JP2007040040A - 天井構造と天井構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、且つ、簡単な作業で構築することができる天井構造とそのような天井構造を構築する天井構造構築方法を提供すること。
【解決手段】 天井枠構造部を構成する天井枠材と、上記天井枠材に着脱可能に係合・保持され天井パネルを下方から支持して上記天井枠材の一部との間に天井パネルを挟持する天井パネル支持用枠材と、上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に着脱可能に取り付けられ上記天井パネル支持用枠材を押し上げることにより上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に保持させる固定具と、を具備したもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、アルミニウム製の天井枠材や天井パネルを使用して構築される天井構造と該天井構造を構築するための天井構築方法に係り、特に、全ての作業を建屋の内側であって天井の下側から行なうことができるように工夫したものに関する。
アルミニウム製の天井枠材や天井パネルを使用して構築された天井構造を開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9等がある。
特開平05−163795号公報 特開平06−65981号公報 特開平06−229054号公報 特開平06−336783号公報 特開平08−53898号公報 特開平10−38323号公報 特開2000−248684号公報 特開2001−3510号公報 特開2001−295409号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、何れの場合もその構造が複雑であって多くの部品を必要としてしまい、その結果、コストの上昇を来たしてしまうという問題があった。
又、そのような天井構造の構築作業も煩雑であり、作業に多くの労力と長い作業時間を要してしまうという問題があった。これは一旦構築した天井構造を分解する場合も同様であり、煩雑な作業を余儀なくされてしまうという問題があった。
又、従来の天井構造の場合には、構築時或いは分解時に作業員が天井構造の上に乗る必要があり、その為、天井構造を構成している天井枠材や天井パネルに高い機械的強度が要求されるという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、簡単な構造で、且つ、簡単な作業で構築することができる天井構造とそのような天井構造を構築する天井構築方法を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による天井構造は、天井枠構造部を構成する天井枠材と、上記天井枠材に着脱可能に係合・保持され天井パネルを下方から支持して上記天井枠材の一部との間に天井パネルを挟持する天井パネル支持用枠材と、上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に着脱可能に取り付けられ上記天井パネル支持用枠材を押し上げることにより上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に挟持させる固定具と、
を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による天井構造は、請求項1記載の天井構造において、上記天井パネル支持用枠材の上記天井パネル側には溝が設けられていて、該溝にはシール部材が装着されることを特徴とするものである。
又、請求項3による天井構造は、請求項1記載の天井構造において、上記固定具は、上記天井枠材の溝内に挿入・配置されたナットと、上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に設置される天井パネル支持用枠材押上部材と、上記天井パネル支持用枠材押上部材を通して上記ナットに螺合されるネジ部材と、から構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による天井構造は、請求項3記載の天井構造において、上記天井パネル支持用枠材には下側にテーパ部が設けられていて、上記天井パネル支持用枠材押上部材には上側にテーパ部が設けられていて、上記ネジ部材を上記ナットに螺合させることにより上記両テーパ部を介して上記天井パネル支持用枠材を上方に押し上げるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項5による天井構造は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の天井構造において、上記天井枠構造部は複数の天井枠材によって格子状に構成されていて、各格子部毎に天井パネルが着脱可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6による天井構築方法は、まず、複数の天井枠材によって天井枠構造部を構築し、次に、上記天井枠材に天井パネル支持用枠材を係合・保持させ、 次に、上記天井パネル支持用枠材の上側に天井パネルの一端側を載せ、次に、上記天井パネルの他端側を押し上げながら別の天井パネル支持用枠材を上記天井枠材に係合・保持させて上記天井パネルの仮置状態とし、次に、上記天井パネル支持用枠材の下方位置において固定具を上記天井枠材に取り付けることにより天井パネル支持用枠材を押し上げて上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に挟持させるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項7による天井構築方法は、請求項6記載の天井構築方法において、 まず、天井パネルの相対する一対の端を固定し、次に、上記天井パネルの上記一対の端に対して直交する別の一対の端を固定するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項8による天井構築方法は、請求項6記載の天井構築方法において、 まず、天井パネルの相対する一対の端を仮置きし、次に、上記天井パネルの上記一対の端に対して直交する別の一対の端を仮置きし、次に、天井パネルの四辺を固定するようにしたことを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による天井構造は、天井枠構造部を構成する天井枠材と、上記天井枠材に着脱可能に係合・保持され天井パネルを下方から支持して上記天井枠材の一部との間に天井パネルを挟持する天井パネル支持用枠材と、上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に着脱可能に取り付けられ上記天井パネル支持用枠材を押し上げることにより上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に挟持させる固定具と、を具備した構成になっているので、まず、天井構造の構成が簡略化されると共にその組立・分解作業が容易になったものである。すなわち、天井構造は、天井枠構造部と、天井パネル支持用枠材と、天井パネルと、固定具のみから構成されており、部品点数も少なくその構成は極めて簡単なものである。
又、その組立作業も簡単であり、特に、一連の組立作業を全て下方から行うことができる。つまり、天井枠構造部或いは天井パネルの上に作業員が乗って作業を行なうようなことは一切なく、全ての作業を天井パネルの下方から行なうことができるものである。
又、上記したように、天井枠構造部或いは天井パネルの上に作業員が乗って作業を行なうようなことは一切ないので、天井枠構造部或いは天井パネルに高い機械的強度が要求されるようなこともない。
又、固定具を設置・固定することにより天井パネル支持用枠材が上方に押し上げられるように構成されているので、天井パネルの保持は強固なものとなる。
又、上記天井パネル支持用枠材の上記天井パネル側には溝を設けて、該溝にシール部材を装着した場合には、気密、液密も確実に確保されるものである。
又、上記天井枠構造部は複数の天井枠材によって格子状に構成して、各格子部毎に天井パネルを着脱可能に取り付けるように構成した場合には、例えば、部分的に天井パネルを撤去したいような場合も好都合である。
又、請求項6、請求項7、請求項8による天井構築方法によると、上記構成をなす天井構造を容易に且つ迅速に構築することができる。
以下、図1乃至図20を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態におけるアルミニウム製建屋の上端部の構成を示す斜視図である。
尚、図1では天井パネルの図示を省略してその内側の構造を示している。
まず、複数本の脚柱1があり、これら複数本の脚柱1の上端には天井枠構造部3が設置されている。又、上記複数本の脚柱1の間には壁パネル2が取り付けられている。上記脚柱1及び壁パネル2は共にアルミニウム製である。
尚、アルミニウム製としたのは一例でありそれに限定されるものではない。
上記天井枠構造部3は4種類の天井枠材、すなわち、天井枠材5、天井枠材7、天井枠材9、天井枠材11から構成されていて、これら4種類の天井枠材5、天井枠材7、天井枠材9、天井枠材11を上記複数本の脚柱1の上端間に設置することにより天井枠構造部3を構成しているものである。
上記天井枠材5は、図7に示すような横断面形状をなしている。天井枠材5には後述するナットを挿入・配置するためのナット挿入・配置用溝13が4箇所に形成されている。又、図7中右上に設けられたナット挿入・配置用溝13の下側には、後述する天井パネルの上面を支持するための天井パネル上面支持部15が設けられている。又、上記天井パネル上面支持部15の下方には、後述する天井パネル支持用枠材が係合・保持される天井パネル支持用枠材係止部16が設けられている。この天井枠材5はアルミニウム製であり、図7に示す横断面形状が紙面に直交する方向に延長された形状になっている。
上記天井枠材7は、図8に示すような横断面形状をなしている。天井枠材7には、既に説明した天井枠材5の場合と同様に、後述するナットを挿入・配置するためのナット挿入・配置用溝17が4箇所に形成されている。又、図8中右上に設けられたナット挿入・配置用溝17の下側には、後述する天井パネルの上面を支持するための天井パネル上面支持部19が設けられている。又、上記天井パネル上面支持部19の下方には、後述する天井パネル支持用枠材が係合・保持される天井パネル支持用枠材係止部20が設けられている。この天井枠材7はアルミニウム製であり、図8に示す横断面形状が紙面に直交する方向に延長された形状になっている。
上記天井枠材9は、図9に示すような横断面形状をなしている。天井枠材9には、後述するナットを挿入・配置するためのナット挿入・配置用溝21が6箇所に形成されている。又、図9中左右の上部に設けられたナット挿入・配置用溝21、21の下側には、後述する天井パネルの上面を支持するための天井パネル上面支持部23、23が設けられている。又、上記天井パネル上面支持部23、23の下方には、後述する天井パネル支持用枠材が係合・保持される天井パネル支持用枠材係止部24、24が設けられている。この天井枠材9はアルミニウム製であり、図9に示す横断面形状が紙面に直交する方向に延長された形状になっている。
上記天井枠材11は、図10に示すような横断面形状をなしている。天井枠材11には、後述するナットを挿入・配置するためのナット挿入・配置用溝25が4箇所に形成されている。又、図10中左右の上部に設けられたナット挿入・配置用溝25、25の下側には、後述する天井パネルの上面を支持するための天井パネル上面支持部27、27が設けられている。又、上記天井パネル上面支持部27、27の下方には、後述する天井パネル支持用枠材が係合・保持される天井パネル支持用枠材係止部28、28が設けられている。この天井枠材11はアルミニウム製であり、図10に示す横断面形状が紙面に直交する方向に延長された形状になっている。
上記複数本の脚柱1と4種類の天井枠材5、天井枠材7、天井枠材9、天井枠材11は次のような手順によって組み立てられる。図1及び図4に示すように、まず、脚柱1間に天井枠材5と天井枠材7を設置して、図示しない締結用タッピングネジによって締結・固定する。次に、対抗・配置される天井枠材5、天井枠材5側との間に天井枠材9を設置して、図示しない締結用ボルトによって締結・固定する。次に、天井枠材7側と天井枠材9側との間、天井枠材9相互間に天井枠材11を設置して固定する。上記天井枠材11と天井枠材7とを連結する場合にはコーナーブラケット31を使用する。又、天井枠材9と天上枠材11とを連結する場合には、接続金具33を使用する。
上記コーナーブラケット31は、図1に示すように、L字状をなしていて、天井枠材7側と天井枠材11側の夫々において、ナット73(図14〜図20に示す、図示している場所は異なるが同じナットである)にボルト35、35を螺合させることにより締結・固定される。又、上記接続金具33は図12に示すような構成になっている。まず、図12(a)に示すようにT字状をなしていて、左右張出部37、37と、受け部39とから構成されている。上記受け部39を天井枠材9の天井パネル上面支持部23の下方に差し込んでこれを受けるものである。その状態で上記左右張出部37、37においてボルト41、41を夫々ナット73、73に螺合させる。
次に、上記天井枠構造部3に着脱可能に取り付けられる天井パネル51とその取付構造について説明する。この実施の形態の場合には、図1及び図4に示すように、天井枠構造部3は4種類の天井枠材5、天井枠材7、天井枠材9、天井枠材11によって格子状に形成されていて、その各格子部毎に独立した天井パネル51が着脱可能に取り付けられているものである。
すなわち、図2、図3、図5、図6に示すように、天井枠材5、天井枠材7、天井枠材9、天井枠材11の各天井パネル上面支持部15、19、23、27と、別途設置される天井パネル支持用枠材53とによって各天井パネル51を上下方向から挟持する。そして、上記天井パネル支持用枠材53を固定具63によって押し上げることにより、上記各天井パネル上面支持部15、19、23、27と、天井パネル支持用枠材53とによって天井パネル51を上下方向から強固に挟持するものである。以下、詳細に説明していく。
例えば、図5に示す場合であるが、これは図4に示すように、天井枠構造部3の右下の2個の格子部の状態を示す断面図である。天井枠材9の天井パネル支持用枠材係止部24、24には天井パネル支持用枠材53、53が係合・保持されている。又、天井枠材7の天井パネル支持用枠材係止部20には天井パネル支持用枠材53が係合・保持されている。上記天井パネル支持用枠材53の上には天井パネル51が設置されている。又、上記天井パネル支持用枠材53の下方位置には固定具63が設置されている。それによって、上記天井パネル支持用枠材53が上方に押し上げられ、天井パネル51は天井パネル支持用枠材53と天井パネル上面支持部19、23とによって強固に挟持されることになる。
上記天井パネル支持用枠材53は図11に示すような形状になっている。まず、係合部55が設けられていて、この係合部55が天井枠材5、天井枠材7、天井枠材9、天井枠材11の天井パネル支持用枠材係止部16、20、24、28に係合することになる。又、上記係合部55の横には溝57が形成されていて、該溝57内にはシール部材59が内装されることになる。又、上記溝57の下方にはテーパ部61が形成されている。
一方、上記固定具63は図13に示すような構成になっている。図に示すように、固定具本体64があり、この固定具本体64の中央にはボルト65が通る貫通孔67が形成されている。又、上記貫通孔67の左右にはストッパ部69、69が設けられている。又、テーパ部71が設けられている。そして、上記固定具63を設置して、ボルト65をナット73に螺合することにより、固定具63のテーパ部71と天井パネル支持用枠材53のテーパ部61との作用によって、天井パネル支持用枠材53が上方に押し上げられる。それによって、天井パネル51は天井パネル支持用枠材53と天井パネル上面支持部19、23とによって強固に挟持されることになる。
次に、図6に示す場合であるが、これは図4に示すように、天井枠構造部3の右側中央部の1個の格子部の状態を示す断面図である。天井枠材11の天井パネル支持用枠材係止部28、28には天井パネル支持用枠材53、53が係合・保持されている。上記天井パネル支持用枠材53の上には天井パネル51が設置されている。又、上記天井パネル支持用枠材53の下方位置には固定具63が設置されている。それによって、上記天井パネル支持用枠材53が上方に押し上げられ、天井パネル51は天井パネル支持用枠材53と天井パネル上面支持部27、27とによって強固に挟持されることになる。
以上の構成を基にその作用を説明する。
尚、作用の説明に際しては、図1において中央下端部の1個の格子部を例に挙げて説明する。
まず、図14に示すように、天井枠材5、9、11のナット挿入・配置用溝13、21、25内には必要なナット73が挿入・配置されている。又、図14では省略されているが、天井枠材9に対向・配置されている天井枠材7のナット挿入・配置用溝17内にも必要なナット73が挿入されている。
次に、図15に示すように、天井枠材11の天井パネル支持用枠材係止部28に天井パネル支持用枠材53を係合・保持させる。その際、天井パネル支持用枠材53の溝57内にはシール部材59が装着されている。次に、図16に示すように、天井パネル51の一端を上記係合・保持させた天井パネル支持用枠材53上に載せる。次に、図17に示すように、上記天井パネル51の他端を持ち上げると共にその下から別の天井パネル支持用枠材53を押し当てて、該天井パネル支持用枠材53を天井枠材5の天井パネル支持用枠材係止部16に係合・保持させる。その際、天井パネル支持用枠材53の溝57内にはシール部材59が装着されている。ここまでの作業によって、天井パネル51は左右両側に設置された一対の天井パネル支持用枠材53、53上に仮置きされたことになる。
次に、図18に示すように、天井パネル支持用枠材53、53の下に固定具63を設置・固定する。すなわち、そこには予めナット73が挿入・配置されているので、上記固定具63を設置して、ボルトを螺合させることにより固定具63を設置・固定するものである。 それによって、天井パネル支持用枠材53、53は上方に押し上げられる。すなわち、固定具63のテーパ部71と天井パネル支持用枠材53のテーパ部61との作用によって、天井パネル支持用枠材53が上方に押し上げられるものである。その結果、天井パネル51は天井枠材5の天井パネル上面支持部15と天井パネル支持用枠材53との間、天井枠材11の天井パネル上面支持部27と天井パネル支持用枠材53との間に強固に挟持されることになる。
既に説明した工程までの作業によって、天井パネル51の両端が固定されたことになり、次に、図19に示すように、直交する別の両端の固定作業を行なう。まず、図19に示すように、天井パネル支持用枠材53を天井枠材9の天井パネル支持用枠材係止部24に係合・保持させる。又、図19では省略されているが、対向する側の天井枠材7の天井パネル支持用枠材係止部20に天井パネル支持用枠材53を係合・保持させる。その際、天井パネル支持用枠材53の溝57内にはシール部材59が装着されている。
次に、図20に示すように、天井パネル支持用枠材53の下方に固定具63を設置・固定する。それによって、天井パネル支持用枠材53、53は上方に押し上げられる。その結果、天井パネル51は天井枠材9の天井パネル上面支持部23と天井パネル支持用枠材53との間、天井枠材7の天井パネル上面支持部19と天井パネル支持用枠材53との間に強固に保持されることになる。
以上の作業によって1個の格子部に一枚の天井パネル51を取り付けることができたものである。そして、残りの格子部についても同様の作業を行なうことにより全ての格子部に対して天井パネル51を取り付けるものである。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができるものである。
まず、天井構造の構成が簡略化されると共にその組立・分解作業が容易になったものである。
具体的に説明すると、天井構造は、天井枠構造部3と、天井パネル支持用枠材53と、天井パネル51と、固定具63のみから構成されており、部品点数も少なくその構成は極めて簡単なものである。
又、その組立作業も簡単であり、特に、一連の組立作業を全て下方から行うことができる。つまり、天井枠構造部3或いは天井パネル51の上に作業員が乗って作業を行なうようなことは一切なく、全ての作業を天井パネル51の下方から行なうことができるものである。
又、上記したように、天井枠構造部3或いは天井パネル51の上に作業員が乗って作業を行なうようなことは一切ないので、天井枠構造部3或いは天井パネル51に高い機械的強度が要求されるようなこともない。
又、固定具63を設置・固定することにより天井パネル支持用枠材53が上方に押し上げられるように構成されているので、天井パネル51の保持は強固なものとなる。
又、シール部材59が設置されているので、気密、液密も確実に確保されるものである。
又、各格子部毎に天井パネル51が設置されているので、例えば、部分的に天井パネル51を撤去したいような場合も好都合である。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
まず、固定具の個数、大きさについてはこれを特に限定するものではない。例えば、一辺に複数個の固定具を設置・固定するような構成も考えられる。
又、格子部の大きさや個数についても任意に設定すればよい。
又、前記一実施の形態の場合には、天井パネルの一対の端を固定し、次いで、残りの一対の端を固定するようにしたが、それに限定されるものではない。例えば、天井パネルの一対の端を仮置きし、次いで、残りの一対の端を仮置きし、その後四辺を固定するようにしてもよい。その他、様々な手順が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
又、前記一実施の形態の場合には、全ての材料をアルミニウム製とした場合を例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、様々な材質の使用が考えられる。
本発明は、例えば、アルミニウム製の枠部材やパネル材を使用して構築される天井構造と該天井構造を構築するための天井構築方法に係り、特に、全ての作業を建屋の内側であって天井の下側から行なうことができるように工夫したものに関し、例えば、工場内においてクリーンルーム等の任意の室を構築するような場合に好適である。
本発明の一実施の形態を示す図で、アルミニウム製の室構造物の天井部分を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のII−II断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のIII−III断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アルミニウム製の室構造物の天井部分を示す平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図4のV−V断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図4のVI−VI断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アルミニウム製枠材の断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アルミニウム製枠材の断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アルミニウム製枠材の断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アルミニウム製枠材の断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アルミニウム製枠材の断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図12(a)は枠材同士を連結するための金具の構成を示す正面図、図12(b)は図12(a)のb−b矢視図、図12(c)は枠材同士を連結するための金具の構成を示す背面図、図12(d)は図12(a)のd−d矢視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図13(a)は天井パネルを固定するための固定具の構成を示す正面図、図13(b)は図13(a)のb−b矢視図、図13(c)は天井パネルを固定するための固定具の構成を示す背面図、図13(d)は図13(a)のd−d矢視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、天井パネルの取付を工程順に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、天井パネルの取付を工程順に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、天井パネルの取付を工程順に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、天井パネルの取付を工程順に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、天井パネルの取付を工程順に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、天井パネルの取付を工程順に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、天井パネルの取付を工程順に示す斜視図である。
符号の説明
1 脚柱
3 天井枠構造部
5 天井枠材
7 天井枠材
9 天井枠材
11 天井枠材
51 天井パネル
53 天井パネル支持用枠材
59 シール部材
63 固定具

Claims (8)

  1. 天井枠構造部を構成する天井枠材と、
    上記天井枠材に着脱可能に係合・保持され天井パネルを下方から支持して上記天井枠材の一部との間に天井パネルを挟持する天井パネル支持用枠材と、
    上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に着脱可能に取り付けられ上記天井パネル支持用枠材を押し上げることにより上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に挟持させる固定具と、
    を具備したことを特徴とする天井構造。
  2. 請求項1記載の天井構造において、
    上記天井パネル支持用枠材の上記天井パネル側には溝が設けられていて、該溝にはシール部材が装着されることを特徴とする天井構造。
  3. 請求項1記載の天井構造において、
    上記固定具は、上記天井枠材の溝内に挿入・配置されたナットと、上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に設置される天井パネル支持用枠材押上部材と、上記天井パネル支持用枠材押上部材を通して上記ナットに螺合されるネジ部材と、から構成されていることを特徴とする天井構造。
  4. 請求項3記載の天井構造において、
    上記天井パネル支持用枠材には下側にテーパ部が設けられていて、上記天井パネル支持用枠材押上部材には上側にテーパ部が設けられていて、上記ネジ部材を上記ナットに螺合させることにより上記両テーパ部を介して上記天井パネル支持用枠材を上方に押し上げるように構成されていることを特徴とする天井構造。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の天井構造において、
    上記天井枠構造部は複数の天井枠材によって格子状に構成されていて、各格子部毎に天井パネルが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする天井構造。
  6. まず、複数の天井枠材によって天井枠構造部を構築し、
    次に、上記天井枠材に天井パネル支持用枠材を係合・保持させ、
    次に、上記天井パネル支持用枠材の上側に天井パネルの一端側を載せ、
    次に、上記天井パネルの他端側を押し上げながら別の天井パネル支持用枠材を上記天井枠材に係合・保持させて上記天井パネルの仮置状態とし、
    次に、上記天井パネル支持用枠材の下方位置において固定具を上記天井枠材に取り付けることにより天井パネル支持用枠材を押し上げて上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に挟持させるようにしたことを特徴とする天井構築方法。
  7. 請求項6記載の天井構築方法において、
    まず、天井パネルの相対する一対の端を固定し、
    次に、上記天井パネルの上記一対の端に対して直交する別の一対の端を固定するようにしたことを特徴とする天井構築方法。
  8. 請求項6記載の天井構築方法において、
    まず、天井パネルの相対する一対の端を仮置きし、
    次に、上記天井パネルの上記一対の端に対して直交する別の一対の端を仮置きし、
    次に、天井パネルの四辺を固定するようにしたことを特徴とする天井構築方法。
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