JP2007048682A - イオナイザー用ノズル - Google Patents

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【課題】 ノズルに形成された噴出孔からノズルに対して直角の方向にイオン化空気を噴射し得るイオナイザー用ノズルを提供する。
【解決手段】
このイオナイザー用ノズルは、コロナ放電により空気通路内を流れてイオン化された空気を案内するために使用され、基端部にイオン化空気流入口を有し先端に閉塞プラグ30が取り付けられた内側パイプ26と、その外側に嵌合して固定される外側パイプ31とを有している。内側パイプ26には径方向に開口される内側噴出孔が所定のピッチで一直線上に形成され、外側パイプ31には内側噴出孔に連通する外側噴出孔33が内側噴出孔に対応して形成されている。内側噴出孔から噴出したイオン化空気は、外側噴出孔33により案内されて内側パイプ26内の流れに対して直角となって外部に噴出される。
【選択図】 図3

Description

本発明は静電気が帯電した部位にイオン化された空気を吹き付けて除電するイオナイザー用ノズルに関する。
電子部品の製造や組立を行う場合に、電子部品や電子部品の製造組立を行う治具などに静電気が帯電していると、静電気放電による半導体ディバイスなどの電子部品の破壊が発生したり、電子部品やジグなどにほこり等の異物が付着して製品の歩留まりが低下したり、さらには搬送過程の電子部品が相互に静電気により吸着されて円滑に電子部品を搬送することができなくなることがある。そこで、イオナイザーないしイオン発生器とも言われる除電装置を用いて静電気が帯電した部位や部品を被処理物としてこれにイオン化された空気を吹き付けて、静電気を取り除いている。
電気エネルギーにより空気をイオン化するには、針状の放電電極に高電圧を印加して放電電極の回りに不平等電界を発生させることにより不平等電界の部分でコロナ放電を発生させ、コロナ放電によりその周囲の空気をイオン化している。放電電極にプラスの高電圧を印加すると電極近傍の空気の電子を吸収して空気はプラスの電荷を持つイオンとなり、マイナスの高電圧を印加すると電子を放出するために空気はマイナスの電荷を持つイオンとなる。
放電電極に交流高電圧を印加するとプラスマイナスの空気イオンが基本的に等量発生し、このイオン化した空気を帯電した被処理物に吹き付けると、被処理物は同極性のイオンとは反発し、反対極性のイオンを引きつける。これにより、同量のプラスマイナスイオンが接触するようになり、反対極性のイオンが被処理物に接触すると徐々に帯電電荷が減少し、被処理物は低い電位で平衡状態となり中和される。
このようなイオナイザーには、特許文献1に記載されるように、ブロータイプとも言われるノズルタイプがあり、コンプレッサなどの空気圧源から配管を介して供給される空気を案内する貫通孔が形成された導体と、導体の貫通孔の中心部に軸方向に組み込まれた放電針とを有しており、導体にノズルを取り付けることにより、貫通孔内でコロナ放電によりイオン化された空気を、ノズルから噴出させて被処理物に直接吹き付けることにより被処理物の帯電を除去することができる。
特開2003−243199号公報
イオナイザーに取り付けられるノズルには、全体的に真っ直ぐとなったストレートバーノズルと、直角に折り曲げられたL形バーノズルと、U字形に折り曲げられたU形バーノズル等があり、除去すべき静電気が帯電される被処理物の種類に応じてノズルのタイプが選択される。それぞれのノズルは導体であるステンレス、鉄およびアルミニウムなどの金属製のパイプにより形成されており、ノズルにはイオン化空気を噴出するための噴出孔が所定のピッチで形成されている。
噴出孔はノズルに径方向に開口して形成されており、イオン化空気はノズルからその径方向外方に向けて噴出されることになるので、ノズルの横方向延長上が被処理物となるようにイオナイザーは配置されることになる。ノズルタイプのイオナイザーを用いて被処理物に対する帯電除去効果を測定したところ、被処理物全体に帯電除去効果が得られないということが判明した。その原因はイオン化空気がノズルの先端側に向けて傾斜して噴出される傾向があり、ノズルの根元側の噴出孔に対応する被処理物には十分な帯電除去効果が得られない場合があった。
そこで、ノズルに対して直角方向に形成された噴出孔からのイオン化空気がノズルに対して直角の方向に噴出することなく、ノズル先端に向けて傾斜して噴出されることになる原因を研究したところ、ノズルとして使用されるパイプはステンレス製の引き抜き材が使用されており、パイプの厚み寸法が噴出孔の内径寸法に比して小さいために、ノズル内を基端部から先端部に向けて流れるイオン化空気の慣性の影響により噴出孔から噴射されるイオン化空気がノズル先端部に向けて傾斜すると考えられる。
噴出孔の内径は被処理物にまでイオン化空気が到達するように、1mm以上、例えば1.2mm程度の内径とする必要があるのに対して、パイプの厚みは加工の都合上1mm以下、例えば0.5mm程度にまで薄くする必要がある。このように薄くする必要があるのは、ノズルの素材であるステンレス製のパイプにレーザー穿孔機を用いてレーザー光を照射して噴出孔を形成するにはパイプの肉厚を薄くしなければ、効率的に噴出孔を加工することができないためであり、さらに、L形バーノズルやU形バーノズルのように、ノズルに折り曲げ部ないし湾曲部を形成する場合には肉厚が大きいパイプを用いてパイプベンダーにより湾曲部を形成すると、湾曲部がつぶれてしまうことになるためである。
本発明の目的は、ノズルに形成された噴出孔からノズルに対して直角の方向にイオン化空気を噴射し得るイオナイザー用ノズルを提供することにある。
本発明のイオナイザー用ノズルは、コロナ放電によりイオン化された空気を案内するイオナイザー用ノズルであって、基端部にイオン化空気流入口を有するとともに、径方向に開口される内側噴出孔が形成される内側パイプと、当該内側パイプの外側に固定され、前記内側噴出孔に連通する外側噴出孔が形成された外側パイプとを有し、前記内側噴出孔から噴出したイオン化空気を前記外側噴出孔が前記内側パイプ内の流れに対して直角に案内することを特徴とする。
本発明のイオナイザー用ノズルは、前記内側パイプと前記外側パイプとの合計の厚み寸法を前記内側噴出孔の内径よりも大きくすることを特徴とする。
本発明のイオナイザー用ノズルは、前記内側噴出孔と前記外側噴出孔とをほぼ同一内径とすることを特徴とする。
本発明のイオナイザー用ノズルは、前記外側噴出孔の内径を前記内側噴出孔の内径よりも大きくするとともに前記外側噴出孔と前記内側噴出孔とのノズル先端側の内周面をほぼ一致させることを特徴とする。
本発明のイオナイザー用ノズルは、前記内側パイプを金属製とし、前記外側パイプを樹脂製とするとともに前記外側パイプと前記内側パイプとの組み付け時に前記内側パイプが入り込むスリットを前記外側パイプに形成することを特徴とする。
本発明のイオナイザー用ノズルは、内側パイプとその外側に固定される外側パイプとの二重構造となっており、内側噴出孔から噴出したイオン化空気は、外側噴出孔により案内されて外部に傾斜して噴出することなく、内側パイプ内の流れに対して直角方向となって外部に噴出することになる。内側パイプと外側パイプの合計の厚み寸法は内側噴出孔の内径よりも大きく設定されており、内側噴出孔から噴出したイオン化空気は外側噴出孔によって案内され内側パイプ内の流れに対して直角方向となって外部に噴出することになる。
これにより、それぞれの外側噴出孔の位置に対応させて被処理物を配置すると、被処理物に帯電した静電気を確実に中和することができるので、イオナイザーを使用する場合には、それぞれの外側噴出孔の位置を外部から目視して、イオナイザーの取付位置を設定すれば、確実に被処理物に対してイオン化空気を吹き付けることができることになる。
本発明のイオナイザー用ノズルにおいては、内側噴出孔と外側噴出孔とをほぼ同一内径としても良く、外側噴出孔の内径を内側噴出孔の内径よりも大きくするとともに両方の噴出孔のノズル先端側の内周面をほぼ一致させるようにしても良い。
外側パイプを樹脂製としその全長に渡ってスリットを設けると、内側パイプの外側に横方向から嵌合させて外側パイプを取り付けることができ、外側パイプの後付けも容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明は本発明の一実施の形態であるノズルが取り付けられたイオナイザーを示す斜視図であり、図2は図1に示されたイオナイザーの一部を示す拡大断面図であり、図3(A)は図1に示されたノズルを示す拡大正面図であり、図3(B)は同図(A)の右側面図であり、図4(A)は図3(B)における4A−4A線に沿う拡大断面図であり、図4(B)は同図(A)における4B−4B線に沿う断面図である。
イオナイザー10は、図1に示すように、ケース11に取り付けられるイオナイザー本体12を有し、イオナイザー本体12にはコンプレッサなどの空気供給源に連通された配管が接続される継手13が取り付けられており、継手13にはイオナイザー本体12に供給される空気の流量を調整するために可変絞り14が取り付けられている。
イオナイザー本体12には導体製のノズルホルダー15が取り付けられるようになっている。図2に示すように、イオナイザー本体12にはノズルホルダー15がねじ止めされるねじ孔16が形成され、このねじ孔16は継手取付孔17に空気通路18を介して連通しており、ノズルホルダー15内には空気供給源からの圧縮空気が供給される。ノズルホルダー15内には絶縁性材料からなるブッシュ19が組み込まれ、ブッシュ19の貫通孔内に突出して放電針21がイオナイザー本体12に取り付けられている。導体製のノズルホルダー15と放電針21はそれぞれ放電電極を構成しており、これらの放電電極には電源ユニット22から高周波電圧が供給され、放電電極間で発生するコロナ放電によってブッシュ19内を流れる空気はイオン化される。
図1に示すようにノズルホルダー15にはノズル23が取り付けられるようになっており、このノズル23はL字形状に直角に折り曲げられたL形バーノズルとなっている。ノズル23はステンレス製の内側パイプ26を有し、この内側パイプ26は、図2に示されるように、ノズルホルダー15に固定される継手24に取り外し自在に取り付けられるようになっている。継手24はノズルホルダー15にねじ結合される基端部24aと、内側パイプ26が挿入される先端部24bとを有し、先端部24bにはナット25がねじ結合されるようになっている。ナット25と先端部24bとの間には締め付けスリーブ20が組み込まれており、ナット25を先端部24bにねじ止めするとスリーブ20が径方向内方に弾性変形し、内側パイプ26がナット25により固定される。
図3に示すように内側パイプ26は、ノズルホルダー15に固定される基端部27と、この基端部27に一体に連なりほぼ90度折り曲げられた湾曲部28と、この湾曲部28に一体に連なって真っ直ぐに伸びるストレート部29とを有し、内側パイプ26の先端には閉塞部材であるプラグ30が取り付けられ、先端は閉じられている。内側パイプ26のストレート部29の外側には、樹脂製の外側パイプ31が嵌合して固定されており、内側パイプ26には図4に示すように所定の間隔毎に内側噴出孔32が一直線上に並んで形成され、外側パイプ31にはそれぞれの内側噴出孔32に対応させて外側噴出孔33が形成されている。図3に示す場合には、ノズル23にそれぞれの噴出孔32,33が11個ずつ形成されているが、ノズル23の長さおよびこれに形成される噴出孔32,33の数は任意とすることができる。
このノズル23は、図4に示すように、内側パイプ26の内径をD1とし、外径をD2とし、内側パイプ26の外側に嵌合して固定される外側パイプ31の外径をD3とすると、それぞれの寸法はD1=5mm、D2=6mm、D3=8mmとなっている。したがって、内側パイプ26の厚み寸法t1が0.5mmであり、外側パイプ31の厚み寸法t2が1mmであり、外側パイプ31の厚みは内側パイプ26の厚みよりも大きくなっている。このように、ノズル23を内側パイプ26と外側パイプ31との2重構造に形成し、その上、外側パイプ31の厚みが内側パイプ26の厚みよりも大きい。イオン化空気は、内側パイプ26内ではノズル先端に向けて流れる慣性力を有しているが、内側噴出孔32から噴出して外側噴出孔33にまで案内される間にその慣性力が減殺されるので、外部に傾斜して噴出することなく内側パイプ26内の流れに対して直角方向に噴出することになる。
図4に示すように、このノズル23は、内側噴出孔32の内径をd1、外側噴出孔33の内径をd2とすると、それぞれの噴出孔32,33の内径は同一内径d1=d2=1.2mmとなっており、内側パイプ26の厚みt1と外側パイプ31の厚みt2の合計厚み寸法が1.5mmとなっているので、この合計厚み寸法は内側噴出孔32の内径d1よりも大きくなっている。したがって、内側パイプ26内をノズル先端に向けて流れるイオン化空気は先端に向かう慣性を有しているが、内側パイプ26の厚みと外側パイプ31の厚みとの合計の厚み寸法が内側噴出孔32の内径寸法よりも大きくなっているので、内側噴出孔32から噴出したイオン化空気は外側噴出孔33によって案内され、慣性力が減殺されるとともに傾斜方向の速度成分が減殺されて内側パイプ26内の流れに対して直角方向となって外部に噴出することになる。
これにより、それぞれの外側噴出孔33の位置に対応させて被処理物を配置すると、被処理物に帯電した静電気を確実に中和することができる。
図5(A)は本発明のイオナイザー用ノズルの変形例の一部を示す拡大断面図であり、図5(B)は同図(A)における5B−5B線に沿う方向から見た矢視図である。
このノズル23の外側パイプ31に形成された外側噴出孔33の内径d2は内側パイプ26に形成された内側噴出孔32の内径d1よりも大きく設定されているが、それぞれの噴出孔32,33の先端側内周面は図5(B)において符号Sで示すように一致している。この場合においても、内側噴出孔32から噴出したイオン化空気は外側噴出孔33の先端側の内周面Sの部分で案内されるので、外側噴出孔33からは内側パイプ26内の流れに対して直角方向となってイオン化空気が外部に噴出することになる。
図6は図3に示すように内側パイプ26と外側パイプ31とを有する本発明のノズル23と、内側パイプ26のみからなる比較例のノズルとについて噴出口からのイオン化空気の流れ方向を測定した実験データを示す特性線図である。図6においては、実線が本発明のノズルの風向き特性を示し、一点鎖線が比較例のノズルの風向き特性を示す。この実験は、内側パイプ26と外側パイプ31の内外径については上述した寸法とし、10mmピッチで21個の噴出孔が形成されたノズルを用い、ノズルに空気圧力0.3MPaの圧縮空気をイオン化させて供給して行った。それぞれの特性線図は、噴出孔の前方における風速が6〜9m/sとなる領域とこれよりも低速となる領域との境界を示している。図6における縦軸の数値は、21個の噴出口のうち最も基端部側の噴出口から10mm手前を基準位置0mmとし、その位置の−20mmから+240mmの位置までを示す。
この比較実験で明らかなように、内側パイプ26のみのノズルを用いた比較例においては、一点鎖線で示すように、それぞれの噴出孔から噴出するイオン化空気の流れはノズルの先端側に向けて傾斜する傾向があり、その傾向は基端部側の噴出孔からのイオン化空気が先端側のものよりも顕著であった。その理由は基端部側の噴出孔からのイオン化空気は先端側よりも風量が多くノズル内での流れの慣性力が大きいからであると推測される。これに対して、本発明のノズル23によれば、実線で示すように、それぞれの噴出孔からのイオン化空気はノズル23に対してほぼ直角となって噴出することが判明し、その傾向は、基端部側の噴出孔からのイオン化空気と先端部側の噴出孔からのイオン化空気とのいずれも相違しなかった。したがって、このノズル23が取り付けられたイオナイザーを使用する場合には、それぞれの外側噴出孔33の位置を外部から目視して、イオナイザーの取付位置を設定すれば、確実に被処理物に対してイオン化空気を吹き付けることができることになる。このような本発明の特性は図5に示したノズル23を用いても同様であった。
図示するノズル23はステンレス製の薄肉の内側パイプ26とこれよりも肉厚の樹脂製の外側パイプ31とにより構成されるので、内側パイプ26にはレーザー光を照射して内側噴出孔32を加工することができるとともに、ストレートのパイプ素材をパイプベンダーを用いて図示するように湾曲部28を加工するようにしても、肉薄の内側パイプ26に湾曲部28を押しつぶすことなく、所望の内径を有する湾曲部28を形成することができる。したがって、L形バーノズルやU形バーノズルタイプのイオナイザー用ノズルとして本発明は好適であるが、ストレート部のみを有するストレートバーノズルに対しても本発明を適用することができる。さらに、内側パイプのみからなるL形バーノズルやU形バーノズルの外側に外側パイプ31を後付けすることにより、従来のイオナイザー用ノズルの風向き特性を向上させることができる。
外側パイプ31には、図4に示すように、外側噴出孔33に対して円周方向180度ずれた位置に全長に渡ってスリット34が形成されている。外側パイプ31は樹脂により形成されており、スリット34の部分を円周方向の開口端部として弾性変形させることができ、外側パイプ31と内側パイプ26とを組み付ける時には、スリット34を広げて内側パイプ26を外側パイプ31内に挿入させることができる。外側パイプ31を内側パイプ26の外側に嵌合させた後には、接着剤により外側パイプ31を内側パイプ26に固定するようにしても良く、止めピン等により両者を固定するようにしても良い。また、外側パイプ31にスリット34を形成することなく、円周方向に閉じた横断面円形とし、内側パイプ26の先端にプラグ30を取り付ける前に、外側パイプ31を先端側から滑らせて嵌合させるようにしても良く、外側パイプ31を金属により形成するようにしても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、本発明のイオナイザー用ノズルは図1に示すようなL形バーノズルタイプに限られることなく、種々のタイプのノズルに適用することができるとともに、噴出孔を有する部分をストレート部とするだけでなく、湾曲部に噴出孔を設けるようにしたタイプのノズルにも本発明を適用することができる。
本発明は本発明の一実施の形態であるノズルが取り付けられたイオナイザーを示す斜視図である。 図1に示されたイオナイザーの一部を示す拡大断面図である。 (A)は図1に示されたノズルを示す拡大正面図であり、(B)は同図(A)の右側面図である。 (A)は図3(B)における4A−4A線に沿う拡大断面図であり、(B)は同図(A)における4B−4B線に沿う断面図である。 (A)は本発明のイオナイザー用ノズルの変形例の一部を示す拡大断面図であり、(B)は同図(A)における5B−5B線に沿う方向から見た矢視図である。 内側パイプと外側パイプとを有する本発明のノズルと、内側パイプのみからなる比較例のノズルとについて噴出口からのイオン化空気の流れ方向を測定した実験データを示す特性線図である。
符号の説明
10 イオナイザー
11 ケース
12 イオナイザー本体
15 ノズルホルダー
18 空気通路
21 放電針
26 内側パイプ
29 ストレート部
31 外側パイプ
32 内側噴出孔
33 外側噴出孔
34 スリット

Claims (5)

  1. コロナ放電によりイオン化された空気を案内するイオナイザー用ノズルであって、
    基端部にイオン化空気流入口を有するとともに、径方向に開口される内側噴出孔が形成される内側パイプと、
    当該内側パイプの外側に固定され、前記内側噴出孔に連通する外側噴出孔が形成された外側パイプとを有し、
    前記内側噴出孔から噴出したイオン化空気を前記外側噴出孔が前記内側パイプ内の流れに対して直角に案内することを特徴とするイオナイザー用ノズル。
  2. 請求項1記載のイオナイザー用ノズルにおいて、前記内側パイプと前記外側パイプとの合計の厚み寸法を前記内側噴出孔の内径よりも大きくすることを特徴とするイオナイザー用ノズル。
  3. 請求項1または2記載のイオナイザー用ノズルにおいて、前記内側噴出孔と前記外側噴出孔とをほぼ同一内径とすることを特徴とするイオナイザー用ノズル。
  4. 請求項1または2記載のイオナイザー用ノズルにおいて、前記外側噴出孔の内径を前記内側噴出孔の内径よりも大きくするとともに前記外側噴出孔と前記内側噴出孔とのノズル先端側の内周面をほぼ一致させることを特徴とするイオナイザー用ノズル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のイオナイザー用ノズルにおいて、前記内側パイプを金属製とし、前記外側パイプを樹脂製とするとともに前記外側パイプと前記内側パイプとの組み付け時に前記内側パイプが入り込むスリットを前記外側パイプに形成することを特徴とするイオナイザー用ノズル。
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