JP2007041059A - 現像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理槽の液面から引き上げた印画紙の不適正な処理の進行を抑制して適正な処理を行う現像処理装置を構成する。
【解決手段】 各処理槽の液面より上方で印画紙Pを搬送するためのフィードラック34と、複数のクロスオーバラック35と、スクイズラック36とにノズルNを備え、このノズルNから印画紙Pに対して処理液を噴出することにより、処理を促進すると同時に、印画紙Pの感光面に処理液の膜を形成して、酸素との接触を阻止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、処理液に浸漬して感光材料の処理を行う複数の処理槽を備え、前記感光材料を処理槽の液面から引き上げて次の処理槽に送り込む現像処理装置に関する。
上記のように構成された現像処理装置として特許文献1に記載されるものが存在する。つまり、処理槽として発色現像槽と漂白定着処理槽と複数の水洗槽とを備え、処理槽の液面から引き上げた感光材料を次の処理槽に搬送するクロスオーバラックを、隣接する処理槽同士の間に配置している。このクロスオーバラックには感光材料を圧着して搬送する搬送ローラを備えており、発色現像処理槽を通過した感光材料を引き上げ、搬送ローラ対での搬送により、次の漂白定着処理槽に送り出している。
特開2003‐15267号公報 (段落番号〔0011〕〜〔0016〕、図3)
処理液に浸漬した感光材料を、その処理槽の処理液の液面から引き上げて次の処理槽の処理液に送り込む搬送形態の現像処理装置では、処理液から感光材料を引き上げた際には、その感光材料に付着している処理液が作用し続けることにより、僅かであるが処理が進行する。しかしながら、感光材料に付着した処理液は空気と接触することにより、酸化し、処理液本来の処理が行われないこともある。また、発色現像処理液の液面から引き上げた直後の印画紙を考えると、その感光面(乳剤面)は活性状態にあるため、空気と接触することによって空気中の酸素と反応して不適正な発色に繋がることも考えられている。
発色現像処理液に限らず、処理液から引き上げた感光材料に処理液が付着する現象は避けることができず、前述のように処理液本来の処理が行われない場合には、感光材料に適正な濃度が得られないことや、適正な発色を得られないこともあり改善の余地がある。
また、複数の処理槽に対して感光材料を順次搬送するものでは、処理槽の液面から引き上げた状態の感光材料の処理は殆ど停止した状態にあるため(処理液が付着している場合には、僅かであるが処理は進行する)、このように液面で離間した空間に対して感光材料を搬送するものでは、その搬送時間が無駄になり、処理時間の短縮を阻害しているのが現状である。
本発明の目的は、処理槽の液面から引き上げた感光材料の不適正な処理の進行を抑制して適正な処理を行う現像処理装置を構成する点にある。
本発明の特徴は、処理液に浸漬して感光材料の処理を行う複数の処理槽を備え、前記感光材料を処理槽の液面から引き上げて次の処理槽に送り込む現像処理装置において、
前記処理槽の液面に送り込まれる以前の感光材料、及び、前記処理槽の液面から送り出された感光材料と空気中の酸素との接触で酸化する現象を阻止する酸化阻止手段を備えた点にある。
この構成により、処理槽の液面より上方に位置する感光材料が空気中の酸素と接触する現象を酸化阻止手段が阻止するため、例えば、処理槽の液面から引き上げられた感光材料のように処理液が付着したものであっても、感光材料の不適正な処理が抑制される。その結果、処理槽の液面より上方に位置する感光材料の適正な処理を行う現像処理装置が構成された。
本発明は、前記酸化阻止手段が、前記処理槽の液面に送り込まれる以前の感光材料に対して、その感光材料が送り込まれる処理槽の処理液を噴出する噴出機構と、前記処理槽の液面から送り出された感光材料に対して、その感光材料が送り出された処理槽の処理液を噴出する噴出機構とを備えても良い。
この構成により、感光材料が処理液の液面に送り込まれる以前に処理液を噴出することにより、その感光材料が液面に達する以前の早期に処理を開始すると同時に、感光材料と空気との接触を阻止することが可能となり、また、感光材料が送り出された後に処理液を噴出することにより、その感光材料が液面から送り出された後にも処理を継続させると同時に、感光材料と空気との接触を阻止することが可能となる。
本発明は、前記酸化阻止手段が、前記各処理槽の液面より上方に位置する空間に不活性ガスを充填する充填機構で構成しても良い。
この構成により、処理槽の液面より上方に位置する空間から空気を排除して感光材料に不活性ガスが接触するため、感光材料に処理液が付着していても酸化による不適正な処理が行われることがない。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1に示すように、暗箱構造の筐体1の内部に露光ブロックAと現像ブロックBとを配置すると共に、筐体1の端部位置に乾燥ブロックCを配置してペーパープロセッサーが構成されている。このペーパープロセッサーは、デジタルミニラボと称せられる現像処理装置の印画紙自動現像部として構成されたものであり、前記露光ブロックAにおいて感光材料としての印画紙Pに対して画像データの露光を行い、前記現像ブロックBにおいて前記露光ブロックAからの印画紙Pの現像処理を行い、前記乾燥ブロックCにおいて前記現像ブロックBからの印画紙Pの乾燥処理を行い、この乾燥処理後の印画紙Pを筐体上部の排出部2から筐体外のコンベア3上に排出する作動を行う。
図面には示していないが、このペーパープロセッサーは、プリントサイズやプリント枚数等のオーダ情報と画像データとを取得するオペレートユニットに接続している。このオペレートユニットはフィルムスキャナで写真フィルムから取得した画像データ、あるいは、メディアドライブでフラッシュメモリやCD−R等のメディアから取得した画像データに対して必要な補正を行うことや、トリミングを行い、このように補正や加工後の画像データとオーダ情報とをペーパープロセッサーに伝送するように構成されている。
前記露光ブロックAは、下部に2つの印画紙マガジンMを配置すると共に、上部位置に露光ヘッドHと、この露光ヘッドHと制御ユニットGとを配置している。前記制御ユニットGは、このペーパープロセッサーでの前記印画紙Pの搬送と、露光ブロックAでの露光の制御を行う。
この露光ブロックAでは、印画紙マガジンM、Mの一方に収納したロール状の印画紙Pを圧着型のアドバンスローラ11で引き出し、カッターユニット12でプリントサイズに切断し、このように切断された印画紙Pの裏面側に印字ヘッド13によって必要な情報をプリントし、この後、印画紙Pを挟持搬送するチャックユニット14によって露光経路に送り込む。
前記露光経路では、前記チャックユニット14からの印画紙Pを受け取り、複数の露光搬送ローラ15で上方(副走査方向)に搬送しながら露光位置において前記露光ヘッドHからのレーザビームで主走査方向に走査する形態で露光を行う。
この露光ヘッドHとして、レーザビームを走査する形態で露光を行うもの以外に、PLZTシャッタ方式、液晶シャッタ方式、蛍光ビーム方式、FOCRT方式、或いは、DMD方式を用いることができる。
この露光経路で露光を終えた印画紙Pを前搬送経路の複数の圧着ローラ16で搬送方向を水平方向に変換して送り出し、振り分け部の2つのチャッカー17の何れかでチャックし、2列の振り分け経路に振り分けて送り出し、更に、後搬送経路の複数の圧着ローラ18の搬送によって前記現像ブロックBに送り込む。
前記振り分け部では予め設定されたサイズより小さいサイズの印画紙Pを、前述した2列の振り分け経路に振り分ける振り分けモードと、振り分けずに単列で送り出す単列モードとでの搬送を行えるように構成されている。また、前記予め設定されたサイズより大きいサイズの印画紙Pを搬送する際には自動的に単列モードを選択して、前記2つのチャッカー17で印画紙Pの幅方向の両端をチャックして搬送するように制御形態が設定されている。
前記乾燥ブロックCは、現像ブロックBから送り出される印画紙Pに対してヒータで加熱された空気を供給するブロワ5と印画紙Pを圧着して搬送する複数の搬送ローラ6を備えている。
〔処理槽〕
図1及び図2に示すように、前記現像ブロックBは前記印画紙Pの搬送方向で上流側から下流側に向けて、発色現像処理液(CD)を貯留する1つの発色現像処理槽21、漂白定着処理液(BF)を貯留する1つの漂白定着処理槽22、及び、安定処理液(STB)を貯留する4つの安定処理槽23A、23B、23C、23Dを、この順序で備えている。
尚、4つの安定処理槽23A、23B、23C、23Dを安定処理槽23と総称し、この安定処理槽23と発色現像処理槽21と漂白定着処理槽22を併せて処理槽と総称する。更に、発色現像処理液(CD)と漂白定着処理液(BF)と安定処理液(STB)とを処理液と総称する。
図面には示していないが、発色現像処理槽21、漂白定着処理槽22、4つの安定処理槽23A、23B、23C、23D夫々の側部位置には、夫々と処理液が循環するサブタンクを備えており、このサブタンクにおいて処理液の液面の管理、処理液の補給、処理液の温度制御を行うように構成されている。このサブタンクでの液面管理により、これらの処理槽の液面レベルLが略等しいレベルに維持される。
尚、処理液の液面レベルLを管理する場合、前記発色現像処理槽21、漂白定着処理槽22については、対応するサブタンクに対して発色現像処理液(CD)、漂白定着処理液(BF)を補充することになるが、4つの安定処理槽23A、23B、23C、23Dについては、印画紙Pの搬送方向で最も下流側の安定処理槽23Dに対応するサブタンクにのみ安定処理液(STB)を補充し、オーバフローさせる形態で、このサブタンクから搬送方向での上流側のサブタンクに安定処理液(STB)を順次送り、補充する制御形態となる。
前記発色現像処理槽21、漂白定着処理槽22、4つの安定処理槽23A、23B、23C、23D夫々には処理液中に印画紙Pを搬送するように複数の搬送ローラ31を有した液中ラック32を備えている。前記露光ブロックAからの印画紙Pを発色現像処理槽21に送り込むフィードラック34を備えている。
また、発色現像処理槽21の発色現像処理液(CD)の液面から引き上げられた印画紙Pを次の漂白定着処理槽22に送り込む部位、漂白定着処理槽22の漂白定着処理液(BF)の液面から引き上げられた印画紙Pを次の安定処理槽23Aに送り込む部位、安定処理槽23Aの安定処理液(STB)の液面から引き上げられた印画紙Pを次の安定処理槽23Bに送り込む部位、安定処理槽23Bの安定処理液(STB)の液面から引き上げられた印画紙Pを次の安定処理槽23Cに送り込む部位、安定処理槽23Cの安定処理液(STB)の液面から引き上げられた印画紙Pを次の安定処理槽23Dに送り込む部位にクロスオーバラック35を備えている。この5つのクロスオーバラック35を、印画紙Pの搬送方向に沿って35A、35B、35C、35D、35Eと称する。
更に、印画紙Pの搬送方向での後端に位置する安定処理槽23Dからの印画紙Pを送り出す位置にスクイズラック36を備えている。尚、前記フィードラック34、5つのクロスオーバラック35、及び、スクイズラック36は対応する各処理槽に対して着脱自在に備えられている。
この現像ブロックBでは、各処理槽の液中ラック32において搬送される印画紙Pの感光面(乳剤面)が外向き(処理槽の内壁面に向かう側)に設定されているため、前記クロスオーバラック35で搬送される印画紙Pの感光面が下向きとなる。
前記フィードラック34には前記印画紙Pを搬送する複数の圧着型の供給ローラ41を備えている。前記複数のクロスオーバラック35は、先の処理槽から印画紙Pを引き上げる圧着型の導入ローラ42と、この導入ローラ42からの印画紙Pの方向転換を行うように上向きに凸となるガイド43と、このガイド43からの印画紙Pを次の処理槽に送り出す圧着型の排出ローラ44とを備えている。前記スクイズラック36には印画紙Pに付着した安定液をスクイズにより除去し、印画紙Pの搬送方向で終端位置の安定処理槽23D戻すためのスクイズローラ45を有している。
図面には示していないが、液中ラック32の搬送ローラ31と、前記フィードラック34の供給ローラ41と、クロスオーバラック35の導入ローラ42及び排出ローラ44と、スクイズラック36のスクイズローラ45とは搬送用のモータからの駆動力によって同期駆動される。
〔ノズル〕
本発明の現像ブロックBでは、フィードラック34と、4つのクロスオーバラック35とスクイズラック36とに噴出機構としてのノズルN(後述する2種のノズルの総称)を備え、夫々のノズルNから印画紙Pに処理液を噴出することにより、各処理槽の処理液の液面より上方に位置する印画紙Pが空気中の酸素に接触する不都合を解消するように構成されている。
図2及び図3に示すように、前記フィードラック34には前記発色現像処理槽21に送り込まれる印画紙Pに発色現像処理液(CD)を噴出するプレスプレーノズルNPを備えている。前記クロスオーバラック35A、35B、35C、35D、35Eには先の処理槽の液面から引き上げた印画紙Pに先の処理液を噴出するアフタースプレーノズルNAと、次の処理槽に送り込む印画紙Pに次の処理液を噴出するプレスプレーノズルNPを備えている。前記スクイズラック36には前記安定処理槽23Dの液面から引き上げた印画紙Pに安定処理液(STB)を噴出するアフタースプレーノズルNAを備えている。尚、アフタースプレーノズルNAとプレスプレーノズルNPとをノズルNと称する。
前記2種のノズルNの下方位置には、印画紙Pに噴出した処理液を処理槽に戻す傾斜姿勢のガイド部Tを形成している。前記ノズルNは印画紙Pの幅方向に沿う姿勢のパイプ材に多数の噴出孔を形成した構造を有しており、その両端部がラック本体に支持されている。
前記フィードラック34に備えたプレスプレーノズルNPと、前記クロスオーバラック35Aに備えたアフタースプレーノズルNAとに対して、発色現像処理槽21の発色現像処理液(CD)を吸引し、加圧供給するポンプ50を備えている。また、前記クロスオーバラック35Aに備えたプレスプレーノズルNPと、次のクロスオーバラック35Bに備えたアフタースプレーノズルNAとに対して、漂白定着処理槽22の漂白定着処理液(BF)を吸引し、加圧供給するポンプ50を備えている。
前記クロスオーバラック35B、35C、35Dに備えたプレスプレーノズルNPと、次のクロスオーバラック35C、35D、35Eに備えたアフタースプレーノズルNAとに対して前記安定処理槽23A、23B、23Cの安定処理液(STB)を吸引し、加圧供給するポンプ50を備えている。更に、前記クロスオーバラック35Eに備えたプレスプレーノズルNPと、前記スクイズラック36に備えたアフタースプレーノズルNAとに対して、前記安定処理槽23Dの安定処理液(STB)を吸引し、加圧供給するポンプ50を備えている。
このように各ラックに備えたプレスプレーノズルNPと、アフタースプレーノズルNAと、これらのノズルNに処理液を加圧供給するポンプ50とで本発明の酸化阻止手段が構成されている。
この構成から、露光ブロックAでの露光処理を終えた印画紙Pが現像ブロックBに送り込まれた場合には、その印画紙Pは、フィードラック34の供給ローラ41によって発色現像処理槽21に送り込まれ、この発色現像処理槽21から漂白定着処理槽22、4つの安定処理槽23A、23B、23C、23Dに順序搬送されて現像処理が行われる。
また、この搬送時には発色現像処理槽21に印画紙Pを搬送する際にフィードラック34に備えたプレスプレーノズルNPから発色現像処理液(CD)を噴出し、クロスオーバラック35AのアフタースプレーノズルNAから発色現像処理液(CD)を噴出することにより搬送経路での発色現像処理時間を可能にする。また、漂白定着処理槽22に印画紙Pを搬送する際にクロスオーバラック35AのプレスプレーノズルNPから漂白定着処理液(BF)を噴出し、クロスオーバラック35BのアフタースプレーノズルNAから漂白定着処理液(BF)を噴出することにより搬送経路での漂白定着処理時間を可能にする。
更に、安定処理槽23A、23B、23C、23Dに印画紙Pを搬送する際にクロスオーバラック35B、35C、35D、35EのプレスプレーノズルNPから安定処理槽23A、23B、23C、23Dの漂白定着処理液(BF)を噴出し、クロスオーバラック35B、35C、35D、及び、スクイズラック36のアフタースプレーノズルNAから漂白定着処理液(BF)を噴出することにより搬送経路での漂白定着処理時間を可能にする。
特に、ノズルNから印画紙Pに処理液を噴出することにより、印画紙Pの感光面に処理液の膜を形成して空気との接触を阻止し、また、このように印画紙Pに噴出した処理液は下方のガイド部Tから処理槽に戻される。
このように、本発明によると、処理槽の液面より上方に位置する印画紙Pに対してノズルNから印画紙Pの感光面に対して処理液を噴出することにより、印画紙Pの処理を促進すると同時に、印画紙Pの感光面に処理液の膜を形成することで、感光面が空気中の酸素と接触する現象を阻止するため、例えば、処理槽の液面から引き上げられた印画紙Pのように処理液が付着したものであっても、印画紙Pの不適正な処理を抑制している。また、処理槽の液面の上方での処理も可能にするため、処理槽の容量を低減して装置全体の小型化を実現するばかりでなく、処理時間の短縮も実現するものになっている。
〔別実施の形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
(a)図4に示すように、現像ブロックBの各処理槽の上方のフィードラック34、クロスオーバラック35、スクイズラック36の部位を他の部位を隔絶するように各部に隔壁61を形成し、この現像ブロックBに対して前記露光ブロックAから印画紙P送り込まれる部位、及び、この現像ブロックBから乾燥ブロックCに対して印画紙Pが送り出される部位に印画紙Pの通過を許し、気体の流通を阻止するシール機構62を形成することにより、各処理槽の液面から上方において印画紙Pが搬送される部位を密封する空間Rを形成する。
前記空間Rに対してタンク63に貯留した窒素ガス等の不活性ガスを電磁バルブ64を介して供給する充填機構(酸化阻止手段の一例)を備え、更に、この空間Rの酸素濃度を計測するセンサ65を備え、このセンサ65からのフィードバック信号に基づいて前記制御ユニットGが電磁バルブ64を制御する制御系を構成する。不活性ガスとして窒素ガスを例に挙げたが、この不活性ガスとして酸化を阻止するものであれば良く、この不活性ガスとしてアルゴンやネオン等のガス用いることも可能である。
この制御ユニットGの制御形態を、前記空間Rの酸素濃度を設定された値より低い値に維持するように設定することにより、印画紙Pの現像処理を行う際には、印画紙Pと空気中の酸素とが接触することに起因する酸化現象を阻止して、適正な現像処理を実現するのである。
(b)実施形態に記載したように処理槽の処理液を印画紙Pに噴出した後に、処理槽に戻すのではなく、トレイ等で受けて廃液として送り出すように構成しても良い。このように構成することにより、噴出することにより酸素と触れて酸化した処理液を処理槽に戻さずに済み、一層適正な処理を可能にする。
(c)感光材料として写真フィルムを用いる現像処理装置に適用する。
ペーパープロセッサーの縦断正面図 クロスオーバラックでの印画紙の搬送経路を示す断面図 各ノズルに対する処理液の供給構造を模式的に示す図 別実施の形態(a)のペーパープロセッサーの縦断正面図
符号の説明
N 噴出機構:ノズル
P 感光材料

Claims (3)

  1. 処理液に浸漬して感光材料の処理を行う複数の処理槽を備え、前記感光材料を処理槽の液面から引き上げて次の処理槽に送り込む現像処理装置であって、
    前記処理槽の液面に送り込まれる以前の感光材料、及び、前記処理槽の液面から送り出された感光材料と空気中の酸素との接触で酸化する現象を阻止する酸化阻止手段を備えている現像処理装置。
  2. 前記酸化阻止手段が、前記処理槽の液面に送り込まれる以前の感光材料に対して、その感光材料が送り込まれる処理槽の処理液を噴出する噴出機構と、前記処理槽の液面から送り出された感光材料に対して、その感光材料が送り出された処理槽の処理液を噴出する噴出機構とを備えている請求項1記載の現像処理装置。
  3. 前記酸化阻止手段が、前記各処理槽の液面より上方に位置する空間に不活性ガスを充填する充填機構で構成されている請求項1記載の現像処理装置。
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