JP2007045140A - 光記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報記録層を3層の記録層で構成し、反射層の除去、及び、上下又はいずれか一方の誘電体層を除去して厚さを減少させ、製造単価を節減できる光記録媒体を提供する。
【解決手段】本発明の光記録媒体は、基板と、基板の上部に位置する情報記録層と、を含んで構成され、レーザービームが照射されると、情報記録層内で周辺物質と異なる反射率を持つ新しい物質が生成されるメカニズムにより情報を記録する光記録媒体であって、情報記録層が、Ag、In、Ge、Sb及びTeの群から選択される1つ以上の元素を含む第1記録層と、Si、Sn、Sb及びGeの群から選択される1つ以上の元素を含む第2記録層と、Ni、Ag、Au、W、Cr及びMoの群から選択される1つ以上の元素を含む第3記録層と、を含んで構成されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光記録媒体に関するものであり、さらに詳しくは、情報記録層が三層からなる追記型(Recordable)光記録媒体に関するものである。
動画像及び静止画像を含むビデオ信号、オーディオ信号及びコンピュータデータ情報を総合的に扱うマルチメディア時代の到来と共に、CD及びDVDのような各種ディスクなどのパッケージメディアが、既に幅広く普及しつつある。近頃は、光記録媒体を携帯電話(Mobile phone)、デジタルカメラ、放送及び映画の記録媒体として応用しようとする試みが活発に行われている。
光記録媒体には、読み取り専用メモリ(Read-only memory;ROM)光記録媒体、情報を一回だけ記録できる追記型光記録媒体、繰り返して情報を書き換え可能な書き換え型(Rewritable)光記録媒体がある。
このうち、追記型光記録媒体はデータバックアップ(data backup)や放送、映画などの記録装置(媒体)として活用することができる。追記型光記録媒体の記録層物質は染料(dye)のような有機物が用いられるか、または無機物が用いられる。但し、記録層物質として有機物が用いられる場合、光記録媒体に記録されたデータの長期保存に関して、問題点が発生し得る。
追記型光記録媒体の記録メカニズムには、a)記録層物質を燃焼(burning)して、ピット(pit)を生成する方式、b)記録層物質を分解(decomposition)しながら容積を膨脹させてピットを生成する方式、c)記録層を溶融させた後、固体化しながら新しい相(phase)を生成する方式、d)異種物質の接触面における反応によって、新しい物質(例えば、ケイ化物、ゲルマニウム化合物、アンチモン化合物など)を生成する方式がある。
また、このような各メカニズムを複合的に発生させる方式もある。複合的なメカニズムにより記録マークを生成する場合、レーザービームを光記録媒体に照射すると、記録層内の第1物質と第2物質とが、状態変化を起こして混合されて記録層周囲と光学的特性が異なる物質が生成される。
この場合、記録層物質の光学的特性変化によりデータが記録される。記録されたデータは、記録前と記録後の光学的特性変化に従う反射率変化として、記録されたデータが読み取られるようになる。
図14は、従来の光記録媒体の構造を示した断面図、図15は、図14の光記録媒体にランド記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図、図16は、図14の光記録媒体にグルーブ記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。
図14を参照すれば、従来の光記録媒体は、基板60、反射層50、情報記録層100、光透過層10及び誘電体層20、30を含む。
基板60は、光記録媒体の物理的形状を支持する役割を果たす。基板60の材料は、セラミック、ガラス、樹脂などが一般に使われるが、ポリカーボネート樹脂を材料とすることが好ましい。
反射層50は、基板60の上部に位置し、光透過層10を介して光記録媒体に入射されたレーザービームを反射し、これを再度、光透過層10方向に出射する。従って、光透過層10は、反射率の高い物質や、反射率の高い物質を添加した合金からなることが好ましい。
情報記録層100は、反射層50の上部に位置し、第1記録層110と第2記録層120とを含んで構成される。
第1記録層110と第2記録層120とに含まれるそれぞれの物質は、レーザービームが照射さると、互いに混合されて新しい物質を形成する。新しい物質は、周囲の物質と全く異なる反射率を持つ。
第1記録層110の物質と第2記録層120の物質とは、レーザービームが照射されると、第1記録層110と第2記録層120との接触面で互いに反応して新しい物質を生成するメカニズムで記録マークを形成する。
また、情報記録層100の両接触面のうち、いずれかの面に誘電体層20、30が積層される。
図15と図16を参照して、従来の光記録媒体にレーザービームを照射して記録をする場合の記録形態を説明する。
光記録媒体の情報記録層100の表面はグルーブ(groove)とランド(land)が形成され、光記録媒体に照射されたレーザービームのガイド役割を果たす。
図15に示したように、ランド記録は、情報記録層100の凸状の一部分にデータが記録されるものであり、情報記録層100表面中のレーザービームが、先に到達する部分に記録マーク90を形成する。
図16に示したように、グルーブ記録は、情報記録層100の凹状の一部分にデータが記録されるものであり、情報記録層100表面のレーザービームが、後に到達する部分に記録マーク90を形成する。
このように、光記録媒体は、ランド記録とグルーブ記録の両方の記録が可能である。
光記録媒体は、反射層50、情報記録層100、光透過層10及び誘電体層20、30などの4〜5層膜の形態で構成されている。このような構成の光記録媒体は、その全体厚さが厚くなり、製造費用が増大する。特に、AgPdCuまたはAgNdCuなどの高価な材料で構成され、約700Å〜1000Å厚さを占める反射層50により製造費用が増大し、厚さも厚くなる。
一方、次世代光記録媒体は、非常に高い記録密度とデータ伝送速度とが要求される。従って、光記録媒体に記録されるデータの記録密度を高めるには、光記録媒体の記録マークの大きさを現在のものより、さらに小さくしなければならない。また、光記録媒体に照射するレーザー波長を450nm以下と短くしなければならず、レンズの開口数(Numerical aperture)も0.7以上と大きくしなければならない。さらに、データ伝送速度を現在の30〜35Mbpsよりも、飛躍的に速くしなければならない。
次世代光記録媒体の1つであるBD(ブルーレイ・ディスク)の場合、405nm波長に、記録線速度5.28m/s〜10.56m/sと、レーザーパワー3〜7mW範囲内で許容可能なジッター(jitter)特性を得る記録物質を、光記録媒体が備えなければならない。
特に、その特性を持つ追記型光記録媒体は、i)光記録媒体内の記録マークとスペースとの間のコントラストが大きくなければならず、ii)記録感度が高くなければならず、iii)記録マーク90が安定性を有しなければならず、iv)記録マーク90の雑音(ノイズ)とジッターとを含む記録特性などがBDシステムにおいて、満足すべき記録層物質の組合せであることが要求される。
また、レーザーが照射されて光記録媒体内に記録マーク90が作られる場合、記録マーク90を作るのに必要なレーザーパワーが過度に高くならないようにする記録層物質の組合せも要求される。
本発明の目的は、情報記録層を複数の記録層(例えば、3層)で構成し、反射層の除去、及び、上下又はいずれか一方の誘電体層を除去して厚さを減少させ、製造単価を節減できる光記録媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、BD特性を満足するだけでなく、記録マークとスペースとの間のコントラストが大きく、記録感度の高い光記録媒体を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、BD特性を満足するだけでなく、光記録媒体の記録マークの安定性とジッター等の記録特性に優れた光記録媒体を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、記録マークの形成に要求されるレーザーパワーを低くする(下げる)光記録媒体を提供することにある。
上記したような目的を達成するために、本発明に係る光記録媒体は、基板と、該基板の上部に位置する情報記録層と、を含んで構成され、レーザービームが照射されると、前記情報記録層内で周辺物質と異なる反射率を持つ新しい物質が生成されるメカニズムにより情報(データ)を記録する光記録媒体であって、前記情報記録層が、Ag、In、Ge,Sb及びTeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第1記録層と、Si、Sn、Sb及びGeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第2記録層と、Ni、Ag、Au、W、Cr及びMoよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第3記録層と、を含んで構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る光記録媒体は、基板と、該基板の上部に位置する2つ以上の情報記録層と、該情報記録層間に形成される分離層と、を含んで構成され、レーザービームが照射されると、前記情報記録層内で周辺物質と異なる反射率を持つ新しい物質が生成されるメカニズムにより情報(データ)を記録する光記録媒体であって、前記各情報記録層が、Ag、In、Ge、Sb及びTeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第1記録層と、Si、Sn、Sb及びGeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第2記録層と、Ni、Ag、Au、W、Cr及びMoよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第3記録層と、を含んで構成されることを特徴とする。
本発明に係る光記録媒体は、情報記録層を複数の記録層(例えば、3層)で構成し、反射層及び上下の誘電体層を除去して厚さを減少させ、製造単価を節減できるという効果がある。
また、本発明に係る光記録媒体は、データが高密度で記録されても記録マークとスペースとの間のコントラストが大きく、記録感度が高いという効果がある。
また、本発明に係る光記録媒体は、記録マークの安定性と記録特性に優れながらも、記録マークの形成に要求されるレーザーパワーを高くする(上げる)必要がなくなる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る光記録媒体の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る光記録媒体の構造を示した断面図、図2は、図1の光記録媒体にランド記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図、図3は、図1の光記録媒体にグルーブ記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。
図1を参照すれば、本発明の第1の実施例に係る光記録媒体は、基板200、情報記録層210及び光透過層220を含む。
基板200は、光記録媒体の物理的形状を支持する役割を果たす。基板200の材料は、セラミック、ガラス、樹脂などが一般的に使われるが、ポリカーボネート樹脂を材料として用いることが好ましい。
光透過層220は、反射率の高い物質や、反射率の高い物質を添加した合金で構成される。光透過層220を介してレーザービームが光記録媒体に入射され、情報記録層で反射されたビームは、再び光透過層220方向に出射される。
情報記録層210は、基板の上部に位置し、第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216を含んで構成される。
第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216に含まれるそれぞれの物質は、レーザービームが入射されると、互いに混合されて新しい物質を形成する。新しい物質は、周囲の物質と全く異なる反射率を持つようになる。
図1の情報記録層210内に位置した第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216の位置は、互いに変更されてもよい。即ち、第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216を、基板200上に順次に位置させる構造に限定するものではない。
第1記録層212は、Ag、In、Ge、Sb及びTeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含んで構成される。また、第1記録層212は、A(SbTe1−Z1−W(0≦W≦0.2、0.5≦Z≦0.9)の形態で構成された化合物を含んで構成される。ここで、Aは、Ge、Sn、Si、Cu、Au、Ag、Pd、V、Bi、Zr、Ti、Mn及びMoよりなる群から選択される1つの以上の元素であると好ましい。
第2記録層214は、Si、Sn、Sb及びGeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含んで構成されると好ましい。また、Si、Sn、Sb及びGeよりなる群から選択される1つの元素を主元素として、50原子百分率(atomic %)以上含むとよい。
第3記録層216は、Ni、Ag、Au、W、Cr及びMoよりなる群から選択される1つ以上の元素を含んで構成されることが好ましい。
第1記録層212の物質、第2記録層214の物質及び第3記録層216の物質は、レーザービームに照射されると、第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216が、互いに反応して新しい物質が生成されるメカニズムで記録マークを生成する。
図2及び図3を参照して、本発明の第1の実施例に係る光記録媒体にレーザービームを照射して記録をする記録形態を説明する。
光記録媒体の情報記録層210の表面は、グルーブ(groove)とランド(land)が形成される。このグルーブとランドは、光記録媒体に照射されたレーザービームをガイドする役割を果たす。
図2に示したように、ランド記録は、情報記録層210の凸状の一部分にデータが記録されるものであり、情報記録層210表面のレーザービームが、先に到達する部分に記録マーク250が形成される。
図3に示したように、グルーブ記録は、情報記録層210の凸状の一部分にデータが記録されるものであり、情報記録層210表面のレーザービームが、後に到達する部分に記録マーク250が形成される。
このように、本発明の第1の実施例に係る光記録媒体は、ランド記録とグルーブ記録の両方の記録が可能である。
図4は、本発明の第2の実施例に係る光記録媒体にランド記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図、図5は、本発明の第2の実施例に係る光記録媒体にグルーブ記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。
図4及び図5を参照すれば、本発明の第2の実施例に係る光記録媒体は、情報記録層210の周囲または内部に誘電体層260を積層することもできる。
誘電体層260がない場合、同じ記録パワーでも温度が少しだけ上がる。これは、レーザービーム照射時に、透過成分が多く、吸収量が少ないからである。
従って、誘電体層260を積層する場合、該誘電体層260は、AlN、GeN、SiN、Al、ZnS−SiO、TiO及びSiOよりなる群から選択される1つ以上の物質を含んで構成されると好ましい。
誘電体層260に添加できる上記物質は吸水性が良く、光記録媒体にレーザービームが照射されると、レーザービームの透過量を減少させる。従って、誘電体層260が積層される場合、記録マーク250の生成時に必要なレーザーパワーを低くする(下げる)ことができる。
また、誘電体層260は、情報記録層210にレーザービームが照射される場合、情報記録層210に発生する熱を適切な速度で外部に放出し、情報記録層210の温度分布を調節するように機能する。
誘電体層260は、情報記録層210の両面のうち、レーザービームが先に入射される面または基板200側の面に配置することができ、また、情報記録層210の内部に配置することも可能である。
その他の構成は第1の実施例に係る光記録媒体と同様であるので、その説明を省略する。
図6は、本発明の第3の実施例に係る光記録媒体の構造を示した断面図である。
図6を参照すれば、本発明の第3の実施例に係る光記録媒体は、基板200、2つの情報記録層210、230、これら情報記録層210、230間に位置する分離層240及び光透過層220を備えている。なお、複数(3つ以上)の情報記録層を含んで構成する場合、この構成と同様に各情報記録層間に分離層を位置させるようにすればよい。
2つの情報記録層210、230には、図2〜図5で説明した構造と形態で記録マーク250が形成される。
2つの情報記録層210、230は、いずれも同じ構造を持つ必要はない。従って、2つの情報記録層210、230のいずれか1つの情報記録層(例えば、210)が誘電体層260(図示略)をさらに含むように構成することも可能である。
以下、5層で構成した光記録媒体(以下、‘5層膜の光記録媒体’という)及び2層で構成した光記録媒体(以下、‘2層膜の光記録媒体’という)の反射率構造及び熱分布を比較し、本発明の一実施例に係る光記録媒体の適用可能性を検討する。
図7(a)及び図7(b)は、5層膜の光記録媒体構造及び2層膜の光記録媒体構造における記録前後の反射率結果を示した図であり、図8(a)及び図8(b)は、図7(a)及び図7(b)の実験結果のうち、Geで構成された記録層における記録後の水平温度分布を示した図であり、図9(a)及び図9(b)は、図7(a)及び図7(b)の実験結果のうち、Geで構成された記録層における記録後の垂直温度分布を示した図である。
本実施例における5層膜の光記録媒体は、従来の光記録媒体のように、2層の記録層110、120の他に反射層50及び上下部誘電体層20、30をさらに含んで構成されている。
2層膜の光記録媒体は2層の情報記録層で構成されている。
5層膜の光記録媒体及び2層膜の光記録媒体は、Ge及びAuで構成された情報記録層を持つ。
図7(a)及び図7(b)を参照すれば、2層膜の光記録媒体は、5層膜の光記録媒体と同様に、記録後の反射率差特性において満足すべき特性を表している。
図8(a)及び図8(b)を参照すれば、Geで構成された記録層の水平温度分布は、2層膜の光記録媒体の場合、レーザー中央に温度が集束され、5層膜の光記録媒体の場合、前後左右のいずれにも熱拡散が比較的大きく生じていることを確認できる。5層膜の光記録媒体の場合、記録マーク間に熱的な干渉を引き起こす可能性があり、記録マーク制御の観点からすると、2層膜の光記録媒体のほうが優れていることを確認できる。
但し、2層膜の光記録媒体は、同じ記録パワーの場合、温度がより緩やかに上昇する。レーザー照射時、厚い膜がなく、透過成分が多く、さらに吸水成分が少ないからである。しかし、これは誘電体層260をコーティングすることによって補完することができる。
図9(a)及び図9(b)を参照すれば、Geで構成された記録層の垂直温度分布は、2層膜の光記録媒体の場合、レーザー中央に温度が集束され、左右に熱損失が少なく、マーク制御が効果的である。5層膜の光記録媒体の場合、厚い反射層50の熱伝導率が大きいため、垂直方向及び左右方向に抜ける熱が多く、基板60の熱変形を低減することができる。一方、2層膜の光記録媒体は、温度が集束されるので、基板の熱変形を引き起こす虞がある。しかし、これは誘電体層260をコーティングして補完することができる。
このように、反射層50や上下部誘電体層20、30を備えない2層の情報記録層だけで構成した本発明の一実施例に係る光記録媒体は、反射率構造及び熱特性において満足すべき結果を得ることができる。
以下、第1〜第3の実施例に係る光記録媒体に対する実験結果を説明する。
まず、実験に用いた光記録媒体の構造と記録物質を説明する。
実験に用いた光記録媒体は、内径15mm、外径120mm、厚さ1.1mmのドーナツ形態の基板200を含み、基板200上にランドとグルーブを持つ0.32μmのトラックピッチが形成されるようにした。
基板200は、ポリカーボネートを材料にしており、基板200上には第3記録層216、ZnS−SiOを含む誘電体層260、第2記録層214、第1記録層212の順に多層薄膜を積層した。
光透過層220は、第1記録層212上の20μmのPSA接着剤と共に80μmのポリカーボネートカバーシートによって、第1記録層212上に接合されている。また、誘電体層260の厚さを200Å、第3記録層216の厚さを300Å、第2記録層214の厚さを30Å、第1記録層212の厚さを90Åにして、それぞれ積層している。
本発明の第1〜第3の実施例に係る光記録媒体に対する実験の条件は以下の通りである。
実験において、光記録媒体の線速度(Constant Linear Velocity)を4.92m/sとし、光記録媒体に対する測定位置は内周から30mmの地点とした。光記録媒体におけるデータの記録は、グルーブ記録になるようにしており、使用したレーザービームの波長は408nmであり、再生パワーは0.35mWに設定した。また、評価装置にはパルステック(Pulstec)社のODU−1000を使用した。
表1を参照して、光記録媒体における情報記録層210の物質及び誘電体層260の物質の組合せと、その実験結果を説明する。
実験1の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、GeSbTe、Si及びAgをそれぞれ主成分とし、実験2の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、GeSbTe、Ge及びAgをそれぞれ主成分とし、実験3の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、GeSbTe、Sb及びAgをそれぞれ主成分とし、実験4の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、GeSbTe、Sn及びAgをそれぞれ主成分とし、実験5の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、AgInSbTe、Si及びAuをそれぞれ主成分とし、実験6の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、AgInSbTe、Ge及びAuをそれぞれ主成分とし、実験7の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、AgInSbT、Sb及びAuをそれぞれ主成分とし、実験8の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、AgInSbTe、Sn及びAuをそれぞれ主成分とし、実験9の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、GeSbTe、Si及びCrをそれぞれ主成分とし、実験10の第1記録層212、第2記録層24及び第3記録層216は、GeSbTe、Si及びWをそれぞれ主成分とし、実験11の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、GeSbTe、Si及びNiをそれぞれ主成分とし、実験12の第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216は、GeSbTe、Si及びMoをそれぞれ主成分とするように構成した。
各実験組合せに対する評価基準は、8T変調に対する光記録媒体の反射率の差、スタートDCテストパワー及びマーク安定性である。表1のそれぞれの判断基準による結果は、良好な結果を示した実験組合せの順に、各評価基準の右側欄(マーク安定性については当該欄)に‘○’、‘△’、または‘×’で表示した。
まず、8T変調は、光記録媒体のスペースとマークとの間の反射率の差を示す。
即ち、レーザービームの8T変調パルスに対して、最高反射率の値と最低反射率の値とを引いた値の差(I8pp)を最高反射率(I8H)の値で割り、これをパーセント(%)値で表した。レーザービームの8T変調実験で、反射率の差は、光記録媒体において最も適した判断基準であり、 反射率の差が大きくなるにつれて、光記録媒体としてさらに適したものとなる。
本発明の一実施例に係る光記録媒体に対する実験で、スペースとマークとの間の反射率差は実験5が55%と最も良い値を示した。
スタートDCテストパワーは、最適化された構造を持つ光記録媒体が、規定された記録パワー(Pw)で記録できるかどうかを間接的に確認することができる判断基準である。
BDは、光記録媒体の速度1×、2×に対して、7mW以内の範囲のレーザー記録パワーで記録マークが生成されなければならない。これを間接的に確認するために、情報記録層210の変化が始まるパワーを測定して、該測定したパワーが1.5〜2.5mW内であれば、光記録媒体が、規定されたレーザーパワーに対して適切な記録感度を持つと判断した。
評価基準として、スタートDCテストパワー測定の具体的な実験方法を説明すれば、下記の通りである。まず、スペースパワー(Ps(mW))のレーザービームを光記録媒体に照射する。レーザービームのパルスは、マルチパルスタイプではなく、単一パルスタイプである。そして、レーザービームを照射した場合、光記録媒体が有する本来の反射率の大きさが、オシロスコープ上で変化し始めるレーザーパワーで測定される。測定されたレーザーパワーの大きさがスタートDCテストパワーの値である。
この実験ではスタートDCテストパワーが、2.5mWより、小さなパワーであれば、最適化された光記録媒体であると評価した。実験でスタートDCテストパワーの値は実験5が最も良い結果を示し、その次に、実験6、実験3の順で良い結果を示した。
マーク安定性は、記録マークが時間によって変化せず、長期間保持され得るかを確認する判断基準である。8T変調のレーザーパルスによって、光記録媒体に記録マークが形成されたとき、記録マークの大きさは、再生パワーのレーザービームの影響や室内温度などの各条件下で時間によって、大きくまたは小さくならずに(変化せずに)保持されなければならない。
本発明の一実施例に係る光記録媒体に対する実験では、実験2、実験3、実験5、実験6及び実験8において、記録された記録マークが変化した。従って、記録層212、214、216物質は、光記録媒体の記録物質比率や光記録媒体の構造などにより改善できると判断される。
3つの実験結果によれば、全体的に、第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216として、Ag、In、Ge、Sb、Te物質、Si、Sn、Ge、Sb物質及びAg、Au、Cr、Moの組合せが、光記録媒体において最も良い情報記録層210選択材料として評価された。なお、大多数の物質の組合せの大部分は、スタートDCテストパワーの大きさが多少大きいため、記録レーザーパワーを一層低くする場合には、情報記録層210の物質がさらに好ましい。
以下、実験を通じて好適な材料として選択されたAg、In、Ge、Sb、Te物質、Si、Sn、Ge、Sb物質及びAg、Au、Cr、Moの組合せの中で、GeSbTe、Si及びAgを第1記録層212、第2記録層214及び第3記録層216の主成分物質として選択し、このような構成の光記録媒体に対して、反射率を高くするための模擬実験を遂行した結果を説明する。
図10は、本発明の一実施例に係る光記録媒体において、第3記録層と誘電体層との厚さの組合せによる光記録媒体の反射率変化の結果を示した図である。
図10を参照すれば、図10の横軸はAgを主成分とする第3記録層216の厚さをÅ単位で示しており、縦軸は誘電体層260の厚さをÅ単位で示している。図10に現れた値は、第3記録層216と誘電体層260との厚さによる反射率を示すものである。
模擬実験に使われた光記録媒体は、反射率を、マーク部分とスペース部分における反射率の差によって確認できるように、HTL(High to Low)構造に設計した。
模擬実験は、第3記録層216が300Åで、ZnS−SiO物質で構成された誘電体層260がない場合(図10に示した「2」の位置)及び誘電体層260を200Å厚さで積層した場合(図10に示した「1」の位置)に対して遂行する。これはコントラストが大きい領域を2箇所を選定し、基板200の熱的な変形を考慮するためである。
図11は、本発明の一実施例に係る光記録媒体の性能評価のために、光記録媒体のデータ記録に使われたレーザー記録パルスの波形を示した図である。
図11を参照すれば、光記録媒体の記録に使用したレーザーパルスの記録パワー(Pw)は5.7mW、スペースパワー(Ps)は1.5mW、基底パワー(Pb)は0.1mWの大きさを持つ。レーザー記録パルスは2T〜6Tまでのランダムマルチパルスを有し、各記録パルスに対してN−1個の分割パルスになるようにパルス変調して記録を遂行した。
図12は、図11の記録パルスで記録した場合に、その記録時間による光記録媒体の温度分布を示した図であり、図13は、本発明の一実施例に係る光記録媒体において、誘電体層の有無による温度分布を示した図である。
図12を参照すれば、符合1、符合2、符合3を付した各図は、それぞれ図11の符合1、符合2、符合3の時間帯における光記録媒体のトラック中央垂直断面での温度分布を示す。
図12の1〜3の図の温度分布を注意深くみれば、本発明の一実施例に係る光記録媒体は、上述した2層膜の光記録媒体及び5層膜の光記録媒体の温度分布の中間形態を形成していることを確認できた。即ち、本発明の一実施例に係る光記録媒体の反射層及び上下の誘電体層がない構造であっても、満足すべき特性が得られることが確認された。
図13を参照すれば、誘電体層260の存在の有無に関係なく、図11に示した2Tの先端と後端の温度分布が近似していることを確認することができる。従って、本発明の一実施例に係る光記録媒体には、必ずしも誘電体層260を積層しなくてもよい。
本発明に係る光記録媒体の性能が優れている点を、情報記録層210が1つの場合を一実施例として説明したが、これは2つ以上の情報記録層210、230を含む場合も同様である。2つ以上の情報記録層210、230のうち、1つ以上の情報記録層を、上記のような構成物質と厚さの比率、厚さの合計などで組合わせることができることは明らかである。
以上、説明した本発明の一実施例は、例示の目的のために開示したものであり、本発明に対する通常の知識を有する当業者であれば、本発明の技術的思想と、その範囲内で様々な修正、変更、付加が可能である。従って、このような修正、変更及び付加は、本発明の特許請求の範囲に属するものである。
本発明の第1の実施例に係る光記録媒体の構造を示した断面図である。 図1の光記録媒体にランド記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。 図1の光記録媒体にグルーブ記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。 本発明の第2の実施例に係る光記録媒体にランド記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。 本発明の第2の実施例に係る光記録媒体にグルーブ記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。 本発明の第3の実施例に係る光記録媒体の構造を示した断面図である。 5層膜の光記録媒体構造及び2層膜の光記録媒体の構造による記録後の反射率結果を示した図である。 5層膜の光記録媒体構造及び2層膜の光記録媒体の構造による記録後の反射率結果を示した図である。 図7(a)の実験結果のうち、Geで構成された記録層の記録後における水平温度分布を示した図である。 図7(b)の実験結果のうち、Geで構成された記録層の記録後における水平温度分布を示した図である。 図7(a)の実験結果のうち、Geで構成された記録層の記録後における垂直温度分布を示した図である。 図7(b)の実験結果のうち、Geで構成された記録層の記録後における垂直温度分布を示した図である。 本発明の一実施例に係る光記録媒体において、第3記録層及び誘電体層の厚さの組合せによる光記録媒体の反射率変化の結果を示した図である。 本発明の一実施例に係る光記録媒体の性能評価のために、光記録媒体のデータ記録に使われたレーザー記録パルスの波形を示した図である。 図11の記録パルスで記録した場合に、その記録時間による光記録媒体の温度分布を示した図である。 本発明の一実施例に係る光記録媒体において、誘電体層の有無による温度分布を示した図である。 従来の光記録媒体の構造を示した断面図である。 図14の光記録媒体にランド記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。 図14の光記録媒体にグルーブ記録をして、記録マークを生成した一形態を示す断面図である。
符号の説明
200 基板
210 情報記録層
212 第1記録層
214 第2記録層
216 第3記録層
220 光透過層

Claims (16)

  1. 基板と、該基板の上部に位置する情報記録層と、を含んで構成され、レーザービームが照射されると、前記情報記録層内で周辺物質と異なる反射率を持つ新しい物質が生成されるメカニズムにより情報を記録する光記録媒体であって、
    前記情報記録層が、
    Ag、In、Ge、Sb及びTeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第1記録層と、
    Si、Sn、Sb及びGeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第2記録層と、
    Ni、Ag、Au、W、Cr及びMoよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第3記録層と、
    を含んで構成されることを特徴とする光記録媒体。
  2. 前記第1記録層は、A(SbTe1−Z1−W(0≦W≦0.2、0.5≦Z≦0.9)の形態で構成された化合物(ここで、Aは、Ge、Sn、Si、Cu、Au、Ag、Pd、V、Bi、Zr、Ti、Mn及びMoよりなる群から選択される1つの以上の元素)を含むことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 前記第2記録層は、前記第3記録層周囲に形成されることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
  4. 前記第2記録層は、前記第3記録層周囲に形成されることを特徴とする請求項2に記載の光記録媒体。
  5. 前記第1記録層は、前記第2記録層または第3記録層周囲に形成されることを特徴とする請求項3に記載の光記録媒体。
  6. AlN、GeN、SiN、Al、ZnS−SiO、TiO及びSiOよりなる群から選択される1つ以上の物質を含む誘電体層をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
  7. 前記誘電体層は、前記情報記録層の少なくとも一面に形成されることを特徴とする請求項6に記載の光記録媒体。
  8. 前記誘電体層は、前記情報記録層内に積層されることを特徴とする請求項6に記載の光記録媒体。
  9. 基板と、該基板の上部に位置する2つ以上の情報記録層と、該情報記録層間に形成される分離層と、を含んで構成され、レーザービームが照射されると、前記情報記録層内で周辺物質と異なる反射率を持つ新しい物質が生成されるメカニズムにより情報を記録する光記録媒体であって、
    前記各情報記録層が、
    Ag、In、Ge、Sb及びTeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第1記録層と、
    Si、Sn、Sb及びGeよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第2記録層と、
    Ni、Ag、Au、W、Cr及びMoよりなる群から選択される1つ以上の元素を含む第3記録層と、
    を含んで構成されることを特徴とする光記録媒体。
  10. 前記第1記録層は、A(SbTe1−Z1−W(0≦W≦0.2、0.5≦Z≦0.9)の形態で構成された化合物(ここで、Aは、Ge、Sn、Si、Cu、Au、Ag、Pd、V、Bi、Zr、Ti、Mn及びMoよりなる群から選択される1つ以上の元素)を含むことを特徴とする請求項9に記載の光記録媒体。
  11. 前記2つ以上の情報記録層のいずれか1つの情報記録層における前記第2記録層は、前記第3記録層周囲に形成されることを特徴とする請求項9に記載の光記録媒体。
  12. 前記2つ以上の情報記録層のいずれか1つの情報記録層における前記第2記録層は、前記第3記録層周囲に形成されることを特徴とする請求項10に記載の光記録媒体。
  13. 前記2つ以上の情報記録層のいずれか1つの情報記録層における前記第1記録層は、前記第2記録層または第3記録層周囲に形成されることを特徴とする請求項11に記載の光記録媒体。
  14. AlN、GeN、SiN、Al、ZnS−SiO、TiO及びSiOよりなる群から選択される1つ以上の物質を含む誘電体層をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項9に記載の光記録媒体。
  15. 前記誘電体層は、前記2つ以上の情報記録層のいずれか1つの情報記録層の少なくとも一面に形成されることを特徴とする請求項14に記載の光記録媒体。
  16. 前記誘電体層は、前記2つ以上の情報記録層のいずれか1つの情報記録層内に形成されることを特徴とする請求項14に記載の光記録媒体。
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