JP2007044546A - 液体よりガスを除去するための滴下チェンバ - Google Patents
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Abstract
【課題】 疎水性フィルタを通過する空気の流速を高くする。
【解決手段】 液体ガス除去滴下チェンバ(10)の内部に延びる疎水性バリヤ(28)はその一部が三次元表面を有する。チェンバの入口ポート(14)液体が滴状となるように形成され、看護者は液体の滴下速度を目視観察する。また、チェンバの頂部に空間が存在しないように疎水性バリヤが形成されている。チェンバはチェンバ内で液体から分離された空気を排出する手段を備える。排出手段は、空気が同排出手段を経てチェンバ内に流入することを防止する。液体が滴下チェンバ内に進入するに先だって、液体をフィルタリングするための疎水性フィルタ(68)を滴下チェンバが備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 液体ガス除去滴下チェンバ(10)の内部に延びる疎水性バリヤ(28)はその一部が三次元表面を有する。チェンバの入口ポート(14)液体が滴状となるように形成され、看護者は液体の滴下速度を目視観察する。また、チェンバの頂部に空間が存在しないように疎水性バリヤが形成されている。チェンバはチェンバ内で液体から分離された空気を排出する手段を備える。排出手段は、空気が同排出手段を経てチェンバ内に流入することを防止する。液体が滴下チェンバ内に進入するに先だって、液体をフィルタリングするための疎水性フィルタ(68)を滴下チェンバが備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は患者に対して非経口投与するための溶液からガスを除去する装置に関し、より詳細には、液剤を患者に対して非経口的に注入するに先立って、同液剤からガスを除去する滴下チェンバに関する。
近代医学においては、多くの液体が患者に対して非経口的に投与される。これら液体として血液、血漿、生理的食塩水、または他の液体が挙げられる。しかしながら、注入に先立って溶液中に存在し得る空気や他のガス類を除去することが望ましい。多くの場合、ガスの除去はガス塞栓症を回避するために絶対的に不可避となっている。
上記した作用を遂行するため、液体中に浮遊又は混入したガスを除去することができる多くの装置が改良されてきた。殆どの装置が液体入口及び液体出口を備えたある種のチェンバを使用している。この装置は液体から除去されたガスをチェンバ外に排出するために様々なフィルタ要素及び通路を備えている。
これらの装置において、チェンバは同チェンバを通過して流れる液体から取り出されたガスを捕集するために使用されている。この後、疎水性の膜、即ちフィルタを介してガスはチェンバ外に排出される。疎水性の膜はガスの通過は許容するものの、液体の流れに対しては抵抗を示す。ガスはチャンバの最上部にまで上昇するため、多くの装置においてチャンバの最上部にフィルタが設けられている。通常、液体入口は疎水性フィルタの下方に位置する。これにより、液体から取り出されたガスはチェンバの最上部に上昇し、疎水性のフィルタを経て排出される。
このような液体入口と疎水性フィルタの組合せ構成は、液体とガスとの物理学的特性をうまく利用したように見えるが、幾つかの問題を残すものである。例を挙げるならば、殆どの装置は液体がチェンバを通過する際の流速を割り出すことができない。よって、チェンバを通過する液体の流速を目視判定することが望ましい場合には、チェンバに対して連通された他の装置が必要になる。例えば、別個に設けた滴下チェンバをガス除去用チェンバに接続することができる。滴下チェンバ内における滴下速度を視認することにより、介護する者は液体の流速を判定することができる。しかし、ガス除去用チェンバに対して滴下チェンバを接続されるように設けることは不利な面もある。即ち、滴下チェンバを追加して設けると、余計な費用が発生し、かつ構成が複雑になる。
滴下チェンバを別個に設けた場合には、同滴下チェンバ内における空気の捕集も問題となる。滴下チェンバは介護者が液滴を目視できるようにするために空間を必要とする。多くの場合において、滴下室は自動的に排気する構造にはなっていないため、余計な空気が滴下チェンバの空間に溜まると、この空気は滴下チェンバから液体管路内に強制的に排出される。従って、多くの場合において、滴下チェンバを設けると看護者が緻密に監視する必要がある。このような結果は大抵の場合に望まれていない。従って、ガス除去チェンバを通過する液体の流速の割り出しに関する問題に対して満足のいくような取り組み方をしている装置は現状では見当たらない。
理論づけて決めつけるものではないが、液体の水位が、膜の高さに達した後に膜より下方に下がると、チェンバの最上部に水平に位置された疎水性のフィルタは詰まると信じられている。この「詰まり」は水平膜面に付着した液体の表面張力作用による。空気は膜面に付着した液体を通過することができない。
つまるところ、現在のガス除去装置では液体と共に大量の空気がチェンバ内に導入されると、この空気を処理することができない。例えば、必要に応じてガス除去室内の上部に位置される疎水性フィルタは所定の断面形状を備えている。疎水性フィルタに詰まりが生じたとき、同フィルタを通過する液体の最大流速値はフィルタの断面積と詰まりの度合いに影響される。従って、大量の空気が突然にチェンバ内に導入されると、フィルタの最大流速値は空気を外部に排出するために要する時間を決定する要素となる。仮に、流速が低く、大量の空気を再度チェンバ内に導入するのに充分ではない場合、チェンバ内には空気が充満し、チェンバは使用不能になる。このため、チェンバ内に再度導入された空気の存在によりチェンバを正常に機能させるように、疎水性フィルタを通過する空気の流速を高くするように同フィルタを構成することは当該技術分野における進歩であろう。
本発明は液体からガスを除去する滴下チェンバに関し、同装置は滴下チェンバの内部に延伸された疎水バリヤを備えている。疎水性バリヤの少なくとも一部は、好ましくは、少なくとも三次元の表面を有している。入口ポートは液体が滴下チェンバ内に対して頂部から進入することを許容し、液体は滴下チェンバの頂部に形成された空間を経て落下する。入口ポートの形状を、液体から水滴が形成されるように形成したことにより、滴下チェンバの最上部に設けた空間を通過して液体が通過するとき、介護者は滴下速度を監視することにより液体の流速を割り出すことができる。
滴下チェンバ内に疎水性バリヤが延在することにより、液体がチェンバ内に充満する時には、疎水性バリヤは液体内に沈む。液体は疎水性膜を通過して流れることはない。混在するガスが液体から分離するとき、ガスはチェンバの頂部に上昇し、空間に集合する。空間の容積が増加するため、液面を微かに下げることになり、疎水性膜の一部が露出される。空気は露出された疎水性膜を通過してチェンバの外部に排出される。従って、疎水性膜の表面の面積は滴下チェンバの最上部内に集合された空気の量に従って異なる。滴下チェンバ内に大量の空気が導入されると、液面が大きく低下し、疎水性膜の露出面積が増加する。
疎水性膜がチェンバ内に延びているため、同疎水性膜はその少なくとも一部が液体内に沈んでいる。疎水性膜の沈んでいる部分は、前記したように露出されるまではチェンバからガスを排出するために使用されることはない。大量の混入空気がチェンバ内に導入されると、チェンバ内の最上部に集められた空気が液面を低下させ、空気が通過するのに充分なだけ疎水性フィルタの表面を露出させる。
本発明の他の実施例によれば、滴下チェンバの液体入口及び液体出口間にスクリーン即ち親水性フィルタが設けられている。幾つかの使用例において、スクリーン、即ち親水性フィルタは患者に液体を非経口的に注入するに先立って更なるフィルタリングを行う。親水性フィルタが使用されると、このフィルタにより滴下チェンバの液体出口を経て空気が出ていくことが防止される。親水性フィルタは一旦濡らされると、液体の通過を容易にするが空気の通過を禁止する。
この発明の更に他の実施例に基づく液体ガス除去装置は、排出されたガスが滴下チェンバ内に再度進入することを防止すべく、疎水性フィルタと連通する傘状バルブ又は逆止弁を有する。
図1において、本発明に係る液体ガス除去用滴下チェンバは符号10にて示され、中膜バッグ12、入口ライン14、滴下チェンバ10及び出口ライン16を有した非経口式液体投与システムの一部として示されている。中膜バッグより入口ライン14を通過する液体の流れはチュービングクランプ14を用いて遮断可能になっている。同様に、滴下チェンバ10から出口ライン16を経て流出する液体はチュービングクランプ20を用いて制御可能になっている。
本発明の液体ガス除去用滴下チェンバの一実施例に係る構成を図2,3に従って説明する。本説明中において「基端」という語により滴下チェンバ10の部材を説明するとき、同語句は中膜バッグ12に接近、即ち中膜バッグ12に指向している端を意味するものである。同様に、本説明中において「先端」という語により滴下チェンバ10の部材を説明するとき、同語句は出口ライン16に接近、即ち出口ライン16に指向している端を意味するものである。
滴下チェンバ10は細長く、管状をなすハウジング22及び終端キャップ24を備えている。ハウジング22及び終端キャップ24は液体を受承して貯めるための内部チェンバ24を形成している。滴下チェンバ10は更に細長く、かつ円筒状をなす疎水性フィルタアセンブリ28及び逆止弁30を備えている。特に図2に示すように、ハウジング22はほぼ細長管状をなす。本実施例においてハウジング22はほぼ等径の第1の部分32、やや縮径された中間円筒部34、円錐形状部36及び出口ニップル38を備える。出口ニップル38は出口ライン16の基端に係合してこれを受承するような形状をなす。前記出口ライン16の先端は適切な接着剤を使用して出口ニップル18の内壁に対して永久的に固着されている。ハウジング22の正確な寸法は、どの医療処理に滴下チェンバ10が使用されるべきか、所望の容量は(現在においては5〜35ミリリットルの範囲)どのくらいか、等の条件に基づいて決定される。
エンドキャップ24の先端はハウジング22の基端に係合してこれを受承する形状をなす。図2に示すように、終端キャップ24の基端には内方環状フランジ40及び外方環状フランジ42が形成されている。両フランジ40、42は終端キャップの基端部の周りに環状の凹部44を形成し、この凹部44がハウジング22の基端部に嵌合されている。ハウジング22の基端部は適切な接着剤を使用して凹部44内に固着されている。キャップ24は透孔46を有し、同透孔46は入口ライン14を受承するように係合している。入口ライン14の先端部は適切な接着剤を使用して透孔46内に対して永久的に固着されている。終端キャップ24は更に内方凹部48を有する。内方凹部48は逆止弁30を収容し、疎水性フィルタアセンブリ28の基端部を受承する形状に形成されている。エンドキャップ24は硬質のPVCから形成されることが好ましいが、硬質または準硬質のポリカーボネート、ABSまたは他の適切な材料にて形成されてもよい。
滴下チェンバ10は内方チェンバ26に液体を運ぶための手段を有する。本実施例において、液体運搬手段は入口ライン14のみよりなり、同入口ライン14は終端キャップ24内を内方チェンバ26の基端にまで延びている。随意に、入口ライン14から導入された液体が内方チェンバ26に落下する前に、液体を水滴化させるためのノズル(図示略)を設け、前記入口ライン14の終端をノズル内とすることも可能である。
滴下チェンバ10はその頂端近傍に配置されるとともに、内方チェンバ26内に延びるバリヤ手段を備えている。バリヤ手段は上下方向に延びる疎水性バリヤであり、内方チェンバ26からの空気が通過することは許容するが液体の通過は禁止する。本実施例においてバリヤ手段として疎水性フィルタアセンブリ28が使用されている。特に図3に示すように、疎水性フィルタアセンブリ28は円筒状ハブ50、疎水性膜52及び同膜52内に配置され支持構造53を有する。前記ハブ50の一部は終端キャップ24の内方凹部48内に嵌合されるように形成されている。特に図2及び図3に示すように、ハブ50は透孔56を有し、同透孔56には逆止弁56の先端部が嵌合されるように形成されている。前記ハブは内方凹部48内に適切な接着剤により永久的に固着され、逆止弁30の先端部は透孔56の内壁に対して適切な接着剤により永久的に固着されている。
多くの種類の疎水性膜が市販されているが、本実施例においてゲルマン・サイエンシズ(Gelman Sciences)社製の商標名VERSAPORという、平均細孔寸法が0.45ミクロンの膜材料により膜52が形成されている。また、市販されている他の膜材料としてダブリュ.エル.ゴア(W.L.Gore)社製の細孔寸法が1ミクロンであり、不織布の裏面とテフロンコーティングが施された表面とを備えたものが挙げられる。当業者の間では、適切な疎水性膜は「疎油性」であると考えている。
図3に示す支持構造53は膜52の先端に配置された環状ディスク54よりなる。一体的に取り付けられたハブ50及び環状ディスク54間には、フィルタアセンブリ28の外周に径方向に90°の間隔をおいて配置された4つの細長いリブ55a,55b,55c,55dが介在されている。支持構造53は膜52に対して構成的な支持力を付与することにより、内方チェンバ26内において発生した液体の圧力及び/又は空気の圧力により膜52が損傷を受けることを防止している。支持構造53は硬質又は準硬質のナイロン、ABS、ポリカーボネート又は他の適切な材料にて形成されうる。これに替えて、支持構造53は硬質または準硬質の連続気泡発泡体にて膜52内に嵌合するように形成されてもよい。
特に図2に示すように、内方凹部48内には、ハブ50ともに疎水性膜52の基端が入口管14の先端よりやや下方に配置されている。以下に詳述するように、滴下チェンバ10の使用時には、入口管14及び膜52の基端間における空間に空気が滞留することにより入口管14を経て滴下チェンバ10の内方チェンバ26に進入する液体の流速を計測するための視認手段が得られる。内方チェンバ26の頂部空間の高さ及び寸法は、ハブ50の長軸方向における寸法の増減に伴って増減する。流速の視認監視が望まれる実施例においては、膜52の基端は内方チェンバ26の頂部下方に充分に離間して配置されている。また、流速が監視されない実施例においては、頂部空間は省略されてチェンバの寸法及び材料費が低減されている。
滴下チェンバ10は内方チェンバ26から疎水性膜52を経て大気へ通過する空気を排出する排出手段を備え、この排出手段は同時に大気中の空気が滴下チェンバ10に通過することを防止している。本実施例において排出手段は逆止弁30により構成されている。図2に示すように、逆止弁30は入口管58、拡大中央ハブ60及び出口管62よりなる。中央ハブ60内にはダイヤフラム64が設けられ、図2において空気が入口管58及び出口管62を通過することを許容するが、これとは逆方向に空気が流れることを防止している。逆止弁30は疎水性フィルタアセンブリ28の内部から外部大気に延びる通路を形成し、これにより内方チェンバ26に導入された空気を大気に排出する手段を構成するともに、同時に空気が逆止弁30を介して内方チェンバ26へ進入することを防止する手段を構成している。
逆止弁のしきい圧力値(pressure break point)は好ましくは1〜2psi(約6.895〜13.79kPa)という、内方チェンバ26内で発生された空圧と比較すると比較的低く設定され、内方チェンバ26内の液体から分離された空気を大気へ排出する。
様々な適切な逆止弁が市販されているが、本実施例では逆止弁30としてフィルターテック・カンパニーズ(Filtertek Companies)社により製造され、かつセンターポスト・シュアーバルブ(Centerpost Surevalve)という商品名で販売されているものが採用されている。他に市販されている逆止弁はバロン・メディカル(Burron Medical)社製のものがある。
内方チェンバ26から疎水性膜52を経て大気へ空気を排出し、外部空気が滴下チェンバに進入することを防止する排出手段として、図4,6,7,8に示される傘状バルブ80を挙げることができる。傘状バルブ80はシリコーン又はポリウレタンのような可撓性に富み、重合した材料にて形成されることが好ましい。適切な傘状バルブはバーネイ・ラボラトリーズ(Vernay Laboratories)社より市販されている。図7に示すように、傘状バルブ80は変形キャップ24ともに使用される。傘状バルブは一端部に球状部84を備えた軸82を有する。軸82及び球状部84はキャップ24の開口86内に圧入されている。球状部84は傘状バルブ80をキャップ24の近傍止位置させるように保持し、バルブ外周88がキャップ24に封止される。キャップ24に形成された通孔90は疎水性フィルタアセンブリ28の内部から傘状バルブ80を介して外部の大気に空気が流れることを許容する。
図6に示すように、疎水性フィルタアセンブリ28の基端部は、内方チェンバ26の頂部にまで延び、入口管14の先端のほぼ同じ高さにある。この実施例においては、滴下チェンバ10は液体によりほぼ充満されている。上記し、かつ図8及び図9に示したように、疎水性フィルタアセンブリ28は内方チェンバ28の頂部からの距離を調整して配置可能であり、これにより液面の高さが制御可能になっている。内方チェンバ26の頂部にフィルタアセンブリ28が配置されて頂部空間が無い場合には、滴下チェンバ10のサイズは小さくなる。流速を計測するために、このような具体例は市販されている滴下チェンバと組み合わせて使用されることが望ましい。
滴下チェンバ10は、液体が同滴下チェンバ10の出口を通過する前に、フィルタリングを行うための手段を備えていてもよい。本実施例においてフィルタ手段は滴下チェンバ10の先端部において内方チェンバ26内に配置された親水性膜アセンブリ66よりなる。図4に示すように、親水性膜アセンブリ66は親水性膜68と支持構造物70とを備える。この実施例において、親水性膜アセンブリ66、支持構造物70は親水性膜68の基端に配置された円状終端キャップ72、親水性膜68の先端に位置する環状基部74、前記円状終端キャップ72及び環状基部74に対して一体的に取付けられ、かつ両者72,74間に延伸された支持リブ76a,76b,76cからなる。親水性膜68は液体の通過を許容するが、液体内に含まれる気泡やその他の含有物の通過を阻止する。図4に示すように、環状基部74はハウジング22の中間部34に嵌合されるように形成されている。環状基部74は、適切な接着剤を使用することにより、中間部34の内壁に対して離脱不能に取付けられている。
親水性フィルタアセンブリ66の別の具体例が図5に示されている。この具体例において親水性フィルタアセンブリ66は単に支持リング70’と、同リング70’の外周縁上に固着された平坦かつ円状の親水性膜68’とから構成されている。親水性フィルタアセンブリ66は血液系及び静脈系のために適用され、他の位置にフィルタが設けられた状態や灌注には適用されない。
滴下チェンバ10はほぼ上下方向に延びる長軸を有する形状をなす。このような構成により、滴下チェンバ10は細長く、上下に延びる疎水性フィルタアセンブリ28を提供する。このフィルタアセンブリは比較的広い膜表面積を有する。下記により詳細に記載するように、疎水性膜アセンブリ28が上下方向に延びるように配置されていることにより、広い表面積と関連して使用寿命を伸ばしたり、他の長所を備えるものとなる。ここで、疎水性膜の「上下方向に延びるような配置」とは斜状に配置された膜を含むものであるが、完全に水平状に配置された膜は除外する。
図7は本発明の範囲内における別の実施例を示すものであり、簡易化を主眼とする。この実施例は管状ハウジング22に取付けられた一対のモールドされたキャップ24,94を備えている。図2に示す管状ハウジング22とは異なり、図7に示す管状ハウジング22は市販されている管を所定の長さに切断することによって得ることが可能である。液体ガス除去装置を完成させるために、迅速に組付け及び接着されることができる。
前記滴下チェンバ10の使用方法及び作用を図4及び図5に従って説明する。液体は中膜バッグ12から入口ライン14を経て滴下チェンバ10の内方チェンバ26内に導入される。内方チェンバ26が最初に充填されている間、内方チェンバ26内に最初に存在する空気は内方チェンバ26内に進入する液体によって徐々に排出されて、疎水性部材52及び逆止弁30を介して大気に放出される。
滴下チェンバ10が充填されると、液面レベルは先ず疎水性膜52の基端即ち頂端とほぼ等しい点にまで上昇される。この点において、疎水性部材52の基端部と入口管14の先端との間の空間を占める空気は内方チェンバ26内に溜められ、疎水性膜52はこれを包囲する液体によって完全に封鎖される。
疎水性膜52の頂端が入口管14の基端に対して充分に下方に位置すると、液体が滴下チェンバ10内に流入するときの流速が目視観察できるように、内方チェンバ26の基端に頂部空間が存在する。入口管14は、入口管14の端において水滴が形成され、これら水滴が内方チェンバ26内に進入するように終端が形成されていることが好ましい。水滴が形成されて内方チェンバ26内に進入する速度を目視観察することにより、看護者は滴下チェンバ10内に液体が導入されるおおよその速度を割り出すことができる。
上述したように、内方チェンバ26内に導入される液体内に空気泡が混入されていることは一般的なことである。内方チェンバ26内には液体が存在するため、内方チェンバ26内に導入される空気は液体の最上面へと移動する。液体最上面上方に集まる空気の量が増加すればするほど、内方チェンバ26の頂部に集められた空気は液面を下降させ、疎水性膜52の一部が空気に晒される。この点において、空気の一部は疎水性膜52を通過し、逆止弁30、傘状弁80又は類似した排気装置を介して大気中に排気される。このように、滴下チェンバ19は内方チェンバ26の上部に滞留する余剰ガスを大気中に排出するのに必要な範囲だけ液面を自律的に上昇又は下降させる。
上述したように、内方チェンバ26内に導入される液体内に空気泡が混入されていることは一般的なことである。内方チェンバ26内には液体が存在するため、内方チェンバ26内に導入される空気は液体の最上面へと移動する。液体最上面上方に集まる空気の量が増加すればするほど、内方チェンバ26の頂部に集められた空気は液面を下降させ、疎水性膜52の一部が空気に晒される。この点において、空気の一部は疎水性膜52を通過し、逆止弁30、傘状弁80又は類似した排気装置を介して大気中に排気される。このように、滴下チェンバ19は内方チェンバ26の上部に滞留する余剰ガスを大気中に排出するのに必要な範囲だけ液面を自律的に上昇又は下降させる。
滴下チェンバ10の他の特徴は、内方チェンバ26内に大量の空気が導入されると、疎水性膜52を通して流れるガスの速度を自動的に調整する点にある。滴下チェンバ10の通常の操作及び使用において、内方チェンバ26に滞留する空気中に露出される疎水性膜52の表面積は比較的少ない。しかしながら、内方チェンバ26に大量の空気や他の気体が導入されると、内方チェンバ26の頂部に集められた大量の空気及び他の気体が液面を下降させ、空気や他の気体に対して露出する疎水性膜の面積がより大きくなる。疎水性膜の露出面積が増加すると、疎水性膜52を通過する液体の流速が増加する。
要約すると、本発明における新規な液体ガス除去装置は、従来技術にあった幾つかの重要な欠陥を克服するものである。特に、本発明における液体ガス除去装置では別個の滴下チェンバを要することなく、看護者が目視観測により液体の流速をおおよそ割り出すことができる。更には、本発明の液体ガス除去装置では疎水性フィルタの閉塞に関する問題を最小化している。加えて、本発明の除去装置は疎水性フィルタを通過する液体の流速を自動的に増加することにより、内部に流れる気体の量の増加に応答するものである。
本発明はその基本的な特徴から逸脱しなければ、他の形態にて具体化することも可能である。本明細書に記載された実施の態様は、あらゆる点において例示と見なされるべきであり、限定するものではない。従って、発明の範囲は上記した実施例の説明より添付する請求の範囲に示されるものである。
Claims (13)
- 封鎖された頂端と、液体を排出するための開口を有する出口とを備え、液体を受承して溜めるための内方チェンバを規定するハウジングと、
前記チェンバに対して液体を搬送するための手段と、
前記頂端の近傍に配置されて前記チェンバ内に延び、前記チェンバからの空気を通過させると共に液体の通過を禁止する長尺状をなす疎水性バリヤを構成するバリヤ手段と、
前記バリヤ手段と液体的に連通され、同バリヤ手段の疎水性バリヤを通過する空気を排出する排出手段と、
前記排出手段と液体的に連通され、かつ排出手段を経てチェンバ内に空気が流入することを防止する手段と
からなる液体を非経口的に投与するための液体ガス除去チェンバ。 - 前記バリヤ手段は疎水性膜が破損しないように支持するための手段を更に備える請求項1に記載の液体ガス除去チェンバ
- 搬送された液体の水滴の目視観察を可能にする頂部空間が形成されるのに充分なだけ前記頂端より下方に離間してバリヤ手段が配置されている請求項1に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 前記液体をチェンバに搬送する手段は、搬送された液体を水滴にすることが可能なように形成された請求項3に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 使用時に、前記頂端と搬送された液体との間に、空間が殆ど或いは全く形成されないようにバリヤ手段を頂端に近接して配置した請求項1に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 前記ハウジングの頂端を封鎖するためのキャップを備える請求項1に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 前記液体を搬送する手段はキャップを経てチェンバ内に延びる第1の通路を備える請求項6に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 前記排出手段はキャップを経てチェンバ内に延びる第2の通路を備える請求項7に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 前記出口及び液体を搬送する手段の間に、液体が出口を通過するに先だってフィルタリングを行うための手段を有する請求項8に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 前記液体のフィルタリングするための手段は親水性バリヤである請求項9に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 前記親水性膜は少なくともその一部に三次元表面を有する請求項10に記載の液体ガス除去チェンバ。
- 封鎖された頂端と、液体を排出するための開口を有する出口とを備え、液体を受承して溜めるための内方チェンバを規定するハウジングと、
前記ハウジングの頂端を封止し、かつ第1の通路と第2の通路が貫通して延びるように形成されたキャップと、
前記キャップに形成された第1の通路を介してチェンバに液体を搬送するための手段と、
前記キャップに形成された第2の通路と液体的に連通し、前記チェンバ内に延び、前記チェンバからの空気を通過させると共に液体の通過を禁止する長尺状をなす疎水性バリヤを構成するバリヤ手段と、
前記バリヤ手段と液体的に連通され、同バリヤ手段の疎水性バリヤを通過する空気を排出する排出手段と、
前記バリヤ手段と液体的に連通され、かつ排出手段を経てチェンバ内に空気が流入することを防止する手段とからなる液体を非経口的に投与するための液体ガス除去チェンバ。 - 前記出口及び液体搬送手段間に配置され、かつ空気の通過を防止すべく液体に覆われたとき、空気が出口を通過することを防止する手段を有する請求項12に記載の液体ガス除去チェンバ。
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