JP2007040114A - 内燃機関用直動型バルブリフタ - Google Patents

内燃機関用直動型バルブリフタ Download PDF

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Abstract

【課題】構成が簡潔で二段階リフト切り替え可能な直動型バルブリフタの提供。
【解決手段】カム20は、高リフトカム22と低リフトカム24が一体化され、バルブリフタ30は、低リフトカム摺接用サイドリフタ32と、高リフトカム摺接用センタリフタ40と、バルブリフト量を高低の2段階に切り替えるべくセンタリフタ40を摺動させる油圧手段(油路)11bを備え、円筒型のリフタ本体頂部に高リフトカム空振用スリット33を設けて、低リフトカム摺接面32aをもつサイドリフタ32とし、リフタ本体にスリット33と直交する孔34を設け、該孔34に油圧によって摺動するピストン型センタリフタ40を配設した。センタリフタ40がスリット33対応(非対応)位置で高(低)リフトモードとなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の動弁機構を構成するカムとバルブステムとの間に介装された円筒型の直動型バルブリフタに係り、特に、高リフトカムと低リフトカムが一体化されているカムユニットに対し、低リフトカム摺接面をもつサイドリフタと高リフトカム摺接面をもつセンタリフタとを切り替えて動作させることで、バルブのリフト量を高低の二段階に調整できる内燃機関用直動型バルブリフタに関する。
この種の直動型バルブリフタとしては、下記特許文献1等に開示されたものが知られている。ここには、図11に示すように、円筒型のリフタ本体1が、頂部に低リフト用センタカムに対応する円形のセンタカム摺接面2aをもつ中央部のセンタリフタ2と、頂部に高リフト用サイドカムに対応するリング状のサイドカム摺接面3aをもつ円筒型サイドリフタ3とに分割されるとともに、センタリフタ2とサイドリフタ3に跨る貫通孔4a,4b間には第1連結ピン5aが、貫通孔4b,4c間には第2連結ピン5bがそれぞれ配設されている。符号6は、第1連結ピン5aおよび第2連結ピン5bを所定位置に復帰させるばね部材、符号7は、センタリフタ2底部のばね受け2bとサイドリフタ3のばね受け3b間に介装されて、センタリフタ2をサイドリフタ3に対し上下方向所定位置に保持するばね部材である。
そして、第1連結ピン5aが貫通孔4a内にあれば、センタリフタ2とサイドリフタ3とがリフタ軸方(図11上下方向)に分離された(サイドリフタ3がセンタリフタ2に対し沈み込み可能な)形態(図11に示す形態)となって、センタカムによる駆動(低リフト量)が摺接面2aを介してリフタ本体1に伝達される。一方、油圧によって第1連結ピン5aおよび第2連結ピン5bがばね7の付勢力に抗して図11右方向に移動して、第1連結ピン5aが貫通孔4a,4b間に跨った位置(第2連結ピン5bが貫通孔4b,4c間に跨った位置)となると、センタリフタ2とサイドリフタ3とが第1連結ピン5aおよび第2連結ピン5bを介してリフタ軸方向に連結された形態となって、サイドカムによる駆動(高リフト量)が摺接面3aを介してリフタ本体1に伝達される。
特表2002−509219(図1,2)
しかし、上記特許文献1では、円筒型のリフタ本体1が、センタリフタ2,サイドリフタ3,第1連結ピン5a,第2連結ピン5b,ばね部6およびばね部材7を収容した構造で、構成部品点数が多い。
特に、同リフタがスムーズに作動するためには、連結ピンと貫通孔の位置関係が高精度に一致していることが不可欠であり、そのためには、ピン5aの寸法精度は勿論、連結ピン5aに当接するレシーバや第2連結ピン5bの寸法精度、さらには貫通孔の寸法精度など、リフタ本体1の孔形状およびリフタ本体1に組み付けられる各構成部品全てについて高い寸法精度が要求されるため、それだけ量産が難しく、製造コストが高くなるという問題があった。
また、センタリフタ2とサイドリフタ3間には、センタリフタ2をサイドリフタ3に対し上下方向所定位置に保持するためのばね部材7が不可欠であるため、低リフトモード(センタリフタ2とサイドリフタ3とがリフタ軸方向に分離されてサイドリフタ3がセンタリフタ2に対し沈み込み可能な形態)でカムの高回転動作時には、常にばね部材7のばね力が作用しリフタの摺動摩擦が増大するなど、リフタのスムーズな動作が阻害されるおそれがあるという問題もあった。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高リフトカムおよび低リフトカムを一体化したカムユニットとバルブステムとの間に介装される直動型バルブリフタで、構成部品点数が少なく構成が簡潔で高リフトと低リフトに切り替え可能にしてスムーズに動作する内燃機関用直動型バルブリフタを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る内燃機関用直動型バルブリフタにおいては、内燃機関の動弁機構を構成するカムとバルブステムとの間に介装された円筒型の直動型バルブリフタにおいて、前記カムは、高リフトカムと低リフトカムが一体化されて構成され、前記バルブリフタは、前記低リフトカムが摺接するサイドリフタと、前記高リフトカムが摺接するセンタリフタと、バルブリフト量を高低の2段階に切り替えるために前記センタリフタを動作させる油圧手段と、を備えた内燃機関用直動型バルブリフタであって、
前記円筒型のリフタ本体の頂部にカム摺動方向に延びるセンタカム空振り用のスリットを設けて、頂部に低リフトカム摺接面をもつサイドリフタを構成するとともに、前記リフタ本体に前記スリットと直交する方向に延びる孔を設け、該孔に油圧によって摺動するピストン型センタリフタを配設するように構成した。
(作用)ピストン型センタリフタは、作用する油圧によって孔に沿って摺動し、センタリフタがスリットに対応する位置となると、高リフトカムがセンタリフタに摺接し、バルブステムには、センタリフタおよびサイドリフタ(リフタ本体)を介して高リフト量が伝達される。一方、センタリフタがスリットに対応しない位置となると、高リフトカムはスリット内で空振りするとともに、低リフトカムがサイドリフタに摺接し、バルブステムには、サイドリフタ(リフタ本体)を介して低フト量が伝達される。
即ち、センタリフタは油圧によって孔に沿って摺動し、センタカムと摺接可能な形態と、センタカムと摺接しない形態とを択一的に採ることができる。
したがって、バルブリフタは、サイドリフタである円筒型のリフタ本体と、リフタ本体の孔に配設され、油圧によって摺動するピストン型センタリフタによって主として構成されているので、構成部品点数が多い従来技術に比べて構成部品点数が少なく、各構成部品毎に要求される寸法公差が緩和されるし、各構成部品を組み付ける作業も簡単になる。
また、従来技術のように、センタリフタをサイドリフタであるリフタ本体に対し上下方向所定位置に保持するためのばね部材を設けないため、低リフトモードでは高リフトカムがスリット内で空振りすることに加えて、ばね部材のばね力が負荷として作用することもないので、低リフトモードでカムの高回転動作時であってもリフタのスムーズな動作が確保される。
請求項2においては、請求項1に記載の内燃機関用直動型バルブリフタにおいて、前記孔を円孔で構成し、前記センタリフタを円筒型に構成するようにした。
(作用)センタカム摺接面が円弧面であるため、所定のリフト量に対する摺接面の長さが短くなって、それだけセンリフタのカム摺動方向における寸法を小さくできる等、センタカムの設計の自由度が上がる。
請求項3においては、請求項1または2に記載の内燃機関用直動型バルブリフタにおいて、前記高リフトカム空振り用のスリットの幅を前記高リフトカムの幅(板厚)にほぼ整合する大きさに構成するようにした。
(作用)円筒型のリフタ本体とその相対摺動面であるシリンダボア間には、例えばシリンダボア側に設けた縦溝と該縦溝に係合するリフタ本体側の突起といった回り止め手段を設ける必要があるが、センタカム空振り用のスリットの幅はセンタカムの板厚にほぼ整合するので、該スリットにセンタカムが常に係合するようにカムのプロフィールを設定しておくことで、センタカム空振り用のスリットとセンタカムがリフタ本体のシリンダボアに対する回り止め手段として機能する。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係わる内燃機関用直動型バルブリフタによれば、バルブリフタの構成部品点数が少ないため、各構成部品に要求される寸法公差が緩和されるとともに、各構成部品を組み付ける作業も簡単になるので、バルブリフタの製造コストの大幅な削減が可能となって、それだけバルブリフタを安価に提供できる。
また、リフタのスムーズな動作が阻害されるとして従来問題となっていた低リフトモードでカムの高回転動作時にも、リフタのスムーズな動作が確保されるので、バルブリフタの偏摩耗を防ぐことができるし、高リフト用リフタを保持するばね部材が不用なので、ばね力による回転数の制限やばねのヘタリを考慮する必要がなくなり、エンジン設計の自由度が上がる。
請求項2によれば、センタカムのカム摺動方向における寸法を小さくできるので、それだけバルブリフタを小型化できる等、カムおよびバルブリフタの設計の自由度が上がる。
請求項3によれば、高リフトカム空振り用のスリットに高リフトカムが常に係合する構成であれば、リフタ本体とシリンダボア間に別途回り止め手段を設けなくてもリフタ本体はシリンダボアに対し回り止めされるので、それだけリフタ本体およびシリンダボアの構成が簡潔となる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1〜5は本発明の一実施例を示すもので、図1は本発明の一実施例である内燃機関用動弁機構を構成する直動型バルブリフタ周辺の断面図、図2はセンタリフタがサイドリフタのスリットに対応しない位置に収まった状態の同バルブリフタの断面図、図3は同バルブリフタの側面図(図2に示すバルブリフタを右側から見た図)、図4は同バルブリフタの分解斜視図、図5はセンタリフタがサイドリフタのスリットに対応する位置に収まった状態の同バルブリフタの断面図である。
これらの図において、符号12は、自動車用エンジンのシリンダヘッド10に設けられた吸気ポート、符号14は、ポート12に設けられた吸気バルブで、吸気バルブのステム(バルブステム)15は、吸気ポート12の近傍のシリンダボア11内に突出するとともに、圧縮コイルスプリング16によって吸気ポート12を閉弁する方向に付勢されている。
符号20は、高リフト用センタカム22の両側に低リフト用サイドカム24,24が一体化されたカムユニット20で、シリンダボア11の上方に配設されており、カムユニット20とバルブステム15間には、ボア11内を上下方向に摺動可能なバルブリフタ30が介装されている。
バルブリフタ30は、図4に示すように、頂部にカム摺動方向に延びるセンタカム22空振り用のスリット33が設けられて、頂部に一対のサイドカム摺接面32a,32aをもつリフタ本体であるサイドリフタ32と、サイドリフタ32の内部にスリット33の延在方向と直交するように設けられた貫通孔34に摺動可能に配設されたピストン型のセンタリフタ40と、センタリフタ40を所定位置に保持する圧縮スプリング39で主として構成されている。なお、貫通孔34は円孔で構成され、センタリフタ40は貫通孔34に係合する有底円筒型に構成されて、センタリフタ40の外周面がセンタカム摺接面40aとなる。
符号36は、貫通孔34の開口側下部寄りに貫通孔34と平行に設けられた孔35に圧入固定されたばね受けとして機能するプラグで、有底円筒型のプラグ36には回り止めピン37が突設されており、ピン37がシリンダボア11側の縦溝11aに係合して、バルブリフタ30のシリンダボア11(カム22,24)に対する回り止め手段を構成している。
プラグ36内には、有底円筒型のスライドピン38が軸方向に摺動可能に配設され、プラグ36とスライドピン38間には、圧縮コイルスプリング39が介装されて、センタリフタ40をプラグから遠ざかる方向(図2左方向)に付勢している。
符号11bは、シリンダヘッド10に設けられてシリンダボア11の縦溝11aと反対側の位置(バルブリフタ30のセンタリフタ40に臨む位置)開口する油路で、この油路11bから供給されるエンジンオイルの圧力によってセンタリフタ40が貫通孔34に沿って摺動して、バルブ14のリフト量が切り替わるように構成されている。
即ち、油路11bを介してセンタリフタ40に油圧(高圧)が作用すると、スプリング39のばね力に抗して貫通孔34に沿って摺動し、図5に示すように、センタリフタ40がスリット33に対応する位置となると、高リフト用センタカム22がセンタリフタ40(の摺接面40a)に摺接し、バルブステム15には、センタリフタ40およびサイドリフタ32(リフタ本体)を介して高リフト量が伝達される。
一方、センタリフタ40に作用する油圧を低下させると、センタリフタ40は、スプリング39のばね力によってスリット33に対応しない元の位置に戻り、図2に示すように、高リフト用センタカム22がスリット33内で空振りするとともに、低リフト用サイドカム24がサイドリフタ32(の摺接面32a)に摺接し、バルブステム15には、サイドリフタ32(リフタ本体)を介して低リフト量が伝達される。
このように、センタリフタ40は作用する油圧によって貫通孔34に沿って摺動し、センタカム24と摺接可能な形態と、センタカム24と摺接しない形態とを択一的に採ることができる。
また、センタリフタ40は円筒型に構成されて、センタカム摺接面40aが円弧面であるため、所定のリフト量に対する摺接面40aの長さが短くなって、それだけセンタリフタ40のカム摺動方向における寸法、即ちセンタリフタ40の外径を小さくできる等、センタカム24およびバルブリフタ30の設計の自由度が上がる。
図6および7は本発明の第2の実施例である内燃機関用直動型バルブリフタを示し、図6はセンタリフタがサイドリフタのスリットに対応する位置に収まった状態のバルブリフタの断面図、図7はセンタリフタがサイドリフタのスリットに対応しない位置に収まった状態のバルブリフタの断面図である。
前記した第1の実施例では、バルブリフタ30(サイドリフタ32)側の回り止めピン37とシリンダボア11側の縦溝11aで構成したバルブリフタ30の回り止め手段が設けられているが、この実施例では、センタカム空振り用のスリット33の幅dがセンタカム22の幅(板厚)tにほぼ整合するように構成されて、センタカム22のプロフィールが常にスリット33に係合する形状に構成されているので、スリット33とセンタカム22がバルブリフタ30のシリンダボア11(カムユニット20)に対する回り止め手段として機能することから、第1の実施例に示すような回り止め手段(縦溝11aと回り止めピン37)が不要で、それだけバルブリフタ30Aおよびシリンダボア11の構造も簡潔である。
また、前記した第1の実施例では、ピストン型センタリフタ40は、センタリフタ40に油圧(高圧)が作用しない当初は、図2に示すように、圧縮コイルスプリング39のばね力によってスリット33に対応しない位置(低リフト用サイドカム24の駆動伝達モード)に保持されており、センタリフタ40に油圧(高圧)が作用すると、図5に示すように、センタリフタ40がスリット33に対応する位置に移動して、高リフト用サイドカム22の駆動伝達モードに切り替わるように構成されているが、この第2の実施例では、第1の実施例とは切り替えが逆で、ピストン型センタリフタ40Aは、センタリフタ40Aに油圧が作用しない当初は、図6に示すように、圧縮コイルスプリング39のばね力によってスリット33に対応する位置(高リフト用サイドカム22の駆動力伝達位置)に保持されており、センタリフタ40に油圧が作用すると、図7に示すように、スリット33に対応する位置に移動して、低リフト用サイドカム24の駆動力伝達モードに切り替わるように構成されている。
即ち、符号38Aは、孔35内に配設された有底円筒型のスライドピンで、バルブリフタ30Aのスライドピン38A(孔35)に臨む位置には、シリンダヘッド10に設けられた油路11cが開口している。貫通孔34のスライドピン38A配設側と反対側には、外側が球面に形成されたキャップ44が配設されるとともに、キャップ44とピストン型センタリフタ40Aに圧縮コイルスプリング39が介装されて、センタリフタ40Aがスライドピン38Aに当接してスリット33に対応する所定位置に保持されている。
具体的には、油路11cを介してスライドピン38Aに油圧(高圧)が作用すると、スプリング39Aのばね力に抗してセンタリフタ40Aが貫通孔34に沿って摺動し、図7に示すように、スリット33に対応しない位置となると、高リフト用センタカム22がスリット33内で空振りするとともに、低リフト用サイドカム24がサイドリフタ32に摺接し、バルブステム15には、サイドリフタ32(リフタ本体)を介して低リフト量が伝達される。一方、スライドピン38Aに作用する油圧を低下させると、スプリング39のばね力によってスリット33に対応しない元の位置に戻り、図6に示すように、高リフト用センタカム22がセンタリフタ40Aに摺接し、バルブステム15には、センタリフタ40Aおよびサイドリフタ32(リフタ本体)を介して高リフト量が伝達される。
その他は、前記した第1の実施例と同一であるので、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
図8および9は本発明の第3の実施例である内燃機関用直動型バルブリフタを示し、図8はセンタリフタがサイドリフタのスリットに対応しない位置に収まった状態を示す断面図、センタリフタがサイドリフタのスリットに対応する位置に収まった状態を示す断面図である。
この第3の実施例は前記した第1の実施例の改良であるが、第1の実施例では、スライドピン38を介して圧縮コイルスプリング39のばね力がピストン型のセンタリフタ40に作用する構造であったが、この第3の実施例では、回り止めピン37を突設させた有底円筒型のプラグ36が、貫通孔34の中央部に設けられた孔35に沿って摺動でき、このプラグ36に係合するスライドピンに相当するばね受け部41がセンタリフタ40Bの中央部に延出形成されて、圧縮コイルスプリング39のばね力がセンタリフタ40Bに直接作用する構造で、それだけバルブリフタ30Bを構成する部品点数が少ない。
また、圧縮コイルスプリング39のばね力はセンタリフタ40Bの中央部に作用するので、センタリフタ40Bの摺動がスムーズとなる。
その他は、前記した第1の実施例と同一であるので、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
なお、前記した第1〜第3の実施例では、貫通孔34およびセンタリフタ40(40A,40B)が円筒型に構成されているが、角型に構成されていてもよい。
また、前記した第1〜第3の実施例では、スプリングのばね力と油圧力とによってピストンを摺動させるように構成されているが、油圧力をピストンの前後に作用させることで、スプリングの使用を省略した構成としてもよい。
また、前記した第1〜第3の実施例では、吸気ポートに設けられている吸気バルブの動弁機構を構成するバルブリフタについて説明したが、排気ポートに設けられている排気バルブの動弁機構を構成するバルブリフタについても本発明を同様に適用できる。
図1は本発明の一実施例である内燃機関用直動型バルブリフタ周辺の断面図である。 図2はセンタリフタがサイドリフタのスリットに対応しない位置に収まった状態の同バルブリフタの断面図である。 同バルブリフタの側面図(図2に示すバルブリフタを右側から見た図)である。 同バルブリフタの分解斜視図である。 センタリフタがサイドリフタのスリットに対応する位置に収まった状態の同バルブリフタの断面図である。 本発明の第2の実施例である内燃機関用直動型バルブリフタの断面図で、センタリフタがサイドリフタのスリットに対応する位置に収まった状態を示す図である。 センタリフタがサイドリフタのスリットに対応しない位置に収まった状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施例である内燃機関用直動型バルブリフタの断面図で、センタリフタがサイドリフタのスリットに対応しない位置に収まった状態を示す図である。 同バルブリフタの右側面図である。 センタリフタがサイドリフタのスリットに対応する位置に収まった状態を示す断面図である。 従来のバルブリフタの断面図である。
符号の説明
10 シリンダヘッド
11 シリンダボア
11a 縦溝
11b,11c 油路
14 動弁機構を構成する吸気バルブ
15 バルブステム
20 動弁機構を構成するカムユニット
22 高リフト用センタカム
24 低リフト用サイドカム
30,30A,30B 直動型バルブリフタ
32 サイドリフタ(リフタ本体)
32a サイドカム摺接面
33 センタカム空振り用のスリット
34 貫通孔
39 圧縮コイルスプリング
40,40A,40B ピストン型のセンタリフタ
40a センタカム摺接面
d センタカム空振り用のスリットの幅
t センタカムの幅(板厚)

Claims (3)

  1. 内燃機関の動弁機構を構成するカムとバルブステムとの間に介装された円筒型の直動型バルブリフタにおいて、前記カムは、高リフトカムと低リフトカムが一体化されて構成され、前記バルブリフタは、前記低リフトカムが摺接するサイドリフタと、前記高リフトカムが摺接するセンタリフタと、バルブリフト量を高低の2段階に切り替えるために前記センタリフタを動作させる油圧手段と、を備えた内燃機関用直動型バルブリフタであって、
    前記円筒型のリフタ本体の頂部にカム摺動方向に延びるセンタカム空振り用のスリットが設けられて、頂部に低リフトカム摺接面をもつサイドリフタが構成されるとともに、前記リフタ本体に前記スリットと直交する方向に延びる孔が設けられ、該孔に油圧によって摺動するピストン型センタリフタが配設されたことを特徴とする内燃機関用直動型バルブリフタ。
  2. 前記孔は円孔で構成され、前記センタリフタは円筒型に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用直動型バルブリフタ。
  3. 前記高リフトカム空振り用のスリットの幅が前記高リフトカムの幅(板厚)にほぼ整合することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関用直動型バルブリフタ。
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