JP2007040040A - 天井構造と天井構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 天井枠構造部を構成する天井枠材と、上記天井枠材に着脱可能に係合・保持され天井パネルを下方から支持して上記天井枠材の一部との間に天井パネルを挟持する天井パネル支持用枠材と、上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に着脱可能に取り付けられ上記天井パネル支持用枠材を押し上げることにより上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に保持させる固定具と、を具備したもの。
【選択図】 図1
Description
まず、何れの場合もその構造が複雑であって多くの部品を必要としてしまい、その結果、コストの上昇を来たしてしまうという問題があった。
又、そのような天井構造の構築作業も煩雑であり、作業に多くの労力と長い作業時間を要してしまうという問題があった。これは一旦構築した天井構造を分解する場合も同様であり、煩雑な作業を余儀なくされてしまうという問題があった。
又、従来の天井構造の場合には、構築時或いは分解時に作業員が天井構造の上に乗る必要があり、その為、天井構造を構成している天井枠材や天井パネルに高い機械的強度が要求されるという問題があった。
を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による天井構造は、請求項1記載の天井構造において、上記天井パネル支持用枠材の上記天井パネル側には溝が設けられていて、該溝にはシール部材が装着されることを特徴とするものである。
又、請求項3による天井構造は、請求項1記載の天井構造において、上記固定具は、上記天井枠材の溝内に挿入・配置されたナットと、上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に設置される天井パネル支持用枠材押上部材と、上記天井パネル支持用枠材押上部材を通して上記ナットに螺合されるネジ部材と、から構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による天井構造は、請求項3記載の天井構造において、上記天井パネル支持用枠材には下側にテーパ部が設けられていて、上記天井パネル支持用枠材押上部材には上側にテーパ部が設けられていて、上記ネジ部材を上記ナットに螺合させることにより上記両テーパ部を介して上記天井パネル支持用枠材を上方に押し上げるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項5による天井構造は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の天井構造において、上記天井枠構造部は複数の天井枠材によって格子状に構成されていて、各格子部毎に天井パネルが着脱可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6による天井構築方法は、まず、複数の天井枠材によって天井枠構造部を構築し、次に、上記天井枠材に天井パネル支持用枠材を係合・保持させ、 次に、上記天井パネル支持用枠材の上側に天井パネルの一端側を載せ、次に、上記天井パネルの他端側を押し上げながら別の天井パネル支持用枠材を上記天井枠材に係合・保持させて上記天井パネルの仮置状態とし、次に、上記天井パネル支持用枠材の下方位置において固定具を上記天井枠材に取り付けることにより天井パネル支持用枠材を押し上げて上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に挟持させるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項7による天井構築方法は、請求項6記載の天井構築方法において、 まず、天井パネルの相対する一対の端を固定し、次に、上記天井パネルの上記一対の端に対して直交する別の一対の端を固定するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項8による天井構築方法は、請求項6記載の天井構築方法において、 まず、天井パネルの相対する一対の端を仮置きし、次に、上記天井パネルの上記一対の端に対して直交する別の一対の端を仮置きし、次に、天井パネルの四辺を固定するようにしたことを特徴とするものである。
又、その組立作業も簡単であり、特に、一連の組立作業を全て下方から行うことができる。つまり、天井枠構造部或いは天井パネルの上に作業員が乗って作業を行なうようなことは一切なく、全ての作業を天井パネルの下方から行なうことができるものである。
又、上記したように、天井枠構造部或いは天井パネルの上に作業員が乗って作業を行なうようなことは一切ないので、天井枠構造部或いは天井パネルに高い機械的強度が要求されるようなこともない。
又、固定具を設置・固定することにより天井パネル支持用枠材が上方に押し上げられるように構成されているので、天井パネルの保持は強固なものとなる。
又、上記天井パネル支持用枠材の上記天井パネル側には溝を設けて、該溝にシール部材を装着した場合には、気密、液密も確実に確保されるものである。
又、上記天井枠構造部は複数の天井枠材によって格子状に構成して、各格子部毎に天井パネルを着脱可能に取り付けるように構成した場合には、例えば、部分的に天井パネルを撤去したいような場合も好都合である。
又、請求項6、請求項7、請求項8による天井構築方法によると、上記構成をなす天井構造を容易に且つ迅速に構築することができる。
尚、図1では天井パネルの図示を省略してその内側の構造を示している。
まず、複数本の脚柱1があり、これら複数本の脚柱1の上端には天井枠構造部3が設置されている。又、上記複数本の脚柱1の間には壁パネル2が取り付けられている。上記脚柱1及び壁パネル2は共にアルミニウム製である。
尚、アルミニウム製としたのは一例でありそれに限定されるものではない。
尚、作用の説明に際しては、図1において中央下端部の1個の格子部を例に挙げて説明する。
まず、図14に示すように、天井枠材5、9、11のナット挿入・配置用溝13、21、25内には必要なナット73が挿入・配置されている。又、図14では省略されているが、天井枠材9に対向・配置されている天井枠材7のナット挿入・配置用溝17内にも必要なナット73が挿入されている。
まず、天井構造の構成が簡略化されると共にその組立・分解作業が容易になったものである。
具体的に説明すると、天井構造は、天井枠構造部3と、天井パネル支持用枠材53と、天井パネル51と、固定具63のみから構成されており、部品点数も少なくその構成は極めて簡単なものである。
又、その組立作業も簡単であり、特に、一連の組立作業を全て下方から行うことができる。つまり、天井枠構造部3或いは天井パネル51の上に作業員が乗って作業を行なうようなことは一切なく、全ての作業を天井パネル51の下方から行なうことができるものである。
又、上記したように、天井枠構造部3或いは天井パネル51の上に作業員が乗って作業を行なうようなことは一切ないので、天井枠構造部3或いは天井パネル51に高い機械的強度が要求されるようなこともない。
又、固定具63を設置・固定することにより天井パネル支持用枠材53が上方に押し上げられるように構成されているので、天井パネル51の保持は強固なものとなる。
又、シール部材59が設置されているので、気密、液密も確実に確保されるものである。
又、各格子部毎に天井パネル51が設置されているので、例えば、部分的に天井パネル51を撤去したいような場合も好都合である。
まず、固定具の個数、大きさについてはこれを特に限定するものではない。例えば、一辺に複数個の固定具を設置・固定するような構成も考えられる。
又、格子部の大きさや個数についても任意に設定すればよい。
又、前記一実施の形態の場合には、天井パネルの一対の端を固定し、次いで、残りの一対の端を固定するようにしたが、それに限定されるものではない。例えば、天井パネルの一対の端を仮置きし、次いで、残りの一対の端を仮置きし、その後四辺を固定するようにしてもよい。その他、様々な手順が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
又、前記一実施の形態の場合には、全ての材料をアルミニウム製とした場合を例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、様々な材質の使用が考えられる。
3 天井枠構造部
5 天井枠材
7 天井枠材
9 天井枠材
11 天井枠材
51 天井パネル
53 天井パネル支持用枠材
59 シール部材
63 固定具
Claims (8)
- 天井枠構造部を構成する天井枠材と、
上記天井枠材に着脱可能に係合・保持され天井パネルを下方から支持して上記天井枠材の一部との間に天井パネルを挟持する天井パネル支持用枠材と、
上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に着脱可能に取り付けられ上記天井パネル支持用枠材を押し上げることにより上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に挟持させる固定具と、
を具備したことを特徴とする天井構造。 - 請求項1記載の天井構造において、
上記天井パネル支持用枠材の上記天井パネル側には溝が設けられていて、該溝にはシール部材が装着されることを特徴とする天井構造。 - 請求項1記載の天井構造において、
上記固定具は、上記天井枠材の溝内に挿入・配置されたナットと、上記天井パネル支持用枠材の下方位置の上記天井枠材に設置される天井パネル支持用枠材押上部材と、上記天井パネル支持用枠材押上部材を通して上記ナットに螺合されるネジ部材と、から構成されていることを特徴とする天井構造。 - 請求項3記載の天井構造において、
上記天井パネル支持用枠材には下側にテーパ部が設けられていて、上記天井パネル支持用枠材押上部材には上側にテーパ部が設けられていて、上記ネジ部材を上記ナットに螺合させることにより上記両テーパ部を介して上記天井パネル支持用枠材を上方に押し上げるように構成されていることを特徴とする天井構造。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載の天井構造において、
上記天井枠構造部は複数の天井枠材によって格子状に構成されていて、各格子部毎に天井パネルが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする天井構造。 - まず、複数の天井枠材によって天井枠構造部を構築し、
次に、上記天井枠材に天井パネル支持用枠材を係合・保持させ、
次に、上記天井パネル支持用枠材の上側に天井パネルの一端側を載せ、
次に、上記天井パネルの他端側を押し上げながら別の天井パネル支持用枠材を上記天井枠材に係合・保持させて上記天井パネルの仮置状態とし、
次に、上記天井パネル支持用枠材の下方位置において固定具を上記天井枠材に取り付けることにより天井パネル支持用枠材を押し上げて上記天井枠材の一部と天井パネル支持用枠材との間に天井パネルを強固に挟持させるようにしたことを特徴とする天井構築方法。 - 請求項6記載の天井構築方法において、
まず、天井パネルの相対する一対の端を固定し、
次に、上記天井パネルの上記一対の端に対して直交する別の一対の端を固定するようにしたことを特徴とする天井構築方法。 - 請求項6記載の天井構築方法において、
まず、天井パネルの相対する一対の端を仮置きし、
次に、上記天井パネルの上記一対の端に対して直交する別の一対の端を仮置きし、
次に、天井パネルの四辺を固定するようにしたことを特徴とする天井構築方法。
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