JP2007040775A - セラミックス管リーク検査冶具およびセラミックス管リーク検査装置 - Google Patents

セラミックス管リーク検査冶具およびセラミックス管リーク検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 セラミックス管を容器内に容易に設置することができるリーク検査冶具を提供することを目的とする。
【解決手段】 長尺状のセル管20を収容する容器5と、容器5の端部に固定されるとともに、セル管20の端部に連結されてセル管20内の流路との間でガス流路を形成する接続継手14とを備え、セル管20の壁部を通過してリークしたリークガスを検出してセル管20のリークを検査するリーク検査装置に用いるリーク検査冶具1において、接続継手14は、セル管20の端部に直列に気密状態で取り付けられ、可撓性を有する連結チューブ14bを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、セラミックス管のリーク検査冶具およびリーク検査装置に関するものである。
例えば、円筒形SOFC(Solid Oxide
Fuel Cell:固体酸化物燃料電池)には、長尺とされた円筒状の燃料電池セル管(セラミックス管)が多数用いられる。
図3には、円筒型SOFCに用いる燃料電池セル管(以下、単に「セル管」という。)20の部分断面斜視図が示されている。
セル管20は、基体管21の外表面に複数のセル25が軸線方向に並べられて形成された構成とされている。セル25は、燃料極膜22、電解質膜23及び空気極膜24から構成される。各セル25間には、インタコネクタ26が設けられている
基体管21は、例えば直径約30mm、長さ約1500mmの長尺状とされたドーナツ状の横断面を有する多孔質のセラミック管である。基体管21は、例えば、カルシア安定化ジルコニアやイットリア安定化ジルコニアで形成されている。
セル25は、水素又は一酸化炭素を含む燃料ガスを燃料極膜22(アノード電極)に供給し、かつ酸素を含む酸化剤ガスを空気極膜24(カソード電極)に供給することにより、電解質膜23の両端に起電力が発生し、さらに外部負荷へ接続することにより水又は二酸化炭素を合成しながら電気が流れるようになっている。
燃料極膜22は、例えば、ニッケル/イットリア安定化ジルコニアで形成されている。電解質膜23は、例えば、イットリア安定化ジルコニアで形成されている。空気極膜24は、例えば、ランタンマンガネートで形成されている。
インタコネクタ膜26は、隣り合うセル25同士を電気的に接続する。インタコネクタ膜26は、例えば、ランタンクロマイトで形成されている。
セル25は、基体管21の外周に次のように形成される。先ず、基体管21の長手方向に所定間隔ごとに、所定幅で、例えばスクリーン印刷によって基体管21の燃料極膜22が形成される。次に、その上に少し長手方向にずらした位置に、同様に所定間隔、所定幅で、電解質膜23が形成される。続いて、隣り合う電解質膜23と燃料極膜22とが電気的に接続するようにインタコネクタ膜26が形成される。そして、電解質膜23とインタコネクタ膜26とを覆うように、所定間隔、所定幅で空気極膜24が形成される。
発電運転の際には、上記構成のセル管20の内部に、水素を供給し、セル管20の外部に酸化剤を供給する。セル管20内の圧力は、セル管20外の圧力よりも、例えば50〜100mmAq(490〜980Pa)程度だけ高めに設定されている。
セル管20内を流れる水素がセル管20の壁部を通過してセル管20外部へとリークすると、運転に支障を来すので好ましくない。
そこで、セル管20については、装置装着前に、リーク検査が全数について行われる。
図4には、セル管20のリーク検査を行うためのリーク検査冶具100が示されている。
リーク検査冶具100は、セル管20を収容する長尺円筒状の容器102を備えている。容器102の外周には、容器102内に窒素を流すための窒素ガス供給管103aと窒素ガス流出管103bとが接続されている。
容器102の両端部には、セル管20内の流路との間でガス流路を形成する接続継手104がそれぞれ設けられている。
接続継手104は、図4(b)に示すように、セル管20の端部に対して、2本のOリング106を介して気密に接続されている。これらOリング106は、3枚のリング板108によって内周端に形成されたV断面を有するV溝内に収容されている。これらリング板108は、内周面に雌ねじ部110aが形成された袋ナット110を接続継手104の端部外周に形成された雄ねじ部104aに螺合させることによって、軸線方向Lに圧着された状態で固定されている。これらリング板108が圧着されることにより、リング板108内周端に形成されたV溝が狭まり、Oリング106が内周側に押し出されることによって、Oリング106がセル管20の外周に気密に固定される。
また、接続継手104は、図4(c)に示すように、容器102のフランジ部102aに対して、2本のOリング112を介して気密に接続されている。これらOリング112は、3枚のリング板114によって内周端に形成されたV断面を有するV溝内に収容されている。これらリング板114は、フランジ102aの外端面とフランジ蓋116との間で締め付けられることによって、軸線方向に圧着された状態で固定されている。これらリング板114が圧着されることにより、リング板114内周端に形成されたV溝が狭まり、Oリング112が内周側に押し出されることによって、Oリング112が接続継手104の外周に気密に固定される。
また、フランジ102aの外端面とリング板114との間、及び、フランジ蓋116の内端面とリング板114との間には、Oリング118がそれぞれ設けられている。
このように、Oリング112,118によって、容器102内外を気密に隔離している。
上記のように構成されたリーク検査冶具100により、接続継手104を介して水素がセル管20内部へと導かれ、他方の接続継手104から水素が流出させられる。また、窒素ガス供給管103aを介して窒素が容器102内部へと導かれ、他方の窒素ガス流出管103bから窒素が流出させられる。
上記構成のリーク検査冶具100は、以下のように組み立てられる。
先ず、容器102の外部で、セル管20の両端部に対して袋ナット110、Oリング106及びリング板108を挿入し、これらに接続継手104の端部を突き合わせた状態で袋ナット110の雌ねじ部110aを接続継手104の雄ねじ部104aに対して螺合させ、リング板108を締め付ける。これにより、Oリング106をセル管20に対して密着させる。
次に、両端に接続継手104が固定されたセル管20を容器102内に挿入する。そして、両端部のフランジ102aの側方からリング板114及びOリング112を挿入し、さらに、これらの外側からフランジ蓋116を挿入する。フランジ102aとフランジ蓋116とをボルト及びナット(図示せず)によって締結することにより、リング板114を締め付ける。これにより、Oリング112が接続継手104に対して、Oリング118がフランジ102a及びフランジ蓋116に対して密着させられる。
図5には、上記構成のリーク検査冶具100を備えたリーク検査装置200の配管系統が示されている。
セル管20の上流側には、接続継手104を介して、水素ガス供給管130aが接続されている。水素ガス供給管130aには、マスフローコントローラ132が設けられており、その下流側にはセル管20をバイパスするように水素ガス用バイパス管134が接続されている。マスフローコントローラ132の上流側には水素ガス用元弁136が、マスフローコントローラ132の下流側でかつ水素ガス用バイパス管134との分岐点の下流側にはセル管上流側弁138が、水素ガス用バイパス管134には水素ガス用バイパス弁134aが、それぞれ設けられている。
セル管20の下流側には、接続継手104を介して、水素ガス流出管130bが接続されている。水素ガス流出管130bには、セル管20の下流側に、セル管下流側弁140が設けられている。水素ガス用バイパス管134の下流端は、セル管下流側弁140の下流側において接続されている。水素ガス用バイパス管134が水素ガス流出管130bに接続された位置のさらに下流には、水素ガス圧力調整弁144及びガスメータ146が順に接続されている。
水素ガス圧力調整弁144は、水素ガス流出管130bと窒素ガス下流配管150bとの圧力差に基づいて、その開度が制御されるようになっている。ガスメータ146は、水素ガスの体積を測定し、その測定結果をデジタルパネルメータ148に出力する。
水素ガス圧力調整弁144とガスメータ146との間には、開閉弁を備えたガスサンプリングライン149が設けられている。ガスサンプリングライン149の下流側にはガスクロマトグラフ(図示せず)が設置されており、ガス成分の分析が行われるようになっている。
容器102の外周には、図4に示したように、窒素ガス供給管103a及び窒素ガス流出管103bが接続されている。窒素ガス供給管103a及び窒素ガス流出管103bには、それぞれ、容器上流側弁151a及び容器下流側弁151bが設けられている。
窒素ガス供給管103aの上流側には、窒素ガス上流配管150aが接続されている。窒素ガス上流配管150aにはマスフローメータ152が設けられている。マスフローメータ152の上流側には、窒素ガス用元弁154が設けられている。
窒素ガス供給管103aと窒素ガス流出管130bとの間には、窒素ガス用バイパス管156が接続されている。この窒素ガスバイパス管156には、窒素ガス用バイパス弁156aが設けられている。
窒素ガス流出管103bの下流側には、窒素ガス下流配管150bが接続されている。窒素ガス下流配管150bには、窒素ガス圧力調整弁158及びガスメータ160が順に接続されている。
窒素ガス圧力調整弁158は、窒素ガス下流配管150bの圧力値に基づいて、その開度が制御されるようになっている。ガスメータ160は、窒素ガス(場合によっては水素ガスが混入されたガス)の体積を測定し、その測定結果をデジタルパネルメータ162に出力する。
窒素ガス圧力調整弁158とガスメータ160との間には、開閉弁を備えたガスサンプリングライン159が設けられている。ガスサンプリングライン159の下流側にはガスクロマトグラフ(図示せず)が設置されており、ガス成分の分析が行われるようになっている。
次に、上記構成のリーク検査装置200の検査方法について説明する。
セル管20が容器102内に設置される前は、セル管上流側弁138及びセル管下流側弁140が閉じられ、水素ガス用バイパス弁134aが開けられている。したがって、水素ガスは、セル管20内の流路を流れずに水素ガス用バイパス管134を流れて水素ガス流出管130bへと導かれる。また、容器上流側弁151a及び容器下流側弁151bが閉じられ、窒素ガスバイパス弁156aが開けられている。したがって、窒素ガスは、容器102内へは流れずに、窒素ガスバイパス管156を通り窒素ガス下流配管150bへと導かれる。
そして、セル管20が容器102内に設置された後に、セル管上流側弁138及びセル管下流側弁140を開け、水素ガス用バイパス弁134aを閉じ、水素ガスをセル管20内の流路に流す。また、容器上流側弁151a及び容器下流側弁151bを開け、窒素ガスバイパス弁156aを閉じ、窒素ガスを容器102内へと流す。
このときに、窒素ガス圧力調整弁158によって、窒素ガス下流配管150b内の圧力が所定値になるように制御されるとともに、水素ガス圧力調整弁144によって、水素ガス下流配管130bの圧力が窒素ガス下流配管150bの圧力よりも所定値(例えば50mmAq)だけ高くなるように制御される。
このようにして、セル管20の内外の圧力差を例えば50〜100mmAq(490〜980Pa)に維持した状態で、リーク検査を行う。
リークが発生していた場合には、セル管20内を流れる水素ガスがセル管20の外部へと流れ、容器102内を流れる窒素ガスとともに窒素ガス下流配管150bへと導かれる。水素ガスが混入した窒素ガスは、ガスメータ160によって体積が測定される。また、ガスサンプリングライン159から部分的に抽出されたガスをガスクロマトグラフで分析することにより、ガス組成の成分比が測定される。これにより、窒素ガスに混入された水素が検出され、水素がリークしていることが確認される。
また、セル管20内を流れた水素ガスについても、ガスメータ146で体積を測定し、ガスクロマトグラフによってガス成分を分析する。ガスメータ146の測定値から、水素ガスの減少量を漏れ量として算出し、水素がリークしていることを確認する。
また、特許文献1には、リーク検査を短時間で行うためのシール装置が開示されている。このシール装置は、セル管の端部外周に配置されたゴム部材と、このゴム部材の外周に配置された金属製の環状部材とを備え、ゴム部材と環状部材との間に空気を送り込みゴム部材を内周側に膨張させることによってセル管の端部外周に密着させてシールするものである。
特開2003−121296号公報(図1及び図2)
しかし、図4及び図5を用いて説明したリーク検査冶具およびリーク検査装置には、次のような問題がある。
セル管20をリーク検査冶具100に取り付けようとする場合、Oリング106,112,118やリング板108,114を設置する作業が繁雑であるため、セル管20端部と接続継手104とを接続する作業、および、セル管20のフランジ102と接続継手104とを接続する作業に時間がかかっていた(例えば30分)。
また、各箇所にOリング106,112,118やリング板108,114が必要となるので、部品点数が増加し、コスト高を招いていた。
また、リーク検査を行う場合には、窒素ガスを容器102内に流してから窒素ガス圧力が所定値に整定するまでに時間がかかっていた(例えば10分)。さらに、水素ガスと窒素ガスとの圧力差が所定値に整定するまでに時間がかかっていた(例えば20分)。このように、従来では、1本のセル管20を検査するのに、セル管20の設置に30分、圧力の整定に30分の合計60分もの時間を要していた。
また、特許文献1に記載されたシール装置は、装着する際に空気を導入する工程が必要となり、さらなる作業時間の短縮化を図ることができない。さらに、ゴム部材を膨張させるための空気を導入する配管が必要となり、部品点数が増加する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、簡便な構成で、セラミックス管を容器内に容易に設置することができるセラミックス管リーク検査冶具を提供することを目的とする。
また、本発明は、リーク検査の時間を短縮し、特に圧力整定時間を短縮することができるセラミックス管リーク検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のセラミックス管リーク検査冶具およびセラミックス管リーク検査装置は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるセラミックス管リーク検査冶具は、長尺状のセラミックス管を収容する容器と、該容器の端部に固定されるとともに、前記セラミックス管の端部に連結されて該セラミックス管内の流路との間でガス流路を形成する接続手段と、を備え、前記セラミックス管の壁部を通過してリークしたリークガスを検出して前記セラミックス管のリークを検査するセラミックス管リーク検査装置に用いるセラミックス管リーク検査冶具において、前記接続手段は、前記セラミックス管の端部に直列に気密状態で取り付けられ、可撓性を有する連結チューブを備えていることを特徴とする。
可撓性を有する連結チューブによってセラミックス管の端部と気密に接続することとしたので、セラミックス管端部と接続手段との接続や取り外しの際にはセラミックス管端部と連結チューブとを脱着させるだけで済み、セラミックス管の接続や取り外しを簡便に行うことができる。したがって、セラミックス管を取り替える際に接続手段を容器から取り外す必要がない。
また、セラミックス管の長さや直径が変わっても、セラミックス管に直列に取り付けられた連結チューブは可撓性を有し、撓ませることもできるので、これらの寸法差を吸収することができる。さらに、種々の径や長さの連結チューブに交換することにより、あらゆるセラミックス管の寸法に対応することができる。
さらに、本発明のセラミックス管リーク検査冶具は、前記容器には、検査位置に設置された前記セラミックス管の側周面を投影した面積よりも大きな面積の開口部が形成され、検査時に前記開口部を気密に閉じる蓋体を備えていることを特徴とする。
容器に、検査位置に設置されたセラミックス管の側周面を投影した面積よりも大きな面積の開口部を設けたので、セラミックス管を検査位置の状態と同様の姿勢のまま移動させて検査位置に設置し、また検査位置から取り外すことができる。したがって、セラミックス管を検査位置から容易に脱着することができる。
さらに、本発明のセラミックス管検査冶具は、前記蓋体として、可視光を透過する材料を用いることを特徴とする。
可視光を透過する蓋体としたので、検査中であってもセラミックス管を視認することができる。したがって、検査の不具合を確認することにより検査の信頼性を向上させることができる。
可視光を透過する材料としては、典型的にはアクリルが用いられる。
また、本発明者等は、セラミック管リーク検査装置について鋭意検討した結果、圧力整定時間の長期化は、主として、測定する際にバイパスラインから測定ラインであるセラミックス管内および容器内に流路を切り替えた場合に、圧力変動が生じることに起因するものであることが見出された。そこで、本発明者等は、以下の手段を講じた。
つまり、本発明のセラミックス管リーク検査装置は、長尺状のセラミックス管を収容する容器と、前記セラミックス管内に第1ガスを供給する第1流路と、非検査時に、前記セラミックス管内の流路をバイパスして前記第1流路と接続される第1バイパス流路と、前記セラミックス管外側でかつ前記容器内に第2ガスを供給する第2流路と、を備え、非検査時に、前記容器内の流路をバイパスして前記第2流路と接続される第2バイパス流路と、前記第1流路を用いて前記セラミックス管内に第1ガスを供給するとともに、前記第2流路を用いて前記容器内に第2ガスを供給し、前記セラミックス管内から導出した第1ガスまたは前記容器内から導出した第2ガスを測定することにより、前記セラミックス管の壁部を通過してリークしたリークガスを検出して前記セラミックス管のリークを検査するセラミックス管リーク検査装置において、前記第1流路には、前記セラミックス管よりも下流側の位置に、該セラミックス管内の容積よりも1.5倍以上の容積を有する第1バッファタンクが設けられ、前記第2流路には、前記容器よりも下流側の位置に、前記容器内の容積から前記セラミックス管の体積を減じた容積よりも1.5倍以上の容積を有する第2バッファタンクが設けられていることを特徴とする。
リーク検査を行わない非検査時には、第1ガスは第1バイパス流路を流れ、セラミックス管内の流路をバイパスして第1流路の下流側へと流れる。また、第2ガスは第2バイパス流路を流れ、セラミックス管外側でかつ容器内の流路をバイパスして第2流路の下流側へと流れる。
そして、リーク検査を行う検査時に、流路が切り替わり、第1ガスはセラミックス管内の流路を流れて第1流路の下流側へと流れる。また、第2ガスはセラミックス管外側でかつ容器内の流路を流れて第2流路の下流側へと流れる。
第1流路の下流側の容積が、バイパス管内の容積および該セラミックス管内の容積と同等とされている場合、また、第2流路の下流側の容積が、バイパス管内の容積および容器内の容積からセラミックス管の体積を減じた容積と同等とされている場合には、非検査時から検査時への切り換え時の圧力変動を下流側で吸収できずに、各流路の圧力値やバイパス管内外の圧力差が整定するまでに一定の時間がかかってしまう。
本発明は、バッファタンクを設けることにより、第1流路および第2流路の下流側の流路容積を大きくしたので、非検査時から検査時に切り替えても圧力の変動を吸収することができ、各流路の圧力値や圧力差が所定値に落ち着くまでの整定時間を短くすることができる。
本発明のセラミックス管リーク検査冶具は、可撓性を有する連結チューブを用いることとしたので、簡便な構成により、セラミックス管を容器内に容易に設置し、また容易に取り外すことができる。
本発明のセラミックス管リーク検査装置は、バッファタンクを設けることとしたので、リーク検査の時間を短縮し、特に圧力整定時間を短縮することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
図1には、本発明にかかるリーク検査冶具(セラミックス管リーク検査冶具)1が示されている。同図において、(a)はリーク検査冶具1の平面図である。(b)はリーク検査装置1の正面図であるが、理解の容易のために、後述するクランプ9を削除し、基台3及び容器5のみを示した図である。(c)はリーク検査冶具の右側面図である。(d)はセル管20と接続継手14との接続部を拡大して示した部分断面図である。
図1に示されているように、リーク検査冶具1は、基台3と、この基台3の下方に固定された容器5と、容器5の開口部5bを塞ぐ蓋体7と、蓋体7を固定する複数のクランプ9とを備えている。
基台3は、SUS等の金属製とされ、図1(a)及び(b)に示すように、長方形とされた板状体である。基台3の中央部には、後述する容器5の開口部5bとほぼ同形状の長方形の開口部が形成されており、容器5の内部と連通している。
容器5は、SUS等の金属製とされ、図1(c)に示すように、半円形の横断面を有した、円柱管を半割にした形状となっている。容器5の長さは、内部に収容される長尺状のセル管20として想定される最大の長さよりも長い寸法とされている。したがって、容器5の開口部5bは、内部に設置されるセル管20の側周面を投影した面積よりも大きな面積となっている。この開口部5bを介して、容器5内とのアクセスが可能となっている。
平面視した場合の容器5の側縁部は、基台3の下面に対して溶接されている。容器5の両端部には、図1(b)に示すようにフランジ5aが溶接により固定されている。この両フランジ5aには、それぞれ、水素ガス(第1ガス)を流すための水素ガス供給管30aおよび水素ガス流出管30bが接続されている。各フランジ5aは、設置時に転がらずに安定するように、平らな底面を有している(図1(c)参照)。
容器5の側周壁には、窒素ガス(第2ガス)を流すための窒素ガス供給管31aおよび窒素ガス流出管31bが接続されている。
容器5内には、底部にスポンジ(図示せず)が敷かれており、この上にセル管20が載置される。セル管20の両端には、接続継手(接続手段)14が取り付けられる。
接続継手14は、図1(d)に示すように、水素ガス供給管30a又は水素ガス流出管30bの一端に接続されたプラグ14aと、プラグ14aとセル管20との間に接続された連結チューブ14bとを備えている。
プラグ14aの先端は、先端に向かうにつれて外径が漸次減少しており(いわゆるタケノコ形状)、連結チューブ14bが挿入しやすい形状となっている。
連結チューブ14bは、例えば、シリコンゴム等の可撓性を有する材料で構成されている。連結チューブ14bは、セル管20の長手方向に向けて直列に、すなわちセル管20の長手方向の長さが延長されるように取り付けられている。連結チューブ14bの内径は、セル管20の外径よりも小さいものが選定され、セル管20の端部外周面に密着して確実に気密性を保つようになっている。
蓋体7は、板状体とされ、アクリル製とされており可視光を透過するものとなっている。この蓋体7は、容器5の開口部5bを上方からパッキン(図示せず)を介して塞ぐように配置される。蓋体7は、複数のクランプ9によってその外周部が基台3に対して押さえつけられるように固定される。
クランプ9は、図1(a)に示すように、基台3の4辺に沿って複数設けられている。クランプ9は、図1(c)に示すように、基台3に固定されたブラケット9aと、ブラケット9aに下端部が回動自在に固定された駆動杆9bと、一端がブラケット9aに回動自在に固定され、他端に当接杆が直交するように固定された中間杆9dとを備えている。中間杆9dの中間位置と駆動杆9bの中間位置とが回動自在に連結されていることにより、駆動杆9bの上端を回動させることで、当接杆9cの下端を蓋体7に対して接近・離間させることができるようになっている。
上記構成のリーク検査冶具1によれば、セル管20の脱着は以下のように行われる。
先ず、蓋体7を取り外した状態で、上方から、セル管20を容器5内のスポンジ上に設置する。このときに、接続継手14は容器5の両フランジ5aに既に固定されており、セル管20の設置・撤去作業の前後で取り外されることはない。また、接続継手14は、プラグ14aに連結チューブ14bが取り付けられた状態となっている。
次に、連結チューブ14bの開放端に対してセル管20の端部を挿入することによって取り付ける。この際に、連結チューブ14bは可撓性を有する材料とされているので、連結チューブ14bはセル管20の外周に密着することになる。また、連結チューブ14bとセル管20との重ね代L1(図1(d)参照)を調節することにより、あるいは連結チューブ14を撓ませることにより、セル管20の長さの変動に対応するようになっている。また、セル管20の径や長さに応じて、セル管20に適合するサイズの連結チューブを交換することとしても良い。
セル管20の両端部に接続継手14を取り付けた後に、蓋体7を上方から容器5の開口部5bを塞ぐように配置し、各クランプ9によって蓋体7を容器5側に押し付けて気密に固定する。
以上により、リーク検査前のセル管20の取付けが完了する。
リーク検査後のセル管20の取り外しについては、上記手順の逆である。つまり、クランプ9を外し、蓋体7を取り外した後に、各接続継手14の連結チューブ14bをセル管20の端部から取り外す。そして、セル管20を容器5内から開口部5bを介して取り出す。
このように、本実施形態のリーク検査冶具1によれば、以下の作用効果を奏する。
可撓性を有する連結チューブ14bによってセル管20の端部と気密に接続することとしたので、セル管20端部と接続継手との接続や取り外しの際にはセル管20端部と連結チューブ14とを脱着させるだけで済み、セル管20の接続や取り外しを簡便に行うことができる。したがって、セル管20を取り替える際に接続継手14を容器5から取り外す必要がない。
また、セル管20の長さや直径が変わっても、連結チューブ14は可撓性を有するので、これらの寸法差を吸収することができる。さらに、種々の径や長さの連結チューブ14に交換することにより、あらゆるセル管20の寸法に対応することができる。
円管を半割にした形状の容器5とし、検査位置に設置されたセル管20の側周面を投影した面積よりも大きな面積の開口部5bを設けたので、セル管20を検査位置の状態と同様の姿勢のまま移動させて上方から検査位置に設置し、また検査位置から取り外すことができる。したがって、セル管20を検査位置から容易に脱着することができる。
可視光を透過する蓋体7としたので、検査中であってもセル管20を視認することができる。したがって、検査の不具合を確認することにより検査の信頼性を向上させることができる。
次に、図2を用いて、上記構成のリーク検査冶具1を用いたリーク検査装置2について説明する。
セル管20の上流側には、接続継手14を介して、水素ガス供給管(第1ガス流路)30aが接続されている。水素ガス供給管30aには、流量調整を行うためのマスフローコントローラ32が設けられており、その下流側にはセル管20をバイパスするように水素ガス用バイパス管(第1ガスバイパス流路)34が接続されている。マスフローコントローラ32の上流側には水素ガス用元弁36が、マスフローコントローラ32の下流側にはセル管上流側弁38が設けられている。水素ガス用バイパス管34には、マスフローコントローラ34b及び水素ガス用バイパス弁34aがこの順番で設けられている。
セル管20の下流側には、接続継手14を介して、水素ガス流出管(第1ガス流路)30bが接続されている。水素ガス流出管30bには、セル管20の下流側に、セル管下流側弁40が設けられている。水素ガス用バイパス管34の下流端は、セル管下流側弁40の下流側において接続されている。水素ガス用バイパス管34が水素ガス流出管30bに接続された位置のさらに下流には、水素ガス用バッファタンク(第1バッファタンク)43、水素ガス圧力調整弁44及びガスメータ46がこの順に接続されている。
水素ガス用バッファタンク43は、水素ガスを所定量貯留しておく容器であり、セル管20内の容積よりも1倍以上、より好ましくは1.5倍以上、さらに好ましくは2倍以上の容積を有する。
水素ガス圧力調整弁44は、差圧センサ44aによって得られる圧力差(水素ガス流出管30bと窒素ガス下流配管50bとの圧力差)に基づいて、その開度が制御されるようになっている。
ガスメータ46は、水素ガスの体積を測定し、その測定結果をデジタルパネルメータ48に出力する。
水素ガス圧力調整弁44とガスメータ46との間には、開閉弁を備えたガスサンプリングライン49が設けられている。ガスサンプリングライン49の下流側にはガスクロマトグラフ(図示せず)が設置されており、ガス成分の分析が行われるようになっている。
容器5の外周には、図1に示したように、窒素ガス供給管(第2ガス流路)31a及び窒素ガス流出管(第2ガス流路)31bが接続されている。窒素ガス供給管31a及び窒素ガス流出管31bには、それぞれ、容器上流側弁51a及び容器下流側弁51bが設けられている。
窒素ガス供給管31aには、容器上流側弁51aの上流に、マスフローメータ52が設けられている。マスフローメータ52のさらに上流側には、窒素ガス上流配管50aが接続されている。窒素ガス上流配管(第2ガス流路)50aの上流側には、窒素ガス用元弁54が設けられている。
窒素ガス供給管31aと窒素ガス流出管31bとの間には、窒素ガス用バイパス管56が接続されている。この窒素ガスバイパス管56には、マスフローメータ56b及び窒素ガス用バイパス弁56aがこの順番で設けられている。
窒素ガス流出管31bの下流側には、窒素ガス下流配管(第2ガス流路)50bが接続されている。窒素ガス下流配管50bには、窒素ガス用バッファタンク(第2バッファタンク)57、窒素ガス圧力調整弁58及びガスメータ60が順に接続されている。
窒素ガス用バッファタンク57は、窒素ガスを所定量貯留しておく容器であり、容器5の容積からセル管20の体積を減じた容積よりも1倍以上、より好ましくは1.5倍以上、さらに好ましくは2倍以上の容積を有する。
窒素ガス圧力調整弁58は、圧力センサ58aから得られる窒素ガス下流配管50bの圧力値に基づいて、その開度が制御されるようになっている。
ガスメータ60は、窒素ガス(場合によっては水素ガスが混入されたガス)の体積を測定し、その測定結果をデジタルパネルメータ62に出力する。
窒素ガス圧力調整弁58とガスメータ60との間には、開閉弁を備えたガスサンプリングライン59が設けられている。ガスサンプリングライン59の下流側にはガスクロマトグラフ(図示せず)が設置されており、ガス成分の分析が行われるようになっている。
次に、上記構成のリーク検査装置2の検査方法について説明する。
セル管20が容器5内に設置される前は、セル管上流側弁38及びセル管下流側弁40が閉じられ、水素ガス用バイパス弁34aが開けられている。したがって、水素ガスは、セル管20内の流路を流れずに水素ガス用バイパス管34を流れて水素ガス流出管30bへと導かれる。また、容器上流側弁51a及び容器下流側弁51bが閉じられ、窒素ガスバイパス弁56aが開けられている。したがって、窒素ガスは、容器5内へは流れずに、窒素ガスバイパス管56を通り窒素ガス下流配管50bへと導かれる。
そして、セル管20が容器5内に設置された後に、セル管上流側弁38及びセル管下流側弁40を開け、水素ガス用バイパス弁34aを閉じ、水素ガスをセル管20内の流路に流す。水素ガスの流路を水素ガスバイパス管34からセル管20内の流路に切り替えた直後は、セル管20内に滞留していたガスが下流側へと押し出され、水素ガス下流配管30bを通過して水素ガス用バッファタンク43へと導かれる。水素ガス用バッファタンク43は、セル管20内の容積よりも十分に大きな容積を有しているので、圧力変動を生じることなくセル管20内に滞留していたガスを受け入れる。
また、容器上流側弁51a及び容器下流側弁51bを開け、窒素ガスバイパス弁56aを閉じ、窒素ガスを容器5内へと流す。窒素ガスの流路を窒素ガスバイパス管56から容器5内の流路に切り替えた直後は、容器5内に滞留していたガスが下流側へと押し出され、窒素ガス下流配管50bを通過して窒素ガス用バッファタンク57へと導かれる。窒素ガス用バッファタンク57は、容器5の容積からセル管20の体積を減じた容積よりも十分に大きな容積を有しているので、圧力変動を生じることなく容器5内に滞留していたガスを受け入れる。
上記のように水素ガスおよび窒素ガスの流路をバイパス流路から検査側の流路に切り替えた後に、窒素ガス圧力調整弁58によって、窒素ガス下流配管50b内の圧力が所定値になるように制御されるとともに、水素ガス圧力調整弁44によって、水素ガス下流配管30bの圧力が窒素ガス下流配管50bの圧力よりも所定値(例えば50mmAq(490Pa))だけ高くなるように制御される。本実施形態では、水素ガス用バッファタンク43及び窒素ガス用バッファタンク57によって切り替え時の圧力変動を吸収するので、窒素ガス下流配管50b内の圧力が所定値になるまでに要する整定時間、および水素ガス下流配管30bの圧力が窒素ガス下流配管50bの圧力よりも所定値(例えば50mmAq(490Pa))だけ高くなるまでに要する整定時間のそれぞれが極めて短くなる。
このようにして、セル管20の内外の圧力差を例えば50mmAq(490Pa)に維持した状態で、リーク検査を行う。
リークが発生していた場合には、セル管20内を流れる水素ガスがセル管20の外部へと流れ、容器5内を流れる窒素ガスとともに窒素ガス下流配管50bへと導かれる。水素ガスが混入した窒素ガスは、ガスメータ60によって体積が測定される。また、ガスサンプリングライン59から部分的に抽出されたガスをガスクロマトグラフで分析することにより、ガス組成の成分比が測定される。これにより、窒素ガスに混入された水素が検出され、水素がリークしていることが確認される。
また、セル管20内を流れた水素ガスについても、ガスメータ46で体積を測定し、ガスクロマトグラフによってガス成分を分析する。ガスメータ46の測定値から、水素ガスの減少量を漏れ量として算出し、水素がリークしていることを確認する。
以上のように、本実施形態のリーク検査装置2によれば、以下の効果を奏する。
水素用バッファタンク43を設けることにより、セル管20内部よりも下流側の容積を大きくし、窒素用バッファタンク57を設けることにより、容器5内の容積からセル管20体積を減じた容積よりも下流側の容積を大きくしたので、バイパス管34,56にそれぞれ水素ガスおよび窒素ガスを流す非検査時から、セル管20および容器5内にそれぞれ水素ガスおよび窒素ガスを流す検査時に切り替えても、圧力の変動を吸収することができる。したがって、圧力差が所定値に落ち着くまでの整定時間を短くすることができる。
本実施形態の場合、例えば、1本のセル管20に対して、セル管20の設置および圧力整定を含む検査工程が15〜20分で済む。したがって、従来に対して生産性を約2.5倍に高めることができる。
なお、本実施形態では、SOFCに用いるセル管20を用いて説明したが、本発明のセラミックス管リーク検査冶具およびセラミックス管リーク検査装置はこれに限定されるものではなく、セラミックス管であれば適用できるものである。
また、本発明は、例えば高温水蒸気電解装置(SOSE)のセル管に用いても良い。
本発明のリーク検査冶具を示し、(a)は平面図、(b)は要部の正面図、(c)は側面図、(d)はセル管と接続継手との接続部を示した部分断面図である。 本発明のリーク検査装置を示した概略図である。 円筒形SOFCに用いる燃料電池セル管を示した部分断面斜視図である。 従来のリーク検査冶具を示し、(a)は断面図、(b)は接続継手の部分断面図、(c)はフランジ部の部分断面図である。 従来のリーク検査装置を示した概略図である。
符号の説明
1 リーク検査装置
2 リーク検査冶具
5 容器
5b 開口部
7 蓋体
14 接続継手(接続手段)
14b 連結チューブ
20 セル管(セラミックス管)
43 水素ガス用バッファタンク
57 窒素ガス用バッファタンク

Claims (4)

  1. セラミックス管を収容する容器と、
    該容器の端部に固定されるとともに、前記セラミックス管の端部に連結されて該セラミックス管内の流路との間でガス流路を形成する接続手段と、を備え、
    前記セラミックス管の壁部を通過してリークしたリークガスを検出して前記セラミックス管のリークを検査するセラミックス管リーク検査装置に用いるセラミックス管リーク検査冶具において、
    前記接続手段は、前記セラミックス管の端部に直列に気密状態で取り付けられ、可撓性を有する連結チューブを備えていることを特徴とするセラミックス管リーク検査冶具。
  2. 前記容器には、検査位置に設置された前記セラミックス管の側周面を投影した面積よりも大きな面積の開口部が形成され、
    検査時に前記開口部を気密に閉じる蓋体を備えていることを特徴とする請求項1記載のセラミックス管リーク検査冶具。
  3. 前記蓋体は、可視光を透過することを特徴とする請求項2記載のセラミックス管リーク検査冶具。
  4. セラミックス管を収容する容器と、
    前記セラミックス管内に第1ガスを供給する第1流路と、
    非検査時に、前記セラミックス管内の流路をバイパスして前記第1流路と接続される第1バイパス流路と、
    前記セラミックス管外側でかつ前記容器内に第2ガスを供給する第2流路と、を備え、
    非検査時に、前記容器内の流路をバイパスして前記第2流路と接続される第2バイパス流路と、
    前記第1流路を用いて前記セラミックス管内に第1ガスを供給するとともに、前記第2流路を用いて前記容器内に第2ガスを供給し、前記セラミックス管内から導出した第1ガスまたは前記容器内から導出した第2ガスを測定することにより、前記セラミックス管の壁部を通過してリークしたリークガスを検出して前記セラミックス管のリークを検査するセラミックス管リーク検査装置において、
    前記第1流路には、前記セラミックス管よりも下流側の位置に、該セラミックス管内の容積よりも1.5倍以上の容積を有する第1バッファタンクが設けられ、
    前記第2流路には、前記容器よりも下流側の位置に、前記容器内の容積から前記セラミックス管の体積を減じた容積よりも1.5倍以上の容積を有する第2バッファタンクが設けられていることを特徴とするセラミックス管リーク検査装置。
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