JP2007044430A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 湾曲したホースを円滑に収縮できる電気掃除機、ホースの収縮状態を確実に維持できる簡易な機構を備えた電気掃除機、または見映えの良いスタンド収納ができる電気掃除機を提供すること。
【解決手段】 外周面に皺加工が施された伸縮ホース14に備えられた弾性ワイヤー21が形成する螺線の方向は、カバー10の強力弾性ワイヤー53が形成する螺線の方向と、軸方向および周方向において交差する。よって、伸縮ホース14とカバー10との間の摩擦抵抗が軽減され、縮められた伸縮ホース14がカバー10内に円滑に収納されるため、伸縮ホース14の湾曲は解消される。また、縮められた伸縮ホース14とカバー10とは、被係止溝62に作用部60を係止させることで固定され、伸縮ホース14の収縮状態は確実に維持される。また、伸縮ホース14の中心軸回りに生じた捩れは回動機構5により解消されるため、スタンド収納の見映えが良くなる。
【選択図】 図5

Description

本発明は電気掃除機に関する。
従来から用いられている電気掃除機の収納方法には、掃除機本体を床面に立て、掃除機本体に設けられた係止部にパイプの被係止部を嵌合し、床面に対してパイプが直立するように電気掃除機を収納するスタンド収納がある(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平11−197076号公報
しかし、電気掃除機の快適な使用のためにホースの長さを十分に確保した場合、従来のスタンド収納においてはホースが大きく湾曲するため、大きな収納空間が必要とされる。また、湾曲したホースがパイプや掃除機本体に絡まってしまい、見映えも良くない。そのため、湾曲したホースを収縮させれば、見映えの良いスタンド収納が可能となるのだが、そのホースを円滑に収縮させ、簡易な機構にてホースの収縮状態を確実に維持する必要がある。
本発明の目的は、湾曲したホースを円滑に収縮できる電気掃除機を提供することである。
また、本発明の別の目的は、ホースの収縮状態を確実に維持できる簡易な機構を備えた電気掃除機を提供することである。
また、本発明のさらに別の目的は、見映えの良いスタンド収納ができる電気掃除機を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明による電気掃除機は、電動送風機が内蔵された掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続され、通常時は伸びた状態になっている伸縮部を備えた、可撓性のあるホースと、前記ホースの前記一端側に一端が接続され、前記伸縮部の周囲を覆い、前記伸縮部が縮んだときに縮んだ前記伸縮部を収納する円筒形状のカバーとを備えていることを特徴としている。
この構成によると、ホースの他端側を塞いでホース内を掃除機本体に内蔵の電動送風機により減圧することにより、または手作業により縮められたホースの伸縮部を、縮められた状態を維持したままカバー内に収納できる。また、カバーは掃除機本体側に備えられているので、ホースの、掃除機本体に接続された一端とは反対の他端側を把持して電気掃除機を取り回す場合において、ホースの他端側を把持するユーザの手には、カバーの重量が加わらず、電気掃除機の取り回しは容易となる。
請求項2に記載の発明による電気掃除機は、電動送風機が内蔵された掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続され、通常時は伸びた状態になっている伸縮部を備えた、可撓性のあるホースと、前記ホースの前記一端側に一端が接続され、前記伸縮部の周囲を覆い、前記伸縮部が縮んだときに縮んだ前記伸縮部を収納する円筒形状のカバーと、前記ホースの前記一端と前記掃除機本体との間に設けられ、前記掃除機本体に対して、前記ホースの中心軸回りに前記ホースを回動自在に保持している回動機構とを備えていることを特徴としている。
この構成によると、ホースの他端側を塞いでホース内を掃除機本体に内蔵の電動送風機により減圧することにより、または手作業により縮められたホースの伸縮部を、縮められた状態を維持したままカバー内に収納できる。また、カバーは掃除機本体側に備えられているので、ホースの、掃除機本体に接続された一端とは反対の他端側を把持して電気掃除機を取り回す場合において、ホースの他端側を把持するユーザの手には、カバーの重量が加わらず、電気掃除機の取り回しは容易となる。また、縮められたホースの伸縮部に中心軸回りの捩れが生じたとしても、回動機構によりその捩れは解消されるため、縮められたホースの伸縮部を見映え良くカバー内に収納でき、その結果、電気掃除機のスタンド収納の見映えを良くすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記伸縮部は、スパイラル状に巻回された鋼または樹脂の芯線と、前記芯線を覆い円筒を形成する皮部とを備えていることを特徴としている。
この構成によると、伸縮部は、コイルバネとなるため、復元性を有し、通常時では伸びた状態になるように常に付勢され、可撓性を維持することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記カバーは、スパイラル状に巻回された鋼または樹脂の芯線と、前記芯線を覆い円筒を形成する皮部とを備え、可撓性を有し、通常時は縮んだ状態になっていることを特徴としている。
この構成によると、カバーは、通常時は縮んだ状態となっているコイルバネとなるため、復元性を有し、縮んでカバー内に収納された伸縮部が伸びないように付勢することができる。また、カバーは可撓性を有するため、伸縮部の動きに追従することができ、伸縮部を円滑に収納することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記伸縮部の前記芯線の巻回方向と、前記カバーの前記芯線の巻回方向とは反対であることを特徴としている。
この機構によると、伸縮部の芯線の巻回方向とカバーの芯線の巻回方向とが同じ場合に比べて、伸縮部とカバーとの接触面積が減少する。そのため、カバー内に伸縮部が収納される場合において、伸縮部がカバーに引っ掛かる虞が解消され、伸縮部をカバー内にさらに円滑に収納することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記カバーが伸びたときに縮もうとする力は、前記伸縮部が縮んだときに伸びようとする力よりも強いことを特徴としている。
この構成によると、縮められてカバー内に収納された伸縮部の、通常の伸びた状態に戻ろうとする復元力よりも、カバーの、通常の縮んだ状態に戻ろうとする復元力の方が強いので、伸縮部のカバー内への収納は確実に維持される。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記カバーの内周面は、凹凸がない滑らかな面であることを特徴としている。
この構成によると、伸縮部のカバー内への収納において、カバーの内周面と伸縮部との間における摩擦抵抗が軽減されるため、伸縮部を円滑にカバー内に収納することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前記伸縮部の外表面は、凹凸がない滑らかな面であることを特徴としている。
この構成によると、伸縮部のカバー内への収納において、カバーと伸縮部の外表面との間における摩擦抵抗が軽減されるため、伸縮部を円滑にカバー内に収納することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記伸縮部の外表面には、皺加工が施されていることを特徴としている。
この構成によると、伸縮部のカバー内への収納において、カバーと伸縮部の外表面との間における摩擦抵抗が軽減されるため、伸縮部を円滑にカバー内に収納することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、前記カバーの他端および前記ホースには、それぞれを着脱自在に固定する固定部材が備えられていることを特徴としている。
この構成によると、ホースの伸縮部が縮められた場合において、カバーの他端とホースとが、固定部材によって互いに固定されることにより、縮んだ状態の伸縮部が伸びて復元することが規制され、カバーは、縮んだ伸縮部を確実に収納できる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記固定部材は、前記カバーの他端および前記ホースのいずれか一方に設けられた係止部と、いずれか他方に設けられ、前記係止部に係止され得る環状の被係止溝と、を含んでいることを特徴としている。
この構成によると、環状の被係止溝の、周上のどの位置においても、係止部を係止することができる。そのため、係止部と被係止溝との周方向の位置合わせを必要とせず、簡単かつ確実にカバーの他端とホースとを固定させることができる。
請求項12に記載の発明は、請求項10または11に記載の発明において、前記固定部材の、床面に近接する部分は、軟質材で構成されていることを特徴としている。
この構成によると、固定部材が床面に接触した場合において、固定部材が床面を傷つける虞を解消できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気掃除機1の右側面図で一部が断面で示された図である。以下では、電気掃除機1およびその構成要素(構成部品)の説明に関し、便宜上、図1における左側を正面(先端)側、右側を背面(後端)側、上側を上面(上)側、下側を底面(下)側、手前を右側、奥を左側として説明する。
電気掃除機1には、掃除機本体2、回動機構5、ホース3、折れ曲げ機構8、パイプ6、吸込具7およびカバー10が含まれている。
掃除機本体2には電気送風機(図示せず)が内蔵されていて、この電動送風機により吸引力が発生する。また、掃除機本体2の底面の前側には係止部11が設けられている。掃除機本体2の背面を床に付け、正面を天に向けて電気掃除機1を立てて収納する、いわゆるスタンド収納時(図2および3参照)において、係止部11は、パイプ6を略垂直状態に保つものであり、パイプ6に備えられたフック12を嵌め込むための形状をしている。
図4は、図1において、回動機構5を説明するための、要部右側断面図である。なお、図4における方向は、図1にて定義した方向と同じである。
図4に示すように、回動機構5は、径の異なる2つの円筒体を備えており、大径円筒体51の後端部は掃除機本体2の先端部に着脱自在に接続され、小径円筒体52の先端部はホース3の後端部に接続される。そして、大径円筒体51の先端側内周面と小径円筒体52の後端側外周面とは互いに摺接されている。そのため、ホース3は、回動機構5を介することにより、掃除機本体2に対して軸回りに回動自在となる。
図1に示すように、ホース3は、回動機構5からパイプ6へ向かって、接続部9、伸縮部としての伸縮ホース14および操作部4を備えており、更に、伸縮ホース14の先端側の途中に、折曲ホース13が備えられている。
ホース3の折曲ホース13および伸縮ホース14は可撓性を有し、任意の形態に曲げることができる。
ホース3の先端側に備えられた操作部4は、ホース3の軸方向に延びるパイプ部17と、パイプ部17から軸方向と交差方向外側へ延び出したグリップ15とを具備している。
ホース3の先端側には、折れ曲げ機構8が備えられている。折れ曲げ機構8は、ホース3の先端側から後端側に向かって、ホース3の折曲ホース13の外周を囲む、円筒形状の第1部材42および第1部材と同形状の第2部材43を備えており、第1部材42の先端部が折曲ホース13の先端部に接続され、第1部材42と第2部材43とは、回動支軸44により回動自在に連結されている。
操作部4のグリップ15を把持したとき、ホース3の自重により、ホース3および折れ曲げ機構8は、回動支軸44回りに折れ曲がる。また、ホース3の、折曲ホース13の折れ曲がり位置より後端側は、鉛直下側に垂れ下がる。
操作部4のパイプ部17の先端にはパイプ6が連結されている。パイプ6は、操作部4と吸込具7との間を連結する長手の、たとえば樹脂製のパイプである。パイプ6は、その長さ方向ほぼ中央部を境に、先端側(吸込具7が取り付けられた側)パイプ36が後端側(操作部4が接続された側)パイプ35内に同軸状に収納され、長さが可変できるように構成されている。先端側パイプ36の長さ方向途中の下側には、側面視がL字形状の被係止部としてのフック12が備えられている。上述したスタンド収納時には、掃除機本体2の係止部11にフック12が嵌合されることで、図2および3に示すように、パイプ6は床に対して直立した状態で掃除機本体2に保持され、電気掃除機1はスタンド収納される。
吸込具7には、ハウジング39と、接続筒40と、接続筒40をハウジング39に対して取り付けている連結機構50とが含まれている。
なお、パイプ6の後端側パイプ35は、操作部4から取り外し可能であり、操作部4を、吸込具7の接続筒40と直接連結することも可能である。
カバー10は、円筒形状であり、後端側がホース3の接続部9および回動機構5の小径円筒体52の先端に固定されている(図4参照)。そのため、カバー10の重量は掃除機本体2にて支持されるので、グリップ15を把持して電気掃除機1を取り回す場合において、グリップ15を把持するユーザの手には、カバー10の重量が加わらず、電気掃除機1の取り回しは容易となる。また、カバー10の先端側は、スタンド収納時以外の場合においては、伸縮ホース14の途中まで伸びていて、伸縮ホース14の後方部を覆っている。カバー10の軸方向の長さは、図3に示した、完全に収縮した状態での伸縮ホース14の軸方向の長さとほぼ同等である。そのため、ホース3の先端部を塞いで、ホース3内を掃除機本体2に内蔵の電動送風機(図示せず)により減圧することにより、または手作業により伸縮ホース14を縮めた場合、縮められた伸縮ホース14は、その縮められた状態を維持したままカバー内に収納される。また、上述したように、伸縮ホース14は、回動機構5により軸回りに回動自在に支持されている。そのため、縮められた伸縮ホース14において、軸回りの捩れが生じたとしても、回動機構5によりその捩れは解消されるため、伸縮ホース14を見映え良くカバー10内に収納でき、電気掃除機1のスタンド収納の見映えを良くすることができる。
この実施形態に係る電気掃除機1の特徴は、ホース3およびカバー10を備えていることであり、以下にて詳述する。
図5は、図1において、ホース3および折れ曲げ機構8が折れ曲がっていないときの、カバー10およびホース3の伸縮ホース14を説明するための要部右側断面図である。なお、図5における方向は、図1にて定義した方向と同じである。
図5に示すように、カバー10には、軸方向に螺線(スパイラル)を形成する、復元力の高い芯線としての強力弾性ワイヤー53と、その螺線の外周を軸方向に覆う皮部としてのカバー皮部54とが備えられている。強力弾性ワイヤー53は、鋼または樹脂で構成されており、カバー10の外周面が、強力弾性ワイヤー53の螺線形状が浮き彫られた凹凸部を有するように、カバー皮部54に覆われている。また、カバー10は、通常時の強力弾性ワイヤー53の螺線ピッチが相対的に狭く、ピッチが広げられた場合にはそのピッチが縮まるように形成されている。そのため、カバー10は、可撓性を有するコイルバネとなり、その可撓性により伸縮ホース14の動きに追従することができ、伸縮ホース14を円滑に収納することができる。
折曲ホース13および伸縮ホース14においては、軸方向に螺線を形成する、復元力を有する芯線としての弾性ワイヤー21と、その螺線の外周を軸方向に覆う皮部としてのホース皮部24とが備えられている。弾性ワイヤー21は、鋼または樹脂で構成されており、折曲ホース13および伸縮ホース14の外周面が、弾性ワイヤー21の螺線形状が浮き彫られた凹凸部を有するように、ホース皮部24に覆われている。伸縮ホース14は、通常時の弾性ワイヤー21の螺線ピッチが相対的に広く、ピッチが圧縮された場合にはそのピッチが広がるように形成されている。折曲ホース13は、通常時の弾性ワイヤー21の螺線ピッチが相対的に狭く、ピッチが広げられた場合にはそのピッチが縮まるように形成されている。そのため、上述したように、折曲ホース13および伸縮ホース14は、可撓性を有し、任意の形態に曲げることができる。また、カバー10の強力弾性ワイヤー53の、螺線ピッチが広げられた場合に縮まるように働く復元力は、伸縮ホース14の弾性ワイヤー21の、螺線ピッチが圧縮された場合に広がるように働く復元力よりも強い。そのため、縮められた伸縮ホース14のホース10内への収納は確実に維持される。
また、弾性ワイヤー21に沿ってリード線(図示せず)が布線されていれば、ホース3の弾性ワイヤー21およびリード線(図示せず)により電気回路が形成されるので、掃除機本体2と操作部4とは電気的に接続され、操作部4に設けられた操作スイッチ(図示せず)を操作することにより、掃除機本体2に内蔵された電気送風機(図示せず)等を制御することができる。
また、伸縮ホース14は、弾性ワイヤー21の形成する螺線の方向が、カバー10における強力弾性ワイヤー53の形成する螺線の方向と、軸方向および周方向において交差するように形成されている(図6参照)。そのため、弾性ワイヤー21および強力弾性ワイヤー53のそれぞれの螺線の方向が同じ(交差しない)場合に比べて、それぞれの螺線で形成された凹凸部間における接触面積が減少し、それらが引っ掛かることが抑制されるため、伸縮ホース14は、カバー10に向かって円滑に収縮してカバー10内に収納される。また、伸縮ホース14の外周面、すなわちホース皮部24の外周面には、皺加工が施されている。そのため、皺加工の施された伸縮ホース14の外周面とカバー10の内周面との接触面積が減少し、それらの間における摩擦抵抗が軽減されるため、伸縮ホース14は、カバー10に向かって一層円滑に収縮してカバー10内に収納される。
また、カバー10の内周面が、上述した凹凸部のない滑らかな面となるように、強力弾性ワイヤー53はカバー皮部54に覆われているので、伸縮ホース14が、カバー10に向かってより一層円滑に収縮してカバー10内に収納される。変形例として、伸縮ホース14の外周面が、上述した凹凸部のない滑らかな面となるように、弾性ワイヤー21がホース皮部24に覆われている場合においても同様の効果が得られる。カバー10の内周面および伸縮ホース14の外周面が、ともに、上述した凹凸部のない滑らかな面であれば、さらに良好な効果が得られる。
螺線形状の弾性ワイヤー21は、ホース3に対する引っ張り、捻り等の外力を緩和する。また、弾性ワイヤー21およびホース皮部24が、連続した(一体的につながった)伸縮ホース14および折曲ホース13を形成しているため、ホース3の密閉度が高められている。よって、ホース3は丈夫なホースとなっている。また、ホース3が折れ曲がるときには十分な屈曲性を備えている折曲ホース13が効果的に働く。一方、伸縮ホース14は通常使用状態の吸引力で縮まないようにされ、操作性の低下が抑制されている。また、通常収縮している折曲ホース13が軸方向の外力により伸長した状態において、その外力が解除されると、復元力が強い弾性ワイヤー21により、折曲ホース13は円滑に通常の長さにまで復元することができる。同様に、通常伸長している伸縮ホース14も、軸方向の外力により収縮した状態において、外力が解除されると、円滑に通常の長さにまで復元することができる。
図2に示すように、掃除機本体2の背面を床に付け、その正面を天に向け、また、パイプ6のフック12を掃除機本体2の係止部11に嵌め込んでパイプ6を直立させて係止した、スタンド収納している状態において、ホース3は、自重により、折れ曲げ機構8に補助されて折れ曲がる。そしてホース3の伸縮ホース14は大きく湾曲する。
そこで、操作部4の先端側、たとえば吸込具7のハウジング39の先端部等を塞いだ状態で掃除機本体2の電気送風機(図示せず)を作動させてホース3内を減圧することにより伸縮ホース14を縮める。なお、手作業により伸縮ホース14を縮めても構わない。すると、図3に示すように、縮められた伸縮ホース14はカバー10内に収容され、ホース3および折れ曲げ機構8は約180°まで折れ曲がり、ホース3をコンパクトに収納できる。
カバー10の先端には固定リング18が備えられている。図5に示すように、固定リング18には、円筒形状のケーシング55と、係止部としての係止スイッチ56と付勢バネ57とが備えられている。係止スイッチ56は、支軸部58、押圧部59および作用部60を有するシーソー構造である。支軸部58はケーシング55の外周面の周上1箇所に接続されており、係止スイッチ56は、ケーシング55により、支軸部58回りに揺動自在に支持されている。付勢バネ57は、例えばコイルバネであり、ケーシング55に支持された係止スイッチ56の押圧部59を、ケーシング55の径方向外側に向けて常に付勢するように、ケーシング55の外周面に係止されている。そのため、てこの原理により、係止スイッチ56は支軸部58回りに揺動され、作用部60はケーシング55の径方向内側に向かって付勢されている。ケーシング55の外周面の、作用部60に対向する位置には、厚さ方向に貫通孔61が形成されており、作用部60は、貫通孔61を貫通してケーシング55の内周面に露出され、ケーシング55の径方向内側に向かって突出している。
また、折れ曲げ機構8の第2部材43の後端には、被係止溝62が設けられている。被係止溝62は、第2部材43の後端の外周面において、環状に形成された凹部であり(図6参照)、係止スイッチ56とともに固定部材として機能する。
固定リング18のケーシング55は、被係止溝62および第2部材43より大径である。上述したように、収縮した伸縮ホース14がカバー10内に収容され、ホース3および折れ曲げ機構8が約180°まで折れ曲がった状態において、ケーシング55を被係止溝62および第2部材43に外嵌し、係止スイッチ56の作用部60を被係止溝62に係止させる。それにより、カバー10の固定リング18と、伸縮ホース14の先端側にある折れ曲げ機構8とは確実に固定される。そのため、縮んだ状態の伸縮ホース14が伸びて復元することが規制され、カバー10は、伸縮ホース14を縮んだ状態にて確実に収納できる。また、上述したように、ケーシング55の外周面の周上1箇所に備えられた係止スイッチ56に対し、被係止溝62は環状であるため、被係止溝62の周上のどの位置においても、係止スイッチ56を係止することができる。そのため、係止スイッチ56と被係止溝62との位置合わせを必要とせず、簡単かつ確実にカバー10の固定リング18と折れ曲げ機構8とを固定させることができる。
また、係止スイッチ56の押圧部59に、付勢バネ57に付勢されている方向(ケーシング55の径方向外側)とは反対の方向(ケーシング55の径方向内側)に向けて押圧を加えると、係止スイッチ56は支軸部58回りに揺動する。そして、ケーシング55の径方向内側に向かって突出していた作用部60は、ケーシング55の径方向外側に向かって移動する。そのため、ケーシング55および被係止溝62の径方向において、作用部60は被係止溝62に対して隔間し、カバー10の固定リング18と折れ曲げ機構8との固定は解除される。
係止スイッチ56の変形例として、図7に示すように、係止リング63を備えていてもよい。係止リング63は、縦断面視が環形状またはC字形状であり、その内周面には、係止リング63の径方向内側に突出した係止突起64が設けられており、係止リング63がケーシング55に外嵌された状態において、係止突起64は、貫通孔61からケーシング55の径方向内側に常に突出している。そのため、カバー10の固定リング18と折れ曲げ機構8とを固定する場合において、係止突起64は被係止溝62に係止される。なお、図5で示したカバー10および伸縮ホース14は、図7に示すような側断面形状であってもよい。
ケーシング55の外表面には、その外周を覆う、軟質材で構成された保護カバー65が備えられているため、固定リング18が、掃除中等において床面に接触したときに、床面を傷つける虞を解消できる。
なお、上述の説明では、係止スイッチ56をカバー10の固定リング18に備えており、被係止溝62を第2部材43に備えているが、係止スイッチ56を第2部材43に備えて、被係止溝62を固定リング18に備えてもよい。また、固定部材としての係止スイッチ56および被係止溝62は、カバー10と第2部材43との間に備えるかわりに、カバー10と回動機構5の間に備えてもよい(図8参照)。
また、上述の説明ではホース3と掃除機本体2との間に回動機構5を設けているが、ホース3と操作部4との間に備えてもよい。また、ホース3は操作部4に対して着脱自在であってもよい。また、折れ曲げ機構8を備えているが、折曲ホース13を有していれば、折り曲げ機構8を省略してもスタンド収納状態でホース3をコンパクトに収納可能である。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気掃除機1の右側面図で一部が断面で示された図である。 図1において、伸縮ホース14を収縮させずにスタンド収納した場合における電気掃除機1の右側面図で一部が断面で示された図である。 図1において、伸縮ホース14を収縮させてスタンド収納した場合における電気掃除機1の右側面図で一部が断面で示された図である。 図1において、回動機構5を説明するための、要部右側断面図である。 図1において、ホース3および折れ曲げ機構8が折れ曲がっていないときの、カバー10およびホース3の伸縮ホース14を説明するための要部右側断面図である。 図1において、ホース3および折れ曲げ機構8が折れ曲がっていないときの、ホース3および回動機構5の上面図を、上面視、時計回りの方向へ90°捩じって示した図である。 図5における係止スイッチ56の変形例および保護カバー65を説明するための要部右側断面図である。 変形例として、係止スイッチ56、付勢バネ57および被係止溝62をカバー10と回動機構5との間に備えた態様を説明するための要部右側断面図である。
符号の説明
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 ホース
5 回動機構
10 カバー
14 伸縮ホース
21 弾性ワイヤー
24 ホース皮部
53 強力弾性ワイヤー
54 カバー皮部
56 係止スイッチ
62 被係止溝
63 係止リング

Claims (12)

  1. 電動送風機が内蔵された掃除機本体と、
    一端が前記掃除機本体に接続され、通常時は伸びた状態になっている伸縮部を備えた、可撓性のあるホースと、
    前記ホースの前記一端側に一端が接続され、前記伸縮部の周囲を覆い、前記伸縮部が縮んだときに縮んだ前記伸縮部を収納する円筒形状のカバーと
    を備えていることを特徴とする、電気掃除機。
  2. 電動送風機が内蔵された掃除機本体と、
    一端が前記掃除機本体に接続され、通常時は伸びた状態になっている伸縮部を備えた、可撓性のあるホースと、
    前記ホースの前記一端側に一端が接続され、前記伸縮部の周囲を覆い、前記伸縮部が縮んだときに縮んだ前記伸縮部を収納する円筒形状のカバーと、
    前記ホースの前記一端と前記掃除機本体との間に設けられ、前記掃除機本体に対して、前記ホースの中心軸回りに前記ホースを回動自在に保持している回動機構と
    を備えていることを特徴とする、電気掃除機。
  3. 前記伸縮部は、スパイラル状に巻回された鋼または樹脂の芯線と、前記芯線を覆い円筒を形成する皮部とを備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記カバーは、スパイラル状に巻回された鋼または樹脂の芯線と、前記芯線を覆い円筒を形成する皮部とを備え、可撓性を有し、通常時は縮んだ状態になっていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記伸縮部の前記芯線の巻回方向と、前記カバーの前記芯線の巻回方向とは反対であることを特徴とする、請求項4に記載の電気掃除機。
  6. 前記カバーが伸びたときに縮もうとする力は、前記伸縮部が縮んだときに伸びようとする力よりも強いことを特徴とする、請求項4または5に記載の電気掃除機。
  7. 前記カバーの内周面は、凹凸がない滑らかな面であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の電気掃除機。
  8. 前記伸縮部の外表面は、凹凸がない滑らかな面であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の電気掃除機。
  9. 前記伸縮部の外表面には、皺加工が施されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の電気掃除機。
  10. 前記カバーの他端および前記ホースには、それぞれを着脱自在に固定する固定部材が備えられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電気掃除機。
  11. 前記固定部材は、
    前記カバーの他端および前記ホースのいずれか一方に設けられた係止部と、
    いずれか他方に設けられ、前記係止部に係止され得る環状の被係止溝と、
    を含んでいることを特徴とする請求項10に記載の電気掃除機。
  12. 前記固定部材の、床面に近接する部分は、軟質材で構成されていることを特徴とする請求項10または11に記載の電気掃除機。
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