JP2007042297A - 端子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 解除釦のがたつきを抑えることができる端子装置を提供する。
【解決手段】 それぞれ電線が挿入される複数個の電線挿入穴24が設けられたハウジング1と、それぞれハウジング1に収納され電線挿入穴24に挿入された電線が接続される端子部34を有する1個の接地導電ブロック31及び2個の電圧導電ブロック32とを備える。ハウジング1内において、互いに極性の異なる電線が接続される端子部34の間を、端子部34の並ぶ方向に隙間を空けて対向する2枚の仕切り壁12によって仕切るとともに、解除釦25において2枚の仕切り壁12を挟む凸部25dの間隔を、仕切り壁12の互いに背向する面の間隔よりも僅かに大きくした。端子部34間を1枚の仕切り壁12で仕切る場合に比べ、寸法精度の低下を招くことなく解除釦25のがたつきを抑えるとともに、トラッキングの発生を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、速結端子構造の端子部を複数個備える端子装置に関するものである。
従来から、負荷に接続された電線と電源に接続された電線とを容易に接続できるように、図7に示すような端子装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。以下、上下方向は図7を基準とし、図7の左上−右下方向を左右方向と呼び、図7の左下−右上方向を前後方向と呼ぶ。
この端子装置は、それぞれ電線が挿入される複数個の電線挿入口24が設けられたハウジング1を有する。ハウジング1は、合成樹脂成形品からなり収納凹部13が上面に設けられたボディ10と、合成樹脂成形品からなりボディ10に結合して収納凹部13を覆うカバー20とからなる。
また、収納凹部13の底面には、前後方向に長い2枚の仕切り壁12が突設され、収納凹部13は仕切り壁12により、左右に並ぶ3個の収納室13a〜13cに分割されている。
収納室13a〜13cのうち、右端の収納室13aには負荷の接地線が接続されるとともに接地される接地導電ブロック31が収納され、他の2個の収納室13b,13cにはそれぞれ負荷に接続される電線と電源に接続される電線とが接続される電圧導電ブロック32が収納されている。各導電ブロック31,32は、それぞれ電線挿入口24から挿入された電線が接続される端子部34を2個ずつ有する。接地導電ブロック31の端子部34には負荷の接地線が接続され、各電圧導電ブロック32の端子部34には互いに極性の異なる電線が接続される。
各端子部34は、図8(a)に示すように、主片35aの短手方向の一端から上方に突設された側片35bと、側片35bの前端縁から主片35aと同じ側に突設された基部片35cと、基部片35cから後方に突設され後端に向かって上方へ傾斜して上下にばね性を有する鎖錠片35dとを有する。鎖錠片35dの後端縁において側片35bに近い側の端部には切り欠かれて鎖錠縁35eが設けられ、鎖錠片35dの後端縁において切り欠かれていない部位は下方へ曲げられている。また、側片35bの上端部には、中心軸が前後方向に向けられた円筒の一部であって上面を凸とする半円筒形状の案内片35fが鎖錠片35dと同じ側へ突設されている。案内片35fの中心軸は、前方へ向かって上方へ傾斜している。さらに、側片35bには、主片35aと鎖錠片35dとの間に位置する接続片35gを設けてある。接続片35gは前端部が側片35bに連結され、後部は後方へ向かって上方へ傾斜し、上下にばね性を有する。
そして、図8(b)に示すように電線挿入口24から挿入された電線は、接続片35gによって案内片35fに押しつけられて端子部34に接触導通するとともに、鎖錠縁35eが食い込むことによって抜け止めされる(鎖錠される)。つまり、案内片35fが請求項における端子板である。ここで、接続片35gが電線に引っ掛かることがないように、接続片35gの後端部は、電線に接触する上面が凸曲面となるように曲げられている。また、鎖錠された電線37の左右方向への移動は、鎖錠片35dの後端縁に設けられた切り欠きによる段差と、案内片35fの凹曲面とによって規制される。
また、ハウジング1には、それぞれ鎖錠片35dを押圧して鎖錠を解除するための複数個の解除釦25が設けられている。各解除釦25は、それぞれ、U字形状のスリットにより前端を除いてカバー20の他の部位から分離され、カバー20の他の部位に対して上下に揺動可能となっている。
詳しく説明すると、解除釦25は、カバー20の他の部位よりも薄肉に形成されてばね性を有する支持部25aと、支持部25aを介してカバー20の他の部位に対し揺動可能に支持された釦本体25bとを有する。釦本体25bは、図9(a)(b)に示すように、仕切り壁12の上側に位置しカバー20の上面に露出する連結部25cと、連結部25cの左右の端部からそれぞれ下方へ突設された凸部25dとを有し、断面形状が下向きに開口したコ字形状となっている。左側の解除釦25では、各凸部25dが左側の仕切り壁12を挟んだ互いに異なる側において互いに異なる電圧導電ブロック32の鎖錠片35dの上側に位置する。また、右側の解除釦25では、右側の凸部25dが接地導電ブロック31の鎖錠片35dの上側に位置し、左側の凸部25dが1枚の仕切り壁12を挟んで右側の突部25dの反対側に位置する。
電線挿入穴24に挿入された電線37の鎖錠を解除する際には、図9(a)及び図10に示すように例えばマイナスドライバーのような治具43を用いて解除釦25の連結部25cを下方へ押し込めば、図9(b)及び図10の破線で示すように鎖錠片35dが凸部25dにより下方へ押圧されて弾性変形する。すると、鎖錠片35dが案内片35fから離れて鎖錠が解除され、電線37を電線挿入穴24から抜くことができるようになる。ここで、左側の解除釦25は2個の電圧導電ブロック32の鎖錠片35dに跨っているから、左側の解除釦25を押操作すれば電圧側の2個の電線挿入穴24における鎖錠を同時に解除することができる。また、右側の解除釦25を押操作すれば接地側の電線挿入穴24における鎖錠を解除することができる。鎖錠が解除された電線37を引き抜いた後は、解除釦25への押力を解除すれば、解除釦25は支持部25aのばね力により復帰し、鎖錠片35dは自らのばね力により復帰する。
特開2000−243477号公報
ところで、2個の端子部34に対応した左側の解除釦25が押操作されたときに左右に傾くようにがたついた場合、鎖錠の解除に必要な解除釦25の動作幅に対して傾きの程度が大きいと、一方の端子部34の鎖錠のみが解除されて他方の端子部34の鎖錠が解除されない可能性がある。このようなことを防ぎ、解除釦25への1回の押操作で2個の端子部34での鎖錠を確実に解除可能とするには、解除釦25の可動範囲を比較的に大きくする必要があるが、解除釦25の可動範囲を大きくすれば、鎖錠片35dを必要以上に変形させてヘタリを発生させる可能性が生じる。
一方、上記のような解除釦25のがたつきを抑えるには、解除釦25の凸部25dの互いに対向する面が仕切り壁12の左右の面によってガイドされるようにすればよい。これを実現するためには、解除釦25の凸部25d間の距離を仕切り壁12の左右方向の寸法(以下、「幅寸法」と呼ぶ。)に近付け、仕切り壁12の左右の面と凸部25dの互いに対向する面との距離を小さくする必要がある。
しかし、電圧導電ブロック32間の絶縁を確保するためには電圧導電ブロック32間の距離を確保する必要があるため、これらの電圧導電ブロック32の端子部34の鎖錠を同時に解除する左側の解除釦25では、凸部25dの互いに背向する面の距離も確保する必要がある。このため、従来は、左側の解除釦25の凸部25d間の距離が仕切り壁12の幅寸法に対して大きくなり、凸部25dの互いに対向する面と仕切り壁12との間の隙間が大きくなっていた。
凸部25dの互いに背向する面の距離を確保しつつ、凸部25dの間隔を仕切り壁12の幅寸法に近付ける方法としては、凸部25dの幅寸法を大きくする方法や、仕切り壁12の幅寸法を大きくする方法が考えられる。しかし、上記のいずれの方法でも、幅寸法の増大に伴って成形時に発生するヒケやソリが大きくなって寸法精度が低下し、解除釦25が仕切り壁12やカバー20の他の部位に引っかかり鎖錠を円滑に解除できなくなるといったことが起こりやすくなる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、解除釦のがたつきを抑えることができる端子装置を提供することにある。
請求項1の発明は、収納凹部が設けられたボディとボディに結合して収納凹部を覆うカバーとを有しそれぞれ収納凹部に連通し電線が挿入される複数個の電線挿入口が設けられたハウジングと、収納凹部内においてハウジング内の電線挿入口に臨む位置にそれぞれ配置され電線挿入口を通してハウジングに導入された電線が接続される複数個の端子部とを備え、各端子部は、それぞれ、電線挿入口を通してハウジングに導入された電線に接触導通する端子板と、電線挿入口を通してハウジングに導入された電線を端子板との間に鎖錠する鎖錠ばねとを有し、ボディには、互いに極性の異なる電線が接続される端子部の間を仕切る仕切り部が設けられ、仕切り部は、端子部が並ぶ方向に隙間を空けて互いに対向する複数枚の仕切り壁からなり、ハウジング外に露出してハウジング外からの押力を受ける操作部と、操作部が受けた押力を仕切り部を挟んで互いに異なる側の端子部の鎖錠ばねにそれぞれ伝達して鎖錠を解除させる2個の解除部とを有する解除釦を備え、解除釦の解除部間の隙間の幅寸法が、解除部に挟まれた仕切り部の幅寸法よりも僅かに大きいことを特徴とする。
この発明によれば、端子部間の仕切り壁を1枚とする場合と異なり、寸法精度の低下を招くことなく、解除釦の解除部と仕切り壁との間の距離を小さくして解除釦のがたつきを抑えることができる。また、仕切り部を1枚の仕切り壁で構成する場合に比べ、端子部間でのトラッキングの発生を抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、2枚の仕切り壁からなる仕切り部を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、合成樹脂成形品としてカバーに一体化された解除釦を有することを特徴とする。
この発明によれば、解除釦を別部品で構成する場合に比べ、部品点数を削減することができる。
本発明によれば、1個の解除釦で同時に鎖錠を解除される端子部間に、隙間を空けて互いに対向する複数枚の仕切り壁を設けたので、端子部間の仕切り壁を1枚とする場合と異なり、寸法精度の低下を招くことなく、解除釦の解除部と仕切り壁との間の距離を小さくして解除釦のがたつきを抑えることができる。また、仕切り部を1枚の仕切り壁で構成する場合に比べ、端子部間でのトラッキングの発生を抑えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、図2(a)(b)に示すように、それぞれ電線37(図(b)参照)が挿入される複数個(図では8個)の電線挿入口24が設けられたハウジング1を有する。以下、上下方向は図2(a)を基準とし、図2(a)の左下−右上方向を左右方向、図2(a)の右下−左上方向を前後方向として説明する。
ハウジング1は、前後に並べて設けられた2組の電源端子台2,3と、電源端子台2,3の後側に設けられた1組の負荷端子台4とを有する。2組の電源端子台2,3のうちの一方は電源からの電線を接続するために設けられ、他方は送り配線用の電線を接続するために設けられている。通常は前側の電源端子台2に電源からの電線を接続し、後側の電源端子台3に送り配線用の電線を接続する。各電源端子台2,3は、それぞれ最も上下の幅寸法が大きくなる位置から前後に向かってそれぞれ上下の幅寸法が小さくなるように上面が傾斜しており、電線挿入口24は、前向きの傾斜面に左右に3個並べて設けられている。電線挿入口24のうち、右側の1個の電線挿入口24には接地線が挿入され、左側の2個の各電線挿入口24には互いに極性の異なる電線が挿入される。負荷端子台4は、左側の2個の電線挿入口24の後側に設けられている。
また、ハウジング1は、図3に示すように、合成樹脂成形品からなり上面に収納凹部13が設けられたボディ10と、合成樹脂成形品からなりボディ10に結合して収納凹部13を覆いハウジング1の上面を構成するカバー20とからなる。カバー20は、下方から見てボディ10を囲む周壁を有する。カバー20の前側と後側の周壁にはそれぞれ組立穴21が貫設され、ボディ10の前面と後面とにはそれぞれ組立爪11が突設されており、各組立爪11がそれぞれ組立穴21に係合することにより、ボディ10とカバー20とは結合している。各電線挿入口24はそれぞれカバー20に設けられており、ボディ10とカバー20とが結合した状態では収納凹部13に連通する。また、各電線挿入口24の上側の壁の前端部には、それぞれ上下に開放された切り欠き24aを設けてあり、これによって電線挿入口24への電線37の挿入がより容易となっている。
さらに、それぞれ照明器具などの器具本体(図示せず)にハウジング1を取り付けるための脚片27を、カバー20の前後の各端面においてそれぞれ左右に対向させて2枚ずつ突設してある。各脚片27はそれぞれ下方に向かって間隔を狭くする方向に傾斜している。各脚片27はそれぞれボディ10よりも下方へ突出しており、この突出する部位には、フック27aが左右の外向きに突設されている。フック27aの突出寸法は上方へ向かって大きくなっている。ハウジング1を照明器具の器具本体に取り付ける際には、各脚片27を互いに近付く方向に弾性変形させながら、器具本体に貫設された取付穴(図示せず)に挿入すると、各フック27aがそれぞれ取付穴を貫通したときに各脚片27がそれぞれ復帰して各フック27aが器具本体に引掛かることによってハウジング1が器具本体に固定される。また、ボディ10の下面には、器具本体に設けられた穴(図示せず)に挿入される10aが突設されている。
また、図4に示すように、収納凹部13は、内底面から上方へ突設された前後方向に長い仕切り壁12により、左右に並ぶ3個の収納室13a〜13cに分割されている。ここで、互いに隣接する収納室13a〜13cの間には、それぞれ収納室13a〜13cが並ぶ左右方向に隙間を空けて互いに対向する2枚ずつの仕切り壁12が設けられている。
収納室13a〜13cのうち、右端の収納室13aには接地導電ブロック31が収納され、他の2個の収納室13b,13cにはそれぞれ電圧導電ブロック32が収納されている。2個の電圧導電ブロック32は、左右方向において互いに対称な形状となっている。
接地導電ブロック31及び各電圧導電ブロック32は、それぞれ、前後に長く収納凹部13の底面に載置される主片35aと、主片35aの上側に前後に2個並べて設けられた端子部34とを有する。また、接地導電ブロック31には、ボディ10に設けられた切り欠き10bを通じてハウジング1外に露出する接地片(図示せず)が設けられており、接地片が例えば金属製の器具本体に接触導通することにより接地導電ブロック31は接地される。さらに、電圧導電ブロック32の主片35aの後側には、負荷接続部33が設けられている。負荷接続部33は、主片35aの後端から上方へ突設された連結片33a(図5(b)参照)と、連結片33aの上端から後方へ突設された端子片33bと、端子片33bの後端から上方へ突設された下向きU字形状の導入片33cと、導入片33cから切り起こされて上端が導入片33cに連結され下方へ向かって後方へ傾斜した鎖錠片33dとを備える。鎖錠片33dは負荷端子台4の後面に設けられた電線挿入穴15に臨んでいる。電線挿入穴15に挿入された電線は、鎖錠片33dの先端と端子片33bとの間に挟まれる形で電圧導電ブロック32に接触導通し、鎖錠片33dの先端が食い込むことによって抜け止めされる(鎖錠される)。
各電圧導電ブロック32の各端子部34には、電圧導電ブロック32に応じて異なる極性の電線37が接続される。つまり、電圧導電ブロック32に挟まれた2枚の仕切り壁12が仕切り部が構成している。なお、各端子部34の構造はそれぞれ従来例と共通であるので、端子部34については対応する部分に同じ符号を付し詳細な図示並びに説明を省略する。
また、各電源端子台2,3には、図5(a)(b)に示すように、それぞれ鎖錠片35dを押圧して鎖錠を解除するための解除釦25が2個ずつ設けられている。各解除釦25は、それぞれ、カバー20において電源端子台2,3の上面の後向きの傾斜面を構成する部位に設けられ、U字形状のスリットにより前端を除いてカバー20の他の部位から分離され、後端部をカバー20の他の部位に対して上下に揺動させることができる構造になっている。
詳しく説明すると、解除釦25は、前端がカバー20の他の部位に連結されカバー20の他の部位よりも薄肉に形成されてばね性を有する支持部25aと、支持部25aの後端に連結され支持部25aを介してカバー20の他の部位に対して揺動自在に支持された釦本体25bとを有する。釦本体25bは、図1(a)(b)に示すように、仕切り壁12の上側に位置しハウジング1の上面に露出する連結部25cと、連結部25cの左右の端部からそれぞれ下方へ突設された凸部25dとを有し、断面形状が下向きに開口したコ字形状となっている。左側の解除釦25では、各凸部25dが2枚の仕切り壁12を挟んだ反対側において互いに異なる電圧導電ブロック32の鎖錠片35dの上側に位置する。また、右側の解除釦25では、右側の凸部25dが接地導電ブロック31の鎖錠片35dの上側に位置し、左側の凸部25dが1枚の仕切り壁12を挟んで右側の突部25dの反対側に位置する。
電線挿入穴24に挿入された電線37の鎖錠を解除する際には、図6(a)に示すように例えばマイナスドライバーのような治具43を用いて釦本体25bの連結部25cを下方へ押し込めば、図6(b)に示すように鎖錠片35dが凸部25dにより下方へ押圧されて弾性変形する。すると、鎖錠片35dが案内片35fから離れて鎖錠が解除され、電線37を電線挿入穴24から抜くことができるようになる。つまり、凸部25dが請求項における解除部であり、連結部25は請求項における操作部である。ここで、左側の解除釦25は2個の電圧導電ブロック32の鎖錠片35dに跨っているから、左側の解除釦25を押操作すれば電圧側の2個の電線挿入穴24における鎖錠を同時に解除することができる。また、右側の解除釦25を押操作すれば接地側の電線挿入穴24における鎖錠を解除することができる。鎖錠が解除された電線37を引き抜いた後は、解除釦25への押力を解除すれば、解除釦25は支持部25aのばね力により復帰し、鎖錠片35dは自らのばね力により復帰する。
ところで、右側の解除釦25の凸部25d間の距離は、凸部25dに挟まれた仕切り壁12の幅寸法よりも僅かに大きくしてあり、左側の解除釦25の凸部25d間の距離(すなわち、凸部25d間の隙間の幅寸法)は、凸部25dに挟まれた2枚の仕切り壁12の互いに背向する面の間の距離(すなわち、仕切り部の幅寸法)よりも僅かに大きくしてある。従って、各凸部25dの互いに対向する面がそれぞれ仕切り壁12にガイドされることになり、釦本体25bの左右に傾くようながたつきが抑えられるから、解除釦25の操作がしやすくなっている。
また、釦本体25bの下方への可動範囲は、連結部25cの下面が仕切り壁12の上端面に当接する位置までに規制されている。ここで、釦本体25bの下方への可動範囲は、鎖錠片35dにヘタリが発生しない程度に小さくしてある。
上記構成によれば、1個の解除釦25で同時に鎖錠を解除される端子部34間に、隙間を空けて互いに対向する2枚の仕切り壁12を設けたので、端子部34間の仕切り壁12を1枚とする場合と異なり、成形時のヒケやソリによる寸法精度の低下を招くことなく、凸部25dと仕切り壁12との間の距離を小さくして解除釦25のがたつきを抑えることができる。
ところで、発明が解決すべき課題で述べたように、解除釦25が左右に傾くようにがたつく可能性がある場合には、解除釦25の可動範囲が小さいと解除釦25への1回の押操作で2個の端子部34での鎖錠を確実に解除することができないため、解除釦25の可動範囲を比較的に大きくする必要があり、これに伴って、鎖錠片35dを必要以上に変形させてヘタリを発生させる可能性もある。これに対し、本実施形態では、解除釦25のがたつきが抑えられることにより、解除釦25への1回の押操作によって2個の端子部34での鎖錠が確実に解除されるように確保すべき解除釦25の可動範囲が小さくなり、端子装置の小型化が可能となる。また、鎖錠片35dを必要以上に変形させることがないから、鎖錠片35dのヘタリも発生しにくい。
また、互いに隣り合う収納室13a〜13cの間が、隙間を空けて対向する2枚の仕切り壁12によって仕切られているから、1枚の仕切り壁12によって仕切る場合に比べてトラッキングの発生を抑えることができる。
さらに、解除釦25がカバー20に合成樹脂成形品として一体に形成されているから、解除釦25を別体の部品で構成する場合に比べて部品点数が減少する。
本発明を示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)(b)は互いに異なる方向から見た同上を示す斜視図であり、(b)は(a)における左上方向から見た状態を示す。 同上を示す分解斜視図である。 同上においてカバーを除いた分解斜視図である。 同上を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 同上の要部を示す図10のC−C断面図であり、(a)は解除釦に押力が加わる前の状態を示し、(b)は解除釦に押力が加わった後の状態を示す。 従来例を示す分解斜視図である。 同上における各導電ブロックの端子部を示す斜視図であり、(a)は電線が接続されていない状態、(b)は電線が接続された状態を示す。 同上の要部を示す図10のC−C断面図であり、(a)は解除釦に押力が加わる前の状態を示し、(b)は解除釦に押力が加わった後の状態を示す。 同上の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
10 ボディ
12 仕切り壁
13 収納凹部
13a〜13c 収納室
20 カバー
24 電線挿入穴
25 解除釦
25d 凸部
34 端子部
35d 鎖錠片
35f 案内片
37 電線

Claims (3)

  1. 収納凹部が設けられたボディとボディに結合して収納凹部を覆うカバーとを有しそれぞれ収納凹部に連通し電線が挿入される複数個の電線挿入口が設けられたハウジングと、収納凹部内においてハウジング内の電線挿入口に臨む位置にそれぞれ配置され電線挿入口を通してハウジングに導入された電線が接続される複数個の端子部とを備え、
    各端子部は、それぞれ、電線挿入口を通してハウジングに導入された電線に接触導通する端子板と、電線挿入口を通してハウジングに導入された電線を端子板との間に鎖錠する鎖錠ばねとを有し、
    ボディには、互いに極性の異なる電線が接続される端子部の間を仕切る仕切り部が設けられ、仕切り部は、端子部が並ぶ方向に隙間を空けて互いに対向する複数枚の仕切り壁からなり、
    ハウジング外に露出してハウジング外からの押力を受ける操作部と、操作部が受けた押力を仕切り部を挟んで互いに異なる側の端子部の鎖錠ばねにそれぞれ伝達して鎖錠を解除させる2個の解除部とを有する解除釦を備え、
    解除釦の解除部間の隙間の幅寸法が、解除部に挟まれた仕切り部の幅寸法よりも僅かに大きいことを特徴とする端子装置。
  2. 2枚の仕切り壁からなる仕切り部を有することを特徴とする請求項1記載の端子装置。
  3. 合成樹脂成形品としてカバーに一体化された解除釦を有することを特徴とする請求項1又は2記載の端子装置。
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