表示する残コマ表示手段と、検出手段によって切換手段が第1の状態であることが検出されている場合であって、例外手段により消去処理の禁止が解除されていて書込処理の禁止が解除されていないときには、残コマ表示手段による残コマ数の表示を禁止する表示禁止手段をさらに備えることを特徴とする。
(10) 請求項10の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、例外手段により禁止が解除されるデータ変更処理は書込処理と消去処理であることを特徴とする。
(11) 請求項11の発明は、請求項1,2,6,10のいずれか一項に記載のカメラにおいて、例外手段によって禁止を解除したデータ変更処理を再び禁止する例外解除手段をさらに備えることを特徴とする。
(12) 請求項12の発明による情報処理装置は、データの書込処理とデータの消去処理とを含むデータ変更処理を禁止する第1の状態と当該データ変更処理を禁止しない第2の状態とに切り換えられる切換手段を有する記録媒体を着脱可能に装着する装着部と、切換手段が第1の状態であるか、第2の状態であるかを検出する検出手段と、検出手段によって切換手段が第1の状態であることが検出されている場合であっても、禁止されているデータ変更処理の少なくとも一つを解除する例外手段を備えることを特徴とする。
(1) 請求項1の発明によるカメラは、記録媒体を装着部から取り出して切換手段を第2の状態に切り換えなくても、禁止されているデータ変更処理が可能となるので、記録媒体を装着部から取り出す煩わしさがない。
(2) 請求項2の発明によるカメラは、記録媒体の記憶容量を有効に利用できる。
(3) 請求項3の発明によるカメラは、誤操作を防止できる。
(4) 請求項4の発明によるカメラは、撮影者に対して適切な操作を促すことができる。
(5) 請求項5の発明によるカメラは、撮影者が撮像可能枚数を認識できるので利便性が高い。
(6) 請求項6の発明によるカメラは、記録媒体の記憶容量を有効に利用できる。
(7) 請求項7の発明によるカメラは、削除すべきでない画像データの削除操作を行わないように注意を喚起できる。
(8) 請求項8の発明によるカメラは、適切な操作を撮影者に促すことができる。
(9) 請求項9の発明によるカメラは、適切な操作を撮影者に促すことができる。
(10) 請求項10の発明によるカメラは、記録媒体の記憶容量を有効に利用できる。
(11) 請求項11の発明によるカメラは、カメラの操作性が向上する。
(12) 請求項12の発明による情報処理装置は、記録媒体を装着部から取り出して切換手段を第2の状態に切り換えなくても、禁止されているデータ変更処理が可能となるので、記録媒体を装着部から取り出す煩わしさがない。
図1〜11を参照して、本発明をカメラに適用した一実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態の電子カメラ1の構成を説明するブロック図である。演算回路101は、マイクロコンピュータなどによって構成される。演算回路101は、後述する各部から出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各部へ出力する。演算回路101と後述する各部とは互いに接続されている。
撮像素子121は、CCDイメージセンサなどによって構成される。撮像素子121は、撮影用の交換レンズLを通過した被写体光による像を撮像し、撮像信号を画像処理部123へ出力する。画像処理部123は、A/D変換回路やASICなどによって構成される。画像処理部123は、アナログ撮像信号をディジタル信号に変換して、ディジタル変換後の画像データにホワイトバランス処理などの画像処理を行うほか、画像処理後の画像データを所定の形式で圧縮する圧縮処理、圧縮された画像データを伸長する伸長処理などを行う。
背面モニタ111は、たとえば、液晶表示モニタなどによって構成される。背面モニタ111は後述する記録媒体131に記録された画像データによる画像を再生表示するほか、電子カメラ1の各種設定メニューを表示する。背面モニタ111は、電子カメラ1の背面に設けられている。上面モニタ112は、演算回路101の指令によりシャッタ速度(シャッタ秒時)、絞り値、設定されているAFモード、残コマ数などの撮影情報を表示する。上面モニタ112は、電子カメラ1の上面(たとえば右肩付近)に設けられている。
残コマ数とは、記録媒体131の空き容量に基づいて算出された撮像可能な画像の枚数のことである。言い換えると、残コマ数とは、記録媒体131の空き容量に対して記録可能な画像データの数のことである。記録媒体131の空き容量が同じであっても、撮像画質により残コマ数は違ってくる。すなわち撮像画質が高画質に設定される場合は、低画質に設定される場合より残コマ数は少なくなる。
アクセスランプ113は記録媒体131の状態や設定を表示するためのランプである。アクセスランプ113は、記録媒体131が電子カメラ1に装着されると緑色に点灯する。アクセスランプ113は、記録媒体131へのデータの書き込みや消去、記録媒体131に記録されたデータの読み込みの際にその旨を表示するために橙色に点灯する。なお、アクセスランプ113は、後述するように設定されたライトプロテクト解除モード毎に異なる色で点灯する。
記録媒体131は、画像処理後の画像データが記録される記録媒体であり、図2に示すような、電子カメラ1に対して着脱可能なメモリカードなどによって構成される。記録媒体131には、記録媒体131に記録(格納)されたデータの消去や、記録媒体131へのデータの書き込みを、許可または禁止するためのプロテクトスイッチ132が設けられている。プロテクトスイッチ132が禁止位置に配置されている場合は、記録媒体131に対するデータの書き込みや消去といったデータの変更が禁止される。一方、プロテクトスイッチ132が許可位置に配置されている場合は、記録媒体131に対するデータの書き込みや消去といったデータの変更が許可される。記録媒体131は、装着部140に着脱可能に装着される。
上述のように、装着部140は記録媒体131を着脱可能に保持し、装着された記録媒体131に記録されたデータの読み込みや消去、記録媒体131へのデータの書き込みを行う。位置検出スイッチ141は、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が許可位置にあるか禁止位置にあるかを検出するスイッチである。位置検出スイッチ141は、プロテクトスイッチ132が許可位置にあるときオン信号を出力し、プロテクトスイッチ132が禁止位置にあるときオフ信号を出力する。
レリーズスイッチ142は、不図示のレリーズボタンに連動してレリーズ操作信号を演算回路101に出力する。レリーズ操作信号には、レリーズボタンの半押し操作に対応する半押し操作信号と、半押し操作より深く押下される全押し操作に対応する全押し操作信号とがある。メニュースイッチ143は、AFモードの設定をはじめとする撮影機能の設定メニューや、後述するライトプロテクト解除モードの設定メニューを背面モニタ111に表示させるための操作信号を出力する。
選択決定スイッチ146は、各種メニューの項目等を選択するための操作信号(後述)を出力する。具体的には、選択決定スイッチ146は十字キースイッチで構成される。十字キーの上部が押圧されると、選択決定スイッチ146は上方向信号を出力する。十字キーの下部が押圧されると、選択決定スイッチ146は下方向信号を出力する。十字キーの右部が押圧されると、選択決定スイッチ146は右方向信号を出力する。十字キーの左部が押圧されると、選択決定スイッチ146は左方向信号を出力する。
再生スイッチ144は、背面モニタ111に再生表示画像を表示させるための操作信号を出力する。削除スイッチ145は、撮像によって得られた画像データの記録不要を指示したり、記録媒体131に記録されているデータの削除を指示するための操作信号を出力する。電子カメラ1には、上述した構成要素のほかにも、測光や測距など撮像に関する構成要素が設けられているが、これらは公知であり、本願発明には直接関係しないので、説明を省略する。
上述した構成により、電子カメラ1は、不図示の電源スイッチの操作によって電子カメラ1の電源がオンされた状態では、レリーズボタンが押圧されると、シャッタ速度および絞り値を適宜決定して、被写体像を撮像する。再生スイッチ144が操作されると、記録媒体131に記録された画像データを背面モニタ111に表示する。また、削除スイッチ145が操作されると、記録媒体131に記録された画像データのうち、背面モニタ111に表示されている画像データを記録媒体131から削除する。
また、この電子カメラ1は、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置であっても、設定されたライトプロテクト解除モードに応じて、記録媒体131へのデータの書き込みや消去を可能とする。以下、詳述する。
−−−ライトプロテクトの解除について−−−
従来、プロテクトスイッチ132が禁止位置に設定された記録媒体131が電子カメラなど各種情報処理装置に装着されると、情報処理装置側でプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていることを検出して、記録媒体131へのデータの書き込みや、記録媒体131に記録されているデータの消去を行わないこととしている。しかし、記録媒体131に空き容量がある場合や、明らかに不要なデータが記録媒体に記録されている場合がある。このような場合、ユーザーは記録媒体131を一旦情報処理装置から取り出して、プロテクトスイッチ132を禁止位置から許可位置に設定し直さなければ、記録媒体131へのデータの記録、および、記録されたデータの消去ができないため、煩わしい。
そこで、本実施の形態の電子カメラ1では、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていても、電子カメラ1側の設定によって、記録媒体131へのデータの記録や記録されたデータの消去(削除)を可能とする。すなわち、プロテクトスイッチ132によって設定される記録媒体131のライトプロテクトを、電子カメラ1側の設定によって解除する。
なお、従来の電子カメラと同様に、本実施の形態の電子カメラ1では、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていても、記録媒体131に記録された画像データを読み出して背面モニタ111に表示できる。すなわち、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていても、記録媒体131に記録された画像データの再生は可能である。
本実施の電子カメラ1による記録媒体131のライトプロテクトの解除範囲と実行が可能となる操作は次のとおりである。
(1) 記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されているときに、ユーザーの操作に従って演算回路101が書き込み禁止解除モードを設定すると、記録媒体131へのデータの記録禁止(書き込み禁止)が解除される。書き込み禁止解除モードが設定されると、書き込み禁止解除モードへ移行したことを示すために、演算回路101はアクセスランプ113の点灯色を赤色に変更する。また、図3(a)に示すように、演算回路101は背面モニタ111に書き込み禁止を解除した旨を表示させる。また、図4(a)に示すように、演算回路101は上面モニタ112にシャッタ秒時211や残コマ数212などの撮影情報を表示させる。書き込み禁止解除モードが設定されると、撮像が可能となり、また記録媒体131に記録された画像データの再生が可能となる。
(2) 記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されているときに、ユーザーの操作に従って演算回路101が削除禁止解除モードを設定すると、記録媒体131に記録されているデータの削除禁止が解除される。削除禁止解除モードが設定されると、削除禁止解除モードへ移行したことを示すために、演算回路101はアクセスランプ113の点灯色を黄色に変更する。また、図3(b)に示すように、演算回路101は背面モニタ111に削除禁止を解除した旨を表示させる。また、図4(b)に示すように、演算回路101は上面モニタ112に記録媒体131に書き込みができない旨を示すプロテクト表示213,214を表示させる。削除禁止解除モードが設定されると、記録媒体131に記録された画像データの削除、および、記録媒体131に記録された画像データの再生が可能となる。
(3) 記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されているときに、ユーザーの操作に従って演算回路101が書き込み・削除禁止解除モードを設定すると、記録媒体131へのデータの書き込み禁止、および、記録媒体131に記録されているデータの削除禁止が解除される。書き込み・削除禁止解除モードが設定されると、書き込み・削除禁止解除モードへ移行したことを示すために、演算回路101はアクセスランプ113の点灯色を青色に変更する。また、図3(c)に示すように、演算回路101は背面モニタ111には書き込み禁止および削除禁止を解除した旨を表示させる。また、図4(a)に示すように、演算回路101は上面モニタ112にシャッタ秒時211や残コマ数212などの撮影情報を表示させる。書き込み・削除禁止解除モードが設定されると、撮像、記録媒体131に記録された画像データの削除、および、記録媒体131に記録された画像データの再生が可能となる。
(4) 上述したいずれのライトプロテクト解除モードにも設定されていないときには、電子カメラ1で実行が可能となる操作は、記録媒体131のプロテクトスイッチ132の設定位置に基づいて従来の電子カメラと同様となる。すなわち、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されている場合、撮像ができなくなる。また、記録媒体131に記録された画像データの削除もできなくなる。記録媒体131のプロテクトスイッチ132が許可位置に設定されている場合、撮像が可能となる。また、記録媒体131に記録された画像データの削除も可能となる。上述したように、プロテクトスイッチ132がいずれの位置であっても記録媒体131に記録された画像データの再生は可能である。
上述した各ライトプロテクト解除モードの設定は、メニュースイッチ143の操作によって背面モニタ111に表示されるライトプロテクト解除モードの設定メニューから任意のライトプロテクト解除モードを選択することで行われる。すなわち、メニュースイッチ143の操作に従って、演算回路101は図3(d)に示すメニュー画面を背面モニタ111に表示させる。さらに選択決定スイッチ146が操作されることにより背面モニタ111に表示されているメニューの中から「プロテクト解除モード設定」が選択されて決定されると、演算回路101は図3(e)に示すライトプロテクト解除モードの設定メニュー画面を背面モニタ111に表示させる。選択決定スイッチ146が操作されることにより、表示されたライトプロテクト解除モードの選択候補の中から任意のライトプロテクト解除モードが選択されて決定されると、演算回路101は選択されたライトプロテクト解除モードを設定する。
また、プロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されている記録媒体131が電子カメラ1に装着されると、演算回路101は図3(f)に示すように背面モニタ111にライトプロテクトを解除するか否かを尋ねる画面を表示させる。ここで選択決定スイッチ146の操作により「はい」が選択されて決定されると、演算回路101は図3(e)に示すライトプロテクト解除モードの設定メニュー画面を背面モニタ111に表示させる。選択決定スイッチ146の操作により「いいえ」が選択されて決定されると、演算回路101は図3(g)に示すように背面モニタ111に記録媒体131に対するデータの書き込み・削除が禁止されている旨を表示させる。また、演算回路101は図4(b)に示すように上面モニタ112に記録媒体131に書き込みができない旨を示すプロテクト表示213,214を表示させる。
−−−フローチャート−−−
電子カメラ1の演算回路101で行われる処理について、図5〜11のフローチャートを参照して説明する。図5〜11のフローチャートによるプログラムは、電子カメラ1の不図示の電源スイッチがオンされると起動する。
ステップS1において、記録媒体131が電子カメラ1に装着されるまで待機する。ステップS1が肯定判断されるとステップS3へ進み、装着された記録媒体131のデータの格納状態など、記録媒体131の状態を確認してステップS5へ進む。ステップS5において、アクセスランプ113を緑色で点灯させてステップS7へ進む。ステップS7において、位置検出スイッチ141によって記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置にあることを検出しているか否かを判断する。
ステップS7が肯定判断されるとステップS9へ進み、図3(f)に示すようにライトプロテクトを解除するか否かを尋ねる旨の表示を背面モニタ111に表示してステップS11へ進む。ステップS11において、ステップS9で背面モニタ111に表示した画面表示に基づいて、ライトプロテクトを解除することが選択されたか否かを判断する。
ステップS11が肯定判断されるとステップS13へ進み、図3(e)に示すようにライトプロテクト解除モードの設定メニュー画面を背面モニタ111に表示してステップS15へ進む。ステップS15において、ステップS13で背面モニタ111に表示した画面表示に基づいて、ライトプロテクト解除モードが設定されるまで待機する。ステップS15が肯定判断されるとステップS17へ進み、設定されたライトプロテクト解除モードに応じたフラグを設定してステップS19へ進む。ステップS19において、ステップS17で設定されたフラグに従ってステップS15で設定されたライトプロテクト解除モードを判断する。
ステップS19において、ステップS17で設定されたフラグから、書き込み禁止解除モードが設定されたと判断すると、図6のステップS101へ進む。ステップS101において、アクセスランプ113の点灯色を赤色に変更してステップS103へ進む。ステップS103において、図3(a)に示すように書き込みのみ禁止を解除した旨の表示を背面モニタ111に表示してステップS105へ進む。ステップS105において、図4(a)に示すようにシャッタ秒時211や残コマ数212などの撮影情報を上面モニタ112に表示してステップS107へ進む。
ステップS107において、電源スイッチがオフされたか否かを判断する。ステップS107が肯定判断されると本プログラムを終了する。ステップS107が否定判断されるとステップS109へ進み、記録媒体131が電子カメラ1から抜脱されたか否かを判断する。ステップS109が肯定判断されると図5のステップS1へ戻る。ステップS109が否定判断されるとステップS800のサブルーチンへ進む。ステップS800のサブルーチンについては後述する。
ステップS800のサブルーチンからメインルーチンへ戻り、ステップS113へ進むと、再生スイッチ144が操作されたか否かを判断する。
ステップS113が否定判断されるとステップS115へ進み、レリーズボタンが全押し操作されてレリーズスイッチ142から全押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS115が肯定判断されるとステップS117へ進み、撮像素子121で被写体像を撮像してステップS119へ進む。ステップS119において、ステップS117で撮像した被写体像の画像データを記録媒体131に記録する。ステップS119が実行されるとステップS107へ戻る。また、ステップS115が否定判断されるとステップS107へ戻る。
ステップS113が肯定判断されるとステップS131へ進み、記録媒体131に記録された画像データのうち、選択決定スイッチ146で選択された画像を背面モニタ111に表示してステップS133へ進む。ステップS133において、削除スイッチ145が操作されたか否かを判断する。ステップS133が否定判断されるとステップS135へ進み、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS135が否定判断されるとステップS131へ戻る。ステップS135が肯定判断されるとステップS137へ進み、ステップS131で背面モニタ111に表示した画像データの表示を終了してステップS107へ戻る。
ステップS133が肯定判断されるとステップS139へ進み、図3(j)に示すように削除が禁止されている旨を背面モニタ111に表示してステップS141へ進む。ステップS141において、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS141が否定判断されるとステップS139へ戻る。ステップS141が肯定判断されるとステップS143へ進み、ステップS139で背面モニタ111に表示した削除が禁止されている旨の表示を終了してステップS133へ戻る。
図5のステップS19において、ステップS17で設定されたフラグから、削除禁止解除モードが設定されたと判断すると、図7のステップS201へ進む。ステップS201において、アクセスランプ113の点灯色を黄色に変更してステップS203へ進む。ステップS203において、図4(b)に示すように記録媒体131に書き込みができない旨を示すプロテクト表示213,214を上面モニタ112に表示してステップS205へ進む。ステップS205において、図3(b)に示すように消去のみ禁止を解除した旨の表示を背面モニタ111に表示してステップS207へ進む。
ステップS207において、図3(i)に示すように記録媒体131に記録された画像データを選択して削除するための選択画像削除画面を表示する。この選択画像削除画面において、231、232は記録媒体131に記録された画像データのサムネイル表示である。サムネイルの枠が強調して表示されているサムネイル表示232は、消去対象画像データとして選択されている画像データのサムネイル表示である。
ステップS207が実行されるとステップS800のサブルーチンへ進む。ステップS800のサブルーチンからメインルーチンへ戻り、ステップS208に進むと、ステップS208において、ステップS207で表示した選択画像削除画面が背面モニタ111に表示されているか否かを判断する。ステップS208が否定判断されると後述するステップS213へ進む。
ステップS208が肯定判断されるとステップS209に進み、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS209が肯定判断されるとステップS211へ進み、ステップS207で背面モニタ111に表示した選択画像削除画面の表示を終了してステップS213へ進む。ステップS213において、図5のステップS17で設定したフラグをリセットして図5のステップS9へ戻る。
ステップS209が否定判断されるとステップS217へ進み、削除スイッチ145が操作されたか否かを判断する。ステップS217が否定判断されるとステップS800のサブルーチンへ戻る。ステップS217が肯定判断されるとステップS219へ進み、ステップS207で背面モニタ111に表示した選択画像削除画面のサムネイル表示のうち、選択決定スイッチ146によって選択されたサムネイル表示232に対応する画像データを記録媒体131から削除してステップS213へ進む。
図5のステップS19において、ステップS17で設定されたフラグから、書き込み・削除禁止解除モードが設定されたと判断すると、図8のステップS301へ進む。ステップS301において、アクセスランプ113の点灯色を青色に変更してステップS303へ進む。ステップS303において、図3(c)に示すように書き込み禁止および削除禁止を解除した旨の表示を背面モニタ111に表示してステップS305へ進む。ステップS305において、図4(a)に示すようにシャッタ秒時211や残コマ数212などの撮影情報を上面モニタ112に表示してステップS800のサブルーチンへ進む。
ステップS800のサブルーチンからメインルーチンへ戻り、ステップS307に進むと、ステップS307において、レリーズボタンが全押し操作されてレリーズスイッチ142から全押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS307が肯定判断されるとステップS319へ進み、撮像素子121で被写体像を撮像し、撮像した被写体像のデータを記録媒体131に記録してステップS800のサブルーチンへ戻る。
ステップS307が否定判断されるとステップS309へ進み、再生スイッチ144が操作されたか否かを判断する。ステップS309が否定判断されるとステップS800のサブルーチンへ戻る。ステップS309が肯定判断されるとステップS311へ進み、記録媒体131に記録された画像データのうち、選択決定スイッチ146で選択された画像データの画像を背面モニタ111に表示してステップS313へ進む。ステップS313において、削除スイッチ145が操作されたか否かを判断する。ステップS313が肯定判断されるとステップS321へ進み、ステップS311で背面モニタ111に表示した画像に対応する画像データを記録媒体131から削除してステップS800のサブルーチンへ戻る。
ステップS313が否定判断されるとステップS315へ進み、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS315が否定判断されるとステップS313へ戻る。ステップS315が肯定判断されるとステップS317へ進み、ステップS311で背面モニタ111に表示した画像の表示を消去してステップS800のサブルーチンへ戻る。
図5のステップS7が否定判断されると図9のステップS601へ進む。ステップS601において、アクセスランプ113の点灯色を緑色に変更してステップS603へ進む。ステップS603において、図4(a)に示すようにシャッタ秒時211や残コマ数212などの撮影情報を上面モニタ112に表示してステップS800のサブルーチンへ進む。
ステップS800のサブルーチンからメインルーチンへ戻り、ステップS605に進むと、ステップS605において、レリーズボタンが全押し操作されてレリーズスイッチ142から全押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS605が肯定判断されるとステップS617へ進み、撮像素子121で被写体像を撮像し、撮像した被写体像のデータを記録媒体131に記録してステップS800のサブルーチンへ戻る。
ステップS605が否定判断されるとステップS607へ進み、再生スイッチ144が操作されたか否かを判断する。ステップS607が否定判断されるとステップS800のサブルーチンへ戻る。ステップS607が肯定判断されるとステップS609へ進み、記録媒体131に記録された画像データのうち、不図示の選択スイッチで選択された画像データの画像を背面モニタ111に表示してステップS611へ進む。ステップS611において、削除スイッチ145が操作されたか否かを判断する。ステップS611が肯定判断されるとステップS619へ進み、ステップS609で背面モニタ111に表示した画像に対応する画像データを記録媒体131から消去してステップS800のサブルーチンへ戻る。
ステップS611が否定判断されるとステップS613へ進み、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS613が否定判断されるとステップS611へ戻る。ステップS613が肯定判断されるとステップS615へ進み、ステップS609で背面モニタ111に表示した画像の表示を終了してステップS800のサブルーチンへ戻る。
図5のステップS11が否定判断されると図10のステップS701へ進む。ステップS701において、アクセスランプ113の点灯色を緑色に変更してステップS703へ進む。ステップS703において、図3(g)に示すように記録媒体131がライトプロテクトされている旨の表示を背面モニタ111に表示してステップS705へ進む。ステップS705において、図4(b)に示すように記録媒体131に書き込みができない旨を示すプロテクト表示213,214を上面モニタ112に表示してステップS800のサブルーチンへ進む。
ステップS800のサブルーチンからメインルーチンへ戻り、ステップS707に進むと、ステップS707において、レリーズボタンが全押し操作されてレリーズスイッチ142から全押し操作信号が出力されたか否かを判断する。
ステップS707が否定判断されるとステップS709へ進み、再生スイッチ144が操作されたか否かを判断する。ステップS709が否定判断されるとステップS800のサブルーチンへ戻る。ステップS709が肯定判断されるとステップS711へ進み、記録媒体131に記録された画像データのうち、不図示の選択スイッチで選択された画像データの画像を背面モニタ111に表示してステップS713へ進む。ステップS713において、削除スイッチ145が操作されたか否かを判断する。
ステップS713が否定判断されるとステップS715へ進み、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS715が否定判断されるとステップS713へ戻る。ステップS715が肯定判断されるとステップS717へ進み、ステップS711で背面モニタ111に表示した画像の表示を消去してステップS800のサブルーチンへ戻る。
ステップS707が肯定判断されるとステップS719へ進み、図3(k)で示すように記録媒体131がライトプロテクトされていて撮影ができない旨の表示を背面モニタ111に表示してステップS721へ進む。ステップS721において、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されるまで待機する。ステップS721が肯定判断されるとステップS723へ進み、ステップS719で背面モニタ111に表示した撮影ができない旨の表示を終了してステップS800のサブルーチンへ戻る。
ステップS713が肯定判断されるとステップS725へ進み、図3(j)で示すように記録媒体131がライトプロテクトされていて画像データの削除ができない旨の表示を背面モニタ111に表示してステップS727へ進む。ステップS727において、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されるまで待機する。ステップS727が肯定判断されるとステップS729へ進み、ステップS725で背面モニタ111に表示した削除ができない旨の表示を終了してステップS800のサブルーチンへ戻る。
−−−ステップS800のサブルーチン−−−
図11はステップS800のサブルーチンを示すフローチャートである。図5〜10の各メインルーチンからステップS800のサブルーチンへ進むと、ステップS801において、メニュースイッチ143が操作されたか否かを判断する。ステップS801が否定判断されるとメインルーチンへ戻る。ステップS801が肯定判断されるとステップS803へ進み、現在設定されているライトプロテクト解除モードをフラグに基づいて判断する。
ステップS803において、書き込み禁止解除モードが設定されているかライトプロテクトを解除することが選択されていないと判断されると、ステップS811へ進み、図3(h)に示すようにカードフォーマットの項目221と削除の項目222とをグレーで表示するメニュー画面を背面モニタ111に表示してステップS813へ進む。ステップS813において、ステップS811でグレーで表示したカードフォーマットの項目221と削除の項目222とを選択できないように設定してステップS815へ進む。ステップS815において、削除スイッチ145が操作されても画像データが削除されないように削除スイッチ145を無効化する。
ステップS803において、消去禁止解除モードまたは書き込み・削除禁止解除モードが設定されていると判断されると、ステップS805へ進み、図3(d)に示すメニュー画面を背面モニタ111に表示する。
ステップS815が実行されるかステップS805が実行されるとステップS807へ進み、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS807が肯定判断されるとステップS821へ進み、背面モニタ111に表示したメニュー画面の表示を終了してメインルーチンに戻る。
ステップS807が否定判断されるとステップS831へ進み、背面モニタ111に表示したメニュー表示の設定メニューからいずれかの設定メニューが選択されたか否かを判断する。ステップS831が否定判断されるとステップS807へ戻る。ステップS831が肯定判断されるとステップS833へ進み、選択された設定メニューが「ライトプロテクト解除モード設定」あるか否かを判断する。ステップS833が否定判断されるとステップS843へ進み、選択された設定メニューの処理を実行してステップS801へ戻る。
ステップS833が肯定判断されるとステップS835へ進み、図3(l)に示すようにライトプロテクト解除モードの設定メニュー画面を背面モニタ111に表示する。なお、図3(l)に示したライトプロテクト解除モードの設定メニュー画面には、ライトプロテクトを解除しないという選択肢241が設けられている点で、図3(e)に示したライトプロテクト解除モードの設定メニュー画面とは異なっている。
ステップS835が実行されるとステップS837へ進み、ステップS835で背面モニタ111に表示した画面表示に基づいて、いずれかのモードが設定されるまで待機する。ステップS837が肯定判断されるとステップS839へ進み、設定されたライトプロテクト解除モードに応じたフラグを設定してステップS841へ進む。ステップS841において、ステップS839で設定されたフラグに従ってメインルーチンへ戻る。
上述した電子カメラ1では、次の作用効果を奏する。
(1) 記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていても、記録媒体131への画像データの記録や、記録された画像データの削除を可能とするように構成した。これにより、電子カメラ1から記録媒体131を取り出して、プロテクトスイッチ132を許可位置に設定し直さなくても撮像、すなわち、記録媒体131への画像データの書き込みや、記録媒体131に記録された画像データの消去ができるので、電子カメラ1から記録媒体131を取り出す煩わしさがなくなり、利便性が高い。
(2) 書き込み禁止解除モードに設定することで、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていても、記録媒体131への画像データの記録を可能とするように構成した。これにより、記録媒体131に記録された画像データの誤消去を防止できるとともに、記録媒体131の空き容量を有効に利用して撮像できるので、データ保護の信頼性の高い電子カメラを実現できる。
(3) 書き込み禁止解除モード設定時には、アクセスランプ113の点灯色が赤色に変更されるように構成した。これにより、撮影者が書き込み禁止解除モードへ移行したことを認識できる。
(4) 書き込み禁止解除モード設定時には、すなわち書き込み禁止は解除されるが削除禁止は解除されない場合は、削除スイッチ145が操作されると削除が禁止されている旨を背面モニタ111に表示するように構成した。これにより、撮影者が誤操作したことを認識できるので、撮影者に対して適切な操作を促すことができる。
(5) 書き込み禁止解除モードおよび書き込み・削除禁止解除モード設定時には、上面モニタ112にはシャッタ秒時211や残コマ数212などの撮影情報が表示されるように構成した。これにより、撮影者がシャッタ秒時や絞り値、撮像可能枚数などを認識できるので利便性が高い。
(6) 削除禁止解除モードに設定することで、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていても、記録媒体131に記録された画像データの削除を可能とするように構成した。これにより、電子カメラ1から記録媒体131を取り出して、プロテクトスイッチ132を許可位置に設定し直さなくても、明らかに保存しておく必要のない画像データを削除できるので、記録媒体131の記憶容量を有効に活用できる。また、削除禁止解除モードを設定するためには、いくつかの操作手順を踏まなければ設定できないため、削除すべきでない画像データを誤って削除してしまう可能性が低い。
(7) 削除禁止解除モード設定時には、アクセスランプ113の点灯色が黄色に変更されるように構成した。また、削除禁止解除モード設定時には、上面モニタ112に、記録媒体131に書き込みができない旨を示すプロテクト表示213,214が表示されるように構成した。これにより、撮影者が削除禁止解除モードへ移行したことを認識できるので、削除すべきでない画像データの削除操作を行わないように注意を喚起できる。
(8) 削除禁止解除モード設定時には、すなわち削除禁止は解除されるが書き込み禁止は解除されない場合は、上面モニタ112には残コマ表示がされないように構成した。これにより、撮影できないことを撮影者に報知できるので、たとえば、シャッターチャンスの到来を待っているときに、あらかじめ撮影可能な他のモードに設定しなおすなど、適切な操作を撮影者に促すことができる。
(9) 書き込み・削除禁止解除モードに設定することで、記録媒体131のプロテクトスイッチ132が禁止位置に設定されていても、記録媒体131への画像データの記録、および、記録媒体131に記録された画像データの削除を可能とするように構成した。これにより、電子カメラ1から記録媒体131を取り出して、プロテクトスイッチ132を許可位置に設定し直さなくても撮像、すなわち、記録媒体131への画像データの書き込みや、記録媒体131に記録された画像データの消去ができるので、記録媒体131の記憶容量を有効に活用できる。
(10) 設定されたライトプロテクト解除モードに応じて、上面モニタ112に残コマ表示を行うように構成した。これにより、撮影者が上面モニタ112を確認するだけで撮像可能か否かを判断できるので、利便性が高い。
(11) 一旦解除したライトプロテクトを再び設定し直すことができるように構成した。これにより、状況に応じてライトプロテクトの解除および設定できるので、電子カメラ1の操作性が向上する。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明における削除禁止解除モード移行時に、レリーズボタンが全押し操作されると、すなわち撮像が指示されると撮像ができない旨の表示を背面モニタ111に表示するようにしてもよい。また、再生スイッチ144が操作されると、記録媒体131に記録された画像データのうち、選択決定スイッチ146で選択された画像が背面モニタ111に表示されるようにしてもよい。このように動作する電子カメラ1の演算回路101で行われる処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
ステップS201からステップS208まで、および、ステップS209,S211,S217,S219は、図7に示したフローチャートと同じであるので説明を省略する。ステップS208が肯定判断されるとステップS209に進む。ステップS208が否定判断されるか、ステップS211が実行されるか、ステップS219が実行されるとステップS907に進み、レリーズボタンが全押し操作されてレリーズスイッチ142から全押し操作信号が出力されたか否かを判断する。
ステップS907が否定判断されるとステップS909へ進み、再生スイッチ144が操作されたか否かを判断する。ステップS909が否定判断されるとステップS800のサブルーチンへ戻る。ステップS909が肯定判断されるとステップS911へ進み、記録媒体131に記録された画像データのうち、選択決定スイッチ146で選択された画像データの画像を背面モニタ111に表示してステップS913へ進む。ステップS913において、削除スイッチ145が操作されたか否かを判断する。
ステップS913が否定判断されるとステップS915へ進み、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されたか否かを判断する。ステップS915が否定判断されるとステップS913へ戻る。ステップS915が肯定判断されるとステップS917へ進み、ステップS911で背面モニタ111に表示した画像の表示を消去してステップS800のサブルーチンへ戻る。
ステップS907が肯定判断されるとステップS919へ進み、図3(k)で示すように記録媒体131がライトプロテクトされていて撮影ができない旨の表示を背面モニタ111に表示してステップS921へ進む。ステップS921において、レリーズボタンが半押し操作されてレリーズスイッチ142から半押し操作信号が出力されるまで待機する。ステップS921が肯定判断されるとステップS923へ進み、ステップS919で背面モニタ111に表示した撮影ができない旨の表示を消去してステップS800のサブルーチンへ戻る。
ステップS913が肯定判断されるとステップS925へ進み、ステップS911で背面モニタ111に表示した画像に対応する画像データを記録媒体131から消去してステップS800のサブルーチンへ戻る。
この電子カメラ1では、削除禁止解除モードに移行した後に、レリーズボタンが全押し操作されると(ステップS907肯定判断)、図3(k)で示すように、背面モニタ111に記録媒体131がライトプロテクトされていて撮影ができない旨が表示される(ステップS919)。これにより、撮影者が誤操作したことを認識できるので、撮影者に対して適切な操作を促すことができる。
(2) 上述の説明では、メニュースイッチ143の操作によって、図3(d)に示すメニュー画面を呼び出すことでライトプロテクト解除モードを設定するようにしているが、たとえば、押圧操作によって直接ライトプロテクト解除モードの設定状態に移行するように、すなわち、ライトプロテクト解除モードの設定メニュー画面(図3(l))を平面モニタ111に表示するように、専用のスイッチを設けてもよい。また、専用のスイッチではなく、たとえば、既設のスイッチを2つ同時に操作することで、ライトプロテクト解除モードの設定状態に移行するようにしてもよい。
(3) 上述の説明では、ライトプロテクト解除モード毎にアクセスランプ113の点灯色を変更するように構成したが、アクセスランプ113の点灯色以外にも、ライトプロテクト解除モード毎にアクセスランプ113の点滅タイミングを変更するように構成してもよい。また、いずれかのライトプロテクト解除モードに移行している間は、背面モニタ111を電子ビューファインダーとして使用している間も、撮像素子121が捉えている被写体像の画像とともに設定されているライトプロテクト解除モードの種類を示す表示を背面モニタ111に常時表示するようにしてもよい。また、設定されているライトプロテクト解除モードの種類を示す表示を上面モニタ112に常時表示するようにしてもよい。
(4) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
本実施の形態の電子カメラ1の構成を説明するブロック図である。 記録媒体131の外観を示す図である。 背面モニタ111に表示される画面を示す図である。 上面モニタ112に表示される画面を示す図である。 演算回路101で行われる処理を示すフローチャートである。 演算回路101で行われる処理を示すフローチャートである。 演算回路101で行われる処理を示すフローチャートである。 演算回路101で行われる処理を示すフローチャートである。 演算回路101で行われる処理を示すフローチャートである。 演算回路101で行われる処理を示すフローチャートである。 演算回路101で行われる処理を示すフローチャートである。 演算回路101で行われる処理を示すフローチャートの変形例である。
符号の説明
1 電子カメラ 101 演算回路
111 背面モニタ 112 上面モニタ
113 アクセスランプ 121 撮像素子
131 記録媒体 132 プロテクトスイッチ
140 装着部 141 位置検出スイッチ

Claims (12)

  1. データの書込処理とデータの消去処理とを含むデータ変更処理を禁止する第1の状態と当該データ変更処理を禁止しない第2の状態とに切り換えられる切換手段を有するとともにカメラ本体の撮像素子で撮像した被写体の画像データを記録可能な記録媒体を、着脱可能に装着する装着部と、
    前記切換手段が前記第1の状態であるか、前記第2の状態であるかを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記切換手段が前記第1の状態であることが検出されている場合であっても、前記禁止されている前記データ変更処理の少なくとも一つを解除する例外手段を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記例外手段により禁止が解除されるデータ変更処理は前記書込処理であることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記例外手段により前記書込処理の禁止が解除されていることを、報知する書込禁止解除報知手段をさらに備えていることを特徴とするカメラ。
  4. 請求項2または請求項3に記載のカメラにおいて、
    前記検出手段によって前記切換手段が前記第1の状態であることが検出されている場合であって、前記例外手段により前記書込処理の禁止が解除されていて前記消去処理の禁止が解除されていないとき、前記消去処理を指令する操作に応答して、前記消去処理が禁止されていることを報知する消去禁止報知手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  5. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記例外手段によって前記書込処理の禁止が解除されている場合、前記撮像素子の新たな撮像により生成される画像データの前記記録媒体への格納可能な数である残コマ数を表示する残コマ表示手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記例外手段により禁止が解除されるデータ変更処理は前記消去処理であることを特徴とするカメラ。
  7. 請求項6に記載のカメラにおいて、
    前記例外手段により前記消去処理の禁止が解除されていることを、報知する消去禁止解除報知手段をさらに備えていることを特徴とするカメラ。
  8. 請求項6または請求項7に記載のカメラにおいて、
    前記検出手段によって前記切換手段が前記第1の状態であることが検出されている場合であって、前記例外手段により前記消去処理の禁止が解除されていて前記書込処理の禁止が解除されていないとき、前記撮像素子による撮像を指示するレリーズ操作に応答して、前記書込処理が禁止されていることを報知するレリーズ禁止報知手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  9. 請求項6に記載のカメラにおいて、
    前記撮像素子の新たな撮像により生成される画像データの前記記録媒体への格納可能な数である残コマ数を表示する残コマ表示手段と、
    前記検出手段によって前記切換手段が前記第1の状態であることが検出されている場合であって、前記例外手段により前記消去処理の禁止が解除されていて前記書込処理の禁止が解除されていないときには、前記残コマ表示手段による前記残コマ数の表示を禁止する表示禁止手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  10. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記例外手段により禁止が解除されるデータ変更処理は前記書込処理と消去処理であることを特徴とするカメラ。
  11. 請求項1,2,6,10のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記例外手段によって禁止を解除した前記データ変更処理を再び禁止する例外解除手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  12. データの書込処理とデータの消去処理とを含むデータ変更処理を禁止する第1の状態と当該データ変更処理を禁止しない第2の状態とに切り換えられる切換手段を有する記録媒体を着脱可能に装着する装着部と、
    前記切換手段が第1の状態であるか、第2の状態であるかを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記切換手段が第1の状態であることが検出されている場合であっても、前記禁止されている前記データ変更処理の少なくとも一つを解除する例外手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
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