JP2007040127A - パワーユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッテリをエンジンと隔離した位置に配設することにより、バッテリの寿命、性能を向上する。
【解決手段】 ケーシング2には、ラジエータ10等の上側に位置してエンジン室7と各隔壁板5,6により隔てられた隔離室8を設け、バッテリ17は、この隔離室8に設ける構成とした。従って、隔離室8内のバッテリ17は、エンジン室7の熱の影響を受けることなく、その性能を長期間に亘って良好に維持することができる。また、隔離室8の下側でラジエータ10等に供給する冷却風を流通させることにより、隔離室8の温度をエンジン室7よりも低い温度に保つことができる。さらに、隔離室8を、エンジン室7と隔離することにより、バッテリ17が発生する水素ガスがエンジン室7に流れるのを防止することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばエンジンによって動力発生手段を駆動することにより油圧動力、空圧動力、電力等の動力を供給するパワーユニットに関する。
一般に、建設現場では、油圧ショベル等の建設機械を操作して掘削作業、解体作業等を行う。しかし、狭い現場には、油圧ショベルが入れないから、例えばエンジン、油圧ポンプ等の動力源を持たない小型の作業具を用い、この作業具を油圧を供給するパワーユニットに接続することにより作業を行っている。また、建設現場では、電力の供給が確立されていない場合があり、発電機能を有するパワーユニットによって電力を確保している。
これらのパワーユニットは、内部にエンジン室を有するケーシングと、該ケーシングのエンジン室に設けられクランク軸を回転駆動するエンジンと、該エンジンの軸方向の一方側に位置して前記ケーシングに設けられたラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器と、前記エンジンの軸方向の他方側に位置してクランク軸に接続された油圧ポンプ、空気圧縮機、発電機等の動力発生手段と、前記エンジン、動力発生手段、電磁制御弁等を含む機器の電源となるバッテリとにより大略構成され、前記ケーシングには、エンジン、熱交換器、動力発生手段、バッテリ等を覆うパネルが取付けられている。また、バッテリは、エンジン室内のエンジンの下側、動力発生手段の下側等に配設されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2004−353461号公報 特開2001−132449号公報
そして、パワーユニットは、バッテリを用いてエンジンを始動し、このエンジンによって動力発生手段を制御しつつ駆動することにより、油圧、空圧、電力等の動力を発生することができ、この動力を作業具等に供給することができる。
ところで、上述した特許文献1によるパワーユニットは、バッテリをエンジンの下側位置に配設し、特許文献2によるパワーユニットは、バッテリを動力発生手段の下側位置に配設している。ここで、エンジンを運転して動力発生手段を駆動すると、これらの温度が上昇してエンジン室内の雰囲気温度も高くなる。このため、エンジン、動力発生手段等の近傍に配設されたバッテリは、高い温度下に置かれることになるから、熱による影響により寿命が短くなったり、性能が低下するという問題がある。
また、バッテリは、化学反応によって水素ガス等を発生するものであるから、エンジンの高温部分や電磁制御弁等を含む各種の電気部品が存在するエンジン室に配設した場合には、水素ガスを外部に排出するためのホース等を別途設けなくてはならないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、バッテリをエンジンと隔離した位置に配設することにより、バッテリの寿命、性能を向上できるようにしたパワーユニットを提供することにある。
請求項1の発明によるパワーユニットは、内部にエンジン室を有するケーシングと、該ケーシングのエンジン室に設けられクランク軸を回転駆動するエンジンと、該エンジンの軸方向の一方側に位置して前記ケーシングに設けられた熱交換器と、前記エンジンの軸方向の他方側に位置してクランク軸に接続された動力発生手段と、前記エンジン、動力発生手段を含む機器の電源となるバッテリとを備えてなる。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記ケーシングには、前記熱交換器の上側に位置して前記エンジン室と隔壁により隔てられた隔離室を設け、前記バッテリは、前記ケーシングの隔離室に配置する構成としたことにある。
請求項2の発明によると、前記ケーシングの隔離室には、前記エンジンが吸込む空気を清浄化するエアクリーナを配置する構成としことにある。
請求項3の発明によると、前記動力発生手段の上側には、当該動力発生手段に接続されたタンクを配置する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、ケーシングのエンジン室に設けられたエンジンを運転することにより、該エンジンのクランク軸に接続された動力発生手段を駆動し、該動力発生手段から油圧、空圧、電力等の動力を出力することができる。この運転時には、エンジンと動力発生手段の温度が上昇し、これらが配置されたエンジン室内の雰囲気温度も高くなってしまう。
ここで、請求項1の発明では、バッテリは、エンジン室と隔壁によって隔てられた隔離室に設けているから、エンジン、動力発生手段の温度上昇による熱影響を受けることはない。これにより、バッテリの性能を長期間に亘って良好に維持することができ、信頼性、寿命等を向上することができる。また、隔離室の下側では、熱交換器に向けて冷却風が流通しているから、冷却風の働きで隔離室の温度をエンジン室よりも低い温度に保つことができる。しかも、隔離室は、エンジン室と隔壁により隔てられているから、バッテリが発生した水素ガスがエンジン室に流れるのを防止でき、水素ガスを外部に排出するためのホース等を省略することができる。
請求項2の発明によれば、ケーシングの隔離室に配置したエアクリーナは、外気を清浄化してエンジンに供給するものであるから、冷えた外気によって隔離室内の温度を低く抑えることができる。これにより、バッテリの性能、寿命を向上することができる。
請求項3の発明によれば、動力発生手段に接続されるタンクを、該動力発生手段の上側に配置しているから、動力発生手段をタンクに短い配管で簡単に接続することができる。また、配管内を流体が流通するときの抵抗を小さく抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るパワーユニットとして、動力となる油圧を供給するパワーユニットを例に挙げ、図1ないし図4に従って詳細に説明する。
図1において、1は本実施の形態によるパワーユニットで、該パワーユニット1は、例えば油圧モータ、油圧シリンダ等を備えた作業具(図示せず)等に対し、動力として油圧を供給するものである。そして、パワーユニット1は、後述のケーシング2、エンジン9、ラジエータ10、オイルクーラ11、インタクーラ12、油圧ポンプ13、エアクリーナ14、バッテリ17等により大略構成されている。
2はパワーユニット1の外形を構成するケーシングで、該ケーシング2は、図2、図3に示すように、エンジン9、ラジエータ10、オイルクーラ11、バッテリ17等を支持するものである。また、ケーシング2は、エンジン9、ラジエータ10、オイルクーラ11、バッテリ17等を覆う箱体として形成され、内部の機器を雨水、塵埃から保護する働き、運転時の騒音を低減する働きがある。そして、ケーシング2は、後述の支持フレーム3、化粧パネル4、横隔壁板5、縦隔壁板6、エンジン室7、隔離室8により大略構成されている。
3はケーシング2の支持構造体をなす支持フレームを示している。この支持フレーム3は、図4に示す如く、前,後方向に延びる長方形状の枠体として形成された下側のベースフレーム3Aと、該ベースフレーム3Aの前側に位置して前,後方向に間隔をもって立設されたコ字状の2つの門形前支柱3B,3Cと、該各門形前支柱3B,3Cの上側寄りに位置して各門形前支柱3B,3C間を連結するように水平方向に延びた4本の横梁3D,3Eと、前記ベースフレーム3Aの後側に位置して前,後方向に間隔をもって立設されたコ字状の2つの門形後支柱3F,3Gと、中央寄りに位置する門形前支柱3Cと門形後支柱3Fとを連結した横梁3H,3Jと、前記門形後支柱3F,3G間に位置して前記ベースフレーム3Aに立設された左,右のタンク台3Kと、前記ベースフレーム3Aの中間部に前,後方向と左,右方向に間隔をもって立設されたエンジン支持ブラケット3L,3Mとにより大略構成されている。
また、4はケーシング2の外面を覆う複数枚の化粧パネルで、該各化粧パネル4は、四角形状の薄板からなり、支柱3B,3C,3F,3G、横梁3D,3E,3H,3J等にボルト止めされている。さらに、各化粧パネル4のうち、後述するラジエータ10等の前面に位置する化粧パネルには、冷却風の取入れ口(図示せず)が設けられている。また、他の化粧パネル4には、冷却風の排出口(図示せず)が設けられている。そして、各化粧パネル4は、エンジン9等を覆い隠して見栄えを良好にしている。また、各化粧パネル4には、内部に雨水、塵埃等が侵入するのを抑えると共に、運転時に生じるエンジン9、油圧ポンプ13の騒音が外部に漏れるのを防止する働きがある。
5は支持フレーム3の各門形前支柱3B,3Cの上側寄りに位置し、4本の横梁3D,3Eに取付けられた隔壁としての横隔壁板を示している。この横隔壁板5は、後述するラジエータ10、オイルクーラ11、インタクーラ12の上側を覆うように、水平方向に延びるほぼ長方形状の板体として形成されている。そして、横隔壁板5は、後述の縦隔壁板6と協働してエンジン室7と隔離室8とを隔てている。
また、横隔壁板5は、後述のエアクリーナ14とバッテリ17を支持するもので、左,右方向の一方側にはエアクリーナ14を取付けるための台座5Aが設けられている。また、横隔壁板5の中央部には、ラジエータ10にエンジン冷却水を補充するときに使用する開口部5Bが設けられている。ここで、横隔壁板5の開口部5Bは、冷却風の逆流を防止する後述するラジエータ10のシール部材10Bよりも前側に配置しているから、開口部5Bは、このシール部材10Bによりエンジン室7と異なる位置に開口している。
6は横隔壁板5の後端部から上側に延びるように門形前支柱3Cの上側に取付けられた縦隔壁板を示している。この縦隔壁板6の下側部分は、横隔壁板5と共にエンジン室7と隔離室8とを隔離している。また、縦隔壁板6には、後述するエアクリーナ14から延びる吸気エアホース14Bが通るホース通し穴6Aが設けられている。
7はケーシング2内に設けられたエンジン室で、該エンジン室7は、エンジン9、油圧ポンプ13等を収容するものである。そして、エンジン室7は、図2に示す如く、ケーシング2内の空間のうち、シール部材10Bよりも下流側で、隔離室8を除く空間により構成されている。
8はケーシング2内に設けられた隔離室を示している。この隔離室8は、ラジエータ10、オイルクーラ11、インタクーラ12の上側に画成され、横隔壁板5と縦隔壁板6とによりエンジン室7と隔てられた空間として構成されている。また、隔離室8には、後述のエアクリーナ14とバッテリ17とが配設されている。ここで、隔離室8の下側では、ラジエータ10等に向けて外部から冷えた冷却風が流通しているから、冷却風の働きで隔離室8内の温度をエンジン室7の温度よりも低く保つことができる。
9はケーシング2の支持フレーム3に設けられたエンジンで、該エンジン9は、クランク軸9Aが前,後方向に延びるように配置され、支持フレーム3の各エンジン支持ブラケット3L,3Mに取付けられている。また、エンジン9の前側には、ラジエータ10に対面して冷却ファン(図示せず)が設けられている。さらに、エンジン9には、その上側位置にターボ過給器9Bが設けられている。
10はエンジン9の前側に位置して支持フレーム3に設けられたラジエータ、11は該ラジエータ10の前面に重ねて配設されたオイルクーラ、12はオイルクーラ11の前面に重ねて配設されたインタクーラをそれぞれ示し、これらのラジエータ10、オイルクーラ11、インタクーラ12は熱交換器を構成するものである。そして、ラジエータ10は、冷却水ホース10Aを通じてエンジン9のウォータジャケットに接続されている。また、オイルクーラ11は、油圧ホース11Aを通じて後述する戻り側のホース接続口19と作動油タンク16に接続されている。さらに、インタクーラ12は、エアホース12Aを通じてエンジン9のターボ過給器9Bとエンジン9の吸気側に接続されている。
また、ラジエータ10の周囲には、図2に示す如く、支持フレーム3のベースフレーム3A、化粧パネル4との間にシール部材10Bが設けられている。このシール部材10Bは、ラジエータ10等を通過した冷却風が該ラジエータ10等の周囲を通って上流側に逆流するのを防止するものである。
13はエンジン9の後部に取付けられた動力発生手段としての油圧ポンプで、該油圧ポンプ13は、エンジン9のクランク軸9Aに接続されている。そして、油圧ポンプ13は、クランク軸9Aによって駆動されることにより、作動油タンク16からの作動油を圧油として後述する供給側のホース接続口19に向け供給するものである。
14はケーシング2の隔離室8に配置されたエアクリーナで、該エアクリーナ14は、外部から空気を吸込み、この吸込んだ空気に混入した塵埃等の異物を例えば遠心力を利用して除去し、清浄な空気のみをターボ過給器9Bを経由してエンジン9の吸気側に供給するものである。また、エアクリーナ14は、横隔壁板5の台座5A上に取付けられ、図1に示すように、流入側の吸込口14Aが化粧パネル4から外部に突出し、図2に示すように、流出側の吸気エアホース14Bが縦隔壁板6のホース通し穴6Aを通じてエンジン9のターボ過給器9Bに接続されている。
15はエンジン9の上方に位置して支持フレーム3に取付けられた消音器で、該消音器15は、エンジン室7の外部に配置されている。また、消音器15は、排気管15Aを介してエンジン9のターボ過給器9Bに接続されている。
16は油圧ポンプ13の上側に配置された作動油タンクで、該作動油タンク16は、例えば直方体状の金属製タンクからなり、支持フレーム3の各タンク台3K上に取付けられている。また、作動油タンク16は、流出側の作動油供給ホース16Aを介して油圧ポンプ13に接続されている。また、作動油タンク16には、オイルクーラ11から延びる戻り側油圧ホース(図示せず)等が接続されている。
17はケーシング2の隔離室8内に位置して横隔壁板5上に設けられたバッテリを示している。このバッテリ17は、例えばエンジン9の始動、制御、油圧ポンプ13の制御、電磁制御弁(図示せず)の切換動作、後述するコントロールパネル18の表示器等の電源となるものである。また、バッテリ17は、横隔壁板5の開口部5Bを挟んでエアクリーナ14と左,右方向の反対側に配置され、該横隔壁板5上に固定されている。
ここで、バッテリ17は、エンジン9、油圧ポンプ13等が発する熱によって高温になるエンジン室7ではなく、エンジン室7と隔てられた隔離室8に配置しているから、熱の影響を受け難くなり、バッテリ17の性能を長期に亘って良好に維持することができる。また、バッテリ17は、エンジン9等と隔離された隔離室8に配置されることにより、水素ガスを外部に排出するためのホース等を省略することができる。
なお、図1に示す如く、18はケーシング2の化粧パネル4に設けられたコントロールパネルで、該コントロールパネル18は、パワーユニット1の操作を行うものである。また、19はケーシング2の下側に設けられた複数個のホース接続口で、該各ホース接続口19には、外部の作業具(図示せず)等に圧油を供給する供給側の接続口と、戻り側の接続口とがある。
本実施の形態に適用されるパワーユニット1は、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、エンジン9に別個に用意した燃料タンク(図示せず)を接続し、コントロールパネル18を操作することによりエンジン9を始動する。そして、エンジン9によって油圧ポンプ13を駆動することにより、該油圧ポンプ13は作動油タンク16の作動油を圧油としてホース接続口19側に供給することができる。このときに、ホース接続口19に作業具から延びる油圧ホースを接続することにより、この作業具を駆動して作業を行うことができる。
また、パワーユニット1を運転しているときには、エンジン9、油圧ポンプ13等が発する熱によってエンジン室7内の温度が上昇する。しかし、エンジン室7と各隔壁板5,6によって隔離された隔離室8は、エンジン9、油圧ポンプ13等の発熱による影響を受けることなく、エンジン室7よりも低い温度を保つことができ、バッテリ17の温度も低く抑えることができる。
かくして、本実施の形態によれば、ケーシング2には、ラジエータ10等の上側に位置してエンジン室7と各隔壁板5,6により隔てられた隔離室8を設け、バッテリ17は、この隔離室8に設ける構成としている。従って、運転時にエンジン9と油圧ポンプ13が発する熱によってエンジン室7内の雰囲気温度も高くなった場合でも、バッテリ17は、熱の影響を受けることなく、その性能を長期間に亘って良好に維持することができ、信頼性、寿命等を向上することができる。
また、隔離室8の下側では、ラジエータ10等に向けて冷却風が流通しているから、冷却風の働きで隔離室8の温度をエンジン室7よりも低い温度に保つことができる。これにより、隔離室8の温度が上昇するのを効果的に抑えることができる。
しかも、隔離室8は、エンジン室7と各隔壁板5,6により隔てられているから、バッテリ17が発生した水素ガスがエンジン室7に流れるのを防止できる。これにより、バッテリ17をエンジン室8内に配置した場合に必要であった水素ガスを外部に排出するためのホース等を省略することができ、構成を簡略化することができる。
一方、ケーシング2の隔離室8には、バッテリ17と一緒にエアクリーナ14を配設している。従って、エアクリーナ14が吸込む冷えた外気によって隔離室8内の温度を低く抑えることができ、バッテリの性能、寿命を向上することができる。
さらに、油圧ポンプ13に供給する作動油を収容する作動油タンク16は、油圧ポンプ13の上側近傍に配置している。これにより、油圧ポンプ13と作動油タンク16とを短い作動油供給ホース16Aで簡単に接続することができる。また、作動油供給ホース16A内を作動油が流通するときの抵抗を小さく抑えることができる。また、パワーユニット1の設置スペースを小さくすることができる。
なお、実施の形態では、エンジン9に動力発生手段として油圧ポンプ13を接続し、該油圧ポンプ13の上側に作動油タンク16を配設する構成とした場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限らず、例えば図5に示す第1の変形例のように、エンジン9に動力発生手段として空気圧縮機21を接続し、該空気圧縮機21の上側に圧縮した空気を貯える空気タンク22を配設する構成としてもよい。
また、図6に示す第2の変形例のように、エンジン9に動力発生手段として発電機31を接続する構成としてもよい。この場合には、発電機31の上側に他の機器を配置することができ、全体を小型化することができる。
また、実施の形態では、支持フレーム3の各門形前支柱3B,3Cの上側寄りに4本の横梁3D,3Eを設け、この横梁3D,3Eに隔壁としての横隔壁板5を取付ける構成とした。しかし、本発明はこれに限るものではなく、横隔壁板を支持フレーム3の各門形前支柱3B,3Cに直接的に取付ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、エンジン9にターボ過給器9Bを設け、オイルクーラ11の前面にインタクーラ12を設ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば過給器を備えていない自然吸気式のエンジンに適用してもよい。この場合にはインタクーラ12を廃止することができる。
さらに、実施の形態では、ケーシング2は支持フレーム3のベースフレーム3Aを地面等に直置きする構成とした。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばベースフレーム3Aに車輪を取付ける構成としてもよい。また、支持フレーム3の上部には、吊上げるときに用いる吊具(アイボルト、フック等)を設ける構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係るパワーユニットを示す正面図である。 化粧パネルを取外した状態で示すパワーユニットの正面図である。 図2に示すパワーユニットの平面図である。 ケーシングの支持フレーム、各隔壁板等を示す外観斜視図である。 本発明の第1の変形例によるパワーユニットを化粧パネルを取外した状態で示す正面図である。 本発明の第2の変形例によるパワーユニットを化粧パネルを取外した状態で示す正面図である。
符号の説明
1 パワーユニット
2 ケーシング
3 支持フレーム
4 化粧パネル
5 横隔壁板(隔壁)
6 縦隔壁板(隔壁)
7 エンジン室
8 隔離室
9 エンジン
10 ラジエータ(熱交換器)
11 オイルクーラ(熱交換器)
12 インタクーラ(熱交換器)
13 油圧ポンプ(動力発生手段)
14 エアクリーナ
16 作動油タンク
17 バッテリ
21 空気圧縮機(動力発生手段)
22 空気タンク
31 発電機(動力発生手段)

Claims (3)

  1. 内部にエンジン室を有するケーシングと、該ケーシングのエンジン室に設けられクランク軸を回転駆動するエンジンと、該エンジンの軸方向の一方側に位置して前記ケーシングに設けられた熱交換器と、前記エンジンの軸方向の他方側に位置してクランク軸に接続された動力発生手段と、前記エンジン、動力発生手段を含む機器の電源となるバッテリとを備えてなるパワーユニットにおいて、
    前記ケーシングには、前記熱交換器の上側に位置して前記エンジン室と隔壁により隔てられた隔離室を設け、
    前記バッテリは、前記ケーシングの隔離室に配置する構成としたことを特徴とするパワーユニット。
  2. 前記ケーシングの隔離室には、前記エンジンが吸込む空気を清浄化するエアクリーナを配置する構成としてなる請求項1に記載のパワーユニット。
  3. 前記動力発生手段の上側には、当該動力発生手段に接続されたタンクを配置する構成としてなる請求項1または2に記載のパワーユニット。
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