JP2006346115A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ホース3の伸縮自在な主要ホース14を縮めると、縮められた主要ホース14はカバー10内に収容されるので、主要ホース14の湾曲が解消される。また、ホース3および折れ曲げ機構8は、回動支軸44回りに約180°まで折れ曲がることができ、ホース3をコンパクトに収納できる。また、固定ピン19および切り欠き16により、ホース10と折れ曲げ機構8とが固定され、ストップ溝26およびストップピン27により、操作部4と、約180°まで折れ曲がった折れ曲げ機構8とが固定され、見映え良く電気掃除機1を収納できる。
【選択図】 図4
Description
本発明の目的は、スタンド収納時における、ホースの長さの制御、およびホースの大きな湾曲の抑制を簡易な構成により可能とし、ホースをコンパクトに収納できる電気掃除機を提供することである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ホースの前記操作部近傍に、前記折曲部を約180°まで折り曲げ可能である折れ曲げ機構が設けられ、前記カバーの一端は前記ホースの前記接続部に固定可能で、他端は前記折れ曲げ機構に固定可能であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記カバーの前記一端は前記ホースの前記接続部に固定されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記カバーの前記他端には、他縁に向かって径が拡大するラッパ形状のガイドが設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記カバーの前記他端および前記折れ曲げ機構には、それぞれを着脱自在に固定する固定部材が備えられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記固定部材は、前記カバーの前記他端および前記折れ曲げ機構のいずれか一方に設けられたピンと、いずれか他方に設けられたピン受け溝と、を含んでいることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記固定部材は、前記カバーの前記他端および前記折れ曲げ機構のいずれか一方に設けられた磁石と、いずれか他方に設けられた磁性板または磁石と、を含んでいることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項2〜7のいずれかに記載の発明において、前記折れ曲げ機構には、前記ホースの前記操作部側に位置し、前記ホースの外周を囲む円筒形状の第1部材と、前記第1部材に隣接し、前記第1部材から前記掃除機本体方向へ伸び出ている前記ホースの外周を囲む円筒形状の第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを円筒形状の外側かつ前記ホースの下側において回動自在に連結する回動支軸と、が備えられていることを特徴としている。
この構成によると、ホースの折曲部が折れ曲げ機構により約180°まで折り曲げられた状態が確実に維持される。さらに、スタンド収納状態において電気掃除機に振動等の外力が加わった場合には、その外力をストッパーにて軽減するため、前記のカバーの他端と折れ曲げ機構との固定を外力により外されることを防止する。その結果、電気掃除機の見映えの良いスタンド収納が可能となる。
電気掃除機1には、掃除機本体2、ホース3、折れ曲げ機構8、パイプ6、吸込具7およびカバー10が含まれている。
ホース3は、主要ホース14の後端側に設けられた接続部9により、掃除機本体2へ着脱可能に連結されている。
ホース3の先端側に備えられた操作部4は、ホース3の軸方向に延びるパイプ部17と、パイプ部17から軸方向と交差方向外側へ延び出したグリップ15とを具備している。
ホース3の先端側には、折れ曲げ機構8が備えられている。折れ曲げ機構8は、ホース3の先端側から後端側に向かって、ホース3の外周を囲む円筒形状の第1部材42および第1部材と同形状の第2部材43を備えており、第1部材42と第2部材43とは、回動支軸44により回動自在に連結されている。
操作部4の先端にはパイプ6が連結されている。パイプ6は、操作部4と吸込具7との間を連結する長手の、たとえば樹脂製のパイプである。パイプ6は、その長さ方向ほぼ中央部を境に、先端側(吸込具7が取り付けられた側)パイプ36が後端側(操作部4が接続された側)パイプ35内に同軸上に収納され、長さが可変できるように構成されている。先端側パイプ36の長さ方向途中の下側には、側面視がL字形状の被係止部としてのフック12が備えられている。前述したスタンド収納時には、掃除機本体2の係止部11にフック12が嵌合されることで、図3に示すように、パイプ6は床に対して直立した状態で掃除機本体2に保持される。
なお、パイプ6の後端側パイプ35は、操作部4から取り外し可能であり、操作部4を、吸込具7の接続筒40と直接連結することも可能である。
カバー10は、後端側がホース3の接続部9に固定されている。カバー10の先端側は、スタンド収納時以外の場合においては、主要ホース14の途中まで伸びていて、主要ホース14の後方部を覆っている。カバー10の軸方向の長さは、図4に示した、完全に収縮した状態での主要ホース14の軸方向の長さと同等以上である。カバー10は、柔軟性のある素材で作られており、主要ホース14の撓み運動に追従することができる。
図2Aは、図1に示す電気掃除機1において、ホース3および折れ曲げ機構8が折れ曲がっていないときの、ホース3および折れ曲げ機構8を説明するための右側断面図である。
折れ曲げ機構8には、図2Aに示すように、第1部材42と第2部材43と回動支軸44とが備えられている。折れ曲げ機構8は、第1部材42の先端側にて、回動機構5の後端側と接続されており、また回動機構5の先端側に接続された操作部4とは、回動機構5を介して、互いに軸回りに回動自在に連結される。
さらに、回動支軸44が、ホース3の下側に備えられていることにより、折れ曲げ機構8の第2部材43が、その自重により回動支軸44を中心として鉛直下側に折れ曲がり、ホース3の鉛直下側への折れ曲がりを助長するため、ホース3は確実に鉛直下側へ折れ曲がることができる。
また、図2Bに示すように、折曲ホース13および主要ホース14において、軸方向に螺線を形成する、復元力の高い弾性ワイヤー21と、前記弾性ワイヤー21に沿って布線されたリード線22と、それらの外周および内周を軸方向に覆う外皮24および内皮25とが備えられている。主要ホース14は、通常時の弾性ワイヤー21の螺線ピッチが相対的に広く、ピッチが圧縮された場合にはそのピッチが広がるように形成されている。折曲ホース13は、通常時の弾性ワイヤー21の螺線ピッチが相対的に狭く、ピッチが広げられた場合にはそのピッチが縮まるように形成されている。
また、ホース3の弾性ワイヤー21およびリード線22により電気回路が形成されているので、掃除機本体2と操作部4とは電気的に接続されており、操作部4に設けられた操作スイッチ(図示せず)を操作することにより、掃除機本体2に内蔵された電気送風機(図示せず)等を制御することができる。
そこで、操作部4の先端側、たとえば吸込具7のハウジング39の先端部等を塞いだ状態で掃除機本体2の電気送風機(図示せず)を作動させてホース3内を減圧することにより主要ホース14を縮める。なお、手作業により主要ホース14を縮めても構わない。すると、図4に示すように、縮められた主要ホース14はカバー10内に収容され、ホース3および折れ曲げ機構8は約180°まで折れ曲がり、ホース3をコンパクトに収納できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
2 掃除機本体
3 ホース
4 操作部
6 パイプ
7 吸込具
8 折れ曲げ機構
9 接続部
10 カバー
11 係止部
12 フック
13 折曲ホース
14 主要ホース
16 切り欠き
18 固定リング
19 固定ピン
20 ガイド
21 弾性ワイヤー
22 リード線
24 外皮
25 内皮
26 ストップ溝
27 ストップピン
29 磁石
30 磁性板
42 第1部材
43 第2部材
44 回動支軸
Claims (10)
- 電動送風機が内蔵されており、スタンド収納用の係止部を有する掃除機本体と、
一端に前記掃除機本体との接続部を有し、他端に操作部を有し、通常時は伸びた状態になっている主要部、および操作部の近傍にあって通常時は縮んだ状態になっている折曲部を有する可撓性のあるホースと、
一端が前記操作部に着脱自在に接続されており、他端には吸込具を取り付けることができ、スタンド収納時に前記掃除機本体の前記係止部に係止させる被係止部を有するパイプと、
前記折曲部と前記接続部との間において、前記ホースの前記主要部に外嵌され、前記主要部を縮めたときに縮んだ前記主要部が収納され得る長さを有するカバーと、
を備えていることを特徴とする、電気掃除機。 - 前記ホースの前記操作部近傍に、前記折曲部を約180°まで折り曲げ可能である折れ曲げ機構が設けられ、前記カバーの一端は前記ホースの前記接続部に固定可能で、他端は前記折れ曲げ機構に固定可能であることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記カバーの前記一端は前記ホースの前記接続部に固定されていることを特徴とする、請求項2に記載の電気掃除機。
- 前記カバーの前記他端には、他縁に向かって径が拡大するラッパ形状のガイドが設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の電気掃除機。
- 前記カバーの前記他端および前記折れ曲げ機構には、それぞれを着脱自在に固定する固定部材が備えられていることを特徴とする請求項4に記載の電気掃除機。
- 前記固定部材は、
前記カバーの前記他端および前記折れ曲げ機構のいずれか一方に設けられたピンと、
いずれか他方に設けられたピン受け溝と、
を含んでいることを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。 - 前記固定部材は、
前記カバーの前記他端および前記折れ曲げ機構のいずれか一方に設けられた磁石と、
いずれか他方に設けられた磁性板または磁石と、
を含んでいることを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。 - 前記折れ曲げ機構には、
前記ホースの前記操作部側に位置し、前記ホースの外周を囲む円筒形状の第1部材と、
前記第1部材に隣接し、前記第1部材から前記掃除機本体方向へ伸び出ている前記ホースの外周を囲む円筒形状の第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材とを円筒形状の外側かつ前記ホースの下側において回動自在に連結する回動支軸と、
が備えられていることを特徴とする、請求項2〜7に記載の電気掃除機。 - 前記折れ曲げ機構が約180°に折り曲げられたときに、折り曲げられた状態を維持するためのストッパーを備えていることを特徴とする、請求項8に記載の電気掃除機。
- 前記ホースは、軸方向に螺線を形成する復元力の高い弾性ワイヤーと、前記弾性ワイヤーに沿って布線されたリード線と、それらの外周および内周を軸方向に覆う外皮および内皮とを有し、
前記主要部は、通常時のワイヤーの螺線ピッチが相対的に広く、ピッチが圧縮された場合にはそのピッチが広がるように形成され、
前記折曲部は、通常時のワイヤーの螺線ピッチが相対的に狭く、ピッチが広げられた場合にはそのピッチが縮まるように形成されていることを特徴とする、請求項9に記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
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2005
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