JP2007047954A - タッチパネル用表面保護フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネル表面に着脱自在に貼着できるようにした保護フィルムにおいて、タッチパネルの表面に貼着し、タッチペン等の入力冶具で入力した際、その入力した箇所に白い筆跡痕が形成されるのを防止する。
【解決手段】基材フィルムの片面に自己粘着層を積層してなり、該自己粘着層を介してタッチパネル表面に着脱自在に貼着できるようにしたタッチパネル用表面保護フィルムにおいて、該保護フィルムを、その自己粘着層が上になるように傾斜角度が1度の斜面に固定し、自己粘着層の表面で直径6.75mm、質量1.25gの鋼球を転がせたとき、その転がり速度が0.5〜4.2m/分となるように自己粘着層の粘着力が設定される。
【選択図】 なし

Description

この発明は、タッチパネルの表面保護を目的としてタッチパネルの表面に貼着して用いられる保護フィルムに関し、タッチペンを用いて入力した際、タッチペンの筆跡が筆圧で白化し、白い筆跡痕として残ることのないようにしたものである。
PDAやパソコン、コピー機、携帯電話等のOA機器に限らず、自動車用ナビゲーションや各種の制御装置など広い分野でタッチパネルを用いた表示装置が使用されており、これらの表示装置では抵抗膜方式の表示画面が広く採用されている。そして、上記のタッチパネル用表示画面は、光線透過率および耐衝撃性に優れることが必要であるため、ポリエステルフィルムやポリカーボネートフィルムなどのプラスチックフィルムを積層して構成されている。しかしながら、これらのプラスチックフィルムは、傷が付き易く、かつ指紋等の汚れが付き易いため、これを防ぐため、上記表示画面の表層フィルムとしてハード加工処理や防汚加工処理をしたフィルムを用いることが知られているが、この場合は、傷や汚れが付き難くなる反面、いったん傷が付くとタッチパネルの交換が必要であった。
このような問題を解決する手段として、上記表示画面の表面に表示画面用保護フィルムを着脱自在に貼着することが知られている。例えば、下記の特許文献1には、基材フィルムの片面にゴムフィルムを積層した積層体からなり、該積層体の光線透過率を80%以上とし、ゴムフィルム表面を平滑面に形成し、この平滑面の自己粘着力で表示画面に着脱自在に貼着できるようにしたものが開示されている。この表示画面用保護フィルムは、表示画面の破壊や汚れ、傷付き等を防止することができ、かつ表示画面に対する着脱が容易で、いわゆるリペア性に優れ、またゴムフィルムが複合されていてクッション性にも優れ、タッチパネル用表面保護フィルムとして使用した場合の入力追従性が良好であるが、タッチペン等の入力冶具で強い筆圧を加えた場合は、保護フィルムに永久歪が残り、表示画面との間に隙間が形成されて白い筋状の筆跡痕となり、視認性が低下するという問題があった。
特開2003−263115号公報
上記の筆跡痕を防ぎ、視認性を良好に維持できるタッチパネルとして、表示画面用保護フィルムを貼着すべきタッチパネル本体の最外層表面に防汚層を設け、この防汚層に上記の保護フィルムを裏面のシリコーンゴム系粘着層を介して剥離可能に貼着することが知られている(下記の特許文献2参照)。しかしながら、この場合は、タッチパネル本体の最外層に防汚層を設けて保護フィルムの剥離性を良好にすることで白い筋状の筆跡痕を防ぐものであり、防汚層を必要とするため、この防汚層を有しないタッチパネルに対しては適用することができず、汎用性に欠けていた。
特開2004−94798号公報
この発明は、タッチパネル用表示画面の表面に着脱自在に貼着できるようにした保護フィルムであって、上記表示画面の表面に防汚層を設ける必要がなく、かつタッチペン等の入力冶具で入力した際、その入力箇所に白い筆跡痕の形成されることがないタッチパネル用表面保護フィルムを提供するものである。
この発明に係るタッチパネル用表面保護フィルムは、基材フィルムの片面に自己粘着層を積層してなり、該自己粘着層を介してタッチパネルの表面に着脱自在に貼着できるようにしたタッチパネル用表面保護フィルムにおいて、該保護フィルムを、上記の自己粘着層を介してタッチパネル表面に貼着し、タッチペンを用いて入力した際の筆圧による白化の生じ難さの尺度である耐筆圧性を9N以上に設定したものである。ただし、上記の耐筆圧性は、上記の保護フィルムを、上記の自己粘着層を介して三次元平均粗さ(SRa )が0.0008〜0.0015μm、厚みが125μmのハード加工ポリエステルフィルムに貼着し、このポリエステルフィルムを下にしてガラス板上に固定し、上記の保護フィルム上でポリアセタール製の先端が直径0.8mmの球状に形成されたタッチペンを1m/分の速度で3.0cmの距離を25回往復させた後、上記のタッチペンに加えた筆圧で発生する白色の筆跡痕の有無を肉眼で観察して白化の観察されない最大荷重(N)で定義される。
前記の筆跡痕は、保護フィルムの自己粘着層が外力で変形し、この変形が過大の場合に永久歪となり、自己粘着層とタッチパネル表面との間に隙間が生じることによるものである。したがって、筆跡痕を防止するためには、自己粘着層の粘着力、弾性、表面硬度、表面粗さ、架橋密度、厚み、材質等の組み合わせにより、保護フィルムの耐筆圧性を一定の水準に設定する必要があり、この発明では、この耐筆圧性が、前記のとおり、9N以上に設定される。
したがって、この発明のタッチパネル用表面保護フィルムは、従来の表示画面用保護フィルムと同様に、タッチパネル表面に着脱自在に貼着してタッチパネルの表面を保護することができ、また着脱自在であるためリペア性に優れると共に、その耐圧性が9N以上であるため、この表面保護フィルムの上からタッチペンを用いて入力した場合も、タッチペンによる入力跡で表面保護フィルムが部分的にタッチパネル表面から浮いて白化することはなく、そのため白化による視認性の低下もなく、視認性が良好に維持される。ただし、上記の耐筆圧性が低くて、9N未満の場合は、上記の筆跡痕が白化しやすく、視認性が低下しやすい。なお、ゲーム機のように特に高い筆圧が加わる場合は、上記の耐筆圧性は13N以上、特に17N以上が好ましい。また、上記のタッチペン入力の筆跡痕以外にも、タッチパネル使用時に何らかの外力が加わり、この外力の加わった部分に白化が生じて視認性が低下することがあるが、この現象も、上記の耐筆圧性付与によって防ぐことができる。
この発明で用いる基材フィルムは、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリカーボネート、アクリル系樹脂およびフッ素樹脂等からなるフィルムである。中でもポリエステル、ポリカーボネート、アクリル系樹脂およびポリオレフィンは、透明性、寸法安定性および経済性等の点で好ましく、ポリオレフィンとしては、特にノルボルネン樹脂が好ましい。これらの基材フィルムは、ハード加工、帯電防止加工、防汚加工および防眩加工を施すことができ、これらの加工をしたフィルムを用いることにより、表面保護フィルムとしての特性が一層望ましいものとなる。また、易接着処理やコロナ処理、プラズマ処理を施すことができ、これらの加工をしたフィルムを用いることにより、自己粘着層との接着を強くすることができる。なお、上記基材フィルムの厚さは、特に限定されないが、取扱い性の点では5〜500μm、特に10〜200μmが好ましい。
また、この発明で用いる自己粘着層は、柔軟性および透明性を有するポリマーであれば任意であり、固体もしくは液状のゴム、熱可塑性のエラストマー、プラストマーがあげられ、ゴムとしては、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム等が例示される。また、熱可塑性のエラストマーまたはプラストマーとしてポリスチレン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリオレフィン系等が例示される。また、各種組成のゲル状物でもよい。また、これらの中の2種以上を混合したものでもよい。また、上記の自己粘着層は、シリコーン系、アクリル系およびウレタン系の粘着剤で形成することができ、これらの併用も可能であり、また上記柔軟性ポリマーとの複合体でもよい。
上記の自己粘着層用材料には、必要に応じて補強性充填剤、顔料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤、チクソトロピー性付与剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤、架橋助剤、接着剤等を配合することができる。
上記の自己粘着層は、透明性、自己粘着性、低臭気性および成形加工性等の点で、シリコーンゴムもしくはシリコーン系粘着剤の単独使用、またはこれらの併用で形成することが好ましい。また、ウレタンゴム、ポリウレタン系エラストマーおよびポリウレタン系粘着剤のいずれか1の単独使用又は2以上の併用も同様である。また、ポリスチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーも同様に好ましい。中でも、シリコーンゴムまたはシリコーン系粘着剤、およびこの両者を併用したものは、光や熱による粘着力の変化が少なく、耐久性に優れている点で特に好ましい。
前記の耐筆圧性を向上する手段として、自己粘着力を精度よく制御する必要があるが、実験によると、耐筆圧性は粘着力の極めて微妙な違いによって影響されるので、自己粘着力の制御によって耐筆圧性を設定するには、粘着力を高い精度で評価する必要がある。本件発明者の知見によれば、上記の自己粘着力は、前記タッチパネル用表面保護フィルムの自己粘着層表面で球体を転がし、その転がり速度で評価するのが有利である。詳しくは、上記の表面保護フィルムを、その自己粘着層が上になるように傾斜角度が1度の斜面に固定し、自己粘着層の表面で直径6.75mm、質量1.25gの鋼球を転がし、鋼球が上記の斜面に沿って8cmの距離を転がるのに要した時間から速度を算出し、その転がり速度で評価するのが下記の点で有利であり、上記の耐筆圧性との相関性が良好であり、かつ評価も容易である。すなわち、自己粘着層の構成材料自体の架橋密度その他の特性だけでなく、自己粘着層の表面硬度、表面粗さ、厚さ等の要因を加味した自己粘着力が評価される。
上記の転がり速度は、実験によれば、0.5〜4.2m/分、特に1.0〜4.1m/分が好ましく、2.0〜4.0m/分が最も好ましい。上記の転がり速度が0.5m/分未満では、自己粘着力が過大であって、前記の筆跡痕が残って画面の視認性が低下し、特に転がり速度が0.1m/分以下になると、タッチパネルに貼られた保護フィルムの剥離が困難になり、場合によっては糊残りが生じる。反対に4.2m/分を超えると、自己粘着力が不足し、タッチパネルに貼られた保護フィルムが脱落し易くなる。すなわち、自己粘着層の自己粘着力を上記の転がり速度で制御することにより、前記の耐筆圧性を9N以上に設定することができる。
上記の自己粘着力を0.5〜4.2m/分に設定する具体的手段は、特に限定されず、自己粘着層表面の架橋密度や厚み等を最適化する方法が挙げられる。この架橋方法は、過酸化物その他の架橋剤を用いた通常の架橋方法のほかに、紫外線や電子線、γ線等の活性線を照射して架橋する方法および白金触媒を利用した付加型架橋方法を用いることができる。中でも、活性線による架橋は、表層を重点的に架橋できる点で好ましい。なお、架橋密度を上げると、前記の転がり速度が上昇し、架橋密度を下げると、転がり速度は下降する。
上記自己粘着層の厚さは、5〜100μm、特に5〜60μmが好ましく、6〜40μmが更に好ましく、7〜30μmがもっとも好ましい。上記の厚さが5μm未満では貼着性が不足してタッチパネルに対する貼着が困難になり、100μmを超えると、耐筆圧性が低下し、タッチペン等で入力した際に筆跡痕が残り、視認性が低下する。なお、上記の厚さを500μm以上に大きくすることによっても、耐筆圧性が向上するが、この場合は入力反応が鈍くなり、場合によっては、全く反応しなくなる。
前記のとおり、シリコーン系のゴムおよび粘着剤は、自己粘着層用材料として、光や熱に安定であり、耐久性に優れている点で最も好ましいが、このシリコーン系のゴムまたは粘着剤を用いる場合、自己粘着層中の低分子シロキサン量は1500ppm以下、特に1000ppm以下が好ましく、800ppm以下が更に好ましく、500ppm以下が最も好ましい。ただし、上記の低分子シロキサン量は、ジメチルシロキサン単位Dからなる環状シロキサンにおいて、上記ジメチルシロキサン単位Dの3個、4個…からなる3量体、4量体…をそれぞれD3、D4…としたとき、D3〜D10の含有量の総和であり、「ΣD3〜10」と記載されるが、この低分子シロキサン量(ΣD3〜10)が1500ppmを超えると、耐筆圧性が低下し、タッチペン等で入力した際に筆跡痕が残り易く、視認性が著しく低下する。この理由は明確でないが、低分子シロキサンが自己粘着層表面に多く存在すると、自己粘着層表面の架橋密度や表面硬度が低下するためと推察される。なお、低分子シロキサン量(ΣD3〜10)を1500ppm以下にする具体的手段は任意であるが、低分子シロキサン含有量の少ないシリコーンを使用する方法、基材フィルムと積層する前に材料を熱処理する方法、基材フィルムと積層する際または積層後に熱処理する方法が例示される。
この発明のタッチパネル用表面保護フィルムにおいて、その光線透過率は、上記の基材フィルムおよび自己粘着層を積層した状態において80%以上、特に85%が好ましく、80%未満の場合は、表示画面の視認性が悪化するため、使用上好ましくない。
上記の基材フィルムおよび自己粘着層の層間剥離強度は、4N/20mm以上が好ましく、4N/20mm未満では、使用時の外力により層間剥離が生じ易い。また、基材フィルムに自己粘着層を積層する方法は、特に限定されないが、基材フィルムの表面に自己粘着層を塗布または押出しによって積層する方法が好ましい。
上記の自己粘着層は、高温環境下、高湿環境下または低温環境下のいずれに放置しても粘着力の変化が少ないことが好ましい。加えて、粘着力が適正範囲を超えることがなく、前記の転がり速度が0.5〜4.2m/分の範囲に維持されることが好ましい。自己粘着層が上記のような耐久性を備えることにより、タッチパネルの使用が想定されるほとんど全ての環境下で筆跡痕が発生しなくなる。
この発明は、基材フィルムの片面に自己粘着層を積層してなり、該自己粘着層を介してタッチパネルの表面に着脱自在に貼着できるようにしたタッチパネル用表面保護フィルムにおいて、その耐筆圧性を9N以上に設定したものであるから、従来と同様にタッチパネル表面に着脱自在に貼着して用いることができると共に、タッチペン等の入力冶具を用いて描画した場合にも、筆跡痕の残ることがなく、そのため筆跡痕による視認性の低下も生じない。特に請求項2に係る発明は、基材フィルムに積層された自己粘着層の自己粘着力を特定条件下における鋼球の転がり速度で評価し、設定するので、耐筆圧性と高度に相関する自己粘着力を高い精度で設定することができ、耐筆圧性を良好に、かつ容易に設定することができる。また、請求項3に係る発明は、上記自己粘着力と相関し、その尺度となる鋼球の転がり速度を自己粘着層表面の架橋密度やその厚さで制御するものであるから、上記の自己粘着力ないしは耐筆圧性の設定が容易である。また、請求項4に係る発明は、自己粘着層が低分子シロキサン量の少ないシリコーン系のゴムまたは粘着剤で形成されているので、耐筆圧性に優れると共に熱や光に対して安定で、耐久性に優れる。
実施形態1
シリコーンゴムコンパウンドとして、透明型シリコーンゴムコンパウンドを用意し、このシリコーンゴムコンパウンドをトルエンに溶解した後、接着性改良剤を配合し、攪拌してゴム溶液とする。一方、基材フィルム用に光線透過率80%以上のポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、その表面にハード加工を、また裏面に易接着処理をそれぞれ施し、この基材フィルムの易接着処理面に上記のゴム溶液を乾燥後厚みが5〜100μmとなるように塗布し、乾燥して自己粘着層を形成し、この自己粘着層の表面にポリエチレンテレフタレートからなり、平均表面粗度Ra が0.12μm以下の離型処理をしたカバーフィルムを積層する。次いで、基材フィルム、自己粘着層およびカバーフィルムからなる積層体を電子線照射装置に導入し、カバーフィルム側から電子線照射を行って自己粘着層の架橋と同時に自己粘着層を基材フィルムと架橋接着し、しかるのちカバーフィルムを剥離してタッチパネル用表面保護フィルムとする。
ただし、ゴム溶液塗布後の乾燥温度、自己粘着層の厚み、電子線照射時の照射線量、加速電圧、照射回数等によって上記自己粘着層の粘着力を制御する。すなわち、上記の保護フィルムを、その自己粘着層が上になるように傾斜角度が1度の斜面に固定し、自己粘着層の表面で直径6.75mm、質量1.25gの鋼球を転がし、鋼球が上記の斜面に沿って8cmの距離を転がるのに要した時間から上記鋼球の転がり速度を算出し、この転がり速度を上記粘着力の指数とし、これが0.5〜4.2m/分となるように上記ゴム溶液塗布後の乾燥温度ないし電子線の照射回数等を制御し、前記の耐筆圧性を9N以上に設定する。また、シリコーンゴムからなる自己粘着層中の低分子シロキサン量(ΣD3〜10)が1500ppm以下となるように、乾燥温度等を設定する。また、上記接着性改良剤の種類、配合量は、基材フィルムと自己粘着層の層間剥離強度が4N/20mm以上となるように選択する。
実施形態2
上記実施形態1の透明型シリコーンゴムコンパウンドに代えて水添化スチレン系エラストマーを用い、その他は上記の実施形態1と同様にしてポリエステルフィルムを基材フィルムとし、水添化エラストマー層を自己粘着層とするタッチパネル用保護フィルムを得る。ただし、上記の水添化スチレン系エラストマーは、ゴム硬度が30〜90度のものを用いるのが好ましい。
実施例1
市販の透明型シリコーンゴムコンパウンド(ゴム硬度20度)をトルエンに溶解した後、シリコーンゴム100部に付き、接着性改良剤としてトリメチロールプロパントリメタクリレートを3部配合し、攪拌してゴム溶液とした。一方、厚み125μm、光線透過率92%のポリエチレンテレフタレートフィルムの表面にハード加工を、また裏面に易接着処理をそれぞれ施して基材フィルムとし、この基材フィルムの易接着処理面に上記のゴム溶液を乾燥後厚みが10μmとなるように塗布し、温度95℃のオーブンで乾燥して自己粘着層を形成し、しかるのち上記のシリコーンゴムフィルムからなる自己粘着層の表面にポリエチレンテレフタレートからなる厚み75μm、平均表面粗度Ra が0.04μmの離型処理をしたカバーフィルムを積層した。
上記の基材フィルム、自己粘着層およびカバーフィルムからなる積層体を電子線照射装置に導入し、カバーフィルム側から電子線照射を、照射線量15Mrad 、加速電圧200KVで行って自己粘着層の架橋と同時に自己粘着層を基材フィルムと架橋接着し、次いで上記のカバーフィルムを剥離し、実施例1のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例2
前記の実施例1において、シリコーンゴムからなる自己粘着層の乾燥後厚みを35μmに変更し、その他は実施例1と同様にして実施例2のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例3
上記の実施例2において、その乾燥温度を110℃に変更する以外は実施例2と同様にして実施例3のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
比較例1
上記の実施例1において、その自己粘着層の乾燥後厚みを50μmに、また乾燥温度を80℃にそれぞれ変更し、その他は実施例1と同様にして比較例1のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
比較例2
上記の比較例1において、その自己粘着層の乾燥後厚みを300μmに変更し、その他は比較例1と同様にして比較例2のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例4
前記の実施例1において、そのカバーフィルム側からの電子線照射(照射線量15Mrad 、加速電圧200KV)を2回行い、その他は実施例1と同様にして実施例4のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例5
前記の比較例1において、その乾燥条件を95℃に変更し、電子線照射を実施例4と同様にカバーフィルム側から照射線量15Mrad 、加速電圧200KVで2回行い、その他は比較例1と同様にして実施例5のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例6
上記の実施例5において、電子線照射をした後、カバーフィルムを剥離し、しかるのち温度110℃のオーブンで乾燥し、実施例6のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例7
前記の実施例2において、そのシリコーゴムからなる自己粘着層の乾燥後厚みを25μmに変更し、カバーフィルム側からの電子線照射を照射線量15Mrad 、加速電圧200KVで3回行い、その他は実施例2と同様にして実施例7のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例8
実施例5において、その電子線照射をカバーフィルム側から照射線量15Mrad 、加速電圧200KVで3回行い、その他は実施例5と同様にして実施例8のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例9
市販の水添化スチレン系エラストマー(ゴム硬度80度)をトルエンに溶解してゴム溶液とした。一方、ポリエチレンテレフタレートからなる厚み100μm、光線透過率92%のフィルムの表面にハード加工を、裏面に易接着処理をそれぞれ行なって基材フィルムとした。この基材フィルムの易接着処理面に上記のゴム溶液を、乾燥後厚みが50μmとなるように塗布し、オーブンを用いて95℃で乾燥した後、このゴムフィルムの表面にポリエチレンテレフタレートからなる厚み75μm、平均表面粗度Ra が0.04μmの離型処理がされたカバーフィルムを積層した。
上記の基材フィルム、ゴムフィルムおよびカバーフィルムからなる積層体を電子線照射装置に導入し、カバーフィルム側から電子線照射を、照射線量5Mrad 、加速電圧200KVで行ってゴムフィルムの自己粘着層を架橋し、同時に自己粘着層を基材フィルムと架橋接着し、しかるのち上記のカバーフィルムを剥離して実施例9のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例10
上記の実施例9において、水添化スチレン系エラストマーを、ゴム硬度が40度のものに変更し、かつゴム層の乾燥後厚みを60μmに変更し、更に電子線照射の照射線量を10Mrad に変更し、その他は実施例9と同様にして実施例10のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
比較例3
上記の実施例10において、その電子線照射を省略し、その他は実施例10と同様にして比較例3のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
実施例11
前記の実施例1において、そのシリコーンゴムからなる自己粘着層の乾燥後厚みを3μmに変更し、その他は実施例1と同様にして実施例11のタッチパネル用表面保護フィルムを得た。
上記の実施例1〜11および比較例1〜3のタッチパネル用表面保護フィルムについて耐筆圧性、自己粘着層の自己粘着力、低分子シロキサン量(ΣD3〜10)、タッチパネルに対する易剥離性、貼着性および耐久性を下記のようにして評価し、後記の表1に記載した。ただし、表1では、低分子シロキサン量(ΣD3〜10)をΣDと略記した。
耐筆圧性:評価用の保護フィルムを、その自己粘着層を介して三次元平均粗さ(SRa )が0.0008〜0.0015μm、厚みが125μmのハード加工ポリエステルフィルムに貼着し、このポリエステルフィルムを下にしてガラス板上に固定し、上記の保護フィルム上でポリアセタール製の先端が直径0.8mmの球状に形成されたタッチペンを1m/分の速度で3.0cmの距離を25回往復させた後、上記のタッチペンに加えた筆圧で発生する白色の筆跡痕の有無を肉眼で観察して白化の観察されない最大荷重(gf)を耐筆圧性とする。ただし、筆圧の初期荷重1Nから、荷重を1Nピッチで変化させ、上記の白化が生じない最大荷重を耐筆圧性とする。
自己粘着層の自己粘着力(鋼球転がり速度):評価用の保護フィルムを、その自己粘着層が上になるように傾斜角度が1度の斜面に固定し、自己粘着層の表面で直径6.75mm、質量1.25gの鋼球を転がせ、この鋼球が8.0cmの距離を転がるのに要した時間を測定して速度(m/分)を算出し、これを5回繰り返し、その平均値(m/分)を自己粘着力とした。
低分子シロキサン量(ΣD3〜10):保護フィルムの自己粘着層から試料を1g採取し、常温雰囲気でn−テトラデカンを20μg/ml含有するアセトン10mlにて抽出した後、キャピラリーガスクロマトグラフ(日立社製、G−3500)を用い、下記の条件で測定した。
カラム:J&W DURABOND.DB−5MS
カラム温度:50℃から毎分10℃の速度で280℃まで上昇させた。
注入口温度:270℃
キャリヤガス:ヘリウム
検出器:水素炎イオン化検出器(検出温度300℃)
注入量:2μl
易剥離性:抵抗膜方式の透明アナログタッチパネルに保護フィルムを貼着し常温雰囲気下にて250時間放置した後、問題なく剥離できるものを○、剥離した際に糊残りがあるものを△、剥離できないものを×とした。
貼着性:抵抗膜方式の透明アナログタッチパネルに保護フィルムを貼着する際、問題なくきれいに貼れるものを○、貼着はできるが外観上問題のあるものを△、貼着できないものを×とした。
耐久性:ポリエステルフィルム(東洋紡績社製「コスモシャインA4300」、厚さ100μm)に保護フィルムを貼着し、温度70℃の雰囲気下(高温環境下)、温度40℃で湿度90%の雰囲気下(高湿環境下)および温度−20℃の雰囲気下(低温環境下)にそれぞれ250時間放置し、しかる後、前記の鋼球転がし法による転がり速度を測定し、その転がり速度の変化率を算出し、この変化率が30%以下で、転がり速度が0.5〜4.2m/分のものを◎とし、変化率が30%以下であるが、転がり速度が上記の範囲から外れたものを○とし、変化率が30%を超えるが、転がり速度が0.5〜4.2m/分のものを△とし、変化率が30%を超えかつ転がり速度が上記の範囲から外れるものを×とした。
表1
耐筆圧性(N) 粘着力(m/分) ΣD(ppm) 易剥離性 貼着性 耐久性
実施例1 19 1.75 520 ○ ○ ◎
実施例2 10 0.88 1080 ○ ○ ◎
実施例3 14 1.12 780 ○ ○ ◎
実施例4 22 3.45 270 ○ ○ ◎
実施例5 9 1.74 1290 ○ ○ ◎
実施例6 15 2.21 930 ○ ○ ◎
実施例7 18 2.71 600 ○ ○ ◎
実施例8 13 2.32 970 ○ ○ ◎
実施例9 18 3.14 − ○ ○ △
実施例10 9 0.67 − ○ ○ △
実施例11 17 3.93 250 ○ △ ○
比較例1 4 0.40 1680 ○ ○ ○
比較例2 3 0.17 3120 ○ ○ ○
比較例3 6 0.33 − ○ ○ ×
上記の表1に見られるように、実施例1〜8および実施例11は、自己粘着層であるシリコーンゴム中の低分子シロキサン量(ΣD3〜10)が1500ppm以下であり、鋼球転がり速度で表される粘着力が0.5〜4.2m/分の範囲に制御されているため、耐筆圧性が9N以上に設定され、いずれもタッチペンの筆跡痕が白化することはなく、視認性が良好に維持され、かつ易剥離性、貼着性および耐久性にも優れていた。これに対し、比較例1および2は、シリコーンゴムを用いているが、低分子シロキサン量(ΣD3〜10)がそれぞれ1680ppmおよび3120ppmであるため、粘着力がそれぞれ0.4m/分および0.17m/分と過大になり、耐筆圧性がいずれも9N未満となり、筆跡痕が白化して視認性が低下した。特に比較例2は、自己粘着層の厚みが300μmと大きいので、粘着力が大幅に増大した。また、実施例9および10は、水添化されたスチレン系エラストマーを用いたが、ゴム硬度と自己粘着層の厚みの選択および電子線架橋の採用により、自己粘着力が0.5〜4.2m/分の範囲に制御され、そのため実施例1〜8および11と同様の耐筆圧性、易剥離性および貼着性を備えていた。特に実施例9は、実施例10に比べてゴム硬度が高いエラストマーを用いたので、耐筆圧性も実施例10に比べて向上した。一方、比較例3は、実施例10と同じ水添化スチレン系エラストマーを用いたが、電子線架橋を省略したので、粘着力が増大し、耐筆圧性が不足する結果になった。

Claims (4)

  1. 基材フィルムの片面に自己粘着層を積層してなり、該自己粘着層の自己粘着力によりタッチパネルの表面に着脱自在に貼着できるようにしたタッチパネル用表面保護フィルムにおいて、該保護フィルムを、上記の自己粘着層を介して三次元平均粗さ(SRa )が0.0008〜0.0015μm、厚みが125μmのハード加工ポリエステルフィルムに貼着し、このポリエステルフィルムを下にしてガラス板上に固定し、上記の保護フィルム上でポリアセタール製の先端が直径0.8mmの球状に形成されたタッチペンを1m/分の速度で3.0cmの距離を25回往復させた後、上記のタッチペンに加えた筆圧で発生する白色の筆跡痕の有無を肉眼で観察して白化の観察されない最大荷重(N)を耐筆圧性としたとき、この耐筆圧性が9N以上であることを特徴とするタッチパネル用表面保護フィルム。
  2. 自己粘着層の自己粘着力が、タッチパネル用表面保護フィルムを自己粘着層が上になるように傾斜角度が1度の斜面に固定し、自己粘着層の表面で直径6.75mm、質量1.25gの鋼球を転がせたとき、その転がり速度が0.5〜4.2m/分となるように制御されている請求項1記載のタッチパネル用表面保護フィルム。
  3. 自己粘着力の尺度である転がり速度が自己粘着層表面の架橋密度や自己粘着層の厚みのよって制御される請求項2記載のタッチパネル用表面保護フィルム。
  4. 自己粘着層がシリコーン系ゴムおよびシリコーン系粘着剤の一方または混合物からなり、低分子シロキサン量(ΣD3〜10)が1500ppm以下である請求項1ないし3のいずれかに記載されたタッチパネル用表面保護フィルム。


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