JP2007048041A - 走行支援装置および走行支援方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 自車両周囲の建造物等の影響で、他車両との通信範囲が狭く、通信手段によるメッセージの授受を行うことを前提として合流時の危険度推定を行う合流支援モードでの効果的な走行支援の実行が困難な場合には、メッセージ情報の授受を俟つことなく当該交差位置付近における他車両の存在有無に係る情報を提供する頭出し支援モードでの走行支援を実行することができ、頭出し支援モードでの走行支援によって、合流支援モードでの走行支援を効果的に実行可能な位置まで、自車両の頭出し運転操作を安全に行う。
【選択図】 図3
Description
本発明は、上述のような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両周囲の建造物や壁などの影響により、通信エリアが狭められるようなことがあったとしても、交差点での安全かつスムーズな合流を実現するための走行支援装置を提供することである。
例えば、適宜のサンプリング周期の、毎回の現在時点等に該当する、異なる複数の時点で、それぞれ自車両および他車両の各位置を認識して該認識に係るデータを保持し、これらのデータに依拠する等して自車両および他車両の進路が交差する交差位置を予測する。
前記自車両および他車両が当該交差位置に向かうに際して、前記自車両における走行支援を、走行支援モード選択実行手段によって、車車間通信等の通信手段による自車両および他車両間でのメッセージ情報の授受を俟つことなく当該交差位置付近における他車両の存在有無に係る情報を含む走行支援情報を自車両の運転者に提供する頭出し支援モードと、前記通信手段によるメッセージの授受を行うことを前提として合流時の危険度推定に係る情報を含む走行支援情報を自車両の運転者に提供する合流支援モードとの双方の走行支援モードのうちの何れかの走行支援モードで選択的に実行するようにし、走行支援モード切換え手段によって、前記自車両が前記他車両の存在を認識した時点におけるこの他車両が当該交差位置に到達するまでに掛かる到達所要時間と前記合流支援モードでの走行支援を実行するのに掛かる支援実行時間との比較に基づいて、実行する走行支援モードを、前記頭出し支援モードを先行し、次いで合流支援モードとなる順序で切換えるようにするというものである。
前記自車両が前記他車両の存在を認識した時点におけるこの他車両が双方の車両の移動軌跡が交差すると予測される当該交差位置に到達するまでに掛かる到達所要時間と前記合流支援モードでの走行支援を実行するのに掛かる支援実行時間との比較に基づいて、実行する走行支援モードを、前記頭出し支援モードを先行し、次いで合流支援モードとなる順序で切換えるように構成としたので、自車両周囲の建造物等の影響で、他車両との通信範囲が狭く、合流支援モードでの効果的な走行支援の実行が困難な場合には、頭出し支援モードでの走行支援を実行することができ、頭出し支援モードでの走行支援によって、合流支援モードでの走行支援を効果的に実行可能な位置まで自車両の頭出し行為を安全に行うことができる。
図1は、本発明の実行の形態としての走行支援装置の要部のブロック図である。この走行支援装置(その要部)100は、車両の所定部位に適切な使用環境が維持され得る形態で装備され、自己に接続されるデバイスを含んで構成される系全体を統括的に制御するシステムコントローラとして機能し得るようにマイクロプロセッサを主体に構成された処理装置101には、この処理装置101と各種のデータおよび命令を授受し車両の状況や制御に係る各種のデータを読み出し可能に保持する記憶装置102が接続されている。
後述するように、この車車間通信装置103は、自車両から他車両に対してその進路への侵入の可否を確認(打診)するための譲歩依頼メッセージを発信するための手段としても機能し、他車両からこのような打診のメッセージが発信されたときには通信可能領域にあるときに当該メッセージを受信してその打診に対する応答メッセージを発信するように機能し得る。
尚、その他、自車両に装備された装置を用いるための操作等を行うべく車両の適所に配された操作器110も、この処理装置101に接続され、この操作器110から処理装置101を通して該当する各装置との所要のマンマシンインターフェースが計られる。
また、車車間通信装置103、および、処理装置101の該当する機能部によって、他車両の位置を認識する他車両位置認識手段が構成される。
更に、車車間通信装置103、および、表示装置106、ならびに、メッセージ選択決定操作部107によって、前記自車両から前記他車両に対して自車両側で選択したメッセージを担うメッセージ信号を含み得る信号を送信し他車両からのメッセージ信号を含み得る信号を受信することが可能な通信手段が構成される。
自車両と当該他車両の移動軌跡が交差すると予測される場合は、当該他車両が自車両の通行に影響がある車両であると判断し、ステップS403へ進む。
一方、自車両の通行に影響のある車両が無い場合には、ステップS401へ戻り、処理を繰り返す。既述の図2の状況では、他車両Bが自車両Aの通行に影響がある接近車両と認識され、図3の状況では、他車両Cと他車両Dが自車両Aの通行に影響のある接近車両と認識される。
X=(tAnθ1・X1−tAnθ2・X2+Y2−Y1)/(tAnθ1−tAnθ2)……(1)
Y=tAnθ2(X−X2)+Y2……(2)
(但し、 X:交差位置INTのx座標 Y:交差位置INTのy座標 X1:自車両のx座標 Y1:自車両のy座標 θ1:自車両の向き X2:該当する他車両のx座標 Y2:該当する他車両のy座標 θ2:該当する他車両の向き)
即ち:
D1={(X−X1)2+(Y−Y1)2}1/2……(3)
D2={(X−X2)2+(Y−Y2)2}1/2……(4)
具体的には、他車両が交差位置INTに到達するまでの時間と、合流支援モードでの走行支援を実行するのに掛かる支援実行時間を比較し、他車両が交差位置INTに到達するまでの時間が合流支援モードでの走行支援を実行するのに掛かる支援実行時間より長い時間であるという関係が成り立つ場合は、合流支援モードでの走行支援を実行し、そうでない場合は、頭出し支援モードでの走行支援を実行することを決定する。
なお、合流支援モードとして複数通りの合流支援サブモードが用意されている場合には、それぞれの合流支援サブモードについてそれらの合流支援サブモードでの走行支援実行時間と他車両が交差位置INTに到達するまでの時間とを比較する。
一方、頭出し支援モードでの走行支援とは、交差位置INT付近における他車両の存在を地図画面上に表示する認知支援機能を主体とするものである。
実行する運転支援が頭出し支援モードである場合には、ステップS409へ進む。一方、実行する運転支援が合流支援モードの場合には、ステップS413に移行する。即ち、図2の場合では、決定した運転支援は、頭出し支援モードなので、ステップS409へ進む。一方、図3の場合には、決定した運転支援は、合流支援モードなので、ステップS413に移行する。
図5は、本例にける頭出し支援モードによる運転支援として、他車両の位置と注意喚起のメッセージを表示する情報提供画面の一例を示す図である。
この頭出し支援モードによる運転支援によって、運転者は見通し不良な出会い頭交差点等において、他車両の確認を前もって行うことができるので、頭出し実行時に自車両が危険に曝されることを防止することができ、安全を確保しつつ、接近車両を目視可能な位置まで頭出しが可能となる。
次いで、ステップS411では、ステップS410で求めた危険度推定値の値が所定値を超えているか否かの判断を行う。危険度推定値が所定値以上であると判断された場合は、ステップS412へ進み、危険度推定値が所定値未満であると判断された場合は、開始に戻り一連の処理をまた最初から繰り返し実行する。ここで、危険度推定値の所定値とは、例えば7程度の、自車両の合流が危険と推定される数値とする。
自車両が一旦停止を行っている場合は、安全確認の義務を守る優良運転者と認識し、ステップS414へ進み、合流支援モードでの走行支援を実施する。
ステップS414では、自車両、従って、交差位置INTに最も近い他車両について、自車両が合流する際の危険度の推定を行う。本例における危険度の推定は、車車間通信装置103を介して取得した、他車両との交差位置INTまでの距離、車速および加減速度等を入力とするファジィ推論ロジックによって危険度を0から10の範囲で出力するものとする。危険度は0が最も低く、10が最も高い(危険)とする。
次いで、ステップS415では、ステップS407で決定した運転支援に関して、メッセージ伝達機能を主体とする第1の合流支援サブモードでの運転支援が実行できるか否かの判断を行う。第1の合流支援サブモード(メッセージ交換機能)での運転支援が実行できると判断されたときにはステップS416へ進む。メッセージ伝達機能を主体とする第1の合流支援サブモードが実行できず、危険度推定機能を主体とする第2の合流支援サブモードのみが実行できる場合には、ステップS424へ進む。
一方、ステップS416で、所要時間TTC2が所定値よりも大きい場合には、自車両が優先道路に「余裕を持って」進入可能であると判断し、他車両に対する譲歩打診のメッセージの発信は許可せず、ステップS424へ進む。ここでの所定値とは自車両が優先道路に余裕を持って進入する事が可能な時間であり、例えば10秒とする。
ステップS419では、自車両から他車両に対して、進路譲歩の依頼を行うためのメッセージ発信の許可を行う。この処理によって、自車両の運転者は、他車両の運転者に対して「入れてください」のように進路の譲歩を意味するメッセージコードを運転者の意思によって選択し送信することができる。次いで、ステップS420では、自車両が他車両から合流の譲歩に関するメッセージを受信したかどうかの判断を行う。譲歩に関するメッセージとしては、「お先にどうぞ」などのような内容が考えられる。
ステップS421では、自車両が非優先道路から優先道路へ合流を完了したかどうかを判断するための準備処理を実行する。本例では、自車両が優先道路への合流を完了したことを認識するためのパラメータとして、自車両の進行方向と走行距離およびウィンカ状態という3種類のパラメータを利用する。これらのパラメータのうち、自車両の進行方向については、自車両が非優先道路から優先道路へ合流することによって、自車両の進行方向は、他車両の進行方向と同じような値となるはずである。
ステップS421に次いで、ステップS422では、ステップS421で各パラメータの状態からそれぞれ判断した自車両の合流完了/未完了について、総合的な判断を行い、自車両が非優先道路から優先道路へ合流を完了したかどうかを判断する。具体的には、3種類全てのパラメータが自車両の合流完了を示していれば、自車両が確実に非優先道路から優先道路への合流を完了したものと判断してステップS423へ進む。
ステップS423では、自車両から他車両に対して、合流を譲歩してくれたことに対するお礼を行うためのメッセージ発信の許可を行う。この処理によって、自車両の運転者は、他車両の運転者に対して「ありがとう」のように譲歩に対するお礼を意味するメッセージコードを運転者の意思によって選択し送信することができる。
図6は、危険度の情報提供の一例としての情報提供画面での表示状況を表す図である。 情報提供画面の左側に左からの他車両に関する危険度推定値を、情報提供画面の右側に右からの他車両に関する危険度推定値を、バーグラフのような形状で示す。
本例では、以上のような構成とすることで、自車両周囲の建造物等の影響で、他車両との通信範囲が狭く、「合流支援」(合流支援モードでの走行支援)の効果的な実施が困難な場合には、「頭出し支援」(頭出し支援モードでの走行支援)を実施することができ、「合流支援」を効果的に実施可能な位置まで自車両の頭出し行為を安全に実施することができる。
また、本例では、自車両と他車両が交差する交差位置INTを各車両の位置関係と進行方向とから算出していたが、この他にも経路案内機能を有するカーナビゲーションシ装置105に格納されている地図情報に交差位置INTをあらかじめ記憶しておき、その情報をもとに交差位置INTを取得する方法も考えられる。
(1)自車両の位置を認識する自車両位置認識手段(105(或いは、更に、104、および、101の該当する機能部をも含む))と、他車両の位置を認識する他車両位置認識手段(103、および、101の該当する機能部)と、所定時点で当該所定時点以降の前記自車両および他車両の各移動軌跡を予測して当該予測による移動軌跡の交差位置を推定する移動軌跡予測手段(103、101の該当する機能部(或いは、更に、105、106をも含む構成)と、前記自車両から前記他車両に対して自車両側で選択したメッセージを担うメッセージ信号を含み得る信号を送信し他車両からのメッセージ信号を含み得る信号を受信することが可能な通信手段(103、106、107)と、前記自車両および他車両が当該交差位置に向かうに際して、前記通信手段によるメッセージの授受を俟つことなく当該交差位置付近における他車両の存在有無に係る情報を含む走行支援情報を自車両の運転者に提供する頭出し支援モード(図2、図4、ステップS408でYesのとき)と、前記通信手段によるメッセージの授受を行うことを前提として合流時の危険度推定に係る情報を含む走行支援情報を自車両の運転者に提供する合流支援モード(図3、図4、ステップS408でNoのとき)とを含む何れかの走行支援モードを選択的に実行可能な走行支援モード選択実行手段(101の該当する機能部と、操作と表示の機能に係る関連各部)と、前記自車両が前記他車両の存在を認識した時点におけるこの他車両が当該交差位置までに到達するのに掛かる到達所要時間と前記合流支援モードでの走行支援を実行するのに掛かる支援実行時間との比較に基づいて、前記走行支援モード選択実行手段によって実行される走行支援モードを、頭出し支援モードを先行し、次いで合流支援モードとなる順序で切換える走行支援モード切換え手段(処理装置101の該当する機能部)と、を備えたことを特徴とする走行支援装置。
上記(3)の走行支援装置によれば、自車両との通信を行える他車両が複数台存在する場合には、最も自車両から離れた車両の情報(位置、車速等)を運転支援の選択に利用する構成としたので、適切な通信範囲の認識を行うことができ、合流支援モードでの走行支援への切り替が適切に行われるので、自車両が既に頭出しを完了している状況で、合流支援モードでの走行支援に切り替わらないという問題を回避することができる。
上記(4)の走行支援装置によれば、通信を開始した時点(他車両を認識した時点)での他車両の加減速度を考慮して、運転支援の選択を行う構成としたので、他車両が自車両との交差位置に到達する時間を正確に求めることができるので、適切な運転支援の選択を行うことができる。
上記(8)の走行支援装置によれば、危険度の推定は、他車両の交差位置に対する距離や車速、加減速および運転者の運転操作状態等を考慮して事前に危険度が高くなることを推定できる危険度推定ロジックを適用する構成としたので、他車両に関する正確な危険度の推測を行うことができる。
Claims (9)
- 自車両の位置を認識する自車両位置認識手段と、他車両の位置を認識する他車両位置認識手段と、所定時点で当該所定時点以降の前記自車両および他車両の各移動軌跡を予測して当該予測による移動軌跡の交差位置を推定する移動軌跡予測手段と、前記自車両から前記他車両に対して自車両側で選択したメッセージを担うメッセージ信号を含み得る信号を送信し他車両からのメッセージ信号を含み得る信号を受信することが可能な通信手段と、前記自車両および他車両が当該交差位置に向かうに際して、前記通信手段によるメッセージの授受を俟つことなく当該交差位置付近における他車両の存在有無に係る情報を含む走行支援情報を自車両の運転者に提供する頭出し支援モードと、前記通信手段によるメッセージの授受を行うことを前提として合流時の危険度推定に係る情報を含む走行支援情報を自車両の運転者に提供する合流支援モードとを含む何れかの走行支援モードを選択的に実行可能な走行支援モード選択実行手段と、前記自車両が前記他車両の存在を認識した時点におけるこの他車両が当該交差位置までに到達するのに掛かる到達所要時間と前記合流支援モードでの走行支援を実行するのに掛かる支援実行時間との比較に基づいて、前記走行支援モード選択実行手段によって実行される走行支援モードを、頭出し支援モードを先行し、次いで合流支援モードとなる順序で切換える走行支援モード切換え手段と、を備えたことを特徴とする走行支援装置。
- 前記走行支援モード切換え手段は、前記自車両側において前記他車両位置認識手段により他車両を認識した時点で、前記到達所要時間が前記支援実行時間未満であるときには、前記頭出し支援モードでの走行支援を実行し、前記到達所要時間が前記支援実行時間以上であるときには、前記合流支援モードでの走行支援を実行することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記走行支援モード切換え手段は、前記自車両との通信を行える他車両が複数台存在する場合には、最も自車両から離れた距離にある他車両に関して、前記何れかの走行支援モードを選択切換えすることを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記走行支援モード切換え手段は、前記自車両側において前記他車両位置認識手段により他車両を認識した時点での他車両の加減速度を考慮して前記何れかの走行支援モードを選択切換えすることを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記走行支援モード選択実行手段は、前記合流支援モードに該当する複数通りの合流支援サブモードでの走行支援を選択的に実行可能に構成され、前記走行支援モード切換え手段は、前記複数の各合流支援サブモードでの走行支援を実行するのに掛かる各別の支援実行時間と前記到達所要時間とを夫々比較し、各個の比較結果に基づいて前記複数の各合流支援サブモード毎にそれらの実行可否を判断することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記走行支援モード切換え手段は、前記自車両が前記他車両の存在を認識した時点におけるこの他車両が当該交差位置までに到達するのに掛かる到達所要時間と前記合流支援モードでの走行支援を実行するのに掛かる支援実行時間との比較に基づいては、前記合流支援モードでの走行支援を実行可能であると判断される場合であっても、前記自車両が前記交差位置手前で停止または極低速で走行していないときには、前記頭出し支援モードでの走行支援のみを選択することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記走行支援モード選択実行手段は、前記自車両が前記他車両の走行路に合流するときの合流危険度を推定する合流危険度推定モードでの作動が、前記頭出し支援モードおよび合流支援モードでの走行支援を実行中にも実行可能に構成され、前記走行支援モード切換え手段は、前記頭出し支援モードを選択している間に、前記合流危険度推定モードの実行によって当該合流危険度が所定値よりも高く推定された場合には、実行中の頭出し支援モードでの走行支援を通常よりも早く終了し、前記合流危険度推定モードによる危険度推定を伴う前記合流支援モードでの走行支援に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記走行支援モード選択実行手段による合流危険度推定モードでの危険度の推定は、他車両の交差位置に対する距離、車速、加減速、および、運転者の運転操作状態等を考慮して、事前に危険度が高くなることを推定できる危険度推定ロジックを適用するものであることを特徴とする請求項7に記載の走行支援装置。
- 自車両位置認識手段により自車両の位置を認識し、他車両位置認識手段により他車両の位置を認識し、移動軌跡予測手段により所定時点で当該所定時点以降の前記自車両および他車両の各移動軌跡を予測して当該予測による移動軌跡の交差位置を推定し、前記自車両および他車両が当該交差位置に向かうに際して前記自車両における走行支援を、通信手段による前記自車両および他車両間でのメッセージの授受を俟つことなく当該交差位置付近における他車両の存在有無に係る情報を含む走行支援情報を自車両の運転者に提供する頭出し支援モードと、前記通信手段によるメッセージの授受を行うことを前提として合流時の危険度推定に係る情報を含む走行支援情報を自車両の運転者に提供する合流支援モードとの双方の走行支援モードのうちの何れかの走行支援モードで選択的に実行するようにし、前記自車両が前記他車両の存在を認識した時点におけるこの他車両が当該交差位置までに到達するのに掛かる到達所要時間と前記合流支援モードでの走行支援を実行するのに掛かる支援実行時間との比較に基づいて、実行する走行支援モードを、前記頭出し支援モードを先行し、次いで合流支援モードとなる順序で切換えることを特徴とする走行支援方法。
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